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JP3415614B1 - チェーン張力付与装置 - Google Patents

チェーン張力付与装置

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JP3415614B1
JP3415614B1 JP2002234829A JP2002234829A JP3415614B1 JP 3415614 B1 JP3415614 B1 JP 3415614B1 JP 2002234829 A JP2002234829 A JP 2002234829A JP 2002234829 A JP2002234829 A JP 2002234829A JP 3415614 B1 JP3415614 B1 JP 3415614B1
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cam
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wedge
tip
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修 吉田
裕至 橋本
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Tsubakimoto Chain Co
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Publication date
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Priority to DE10337343A priority patent/DE10337343B4/de
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H2007/0859Check valves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 エンジン始動時におけるチェーンのバタツキ
異音とチェーンの張り過ぎ時に発生するヒュー音を防止
して適正なチェーン張力を維持する。 【解決手段】 走行するチェーンに向けて進退するプラ
ンジャ120と、該プランジャ摺動孔111が形成され
たハウジング本体110と、前記プランジャ120を付
勢する突出付勢用バネ130と、前記プランジャ摺動孔
111の先端開口側拡径凹部111a内で変移するカム
受けリング140と、該カム受けリング140をプラン
ジャの突出方向に付勢するカム受けリング付勢用バネ1
50と、前記カム受けリング140のスロープ状カムガ
イド溝141内を滑動するとともに前記プランジャ12
0外周のラック121に噛合する一対の楔状カムチップ
160と、この楔状カムチップ160をプランジャ12
0の突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネ170
とを備えたチェーン張力付与装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンの
内部で掛け回される伝動チェーンに適正な張力を付与す
るために用いられるチェーン張力付与装置に関し、特
に、クランクシャフト側スプロケットとカムシャフト側
スプロケットとの間で回転を伝達するタイミングチェー
ンに用いられるチェーンテンショナと称するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図10に示すような本出願人が開発した
従来のチェーン張力付与装置500は、走行するチェー
ンに向けて進退自在に突出するプランジャ520と、プ
ランジャ520を進退自在に嵌挿するプランジャ摺動孔
511が形成されたハウジング本体510と、ハウジン
グ本体510に対してプランジャ520を突出方向に付
勢する突出付勢用バネ530と、プランジャ摺動孔51
1の開口先端側に形成したカムガイド溝512内に遊挿
されて前記プランジャ520の外周を二分割する対向位
置にそれぞれ刻設したラック521に噛合する楔状カム
チップ540と、プランジャ520に遊嵌して楔状カム
チップ540をプランジャ摺動孔511に押し込むよう
に付勢するカム付勢用バネ550と、プランジャ摺動孔
511の先端開口側に当接配置してカム付勢用バネ55
0を支持する封止キャップ560とを備えている。
【0003】そこで、このチェーン張力付与装置500
は、エンジン運転時にチェーンが伸びてくると、プラン
ジャ520が一歯分ずつ順次前進することによって、適
切なバックストップ量(バックラッシュ量)を規制し、
チェーンに発生しがちな騒音を抑制するとともに適正な
チェーン張力を維持しようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チェーン張力付与装置500は、前述したようなバック
ストップ機能を確実かつ適切に発揮するためのバックラ
ッシュ量を、楔状カムチップ540の移動方向を規制す
るカムガイド溝512の傾斜角度を設計変更することに
よって調整するようになっていたが、以下のような問題
があった。
【0005】すなわち、カムガイド溝512の傾斜角度
を極力小さくして大きなバックラッシュ量を確保しよう
とすると、楔状カムチップ540のクサビ作用が過大と
なって、楔状カムチップ540とプランジャ520との
間でロック現象が発生し易く、一旦、ロック現象が発生
すると、その後のチェーン張力変動に対応する楔状カム
チップ540とプランジャ520との噛み外れが不可能
になってしまうばかりでなく、楔状カムチップ540や
ラック521の磨耗、歯の強度不足による歯欠けなどを
生じてしまうという問題があった。他方、カムガイド溝
512の傾斜角度を極力大きくして小さなバックラッシ
ュ量を確保しようとすると、楔状カムチップ540のク
サビ作用が過小となって、プランジャ摺動孔511のカ
ムガイド溝512内における楔状カムチップ540の動
きが鈍くなり、また、楔状カムチップ540が鈍くなっ
たことによって噛み外れも発生し易くなってしまうとい
う問題があった。したがって、バックストップ機能を確
実かつ適切に発揮するためのバックラッシュ量をカムガ
イド溝512の傾斜角度で調整する場合、プランジャ5
20のラックや楔状カムチップ540を設計する際の歯
強度などの著しい制約によって、調整可能なバックラッ
シュ量は極めて狭い範囲のものとなり様々なエンジンに
対応することができないという問題があった。また、こ
れらのバックラッシュ量に対応する傾斜角度のカムガイ
ド溝512を備えたハウジング本体510とこれらのハ
ウジング本体510に対応する多種類の楔状カムチップ
540が必要となるが、これらの部品管理が非常に困難
であり、しかも、楔状カムチップ540のサイズが極め
て小さいため、傾斜角度の異なる楔状カムチップ540
同士の識別が難しく、チェーン張力付与装置の組み立て
時において時折異なる楔状カムチップ540が混入する
という問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、前述したような
従来技術の問題点を解消するものであって、エンジン始
動時におけるチェーンのバタツキ異音とチェーンの張り
過ぎ時に発生するヒュー音を防止して適正なチェーン張
力を維持するための様々なエンジンから要求されるバッ
クラッシュ量を制限されることなく広範囲で簡便に設定
できるとともに、バックラッシュ機構の耐久性を著しく
向上させたチェーン張力付与装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本請求項1に係るチェー
ン張力付与装置は、走行するチェーンに向けて進退自在
に突出するプランジャと、該プランジャを進退自在に嵌
挿するプランジャ摺動孔が形成されたハウジング本体
と、該ハウジング本体に対してプランジャを突出方向に
付勢する突出付勢用バネと、前記プランジャ摺動孔の先
端開口側拡径凹部内でプランジャに外嵌してプランジャ
の軸方向に変位するカム受けリングと、該カム受けリン
グをプランジャの突出方向に付勢するカム受けリング付
勢用バネと、前記カム受けリングに形成されたスロープ
状カムガイド溝内を滑動するとともに前記プランジャの
外周に刻設された複数のラックにそれぞれ噛合する複数
の楔状カムチップと、該複数の楔状カムチップをプラン
ジャの突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネと、
前記プランジャを進退自在に嵌挿するとともに前記プラ
ンジャ摺動孔の先端開口側拡径凹部との間でカム受けリ
ング付勢用バネとカム受けリングと楔状カムチップとカ
ム付勢用バネを封入する封止キャップとを備え、前記カ
ム受けリングが封止キャップの裏側端面と先端開口側拡
径凹部の底面との間で変位して行き止まるようにしたこ
とによって、前述したような課題を解決するものであ
る。
【0008】また、本請求項2に係るチェーン張力付与
装置は、請求項1に記載された構成に加えて、前記プラ
ンジャの最小バックラッシュ量をMとし、最大バックラ
ッシュ量をNとし、前記カム受けリングが封止キャップ
の裏側端面と先端開口側拡径凹部の底面との間で行き止
まるまで変位する最大変位幅をSとし、前記楔状カムチ
ップが一歯乗り越える直前位置から楔状カムチップの変
位分に起因するプランジャの戻り量をn、前記楔状カム
チップが一歯乗り越えた瞬間から楔状カムチップの変位
分に起因するプランジャの戻り量をmとしたとき、前記
プランジャとハウジング本体とカム受けリング付勢用バ
ネとカム受けリングと楔状カムチップとカム付勢用バネ
との配置形態が M=m+S N=n+S を満足するように構成されていることにより、前述した
課題をさらに解決するものである。
【0009】ここで、本発明で云うところの「最大バッ
クラッシュ量N」とは、楔状カムチップが一歯乗り越え
る直前位置からバックストップ状態までのプランジャの
戻り量を意味しており、「最小バックラッシュ量M」と
は、楔状カムチップが一歯乗り越えた瞬間からバックス
トップ状態までのプランジャの戻り量を意味する。
【0010】また、本発明のチェーン張力付与装置にお
けるスロープ状カムガイド溝の形状については、プラン
ジャの進退動作に応じてスロープ状カムガイド溝内を迫
り上がったり潜り込んだりして円滑に滑動することがで
きる形状であれば、如何なる形状であっても差し支えな
いが、プランジャの突出方向に対するスロープ状カムガ
イド溝の傾斜角度をθとしたとき、スロープ状カムガイ
ド溝の形状を 15゜<θ<70゜ となるように設定するとより好ましい。すなわち、スロ
ープ状カムガイド溝の傾斜角度θが15゜より小さいと
カムチップの歯先とラックの歯先とが当接し易くなり、
歯欠けや過剰なロックが発生し易くなり、スロープ状カ
ムガイド溝の傾斜角度θが70゜より大きいと、カムチ
ップの動きが鈍くなり、プランジャに対するクサビ作用
を充分に発揮できなくなる。
【0011】なお、本発明のチェーン張力付与装置は、
内装式と称するエンジン内部に密閉装着されるチェーン
張力付与装置、外装式と称するエンジン外部から挿入装
着されるチェーン張力付与装置の何れであっても良い。
【0012】そして、本発明のチェーン張力付与装置に
おける突出付勢用バネについては、ハウジング本体に対
してプランジャを突出方向に付勢することが可能であれ
ば、プランジャの先端部と封止キャップとの間、若しく
は、プランジャの後端部とプランジャ摺動孔の底部との
間のいずれに介在させても良い。
【0013】また、前記突出付勢用バネは、走行するチ
ェーン張力に応じてハウジング本体に対してプランジャ
を突出方向に付勢するためのバネであるから、単に、カ
ム受けリングの最大変位幅Sの範囲内で付勢して変位さ
せるカム受けリング付勢用バネやカム付勢用バネよりも
大きな付勢力を充分に発揮することができ、さらに、前
記カム受けリング付勢用バネは、楔状カムチップをプラ
ンジャの突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネよ
りも大きな付勢力を充分に発揮することができることは
言うまでもない。
【0014】また、本発明のチェーン張力付与装置は、
エンジンのクランクシャフト側スプロケットとカムシャ
フト側スプロケットとの間に掛け回されるタイミングチ
ェーンを対象にして説明しているが、このようなタイミ
ングシステムに限らずバランサーシステムやオイルポン
プシステムなどに掛け回されるチェーンにも適用可能で
あり、ベルトに対しても同様に適用可能であることは言
うまでもない。
【0015】
【作用】本発明のチェーン張力付与装置によれば、エン
ジン運転時にチェーンが伸びてくると、プランジャが一
歯分ずつ順次前進することによって、適切なバックスト
ップ量(バックラッシュ量)を規制して、始動時の異音
を防止し、また、チェーンの張り過ぎ時に発生するヒュ
ー音を防止して、適正なチェーン張力を維持する。
【0016】さらに、詳しく説明すると、走行するチェ
ーンに向けて突出するプランジャと、このプランジャを
進退自在に嵌挿するプランジャ摺動孔が形成されたハウ
ジング本体と、このハウジング本体に対してプランジャ
を突出方向に付勢する突出付勢用バネとを備えているこ
とによって、走行するチェーンが弛緩してくると、突出
付勢用バネによって突出方向に付勢されているプランジ
ャが直ちに突進する。
【0017】バックストップ状態から、プランジャが突
進していくと、先端開口側拡径凹部内の底面に当接して
いたカム受けリングも、カム受けリング付勢用バネの付
勢力によってプランジャの突出方向に変位し、このカム
受けリングの変位に伴ってカム付勢用バネで押圧されて
いる楔状カムチップも先端開口側拡径凹部内をプランジ
ャの突出方向に変動する。
【0018】つぎに、カム受けリングが先端開口側拡径
凹部内で封止キャップの裏側端面に当接して行き止まる
と、楔状カムチップはカム受けリングのスロープ状カム
ガイド溝内を滑動してプランジャのラックとの噛合が外
れるまで迫り上がる。
【0019】そして、楔状カムチップとプランジャのラ
ックとの噛合が外れた瞬間、カム受けリングが先端開口
側拡径凹部内で封止キャップの裏側端面に当接して行き
止まっているため、楔状カムチップは、一変してカム受
けリングのスロープ状カムガイド溝内を滑動してプラン
ジャのラックと一歯分だけズレた位置で噛合するまでプ
ランジャの突出方向と逆方向へ潜り込む。
【0020】このような状態において、本発明のチェー
ン張力付与装置にチェーン側からプランジャを押し戻す
ような外力が加わると、カム受けリングは、プランジャ
のラックを一歯分だけ乗り越えてクサビ作用を発揮して
いる楔状カムチップと共に、プランジャの突出方向と逆
方向に変位し、先端開口側拡径凹部内の底面に当接して
行き止まるまで押し戻される。
【0021】そして、カム受けリングが先端開口側拡径
凹部の底面まで押し戻されると、プランジャの後退変位
を阻止するバックストップ機能が作動し、このようなバ
ックストップ機能が作動するとき、プランジャの外周を
少なくとも二分割する対向位置にそれぞれ刻設した複数
のラックに噛合する楔状カムチップを備えていることに
よって、前述したプランジャを介して押し戻される力が
プランジャの外周を少なくとも二分割する対向位置にそ
れぞれ配置された楔状カムチップに均等に負荷されて分
散される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のチェーン張力付与
装置の好ましい実施の形態にある実施例を図面に基づい
て説明する。ここで、図1は、本発明の一実施例である
チェーン張力付与装置の設置図であり、図2は、図1に
示すチェーン張力付与装置を一部破断した概要図であ
り、図3は、図1に示すチェーン張力付与装置の分解組
み立て図であり、図4は、図2に示すチェーン張力付与
装置の要部を拡大した断面図であり、図5乃至図10
は、図1に示すチェーン張力付与装置の作動状態を示す
図であって、図5は、プランジャのバックストップ機能
が作動した状態を示す図であり、図6は、楔状カムチッ
プがプランジャのラックから噛み外れを開始するまでの
プランジャによる張力付加機能の作動状態を示す図であ
り、図7は、楔状カムチップがプランジャのラックを一
歯乗り越える直前のプランジャによる張力付加機能の作
動状態を示す図であり、図8は、プランジャがラックの
一歯分だけ前進した後のクサビ状態を示す図であり、図
9は、プランジャがラックの一歯分だけ前進してクサビ
状態のまま隙間S分押し込まれバックストップ状態とな
った図である。
【0023】本実施例のチェーン張力付与装置100
は、図1に示すような自動車用エンジンのクランクシャ
フト側スプロケットS1とカムシャフト側スプロケット
S2との間に掛け回されたタイミングチェーンTCの走
行時に生じる振動を抑止し、かつ、適正な張力を維持す
るために、エンジン外部から挿入装着する外装式チェー
ン張力付与装置として用いたものであって、エンジンブ
ロック壁Eに装着されるハウジング本体110の前方を
走行するタイミングチェーンTCに向けて突出してバネ
付勢される円柱状のプランジャ120がエンジンブロッ
ク壁Eに揺動自在に軸支されているテンショナレバーT
Lの揺動端近傍の背面を押圧することにより、テンショ
ナレバーTLのシュー面がタイミングチェーンTCの弛
み側に摺動接触して張力を付加するようになっている。
なお、図1における符号TGは、エンジンブロック壁E
に固定されてタイミングチェーンTCをバタツカないよ
うに走行案内するテンショナガイドである。
【0024】そこで、本実施例のチェーン張力付与装置
100は、図2乃至図4に示すように、プランジャ12
0を進退自在に嵌挿するプランジャ摺動孔111が形成
されたハウジング本体110と、このハウジング本体1
10に対してプランジャ120を突出方向に付勢する突
出付勢用バネ130と、前記プランジャ摺動孔111の
先端開口側拡径凹部111a内でプランジャ120に外
嵌してプランジャ120の軸方向に変位するカム受けリ
ング140と、該カム受けリング140をプランジャ1
20の突出方向に付勢するカム受けリング付勢用バネ1
50と、前記カム受けリング140に形成されたスロー
プ状カムガイド溝141内を滑動するとともに前記プラ
ンジャ120の外周を二分割する対向位置にそれぞれ刻
設された二筋のラック121、121にそれぞれ噛合す
る一対の楔状カムチップ160、160と、これら一対
の楔状カムチップ160、160をプランジャ120の
突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネ170と、
前記プランジャ120を進退自在に嵌挿するとともに前
記プランジャ摺動孔111の先端開口側拡径凹部111
aとの間でカム受けリング付勢用バネ150とカム受け
リング140と楔状カムチップ160、160とカム付
勢用バネ170を封入する封止キャップ180とを備
え、前記カム受けリング140が封止キャップ180の
裏側端面と先端開口側拡径凹部111aの底面との間で
変位して行き止まるようになっている。
【0025】前記突出付勢用バネ130の設置形態につ
いては、プランジャ120の後端部とプランジャ摺動孔
111の底部との間に介在させた設置形態を採用してい
るが、ハウジング本体110に対してプランジャ120
を突出方向に付勢することが可能であれば、プランジャ
120の先端部と封止キャップ180との間に介在させ
ても良い。また、前記突出付勢用バネ130は、走行す
るチェーン張力に応じてハウジング本体110に対して
プランジャ120を突出方向に付勢するためのバネであ
るから、単に、カム受けリング140の最大変位幅Sの
範囲内で付勢して変位させるカム受けリング付勢用バネ
150やカム付勢用バネ170よりも大きな付勢力を充
分に発揮することができ、さらに、前記カム受けリング
付勢用バネ150は、楔状カムチップ160をプランジ
ャ120の突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネ
170よりも大きな付勢力を充分に発揮することができ
ることは言うまでもない。
【0026】なお、本実施例のチェーン張力付与装置1
00では、図4に示すように、カム受けリング140に
形成されたスロープ状カムガイド溝141の傾斜角度θ
を、楔状カムチップ160がプランジャ120の進退動
作に応じてスロープ状カムガイド溝141内を迫り上が
ったり潜り込んだりして円滑に滑動することができるよ
うにするため45゜に設定しているが、個々のエンジン
に要求されるバックラッシュ量に応じる場合には15゜
<θ<70゜の範囲内で自由に設定することによって、
楔状カムチップ160が一歯乗り越える直前位置から楔
状カムチップ160の変位分に起因するプランジャ12
0の戻り量nと前記楔状カムチップ160が一歯乗り越
えた瞬間から楔状カムチップ160の変位分に起因する
プランジャ120の戻り量mを決定することができる。
【0027】前記ハウジング本体110の後端部には、
図示しない外部油供給源から油圧をプランジャ120の
後端部に作用させてプランジャ120の突出付勢力をき
め細かに調整するための油圧バルブ機構190が設けら
れ、この油圧バルブ機構190は、後述するリテーナ1
93に圧入されたボールシート191と、このボールシ
ート191に対して当接自在となるチェックボール19
2と、このチェックボール192を保持するリテーナ1
93などから構成されており、プランジャ摺動孔111
とプランジャ120の後端部との間に形成される高圧油
室195への油の流入を許容し逆に高圧油室195から
の油の逆流を阻止して、プランジャ120を介したチェ
ーン張力の付与と維持をよりきめ細かに達成することが
できるようになっている。
【0028】そして、本実施例のチェーン張力付与装置
100におけるハウジング本体110、プランジャ12
0、カム受けリング140、カム受けリング付勢用バネ
150、楔状カムチップ160、カム付勢用バネ170
の配置については、プランジャ120の最小バックラッ
シュ量をMとし、最大バックラッシュ量をNとし、前記
カム受けリング140が封止キャップの裏側端面と先端
開口側拡径凹部の底面との間で行き止まるまで変位する
最大変位幅をSとし、前記楔状カムチップ160が一歯
乗り越える直前位置から楔状カムチップ160の変位分
に起因するプランジャの戻り量をn、前記楔状カムチッ
プ160が一歯乗り越えた瞬間から楔状カムチップ16
0の変位分に起因するプランジャ120の戻り量をmと
したとき、前記プランジャ120とハウジング本体11
0とカム受けリング付勢用バネ150とカム受けリング
140と楔状カムチップ160とカム付勢用バネ170
との配置形態が M=m+S N=n+S を満足するように構成することによって、前述した始動
時の異音に影響を与える最大バックラッシュ量Nと最小
バックラッシュ量Mを、カム受けリング140の最大変
位幅Sに関係する先端開口側拡径凹部111aの奥行寸
法Wとカム受けリング下部寸法Vのどちらか一方を変更
することで調整できるようになり、従来のようなスロー
プ状カムガイド溝の傾斜角度のみに依存することなく、
カム受けリング140の最大変位幅Sによっても簡単に
調整することができ、様々な特性を備えたエンジンへの
適応範囲が拡大するようになっている。
【0029】以上のようにして得られた本実施例のチェ
ーン張力付与装置100は、図5に示すようなプランジ
ャ120のバックストップ機能が作動したタイミングチ
ェーンTCの走行状態から、タイミングチェーンTCが
弛緩してくると、図6に示すように、突出付勢用バネ1
30によって突出方向に付勢されているプランジャ12
0が直ちに前進する。なお、図5における引き出し線L
bは、バックストップ状態におけるプランジャ120の
先端位置を示している。
【0030】すなわち、バックストップ状態から、プラ
ンジャ120が走行するタイミングチェーンTCに向け
て前進していくと、図6に示すように、先端開口側拡径
凹部111a内のカム受けリング140も、カム受けリ
ング付勢用バネ150の付勢力によってプランジャ12
0の突出方向に変位し、このようなカム受けリング14
0の変位に伴ってカム付勢用バネ170で押圧されてい
る楔状カムチップ160も先端開口側拡径凹部111a
内をプランジャ120の突出方向に変動する。なお、図
6における引き出し線Lbは、バックストップ状態にお
けるプランジャ120の先端位置を示し、引き出し線L
sは、カム受けリング140が最大変位幅Sだけ突出方
向に変位した状態におけるプランジャ120の先端位置
を示し、引き出し線LNは、一対の楔状カムチップ16
0、160がプランジャ120のラック121、121
を一歯乗り越える直前のプランジャ120の先端位置を
それぞれ示している。
【0031】つぎに、カム受けリング140が先端開口
側拡径凹部111a内で封止キャップ180の裏側端面
に当接して行き止まると、図7に示すように、一対の楔
状カムチップ160、160は、カム受けリング140
に形成された二筋のスロープ状カムガイド溝141、1
41内をそれぞれ滑動してプランジャ120のラック1
21、121との噛合が外れるまで迫り上がる。なお、
図7における引き出し線LNは、一対の楔状カムチップ
160、160がプランジャ120のラック121、1
21を一歯乗り越える直前のプランジャ120の先端位
置を示し、引き出し線LMは、プランジャ120がラッ
ク121、121の一歯分だけ前進してバックストップ
機能が作動した状態におけるプランジャ120の先端位
置をそれぞれ示している。
【0032】そして、一対の楔状カムチップ160、1
60とプランジャ120のラック121、121との噛
合が外れた瞬間、カム受け用リング140が先端開口側
拡径凹部111a内で封止キャップ180の裏側端面に
当接して行き止まった状態となっているため、図8に示
すように、一対の楔状カムチップ160、160は、一
変してカム受けリング140のスロープ状カムガイド溝
141、141内をそれぞれ滑動してプランジャ120
のラック121、121と一歯分だけズレた位置で噛合
するまでプランジャ120の突出方向と逆方向へ潜り込
む。
【0033】このような状態において、本実施例のチェ
ーン張力付与装置100にチェーン側からプランジャ1
20を押し戻すような外力が加わると、図8に示すよう
に、カム受けリング140は、プランジャ120のラッ
ク121を一歯分だけ乗り越えてクサビ作用を発揮して
いる楔状カムチップ160と共に、プランジャ120の
突出方向と逆方向に変位し、先端開口側拡径凹部111
a内の底面に当接して行き止まるまで押し戻される。な
お、図8における引き出し線LNは、楔状カムチップ1
60が一歯乗り越えた瞬間のプランジャ120の先端位
置を示し、引き出し線LMは、ラック121の一歯分だ
け前進してバックストップ機能が作動した状態における
プランジャ120の先端位置をそれぞれ示している。
【0034】そして、図9に示すように、カム受けリン
グ140が先端開口側拡径凹部111aの底面まで押し
戻されると、プランジャ120の後退変位を阻止するバ
ックストップ機能が作動し、このようなバックストップ
機能が作動するとき、プランジャ120外周を二分割す
る対向位置にそれぞれ刻設した二筋のラック121、1
21に噛合する楔状カムチップ160、160を備えて
いることによって、前述したプランジャ120を介して
押し戻される力Fがプランジャ外周を二分割する対向位
置にそれぞれ配置された楔状カムチップ160、160
に均等に負荷される。このとき、プランジャ120から
受ける力Fは、図9に示すように、プランジャ120の
外周を二分割する対向位置でそれぞれf1、f1で示す
ように分散負荷されて軽減される。なお、図9における
引き出し線LMは、ラック121の一歯分だけ前進した
プランジャ120が引き出し線LNの位置からカム受け
リング140の最大変位幅Sだけ突出方向と逆方向に変
位してバックストップ機能が作動した状態におけるプラ
ンジャ120の先端位置をそれぞれ示している。
【0035】このようにして、本実施例のチェーン張力
付与装置100は、適切なバックストップ機能を発揮し
てチェーンのバタツキによるバタツキ音、及びプランジ
ャ120の過飛出しによって発生するチェーンの張り過
ぎによるヒュー音を防止して適正なチェーン張力を維持
するための最大バックラッシュ量Nと最小バックラッシ
ュ量Mを、従来のようなボディの傾斜角度θだけでな
く、カム受けリング140の最大変位幅Sを変更するこ
とによって、簡単に調整することができるので、様々な
特性を備えたエンジンへの適応範囲を拡大することがで
きるなど、その効果は甚大である。
【0036】
【発明の効果】本請求項1に係る発明のチェーン張力付
与装置によれば、ハウジング本体に形成されたプランジ
ャ摺動孔の先端開口側拡径凹部内でプランジャに外嵌し
てプランジャの軸方向に変位するカム受けリングと、該
カム受けリングをプランジャの突出方向に付勢するカム
受けリング付勢用バネと、前記カム受けリングに形成さ
れたスロープ状カムガイド溝内を滑動するとともに前記
プランジャの外周に刻設された複数のラックにそれぞれ
噛合する複数の楔状カムチップと、該複数の楔状カムチ
ップをプランジャの突出方向と逆方向に付勢するカム付
勢用バネと、前記プランジャを進退自在に嵌挿するとと
もに前記プランジャ摺動孔の先端開口側拡径凹部との間
でカム受けリング付勢用バネとカム受けリングと楔状カ
ムチップとカム付勢用バネを封入する封止キャップとを
備え、前記カム受けリングが封止キャップの裏側端面と
先端開口側拡径凹部の底面との間で変位して行き止まる
ようになっていることにより、エンジン運転時にチェー
ンが伸びてくると、プランジャが一歯分ずつ順次前進す
ることによって、適切なバックストップ量(バックラッ
シュ量)を規制して、始動時の異音を防止し、また、チ
ェーンの張り過ぎ時に発生するヒュー音を防止して、適
正なチェーン張力を維持することができる。
【0037】本請求項2に係る発明のチェーン張力付与
装置によれば、請求項1に記載されたチェーン張力付与
装置による効果に加えて、プランジャとハウジング本体
とカム受けリング付勢用バネとカム受けリングと楔状カ
ムチップとカム付勢用バネとの配置形態が M=m+S N=n+S を満足するように構成することによって、前述した始動
時の異音に影響を与える最大バックラッシュ量Nと最小
バックラッシュ量Mとこれらのバランスを、カム受けリ
ングの最大変位幅Sに関係する先端開口側拡径凹部の奥
行寸法とカム受けリング下部寸法Vのどちらか一方を変
更することで調整できるようになり、従来のようなスロ
ープ状カムガイド溝の傾斜角度のみに依存することな
く、カム受けリングの最大変位幅Sによっても簡単に調
整することができ、様々な特性を備えたエンジンへの適
応範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例であるチェーン張力付与装置
の設置図。
【図2】 図1に示すチェーン張力付与装置を一部破断
した概要図。
【図3】 図1に示すチェーン張力付与装置の分解組み
立て図。
【図4】 図2に示すチェーン張力付与装置の要部を拡
大した断面図。
【図5】 プランジャのバックストップ機能が作動した
状態を示す図。
【図6】 楔状カムチップがプランジャのラックから噛
み外れを開始するまでのプランジャによる張力付加機能
の作動状態を示す図。
【図7】 楔状カムチップがプランジャのラックを一歯
乗り越える直前のプランジャによる張力付加機能の作動
状態を示す図。
【図8】 プランジャがラックの一歯分だけ前進した後
のクサビ状態を示す図。
【図9】プランジャがラックの一歯分だけ前進してバッ
クストップ機能が作動した状態を示す図。
【図10】従来のチェーン張力付与装置を一部破断した
概要図。
【符号の説明】
100,500 ・・・ チェーン張力付与装置 110,510 ・・・ ハウジング本体 111,511 ・・・ プランジャ摺動孔 111a ・・・ 先端開口側拡径凹部 120,520 ・・・ プランジャ 121,521 ・・・ ラック 130,530 ・・・ 突出付勢用バネ 140 ・・・ カム受けリング 141,512 ・・・ スロープ状カムガイド溝 150 ・・・ カム受けリング付勢用バネ 160,540 ・・・ 楔状カムチップ 170 ・・・ カム付勢用バネ 180 ・・・ 封止キャップ 190 ・・・ 油圧バルブ機構 191 ・・・ ボールシート 192 ・・・ チェックボール 193 ・・・ リテーナ 195 ・・・ 高圧油室 S1 ・・・ 駆動軸側スプロケット S2 ・・・ 従動軸側スプロケット TC ・・・ タイミングチェーン TG ・・・ テンショナガイド TL ・・・ テンショナレバー E ・・・ エンジンブロック壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−152051(JP,A) 特開 平8−184354(JP,A) 特開2002−139110(JP,A) 特開2000−136861(JP,A) 実開 昭60−56847(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/00 - 7/24 F02B 67/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行するチェーンに向けて進退自在に突
    出するプランジャと、該プランジャを進退自在に嵌挿す
    るプランジャ摺動孔が形成されたハウジング本体と、該
    ハウジング本体に対してプランジャを突出方向に付勢す
    る突出付勢用バネと、前記プランジャ摺動孔の先端開口
    側拡径凹部内でプランジャに外嵌してプランジャの軸方
    向に変位するカム受けリングと、該カム受けリングをプ
    ランジャの突出方向に付勢するカム受けリング付勢用バ
    ネと、前記カム受けリングに形成されたスロープ状カム
    ガイド溝内を滑動するとともに前記プランジャの外周に
    刻設された複数のラックにそれぞれ噛合する複数の楔状
    カムチップと、該複数の楔状カムチップをプランジャの
    突出方向と逆方向に付勢するカム付勢用バネと、前記プ
    ランジャを進退自在に嵌挿するとともに前記プランジャ
    摺動孔の先端開口側拡径凹部との間でカム受けリング付
    勢用バネとカム受けリングと楔状カムチップとカム付勢
    用バネを封入する封止キャップとを備え、 前記カム受けリングが封止キャップの裏側端面と先端開
    口側拡径凹部の底面との間で変位して行き止まるように
    したことを特徴とするチェーン張力付与装置。
  2. 【請求項2】 前記プランジャの最小バックラッシュ量
    をMとし、最大バックラッシュ量をNとし、前記カム受
    けリングが封止キャップの裏側端面と先端開口側拡径凹
    部の底面との間で行き止まるまで変位する最大変位幅を
    Sとし、前記楔状カムチップが一歯乗り越える直前位置
    から楔状カムチップの変位分に起因するプランジャの戻
    り量をn、前記楔状カムチップが一歯乗り越えた瞬間か
    ら楔状カムチップの変位分に起因するプランジャの戻り
    量をmとしたとき、前記プランジャとハウジング本体と
    カム受けリング付勢用バネとカム受けリングと楔状カム
    チップとカム付勢用バネとの配置形態が M=m+S N=n+S を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項1記載のチェーン張力付与装置。
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