JP3366615B2 - パルスレーダ装置 - Google Patents
パルスレーダ装置Info
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Description
よって、距離分解能を向上するパルスレーダ装置に関す
るものである。
置では、送信時に、図9に示すように、N個のパルスに
対して、パルス毎に送信周波数をf0からfN-1まで周波
数ステップ間隔Δf毎に変化させて送信を行う。そのと
きの送信信号Sn(t)は数1で表される。ただし、こ
こでは、数式による表現を簡略化するために、各信号を
複素信号で表現している。
信周波数の初期位相、Tpはパルス幅、Tpriはパルス繰
り返し周期を表す。この送信信号がパルスレーダ装置か
ら距離R離れたところにある目標に反射して、パルスレ
ーダ装置に受信された場合、受信信号はUn(t)は、
数2で表される。
を表す。この受信信号に対して、数3で示すような各周
波数の初期位相が送信信号と同じ参照信号Vn(t)を
用いて周波数変換を行った場合、周波数変換後の信号W
n(t)は数4で表される。
れた部分の信号を用いて、逆フーリエ変換を行った場
合、逆フーリエ変換後の信号P(k)は数5で表され
る。
を用いた場合、包絡線検波後の信号|P(k)|はP
(k)の絶対値で数6で表される。
った時に|P(k)|がピーク値となることがわかる。
|P(k)|がピーク値となるkをkpとすると、kpよ
り数7に示すように、パルスレーダ装置と目標との相対
距離Rを求めることができる。
て、距離分解能ΔRを向上することができることがわか
る。
著、“High−Resolution Rada
r”,Artech House,pp.197−23
7,1955、記載の合成帯域処理によって、距離分解
能ΔRを向上し、目標寸法以下の距離分解能ΔRを得、
図12に示すような目標のレンジプロフィールを得る従
来のパルスレーダ装置である。図10において、1はタ
イミング発生器、2は固定初期位相周波数シンセサイザ
ー、3a、3bは分配器、4は基準中間周波数信号発生
器、5a、5bは周波数変換器、6はパルス変調器、7
は電力増幅器、8は送受切替器、9はアンテナ、10は
目標、11は中間周波数増幅器、12は90度ハイブリ
ッド器、13a、13bは位相検波器、14a、14b
はA/D変換器、15は合成帯域器、16は包絡線検波
器、17は表示器である。
いて図10を参照して説明する。タイミング発生器1で
は、パルス繰り返し周期Tpriの間隔で、周波数切換信
号を固定初期位相周波数シンセサイザー2へ、パルス変
調信号をパルス変調器6へ、送受切換信号を送受切換器
8へ出力する。固定初期位相周波数シンセサイザー2で
は、タイミング発生器1からの周波数切換信号によっ
て、あらかじめ周波数と初期位相を定めたN種類の信号
の中の一種類の信号をあらかじめ定めた順序、例えば、
低い周波数から順番にパルス繰り返し周期Tpri毎に生
成し、分配器3aに出力する。分配器3aでは、固定初
期位相周波数シンセサイザー2からの入力信号を2分
し、一方を送信信号生成用の周波数変換器5aの局部発
振信号(送信用局部発振信号)として、周波数変換器5
aに、もう一方を中間周波数信号生成用の周波数変換器
5bの局部発振信号(受信用局部発振信号)として出力
する。周波数変換器5aでは、分配器3aからの送信用
局部発振信号の周波数と、基準中間周波数信号発生器4
で生成した基準中間周波数信号の周波数との和の周波数
の送信キャリア信号を生成し、パルス変調器6に出力す
る。パルス変調器6では、周波数変換器5aからの入力
信号に対して、タイミング発生器1からのパルス変調信
号によって、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじ
め定めたパルス幅Tpのパルス変調を行う。パルス変調
器6の出力信号は、電力増幅器7に入力され、電力の増
幅が行われ、送受切替器8に出力される。送受切替器8
では、タイミング発生器1からの送受切換信号によっ
て、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた
時間間隔の電力増幅器7からの入力信号をアンテナ9に
出力する。アンテナ9では、送受切替器8からの入力信
号を、送信信号として空間へ放射する。送信信号は目標
10、および背景に反射し、反射信号となってアンテナ
9で受信され、送受切替器8に出力される。送受切替器
8では、タイミング発生器1からの送受切換信号によっ
て、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた
時間間隔のアンテナ9からの入力信号を周波数変換器5
bに出力する。また、周波数変換器5bには、分配器3
aから受信用局部発振信号も入力される。周波数変換器
5bでは、受信信号の周波数と受信用局部発振信号の差
の周波数の中間周波数信号を生成し、中間周波数増幅器
11へ出力する。中間周波数増幅器11では、中間周波
数信号の電力の増幅を行い、その結果を分配器3bに出
力する。分配器3bでは、中間周波数増幅器11から入
力信号を2分し、それぞれを位相検波器13a、13b
に出力する。一方、基準中間周波数信号発生器4で発生
した基準中間周波数信号は、90度ハイブリッド器12
で90度の位相差を持った2つの信号に分離され、位相
検波器13a、13bに出力される。位相検波器13
a、および13bでは、分配器3bからの入力信号と9
0度ハイブリッド器12からの入力信号から、中間周波
数信号の周波数と基準中間周波数信号の周波数の差の周
波数を持ち、互いに90度の位相差を持つI成分、Q成
分のビデオ信号を生成する。生成されたI、Qビデオ信
号は、サンプリング周波数が1/T pのA/D変換器1
4a、14bに入力され、パルス幅Tpと同じ間隔のレ
ンジビン毎のディジタルI、Qビデオ信号に変換され、
合成帯域器15に出力する。合成帯域器15では、送信
周波数の異なるN個の送信パルスに対する同じレンジビ
ンのディジタルI、Qビデオ信号を逆フーリエ変換する
ことによって、パルス幅Tp以下の距離分解能ΔRを得
る合成帯域処理を行い、その結果を包絡線検波器16に
出力する。包絡線検波器16では、合成帯域器15から
入力されるすべて複素信号の振幅値を求め、その結果を
表示器17に出力する。表示器17では、包絡線検波器
16からの入力信号を表示する。
べての送信信号の周波数において、目標との相対距離R
に対応する位相情報を得るために、数1から数4で示し
たように、各周波数の受信信号に対して、それぞれ対応
する周波数の送信信号の初期位相と同じ初期位相の参照
信号を用いる必要がある。しかし、実際には図10の従
来の合成帯域処理を利用したパルスレーダ装置で示した
ように、送信信号は基準中間周波数信号と送信用局部発
振信号を用いて生成し、参照信号には、受信用局部発振
信号と基準中間周波数信号を用いている。基準中間周波
数信号の周波数、および初期位相は常に変化しないのに
対し、送信用局部発振信号はパルス繰り返し周期Tpri
毎に周波数、および初期位相が変化する。よって、各周
波数の受信信号に対して、それぞれ対応する周波数の送
信信号を生成した時に用いた送信用局部発振信号の初期
位相φLnと、同じ初期位相の受信用局部発振信号を用い
ることによって、合成帯域処理に必要な目標との相対距
離Rに対応する位相情報を得ることができる。図11
は、従来の合成帯域処理を利用したパルスレーダ装置の
送信パルス、受信パルス、送信用局部発振信号、受信用
局部発振信号の関係を示したものである。図において、
Stは送信パルス、Srは受信パルス、Ltは送信用局
部発振信号、Lrは受信用局部発振信号を示す。ただ
し、ここでは話を簡単にするために、合成帯域処理に用
いるパルス数Nは3としている。図11で示したよう
に、従来の合成帯域処理を利用したパルスレーダ装置で
は、送信用局部発振信号Ltと受信用局部発振信号Lr
に1つの周波数シンセサイザーで生成した信号を分配器
で2分して用いているため、全ての周波数において両者
の初期位相は常に同じとなり、合成帯域処理を実現する
ことができる。しかし、一つの固定初期位相周波数シン
セサイザーで生成した信号を送信用局部発振信号Ltと
受信用局部発振信号Lrに用いるため、ある送信パルス
に対する目標からの反射信号が受信されるまで、次の送
信周波数のパルスが送信できなくなる。すなわち、パル
スレーダ装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周
期Tpriが数9の関係にある場合にしか用いることがで
きない。
対距離Rが長い場合、長い時間のパルス繰り返し周期T
priが必要となる。先にも述べたように、合成帯域処理
では、送信周波数の異なるN個の送信パルスに対する受
信パルスから生成したディジタルI、Qビデオ信号を逆
フーリエ変換するため、N個のパルスの送信信号が必要
である。そのため、1回の合成帯域処理の結果を得るの
に、パルス繰り返し周期TpriのN倍の信号送信時間が
必要である。よって、従来の合成帯域処理を利用したパ
ルスレーダ装置では、パルス繰り返し周期Tpriが長い
ため、1回の結果を得るための、信号送信時間が長くな
るという課題があった。
なされたものであり、合成帯域処理によって、距離分解
能ΔRを向上するパルスレーダ装置において、パルスレ
ーダ装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期T
priが数10の関係にある場合にでも合成帯域処理を行
うことができ、パルスレーダ装置と目標との相対距離R
が長い場合にでも、1回の合成帯域処理に必要な信号送
信時間の短いパルスレーダ装置を得ることを目的とす
る。
レーダ装置は、あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎
にあらかじめ定めた周波数、および初期位相の送信用局
部発振信号を生成する固定初期位相周波数シンセサイザ
ーと、前記固定初期位相周波数シンセサイザーで生成し
た前記送信用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めた
パルス繰り返し周期、およびパルス幅でパルス変調した
送信信号を生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰
り返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送
受切換器を介して、背景を含む目標に送信波として放射
し、目標、および背景で反射した前記送信波を受信波と
して受けるアンテナと、あらかじめ求めた目標との相対
距離情報を用いて前記受信波の周波数情報を求める周波
数計算器と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周
波数情報とパルス繰り返し周期から前記送信用局部発振
信号と同じ初期位相となる位相を求める位相計算器と、
前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報を用
いて前記受信波の周波数に対応する周波数の受信用局部
発振信号を前記位相計算器で求めた初期位相で生成する
初期位相可変型周波数シンセサイザーと、前記受信波か
ら前記受信用局部発振信号を用いてディジタルI、Qビ
デオ信号を生成する受信機と、前記ディジタルI、Qビ
デオ信号を逆フーリエ変換する合成帯域器を備えたこと
を特徴とする。
は、あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎にあらかじ
め定めた周波数、および初期位相の送信用局部発振信号
を生成する固定初期位相周波数シンセサイザーと、前記
固定初期位相周波数シンセサイザーで生成した前記送信
用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めたパルス繰り
返し周期、およびパルス幅でパルス変調した送信信号を
生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰り返し周期
のタイミングで送受信の信号を切り換える送受切換器を
介して、背景を含む目標に送信波として放射し、目標、
および背景で反射した前記送信波を受信波として受ける
アンテナと、あらかじめ求めた目標との相対距離情報を
用いて前記受信波の周波数情報を求める周波数計算器
と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報
とパルス繰り返し周期から前記送信用局部発振信号と同
じ初期位相となる位相を求める位相計算器と、前記周波
数計算器で求めた前記受信波の周波数情報を用いて前記
受信波の周波数に対応する周波数の受信用局部発振信号
をあらかじめ定めた初期位相で生成する固定初期位相周
波数シンセサイザーと、前記受信波から前記受信用局部
発振信号を用いてディジタルI、Qビデオ信号を生成す
る受信機と、前記位相計算器で求めた初期位相を用いて
前記ディジタルI、Qビデオ信号の位相の補正を行う位
相補正器と、前記位相補正器によって位相補正された前
記ディジタルI、Qビデオ信号を逆フーリエ変換する合
成帯域器を備えたことを特徴とする。
は、あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎にあらかじ
め定めた周波数、および初期位相の送信用局部発振信号
を生成する固定初期位相周波数シンセサイザーと、前記
固定初期位相周波数シンセサイザーで生成した前記送信
用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めたパルス繰り
返し周期、およびパルス幅でパルス変調した送信信号を
生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰り返し周期
のタイミングで送受信の信号を切り換える送受切換器を
介して、背景を含む目標に送信波として放射し、目標、
および背景で反射した前記送信波を受信波として受ける
アンテナと、あらかじめ求めた目標との相対距離情報を
用いて前記受信波の周波数情報を求める周波数計算器
と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報
を用いて前記受信波の周波数に対応する周波数の受信用
局部発振信号をあらかじめ定めた初期位相で生成する固
定初期位相周波数シンセサイザーと、前記受信波から前
記受信用局部発振信号を用いてディジタルI、Qビデオ
信号を生成する受信機と、前記ディジタルI、Qビデオ
信号を逆フーリエ変換する合成帯域器と、前記合成帯域
器の出力信号に対して、前記周波数計算器で求めた前記
受信波の周波数情報を用いて、距離の補正を行う距離補
正器を備えたことを特徴とする。
は、あらかじめ定めた周波数、および初期位相の信号を
生成する複数の安定化発振器と、あらかじめ定めたパル
ス繰り返し周期毎に、あらかじめ定めた順序で、前記複
数の安定化発振器で生成した信号の中から送信信号生成
に用いる送信用局部発振信号を選択する送信用周波数選
択器と、前記送信用周波数選択器で選択した前記送信用
局部発振信号を用いて、あらかじめ定めたパルス繰り返
し周期、およびパルス幅でパルス変調した送信信号を生
成する送信機と、前記送信信号をパルス繰り返し周期の
タイミングで送受信の信号を切り換える送受切換器を介
して、背景を含む目標に送信波として放射し、目標、お
よび背景で反射した送信波を受信波として受けるアンテ
ナと、あらかじめ求めた目標との相対距離情報を用いて
前記受信波の周波数情報を求める周波数計算器と、前記
周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報を用いて
前記受信波の周波数に対応する周波数の受信用局部発振
信号を前記複数の安定化発振器の出力信号の中から選択
する受信用周波数選択器と、前記受信波から前記受信用
局部発振信号を用いてディジタルI、Qビデオ信号を生
成する受信機と、前記ディジタルI、Qビデオ信号を逆
フーリエ変換する合成帯域器を備えたことを特徴とす
る。
実施の形態1を示すパルスレーダ装置の構成図であり、
図1において1から17は、先に図10で説明した通り
である。また、18は周波数計算器、19は位相計算
器、20は可変初期位相周波数シンセサイザーである。
この動作を、従来のパルスレーダ装置と動作の異なる中
間周波数増幅器11以前まで、図1を用いて説明する。
タイミング発生器1では、パルス繰り返し周期T priの
間隔で、周波数切換信号を固定初期位相周波数シンセサ
イザー2と、可変初期位相周波数シンセサイザー20
へ、パルス変調信号をパルス変調器6へ、送受切換信号
を送受切換器8へ出力する。固定初期位相周波数シンセ
サイザー2では、タイミング発生器1からの周波数切換
信号によって、あらかじめ周波数と初期位相を定めたN
種類の信号の中の一種類の信号をあらかじめ定めた順
序、例えば、低い周波数から順番にパルス繰り返し周期
Tpri毎に生成し、送信用局部発振信号として、周波数
変換器5aに出力する。周波数変換器5aでは、固定初
期位相周波数シンセサイザー2で生成した送信用局部発
振信号の周波数と、基準中間周波数信号発生器4で生成
した基準中間周波数信号の周波数との和の周波数の送信
キャリア信号を生成し、パルス変調器6に出力する。パ
ルス変調器6では、周波数変換器5aからの入力信号に
対して、タイミング発生器1からのパルス変調信号によ
って、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定め
たパルス幅Tpのパルス変調を行う。パルス変調器6の
出力信号は、電力増幅器7に入力され、電力の増幅が行
われ、送受切替器8に出力される。送受切替器8では、
タイミング発生器1からの送受切換信号によって、パル
ス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた時間間隔
の電力増幅器7からの入力信号をアンテナ9に出力す
る。アンテナ9では、送受切替器8からの入力信号を、
送信信号として空間へ放射する。送信信号は目標10、
および背景に反射し、反射信号となってアンテナ9で受
信され、送受切替器8に出力される。送受切替器8で
は、タイミング発生器1からの送受切換信号によって、
パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた時間
間隔のアンテナ9からの入力信号を周波数変換器5bに
出力する。一方、周波数計算器18では、あらかじめ距
離測定処理や距離追尾処理によって得られた目標10と
の相対距離情報R’を用いて、数11により、受信信号
が、いくつ前のパルス繰り返し周期の送信パルスに対す
る目標10からの反射信号であるか、すなわち、送信パ
ルスが目標10に反射して受信されるまでに要する時間
内のパルス繰り返し周期Tpriの数mを求め、mとその
時の送信周波数から受信信号の周波数を求める。ただ
し、目標10との相対距離情報R’と目標10との真の
相対距離Rとの差は、数11により求まるmと、数11
において、R’をRとした時に求まるmが異ならない程
度としている。求めたmと受信信号の周波数の情報は位
相計算器19に、受信信号の周波数の情報を可変初期位
相周波数シンセサイザー20に出力される。
意味する。位相計算器19では、受信信号の周波数の情
報から、その周波数に対応する受信用局部発振信号の周
波数fLnと、その信号を送信した時に用いた送信用局部
発振信号の初期位相φLnを求め、周波数計算器18で求
めたmとパルス繰り返し周期Tpriとを用いて、数12
により、初期位相が、その周波数の受信信号を送信した
時に用いた周波数の送信用局部発振信号と同じになる位
相θnを求め、その結果を可変初期位相周波数シンセサ
イザー20に出力する。
は、周波数計算器18から入力された受信信号の周波数
の情報から、その周波数に対応する周波数の受信用局部
発振信号を、位相計算器19で求めた位相θnを初期位
相として生成し、周波数変換器5bに出力する。周波数
変換器5bでは、受信信号の周波数と可変初期位相周波
数シンセサイザー20で発生した受信用局部発振信号の
周波数の差の周波数の中間周波数信号を生成し、中間周
波数増幅器11へ出力する。中間周波数増幅器11以降
の処理は、従来のパルスレーダ装置の動作と同じであ
る。
ルスレーダ装置において、送信パルス、受信パルス、送
信用局部発振信号、受信用局部発振信号の関係を示した
ものである。図において、St、Sr、Lt、Lrは先
に図11で説明した通りである。また、図11と同様
に、話を簡単にするために、合成帯域処理に用いるパル
ス数Nは3とし、数11で求まる送信パルスが目標10
に反射して受信されるまでに要する時間内のパルス繰り
返し周期Tpriの数mは1としている。また、固定初期
位相周波数シンセサイザー2で生成される送信用局部発
振信号Ltの初期位相は全ての周波数において0度とし
ている。さらに、図中点線で示した信号は、送信用局部
発振信号Ltと受信用局部発振信号Lrの初期位相が同
じであることを示すためのものであり、実際には生成さ
れない信号を示している。
信号Ltと受信用局部発振信号Lrを生成する周波数シ
ンセサイザーを別々に設けることによって、周波数の異
なる送信用局部発振信号Ltと受信用局部発振信号Lr
を同じパルス繰り返し周期T pri内で生成することがで
きるため、ある送信パルスに対する目標からの反射信号
が受信されるまで、次の周波数のパルスの送信をまつ必
要がなくなり、パルスレーダ装置と目標との相対距離R
が長い場合にでも、短いパルス繰り返し周期T priを用
いることができる。また、あらかじめ求めた相対距離情
報を用いて、受信用局部発振信号Lrの初期位相が、各
周波数の受信信号に対応する周波数の送信信号を生成し
た時に用いた送信用局部発振信号Ltの初期位相と同じ
となる位相θnを求め、求めた位相θnを初期位相として
受信用局部発振信号Lrを生成することによって、各周
波数の受信信号に対して、それぞれ対応する周波数の送
信信号を生成した時に用いた送信用局部発振信号の初期
位相φLnと、同じ初期位相の受信用局部発振信号を用い
ることができ、合成帯域処理に必要な目標との相対距離
Rに対応する位相情報を得ることができる。そのため、
パルスレーダ装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返
し周期Tpriが数10の関係にある場合にでも合成帯域
処理を行うことができ、パルスレーダ装置と目標との相
対距離Rが長い場合にでも、一回の合成帯域処理に要す
る信号送信時間の短くすることができる。
態2を示すパルスレーダ装置の構成図であり、図3にお
いて1から19は、先に図1、および図10で説明した
通りである。また、21は位相補正器である。この動作
を、従来のパルスレーダ装置と動作の異なる包絡線検波
器16以前まで、図3を用いて説明する。タイミング発
生器1では、パルス繰り返し周期Tpriの間隔で、周波
数切換信号を固定初期位相周波数シンセサイザー2a、
2bへ、パルス変調信号をパルス変調器6へ、送受切換
信号を送受切換器8へ出力する。固定初期位相周波数シ
ンセサイザー2aでは、タイミング発生器1からの周波
数切換信号によって、あらかじめ周波数と初期位相を定
めたN種類の信号の中の一種類の信号をあらかじめ定め
た順序、例えば、低い周波数から順番にパルス繰り返し
周期Tpri毎に生成し、送信用局部発振信号として、周
波数変換器5aに出力する。周波数変換器5aでは、固
定初期位相周波数シンセサイザー2aで生成した送信用
局部発振信号の周波数と、基準中間周波数信号発生器4
で生成した基準中間周波数信号の周波数との和の周波数
の送信キャリア信号を生成し、パルス変調器6に出力す
る。パルス変調器6では、周波数変換器5aからの入力
信号に対して、タイミング発生器1からのパルス変調信
号によって、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじ
め定めたパルス幅Tpのパルス変調を行う。パルス変調
器6の出力信号は、電力増幅器7に入力され、電力の増
幅が行われ、送受切替器8に出力される。送受切替器8
では、タイミング発生器1からの送受切換信号によっ
て、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた
時間間隔の電力増幅器7からの入力信号をアンテナ9に
出力する。アンテナ9では、送受切替器8からの入力信
号を、送信信号として空間へ放射する。送信信号は目標
10、および背景に反射し、反射信号となってアンテナ
9で受信され、送受切替器8に出力される。送受切替器
8では、タイミング発生器1からの送受切換信号によっ
て、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた
時間間隔のアンテナ9からの入力信号を周波数変換器5
bに出力する。一方、周波数計算器18では、あらかじ
め距離測定処理や距離追尾処理によって得られた目標1
0との相対距離情報R’を用いて、数11により、受信
信号が、いくつ前のパルス繰り返し周期の送信パルスに
対する目標10からの反射信号であるか、すなわち、送
信パルスが目標10に反射して受信されるまでに要する
時間内のパルス繰り返し周期Tpriの数mを求め、mと
その時の送信周波数から受信信号の周波数を求める。た
だし、目標10との相対距離情報R’と目標10との真
の相対距離Rとの差は、数11により求まるmと、数1
1において、R’をRとした時に求まるmが異ならない
程度としている。求めたmと受信信号の周波数の情報を
位相計算器19に、受信信号の周波数の情報を固定初期
位相周波数シンセサイザー2bに出力する。位相計算器
19では、受信信号の周波数の情報から、その周波数に
対応する受信用局部発振信号の周波数fLnと、その信号
を送信した時に用いた送信用局部発振信号の初期位相φ
Lnを求め、周波数計算器18で求めたmとパルス繰り返
し周期Tpriとを用いて、数12により、初期位相が、
その周波数の受信信号を送信した時に用いた周波数の送
信用局部発振器と同じになる位相θnを求め、その結果
を位相補正器21に出力する。固定初期位相周波数シン
セサイザー2bでは、周波数計算器18から入力された
受信信号の周波数の情報から、その周波数に対応する周
波数の受信用局部発振信号を、あらかじめ定めた初期位
相で生成し、周波数変換器5bに出力する。周波数変換
器5bでは、受信信号の周波数と固定初期位相周波数シ
ンセサイザー2bで発生した受信用局部発振信号の周波
数の差の周波数の中間周波数信号を生成し、中間周波数
増幅器11へ出力する。中間周波数増幅器11では、中
間周波数信号の電力の増幅を行い、その結果を分配器3
に出力する。分配器3では、中間周波数増幅器11から
入力信号を2分し、それぞれを位相検波器13a、13
bに出力する。一方、基準中間周波数信号発生器4で発
生した基準中間周波数信号は、90度ハイブリッド器1
2で90度の位相差を持った2つの信号に分離され、位
相検波器13a、13bに出力される。位相検波器13
a、および13bでは、分配器3からの入力信号と90
度ハイブリッド器12からの入力信号から、中間周波数
信号の周波数と基準中間周波数信号の周波数の差の周波
数を持ち、互いに90度の位相差を持つI成分、Q成分
のビデオ信号を生成する。生成されたI、Qビデオ信号
は、サンプリング周波数が1/TpのA/D変換器14
a、14bに入力され、パルス幅Tpと同じ間隔のレン
ジビン毎のディジタルI、Qビデオ信号に変換され、位
相補正器21に出力する。位相補正器21では、位相計
算機19で求めた位相θnを用いて、ディジタルI、Q
ビデオ信号の位相の補正を行い、その結果を合成帯域器
15に出力する。合成帯域器15では、送信周波数の異
なるN個の送信パルスに対する同じレンジビンのディジ
タルI、Qビデオ信号を逆フーリエ変換することによっ
て、パルス幅Tp以下の距離分解能ΔRを得る合成帯域
処理を行い、その結果を包絡線検波器16に出力する。
包絡線検波器16以降の処理は、従来のパルスレーダ装
置の動作と同じである。
ルスレーダ装置において、送信パルス、受信パルス、送
信用局部発振信号、受信用局部発振信号の関係を示した
ものである。図において、St、Sr、Lt、Lrは先
に図11で説明した通りである。また、図11と同様
に、話を簡単にするために、合成帯域処理に用いるパル
ス数Nは3とし、数11で求まる送信パルスが目標10
に反射して受信されるまでに要する時間内のパルス繰り
返し周期Tpriの数mは1としている。また、固定初期
位相周波数シンセサイザー2aで生成される送信用局部
発振信号Ltと固定初期位相周波数シンセサイザー2b
で生成される受信用局部発振信号Lrの初期位相は全て
の周波数において0度としている。
信号Ltと受信用局部発振信号Lrを生成する周波数シ
ンセサイザーを別々に設けることによって、周波数の異
なる送信用局部発振信号Ltと受信用局部発振信号Lr
を同じパルス繰り返し周期T pri内で生成することがで
きるため、ある送信パルスに対する目標からの反射信号
が受信されるまで、次の周波数のパルスが送信をまつ必
要がなくなり、パルスレーダ装置と目標との相対距離R
が長い場合にでも、短いパルス繰り返し周期T priを用
いることができる。また、固定初期位相の周波数シンセ
サイザーを用いて生成した受信用局部発振信号Lrを用
いた場合にでも、あらかじめ求めた相対距離情報を用い
て、受信用局部発振信号Lrの初期位相が、各周波数の
受信信号に対応する周波数の送信信号を生成した時に用
いた送信用局部発振信号Ltの初期位相と同じとなる位
相θnを求め、その位相θnを用いて、合成帯域処理前の
ディジタルI、Qビデオ信号の位相の補正を行うことに
よって、合成帯域処理に必要な目標との相対距離Rに対
応する位相情報を得ることができ、結果として、パルス
レーダ装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期
Tpriが数10の関係にある場合にでも合成帯域処理を
行うことができ、パルスレーダ装置と目標との相対距離
Rが長い場合にでも、一回の合成帯域処理に要する信号
送信時間の短くすることができる。また、実施の形態1
では、合成帯域処理に必要な目標との相対距離Rに対応
する位相情報を得るために、周波数シンセサイザーにお
いて、生成する受信用局部発振信号Lrの初期位相を制
御するというアナログ信号に対する補正であったのに対
し、実施の形態2によれば、ディジタルI、Qビデオ信
号の位相補正をするというディジタル信号に対する補正
であるため、レーダ装置内の温度等の環境条件の変化や
機器のばらつきの影響を受けにくくすることができる。
態3を示すパルスレーダ装置の構成図であり、図5にお
いて1から18は、先に図1、および図10で説明した
通りである。また、22は距離補正器である。この動作
を、実施の形態2の動作と異なる周波数計算器18以降
について、図5を用いて説明する。周波数計算器18で
は、あらかじめ距離測定処理や距離追尾処理によって得
られた目標10との相対距離情報R’を用いて、数11
により、受信信号が、いくつ前のパルス繰り返し周期の
送信パルスに対する目標10からの反射信号であるか、
すなわち、送信パルスが目標10に反射して受信される
までに要する時間内のパルス繰り返し周期Tpriの数m
を求め、mとその時の送信周波数から受信信号の周波数
を求める。ただし、目標10との相対距離情報R’と目
標10との真の相対距離Rとの差は、数11により求ま
るmと、数11において、R’をRとした時に求まるm
が異ならない程度としている。求めた受信信号の周波数
の情報を固定初期位相周波数シンセサイザー2bに、m
を距離補正器22に出力する。固定初期位相周波数シン
セサイザー2bでは、周波数計算器18から入力された
受信信号の周波数の情報から、その周波数に対応する周
波数の受信用局部発振信号を、あらかじめ定めた初期位
相で生成し、周波数変換器5bに出力する。周波数変換
器5bでは、受信信号の周波数と固定初期位相周波数シ
ンセサイザー2bで発生した受信用局部発振信号の周波
数の差の周波数の中間周波数信号を生成し、中間周波数
増幅器11へ出力する。中間周波数増幅器11では、中
間周波数信号の電力の増幅を行い、その結果を分配器3
に出力する。分配器3では、中間周波数増幅器11から
入力信号を2分し、それぞれを位相検波器13a、13
bに出力する。一方、基準中間周波数信号発生器4で発
生した基準中間周波数信号は、90度ハイブリッド器1
2で90度の位相差を持った2つの信号に分離され、位
相検波器13a、13bに出力される。位相検波器13
a、および13bでは、分配器3からの入力信号と90
度ハイブリッド器12からの入力信号から、中間周波数
信号の周波数と基準中間周波数信号の周波数の差の周波
数を持ち、互いに90度の位相差を持つI成分、Q成分
のビデオ信号を生成する。生成されたI、Qビデオ信号
は、サンプリング周波数が1/TpのA/D変換器14
a、14bに入力され、パルス幅Tpと同じ間隔のレン
ジビン毎のディジタルI、Qビデオ信号に変換され、合
成帯域器15に出力する。合成帯域器15では、送信周
波数の異なるN個の送信パルスに対する同じレンジビン
のディジタルI、Qビデオ信号を逆フーリエ変換するこ
とによって、パルス幅Tp以下の距離分解能ΔRを得る
合成帯域処理を行い、その結果を包絡線検波器16に出
力する。包絡線検波器16では、合成帯域器15から入
力されるすべて複素信号の振幅値を求め、その結果を距
離補正器22に出力する。距離補正器22では、周波数
計算器18から入力されたmとパルス繰り返し周期T
priを用いて、数13により、補正距離rhを求め、補
正距離rhの距離を補正した後の包絡線検波器出力信号
を表示器17に出力する。
力信号を表示する。
にして導くことができる。この発明の実施の形態3で示
している固定初期位相周波数シンセサイザー2bで発生
した受信用局部発振信号と基準中間周波数信号発生器4
で発生した基準中間周波数信号を用いて生成される参照
信号V’n(t)は、従来例で示した数3に対して、数
14で表される。
n(t)に対して、数14で示す参照信号V’n(t)を
用いて周波数変換を行った場合、周波数変換後の信号
W’n(t)は数15で表される。
調された部分の信号を用いて、逆フーリエ変換を行った
場合、逆フーリエ変換後の信号P’(k)は数16で表
される。
を用いた場合、包絡線検波後の信号|P’(k)|は
P’(k)の絶対値で数17で表される。
pri)と等しくなった時に|P’(k)|がピーク値と
なることがわかる。|P’(k)|がピーク値となるk
をk’pとすると、k’pより求まる距離は、数18に示
すように、パルスレーダ装置と目標との相対距離Rから
距離mTpric/2を引いた距離、すなわち数13で示
した距離rhを引いた距離となる。
ルスレーダ装置において、距離補正前の目標レンジプロ
フィールSrp’と距離補正後の目標レンジプロフィー
ルSrpを示したものである。数18で示したように、
各周波数の受信信号における、それぞれに対応する送信
用局部発振信号と受信用局部発振信号の初期位相のずれ
は、目標レンジプロフィールには、数13で求まるrh
の距離のずれとなって現れるため、距離rhの距離を補
正することによって、パルスレーダ装置と目標との相対
距離Rを求めることができ、正しい目標レンジプロフィ
ールを得ることができる。
スレーダ装置において、送信パルス、受信パルス、送信
用局部発振信号、受信用局部発振信号の関係は、実施の
形態2同様に、図4で表される。図4からもわかるよう
に、送信用局部発振信号Ltと受信用局部発振信号Lr
を生成する周波数シンセサイザーを別々に設けることに
よって、周波数の異なる送信用局部発振信号Ltと受信
用局部発振信号Lrを同じパルス繰り返し周期Tpri内
で生成することができるため、ある送信パルスに対する
目標からの反射信号が受信されるまで、次の周波数のパ
ルスが送信をまつ必要がなくなり、パルスレーダ装置と
目標との相対距離Rが長い場合にでも、短いパルス繰り
返し周期Tpriを用いることができる。また、固定初期
位相の周波数シンセサイザーを用いて生成した受信用局
部発振信号Lrを用いた場合にでも、あらかじめ求めた
相対距離情報を用いて、合成帯域処理後に距離補正を行
うことによって、距離間違いのない合成帯域処理を行う
ことができ、結果として、パルスレーダ装置と目標との
相対距離Rとパルス繰り返し周期Tpriが数10の関係
にある場合にでも合成帯域処理を行うことができ、パル
スレーダ装置と目標との相対距離Rが長い場合にでも、
一回の合成帯域処理に要する信号送信時間の短くするこ
とができる。また、実施の形態2では、合成帯域処理の
前のディジタルI、Qビデオ信号に対して、位相補正を
行うために、全てのサンプル点のディジタルI、Qビデ
オ信号に対して、位相補正を行うため、処理時間がかか
るのに対し、実施の形態3では、合成帯域処理を行い、
時間軸上の信号、すなわち距離に変換した後に補正を行
うために、少ない処理時間で補正を行うことができる。
態4を示すパルスレーダ装置の構成図であり、図7にお
いて1、3から18は、先に図1、および図10で説明
した通りである。また、23は安定化発振器群、24は
送信用周波数選択器、25は受信用周波数選択器であ
る。この動作を、従来のパルスレーダ装置と動作の異な
る中間周波数増幅器11以前まで、図7を用いて説明す
る。タイミング発生器1では、パルス繰り返し周期T
priの間隔で、周波数切換信号を送信用周波数選択器2
4と受信用周波数選択器25へ、パルス変調信号をパル
ス変調器6へ、送受切換信号を送受切換器8へ出力す
る。安定化発振器群23では、あらかじめ周波数と初期
位相を定めたN種類の信号を、安定化発振器群23中の
各安定化局部発振器で生成し、生成したN種類の全ての
信号を送信用周波数選択器24と受信用周波数選択器2
5に出力する。送信用周波数選択器24では、タイミン
グ発生器1からの周波数切換信号によって、パルス繰り
返し周期Tpri毎にN種類の安定化発振器群23からの
入力信号の中から1つの信号をあらかじめ定めた順序、
例えば、低い周波数から順番に選択し、送信用局部発振
信号として、周波数変換器5aに出力する。周波数変換
器5aでは、送信用周波数選択器24からの送信用局部
発振信号の周波数と、基準中間周波数信号発生器4で生
成した基準中間周波数信号の周波数との和の周波数の送
信キャリア信号を生成し、パルス変調器6に出力する。
パルス変調器6では、周波数変換器5aからの入力信号
に対して、タイミング発生器1からのパルス変調信号に
よって、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定
めたパルス幅Tpのパルス変調を行う。パルス変調器6
の出力信号は、電力増幅器7に入力され、電力の増幅が
行われ、送受切替器8に出力される。送受切替器8で
は、タイミング発生器1からの送受切換信号によって、
パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた時間
間隔の電力増幅器7からの入力信号をアンテナ9に出力
する。アンテナ9では、送受切替器8からの入力信号
を、送信信号として空間へ放射する。送信信号は目標1
0、および背景に反射し、反射信号となってアンテナ9
で受信され、送受切替器8に出力される。送受切替器8
では、タイミング発生器1からの送受切換信号によっ
て、パルス繰り返し周期Tpri毎に、あらかじめ定めた
時間間隔のアンテナ9からの入力信号を周波数変換器5
bに出力する。一方、周波数計算器18では、あらかじ
め距離測定処理や距離追尾処理によって得られた目標1
0との相対距離情報R’を用いて、数11により、受信
信号が、いくつ前のパルス繰り返し周期の送信パルスに
対する目標10からの反射信号であるか、すなわち、送
信パルスが目標10に反射して受信されるまでに要する
時間内のパルス繰り返し周期Tpriの数mを求め、mと
その時の送信周波数から受信信号の周波数を求める。た
だし、目標10との相対距離情報R’と目標10との真
の相対距離Rとの差は、数11により求まるmと、数1
1において、R’をRとした時に求まるmが異ならない
程度としている。求めた受信信号の周波数の情報は受信
用周波数選択器25に出力される。受信用周波数選択器
25では、周波数計算器18から入力された受信信号の
周波数の情報を用いて、タイミング発生器1からの周波
数切換信号によって、パルス繰り返し周期Tpri毎にN
種類の安定化発振器群23からの入力信号の中から、受
信信号の周波数に対応する周波数の受信用局部発振信号
を選択し、周波数変換器5bに出力する。周波数変換器
5bでは、受信信号の周波数と受信用周波数選択器25
で選択した受信用局部発振信号の周波数の差の周波数の
中間周波数信号を生成し、中間周波数増幅器11へ出力
する。中間周波数増幅器11以降の処理は、従来のパル
スレーダ装置の動作と同じである。
ルスレーダ装置において、送信パルス、受信パルス、送
信用局部発振信号、受信用局部発振信号の関係を示した
ものである。図において、St、Sr、Lt、Lrは先
に図11で説明した通りである。また、図11と同様
に、話を簡単にするために、合成帯域処理に用いるパル
ス数Nは3とし、数11で求まる送信パルスが目標10
に反射して受信されるまでに要する時間内のパルス繰り
返し周期Tpriの数mは1としている。また、安定化発
振器群23で生成される信号の初期位相はすべて、0度
としている。図8からもわかるように、送信用局部発振
信号Ltと受信用局部発振信号Lrは、常に合成帯域処
理に用いる全ての信号を生成している安定化発振器群2
3の中から必要な信号を選択して用いているため、周波
数の異なる送信用局部発振信号Ltと受信用局部発振信
号Lrを同じパルス繰り返し周期Tpri内で生成するこ
とができる。また、送信用局部発振信号Ltと受信用局
部発振信号Lrを同じ安定化発振器を用いて生成してい
るため、各周波数の受信信号に対して、それぞれ対応す
る周波数の送信信号を生成した時に用いた送信用局部発
振信号の初期位相φLnと、同じ初期位相の受信用局部発
振信号を用いることができ、合成帯域処理に必要な目標
との相対距離Rに対応する位相情報を得ることができ
る。そのため、パルスレーダ装置と目標との相対距離R
とパルス繰り返し周期Tpriが数10の関係にある場合
にでも合成帯域処理を行うことができ、パルスレーダ装
置と目標との相対距離Rが長い場合にでも、一回の合成
帯域処理に要する信号送信時間の短くすることができ
る。また、実施の形態1、2、3では、送信、および受
信用局部発振信号Lrの周波数の切換を周波数シンセサ
イザーで行っているため、周波数切換時に周波数が安定
するまでの時間がかかるのに対し、実施の形態4では、
常に合成帯域処理に用いる全ての信号を安定化発振器群
23で生成し、その中から必要な信号を送信用周波数選
択器24、および受信用周波数選択器25で選択して用
いているため、高速に周波数を切り替えることができ
る。また、実施の形態1、2、3で合成帯域法を実現す
るために行っていた位相制御、位相補正、距離補正も必
要でなくなる。
と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期Tpriが数
10の関係にある場合にでも合成帯域処理を行うことが
でき、パルスレーダ装置と目標との相対距離Rが長い場
合にでも、一回の合成帯域処理に要する信号送信時間の
短くすることができる。
装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期Tpri
が数10の関係にある場合にでも合成帯域処理を行うこ
とができ、パルスレーダ装置と目標との相対距離Rが長
い場合にでも、一回の合成帯域処理に要する信号送信時
間の短くすることができる。さらに、第1の発明に比
べ、レーダ装置内の温度等の環境条件の変化や機器のば
らつきの影響を受けにくくなる。
装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期Tpri
が数10の関係にある場合にでも合成帯域処理を行うこ
とができ、パルスレーダ装置と目標との相対距離Rが長
い場合にでも、一回の合成帯域処理に要する信号送信時
間の短くすることができる。さらに、第1の発明に比
べ、レーダ装置内の温度等の環境条件の変化や機器のば
らつきの影響を受けにくく、第2の発明に比べ、処理時
間が短くなる。
装置と目標との相対距離Rとパルス繰り返し周期Tpri
が数10の関係にある場合にでも合成帯域処理を行うこ
とができ、パルスレーダ装置と目標との相対距離Rが長
い場合にでも、一回の合成帯域処理に要する信号送信時
間の短くすることができる。さらに、第1、第2、第3
の発明に比べ、送信、および受信用局部発振信号の切換
を高速に行うことができ、第1、第2、第3の発明で行
っていた位相制御、位相補正、距離補正は必要でなくな
る。
態1を示す構成図である。
態1において、送信パルス、受信パルス、送信用局部発
振信号、受信用局部発振信号の関係を示す図である。
態2を示す構成図である。
態2において、送信パルス、受信パルス、送信用局部発
振信号、受信用局部発振信号の関係を示す図である。
態3を示す構成図である。
態3において、距離補正前と後の目標レンジプロフィー
ルを示す図である。
態4を示す構成図である。
態4において、送信パルス、受信パルス、送信用局部発
振信号、受信用局部発振信号の関係を示す図である。
る。
る。
ルス、受信パルス、送信用局部発振信号、受信用局部発
振信号の関係を示す図である。
サイザー、3 分配器、4 基準中間周波数信号発生
器、5 周波数変換器、6 パルス変調器、7電力増幅
器、8 送受切替器、9 アンテナ、10 目標、11
中間周波数増幅器、12 90度ハイブリッド器、1
3 位相検波器、14 A/D変換器、15 合成帯域
器、16 包絡線検波器、17 表示器、18 周波数
計算器、19 位相計算器、20 可変初期位相周波数
シンセサイザー、21 位相補正器、22 距離補正
器、23 安定化発振器群、24 送信用周波数選択
器、25 受信用周波数選択器、St 送信パルス、S
r 受信パルス、Lt 送信用局部発振信号、Lr 受
信用局部発振信号、Srp’ 距離補正前の目標レンジ
プロフィール、Srp 距離補正後の目標レンジプロフ
ィール。
Claims (4)
- 【請求項1】 あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎
にあらかじめ定めた周波数、および初期位相の送信用局
部発振信号を生成する固定初期位相周波数シンセサイザ
ーと、前記固定初期位相周波数シンセサイザーで生成し
た前記送信用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めた
パルス繰り返し周期、およびパルス幅でパルス変調した
送信信号を生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰
り返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送
受切換器を介して、背景を含む目標に送信波として放射
し、目標、および背景で反射した前記送信波を受信波と
して受けるアンテナと、あらかじめ求めた目標との相対
距離情報を用いて前記受信波の周波数情報を求める周波
数計算器と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周
波数情報とパルス繰り返し周期から前記送信用局部発振
信号と同じ初期位相となる位相を求める位相計算器と、
前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報を用
いて前記受信波の周波数に対応する周波数の受信用局部
発振信号を前記位相計算器で求めた初期位相で生成する
初期位相可変型周波数シンセサイザーと、前記受信波か
ら前記受信用局部発振信号を用いてディジタルI、Qビ
デオ信号を生成する受信機と、前記ディジタルI、Qビ
デオ信号を逆フーリエ変換する合成帯域器を備えたこと
を特徴とするパルスレーダ装置。 - 【請求項2】 あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎
にあらかじめ定めた周波数、および初期位相の送信用局
部発振信号を生成する固定初期位相周波数シンセサイザ
ーと、前記固定初期位相周波数シンセサイザーで生成し
た前記送信用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めた
パルス繰り返し周期、およびパルス幅でパルス変調した
送信信号を生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰
り返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送
受切換器を介して、背景を含む目標に送信波として放射
し、目標、および背景で反射した前記送信波を受信波と
して受けるアンテナと、あらかじめ求めた目標との相対
距離情報を用いて前記受信波の周波数情報を求める周波
数計算器と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周
波数情報とパルス繰り返し周期から前記送信用局部発振
信号と同じ初期位相となる位相を求める位相計算器と、
前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数情報を用
いて前記受信波の周波数に対応する周波数の受信用局部
発振信号をあらかじめ定めた初期位相で生成する固定初
期位相周波数シンセサイザーと、前記受信波から前記受
信用局部発振信号を用いてディジタルI、Qビデオ信号
を生成する受信機と、前記位相計算器で求めた初期位相
を用いて前記ディジタルI、Qビデオ信号の位相の補正
を行う位相補正器と、前記位相補正器によって位相補正
された前記ディジタルI、Qビデオ信号を逆フーリエ変
換する合成帯域器を備えたことを特徴とするパルスレー
ダ装置。 - 【請求項3】 あらかじめ定めたパルス繰り返し周期毎
にあらかじめ定めた周波数、および初期位相の送信用局
部発振信号を生成する固定初期位相周波数シンセサイザ
ーと、前記固定初期位相周波数シンセサイザーで生成し
た前記送信用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めた
パルス繰り返し周期、およびパルス幅でパルス変調した
送信信号を生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰
り返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送
受切換器を介して、背景を含む目標に送信波として放射
し、目標、および背景で反射した前記送信波を受信波と
して受けるアンテナと、あらかじめ求めた目標との相対
距離情報を用いて前記受信波の周波数情報を求める周波
数計算器と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周
波数情報を用いて前記受信波の周波数に対応する周波数
の受信用局部発振信号をあらかじめ定めた初期位相で生
成する固定初期位相周波数シンセサイザーと、前記受信
波から前記受信用局部発振信号を用いてディジタルI、
Qビデオ信号を生成する受信機と、前記ディジタルI、
Qビデオ信号を逆フーリエ変換する合成帯域器と、前記
合成帯域器の出力信号に対して、前記周波数計算器で求
めた前記受信波の周波数情報を用いて、距離の補正を行
う距離補正器を備えたことを特徴とするパルスレーダ装
置。 - 【請求項4】 あらかじめ定めた周波数、および初期位
相の信号を生成する複数の安定化発振器と、あらかじめ
定めたパルス繰り返し周期毎に、あらかじめ定めた順序
で、前記複数の安定化発振器で生成した信号の中から送
信信号生成に用いる送信用局部発振信号を選択する送信
用周波数選択器と、前記送信用周波数選択器で選択した
前記送信用局部発振信号を用いて、あらかじめ定めたパ
ルス繰り返し周期、およびパルス幅でパルス変調した送
信信号を生成する送信機と、前記送信信号をパルス繰り
返し周期のタイミングで送受信の信号を切り換える送受
切換器を介して、背景を含む目標に送信波として放射
し、目標、および背景で反射した送信波を受信波として
受けるアンテナと、あらかじめ求めた目標との相対距離
情報を用いて前記受信波の周波数情報を求める周波数計
算器と、前記周波数計算器で求めた前記受信波の周波数
情報を用いて前記受信波の周波数に対応する周波数の受
信用局部発振信号を前記複数の安定化発振器の出力信号
の中から選択する受信用周波数選択器と、前記受信波か
ら前記受信用局部発振信号を用いてディジタルI、Qビ
デオ信号を生成する受信機と、前記ディジタルI、Qビ
デオ信号を逆フーリエ変換する合成帯域器を備えたこと
を特徴とするパルスレーダ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000081983A JP3366615B2 (ja) | 2000-03-23 | 2000-03-23 | パルスレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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