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JP3340638B2 - 電動運搬車 - Google Patents

電動運搬車

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Publication number
JP3340638B2
JP3340638B2 JP01163797A JP1163797A JP3340638B2 JP 3340638 B2 JP3340638 B2 JP 3340638B2 JP 01163797 A JP01163797 A JP 01163797A JP 1163797 A JP1163797 A JP 1163797A JP 3340638 B2 JP3340638 B2 JP 3340638B2
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JP
Japan
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main frame
frame
electric
carrier
electric motor
Prior art date
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JP01163797A
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JPH10203374A (ja
Inventor
昌幸 山本
直俊 小野
正行 米山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
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Publication of JPH10203374A publication Critical patent/JPH10203374A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動運搬車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビニールハウスの普及により、寒冷地で
もメロンの栽培が盛んに行なわれるようになってきた。
大型のビニールハウスは、大収穫を見込むために50m
〜100mの長大なものとなり、肥料、苗、作物の移動
には機械力が必要となる。従来は、トラクター、耕運機
を用いていたが、原動機が内燃機関(ガソリンエンジ
ン、ジーゼルエンジン)であるため、排気ガスがハウス
内にこもり、作業環境衛生上好ましいとはいえなかっ
た。また、トラクターや耕運機は、基本的に屋外作業向
きの農機であるため、狭いハウス内での取り回し性は良
くない。
【0003】そこで、例えば実公昭51−31502号
公報の「電動運搬機」を用いることを検討した。この電
動運搬機は、同公報の第1図に示されるとおりに、下部
フレーム2,2’及び縦枠3,3’からなる荷台フレー
ム1に、電動機4,4’、前輪11,11’及び後輪1
7,17’を取付けたものである。そして、第2図に示
されるとおり、前の左輪11をチェーン及びスプロケッ
トを介して電動機4で駆動し、前の右輪11’をチェー
ン及びスプロケットを介して電動機4’で駆動し、後の
左右輪17,17’を備え、前後輪間にバッテリ15,
15’を備えた電動車両である。前記電動機4,4’は
スイッチ箱16(同公報の第1図)を操作することで、
左右独立して制御し、機体を旋回させることができると
いうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報の電動運搬車
は、排気ガスを出さないという特長はあるが、荷台フレ
ーム1は丈夫な箱であり、この様な荷台フレーム1(縦
枠3,3’)に横向きに電動機4,4’を取付け、チェ
ーン及びスプロケットは配置したため、全体的にかなり
の重量物となった。大型のビニールハウスであっても、
運搬車の走行には数々の制限があり、いわゆる車体重量
は小さいほど良い。車体重量が小さければ、人手で車体
の方向を修正することが可能であるからである。しか
し、上記公報の電動運搬車のように、電動機4,4’で
走行、方向修正の全てを行なうものはトータル重量が大
き過ぎて人手で車体の方向を修正することは困難とな
り、ビニールハウスでの使用には限度がある。
【0005】具体的にはたとえば、前輪を接地させ、後
輪を僅かに浮せて車体方向を微調整することができれば
都合がよい。しかし、上記公報の電動運搬車は、前後輪
の中間に重心があるため、簡単には人手で後輪を浮せる
ことはできない。そこで、本発明の目的は、車体フレー
ム構造を工夫するとともに電動モータの取付姿勢並びに
取付位置を改良して重心を前に移し、人手による方向修
正を容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、車体フレームのメインフレームを前上り
形状に斜めに配置し、又、電動モータを出力軸が後に向
く姿勢でメインフレームの前部に取付けたことを特徴と
する。
【0007】メインフレームの先端に、重い電動モータ
を取付けて重心を前に移動する。この結果、後輪を浮す
操作が楽になり、進行方向の微調整が容易に実施でき
る。
【0008】重くて大きな電動モータを水平型メインフ
レームに取付けると、地上高さが制限され、地面の突起
に電動モータが接触しやすくなる。そこで、本発明では
メインフレームを前上りに配置した。この結果、電動モ
ータの地上高さが大きくなり、地面の突起に電動モータ
が接触し難くなり、運搬作業を続けることができる。
【0009】請求項2は、メインフレームを車幅中央に
配置した1本のチャンネル又は角形のフレームにしたこ
とを特徴とする。メインフレームを1本フレームとする
ことで、車体フレームがスリムとなり、両側に大きなス
ペースが確保でき、これらのスペースに大きなバッテリ
を収納することができる。断面をチャンネル又は角にす
ることにより、十分な剛性を確保することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。「左」「右」は作業者から見た方向、
「前」は前進側、「後」はその逆側をいい、左の部材に
はL、右の部材にはRを付す。
【0011】図1は本発明に係る電動運搬車の分解斜視
図であり、車体フレーム2には下面を開放したチャンネ
ル状のメインフレーム3に鳥居型の荷台受けブラケット
4,5を取付たものを採用した。電動運搬車1は、この
様なメインフレーム3の前部にギヤボックス7及び前車
軸8を介して前輪9L,9Rを取付け、更にこのギヤボ
ックス7に前から電動モータ10の出力軸11を差込
み、荷台受けブラケット4,5に荷台13をボルト14
・・・(・・・は複数個を示す。)にて取付け、この荷台13
の後部に左右の操作ハンドル15L,15Rをボルト1
6・・・にて取付け、更にメインフレーム3の後部に後車
軸17を介して後輪18L,18Rを取付け、メインフ
レーム3の中間位置(前輪9L,9R−後輪18L,1
8R間)にバッテリケージ19L,19Rを配置したも
のである。
【0012】図2は本発明に係る電動運搬車の側面図で
あり、メインフレーム3を前上り状態で傾斜させたこ
と、モータ軸Lmを前車軸8よりδ1だけ上にオフセッ
トさせたことを示す。この結果、電動モータ10の地面
からの高さHmは後車軸17の地面からの高さHrとほ
ぼ同じになったことを示す。
【0013】図3は図2の3矢視図であり、正面から見
ると前輪9L,9Rの間に電動モータ10及びギヤボッ
クス7(一部)が見えることを示す。
【0014】図4は図2の4−4線断面図であり、メイ
ンフレーム3は下面を開放したチャンネルであり、この
メインフレーム3の側板にヒンジ21,21介して旋回
可能にバッテリケージ19L,19Rを取付けたことを
示す。バッテリケージ19L,19Rは上端部を荷台1
3に掛けることができる。バッテリ21L,21Rを交
換する場合には、実線で示したバッテリケージ19L,
19Rを、ヒンジ21,21を中心に側方へ回転させ、
想像線で示したように下部コーナを地面に当てる。すな
わち、地面に預けた状態で、矢印,のごとくバッテ
リ21L,21Rを出し入れすることができる。バッテ
リケージ19L,19Rを手で支える必要が無いので、
両手でバッテリ21L(又は21R)を引出すことがで
き、作業性が上がる。
【0015】更に、メインフレーム3を車幅中央に配置
した1本のチャンネルフレームにしたことを特徴とす
る。メインフレーム3を1本フレームとすることで、車
体フレームがスリムとなり、両側に大きなスペースが確
保でき、これらのスペースに大きなバッテリ21L,2
1Rを置くことができる。断面をチャンネルにすること
により、十分な剛性を確保することができる。
【0016】なお、剛性を高めるには、メインフレーム
3を角(正方形、縦長長方形、横長長方形)断面であれ
ばなおよい。しかし、下向き負荷に対する曲げ剛性及び
左右のスペース確保の点からは、縦長のチャンネルフレ
ーム若しくは縦長の長方形断面フレームが最適である。
【0017】以上に述べた電動運搬車の作用を次に述べ
る。図2において、荷台13及び積荷の荷重をW1、バ
ッテリ21L,21Rの荷重をW2とすれば、合計荷重
(W1+W2)による重心はほぼG2の位置となる。電
動モータ10の荷重をW3とし、上記重量に加えた荷重
を(W1+W2+W3)とすれば、この荷重(W1+W
2+W3)による重心はほぼG3となる。すなわち、重
いバッテリ21L,21Rは前車軸8に対して図右廻り
のモーメントを発生するが、重い電動モータ10は前車
軸8に対して図左廻りのモーメントを発生し、結果とし
て、重心G3は前に移動するとともに、ほぼ前車軸8の
近傍となる。このことから、進行方向を微調整したけれ
ば、作業者は操作ハンドル15L,15Rを持上げ、後
輪18L,18Rを地面から僅かに浮せ、前輪9L,9
Rを旋回中心にして方向を修正すればよく、この作業自
体も容易である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、車体フレームのメインフレームを前
上り形状に斜めに配置し、又、電動モータを出力軸が後
に向く姿勢で前記メインフレームの前部に取付けたこと
を特徴とする。メインフレームの先端に、重い電動モー
タを取付けて重心を前に移動する。この結果、後輪を浮
す操作が楽になり、進行方向の微調整が容易に実施でき
る。重くて大きな電動モータを水平型メインフレームに
取付けると、地上高さが制限され、地面の突起に電動モ
ータが接触しやすくなる。そこで、本発明ではメインフ
レームを前上りに配置した。この結果、電動モータの地
上高さが大きくなり、地面の突起に電動モータが接触し
難くなり、運搬作業を続けることができる。
【0019】請求項2は、メインフレームを車幅中央に
配置した1本のチャンネル又は角形のフレームにしたこ
とを特徴とする。メインフレームを1本フレームとする
ことで、車体フレームがスリムとなり、両側に大きなス
ペースが確保でき、これらのスペースに大きなバッテリ
を収納することができる。断面をチャンネル又は角にす
ることにより、十分な剛性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動運搬車の分解斜視図
【図2】本発明に係る電動運搬車の側面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】図2の4−4線断面図
【符号の説明】
1…電動運搬車、2…車体フレーム、3…メインフレー
ム、4,5…荷台受けブラケット、8…前車軸、9L,
9R…前輪、10…電動モータ、11…モータの出力
軸、13…荷台、15L,15R…操作ハンドル、18
L,18R…後輪、21L,21R…バッテリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−202235(JP,A) 特開 平10−129492(JP,A) 実開 平6−71364(JP,U) 実開 平5−63533(JP,U) 実開 昭62−72264(JP,U) 実開 昭51−31502(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62B 3/00 B60K 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの前部に左右の前輪、後部
    に左右の後輪を備え、車体フレームの上方に荷台を置
    き、この荷台から後斜め上へ操作ハンドルを延ばし、荷
    台の下方で車体フレームの側方で且つ前後輪間に左右2
    個のバッテリを備え、車体フレームの前部に前輪を直接
    的に駆動する電動モータを備えた電動運搬車であって、
    前記車体フレームのメインフレームを前上り形状に斜め
    に配置し、又、電動モータを出力軸が後に向く姿勢で前
    記メインフレームの前部に取付けたことを特徴とする電
    動運搬車。
  2. 【請求項2】 前記メインフレームは、車幅中央に配置
    した1本のチャンネル又は角形のフレームであることを
    特徴とした請求項1記載の電動運搬車。
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