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JP3288714B2 - 鉄、亜鉛、およびビタミンで栄養強化した、色の安定な乾燥ドリンク・ミックス - Google Patents

鉄、亜鉛、およびビタミンで栄養強化した、色の安定な乾燥ドリンク・ミックス

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JP3288714B2
JP3288714B2 JP51666997A JP51666997A JP3288714B2 JP 3288714 B2 JP3288714 B2 JP 3288714B2 JP 51666997 A JP51666997 A JP 51666997A JP 51666997 A JP51666997 A JP 51666997A JP 3288714 B2 JP3288714 B2 JP 3288714B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の属する技術分野 本発明は、生物学的利用率に優れた鉄および亜鉛化合
物で補足した、乾燥飲料ミックスに関する。ここでいう
鉄および亜鉛化合物は、風味を消さず、安定で、かつ、
これらの無機物の添加によってしばしば生じる変色の問
題を克服するものである。この組成物は、また、ビタミ
ンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB類、葉酸、
およびヨウ素を含んでいてもよい。
発明の背景 平均的な食品が、鉄、亜鉛、ヨウ素、ビタミンA、ま
たはビタミンB類を十分なレベルで含んでいないという
国は多い。鉄欠乏症については、くわしい報告がされて
いる。鉄欠乏症は、米国ではほとんど見られない栄養欠
乏症の一つであるが、発展途上国のほとんどの国では広
く見られる症状である。最近証明されたことから、栄養
学的な亜鉛の欠乏が、植物由来の食品(たとえば穀類、
豆類等)に依存している多くの発展途上国の人々に広く
見られることが示唆されている。米国においてさえ、個
人の判断による食餌制限、アルコールや穀類タンパク質
の消費、そして微量無機物の摂取量が少なくなる精製食
品の摂取の増加から、亜鉛欠乏症の予備軍が広がる可能
性がある。
鉄および亜鉛の欠乏症は、補助食品を摂ることによっ
て克服できる。これらの欠乏長に対処するほかの方法と
しては、元来それらの無機物を含んでいる食物や、栄養
強化した食物や飲料製品の摂取を増やすというものがあ
る。通常、人々がそのような欠乏症を患っている国々の
経済は、補助食品として無機物やビタミンを提供するこ
とは費用がかかりすぎるし、流通ロジスティックスの面
で重大な問題を生じるような状況である。その上、応諾
を得ること、すなわち人々にビタミンと無機物の補助食
品を毎日摂取させることは、深刻な問題である。したが
って、鉄および亜鉛を、他のビタミンおよび無機物とと
もに、生物学的利用率に優れると同時にその風味が不快
ではない形で、かつ危険な状態にある人々が高い割合で
消費するような形で出荷することが望ましい。
ビタミンおよび無機物で栄養強化した飲料および食品
は、公知である。乳幼児用の調合乳や、朝食用のシリア
ル、およびチョコレート・ドリンク粉末のような栄養強
化製品によって、鉄欠乏症が減少するという実質的な進
歩はあったものの、その調製には、しばしば入手不可能
であったり高価であったりする牛乳が必要とされる。一
般人がかかる鉄および亜鉛の欠乏症の問題においては、
ほとんど進歩がない。更に、亜鉛および鉄を栄養学的な
量(すなわち、USRDIの少なくとも5%)補足し、ビタ
ミンを含むかまたは含まない、果実風味の乾燥飲料ミッ
クスの調製には、ほとんど関心が払われていない。果実
風味の粉末飲料の多くはビタミンおよび/または無機物
を含むが、亜鉛と鉄の双方については、有意なレベルで
はほとんど含んでいない(たとえば、Composition of F
oods:Beverages,Agriculture Handbook No.8 Series,Nu
trition Monitoring Division,pp115−153を参照)。
ビタミンと無機物の双方を飲料に添加することに伴う
問題は、十分に認識されている。追加された亜鉛は不快
な風味を生じ、風味を損ない、口内に炎症を起こしやす
い。たとえば、1987年8月4日に発行されたGodfreyの
米国特許第4,684,582号を参照。追加された鉄は食物を
変色させるか、または感覚刺激反応性から不適切となる
ことが多い。更に、無機物、とりわけ生物学的に利用可
能な鉄および亜鉛は相互作用しやすいことから、それら
の混合物を含有する製品を調製することは特に難しい。
こうした相互作用は、飲料の感覚刺激反応性や美的特性
に影響を及ぼすのみならず、無機物そのものの栄養学的
な生物学的利用率、およびビタミンと風味の安定性に、
望ましくない影響を及ぼす。
飲料ミックス中に、ビタミン類を伴うかまたは伴わな
い鉄と亜鉛の混合物を加えるに当たっては、問題がいく
つかある。そのなかには、感覚刺激反応性が許容される
ものであり、生物学的に利用可能であり、省コストにな
って、かつ安全である鉄および亜鉛化合物を選択すると
いう問題がある。たとえば、最も生物学的に利用しやす
い水溶性の鉄および亜鉛化合物は、許容できないような
金属的な後味と、風味の変化を生じる。その上、可溶性
の鉄錯体は、しばしば許容できないような変色を引き起
こす。更に、鉄錯体そのものがしばしば着色する。この
ことから、ミックス中の色分布が均一な乾燥粉末を調製
するのが、より難しくなる。飲料をもどすと、その風味
にふさわしい色ではなくなることが多い。もし粉末また
はもどした飲料の色、もしくは飲料の風味が実質的に変
化すれば、その飲料は消費されないだろう。色と味は、
消費者に受け入れられるための鍵である。
商業的に成功している鉄供給源の多くが、ここで用い
るには満足できないことがわかっている。たとえば、19
88年11月に発行されたNakelらの米国特許第4,786,578号
は、果実飲料を補足するのに適した、鉄−糖錯体の使用
に関するものである。この補足用錯体は、ある果実香料
の飲料については許容できる風味を生じるが、いくつか
の着色飲料においては、変色や、消費者にわかるような
違いを生じる。典型的にはチョコレート・ミルクの栄養
強化に用いられる鉄供給源も、色の問題および/または
風味の問題から、望ましくないことがわかった。
目下、特定の鉄および亜鉛の供給源と、着色剤と、香
料成分と、そして任意で甘味料を含む組成物が、非常に
風味がよく、望ましくない後味を残さないことがわかっ
ている。更に、その組成物は、粉末としては均一な色を
呈し、もどした飲料としては許容できる色を呈する。こ
のミックスは、凝集や固化を避ける方法で提供される。
こうした流動性のある便利な形態によって、消費者は、
もどすのに必要な所望のレベルのミックスを加えるだけ
で、飲料の形にすることができる。
したがって、本発明の目的は、金属イオン(亜鉛イオ
ンおよび鉄イオン)の生物学的利用率を保ちながら、口
に合い、かつ不快な後味を残さない亜鉛および鉄を、栄
養学的な量補足した飲料ミックスを提供することにあ
る。
本発明の別の目的は、もどすと直ちに許容できる色を
呈する、乾燥飲料ミックスを提供することにある。
これらおよびその他の諸目的は、本願明細書の記載か
ら明らかになろう。
発明の要旨 もどした場合に所望の色を呈し、かつ、望ましくない
後味のない、流動性のある乾燥飲料組成物であって、 (a)アミノ酸でキレート化された鉄および内包された
鉄からなる群から選択される、USRDIの5%〜100%の鉄
と、 (b)USRDIの5%〜100%の亜鉛と、 (c)0.001%〜0.5%の着色剤と、 (d)0%〜98%の甘味料と、 (e)果実の香料、植物の香料、およびそれらの混合物
からなる群から選択される0.001%〜10%の香料と、 (f)1%〜50%のクエン酸、クエン酸ナトリウム、酒
石酸、リンゴ酸、またはそれらの混合物、もしくは、最
終的な飲料におけるpHを3〜4.5の間まで低下させるの
に十分な、その他の食用酸 とを含むことを特徴とする。
本発明の乾燥飲料組成物は、さらに、ビタミンA、ビ
タミンC、ビタミンE、ビタミンB12、ビタミンB2、ビ
タミンB6、ビタミンD、葉酸、ヨウ素、チアミン、ナイ
アシン、フッ素、およびカルシウムを含むことができ
る。タンニン酸も、渋味を出すために加えてもよい。最
終的な飲料の1単位部分は、これらの他のビタミンおよ
び無機物のUSRDIの、5%〜200%を提供する。
発明の詳細な説明 ここで用いるように、「含む(comprising)」なる用
語は、本発明の、果実風味の乾燥飲料ミックスの調製に
おいて、共同で採用する様々な成分があることを意味す
る。したがって、「本質的に〜からなる(consisting e
ssentially of)」および「〜からなる(consisting o
f)」との用語は、「含む」の用語に含まれる。
ここで用いるように、「果実香料」なる用語は、種子
植物の、食用に適した生殖部分、特に種子を伴う甘い果
実を有するものに由来する香料で、たとえば、リンゴ、
オレンジ、レモン、ライム等がある。また、果実香料と
いう用語には、天然物に由来する果実香料を模倣して人
工的に製造した香料も含まれる。こうした果実の風味
は、フルーツ・ジュースや香油のような天然物に由来さ
せることもできるし、もしくは合成的に調製することも
できる。所望であれば、オレンジ、パイナップル、レモ
ン、ライム、リンゴ、およびブドウを含むフルーツ・ジ
ュースを、香料成分として用いることができる。
ここで用いるように、「植物香料」または「植物抽出
物」なる用語は、果実以外の植物の部分に由来する風味
のことである。そのようなものとして、植物の香料は、
木の実、樹皮、根、および葉に由来する香料を含むこと
ができる。また、この用語には、天然物に由来する植物
の香料を模倣して人工的に製造した香料も含まれる。植
物の香料の例には、ハイビスカス、マリーゴールド、菊
などがある。これらの植物の香料は、精油や抽出物のよ
うな天然物に由来するものでも、人工的に調製したもの
でもよい。
ここで用いるように、「着色剤(coloring agent)」
または「着色剤(color)」なる用語は、リボフラビン
および/またはβ−カロテンのような、飲料を着色する
食用色素または食用物質を指す。
ここで用いるように、「全水分」なる用語は、香料、
糖、無機物、ビタミン、およびその他の成分中に存在す
る水を含む、乾燥ミックス中に存在する水の全量を意味
する。
ここで用いるように、「飲料」または「最終的な飲
料」なる用語は、追加の甘味料を含むかまたは含まない
本発明の乾燥ミックスを、水性液体と混合することによ
って調製する飲み物を意味する。
ここで用いるように、「一杯分」、「一杯単位につ
き」、または「一杯分の量」なる用語は、最終的な飲料
の250mlを指す。
ここで用いるように、「もどした」なる用語は、必要
とされる本発明の乾燥粉末ミックスを、甘味料および適
当量の希釈剤と混合するか、または十分に甘くした粉末
を適当量の希釈剤と混合することによって調製した最終
的な飲料の状態を指す。
ここで用いるように、、すべての部、パーセント、お
よび比は、特にことわらないかぎり、重量に基づくもの
とする。
本発明の乾燥飲料ミックスは、更に、ビタミンおよび
無機物を、栄養学的に補足する量含んでいる。ここで用
いるように、「栄養学的に補足する量」とは、測定可能
かつ滋養を与える量の無機物およびビタミンを提供す
る、ここで乾燥飲料ミックスに用いるビタミンおよび無
機物の量のことである。ここで用いるように、「栄養
分」とは、一般に、無機物およびビタミンを指す。
ビタミンおよび無機物についての米国推奨日常摂取量
(U.S.Recommended Daily Intake,USRDI)は、National
Academy of Sciences−Natinal Research Council、Re
commended Daily Dietary Allowance−Food and Nutrit
ion Boardにより規定され、発布されたものである。約3
5グラムのやや甘くした乾燥飲料ミックス、または約125
グラムの十分に甘くした乾燥飲料ミックスを、1リット
ルの水に溶解することによって調製した飲料の250mlを
一杯分として、ここではUSRDI値を計算するのに用い
る。乾燥ミックスに糖をまったく用いない場合は、約6
グラムの乾燥ミックスで、一般に、USRDIのビタミンお
よび無機物を提供する。
ここで用いるように、鉄および亜鉛以外の無機物を栄
養学的に補足する量は、そのような無機物のUSRDIの少
なくとも約5%、好ましくは約10%〜約200%である。
ここで用いるように、ビタミンを栄養学的に補足する量
は、そのようなビタミンのUSRDIの少なくとも約5%、
好ましくは約20%〜約200%、より好ましくは約25%〜1
00%である。
しかし、いかなるビタミンまたは無機物についても、
日常の好ましい摂取量は、摂取者によって変わることが
わかっている。たとえば、貧血症の人は、鉄の摂取量を
増やさなくてはならないかもしれない。ビタミン欠乏症
の人または不十分な食事をとっている人、特に発展途上
国における成長期の子どもには、ビタミンA、ビタミン
C、ビタミンB2がより多く必要になるだろう。そのよう
なことは医師や栄養学の専門家に知られていることなの
で、本発明の組成物の使用量はしかるべく調整してよ
い。
鉄の供給源 本発明の目的に有用であることがわかっている鉄化合
物には、水素化大豆油マトリックス中に内包された硫酸
第一鉄、たとえば、ニューヨーク州スレートヒル所在の
Balchem Corp.から入手可能な登録商標CAP−SHUREがあ
り、またキレート化剤がアミノ酸であるキレート化鉄
(すなわち第一鉄または第二鉄)、たとえばユタ州クリ
アフィード所在のAlbion Laboratories,Inc.から入手可
能なFERROCHEL AMINO ACID CHELATEがある。トリステア
リン、水素化コーン油、綿実油、ヒマワリ油、獣脂、お
よびラードのようなその他の固形脂を、硫酸第一鉄を内
包するのに用いることができる。
これらの特定の鉄供給源が生物学的に利用可能であ
り、風味を失わないものであって、より重要なことに
は、もどした飲料を望ましくない色に変色させないもの
であることがわかっている。また、たとえばサッカリン
酸第二鉄、グルコン酸第一鉄、フマル酸第一鉄、および
硫酸第一鉄といった、内包もされずキレート化もされて
いないある種の他の鉄供給源が、この目的には有用でな
いこともわかっている。更に、サッカリン酸第二鉄を用
いることによって、飲料の風味および最終的な色につい
ての改善を達成することができるが、もどした直後に得
られるものの中には、短時間のあいだは好ましくない色
を呈するものがあることがわかっている。その上、その
色は数時間経つといくらかましになるとはいえ、栄養強
化した飲料と強化していない飲料との間には、消費者に
わかる差異が残ることがわかっている。したがって、調
製して試験してみない限り、もどした飲料においてどの
鉄供給源が許容できる色を呈するか、予測できないこと
がわかっている。
乾燥飲料ミックスに加える鉄化合物の量は、最終的な
製品に望まれる補足量のレベルと、対象となる消費者に
よって、幅広く変わる。鉄分についてのUSRDIは、一般
に、6kgの女児または男児につき10mgというものから54
〜58kgの女性につき18mgと、年齢によっていくらか変化
する。本発明の、鉄分を強化した組成物は、典型的には
USRDIの約5%〜約100%の鉄分を含んでおり(一杯分の
量に基づく)、他の食物供給源(適度にバランスの取れ
た食物とする)から摂取可能な鉄分を補うものである。
この組成物は、好ましくはUSRDIの約15%〜約50%、最
も好ましくは約20%〜約40%の鉄分を含む。
亜鉛供給源 本発明に用いることのできる亜鉛化合物は、酸化亜鉛
のみならず、亜鉛の硫酸塩、塩化物、酢酸塩、グルコン
酸塩、アスコルビン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸
塩、ピコリン酸塩、アミノ酸キレート化物のような、通
常用いられるもののいずれの形でもよい。しかし、風味
上の理由から、グルコン酸亜鉛およびアミノ酸キレート
化亜鉛が特に好ましいことがわかっている。本発明の、
亜鉛を強化した組成物は、典型的にはUSRDIの約5%〜
約100%の亜鉛を含んでおり(一杯分の量に基づく)、
他の食物供給源(適度にバランスの取れた食物とする)
から摂取可能な亜鉛を補うものである。この組成物は、
好ましくはUSRDIの約15%〜約50%、より好ましくは約2
5%〜約40%の亜鉛を含む。
その他のビタミン類および無機物類 本発明の乾燥飲料ミックスは、鉄および亜鉛に加え
て、たとえばビタミンC、カルシウム、ビタミンA、ビ
タミンD、ビタミンE、ナイアシン、チアミン、ビタミ
ンB6、ビタミンB2、ビタミンB12、葉酸、およびヨウ素
といった、その他のビタミン類および無機物類を含むこ
とができる。
ほとんどの健康な成人についての現行のUSRDIは、一
般に:ビタミンC(60mg)、レチノール(1mg)とし
て、またはβ−カロテン(3mg)としてのビタミンA、
ビタミンB2(1.7mg)、ナイアシン(20mg)、チアミン
(1.5mg)、ビタミンB6(2.0mg)、葉酸(0.4mg)、ビ
タミンB12(6μg)、およびビタミンE(30国際単
位)、そしてヨウ素については150μgである。
カルシウムについてのUSRDIは、6kgの乳幼児当たり36
0mgというものから54〜58kgの女性当たり1200mgと、年
齢によっていくらか変わる。更に、沈殿や、感覚刺激に
対する反応性といった問題を生じることなく、USRDIの2
0〜30%を越えるカルシウム(一杯分の量に基づく)で
飲料を補足するのは、難しいものである。しかしなが
ら、この程度の補足は、牛乳から提供されるものと同等
であり、したがって許容できるものである。
ビタミンCの市販の供給源を、ここで用いることがで
きる。内包されたアスコルビン酸、および摂取可能なア
スコルビン酸塩も、用いることができる。典型的には、
USRDIの約5%〜約200%のビタミンCを、乾燥飲料ミッ
クスに用いる。好ましくは、USRDIの約25%〜約150%、
最も好ましくはUSRDIの約100%のビタミンCを、35gの
乾燥飲料ミックスに用いる。
ビタミンAの市販の供給源も、乾燥飲料ミックスに導
入することができる。飲料一杯分には、好ましくはUSRD
Iの約5%〜約100%、最も好ましくは約25%のビタミン
Aが含まれる。ビタミンAは、たとえば、パルミチン酸
ビタミンA(パルミチン酸レチノール)として、および
/またはβ−カロテンとして提供することができる。そ
れは油状、小粒状、または内包した形とすることができ
る。ここで用いるように、「ビタミンA」には、ビタミ
ンA、β−カロテン、パルミチン酸レチノール、および
酢酸レチノールが含まれる。
ビタミンB2(リボフラビン)の市販の供給源を、ここ
で用いることができる。得られる乾燥飲料ミックスは、
好ましくは(一杯分で)USRDIの約5%〜約200%、最も
好ましくは約15%〜約35%のビタミンB2を含んでいる。
ビタミンB2は、リボフラビンとも呼ばれる。
ヨウ素、好ましくは内包されたヨウ素の市販の供給源
を、ここで用いる。ヨウ素のその他の供給源には、塩を
含むヨウ素、たとえばヨウ化ナトリウム、ヨウ化カリウ
ム、ヨウ素酸カリウム、ヨウ素酸ナトリウム、またはそ
れらの混合物がある。これらの塩は、内包されていてよ
い。
栄養学的に補足する量を乾燥飲料ミックス中に導入す
る他のビタミンには、制限はないが、ビタミンB6および
ビタミンB12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、葉
酸、およびビタミンDおよびEがある。典型的には、乾
燥飲料ミックスは、USRDIの少なくとも5%、好ましく
は少なくとも25%、最も好ましくは少なくとも35%の、
これらのビタミンを含む。その他のビタミンも、飲料製
品を消費する消費者の栄養学的な要求に応じて、乾燥飲
料ミックスに導入することができる。
栄養学的に補足する量を乾燥飲料ミックス中に導入す
る他の無機物には、制限はないが、カルシウムおよび銅
がある。たとえば硫酸銅、グルコン酸銅、クエン酸銅と
いった、これらの無機物のいかなる水溶性塩も用いるこ
とができる。カルシウムの好ましい供給源は、米国特許
第4,789,510号、米国特許第4,786,518号、および米国特
許第4,822,847号に記載されている、クエン酸カルシウ
ム−リンゴ酸カルシウム組成物である。リン酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウ
ム、酪酸カルシウム、およびアミノ酸キレート化カルシ
ウムの形のカルシウムも用いることができる。
着色剤 本発明の乾燥飲料ミックスにおいて均一な色を得るの
に肝心なのは、少量の着色剤を導入することである。FD
&C染料(たとえば、イエロー#5、ブルー#2、レッ
ド#40)および/またはFD&Cレーキを用いるのが好ま
しい。他の粉末成分にレーキを加えることによって、す
べての粒子、特に着色した鉄化合物が、完全にかつ均一
に着色して、均一に着色した飲料ミックスが得られる。
本発明で用いうる好ましいレーキ染料は、レーキレッド
#40、イエロー#6、ブルー#1のようなFDA認可レー
キである。また、FD&C染料またはFD&Cレーキ染料
と、他の慣用の食品および食品着色剤とを組み合わせた
混合物を用いてもよい。しかしながら、レーキ型ではな
いFD&C食品染料だけを用いると、飲料ミックスの色が
均一にならないことがわかっている。その上、実質的に
固化したり、塊ができたりする。用いる着色剤の正確な
量は、着色剤と、最終的な生成物に求められる彩度に応
じて変わる。その量は、当業者によって容易に決定され
るであろう。一般に、着色剤は、乾燥粉末の重量の約0.
001%〜約0.5%、好ましくは約0.004%〜約0.1%のレベ
ルで存在すべきである。飲料がレモンの風味または黄色
である場合は、リボフラビンを着色剤として用いること
ができる。β−カロテンおよびリボフラビンの双方と
も、オレンジ飲料の色をなす。
香料 乾燥飲料ミックスには、天然のまたは合成した果実の
香料または植物の香料、もしくは植物香料と果実ジュー
スブレンドとの混合物によって、風味を出すことができ
る。適切な天然または人工的な果実香料には、レモン、
オレンジ、グレープフルーツ、イチゴ、バナナ、ナシ、
キウィ、ブドウ、リンゴ、レモン、マンゴ、パイナップ
ル、パッションフルーツ、ラズベリー、およびこれらの
混合物がある。適切な植物香料には、ジャマイカ、マリ
ーゴールド、キク、紅茶、カモミール、ジンジャー、カ
ノコソウ(valerian)、ヨヒンベ(yohimbe)、ホッ
プ、エリオジクチオン(eriodictyon)、チョウセンニ
ンジン、コケモモ、コメ、赤ワイン、マンゴ、ボタン、
レモンバーム、没食子(nutgall)、樫のチップ、ラベ
ンダー、クルミ、リンドウ、羅漢果、シナモン、アンジ
ェリア、アロエ、キンミズヒキ(agrimony)、ノコギリ
ソウ、およびそれらの混合物がある。これらの香料を、
約0.01%から約10%まで用いることができる。好ましく
は、約0.02%から8%まで用いる。乾燥フルーツジュー
ムも、香料として用いることができる。香料の実際の量
は、用いる香料の種類と、最終的な飲料において求めら
れる香料の含有に応じて変わるであろう。タンニン酸ま
たはその他の類似の酸を用いて、飲料に渋味を与えるこ
とができる。タンニン酸は、約0.001%から約10%まで
用いる。その他の芳香増強剤を用いることができる。
酸成分 果実風味系で、乾燥した飲料ミックスの重要な成分
は、pHを4.5より低くする食用可能な酸である。pHは、
好ましくは3.2〜4.5である。こうした酸は、単独で用い
てもよいし、組み合わせて用いてもよい。クエン酸およ
び/またはリンゴ酸を、一般に約1%〜50%、好ましく
は約8%〜約20%、より好ましくは約9%〜約17%用い
る。典型的には、タンニン酸、リンゴ酸、または酒石
酸、およびそれらの混合物を、約0.01〜約10%のレベル
で、ある種の植物香料とともに用いて、渋味を与える。
クエン酸およびリンゴ酸は、フルーツジュース中にもと
もと存在するものなので、ジュースまたは乾燥ジュース
粉末を、酸または酸混合物の供給源として用いてもよ
い。用いることのできる他の食用可能な酸には、リン
酸、酢酸、酪酸、およびマレイン酸がある。
甘味料 本発明の乾燥飲料ミックスは、更に、甘味料を0%〜
98%含む。粒状の糖または甘味料を、重量で10%〜約98
%、より好ましくは約50%〜約90%用いる。適切な粒状
の糖は、顆粒にするかまたは粉末にすることができ、こ
れには、スクロース、フルクトース、デキストロース、
マルトース、ラクトース、およびこれらの混合物が含ま
れる。最も好ましいのは、スクロースである。人工甘味
料を用いる場合は、甘味料のレベルをかなり低くし、通
常約0.05%〜約10%で用いる。しばしば、ガム、ペクチ
ン、およびその他のシックナーを人工甘味料とともに用
い、膨張剤として作用させ、もどした乾燥飲料にテクス
チャーを賦与する。糖と人工甘味料の混合物を用いるこ
とができる。
乾燥飲料ミックスには、粒状の糖に加えて、他の天然
または人口の甘味料も組み込むことができる。他の適切
な甘味料には、サッカリン、シクラメート、アセサルフ
ァム(acesulfam)−K、L−アスパルチル−L−フェ
ニルアラニン低アルキルエステル甘味料(たとえばアス
パルテーム)、Brennanらの米国特許第4,411,925号に開
示されているL−アスパルチル−D−アラニンアミド、
Brennanらの米国特許第4,399,163号に開示されているL
−アスパルチル−D−セリンアミド、Brandの米国特許
第4,338,346号に開示されているL−アスパルチル−L
−1−ヒドロキシメチルアルカンアミド甘味料、Rizzi
の米国特許第4,423,029号に開示されているL−アスパ
ルチル−1−ヒドロキシエチルアルカンアミド甘味料、
1986年1月15日に公告されたJ.M.Januszの欧州特許出願
第168,112号に開示されているL−アスパルチル−D−
フェニルグリシンエステルおよびアミド甘味料などがあ
る。任意で追加する甘味料で特に好ましいのは、アスパ
ルテームである。
他の成分 乾燥飲料ミックスは、更に、食品または飲料製品にお
いて一般に用いられているその他の成分を含むことで、
風味、見た目、テクスチャー、安定性、抗凝固性、また
は栄養学的な利益を提供することができる。後記するよ
うに、そのような任意の他の成分は、単独または様々な
組み合わせで乾燥飲料ミックス中に組み込むこともでき
るが、典型的には、飲料プレミックス中に組み込んでお
くものである。
混濁剤/濃化剤 乾燥飲料ミックスは、更に、濃化剤または混濁剤を、
重量で約0%〜約15%、好ましくは約0.02%〜約10%含
んでいてよい。最も好ましくは約1%〜約5%で用い
る。公知または慣用の、いかなる濃化剤および混濁剤も
用いることができる。濃化剤または混濁剤は、また、も
どした乾燥飲料ミックスの沈降を防止するのに役立てる
ことができる。シックナーも、苦くまた渋い風味を抑え
るのに役に立つ。
いかなる食品用の濃化剤または混濁剤も、乾燥飲料ミ
ックス中の他の必須成分に対し相溶性がある限り用いる
ことができる。適切な濃化剤または混濁剤には、制限は
ないが、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カラギ
ーナン、キサンタン、ペクチン、グアールおよび様々な
食物デンプン(改変されているものおよび改変されてい
ないもの)、コーンシロップ固形物、および植物油また
は部分水素化植物油がある。濃化剤は、第一にコスト面
から、第二に濃化特性の面から選択する。濃化剤と混濁
剤の混合物も用いることができる。好ましい混濁剤/濃
化剤は、コーンシロップ固形物40%〜60%と、改変した
植物デンプン20%〜35%、部分水素化大豆油8%〜20%
と、そしてキサンタンガム1%〜5%との混合物であ
る。
抗酸化剤 飲料プレミックスは、更に、乾燥飲料ミックス中の物
質、特に脂質の酸化を防止するのに十分な量の、食品用
の抗酸化剤を含んでいてよい。過度の酸化は、風味を損
ない、また風味を無くしてしまうことにつながる。過度
の酸化はまた、ミックス中のアスコルビン酸またはその
他の容易に酸化しやすいビタミンや無機物の分解および
不活化を引き起こすことができる。
公知または慣用の食品用抗酸化剤を、乾燥飲料ミック
スに用いることができる。そのような食品用の抗酸化剤
には、限定はないが、ブチル化ヒドロキシアニソール
(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、および
それらの混合物がある。食品用抗酸化剤の効果的な量
は、当業者によって容易に選択される。そのような量ま
たは濃度は、通常は政府の規制により制限をうけやす
い。
酸化安定生を更に求めるために、乾燥飲料ミックス
は、水分を通さない入れ物に入れるべきである。そのよ
うな入れ物には、たとえば、内側をホイルでおおったパ
ッケージ、金属缶、およびプラスチックまたはラミネー
ト加工のパッケージがある。ホイルで内側をおおったパ
ッケージ、またはその他の酸素および水を通さない入れ
物が好ましい。乾燥飲料ミックスは、窒素、二酸化炭
素、またはその他の不活な非酸化ガスの下で包装して、
酸化安定性を更に高める。そのような包装方法は、当業
界ではよく知られている。水分含量は、乾燥飲料ミック
スの約6重量%を越えるべきではない。
乾燥飲料ミックス 本発明の乾燥飲料ミックスは、水または炭酸水で希釈
して飲料とすることができる。
本発明の乾燥飲料ミックスは、全水分が約6重量%以
下の、流動性のある粒状組成物である。乾燥飲料ミック
ス中の全水分レベルを6%未満に保って、ビタミンの分
解やその他の所望でない反応を避けることが望ましい。
好ましくは、水分含量は約3%未満、典型的には約4〜
約5%の範囲である。
乾燥飲料ミックスの一杯分の量は、個々の消費者の好
みや、特定の乾燥飲料ミックスの処方によって変わる。
製品の処方で、希釈した飲料製品が一杯分につき所望の
量のビタミンおよび無機物をもたらすことが、特に重要
である。一般に、飲料1リットルは、糖は甘味料として
用いる場合は乾燥飲料ミックスを約35〜約125グラム用
い、また人工甘味料を用いる場合は約6グラム用いるこ
とによって調製することができる。
本発明の乾燥飲料ミックスは、やや甘くした粉末か、
また十分に甘くした粉末として調製してよい。やや甘く
した乾燥飲料ミックスから風味のある飲料を調製する場
合は、約20グラム〜約35グラムの乾燥飲料ミックスを、
希釈剤(たとえば水道水)に加えて約30グラム〜約85グ
ラムの糖と混合する工程が含まれる。十分に甘くした乾
燥飲料ミックスから風味のある飲料を調製する場合は、
約70グラム〜約125グラムの乾燥飲料ミックスを、単に
希釈剤と混合する工程が含まれる。希釈剤は熱くても冷
たくてもよい。典型的には、約1,000mlの希釈剤を一回
分の乾燥飲料ミックスに加えて、果実/植物風味の飲料
にもどす。
乾燥飲料ミックスの調製 本発明の乾燥ミックスは、成分の乾式混合、噴霧乾
燥、凝集、円筒式乾燥、および、濃度の均一な乾燥ミッ
クスを提供するその他の慣用の手段といった、様々な手
段により調製してよい。好ましいのは、前記した乾燥飲
料ミックスの必須成分の必要量を混合する工程を含む方
法である。好ましくは、混合は、慣用のプラウ型ミキサ
ーまたはパドルミキサーを用いて行なう。
好ましくは、この方法は、糖を除いたその他のすてべ
の成分を、単離したプレミックスとして乾式混合し、次
いでこの単離したミックスを糖と乾式混合して、本発明
の乾燥飲料ミックスを形成する工程を含む。粒状の糖、
香料、ビタミン、無機物、および内包された香料は、好
ましくは合わせて混合して、細かな香料粒子が糖粒子の
まわりに付着するようにする。このことにより、乾燥飲
料ミックスを水でもどしたときの分散性が改善される。
乾燥飲料ミックスの物理的な形態は、消費者の好みに
応じて調整することができる。たとえば、乾燥飲料ミッ
クスは、より密度の低い、凝集したミックスに加工する
こともできるし、微粉末のままにしておくこともでき
る。
レモン/ライムの組み合わせ(以下、「ライモン」と
する)の混合飲料から作ったレモン風味の混合飲料を、
以下の成分から調製する。
実施例1 着色剤以外のすべての成分をミキサー中で乾式混合す
ることによって、レモン風味の、やや甘くしたミックス
を調製する。次いでこの乾式混合物に着色剤を加えた
後、均一な色分布および均一な混合物を提供するのに十
分な時間をかけて、追加の乾式混合を行なう。次に乾式
混合物を20番のタイラー・メッシュふるいにかけ、次い
で30番のタイラー・メッシュふるいにかける。最終的な
混合物を攪拌し、缶に収める。
この混合物試料(35グラム)を1000mlの水とともにブ
レンドした後、攪拌する。対照とする目的で、以下の成
分を含む実施例2および実施例3の乾燥ライモン風味ミ
ックスを、上記の手順によって調製する。
実施例2 実施例3 前記したレモン−ライム乾燥ミックスから飲料を調製
すると、内包硫酸第一鉄を含む飲料、およびフェロケル
アミノ酸キレートを含む飲料が、類似し、かつ許容可能
な緑色を呈することが観察される。驚くべきことに、サ
ッカリン酸第一鉄を含む飲料は変色する(すなわち、濁
った黄緑色になる)。更に、サッカリン酸第一鉄を含む
飲料を室温で約4〜6時間放置すると、比較的許容可能
な色に変化することが観察される。
実施例4 前記の乾燥ミックスから調製した飲料に鉄を加えるこ
とによって色が失われる度合いを、ハンター色差計を用
いて測定する。実施例1で調製した飲料で読み取りを行
い、次いでこれを24時間室温に放置して、より許容可能
な生成物の読み取りを行なう。この色差計の色の座標
は、L=目に見える明度/暗度、a=赤−緑、およびb
=黄−青である。ΔL、Δa、およびΔbは、試料の
L、a、およびbの差を表す。ΔEは、色差の合計であ
る。これは、次の式から求められる: [式中、L1、a1、およびb1は最初の読み取り値、そして
L2、a2、およびb2は華氏75度(23.8℃)で24時間エージ
ングした後の読み取り値である]。3.0を越えるΔE値
は、飲料製品について、消費者にわかる差が生じたこと
を示すものである。結果を表1に示す。
実施例2および3にしたがって調製する飲料のデータ
は、消費者にわからないような微妙な差を示す。また、
内包硫酸第一鉄およびキレート化鉄を用いて調製を行な
うこれらの実施例は、鉄を含まない飲料のデータと同様
の特性も示す。しかし、実施例1にしたがって調製する
飲料のデータは、他の飲料とかなり違い、エージング後
は消費者にわかる色の差異を示す。対照する目的で、オ
レンジ飲料とジャマイカ飲料とを用いて同様の試験を行
う。サッカリン酸第一鉄を含むオレンジ飲料およびジャ
マイカ飲料も、許容できない色を呈することが観察され
る。
実施例5 十分に甘くしたオレンジ風味のドリンク・ミックス
を、実施例1の混合手順にしたがって、以下の成分から
調製する。
最終的な飲料(250ml)の一杯分の量では、ビタミン
および無機物が以下のUSRDI%となる。
実施例6 以下の成分から、実施例1の混合手順にしたがって、
やや甘くしたジャマイカ風味(ハイビスカスに由来)の
ドリンク・ミックスを調製する。
その他の調製物は、実施例1のプレミックスを用い
て、以下の成分を混合することにより調製する。
実施例7 十分に甘くしたオレンジ風味のドリンク・ミックス
を、以下の成分から、実施例1の混合手順にしたがって
調製する。
最終的な飲料(250ml)の一杯分は、ビタミンC、ビ
タミンA、ビタミンE、ビタミンB2、葉酸、ビタミンB
12、およびビタミンB6のUSRDIの10%、ならびに無機物
の鉄および亜鉛のUSRDIの25%を提供する。
実施例8 やや甘くしたオレンジ風味のドリンク・ミックスを、
以下の成分から、実施例1の混合手順にしたがって調製
する。
最終的な飲料(250ml)の一杯分は、ビタミンC、ビ
タミンA、ビタミンE、ビタミンB2、葉酸、ビタミンB
12、およびビタミンB6のUSRDIの50%、ならびに無機物
の鉄および亜鉛のUSRDIの25%を提供する。
実施例9 甘くしないオレンジ風味のドリンク・ミックスを、以
下の成分から、実施例1の混合手順にしたがって調製す
る。
最終的な飲料の一杯分(250ml)は、ビタミンC、ビ
タミンA、ビタミンE、ビタミンB2、葉酸、ビタミンB
12、およびビタミンB6のUSRDIの100%、ならびに無機物
の鉄および亜鉛のUSRDIの25%を提供する。
たとえばマンゴ、モモ、イチゴ、タンジェリン、およ
びオレンジなどのその他の風味をつけた着色飲料ミック
スを、上記ミックス中の着色剤や香料成分を変えること
によって、容易に調製できることは明らかである。した
がって、本実施例は例示を目的とするためのものであっ
て、それらに限定されるものではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A23L 2/62 A23L 2/00 D 2/68 L // A23L 1/303 Q 1/304 F (72)発明者 シー,シアオビン アメリカ合衆国 45069 オハイオ州 ウエスト チェスター セナー ドライ ブ 5427 (72)発明者 ファヴル,マイケル,ルーシエン,ヒュ ーバート,ランネロング アメリカ合衆国 45249 オハイオ州 シンシナティー キャリントン コート 11969 (72)発明者 メハンショー,ハイル アメリカ合衆国 45014 オハイオ州 フェアフィールド ハイノール コート 7 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23L 2/00 - 2/68 A23L 1/302 - 1/305 JICSTファイル(JOIS) JAFICファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流動性のある乾燥飲料組成物であって、 (a)アミノ酸でキレート化された鉄および内包された
    鉄からなる群から選択される、USRDIの5%〜100%の鉄
    と、 (b)USRDIの5%〜100%の亜鉛と、 (c)0.001%〜0.5%の着色剤と、 (d)0%〜98%の甘味料と、 (e)果実の香料、植物の香料、およびそれらの混合物
    からなる群から選択される0.001%〜10%の香料と、 (f)1%〜50%の食用酸 とを含むことを特徴とする組成物。
  2. 【請求項2】前記鉄が、第一鉄および第二鉄からなる群
    から選択されることを特徴とする請求項1に記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】前記鉄が、内包された硫酸第一鉄およびア
    ミノ酸でキレート化された第一鉄からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項1または2に記載の組成
    物。
  4. 【請求項4】前記鉄が、内包されるかまたはアミノ酸で
    キレート化された、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、サッカリ
    ン酸第二鉄、グルコン酸第一鉄、およびフマル酸第一
    鉄、からなる群から選択されることを特徴とする請求項
    1または2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記亜鉛が、グルコン酸亜鉛であることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】鉄または亜鉛ではない少なくとも1種のビ
    タミンまたはミネラルをさらに含むことを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】前記食用酸が、クエン酸、リンゴ酸、酒石
    酸、酪酸、タンニン酸、リン酸、酢酸、マレイン酸、お
    よびそれらの混合物からなる群から選択されることを特
    徴とする請求項1から6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】前記香料が、レモン、オレンジ、グレープ
    フルーツ、イチゴ、バナナ、ナシ、キウィ、ブドウ、リ
    ンゴ、マンゴ、パイナップル、パッションフルーツ、ラ
    ズベリー、およびそれらの混合物からなる群から選択さ
    れることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載
    の組成物。
  9. 【請求項9】USRDIの15%〜50%の鉄と、USRDIの15%〜
    50%の亜鉛とを含むことを特徴とする請求項1から8の
    いずれかに記載の組成物。
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