JP3260333B2 - 生産管理装置、生産管理システム、生産計画方法、及び記憶媒体 - Google Patents
生産管理装置、生産管理システム、生産計画方法、及び記憶媒体Info
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- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Description
チェーンマネージメント(SCM)において、商品の生
産側の生産及び在庫管理を予測によって行う生産管理装
置、生産管理システム、生産計画方法、及びそれを実施
するための処理ステップをコンピュータが読出可能に格
納した記憶媒体に関するものである。
(SCM)と呼ばれる、商品の生産及び販売等の管理形
態が多く採用されてきている。このシステムでは、工場
側にて生産された商品が、転々と流通経路(販売店や卸
売場等、以下、これらを「販売側」と言う)を経て消費
者の手に渡るまでの、該商品の生産計画及び販売計画が
予測によって立案される。具体的には例えば、工場側で
生産した商品を無駄なく且つ効率的に流通させるため
に、販売側は、過去の売り上げ数量等の結果(実績)を
元に、次の販売量を予測して販売計画を立てる。一方の
工場側は、販売側での販売計画を元に、次の生産量を予
測して生産計画を立て、その生産計画に従って商品の製
造等を指示する。このとき、万一の欠品を避けるため
に、余裕を持った生産量で生産計画を立てる。このよう
な販売計画及び生産計画のための予測には、現在、様々
な数学アルゴリズムが用いられている。
の生産側において、上述したように様々な数学アルゴリ
ズムを用いて販売側の販売計画に基づいた生産計画を立
案するが、実際には、万一の欠品を避けるための余裕量
(以下、「安全在庫量」と言う)等については経験等に
頼る場合が多い。この結果、生産側での在庫量が必然的
に増えてしまうといった問題が生じ、正確な予測ができ
ないというのが現状である。
産側では、生産計画を立てた後、その生産計画に従って
対象商品を製造するために、該対象商品の材料を調達す
る。このとき、上述したような安全在庫量を考慮した多
めの材料を調達する。これにより製造する商品の材料を
得て、それから実際の製造段階に入る。ここで、生産計
画の立案から、材料の調達後、対象商品の製造に取りか
かることができる状態となるまでの期間を、ここでは
「調達リードタイム」と言う。この調達リードタイム
は、対象商品の製造段階に入るために要する固定の生産
準備期間であり、製造する商品によっては長くなる場合
がある。また、製造機械のメンテナンスや、従業員(パ
ート等)を確保する必要がある場合にも、その分長くな
ることになる。したがって、上述のような調達リードタ
イムを経過した後に、商品の製造が開始され、販売側へ
出荷可能な状態となる。この製造開始から出荷可能な状
態となるまでの期間を、ここでは「生産リードタイム」
と言う。
メンテナンスや人員確保等はあまり必要がなく、商品を
梱包する等のための期間のみを考慮すればよいため、生
産側の調達/生産リードタイムよりも短い期間の周期
で、販売計画を立てることができる。すなわち、販売側
は、生産側での調達/生産リードタイムの周期よりも短
い周期で、販売計画を変えることができる状況にある。
画を立てる周期(調達/生産リードタイムの周期)と、
販売側での販売計画を立てる周期との間に差が生じ、し
たがって、生産側において、生産計画を立てる周期より
短い周期で販売側で立てられた販売計画に基づいて、正
確な生産計画を立てるということは非常に困難であっ
た。特に、万一の欠品を避けるための安全在庫量等につ
いては、経験等に頼るしかなく、この結果、必然的に在
庫量が増えてしまうという問題があった。
ために成されたもので、生産側での生産計画を立案する
周期が、販売側での販売計画を立案する周期よりも大き
い場合でも、生産側での生産計画を、数学アルゴリズム
によって正確且つ効率的に立案することが可能な、生産
管理装置、生産管理システム、生産計画方法、及びそれ
を実施するための処理ステップをコンピュータが読出可
能に格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
第1の発明は、商品の発注を行ってから入荷されて販売
するまでに必要な第1の固定周期に従って商品の販売を
行い、第1の予測周期に従って商品の販売量の予測を行
う販売側での販売予測データを用いて、第2の予測周期
に従って商品の生産量の予測を行い、上記第1の固定周
期よりも長い期間で、商品を製造し出荷可能になるまで
の第2の固定周期に従って生産側で商品の生産を行うた
めの管理をコンピュータにより行う生産管理装置であっ
て、ネットワークを介して上記販売側の端末から送られ
てくるデータに基づいて、上記販売側で保持される商品
の第1の安全在庫量を、上記第1の予測周期に対する上
記第1の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味して予
測する第1の予測演算手段と、上記生産側で保持される
商品の第2の安全在庫量を、上記第2の予測周期に対す
る上記第2の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味し
て予測し、その予測結果と、上記第1の予測演算手段で
の予測結果とから、上記生産側での予測生産量を確定す
る第2の予測演算手段とを備え、上記第1の予測演算手
段及び上記第2の予測演算手段を実現するプログラムを
コンピュータのメモリに記憶し、当該メモリに記憶され
たプログラムを実行することを特徴とする。
荷されて販売するまでに必要な第1の固定周期に従って
商品の販売を行い、第1の予測周期に従って商品の販売
量の予測を行う販売側の端末からのデータに基づき商品
の生産量の予測を行って、商品の生産を行うための管理
をコンピュータにより行う生産管理装置であって、ネッ
トワークを介して上記販売側の端末から送信されたデー
タを受信する受信手段と、上記受信手段により受信され
た上記販売側の端末からの販売予測データに基づいて、
上記販売側で保持される商品の第1の安全在庫量を、上
記第1の予測周期に対する上記第1の固定周期の期間に
生じる予測誤差を加味した予測演算の実行により予測す
る第1の予測演算手段と、第2の予測周期に従って商品
の生産量の予測を行い、上記第1の固定周期よりも長い
期間で、商品を製造し出荷可能になるまでの第2の固定
周期に従って商品の生産を行う上記生産側で保持される
商品の第2の安全在庫量を、上記第2の予測周期に対す
る上記第2の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味し
た予測演算の実行により予測する第2の予測演算手段
と、上記第1の予測演算手段及び上記第2の予測演算手
段での予測演算結果データに基づいて、上記生産側での
予測生産量を確定する生産量確定手段とを備え、上記第
1の予測演算手段、上記第2の予測演算手段、及び上記
生産量確定手段を実現するプログラムをコンピュータの
メモリに記憶し、当該メモリに記憶されたプログラムを
実行することを特徴とする。
いて、上記第1の予測演算手段又は上記第2の予測演算
手段は、確率分布における分散の標準偏差を用いて、上
記第1の安全在庫量及び上記第2の安全在庫量の予測演
算を行うことを特徴とする。
いて、上記第1の予測演算手段は、上記販売側への配送
量を、
算手段は、上記生産側での生産量を、
る。
上記第1の安全在庫量と上記第2の安全在庫量の差分
を、上記生産側での予測生産量を算出する上記(式3)
の第2の安全在庫量として確定する生産量確定手段を更
に備え、上記生産量確定手段を実現するプログラムをコ
ンピュータのメモリに記憶し、当該メモリに記憶された
プログラムを実行することを特徴とすることを特徴とす
る。
上記第1の予測演算手段は、複数の上記販売側のそれぞ
れに対する上記第1の安全在庫量を予測演算し、上記生
産量確定手段は、上記第1の予測演算手段での予測演算
結果の総和と、上記第2の安全在庫量とから、上記生産
側での予測生産量を確定することを特徴とする。
置と、ネットワークを介して上記端末装置に接続され、
上記端末装置とのデータの送受信を行うホストとを少な
くとも有する生産管理システムであって、上記ホスト
は、請求項1〜6の何れかに記載の生産管理装置が備え
る各手段を実現するプログラムをメモリから読み出して
実行するコンピュータであることを特徴とする。
品の販売量の予測を行う販売側での販売予測データを用
いて、第2の予測周期に従って商品の生産量の予測を行
い、上記販売側において商品の発注を行ってから入荷さ
れて販売するまでに必要な第1の固定周期よりも長い期
間で、商品を製造し出荷可能になるまでの第2の固定周
期に従って商品の生産を行う生産側で商品の生産を行う
ための管理をコンピュータにより行う生産管理装置にお
ける生産計画方法であって、上記販売側の端末から送信
されたデータに基づいて、上記第1の予測周期に対する
上記第1の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味した
上記販売側で保持する第1の安全在庫量を求める第1の
安全在庫量演算ステップと、上記第2の予測周期に対す
る上記第2の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味し
た上記生産側で保持する第2の安全在庫量を求める第2
の安全在庫量演算ステップと、上記第1の安全在庫量演
算ステップ及び上記第2の安全在庫量演算ステップでの
各演算結果データに基づいて、上記生産側での予測生産
量を確定する生産量確定ステップとを含むことを特徴と
する。
上記第1の安全在庫量演算ステップ及び上記第2の安全
在庫量演算ステップは、確率分布における分散の標準偏
差を用いて、上記第1の安全在庫量及び上記第2の安全
在庫量の予測演算を実行するステップを含むことを特徴
とする。
て、上記第1の安全在庫量演算ステップは、
予測演算を実行するステップを含み、上記第2の安全在
庫量演算ステップは、
予測演算を実行するステップを含むことを特徴とする。
て、上記生産量確定ステップは、上記第1の安全在庫量
と上記第2の安全在庫量の差分を、上記生産側での予測
生産量を算出する上記(式3)の第2の安全在庫量とし
て確定するステップを含むことを特徴とする。
て、上記第1の安全在庫量演算ステップは、複数の上記
販売側のそれぞれに対する上記第1の安全在庫量の予測
演算を実行するステップを含み、上記生産量確定ステッ
プは、上記第1の安全在庫量演算ステップでの予測演算
結果データの総和と、上記第2の安全在庫量とから、上
記生産側での予測生産量を求めるステップを含むことを
特徴とする。
に記載の生産計画方法の処理ステップを実行させるため
のプログラムを記録した記憶媒体であることを特徴とす
る。
て図面を用いて説明する。
流通システム100に適用される。この商品流通システ
ム100は、販売店や卸売場といった複数の販売ポイン
ト110(1),110(2),・・・,110
(j),・・・110(l)と、ある商品を製造して出
荷する工場側(生産側)130とが、ネットワーク12
0を介して通信可能なようになされている。
(1),110(2),・・・,110(j),・・・
110(l)からネットワークを介して種々のデータが
与えられるメインセンタ131と、メインセンタ131
から各種指示が与えられる管理部(商品を管理する倉庫
等)132及び製造部(実際に商品を製造する工場等)
133とを含んでなる。また、メインセンタ131は、
販売ポイント110(1),110(2),・・・,1
10(j),・・・110(l)からのデータを用いた
数学アルゴリズムによって生産量等を予測する予測機能
131aと、予測機能131aでの予測結果に基づいて
生産計画を立案する生産計画立案機能131bとを含
み、これらの機能は、例えば、CPUにより実現され
る。
(2),・・・,110(j),・・・110(l)は
それぞれ、POS(Point Of Sales System )等による
データ(POSデータ)を生産側130のメインセンタ
131に対して送信するようになされている。具体的に
は、所定周期(ここでは一例として1週間周期とする)
に従って、過去の売り上げ数量等の結果(実績)を元に
販売量を予測して販売計画を立て、それを販売予測デー
タ[n1(X)],[n2(X)],・・・,[nl(X)]として
メインセンタ131に対して送信すると共に、販売実績
データn1(X),n2(X),・・・,nl(X)をもメインセン
タ131に対して送信する。
ことはなく、材料(原料)から製造され、流通経路を経
て販売される商品であればよい。
いて、まず、生産側130にて立案される生産計画につ
いて説明する。
(今週)では、次の第S(1) 週から第S(k) 週までの生
産量を予測して生産計画を立てる。ここでは、この予測
による生産計画を立てる周期(以下、「生産計画立案周
期」と言う)を一例として、1週間周期としている。ま
た、このときの生産量の予測には、販売ポイント110
(1),110(2),・・・,110(j),・・・
110(l)から送られてくる、第S(-1)週(先週)の
販売実績データn1(-1) ,n2(-1) ,・・・,nl(-1)
や、各週の販売予測データ[n1(X)],[n2(X)],・
・・,[nl(X)](X:−1〜k)が用いられる。そし
て、次の第S(1)週になると、その次の第S(2) 週から
第S(k+1) 週までの生産量を予測して生産計画を立て
る。このときの生産量の予測には、販売ポイント110
(1),110(2),・・・,110(j),・・・
110(l)から送られてくる、第S(0) 週(先週)の
販売実績データn1(0),n2(0),・・・,nl(0)や、各
週の販売予測データ[n1(X)],[n2(X)],・・・,
[nl(X)]が用いられる。以降同様にして、ここでの生
産計画立案周期(1週間)に従って、1週間毎に、k週
間分の生産量を予測して生産計画を立てる。
トにおける販売計画を立てる周期が同じ場合を説明す
る。尚、上記の各周期が異なっている場合は、生産量の
予測周期と、販売実績量の集計周期を同じとし、例え
ば、計画立案が1か月毎であっても、生産予測は1週間
単位で演算し販売実績の集計周期の1週間と同じにす
る。さらに、生産量の予測周期と、販売実績の集計周期
が異なる場合は、後述する販売ポイント毎の安全係数と
生産側の安全係数の少なくとも何れかを調整するように
してもよい。
(今週)では、販売ポイント110(1),110
(2),・・・,110(j),・・・110(l)か
ら送られてくる、第S(i-1) 週(先週)の販売実績デー
タn1(i-1),n2(i-1),・・・,nl(i-1)や、各週の販
売予測データ[n1(X)],[n2(X)],・・・,[nl
(X)]を用いて、次の第S(i+1) 週(来週)から第S(k)
週までのk週間分の生産量を個々に予測して生産計画
を立てる。ここで、次の第S(i+1) 週(来週)では、第
S(i) 週(今週)立てられた生産計画に従って実際に商
品の製造を実施することになるため、第S(i+1) 週の生
産計画は、第S(i) 週の該生産計画を立てた時点で確定
となる。それ以降の第S(i+2) 週からの週の生産計画に
ついては、次の第S(i+1) 週で生産計画を立てる際に変
更可能(今週の実績等に応じて変更可能)であるため、
第S(i) 週の該生産計画を立てた時点で未確定となる。
測について説明する。
(今週)では、販売ポイント110(1)から、第S(-
1)週(先週)の販売予測データ[n1(-1) ](販売周期
に従って過去に立てられた販売計画での予測データ)
と、その第S(-1)週の販売実績データn1(-1) と、第S
(0) 週(今週)から第S(k) 週までの販売予測データ
[n1(0)],[n1(1)],・・・,[n1(k)]が送られ
てくる。また、販売ポイント110(2)からも同様
に、第S(-1)週(先週)の販売予測データ[n2(-1) ]
と、その第S(-1)週の販売実績データn2(-1) と、第S
(0) 週(今週)から第S(k) 週までの販売予測データ
[n2(0)],[n2(1)],・・・,[n2(k)]が送られ
てくる。他の販売ポイント110(3),・・・,11
0(l)からも同様に、第S(-1)週(先週)の販売予測
データと、その第S(-1)週の販売実績データと、第S
(0) 週(今週)から第S(k) 週までの販売予測データが
送られてくる。したがって、生産側130において、第
S(-1)週(先週)の予測による生産総量(全体の生産
量)は、販売ポイント110(1)からの販売予測デー
タ[n1(-1) ]、販売ポイント110(2)からの販売
予測データ[n2(-1) ]、・・・、販売ポイント110
(l)からの販売予測データ[nl(-1) ]を合計した”
[N(-1)]”となり、第S(-1)週(先週)の実績の生産
総量は、販売ポイント110(1)からの販売実績デー
タn1(-1) 、販売ポイント110(2)からの販売実績
データn2(-1) 、・・・、販売ポイント110(l)か
らの販売実績データnl(-1) を合計した”N(-1)”とな
り、第S(0) 週(今週)の予測による生産総量は、販売
ポイント110(1)からの販売予測データ[n1
(0)]、販売ポイント110(2)からの販売予測デー
タ[n2(0)]、・・・、販売ポイント110(l)から
の販売予測データ[nl(0)]を合計した”[N(0) ]”
となり、以降の週の予測による生産総量についても同様
にして、週毎の、それぞれの販売ポイントから送られて
きた販売予測データを合計した”[N(1) ]”,”[N
(2) ]”,・・・,”[N(k) ]”となる。
aと生産計画立案機能131bによって、第S(0) 週
(今週)における第S(1) 週(来週)から第S(k) 週ま
でのそれぞれの生産量を、次のようにして予測する。
すると、図5に示すように、販売ポイント(j)から
は、第S(1) 週から第S(k) 週までの販売予測データ
[nj(0)],[nj(1)],・・・,[nj(k)]が送られ
てくる。これらの販売予測データ[nj(0)],[nj
(1)],・・・,[nj(k)]を持って、第S(1) 週から
第S(k) 週までの各週における、販売ポイント(j)へ
の配送量は、
される。
(j)に対する配送量については、販売ポイント(j)
からの第S(1) 週の販売予測データ[n1(1)]に対して
安全在庫量[mj(1)]を加えたものから、販売ポイント
(j)に実際にある在庫量を引いた結果とする(上記式
(1’−1)参照)。また、次の第S(2) 週の販売ポイ
ント(j)に対する配送量については、販売ポイント
(j)からの第S(2) 週の販売予測データ[n1(2)]に
対して安全在庫量[mj(2)]を加えたものから、販売ポ
イント(j)にあるであろうと予測される在庫量(上記
式(1’−1)での安全在庫量[mj(1)])を引いた結
果とする(上記式(1’−2)参照)。以降の週につい
ても同様にして、第S(X) 週の販売ポイント(j)に対
する配送量については、販売ポイント(j)からの第S
(X) 週の販売予測データ[n1(X)]に対して安全在庫量
[mj(X)]を加えたものから、販売ポイント(j)にあ
るであろうと予測される在庫量(前週の安全在庫量[m
j(X-1)])を引いた結果とする。
−2)で用いられている安全在庫量[mj(X)]は、上記
式(2’)に示すように、統計学での確率分布における
分散の”標準偏差(平均二乗誤差)”を用いている。こ
こでの”平均二乗誤差”は、販売ポイント(j)からの
先週の販売予測データと、それに対する販売実績データ
によって得られ、販売ポイント(j)での予測に対する
信頼性から生じる誤差(予測誤差)を示す。また、”a
j ”は、販売ポイント(j)に対して予め設定されてい
る安全係数である。”固定周期1”は、販売ポイント
(j)における、生産側130に商品の発注を行って実
際に該商品が入荷され販売実施するまでに必要な固定期
間の周期である。”予測周期1”は、販売ポイント
(j)における、過去の売り上げ数量等の結果(実績)
を元に販売量を予測して販売計画を立案する周期(上述
した”所定周期”に対応、ここでは1週間周期)であ
る。
乗誤差を”固定周期1/予測周期1”倍しているため、
例えば、販売ポイント(j)において、販売量の予測は
1週間毎に行うが(予測周期1)、実際に商品を発注し
てから販売が行える状態になるまで2週間の固定周期1
が必要である場合、その2週間先までの予測誤差が加味
された販売ポイント(j)に対する安全在庫量を得るこ
とができる。
(1’−1)及び式(1’−2)での安全在庫量として
用いることで、販売ポイント(j)に対して、固定周期
1の間に生じる予測誤差(ぶれ)をカバーしながら、第
S(1) 週から第S(k) 週の各週の配送量を予測すること
ができる。また、他の販売ポイントに対しても、それぞ
れ同様にして、固定周期1の間に生じる予測誤差(ぶ
れ)をカバーしながら、第S(1) 週から第S(k) 週の各
週の配送量を予測することができる。尚、上記式
(2’)における安全係数aj、固定周期1、及び予測
周期1は、それぞれの販売ポイントで固有に持つものと
してよい。
は、
される。
は、第S(1) 週の生産総量[N(1) ](=[n1(1)]+
[n2(1)]+・・・+[nl(1)])に対して全体安全在
庫量[M(1) ]を加えたものから、生産側130に実際
にある在庫量を引いた結果とする(上記式(3’−1)
参照)。また、次の第S(2) 週の生産量については、第
S(2) 週の生産総量[N(2) ](=[n1(2)]+[n2
(2)]+・・・+[nl(2)])に対して全体安全在庫量
[M(2)]を加えたものから、生産側130にあるであ
ろうと予測される在庫量(上記式(3’−1)での全体
安全在庫量[M(1) ])を引いた結果とする(上記式
(3’−2)参照)。以降の週についても同様にして、
第S(X) 週の生産量については、第S(X) 週の生産総量
[N(X) ](=[n1(X)]+[n2(X)]+・・・+[n
l(X)])に対して全体安全在庫量[M(X) ]を加えたも
のから、生産側130にあるであろうと予測される在庫
量(前週の全体安全在庫量[M(X-1) ])を引いた結果
とする。
2’)で用いられている全体安全在庫量[M(X)]は、
上記式(2’)で表される販売ポイントに対する安全在
庫量[mj(X) ]と同様に、上記式(4’)に示すよう
に、上述した”標準偏差(平均二乗誤差)”を用いてい
る。ここでの”平均二乗誤差”は、先週予測した生産量
と、それに対する実際の生産量(実績)によって得ら
れ、生産側130での予測に対する信頼性から生じる誤
差(予測誤差)を示す。また、”a”は、生産側130
に対して予め設定されている安全係数である。”固定周
期2”は、生産側130における、商品を製造するため
の材料を調達して製造を開始し、実際に商品を出荷でき
る状態となるまでに必要な固定期間の周期(上述した調
達/生産リードタイムに対応)であり、一般に上述した
各販売ポイントでの固定周期1よりは長い周期であ
る。”予測周期2”は、生産側130における、それぞ
れの販売ポイントから送られてくるデータを元に生産量
を予測して生産計画を立案する周期(生産計画立案周
期、ここでは1週間周期)である。
乗誤差を”固定周期2/予測周期2”倍しているため、
例えば、生産側130において、生産量の予測は1週間
毎に行うが(予測周期2)、実際に材料を調達してから
製造を開始し、商品の出荷が行える状態になるまで3週
間の固定周期2が必要である場合、その3週間先までの
予測誤差(ぶれ)が加味された全体安全在庫量を得るこ
とができる。
(3’−1)及び式(3’−2)での安全在庫量として
用いることで、固定周期2の間に生じる予測誤差(ぶ
れ)をカバーしながら、第S(1) 週から第S(k) 週の各
週の生産量を予測することができる。
る各販売ポイントの安全在庫量は、固定周期1分の予測
誤差が加味されたものであり、上記式(4’)によって
得られる生産側130での全体安全在庫量は、固定周期
1を含む固定周期2分の予測誤差が加味されたものであ
る。すなわち、上記式(4’)による生産側130での
全体安全在庫量には、固定周期1分の予測誤差に加えて
さらに、固定周期1よりも長い固定周期2分の予測誤差
が加味されている。換言すれば、かなり大枠で予測して
いることになる。したがって、このまま上記式(4’)
による全体安全在庫量で生産を行うと、固定周期1と固
定周期2の差分の在庫量が累積してしまう。そこで、生
産側130で実際に保持すべき在庫量は、固定周期1と
固定周期2の差に相当する在庫量であればよいため、こ
こでは、上記式(2’)による各販売ポイントの安全在
庫量の合計と、上記式(4’)による全体安全在庫量と
の差を求め、その差分を生産側130で実際に保持する
全体安全在庫量とする。
ような生産量の予測のための処理手順を示したものであ
る。ここでは、第S(0) 週(今週)における第S(1) 週
(来週)から第S(k) 週までのそれぞれの生産量を予測
するものとする。そして、この予測は、生産側130の
予測機能131aと生産計画立案機能131bが、上記
図6の手順に従った処理を実行することで実現される。
ポイント110(1),110(2),・・・,110
(j),・・・110(l)から送られてくる、上記図
4に示したような週毎の販売予測データ及び販売実績デ
ータを収集する。
について、ステップS201にて得られた対象販売ポイ
ントからの先週(第S(-1)週)の販売予測データと、そ
れに対する販売実績データとから、上記式(2’)にて
用いる平均二乗誤差を求める。また、生産側130につ
いても同様に、上記式(4’)にて用いる平均二乗誤差
を、先週までの販売実績に基づいて先週(第S(-1)週)
予測した生産量と、それに対する先週の販売実績とから
求める。
したように、第S(1) 週(来週)から第S(k) 週までの
それぞれの週について、各販売ポイントからの販売予測
データを合計した生産総量[N(1) ],[N(2) ],・
・・,[N(k) ]を求める。
らの処理は、第S(1) 週(来週)から第S(k) 週までの
それぞれの週について実行される。ここでは、対象とな
る週を第S(X) 週とする。先ず、各販売ポイントについ
て、ステップS202にて得られた平均二乗誤差、予め
設定された安全係数aj 、固定周期1、及び予測周期1
を用いた上記式(2’)の演算を行うことで、安全在庫
量[m1(X)],[m2(X)],・・・,[ml(X)]を求め
る。
ついて、ステップS202にて得られた平均二乗誤差、
予め設定された安全係数a、固定周期2、及び予測周期
2を用いた上記式(4’)の演算を行うことで、全体安
全在庫量[M(X) ]を求める。
4にて得られた各販売ポイント毎の安全在庫量[m1
(X)],[m2(X)],・・・,[ml(X)]の合計と、ス
テップS205にて得られた生産側130の全体安全在
庫量[M(X) ]との差分をとる。
130での実際の全体安全在庫量として確定し、これを
用いて、上記式(3'−1)や上記式(3'−2)に示し
たような演算を行うことで、実際の生産量を予測する。
これが、第S(X) 週での実際の予測生産量となる。
S204〜S207の処理を、第S(1) 週(来週)から
第S(k) 週までのそれぞれの週について実行する。全て
の週についての処理が実行終了すると、これにより得ら
れた第S(1) 週(来週)から第S(k) 週までの予測生産
量による生産計画が立てられ、この生産計画に従って、
製造部133への商品の製造に指示や、管理部132へ
の在庫管理の指示を行う。
130にて第S(0) 週(今週)に第S(1) 週(来週)か
ら第S(k) 週の生産量を予測する際、上記式(2’)及
び上記式(4’)による演算を用いることで、それぞれ
の販売ポイントにおける安全在庫量を、それぞれの販売
ポイントでの固定周期1(商品を発注してから該商品を
販売できる状態となるまでに要する期間の周期)の間に
生じる予測誤差(ぶれ)をカバーすると共に、生産側1
30における全体安全在庫量を、生産側130での固定
周期2(調達/生産リードタイム)の間に生じる予測誤
差(ぶれ)をカバーしながら、第S(1) 週から第S(k)
週の各週の生産量を予測することができる。したがっ
て、生産側130での、商品を製造するために材料を調
達し実際に商品を出荷できる状態となるまでに要する期
間の周期(調達/生産リードタイム)が、各販売ポイン
トでの、商品を発注してから該商品を販売できる状態と
なるまでに要する期間の周期より大きい場合でも、生産
側130は、販売ポイントでの販売計画に基づいた正確
な生産計画を立てることができる。特に、本実施の形態
では、安全在庫量を、従来のように経験等に頼るのでは
なく、上記式(2’)や上記式(4’)による数学アル
ゴリズムによって求めるようにしたので、より正確な生
産計画を立てることができ、無駄のない効率的な在庫管
理を行うことができる。
のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装
置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が本実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。プログラ
ムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、
フロッピーディスク、ハードディスク、光ディスク、光
磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード等を用いることができる。ま
た、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行
することにより、本実施の形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって各実施の形態の機能が実
現される場合も含まれることは言うまでもない。さら
に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コ
ンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータ
に接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込
まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その
機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなど
が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって
本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。
の端末装置とネットワーク(コンピュータネットワー
ク)を介してデータの送受信を行うコンピュータ(ホス
トコンピュータ)が、当該コンピュータのメモリに記憶
されたプログラムを読み出して実行することで、販売側
(販売店や卸売店等)にて保持すべき第1の安全在庫量
を、第1の固定周期(商品の発注を行ってから実際に販
売できる状態となるまでに要する期間の周期等)の期間
に生じる予測誤差を加味して予測し、生産側(商品を製
造する工場等)にて保持すべき第2の安全在庫量を、第
2の固定周期(商品を生産するために材料を調達し、商
品の製造を開始し、実際に商品を配送できる状態となる
までに要する期間の周期等)の期間に生じる予測誤差を
加味して予測し、これらの予測結果から、生産側での予
測生産量を確定する。また、販売側が複数存在する場合
には、それぞれの販売側の第1の安全在庫量を予測し、
生産側での全体の第2の安全在庫量(全ての販売側に対
応できる分の在庫量)を予測し、それぞれの販売側の第
1の安全在庫量と、生産側での全体の第2の安全在庫量
とから、生産側での全体の予測生産量を確定する。
べき第1の安全在庫量は、式(2)に従った演算により
得られる。この式(2)では、標準偏差(平均二乗誤
差)を”固定周期1/予測周期1”倍しているため、例
えば、該販売側において、販売量の予測は1週間毎に行
うが(第1の予測周期)、実際に商品を発注してから販
売が行える状態になるまで2週間の固定周期(第1の固
定周期)が必要である場合、その2週間先までの予測誤
差が加味された販売側に対する安全在庫量を得ることが
できる。また、生産側にて保持すべき第2の安全在庫量
は、式(4)に従った演算により得られる。この式
(4)では、平均二乗誤差を”固定周期2/予測周期
2”倍しているため、例えば、生産側において、生産量
の予測は1週間毎に行うが(第2の予測周期)、実際に
材料を調達してから製造を開始し、商品の出荷が行える
状態になるまで3週間の固定周期(第2の固定周期)が
必要である場合、その3週間先までの予測誤差(ぶれ)
が加味された全体安全在庫量を得ることができる。した
がって、販売側における第1の安全在庫量を、該販売側
での第1の固定周期の間に生じる予測誤差(ぶれ)をカ
バーすると共に、生産側における第2の安全在庫量を、
該生産側での第2の固定周期の間に生じる予測誤差(ぶ
れ)をカバーしながら、生産側での生産量を予測するこ
とができる。これにより、生産側での、商品を製造する
ために材料を調達し実際に商品を出荷できる状態となる
までに要する期間の周期(第2の固定周期)が、販売側
での、商品を発注してから該商品を販売できる状態とな
るまでに要する期間の周期(第1の固定周期)より大き
い場合でも、生産側は、販売側での販売計画に基づいた
正確な生産計画を立てることができる。特に、本発明で
は、安全在庫量を、従来のように経験等に頼るのではな
く、式(2)や上記式(4)による数学アルゴリズムに
よって求めるようにしたので、より正確な生産計画を立
てることができ、無駄のない効率的な在庫管理を行うこ
とができる。
計画を、数学アルゴリズムによって正確且つ効率的に立
案することができ、より無駄のない効率的な商品の生産
管理を行うことができる。
すブロック図である。
案される生産計画についての具体例を説明するための図
である。
ための図である。
販売予測及び実績データを説明するための図である。
に着目したときの上記販売予測及び実績データを説明す
るための図である。
のフローチャートである。
側にて販売計画を立案する周期を説明するための図であ
る。
販売ポイント 120 ネットワーク 130 生産側 131 メインセンタ 131a 予測機能 131b 生産計画立案機能 132 管理部 133 製造部
Claims (13)
- 【請求項1】 商品の発注を行ってから入荷されて販売
するまでに必要な第1の固定周期に従って商品の販売を
行い、第1の予測周期に従って商品の販売量の予測を行
う販売側での販売予測データを用いて、第2の予測周期
に従って商品の生産量の予測を行い、上記第1の固定周
期よりも長い期間で、商品を製造し出荷可能になるまで
の第2の固定周期に従って生産側で商品の生産を行うた
めの管理をコンピュータにより行う生産管理装置であっ
て、 ネットワークを介して上記販売側の端末から送られてく
るデータに基づいて、上記販売側で保持される商品の第
1の安全在庫量を、上記第1の予測周期に対する上記第
1の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味して予測す
る第1の予測演算手段と、 上記生産側で保持される商品の第2の安全在庫量を、上
記第2の予測周期に対する上記第2の固定周期の期間に
生じる予測誤差を加味して予測し、その予測結果と、上
記第1の予測演算手段での予測結果とから、上記生産側
での予測生産量を確定する第2の予測演算手段とを備
え、 上記第1の予測演算手段及び上記第2の予測演算手段を
実現するプログラムをコンピュータのメモリに記憶し、
当該メモリに記憶されたプログラムを実行することを特
徴とする生産管理装置。 - 【請求項2】 商品の発注を行ってから入荷されて販売
するまでに必要な第1の固定周期に従って商品の販売を
行い、第1の予測周期に従って商品の販売量の予測を行
う販売側の端末からのデータに基づき商品の生産量の予
測を行って、商品の生産を行うための管理をコンピュー
タにより行う生産管理装置であって、 ネットワークを介して上記販売側の端末から送信された
データを受信する受信手段と、 上記受信手段により受信された上記販売側の端末からの
販売予測データに基づいて、上記販売側で保持される商
品の第1の安全在庫量を、上記第1の予測周期に対する
上記第1の固定周期の期間に生じる予測誤差を加味した
予測演算の実行により予測する第1の予測演算手段と、 第2の予測周期に従って商品の生産量の予測を行い、上
記第1の固定周期よりも長い期間で、商品を製造し出荷
可能になるまでの第2の固定周期に従って商品の生産を
行う上記生産側で保持される商品の第2の安全在庫量
を、上記第2の予測周期に対する上記第2の固定周期の
期間に生じる予測誤差を加味した予測演算の実行により
予測する第2の予測演算手段と、 上記第1の予測演算手段及び上記第2の予測演算手段で
の予測演算結果データに基づいて、上記生産側での予測
生産量を確定する生産量確定手段とを備え、 上記第1の予測演算手段、上記第2の予測演算手段、及
び上記生産量確定手段を実現するプログラムをコンピュ
ータのメモリに記憶し、当該メモリに記憶されたプログ
ラムを実行することを特徴とする生産管理装置。 - 【請求項3】 上記第1の予測演算手段又は上記第2の
予測演算手段は、確率分布における分散の標準偏差を用
いて、上記第1の安全在庫量及び上記第2の安全在庫量
の予測演算を行うことを特徴とする請求項1又は2記載
の生産管理装置。 - 【請求項4】 上記第1の予測演算手段は、上記販売側
への配送量を、 【数1】 なる演算により予測し、 上記第2の予測演算手段は、上記生産側での生産量を、 【数2】 なる演算により予測することを特徴とする請求項1又は
2記載の生産管理装置。 - 【請求項5】 上記第1の安全在庫量と上記第2の安全
在庫量の差分を、上記生産側での予測生産量を算出する
上記(式3)の第2の安全在庫量として確定する生産量
確定手段を更に備え、 上記生産量確定手段を実現するプログラムをコンピュー
タのメモリに記憶し、当該メモリに記憶されたプログラ
ムを実行することを特徴とすることを特徴とする請求項
1記載の生産管理装置。 - 【請求項6】 上記第1の予測演算手段は、複数の上記
販売側のそれぞれに対する上記第1の安全在庫量を予測
演算し、 上記生産量確定手段は、上記第1の予測演算手段での予
測演算結果の総和と、上記第2の安全在庫量とから、上
記生産側での予測生産量を確定することを特徴とする請
求項2記載の生産管理装置。 - 【請求項7】 販売側に設けられる端末装置と、 ネットワークを介して上記端末装置に接続され、上記端
末装置とのデータの送受信を行うホストとを少なくとも
有する生産管理システムであって、 上記ホストは、請求項1〜6の何れかに記載の生産管理
装置が備える各手段を実現するプログラムをメモリから
読み出して実行するコンピュータであることを特徴とす
る生産管理システム。 - 【請求項8】 第1の予測周期に従って商品の販売量の
予測を行う販売側での販売予測データを用いて、第2の
予測周期に従って商品の生産量の予測を行い、上記販売
側において商品の発注を行ってから入荷されて販売する
までに必要な第1の固定周期よりも長い期間で、商品を
製造し出荷可能になるまでの第2の固定周期に従って商
品の生産を行う生産側で商品の生産を行うための管理を
コンピュータにより行う生産管理装置における生産計画
方法であって、 上記販売側の端末から送信されたデータに基づいて、上
記第1の予測周期に対する上記第1の固定周期の期間に
生じる予測誤差を加味した上記販売側で保持する第1の
安全在庫量を求める第1の安全在庫量演算ステップと、 上記第2の予測周期に対する上記第2の固定周期の期間
に生じる予測誤差を加味した上記生産側で保持する第2
の安全在庫量を求める第2の安全在庫量演算ステップ
と、 上記第1の安全在庫量演算ステップ及び上記第2の安全
在庫量演算ステップでの各演算結果データに基づいて、
上記生産側での予測生産量を確定する生産量確定ステッ
プとを含むことを特徴とする生産計画方法。 - 【請求項9】 上記第1の安全在庫量演算ステップ及び
上記第2の安全在庫量演算ステップは、確率分布におけ
る分散の標準偏差を用いて、上記第1の安全在庫量及び
上記第2の安全在庫量の予測演算を実行するステップを
含むことを特徴とする請求項8記載の生産計画方法。 - 【請求項10】 上記第1の安全在庫量演算ステップ
は、 【数3】 なる演算による、上記第1の安全在庫量の予測演算を実
行するステップを含み、 上記第2の安全在庫量演算ステップは、 【数4】 なる演算による、上記第2の安全在庫量の予測演算を実
行するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の
生産計画方法。 - 【請求項11】 上記生産量確定ステップは、上記第1
の安全在庫量と上記第2の安全在庫量の差分を、上記生
産側での予測生産量を算出する上記(式3)の第2の安
全在庫量として確定するステップを含むことを特徴とす
る請求項8記載の生産計画方法。 - 【請求項12】 上記第1の安全在庫量演算ステップ
は、複数の上記販売側のそれぞれに対する上記第1の安
全在庫量の予測演算を実行するステップを含み、上記生
産量確定ステップは、上記第1の安全在庫量演算ステッ
プでの予測演算結果データの総和と、上記第2の安全在
庫量とから、上記生産側での予測生産量を求めるステッ
プを含むことを特徴とする請求項8記載の生産計画方
法。 - 【請求項13】 請求項8〜12の何れかに記載の生産
計画方法の処理ステップを実行させるためのプログラム
を記録したことを特徴とする記憶媒体。
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ID=14332541
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JP10262999A Expired - Fee Related JP3260333B2 (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 生産管理装置、生産管理システム、生産計画方法、及び記憶媒体 |
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