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JP3245840U - 運搬用台車 - Google Patents

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JP3245840U
JP3245840U JP2023004660U JP2023004660U JP3245840U JP 3245840 U JP3245840 U JP 3245840U JP 2023004660 U JP2023004660 U JP 2023004660U JP 2023004660 U JP2023004660 U JP 2023004660U JP 3245840 U JP3245840 U JP 3245840U
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JP2023004660U
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雅樹 奥野
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株式会社奥野組
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Abstract

【課題】小回りが利き容易に進路変更ができるとともに、傾斜路面であっても直進性を向上させることができる運搬用台車を提供する。【解決手段】物品を載置するための載置台112、113を設けた運搬用台車1であって、載置台の下面側であって、進行方向前部2隅にそれぞれ設けられる前方車輪12と、載置台の下面側であって、進行方向後部2隅にそれぞれ設けられる後方車輪13と、各前方車輪と各後方車輪との間にそれぞれ設けられる中間車輪14とを備えており、各前方車輪及び各後方車輪は、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く自在車輪であり、各中間車輪は、運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪であり、上部位置と、上部位置よりも下方の下部位置との間で昇降可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本考案は、運搬用台車に関する。
従来から、建設作業現場や商品保管倉庫等において各種の物品を簡易に運搬するために運搬用台車が多用されている。これら従来使用されている運搬用台車の一般的な構成は、物品を載置するための載置台を備え、該載置台の進行方向前部2隅の下面側にそれぞれ設けられる前方車輪と、載置台の進行方向後部2隅の下面側にそれぞれ設けられる後方車輪とを備えている。また、運搬用台車の進路を変更する際に台車の向きを容易に変えることができるように、前方車輪および後方車輪は、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く自在車輪として構成される。
このような従来から用いられている運搬用台車は、小回りが利き有用なものではあるが、台車を進行させる際、台車が左右に振れてしまい、直進性が悪いという問題があった。また、特に、図10に示すように、傾斜している路面上を傾斜方向に対して横切る方向(例えば、図10の紙面垂直方向)に台車を移動させるような場合、台車荷重の一部が傾斜方向に作用することに起因して、台車の直進性が極めて悪化してしまうという問題があった。
本考案は、このような問題を解決すべくなされたものであって、小回りが利き容易に進路変更ができるとともに、傾斜路面であっても直進性を向上させることができる運搬用台車を提供することを目的とする。
本考案の上記目的は、物品を載置するための載置台を設けた運搬用台車であって、前記載置台の下面側であって、進行方向前部2隅にそれぞれ設けられる前方車輪と、前記載置台の下面側であって、進行方向後部2隅にそれぞれ設けられる後方車輪と、前記各前方車輪と前記各後方車輪との間にそれぞれ設けられる中間車輪とを備えており、前記各前方車輪及び前記各後方車輪は、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く自在車輪であり、前記各中間車輪は、運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪であり、上部位置と、前記上部位置よりも下方の下部位置との間で昇降可能に構成されていることを特徴とする運搬用台車により達成される。
また、上記運搬用台車において、前記各中間車輪は、運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪として機能する第1状態と、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する自在車輪として機能する第2状態との間で切り換え可能に構成されていることが好ましい。
また、前記各中間車輪は、その接地面が、前記前方車輪及び前記後方車輪の接地面を結ぶラインよりも上方の前記上部位置と、前記前方車輪及び前記後方車輪の接地面を結ぶラインよりも下方の前記下部位置との間で昇降可能に構成されることが好ましい。
本考案に係る運搬用台車は、上述のような構成を備えているため、中間車輪を使用した態様としての台車として、或いは、中間車輪を使用しない態様として使い分けが可能となる。また、中間車輪を使用する態様において、中間車輪の接地面が、前方車輪及び後方車輪の接地面を結ぶラインよりも下方の位置となるように設定することで、台車の前方或いは後方を浮かした状態で台車を移動させることができるため、例えば、路面上に段差や窪みが存在する場合であっても、段差等の影響を大きく受けずに乗り越えることができるようになる。さらに、また、中間車輪を固定車輪として構成する場合、或いは、中間車輪を運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される第1状態と、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態との間で切り換え可能に構成されている場合であって、第1状態(固定車輪として機能する状態)として構成する場合、進性を極めて良好なものとすることができる。特に、図10に示すように、傾斜している路面上を傾斜方向に対して横切る方向に台車を移動させるような場合であっても、極めて良好な直進性を発揮することができる。また、中間車輪を運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態として使用する場合(自在車輪として機能させる場合)、極めて小回りの利く台車として使用することができる。
また、前記載置台の下面側に配置され、前記載置台の鉛直方向に沿う長手軸を有する前輪支持部に前記各前方車輪が設けられており、前記載置台の下面側に配置され、前記載置台の鉛直方向に沿う長手軸を有する後輪支持部に前記各後方車輪が設けられていることが好ましい。このような構成を採用することにより台車の構造をより簡便化することができる。
また、前記各中間車輪は、前記前輪支持部と前記後輪支持部との間に配置される中間支持部に設けられており、前記中間支持部は、前記前輪支持部および前記後輪支持部にそれぞれ固定可能な一対の固定部を備えており、前記各固定部は、前記前輪支持部および前記後輪支持部の各長手軸に沿って移動可能に構成されることが好ましい。
このような中間支持部に中間車輪を設けることにより、中間車輪の上下方向の位置を変更しやすくなり、また、中間車輪を安定的に備えることができる運搬用台車を得ることができる。
また、前記各中間車輪の前記第1状態を維持するロック手段を備えており、前記ロック手段は、前記中間車輪の旋回中に、バネ付勢された係合突起が、前記各中間車輪の旋回軸が設置される固定プレートに形成される貫通孔に係合する構成であり、前記前方車輪側に向けて旋回する前記中間車輪が運搬用台車の前後方向に沿った状態となったときに車輪方向を固定する第1ロック状態と、前記後方車輪側に向けて旋回する前記中間車輪が運搬用台車の前後方向に沿った状態となったときに固定する第2ロック状態とを形成可能であることが好ましい。
このような構成を採用することで、台車を前方向、或いは後方向のいずれかに一方に移動させることで、確実にロック状態を作り出すことができるため、台車使用者の利便性を向上させることができる。
また、前記ロック手段は、レバー部を備えており、前記レバー部の上げ下げ動作によって、前記第1状態と前記第2状態とを切り換え可能に構成されているが好ましい。
本考案によれば、本考案は、小回りが利き容易に進路変更ができるとともに、傾斜路面であっても直進性を向上させることができる運搬用台車を提供することができる。
本考案に係る運搬用台車の概略構成正面図である。 図1に示す運搬用台車の概略構成側面図ある。 図1に示す運搬用台車の概略構成平面図である。 本考案に係る運搬用台車の使用方法を説明するための説明図である。 本考案に係る運搬用台車の使用方法を説明するための説明図である。 本考案に係る運搬用台車の使用方法を説明するための説明図である。 本考案に係る運搬用台車の効果を説明するための説明図である。 本考案に係る運搬用台車の効果を説明するための説明図である。 本考案に係る運搬用台車の効果を説明するための説明図である。 従来の運搬用台車における問題点を説明するための説明図である。
以下、本考案に係る運搬用台車1について、添付図面を参照して説明する。なお、各図は、構成の理解を容易ならしめるために部分的に拡大・縮小している。図1は、本考案に係る運搬用台車1の概略構成正面図であり、図2は、その概略構成側面図、図3は、概略構成平面図である。この運搬用台車1は、図1~図3に示すように、台車本体11と、前方車輪12と、後方車輪13と、中間車輪14とを備えている。
台車本体11は、ステンレスやアルミニウム等の金属製パイプ111を組み合わせて形成されるフレーム体であり、下方部に物品を載置するための載置台112が配設されている。また、台車本体11の中段部には、物品を載置する第2の載置台113が配設されている。また、フレーム体の側面には、側壁パネルを設置するようにしてもよい(本実施形態においては側壁パネルは設置せず)。なお、各パイプ同士の接続は、特に限定されず、公知のパイプジョイントクランプ等によって、或いは、溶接によって接続することができる。また、載置台112,113をフレーム体に接続する方法も特に限定されず、公知のジョイントクランプ等によって、或いは、溶接によって接続することができる。また、鈎爪状の係止部を載置台の側縁部に取り付け、当該係止部を水平状態で設置されるパイプに係合させることにより取り付けてもよい。
前方車輪12は、載置台112の下面側であって、進行方向前部2隅にそれぞれ設けられており、後方車輪13は、載置台112の下面側であって、進行方向後部2隅にそれぞれ設けられている。より具体的には、載置台112の下面側に配置され、載置台112の鉛直方向に沿う長手軸を有する前輪支持部114に各前方車輪12が設けられており、載置台112の下面側に配置され、載置台112の鉛直方向に沿う長手軸を有する後輪支持部115に各後方車輪13が設けられている。なお、前輪支持部114は、フレーム体の4つの角部分を構成する立設パイプのうち、台車1の進行方向前側に配置される2つの立設パイプの下端部分であり、後輪支持部115は、フレーム体の4つの角部分を構成する立設パイプのうち、台車1の進行方向後側に配置される2つの立設パイプの下端部分ある。前輪支持部114および後輪支持部115は、載置台112よりも下方側(路面側)に突出して配置される部分である。また、各前方車輪12及び各後方車輪13は、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く(旋回する)自在車輪として構成される。
中間車輪14は、前方車輪12と後方車輪13との間(中央部が好ましい)にそれぞれ設けられる車輪である。これら各中間車輪14は、上部位置と、上部位置よりも下方の下部位置との間で昇降可能に構成されている。より具体的には、各中間車輪14の接地面が、前方車輪12及び後方車輪13の接地面を結ぶラインよりも上方に位置する上部位置(図1に示す状態)と、前方車輪12及び後方車輪13の接地面を結ぶラインよりも下方に位置する下部位置(図5に示す状態)との間で昇降可能に構成されている。この各中間車輪14は、前輪支持部114と後輪支持部115との間に配置される中間支持部15に設けられている。中間支持部15は、ステンレスやアルミニウム等の金属製のバー部材であり、前輪支持部114および後輪支持部115にそれぞれ固定可能な一対の固定部16を備え、各固定部16は、前輪支持部114および後輪支持部115の各長手軸に沿って移動可能に構成される。固定部16の具体的構成は特に限定されないが、例えば、公知のパイプジョイントクランプ等により構成することが好ましい。
また、各中間車輪14は、運搬用台車1の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪として構成されている。つまり、中間車輪14の回転方向は、運搬用台車1の前後方向に沿う方向となる。
また、各中間車輪14としては、運搬用台車1の前後方向に沿って車輪方向が固定される第1状態(固定車輪として機能する状態)と、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く(旋回する)第2状態(自在車輪として機能する状態)との間で切り換え可能に構成されてもよい。このような切り替え可能な車輪として中間車輪14を構成する場合、第1状態と第2状態との切り替えは、中間車輪14に設けられているレバー部付きの切り替え手段(図示せず)を介して行われる。レバー部の上げ下げ動作で第1状態と第2状態との切り替えが可能となる。なお、レバー部の上昇動作で第1状態、下降動作で第2状態となるように構成してもよく、或いは、レバー部の下降動作で第1状態、上昇動作で第2状態となるように構成してもよい。
中間車輪14は、第1状態、つまり、運搬用台車1の前後方向に沿ってのみ車輪が回転する固定車輪として機能する状態を維持するロック手段を備えており、このロック手段は、中間車輪14の旋回中に、バネ付勢された係合突起が、各中間車輪14の旋回軸が設置される固定プレートに形成される貫通孔に係合する構成となる。例えば、レバー部を押し下げた際に、バネ付勢された係合突起が、固定プレートの下面に当接した状態となり、この状態を維持したまま中間車輪14の旋回と共に回転移動する当該係合突起が、貫通孔に到達した際に、係合突起の先端が貫通孔内に挿入され、中間車輪14の旋回が規制される仕組みとなっている。また、このロック状態は、前方車輪12側に向けて旋回する中間車輪14が運搬用台車1の前後方向に沿った状態となったときに車輪方向を固定する第1ロック状態と、後方車輪13側に向けて旋回する中間車輪14が運搬用台車1の前後方向に沿った状態となったときに固定する第2ロック状態とを形成可能に構成されている。つまり、貫通孔を前方車輪12と後方車輪13とを結ぶ仮想線上であって、車輪を挟んだ両側位置にそれぞれ形成することにより、第1ロック状態と第2ロック状態とが形成可能となるように構成されている。なお、例えば、レバー部を押し上げることにより、係合突起の先端部が貫通孔から下方側に抜け出すことで、中間車輪14は、旋回可能な状態となる。
上記構成の運搬用台車1の使用方法について以下説明する。まず、図4に示すように、中間車輪14の接地面が、前方車輪12及び後方車輪13の接地面を結ぶラインよりも上方の位置に配置される場合(上部位置の場合)、従来の台車と実質同一な台車として使用される。この場合、地面に設置している4つの車輪、つまり、前方車輪12および後方車輪13を使用した状態で運搬用台車1を移動させることになるが、前方車輪12および後方車輪13は、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く自在車輪であるため、平地での運搬時においては極めて小回りが利き、容易に進路を変更することが可能となる。
また、図5に示すように、中間車輪14が配置される中間支持部15の固定部16を一旦緩め中間支持部15を前輪支持部114および後輪支持部115の各長手軸に沿って移動可能な状態とし、中間車輪14の接地面が、前方車輪12及び後方車輪13の接地面を結ぶラインよりも下方の位置となるように移動させて、前輪支持部114および後輪支持部115に対する再固定を行った場合、図6に示すように、台車1の前方或いは後方を浮かした状態で台車1を移動させることができるため、例えば、路面上に段差や窪みが存在する場合であっても、段差等の影響を大きく受けずに乗り越えることができるようになるため、運搬している物品に大きな衝撃を与えることを回避することができる。
また、図5や図6に示す形態であり、中間車輪14を固定車輪として構成する場合、或いは、中間車輪14を運搬用台車1の前後方向に沿って車輪方向が固定される第1状態と、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態との間で切り換え可能に構成されている場合であって、第1状態(固定車輪として機能する状態)として構成する場合、地面に設置する4つの車輪(前方車輪12と中間車輪14、或いは、中間車輪14と後方車輪13)のうち、中間車輪14が固定車輪として機能するため、平地での運搬時においての直進性を極めて良好なものとすることができる。また、図10に示すように、傾斜している路面上を傾斜方向に対して横切る方向(例えば、図10の紙面垂直方向)に台車1を移動させるような場合、台車荷重の一部が傾斜方向に作用することになるが、中間車輪14が固定車輪であるため、中間車輪14が旋回することは無く、進行方向を常に向いた状態となるため、極めて良好な直進性を発揮することができる。
また、図5や図6に示す形態であり、中間車輪14が運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態(自在車輪として機能する状態)の場合、地面に設置する4つの車輪(前方車輪12と中間車輪14、或いは、中間車輪14と後方車輪13)の全てが自在車輪であるため、平地での運搬時においては極めて小回りが利き、容易に進路を変更することが可能となる。
また、本考案に係る運搬用台車1は、中間車輪14を運搬用台車1の前後方向に沿って車輪方向が固定される第1状態と、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態との間で切り換え可能に構成されている場合に、中間車輪14が第1状態、つまり、運搬用台車1の前後方向に沿ってのみ車輪が回転する固定車輪として機能する状態を維持するロック手段を備えており、当該ロック手段が、前方車輪12側に向けて旋回する中間車輪14が運搬用台車1の前後方向に沿った状態となったときに車輪方向を固定する第1ロック状態と、後方車輪13側に向けて旋回する中間車輪14が運搬用台車1の前後方向に沿った状態となったときに固定する第2ロック状態とを形成可能に構成されている。このような構成を備えることにより、中間車輪14が、運搬用台車1の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する第2状態から運搬用台車1の前後方向に沿って車輪方向が固定される第1状態に移行させる際の作業性を向上させることができる。
つまり、本考案においては、ロック手段は、上述のように、例えば、レバー部を押し下げた際に、バネ付勢された係合突起が、固定プレートの下面に当接した状態となり、中間車輪14の旋回と共に回転移動する当該係合突起が、貫通孔に到達した際に、係合突起の先端が貫通孔内に自動的に挿入され、中間車輪14の旋回が規制される仕組みとなっており、貫通孔を前方車輪12と後方車輪13とを結ぶ仮想線上であって、車輪を挟んだ両側位置にそれぞれ形成するように構成されているが、仮に、単一の貫通孔を備える構成の場合、レバー部を押し下げて固定プレートの下面にバネ付勢された係合突起を当接させても、その後の中間車輪14の旋回方向によっては、貫通孔に係合突起の先端が挿入されず、常に自在車輪として機能してしまう場合がある。
より具体的に説明すると、単一の貫通孔を備える構成として、図7の矢印A側に単一の貫通孔が存在し、中間車輪14が、前方車輪12側を向いた状態のときに係合突起の先端が貫通孔内に挿入されロックされる場合について考える。このような場合、レバー部を押し下げる前段階であって中間車輪14が自在車輪として機能する状態を示す図8において、レバー部を押し下げた後、矢印B方向(台車1の後方向)に台車1を移動させると、図7に示すように中間車輪14が台車1の前方車輪12側に向けて旋回し係合突起の先端が貫通孔に挿入されることになるが、逆に、図8のC方向(台車1の前方向)に向けて台車1を移動させた場合、中間車輪14は、図9に示すように後方車輪13側に向けて旋回することになり、係合突起は、貫通孔に貫通孔に係合できず、中間車輪14をロックできなくなってしまう。このような場合、使用者は、台車1を所定距離移動させた後に、ロックされないことに気づくことになり、気づいたのち、台車1を進行方向であるC方向とは異なる方向であるB方向に移動させて中間車輪14を前方車輪12側に向けて旋回させる必要がある。つまり、中間車輪14をロック状態としたい場合に、使用者が向かいたい方向とは逆方向に一旦台車1を移動させなくてはならず、ロック状態を効率よく形成することができず、スムーズな運搬ができず煩雑な思いをすることになる。なお、本考案に係る運搬台車1の構成の説明上、便宜的に車輪を前方車輪12と後方車輪13と区別して説明しているが、実際の使用形態においては、後方車輪13側が進行方向前方となる場合も頻繁にあることから、使用者はどちらの方向に台車1を移動させればロック状態となるかわからなくなることが多くなると考えられ、上述のようなロック状態を形成する際の無駄な動作は頻繁に発生しうることになる。これに対し、貫通孔を前方車輪12と後方車輪13とを結ぶ仮想線上であって、車輪を挟んだ両側位置にそれぞれ形成することで、台車1を前方向、或いは後方向のいずれかに一方に移動させることで、確実にロック状態を作り出すことができる。つまり、ロック状態とならなかった場合に、逆方向に台車1を動かく必要がなく、常に移動したい方向に台車1を動かすことで特区状態を作り出すことが可能となり、台車使用者の利便性を極めて向上させることができる。
1 運搬用台車
11 台車本体
114 前輪支持部
115 後輪支持部
12 前方車輪
13 後方車輪
14 中間車輪
15 中間支持部

Claims (7)

  1. 物品を載置するための載置台を設けた運搬用台車であって、
    前記載置台の下面側であって、進行方向前部2隅にそれぞれ設けられる前方車輪と、
    前記載置台の下面側であって、進行方向後部2隅にそれぞれ設けられる後方車輪と、
    前記各前方車輪と前記各後方車輪との間にそれぞれ設けられる中間車輪とを備えており、
    前記各前方車輪及び前記各後方車輪は、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が動く自在車輪であり、
    前記各中間車輪は、運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪であり、上部位置と、前記上部位置よりも下方の下部位置との間で昇降可能に構成されていることを特徴とする運搬用台車。
  2. 前記各中間車輪は、運搬用台車の前後方向に沿って車輪方向が固定される固定車輪として機能する第1状態と、運搬用台車の進行方向の変化に応じて車輪方向が旋回する自在車輪として機能する第2状態との間で切り換え可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の運搬用台車。
  3. 前記各中間車輪は、その接地面が、前記前方車輪及び前記後方車輪の接地面を結ぶラインよりも上方の前記上部位置と、前記前方車輪及び前記後方車輪の接地面を結ぶラインよりも下方の前記下部位置との間で昇降可能に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬用台車。
  4. 前記載置台の下面側に配置され、前記載置台の鉛直方向に沿う長手軸を有する前輪支持部に前記各前方車輪が設けられており、
    前記載置台の下面側に配置され、前記載置台の鉛直方向に沿う長手軸を有する後輪支持部に前記各後方車輪が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運搬用台車。
  5. 前記各中間車輪は、前記前輪支持部と前記後輪支持部との間に配置される中間支持部に設けられており、
    前記中間支持部は、前記前輪支持部および前記後輪支持部にそれぞれ固定可能な一対の固定部を備えており、前記各固定部は、前記前輪支持部および前記後輪支持部の各長手軸に沿って移動可能に構成されることを特徴とする請求項4に記載の運搬用台車。
  6. 前記各中間車輪の前記第1状態を維持するロック手段を備えており、
    前記ロック手段は、前記中間車輪の旋回中に、バネ付勢された係合突起が、前記各中間車輪の旋回軸が設置される固定プレートに形成される貫通孔に係合して前記第1状態を形成する構成であり、
    前記前方車輪側に向けて旋回する前記中間車輪が運搬用台車の前後方向に沿った状態となったときに車輪方向を固定する第1ロック状態と、前記後方車輪側に向けて旋回する前記中間車輪が運搬用台車の前後方向に沿った状態となったときに固定する第2ロック状態とを形成可能であることを特徴とする請求項2に記載の運搬用台車。
  7. 前記ロック手段は、レバー部を備えており、
    前記レバー部の上げ下げ動作によって、前記第1状態と前記第2状態とを切り換え可能に構成されている請求項6に記載の運搬用台車。
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