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JP6665769B2 - 台車 - Google Patents

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JP6665769B2
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Description

本発明は、進行方向の前後転換が可能な台車に関する。
例えば、特許文献1に、進行方向を前後に転換できる台車において、前後どちらの進行方向でも安定した直進性を確保することができる構造が、開示されている。
特開2015−107665号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された構造の台車では、自在車輪の最下部と固定車輪の最下部とが異なるので、走行面に対して荷台が常に傾斜した状態となる。このため、荷役の作業性に影響が及ぶ虞がある。また、水平精度が必要な部品などの運搬には、適さない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、走行面に対して荷台が傾斜せず、かつ、前後どちらの進行方向でも直進性を確保して安定した走行が可能な台車を、提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、荷台と、荷台の前部下面に一対で設けられ、第1の車輪、第1の車輪を回転自在に軸支する第1の支持部、荷台に固定されかつ第1の支持部を旋回自在に軸支する第1の台座部、及び第1の支持部に設けられかつ第1の支持部の旋回軸と一体で回転する円盤状の第1のカムプレートを備える、車輪の向きを変更自在な第1の自在車輪と、荷台の後部下面に一対で設けられ、第2の車輪、第2の車輪を回転自在に軸支する第2の支持部、荷台に固定されかつ第2の支持部を旋回自在に軸支する第2の台座部、及び第2の支持部に設けられかつ第2の支持部の旋回軸と一体で回転する円盤状の第2のカムプレートを備える、車輪の向きを変更自在な第2の自在車輪と、第1の自在車輪と第2の自在車輪との間における第1の自在車輪の近傍に対で設けられ、第3の車輪、第3の車輪を回転自在に軸支する第3の支持部、荷台に固定されかつ荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材を介して第3の支持部を支持する第3の台座部、及び第3の支持部に設けられかつプレートを介して第1のカムプレートと接触して転動する第3のカム車輪を備える、荷台の長手方向に向きが固定された第3の固定車輪と、第1の自在車輪と第2の自在車輪との間における第2の自在車輪の近傍に対で設けられ、第4の車輪、第4の車輪を回転自在に軸支する第4の支持部、荷台に固定されかつ荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材を介して第4の支持部を支持する第4の台座部、及び第4の支持部に設けられかつプレートを介して第2のカムプレートと接触して転動する第4のカム車輪を備える、荷台の長手方向に向きが固定された第4の固定車輪と、を備え、第1の自在車輪が進行方向の前方となったときに、第1のカムプレートは第3のカム車輪による第3の車輪の押し下げを開放するように動作して、第3の固定車輪は走行面に付勢せず、かつ、第2のカムプレートは第4のカム車輪で第4の車輪を押し下げるように動作して、第4の固定車輪が走行面に付勢し、第2の自在車輪が進行方向の前方となったときに、第1のカムプレートは第3のカム車輪で第3の車輪を押し下げるように動作して、第3の固定車輪が走行面に付勢し、かつ、第2のカムプレートは第4のカム車輪による第4の車輪の押し下げを開放するように動作して、第4の固定車輪は走行面に付勢しない、台車である。
また、本発明の他の一態様は、荷台と、荷台の前部下面に一対で設けられ、車輪の向きを変更自在な第1の自在車輪と、荷台の後部下面に一対で設けられ、車輪の向きを変更自在な第2の自在車輪と、第1の自在車輪と第2の自在車輪との間における第1の自在車輪の近傍に対で設けられ、第3の車輪、第3の車輪を回転自在に軸支する第3の支持部、荷台に固定され、バネ材を介して荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にかつ第3の板材を介して荷台の面に対して水平となる左右方向に操舵可能に、第3の支持部を支持する第3の台座部、第3の支持部に設けられた第3のピン、及び第3の板材に設けられかつ第3のピンが挿入される略楕円状と略扇状とからなる第3の穴を備える、第3の切替車輪と、第1の自在車輪と第2の自在車輪との間における第2の自在車輪の近傍に対で設けられ、第4の車輪、第4の車輪を回転自在に軸支する第4の支持部、荷台に固定され、バネ材を介して荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にかつ第4の板材を介して荷台の面に対して水平となる左右方向に操舵可能に、第4の支持部を支持する第4の台座部、第4の支持部に設けられた第4のピン、及び第4の板材に設けられかつ第4のピンが挿入される略楕円状と略扇状とからなる第4の穴を備える、第4の切替車輪と、を備え、第1の自在車輪が進行方向の前方となったときに、第3の穴に挿入された第3のピンが第3の穴の後方に当接し、第3のピンが第3の穴の略扇状の弧の範囲で移動できる状態になることで、第3の車輪は向きが固定されず、かつ、第4の穴に挿入された第4のピンが第4の穴の後方に当接し、第4のピンが第4の穴によって固定され移動できない状態になることで、第4の車輪は荷台の長手方向に向きが固定され、第2の自在車輪が進行方向の前方となったときに、第3の穴に挿入された第3のピンが第3の穴の後方に当接し、第3のピンが第3の穴によって固定され移動できない状態になることで、第3の車輪は荷台の長手方向に向きが固定され、かつ、第4の穴に挿入された第4のピンが第4の穴の後方に当接し、第4のピンが第4の穴の略扇状の弧の範囲で移動できる状態になることで、第4の車輪は向きが固定されない、台車である。
この構造により、台車の進行方向の前方に自在車輪を配置し、台車の進行方向の後方に固定車輪を配置することができる。この配置により、進行方向に対する台車の横流れを抑えて、台車の直進性を確保することができるため、安定して台車を走行させることができる。
また、固定車輪は、バネ材によって走行面の方向に変位することが可能なため、走行面に接地させる車輪の最下部を、荷台前後の自在車輪と同じにすることができる。これにより、台車の荷台が走行面に対して傾斜することがない。
上記本発明の台車によれば、走行面に対して荷台が傾斜せず、かつ、前後どちらの進行方向でも直進性を確保して安定した走行が可能である。
本発明の一実施形態に係る台車の構造例を示す図 本実施形態に係る台車の動きを説明する図 本発明の一実施形態の変形例1に係る台車の構造例を示す図 本発明の一実施形態に変形例2に係る台車の構造例を示す図 本実施形態に係る台車の動きを説明する図
[概要]
本発明の台車は、荷台前後の自在車輪の間に固定車輪を配置する。固定車輪は、台車の進行方向に対して後方となる自在車輪側において、バネ材で車輪を走行面に付勢する構造とする。この構造により、台車の進行方向の後方に固定車輪を配置できるので、進行方向に対する台車の横流れを抑えて、台車の直進性を確保することができる。
[台車の構造]
図1は、本発明の一実施形態に係る台車10の構造例を示す正面図(a)および底面図(b)である。図1に示すように、本実施形態に係る台車10は、荷台11と、第1の自在車輪12と、第2の自在車輪13と、固定車輪14とを備えている。
荷台11は、荷物などを載置可能に構成された略長方形の平板11bと、作業者によって把持することが可能なハンドル11hと、を備えている。ハンドル11hは、平板11bの長手方向における一方端部(以下「荷台11の前部」という)側の上面に設けられている。また、平板11bの長手方向における他方端部(以下「荷台11の後部」という)側には、後述するスライドロック部11kが設けられている。
第1の自在車輪12は、車輪の向きを変更自在ないわゆる自在車輪である。第1の自在車輪12は、荷台11の前部側の下面に左右一対で設けられている。この第1の自在車輪12は、車輪12wと、車輪12wを回転自在に軸支する支持部12sと、荷台11に固定されかつ支持部12sを旋回自在に軸支する台座部12bと、を備えている。第1の自在車輪12では、支持部12sの旋回軸と車輪12wの回転軸とがねじれ位置にあるので、荷台11(台車10)の進行方向に合わせて車輪12wの転がり方向を自由に変えることができる。
第2の自在車輪13は、車輪の向きを変更自在ないわゆる自在車輪である。第2の自在車輪13は、荷台11の後部側の下面に左右一対で設けられている。この第2の自在車輪13も第1の自在車輪12と同様で、車輪13wと、車輪13wを回転自在に軸支する支持部13sと、荷台11に固定されかつ支持部13sを旋回自在に軸支する台座部13bと、を備えている。第2の自在車輪13でも、支持部13sの旋回軸と車輪13wの回転軸とがねじれ位置にあるので、荷台11(台車10)の進行方向に合わせて車輪13wの転がり方向を自由に変えることができる。
このように、本実施形態に係る台車10は、2つの第1の自在車輪12と2つの第2の自在車輪13とが、荷台11の下面の四隅近傍にそれぞれ配置され、例えば牽引されるなどして、荷台11の長手方向に対して前進および後進のどちらにも走行可能な構造を有している。
また、荷台11の下面には、第1の自在車輪12と第2の自在車輪13との間に、荷台11の長手方向に平行なスライドレール11rが左右一対で設けられている。このスライドレール11rは、荷台11の前部側のレール端部から荷台11の後部側のレール端部にかけて固定車輪14を自由に移動させることができるように構成されている。
なお、上述したスライドロック部11kは、作業者がハンドル11hを持って台車10を手押台車として使用するときに、固定車輪14のスライドレール11rによる移動を拘束するために設けられている。このスライドロック部11kによって固定車輪14を固定することで、進行方向となる荷台11の後部側を固定車輪(固定車輪14)とし、荷台11の前部側を自在車輪(第1の自在車輪12)とすることができる。よって、台車10を手押台車として重量物を搬送するときなどに適した車輪配置とすることができる。
固定車輪14は、車輪の向きが固定された第3の車輪である。この固定車輪14は、荷台11の下面における第1の自在車輪12と第2の自在車輪13との間に左右一対で設けられる。より具体的には、固定車輪14は、荷台11の下面に左右一対で設けられているスライドレール11rに、それぞれ移動可能に取り付けられている。
この固定車輪14は、車輪14wと、車輪12wを回転自在に軸支する支持部14sと、荷台11の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材14aを介して支持部14sを支持する台座部14bと、台座部14bを荷台11のスライドレール11rに滑動可能に嵌合させる嵌合部14rと、を備えている。バネ材14aは、弾性変形が可能な部材である。スライドレール11rにおいて台座部14bを滑動させる嵌合部14rの機構には、例えば、スライドレール11r上を転動する車輪を備えた機構を用いることができる。
台座部14bは、バネ材14aに力が掛かっていない無荷重状態のときに、車輪14wの最下部、すなわち走行面に接地する点が、第1の自在車輪12の車輪12wの最下部および第2の自在車輪13の車輪13wの最下部よりも、走行面側に突出した状態で支持部14sを支持している。よって、図1に示す台車10を使用する姿勢においては、固定車輪14は、バネ材14aの弾性力によって走行面に付勢されることとなる(図1の矢印)。この付勢によって、スライドレール11rに対する嵌合部14rの始動抵抗よりも走行面に対する車輪14wの始動抵抗の方が高くなるように構成されている。
また、固定車輪14が、第1の自在車輪12の車輪12wおよび第2の自在車輪13の車輪13wよりも走行面側に突出した状態においてバネ材14aで走行面に付勢される。このため、図5に例示するように、多少凹凸のある走行面でも、固定車輪14による走行面の接地(接地荷重)を確保することができる。
[台車の動き]
図2を用いて、本発明の一実施形態に係る台車10の動きを説明する。なお、図2においては、台車10の動きに直接関係がない、荷台11に設けられたハンドル11hおよびスライドロック部11k省略して描画している。
図2(a)で例示するように、一方向(図面における右方向)に台車10を進行させているときには、第2の自在車輪13が進行方向の前側車輪となり、第1の自在車輪12が進行方向の後側車輪となる。固定車輪14は、スライドレール11rの第1の自在車輪12側のレール端部に当接した状態で、進行する。つまり、このときには、進行方向の前方に第2の自在車輪13を配置し、進行方向の後方に固定車輪14を配置することができる。
一方向から反対方向(図面における左方向)に台車10の進行方向を切り替える、すなわち台車10をスイッチバックさせる場合、図2(b)で例示するように、台車10が一旦停止する。
その後、図2(c)で例示するように、第1の自在車輪12および第2の自在車輪13が旋回して向きを変え、第1の自在車輪12が進行方向の前側車輪となり、第2の自在車輪13が進行方向の後側車輪となって、台車10が反対方向に進行し始める。
ここで、固定車輪14は、荷台11のスライドレール11rに対する嵌合部14rの始動抵抗よりも走行面に対する車輪14wの始動抵抗の方が高くなるように、バネ材14aによって走行面に付勢されている。このため、固定車輪14の嵌合部14rが荷台11のスライドレール11rを滑動(スライド)できる範囲においては、図2(c)および図2(d)に例示するように、固定車輪14は、走行面上の同じ場所に留まったままスライドレール11rを滑動することとなる。
やがて、図2(e)で例示するように、固定車輪14の嵌合部14rが、荷台11のスライドレール11rにおける第2の自在車輪13側のレール端部に当接する。これ以後、固定車輪14は、第1の自在車輪12および第2の自在車輪13と共に、反対方向に進行を始める。これにより、進行方向の前方に第1の自在車輪12を配置し、進行方向の後方に固定車輪14を配置することができる。
[本実施形態による作用・効果]
以上のように、本発明の一実施形態に係る台車10は、荷台11の前後に設けられた第1の自在車輪12と第2の自在車輪13との間に、スライドレール11rで前後方向に移動が可能な固定車輪14を配置する。そして、この固定車輪14は、台車10の進行方向に対して後方となる第1の自在車輪12または第2の自在車輪13のいずれかの側において、車輪14wをバネ材14aで走行面に付勢する構造とする。
この構造により、台車10の進行方向の前方に第1の自在車輪12または第2の自在車輪13のいずれかを配置し、台車10の進行方向の後方に固定車輪14を配置することができる。この配置により、進行方向に対する台車10の横流れを抑えて、台車10の直進性を確保することができるため、安定して台車10を走行(例えば、牽引車に追走)させることができる。
また、固定車輪14は、バネ材14aによって走行面の方向(鉛直方向)に変位することが可能なため、走行面に接地させる車輪14wの最下部を、荷台11の前後に設けられた第1の自在車輪12および第2の自在車輪13と同じにすることができる。これにより、台車10の荷台11が走行面に対して傾斜することがない。
[変形例1]
図3は、本発明の一実施形態の変形例1に係る台車20の構造例を示す正面図(a)および部分斜視図(b)である。この変形例1に係る台車20は、上記実施形態に係る台車10と比べて、第1の自在車輪22、第2の自在車輪23、および固定車輪24の構造が異なる。
固定車輪24は、車輪の向きが固定された同一の構造を有する第3の車輪である。固定車輪24は、荷台11の下面における第1の自在車輪22の近傍と、第2の自在車輪23の近傍とに、それぞれ左右一対で設けられる。
この固定車輪24は、車輪24wと、車輪24wを回転自在に軸支する支持部24sと、荷台11に固定され、かつ、荷台11の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材24aおよび24dを介して支持部24sを支持する台座部24bと、を備えている。バネ材24aは、弾性変形が可能な部材であり、車輪24wの走行面との接地に基づいて支持部24sを上下方向に変位させるように機能する。また、支持部24sは、プレート24pを介して、第2の自在車輪23のカムプレート23c(後述する)と接触して転動するカム車輪24cを備えている。バネ材24dは、弾性変形が可能な部材であり、カム車輪24cのカムプレート23cとの接触に基づいて支持部24sを上下方向に変位させるように機能する。
第1の自在車輪22および第2の自在車輪23は、車輪の向きを変更自在な同一の構造を有する車輪である。第1の自在車輪22は、荷台11の前部側の下面に左右一対で設けられている。第2の自在車輪23は、荷台11の後部側の下面に左右一対で設けられている。以下、第2の自在車輪23を代表して構造を説明する。
この第2の自在車輪23は、車輪23wと、車輪23wを回転自在に軸支する支持部23sと、荷台11に固定されかつ支持部23sを旋回自在に軸支する台座部23bと、を備えている。第2の自在車輪23では、支持部23sの旋回軸と車輪23wの回転軸とがねじれ位置にあるので、荷台11(台車20)の進行方向に合わせて車輪23wの転がり方向を自由に変えることができる。さらに、第2の自在車輪23の支持部23sには、支持部23sの旋回軸と一体で回転する円盤状のカムプレート23cが設けられている。
このカムプレート23cは、固定車輪24のカム車輪24cと接触し、固定車輪24の車輪24wの走行面との接地状態を変化させる。具体的には、第2の自在車輪23が進行方向の後方となったときには、カムプレート23cは、カム車輪24cを押し下げるように動作して、固定車輪24の車輪24wを走行面に付勢させて接地させる(図3(b)の状態)。一方、カムプレート23cは、第2の自在車輪23が進行方向の前方となったときには、カム車輪24cの押し下げを開放するように動作して、固定車輪24の車輪24wを走行面から浮かして接地しないように動作する(図3(a)に示す第1の自在車輪22側の固定車輪24を参照)。
この構造によって、上述したように、進行方向に対する台車20の横流れを抑えて、台車20の直進性を確保することができるため、安定して台車20を走行させることができる。また、台車20の荷台11が走行面に対して傾斜することがない。
[変形例2]
図4は、本発明の一実施形態の変形例2に係る台車30の構造例を示す正面図(a)、部分斜視図(b1)および(b2)である。この変形例2に係る台車30は、上記実施形態に係る台車10と比べて、切替車輪34の構造が異なる。
切替車輪34は、車輪の向きを固定または可動に切り替えることができる第3の車輪である。切替車輪34は、荷台11の下面における第1の自在車輪12の近傍と、第2の自在車輪13の近傍とに、それぞれ左右一対で設けられる。
この切替車輪34は、車輪34wと、車輪34wを回転自在に軸支する支持部34sと、荷台11に固定され、バネ材34aを介して荷台11の面に対して垂直となる上下方向に変位可能に、かつ、板材34fを介して荷台11の面に対して水平となる左右方向に操舵可能に、支持部34sを支持する台座部34bと、を備えている。支持部34sには、2つのピン34pが立設されている。板材34fには、略楕円状と略扇状の2つの穴34hとが形成されており、支持部34sの2つのピン34pが挿入される。
第1の自在車輪12の近傍に設けられる切替車輪34と第2の自在車輪13の近傍に設けられる切替車輪34とは、対象に配置される。具体的には、台座部34bの略楕円状の穴34hを荷台11の外方向に向け、台座部34bの略扇状の穴34hを荷台11の内方向に向けて、切替車輪34が設けられる。
上記配置によって、台車10の進行方向の前方となる切替車輪34は、図4(b1)に例示するように、支持部34sのピン34pが台座部34bの穴34hの後方にそれぞれ当接し、略扇状の穴34hに挿入されたピン34pが弧の範囲で移動できる状態になる。一方、上記配置によって、台車10の進行方向の後方となる切替車輪34は、図4(b2)に例示するように、支持部34sのピン34pが台座部34bの穴34hの後方にそれぞれ当接し、略扇状の穴34hに挿入されたピン34pが固定され移動できない状態になる。よって、台車10の進行方向の後方に動きが固定された切替車輪34、すなわち固定車輪が配置されることになる。この向きが固定された切替車輪34の車輪34wは、バネ材34aによって走行面に付勢させて接地される。
この構造によって、上述したように、進行方向に対する台車30の横流れを抑えて、台車30の直進性を確保することができるため、安定して台車30を走行させることができる。また、台車30の荷台11が走行面に対して傾斜することがない。
本発明は、進行方向の前後転換が可能な台車に利用可能であり、特に走行面に対して荷台が傾斜せず、かつ、前後どちらの進行方向でも直進性を確保して安定した走行を実現したい場合などに有用である。
10、20、30 台車
11 荷台
11b 平板
11h ハンドル
11k スライドロック部
11r スライドレール
12、13、22、23 自在車輪
12b、13b、14b、23b、24b、34b 台座部
12s、13s、14s、23s、24s、34s 支持部
12w、13w、14w、23w、24w、34w 車輪
14、24 固定車輪
14a、24a、24d、34a バネ材
14r 嵌合部
23c カムプレート
24c カム車輪
34 切替車輪
34h 穴
34p ピン

Claims (2)

  1. 荷台と、
    前記荷台の前部下面に一対で設けられ、第1の車輪、前記第1の車輪を回転自在に軸支する第1の支持部、前記荷台に固定されかつ前記第1の支持部を旋回自在に軸支する第1の台座部、及び前記第1の支持部に設けられかつ前記第1の支持部の旋回軸と一体で回転する円盤状の第1のカムプレートを備える、車輪の向きを変更自在な第1の自在車輪と、
    前記荷台の後部下面に一対で設けられ、第2の車輪、前記第2の車輪を回転自在に軸支する第2の支持部、前記荷台に固定されかつ前記第2の支持部を旋回自在に軸支する第2の台座部、及び前記第2の支持部に設けられかつ前記第2の支持部の旋回軸と一体で回転する円盤状の第2のカムプレートを備える、車輪の向きを変更自在な第2の自在車輪と、
    前記第1の自在車輪と前記第2の自在車輪との間における前記第1の自在車輪の近傍に対で設けられ、第3の車輪、前記第3の車輪を回転自在に軸支する第3の支持部、前記荷台に固定されかつ前記荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材を介して前記第3の支持部を支持する第3の台座部、及び前記第3の支持部に設けられかつプレートを介して前記第1のカムプレートと接触して転動する第3のカム車輪を備える、前記荷台の長手方向に向きが固定された第3の固定車輪と、
    前記第1の自在車輪と前記第2の自在車輪との間における前記第2の自在車輪の近傍に対で設けられ、第4の車輪、前記第4の車輪を回転自在に軸支する第4の支持部、前記荷台に固定されかつ前記荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にバネ材を介して前記第4の支持部を支持する第4の台座部、及び前記第4の支持部に設けられかつプレートを介して前記第2のカムプレートと接触して転動する第4のカム車輪を備える、前記荷台の長手方向に向きが固定された第4の固定車輪と、を備え、
    前記第1の自在車輪が進行方向の前方となったときに、前記第1のカムプレートは前記第3のカム車輪による前記第3の車輪の押し下げを開放するように動作して、前記第3の固定車輪は走行面に付勢せず、かつ、前記第2のカムプレートは前記第4のカム車輪で前記第4の車輪を押し下げるように動作して、前記第4の固定車輪が走行面に付勢し、
    前記第2の自在車輪が進行方向の前方となったときに、前記第1のカムプレートは前記第3のカム車輪で前記第3の車輪を押し下げるように動作して、前記第3の固定車輪が走行面に付勢し、かつ、前記第2のカムプレートは前記第4のカム車輪による前記第4の車輪の押し下げを開放するように動作して、前記第4の固定車輪は走行面に付勢しない、
    台車。
  2. 荷台と、
    前記荷台の前部下面に一対で設けられ、車輪の向きを変更自在な第1の自在車輪と、
    前記荷台の後部下面に一対で設けられ、車輪の向きを変更自在な第2の自在車輪と、
    前記第1の自在車輪と前記第2の自在車輪との間における前記第1の自在車輪の近傍に対で設けられ、第3の車輪、前記第3の車輪を回転自在に軸支する第3の支持部、前記荷台に固定され、バネ材を介して前記荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にかつ第3の板材を介して前記荷台の面に対して水平となる左右方向に操舵可能に、前記第3の支持部を支持する第3の台座部、前記第3の支持部に設けられた第3のピン、及び前記第3の板材に設けられかつ前記第3のピンが挿入される略楕円状と略扇状とからなる第3の穴を備える、第3の切替車輪と、
    前記第1の自在車輪と前記第2の自在車輪との間における前記第2の自在車輪の近傍に対で設けられ、第4の車輪、前記第4の車輪を回転自在に軸支する第4の支持部、前記荷台に固定され、バネ材を介して前記荷台の面に対して垂直となる上下方向に変位可能にかつ第4の板材を介して前記荷台の面に対して水平となる左右方向に操舵可能に、前記第4の支持部を支持する第4の台座部、前記第4の支持部に設けられた第4のピン、及び前記第4の板材に設けられかつ前記第4のピンが挿入される略楕円状と略扇状とからなる第4の穴を備える、第4の切替車輪と、を備え、
    前記第1の自在車輪が進行方向の前方となったときに、前記第3の穴に挿入された前記第3のピンが前記第3の穴の後方に当接し、前記第3のピンが前記第3の穴の略扇状の弧の範囲で移動できる状態になることで、前記第3の車輪は向きが固定されず、かつ、前記第4の穴に挿入された前記第4のピンが前記第4の穴の後方に当接し、前記第4のピンが前記第4の穴によって固定され移動できない状態になることで、前記第4の車輪は前記荷台の長手方向に向きが固定され、
    前記第2の自在車輪が進行方向の前方となったときに、前記第3の穴に挿入された前記第3のピンが前記第3の穴の後方に当接し、前記第3のピンが前記第3の穴によって固定され移動できない状態になることで、前記第3の車輪は前記荷台の長手方向に向きが固定され、かつ、前記第4の穴に挿入された前記第4のピンが前記第4の穴の後方に当接し、前記第4のピンが前記第4の穴の略扇状の弧の範囲で移動できる状態になることで、前記第4の車輪は向きが固定されない、
    台車。
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