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JP3238047B2 - 画像形成方法及び装置 - Google Patents

画像形成方法及び装置

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JP3238047B2
JP3238047B2 JP13482195A JP13482195A JP3238047B2 JP 3238047 B2 JP3238047 B2 JP 3238047B2 JP 13482195 A JP13482195 A JP 13482195A JP 13482195 A JP13482195 A JP 13482195A JP 3238047 B2 JP3238047 B2 JP 3238047B2
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image
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image forming
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裕一郎 豊原
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Canon Inc
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成方法及び複写
機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ、マイクロ
フィルムリーダプリンタ、画像表示装置等の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真、静電記録、磁気記録等
の適宜の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂
等よりなるトナーを用いて画像担持体としての記録材
(エレクトロファックスシート、静電記録シート、転写
材シート、印刷紙等)の面に直接方式もしくは間接方式
で形成した目的の画像情報に対応した未定着のトナー画
像を、該画像を担持している記録材面に永久固着画像と
して加熱定着する画像定着装置を有する画像形成装置が
知られている。
【0003】この種の画像形成装置には加熱方式の定着
装置が多く使用されており、加熱方式の定着装置として
は、所定の温度に維持された加熱ローラと、弾性層を有
して該加熱ローラに圧接する加圧ローラとによって、未
定着のトナー画像が形成された記録材を挟持搬送しつつ
加熱する熱ローラ定着方式の定着装置が多用されてい
る。
【0004】しかし、この熱ローラ定着方式の定着装置
には、次のような欠点がある。
【0005】(1)所定温度に立ち上がるまでの時間
(画像形成動作禁止の時間)、いわゆるウェイトタイム
が必要である。
【0006】(2)熱容量が必要なため、比較的大きな
電力が必要となる。
【0007】(3)回転ローラで、ローラ温度が高温の
ため、耐熱特殊軸受が必要である。
【0008】(4)ローラに直接手が触れる構成のた
め、危険があったり、保護部材が必要となる。
【0009】(5)ローラ定着温度及び曲率により記録
材が巻き付いてジャム発生の原因となる。
【0010】かかる欠点を改善するため、最近ではフィ
ルム加熱方式の定着装置が提案され、実用化に向けて種
々の研究、開発が進められている。
【0011】本出願人の先の提案に係る、例えば特開昭
63−313182号公報に開示の方式、装置等がこれ
に属する。
【0012】これは、薄肉の耐熱フィルム(シート)
と、該フィルムの移動駆動手段と、前記フィルムを中に
してその一方面側に固定支持して配置された加熱体と、
他方面側に前記加熱体に対向して配置され該加熱体に対
して前記フィルムを介して画像定着すべき記録材の顕画
像担持面を密着させる加圧部材とを有し、前記フィルム
は、少なくとも画像定着実行時は該フィルムと前記加圧
部材との間に搬送導入される画像定着すべき記録材と順
方向に同一速度で走行移動させて、該走行移動フィルム
を挟んで前記加熱体と前記加圧部材との圧接で形成され
る定着ニップ部を通過させることにより、前記記録材の
顕画像担持面を前記フィルムを介して前記加熱体で加熱
して顕画像(未定着トナー像)に熱エネルギーを付与し
て軟化、溶融せしめ、次いで前記フィルムと前記記録材
とを離間させ或はトナーが冷却、固化した後に前記フィ
ルムと前記記録材とを離間させることを基本とする装置
である。
【0013】また、前記加熱体としては、前記フィルム
の幅方向を長手とする横長の耐熱性、絶縁性、低熱容量
のヒータ基板のフィルム当接面側に該面の長手に沿って
線状に、または細帯状に低熱容量の通電発熱抵抗体(発
熱体)を具備させた形態のものが用いられ、該発熱体の
両端間に電力が供給されることで該発熱体が発熱し、ま
た前記ヒータ基板も加熱されて前記加熱体の全体が急速
に昇温し、該加熱体の熱が前記フィルムを介して前記記
録材に与えられるように構成されている。
【0014】そして、前記加熱体の温度制御は、該加熱
体に設けられた温度センサと、画像形成装置本体のマイ
クロコンピュータ及び加熱体駆動(通電発熱)回路によ
り行われて、所定の定着可能温度に温調管理される。ま
た、前記加熱体は高温となっているが、少なくとも前記
発熱体の発熱時は前記フィルムが所定温度で前記加熱体
上を移動するように駆動されているため、前記フィルム
の局部的な熱変形が発生することがなく、安定した画像
定着が行える利点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の画
像形成装置に用いられた定着装置には、次のような不具
合がある。
【0016】即ち、上述した従来の定着装置では、定着
動作はトナーにフィルムを通して加熱体で加熱すること
により溶融し、更に、加圧ローラからの圧力によって転
写紙上に定着させている。このとき、トナーが単に転写
紙に定着されるのではなく、トナーが1つずつ独立して
いる画像よりも、1カ所にまとまっている画像の方が定
着性は良くなる傾向にある。
【0017】このことから、解像度は粗い方が細かい方
に比べて定着し易いと言えるが、同じ解像度であれば、
1ドットあたりの階調性が、2値である方が多値である
方よりもトナーの密集度が上がるため定着し易くなるこ
とは明らかで、画像濃度で比較すると、濃い画像の方が
薄い画像よりも定着し易いことになる。
【0018】しかし、従来の画像形成装置では、どんな
画像信号が入力されたとしても、定着装置の温度制御は
画像によって変わることはないため、定着し難い画像信
号に合わせて温度制御を行った場合には、定着し易い画
像信号が入力されたときに、必要以上に高い温度まであ
げることになり、電力の無駄使いになる不具合がある。
また、定着し易い画像用に合わせて温度制御を行った場
合には、定着し難い画像信号が入力されたときに定着不
良を発生してしまう不具合がある。
【0019】本発明は上記従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、不必要
に電力を消費することがなく、また定着不良を発生する
こともなく効率的に定着装置の制御を行うことができる
画像形成方法及び装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の画像形成方法は、帯電手段で
一様に帯電された像担持体表面上に形成された静電潜像
を現像手段でトナー像に現像することで画像を形成し、
その画像を定着する手段として内部に加熱手段を持つ定
着装置を具備した画像形成装置を用いて画像を形成する
画像形成方法において、入力するデジタル画像信号の解
度に応じて、前記定着装置の加熱手段の温度を制御す
る温度制御ステップを有し、前記温度制御ステップは、
第1解像度より高い第2解像度の場合、第1解像度の場
合の定着温度よりも高い定着温度となるように前記定着
装置の温度を制御することを特徴とする。また、上記目
的を達成するため本発明の請求項2に記載の画像形成方
法は、請求項1に記載の画像形成方法において、更に、
複数種類のデジタル画像入力経路の中から1種類の経路
を選択する選択ステップを有し、該選択ステップにより
選択した入力経路から入力したデジタル画像信号に対応
して発光する露光手段を前記帯電手段で一様に帯電した
像担持体表面上に走査して静電潜像を形成すると共に、
前記温度制御ステップは、前記選択ステップにより選択
した入力経路に応じて、前記定着装置の加熱手段の温度
を制御することを特徴とする。また、上記目的を達成す
るため本発明の請求項3に記載の画像形成方法は、請求
2に記載の画像形成方法において、前記デジタル画像
入力経路は、ファクシミリからの入力経路、コンピュー
からの入力経路及びリーダースキャナーからの入力経
であることを特徴とする。また、上記目的を達成する
ため本発明の請求項4に記載の画像形成装置は、帯電手
段で一様に帯電された像担持体表面上に形成された静電
潜像を現像手段でトナー像に現像することで画像を形成
し、その画像を定着する手段として内部に加熱手段を持
つ定着装置を具備した画像形成装置において、入力する
デジタル画像信号の解像度に応じて、前記定着装置の加
熱手段の温度を制御する温度制御手段を有し、前記温度
制御手段は、第1解像度より高い第2解像度の場合、第
1解像度の場合の定着温度よりも高い定着温度となるよ
うに前記定着装置の温度を制御することを特徴とする。
【0021】
【0022】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項5に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像
形成装置において、更に、複数種類のデジタル画像入力
路の中から1種類の経路を選択する選択手段を有し
該選択手段により選択した入力経路から入力したデジタ
ル画像信号に対応して発光する露光手段を前記帯電手段
で一様に帯電した像担持体表面上に走査して静電潜像を
形成すると共に、前記温度制御手段は、前記選択手段に
より選択した入力経路に応じて、前記定着装置の加熱手
段の温度を制御することを特徴とする。
【0023】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像
形成装置において、前記デジタル画像入力経路は、ファ
クシミリからの入力経路、コンピュータからの入力経
、リーダースキャナーからの入力経路であることを特
徴とする。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0039】(第1実施例)まず、本発明の第1実施例
を図1〜図9を参照して説明する。本実施例は、デジタ
ル方式の電子写真画像形成装置に実施したものである。
【0040】図1は、本実施例に係る画像形成装置の概
略構成図であり、この画像形成装置は、リーダ部Rとプ
リンタ部Pとからなる。リーダ部Rは、固定された原稿
台ガラス20を有しており、この原稿台ガラス20の下
側には、リフレクタ22内に収容された光源21が原稿
台ガラス20の下面に沿って移動自在に設けられてい
る。
【0041】そして、コピーすべき原稿19を原稿台ガ
ラス20上に載置して、図示しないコピースタートキー
を押すと、ホームポジションに停止していた光源21及
び第1ミラー23が原稿台ガラス20の下面に沿って所
定の速度Vで左方より右方へと移動して、原稿台ガラス
20上の原稿19のコピー面を照明し、原稿19からの
反射光は、第1ミラー23より光源21と同方向へV/
2の速度で移動する第2ミラー24、第3ミラー25を
経て結像レンズ29へ送られ、該結像レンズ29により
固定第4ミラー26を介してCCD(電荷結合素子)6
1上に結像され、図3に示すA(アナログ)/D(デジ
タル)変換装置62によりデジタル信号に変換される。
【0042】また、往動した光源21や第1〜第3ミラ
ー23、24、25は、所定の往動終点に到達すると復
動移動に転じられて、始めのホームポジションへ戻り、
次のコピーサイクルの開始まで待機する。
【0043】なお、上記リーダ部Rの解像度は、入出力
共に600dpiまで可能である。
【0044】一方、画像形成装置はリーダ部Rより読み
取った信号以外にも、図3に示すように複写機能や、コ
ンピュータ75等からの信号をプリントアウトするプリ
ンタ機能、ファクシミリ(FAX)76の機能等の複数
の機能をこなすために、複数種類のデジタル画像信号の
入力経路を備えたデジタル複合機となっている。
【0045】そして、図3に示すようにCCD61、コ
ンピュータ75及びファクシミリ76からのデジタル信
号化された画像情報をインターフェイス77を介して画
像処理装置63を通過させることで画像処理を施し、更
にD(デジタル)/A(アナログ)変換装置65によっ
て再びアナログ信号に変換し、その信号によりレーザー
ドライバー66を介して半導体レーザー67を点灯させ
る。
【0046】半導体レーザー67より発射されたレーザ
ー光は、図1に示すプリンタ部Pの高速定速回転されて
いるポリゴンミラー40とFθレンズ41により長手方
向に展開され、固定ミラー27、28を介して回転感光
体ドラム39面に結像露光される。
【0047】回転感光体ドラム39の表面は、この露光
前に1次帯電器30により正または負の所定電位に一様
に帯電処理されており、この帯電面に対して上記の露光
がなされることで、感光体ドラム39面に原稿画像に対
応したパターンの静電潜像が順次形成されていく。そし
て、感光体ドラム39面に形成された静電潜像は、現像
装置31の現像ローラ32で現像されることにより、ト
ナー像として顕画化される。
【0048】一方、給紙ローラ61により記録材として
の転写材シートが給送され、ガイド33を通って所定の
タイミングで感光体ドラム39と転写帯電器34との間
の転写部へ搬入され、転写帯電器34より転写コロナを
受けることにより、感光体ドラム39の表面に密着して
該感光体ドラム39表面のトナー顕画像が転写材シート
面に順次転写されていく。
【0049】像転写部を通過した転写材シートは、除電
針35によって背面電荷が除電されることにより感光体
ドラム39面から順次剥離され、搬送部38、入口ガイ
ド10を経て定着装置60へ搬送され、後述するように
トナー画像定着処理が施されて排紙(出口)ガイド12
を介して画像形成物として機外へ搬出される。
【0050】また、転写後に感光体ドラム39の表面に
残留するトナーは、クリーニング器36のクリーニング
ブレード37で感光体ドラム39の表面より除去される
ことにより、繰り返して像形成に供される。
【0051】一方、転写材シートに転写されたトナー画
像を該転写材シートに定着する定着装置60は、図2に
示すようにエンドレスベルト状の定着フィルム6を有し
ている。この定着フィルム6は、左側の駆動ローラ7
と、右側の従動ローラ8と、これらローラ7、8間の下
方に固定された低熱容量線状ヒータ1の3つの部材7、
8、1間に捲装されている。
【0052】従動ローラ8は、定着フィルム6を外側に
張る方向にテンションを印加するテンションローラを兼
ねている。定着フィルム6は、表面にシリコンゴム等を
被覆して摩擦係数を高めた駆動ローラ7の時計方向の回
転駆動に伴い、時計方向に所定の周速度をもってシワや
蛇行、速度遅れなく回転駆動されるようになっている。
【0053】9はシリコンゴム等の離形性のよいゴム弾
性層を有する加圧ローラで、定着フィルム6を挟んでヒ
ータ1と対向する位置に設けられており、ばね等の付勢
手段(図示せず)により、例えば5〜10kgの加圧力
でヒータ1の下面に圧接されながら、転写材シートの搬
送方向と順方向の反時計方向へ回転されるようになって
いる。
【0054】また、定着フィルム6は、繰り返しトナー
画像の加熱定着が繰り返されるため、耐熱性、離形性、
耐久性に優れ、一般的には100μ以下、好ましくは4
0μ以下の薄肉のフィルムが使用されている。
【0055】低熱容量のヒータ1は、例えばアルミナ基
盤2に、ギンパラジウムや酸化ルテニウム等の抵抗材料
を塗工して発熱層3を形成し、更にその上に厚さ10μ
のフィルム6との摺動を考慮したガラス等の保護層4を
形成したもので、ヒータ支持体11に取り付け保持させ
て固定支持されている。
【0056】ヒータ支持体11は、ヒータ1を定着装置
60及び画像形成装置に対し断熱支持するもので、断熱
性、高耐熱性及び剛性を有する材料が使用されている。
【0057】ヒータ1の発熱層3には、長手方向両端か
ら通電される。印加電圧は交流100Vであり、基板2
の裏面に熱伝導性シリコン接着剤等で接着や圧接または
一体的に形成されており、長手方向の中央部分に配置し
たサーミスタ等の検温素子5が検知した検知温度に応じ
て図3に示すようにマイクロコンピュータ(MPU)6
9により通電制御される。
【0058】なお、画像形成動作時以外は定着装置60
には通電されておらず、図3に示すように操作部70等
の外部からの信号入力や、コピー開始に同期して定着装
置60に通電を開始する制御を行っている。
【0059】また、本実施例に係る画像形成装置は、複
数のデジタル画像信号の入力経路を備えたデジタル複合
機であるが、次にその中のFAX機能について説明す
る。
【0060】FAX信号には、現在ノーマル、ファイ
ン、スーパーファイン、ウルトラファインの4つのモー
ドがあり、各モードの違いは画像の解像度である。
【0061】ノーマル、ファイン、スーパーファインの
3つのモードは、全て主走査方向は8pelであるが、
それぞれ副走査方向の解像度が100dpi、200d
pi、400dpiとなっており、ウルトラファインモ
ードは主走査方向、副走査方向ともに400dpiであ
る。
【0062】この4つのモードの定着性に着目してみ
る。
【0063】解像度が上がるほど1画素の大きさは小さ
くなってくる。従って、解像度が上がるほど、トナーが
定着装置60により加熱され溶融したときに、トナー同
士の結合現象が起こり難くなる。これはつまり定着性が
劣るということに直結する。
【0064】図4に同じ画像がノーマルモード、ファイ
ンモードとウルトラファインモードで送信されてきたと
きの定着性を比較したグラフを示す。モードの違い以外
の条件はまったく同一である。ここで定着性とは、定着
後に画像を摺擦する際の前後の濃度の低下率を示してい
る。従って定着性の数値の小さい方が、良く定着されて
いるということになる。この図4からも解像度の高い画
像の方が定着性が劣ることが明らかである。
【0065】また、一般的に、オペレータが解像度の高
いウルトラファインモード等のモードを選択するとき
は、原稿画像が中間調等の階調性の再現を要求される画
像である可能性が高く、中間調の画像では、連続する画
素にトナーを現像する確率が低い場合が多い。従って、
隣接画素同士のトナーの結合力が少なくなるために、中
間調の比率の高い画像は定着に対して不利であると言え
る。このことからも解像度の高い画像は定着に対して不
利であると言える。
【0066】また、上記画像形成装置において、FAX
送信をする際には、前述した解像度の他にオペレータが
図3の操作部70の操作により、画像処理モードを写真
用、文字用、文字写真混合用の3種類の中から選択する
ことが可能となっている。この3種類のモードの違いは
画像処理の方法であり、写真用モードの時には、代表的
には誤差拡散法等を用いて中間調の再現に重点をおいた
画像処理を行っている。
【0067】また、逆に文字用のモードの場合は、入力
画像が基本的には白か黒のコントラストが大きい画像で
あると考えられるので、濃度の薄い部分をとばし気味に
し、入力画像濃度と出力画像濃度の関係が図5に示すよ
うな関係で表わせる画像処理を行っている。文字写真混
合用モードの場合は、写真用モードと、文字用モードの
中間の画像処理を行っている。
【0068】FAX画像は基本的に1画素当り2値の画
像処理を行っている。そこで中間調の再現を良くしよう
とすると、1画素では白か黒しか表現できないために、
マクロ的に濃度が再現できるように黒くする画素数を調
整するので、黒い画素が孤立し、孤立画素が増えること
になる。その結果、解像度と定着性の関係で上述したよ
うに、トナー間の結合力という定着性に寄与する因子を
失うことになり、定着性には悪影響を及ぼすことにな
る。
【0069】そこで本実施例ではFAX画像が入力され
たときに、その画像処理モードを解像度と共に判別し、
定着装置の温度制御にフィードバックする構成を採用し
ている。
【0070】図6〜図9に、本実施例に係る画像形成装
置における定着装置60の温度制御動作のフローチャー
トを示す。
【0071】まず、画像形成開始時の定着装置60内の
検温素子5の検知温度により温度制御を3段階に分割す
る。これは、検温素子5の検知温度は前回のコピー時か
らの経過時間と相関があり、その検知温度によって定着
性が変化することから、検知温度によって制御を変える
ためである。検温素子5の検知温度が低いほど、定着性
が劣ることは明らかである。
【0072】3段階に分けるときのしきい値は、検知温
度と定着性との関係から求められる。本実施例において
は、120℃以下において定着性が劣り、140℃以上
であれば定着装置60が十分に暖まっていて略満足な定
着性が得られることより、120℃と140℃をしきい
値として設定している。
【0073】いま、図6のステップS601でFAX信
号が入力すると、ステップS602で検温素子5の検知
温度が何度であるかを判断する。そして、検知温度が1
20℃未満の場合は、ステップS603で解像度のモー
ドが何であるかを判断する。そして、解像度のモードが
ノーマルモードの場合はステップS604で、ファイン
モードの場合はステップS612で、スーパーファイン
/ウルトラファインモードの場合は図7のステップS6
18で、画像処理のモードが何であるかをそれぞれ判断
する。
【0074】前記図6のステップS604において文字
モードの場合は、ステップS605で1〜5枚目までの
温調温度を190℃とし、ステップS606で6〜10
枚目までの温調温度を185℃とし、ステップS607
で11枚目以降の温調温度を180℃とした後、本処理
動作を終了する。
【0075】また、前記図6のステップS604におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合及び前記図6
のステップS612において文字モードの場合は、いず
れもステップS608で1〜5枚目までの温調温度を2
00℃とし、ステップS609で6〜10枚目までの温
調温度を195℃とし、ステップS610で11〜15
枚目までの温調温度を190℃とし、ステップS611
で16枚目以降の温調温度を185℃とした後、本処理
動作を終了する。
【0076】また、前記図6のステップS612におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合及び図7のス
テップS618において文字モードの場合は、いずれも
図7のステップS613で1〜5枚目までの温調温度を
210℃とし、ステップS614で6〜10枚目までの
温調温度を205℃とし、ステップS615で11〜1
5枚目までの温調温度を200℃とし、ステップS61
6で16枚目〜20枚目までの温調温度を195℃と
し、ステップS617で21枚目以降の温調温度を19
0℃とした後、本処理動作を終了する。
【0077】また、前記図7のステップS618におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合は、ステップ
S619で1〜5枚目までの温調温度を220℃とし、
ステップS620で6〜10枚目までの温調温度を21
5℃とし、ステップS621で11〜15枚目までの温
調温度を210℃とし、ステップS622で16枚目〜
20枚目までの温調温度を205℃とし、ステップS6
23で21枚目〜25枚目の温調温度を200℃とし、
ステップS624で26枚目以降の温調温度を195℃
とした後、本処理動作を終了する。
【0078】また、前記図6のステップS602におい
て120℃以上140℃未満の場合は、図8のステップ
S625で解像度のモードが何であるかを判断する。そ
して、解像度のモードがノーマルモードの場合はステッ
プS626で、ファインモードの場合はステップS62
9で、スーパーファイン/ウルトラファインモードの場
合はステップS631で、画像処理のモードが何である
かをそれぞれ判断する。
【0079】前記図8のステップS626において文字
モードの場合は、ステップS627で1枚目以降の温調
温度を180℃とした後、本処理動作を終了する。
【0080】また、前記ステップS626において写真
モード/文字写真混合モードの場合及び前記ステップS
629において文字モードの場合は、いずれもステップ
S628で1枚目以降の温調温度を185℃とした後、
本処理動作を終了する。
【0081】また、前記図8のステップS629におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合及び前記ステ
ップS631において文字モードの場合は、いずれもス
テップS630で1枚目以降の温調温度を190℃とし
た後、本処理動作を終了する。
【0082】また、前記図8のステップS631におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合は、ステップ
S632で1〜5枚目までの温調温度を200℃とし、
ステップS633で6枚目以降の温調温度を195℃と
した後、本処理動作を終了する。
【0083】また、前記図6のステップS602におい
て140℃以上の場合は、図9のステップS634で解
像度のモードが何であるかを判断する。そして、解像度
のモードがノーマルモードの場合はステップS635
で、ファインモードの場合はステップS638で、スー
パーファイン/ウルトラファインモードの場合はステッ
プS640で、画像処理のモードが何であるかをそれぞ
れ判断する。
【0084】前記図9のステップS635において文字
モードの場合は、ステップS636で1枚目以降の温調
温度を180℃とした後、本処理動作を終了する。
【0085】また、前記図9のステップS635におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合及び前記ステ
ップS638において文字モードの場合は、いずれもス
テップS637で1枚目以降の温調温度を185℃とし
た後、本処理動作を終了する。
【0086】また、前記図9のステップS638におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合及び前記ステ
ップS640において文字モードの場合は、いずれもス
テップS639で1枚目以降の温調温度を190℃とし
た後、本処理動作を終了する。
【0087】また、前記図9のステップS640におい
て写真モード/文字写真混合モードの場合は、ステップ
S641で1枚目以降の温調温度を195℃とした後、
本処理動作を終了する。
【0088】以上のような制御を行うことにより、解像
度や画像処理方法が変っても、適切な定着温度でトナー
像の定着が行えると共に、無駄な電力の消費も回避する
ことができる。
【0089】(第2実施例)次に本発明の第2実施例を
図10〜図12に基づき説明する。なお、本実施例に係
る画像形成装置の基本的な構成は、上述した第1実施例
における図1〜図3と同一であるから、これらの図を流
用して説明する。
【0090】第1実施例で説明した通り、本発明の画像
形成装置は複数種類のデジタル画像信号の入力経路を有
している。その中で図3のコンピュータ75からの入力
画像信号は、オペレータの使用するページ記述言語等に
よって、解像度が異なっている。ここでは、240dp
i、300dpi、400dpiの3種類の解像度につ
いて説明する。
【0091】第1実施例でも述べたように、一般的に解
像度が上がれば1画素の大きさが小さくなり、定着時に
隣接するトナー間の結合力が弱まるために、定着性は悪
くなってくる。そこで、解像度の高い画像を定着する場
合には定着条件を良くしてやる必要が生じてくる。
【0092】コンピュータ75からデジタル画像信号が
入力されたときに、まず、その解像度を認識し、その認
識した解像度によって定着装置60の温調温度を変えて
制御を行う。
【0093】図10〜図12にコンピュータ75からの
信号が入力された際の制御のフローチャートを示す。
【0094】図10のステップS1001でコンピュー
タ75よりデジタル画像信号が入力すると、ステップS
1002で検温素子5の検知温度が何度であるかを判断
する。そして、検温素子5の検知温度が120℃未満の
場合はステップS1003で、120℃以上140℃未
満の場合は図11のステップS1019で、140℃以
上の場合は図12のステップS1026で入力信号の解
像度のモードが何であるかをそれぞれ判断する。
【0095】前記図10のステップS1003において
入力信号の解像度が240dpiの場合は、ステップS
1004で1枚目〜5枚目までの温調温度を195℃に
設定し、ステップS1005で6枚目〜10枚目までの
温調温度を190℃に設定し、ステップS1006で1
1枚目〜15枚目までの温調温度を185℃に設定し、
ステップS1007で16枚目以降の温調温度を180
℃に設定した後、本処理動作を終了する。
【0096】また、前記図10のステップS1003に
おいて入力信号の解像度が300dpiの場合は、ステ
ップS1008で1枚目〜5枚目までの温調温度を20
5℃に設定し、ステップS1009で6枚目〜10枚目
までの温調温度を200℃に設定し、ステップS101
0で11枚目〜15枚目までの温調温度を195℃に設
定し、ステップS1011で16枚目〜20枚目までの
温調温度を190℃に設定し、ステップS1012で2
1枚目以降の温調温度を185℃に設定した後、本処理
動作を終了する。
【0097】また、前記図10のステップS1003に
おいて入力信号の解像度が600dpiの場合は、ステ
ップS1013で1枚目〜5枚目までの温調温度を21
5℃に設定し、ステップS1014で6枚目〜10枚目
までの温調温度を210℃に設定し、ステップS101
5で11枚目〜15枚目までの温調温度を205℃に設
定し、ステップS1016で16枚目〜20枚目までの
温調温度を200℃に設定し、ステップS1017で2
1枚目〜25枚目までの温調温度を195℃に設定し、
ステップS1018で26枚目以降の温調温度を190
℃に設定した後、本処理動作を終了する。
【0098】また、前記図11のステップS1019に
おいて入力信号の解像度が240dpiの場合は、ステ
ップS1020で1枚目〜5枚目までの温調温度を18
5℃に設定し、ステップS1021で6枚目以降の温調
温度を180℃に設定した後、本処理動作を終了する。
【0099】また、前記図11のステップS1019に
おいて入力信号の解像度が300dpiの場合は、ステ
ップS1022で1枚目〜5枚目までの温調温度を19
0℃に設定し、ステップS1023で6枚目以降の温調
温度を185℃に設定した後、本処理動作を終了する。
【0100】また、前記図11のステップS1019に
おいて入力信号の解像度が600dpiの場合は、ステ
ップS1024で1枚目〜5枚目までの温調温度を19
5℃に設定し、ステップS1025で6枚目以降の温調
温度を190℃に設定した後、本処理動作を終了する。
【0101】また、前記図12のステップS1026に
おいて入力信号の解像度が240dpiの場合は、ステ
ップS1027で1枚目以降の温調温度を180℃に設
定した後、本処理動作を終了する。
【0102】また、前記図12のステップS1026に
おいて入力信号の解像度が300dpiの場合は、ステ
ップS1028で1枚目以降の温調温度を185℃に設
定した後、本処理動作を終了する。
【0103】また、前記図12のステップS1026に
おいて入力信号の解像度が600dpiの場合は、ステ
ップS1029で1枚目以降の温調温度を190℃に設
定した後、本処理動作を終了する。
【0104】以上のような制御を行うことにより、入力
解像度によらず適正な定着性が得られるようになる。
【0105】(第3実施例)次に本発明の第3実施例を
図13〜図17に基づき説明する。なお、本実施例に係
る画像形成装置の基本的な構成は、上述した第1実施例
における図1〜図3と同一であるから、これらの図を流
用して説明する。
【0106】本実施例は、画像形成装置の複写機能につ
いて説明する。
【0107】本発明の画像形成装置で複写機能を説明す
る場合、オペレータは出力画像について2種類の画像処
理方法を選択可能となっている。
【0108】その2種類の画像処理方法とは、複写対象
画像が文字が中心である場合に用いる文字モードと、絵
や写真等に代表されるような中間調の再現が望まれる場
合に用いるハイファイ(HiFi)モードの2種類であ
る。この両モードの入力と出力の濃度の関係(以降D−
D曲線と呼ぶ)を図13に示す。
【0109】この図13により明らかなように、文字モ
ードではハイライト部分をとばし、D−D曲線の傾きを
立たせることにより、鮮明な文字画像を得ることができ
る。
【0110】それに対してHiFiモードでは、D−D
曲線を略リニアに設定することにより原稿に忠実に再現
することが可能となっている。
【0111】オペレータは、原稿に合わせて、どちらか
の画像処理を選択して複写動作を開始する。
【0112】本発明の画像形成装置においては、階調再
現方法として、パルス幅変調方式(以降、PWM方式と
呼ぶ)を採用している。PWM方式は図14に示すよう
に、レーザーの照射する時間を変化させることによっ
て、1画素の中で階調性を再現する方式である。従っ
て、主走査方向にのみ階調性を再現することができる。
【0113】また、本実施例では濃度を256階調で再
現させるので、1画素の幅を256段階に制御して静電
潜像を描き現像させている。
【0114】このようにPWM方式を採用した場合、中
間調を再現しようとすると、それだけ1画素の大きさが
濃度の濃いものに比べて小さくなってくる。従って、上
述した第1及び第2実施例で述べた通り濃度が薄くなれ
ばなるほど1画素の大きさが小さくなり、定着性には不
利になってくるのである。
【0115】そこで本実施例では、図15〜図17のフ
ローチャートに示すような定着装置60の制御を行って
いる。
【0116】まず、オペレータが所望の画像処理モード
を選択する。そして、コピーボタンが押されコピー動作
がスタートすると、図15のステップS1501でコピ
ーボタンが押されたときの検温素子5の検知温度が何度
であるかを判断する。そして、検知温度が120℃未満
の場合はステップS1502で、120℃以上140℃
未満の場合は図16のステップS1518で、140℃
以上の場合は図17のステップS1530で入力信号の
解像度のモードが何であるかを判断する。
【0117】前記図15のステップS1502において
文字モードの場合は、ステップS1503で、1枚目〜
5枚目までのコピー時における定着装置60の温調温度
が215℃に設定され、ステップS1504で6枚目〜
10枚目までのコピー時における定着装置60の温調温
度が210℃に設定され、ステップS1505で11枚
目〜15枚目までのコピー時における定着装置60の温
調温度が205℃に設定され、ステップS1506で1
6枚目〜20枚目までのコピー時における定着装置60
の温調温度が200℃に設定され、ステップS1507
で21枚目〜25枚目までのコピー時における定着装置
60の温調温度が195℃に設定され、ステップS15
08で26枚目〜30枚目までのコピー時における定着
装置60の温調温度が190℃に設定され、ステップS
1509で30枚目以降のコピー時における定着装置6
0の温調温度が185℃に設定された後、本処理動作を
終了する。
【0118】また、前記図15のステップS1502に
おいてHiFiモードの場合は、ステップS1510
で、1枚目〜5枚目までのコピー時における定着装置6
0の温調温度が225℃に設定され、ステップS151
1で6枚目〜10枚目までのコピー時における定着装置
60の温調温度が220℃に設定され、ステップS15
12で11枚目〜15枚目までのコピー時における定着
装置60の温調温度が215℃に設定され、ステップS
1513で16枚目〜20枚目までのコピー時における
定着装置60の温調温度が210℃に設定され、ステッ
プS1514で21枚目〜25枚目までのコピー時にお
ける定着装置60の温調温度が205℃に設定され、ス
テップS1515で26枚目〜30枚目までのコピー時
における定着装置60の温調温度が200℃に設定さ
れ、ステップS1516で31枚目〜35枚目のコピー
時における定着装置60の温調温度が195℃に設定さ
れ、ステップS1517で36枚目以降のコピー時にお
ける定着装置60の温調温度が190℃に設定された
後、本処理動作を終了する。
【0119】また、前記図16のステップS1518に
おいて文字モードの場合は、ステップS1519で、1
枚目〜5枚目までのコピー時における定着装置60の温
調温度が205℃に設定され、ステップS1520で6
枚目〜10枚目までのコピー時における定着装置60の
温調温度が200℃に設定され、ステップS1521で
11枚目〜15枚目までのコピー時における定着装置6
0の温調温度が195℃に設定され、ステップS152
2で16枚目〜20枚目までのコピー時における定着装
置60の温調温度が190℃に設定され、ステップS1
523で21枚目以降のコピー時における定着装置60
の温調温度が185℃に設定された後、本処理動作を終
了する。
【0120】また、前記図116のステップS1518
においてHiFiモードの場合は、ステップS1524
で、1枚目〜5枚目までのコピー時における定着装置6
0の温調温度が215℃に設定され、ステップS152
5で6枚目〜10枚目までのコピー時における定着装置
60の温調温度が210℃に設定され、ステップS15
26で11枚目〜15枚目までのコピー時における定着
装置60の温調温度が205℃に設定され、ステップS
1527で16枚目〜20枚目までのコピー時における
定着装置60の温調温度が200℃に設定され、ステッ
プS1528で21枚目〜25枚目までのコピー時にお
ける定着装置60の温調温度が195℃に設定され、ス
テップS1529で26枚目以降のコピー時における定
着装置60の温調温度が190℃に設定された後、本処
理動作を終了する。
【0121】また、前記図17のステップS1530に
おいて文字モードの場合は、ステップS1531で、1
枚目〜5枚目までのコピー時における定着装置60の温
調温度が195℃に設定され、ステップS1532で6
枚目〜10枚目までのコピー時における定着装置60の
温調温度が190℃に設定され、ステップS1533で
11枚目以降のコピー時における定着装置60の温調温
度が185℃に設定された後、本処理動作を終了する。
【0122】また、前記図17のステップS1530に
おいてHiFiモードの場合は、ステップS1534
で、1枚目〜5枚目までのコピー時における定着装置6
0の温調温度が205℃に設定され、ステップS153
5で6枚目〜10枚目までのコピー時における定着装置
60の温調温度が200℃に設定され、ステップS15
36で10枚目〜15枚目までのコピー時における定着
装置60の温調温度が195℃に設定され、ステップS
1537で16枚目〜20枚目までのコピー時における
定着装置60の温調温度が190℃に設定された後、本
処理動作を終了する。
【0123】以上のような制御を行うことにより、効率
よく定着装置60の温度制御が行えると共に、最適な定
着性を最小の熱量で得ることができるようになる。
【0124】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の画像形成
方法及び装置によれば、複数種類のデジタル画像入力経
路を有する画像形成装置において、入力されるデジタル
画像信号の種類や解像度、画像処理方法等に応じて、定
着装置の温度制御を変化させるようにしたことから、入
力されるデジタル画像信号の入力経路が変わっても、デ
ジタル画像に応じて最適な定着条件となるように定着装
置が制御されるため、最小の熱量で最適な定着性が得ら
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る画像形成装置の概略
構成図である。
【図2】同実施例に係る画像形成装置に具備された定着
装置の概略構成図である。
【図3】同実施例に係る画像形成装置内の画像信号の流
れの模式図である。
【図4】同実施例に係る画像形成装置の解像度と定着性
の関係を示すグラフである。
【図5】同実施例に係る画像形成装置の入力画像濃度と
出力画像濃度との関係を示すグラフである。
【図6】同実施例に係る画像形成装置に具備された定着
装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図7】同実施例に係る画像形成装置に具備された定着
装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図8】同実施例に係る画像形成装置に具備された定着
装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図9】同実施例に係る画像形成装置に具備された定着
装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施例に係る画像形成装置に具
備された定着装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】本発明の第2実施例に係る画像形成装置に具
備された定着装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図12】本発明の第2実施例に係る画像形成装置に具
備された定着装置の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図13】本発明の第3実施例に係る画像形成装置の入
力画像濃度と出力画像濃度との関係を示すグラフであ
る。
【図14】同実施例に係る画像形成装置の階調再現方法
を示す説明図である。
【図15】同実施例に係る画像形成装置に具備された定
着装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図16】同実施例に係る画像形成装置に具備された定
着装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図17】同実施例に係る画像形成装置に具備された定
着装置の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ヒーター(加熱手段) 2 基板 3 発熱層 4 保護層 5 検温素子 6 定着フィルム 7 駆動ローラ 8 従動ローラ 9 加圧ローラ 10 入口ガイド 11 ヒータ支持体 12 出口ガイド 19 原稿 20 原稿台ガラス 21 光源(露光手段) 22 リフレクタ 23〜28 ミラー 29 結像レンズ 30 1次帯電器(帯電手段) 31 現像装置(現像手段) 32 現像ローラ 34 転写帯電器(帯電手段) 35 除電針 36 クリーニング器 37 クリーニングブレード 38 搬送部 39 感光体ドラム(像担持体) 40 ポリゴンミラー 41 Fθレンズ 60 定着装置 61 CCD 62 A/D変換装置 63 画像処理装置 65 D/A変換装置 66 レーザードライバー 67 半導体レーザー 69 MPU(温度制御手段、通電制御手段、対応手
段) 70 操作部(モード選択手段) 75 コンピュータ(計算機)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−319238(JP,A) 特開 昭61−262764(JP,A) 特開 平5−241474(JP,A) 特開 平2−213888(JP,A) 特開 昭62−206575(JP,A) 特開 平5−130311(JP,A) 特開 平6−318001(JP,A) 特開 平6−314008(JP,A) 実開 昭62−2069(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/00 303 G03G 15/20 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/14

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電手段で一様に帯電された像担持体表
    面上に形成された静電潜像を現像手段でトナー像に現像
    することで画像を形成し、その画像を定着する手段とし
    て内部に加熱手段を持つ定着装置を具備した画像形成装
    置を用いて画像を形成する画像形成方法において、入力
    するデジタル画像信号の解像度に応じて、前記定着装置
    の加熱手段の温度を制御する温度制御ステップを有し、 前記温度制御ステップは、第1解像度より高い第2解像
    度の場合、第1解像度の場合の定着温度よりも高い定着
    温度となるように前記定着装置の温度を制御 することを
    特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 更に、複数種類のデジタル画像入力経
    中から1種類の経路を選択する選択ステップを有し、
    該選択ステップにより選択した入力経路から入力したデ
    ジタル画像信号に対応して発光する露光手段を前記帯電
    手段で一様に帯電した像担持体表面上に走査して静電潜
    像を形成すると共に、前記温度制御ステップは、前記選
    択ステップにより選択した入力経路に応じて、前記定着
    装置の加熱手段の温度を制御することを特徴とする請求
    1に記載の画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記デジタル画像入力経路は、ファクシ
    ミリからの入力経路、コンピュータからの入力経路及び
    リーダースキャナーからの入力経路であることを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 帯電手段で一様に帯電された像担持体表
    面上に形成された静電潜像を現像手段でトナー像に現像
    することで画像を形成し、その画像を定着する手段とし
    て内部に加熱手段を持つ定着装置を具備した画像形成装
    置において、 入力するデジタル画像信号の解像度に応じて、前記定着
    装置の加熱手段の温度を制御する温度制御手段を有し、 前記温度制御手段は、第1解像度より高い第2解像度の
    場合、第1解像度の場合の定着温度よりも高い定着温度
    となるように前記定着装置の温度を制御する ことを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 更に、複数種類のデジタル画像入力経
    中から1種類の経路を選択する選択手段を有し、該選
    択手段により選択した入力経路から入力したデジタル画
    像信号に対応して発光する露光手段を前記帯電手段で一
    様に帯電した像担持体表面上に走査して静電潜像を形成
    すると共に、前記温度制御手段は、前記選択手段により
    選択した入力経路に応じて、前記定着装置の加熱手段の
    温度を制御することを特徴とする請求項4に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記デジタル画像入力経路は、ファクシ
    ミリからの入力経路、コンピュータからの入力経路、リ
    ーダースキャナーからの入力経路であることを特徴とす
    る請求項5に記載の画像形成装置。
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