JP3196605B2 - 非焼結式ニッケル正極及びその正極を用いたアルカリ蓄電池 - Google Patents
非焼結式ニッケル正極及びその正極を用いたアルカリ蓄電池Info
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Description
極およびこの正極を用いたアルカリ蓄電池、特に正極活
物質の利用率を向上する技術に関する。
電源として、各種電池系の蓄電池が使用されている。保
守不要の利点から密閉形蓄電池が広く利用されるととも
に、小型軽量化が要求されている。そのなかにあって、
長寿命で、高信頼性、安全性の観点から、ニッケル・カ
ドミウム系、負極に水素吸蔵合金を用いるニッケル・金
属水素化物系(一般に、ニッケル・水素系と略称)の高
容量化の努力が続けられている。
池において、在来のポケット式正極および焼結式正極に
代り、高多孔度の発泡ニッケルシートやニッケルフェル
トを活物質支持体に用いる非焼結式正極の技術が開発さ
れ、ニッケル正極が著しく高容量化されてきた。
充填されるペースト状の活物質の利用率を向上させて高
容量化を図る技術が注目されている。
するための一手段として古くから多くのコバルト添加方
法が提案されている。例えば特開昭62−66570号
公報には、表面積20m2/g以下の水酸化コバルトを
添加することが開示されている。ここで用いる水酸化コ
バルトの安定性は不十分で、ニッケル正極の活物質の利
用率を向上させるためには表面積の小さい水酸化コバル
トを大量に添加しなければならないという欠点があっ
た。
水酸化コバルトの安定化剤としてギ酸を用いる方法が開
示されている。低級カルボン酸であるギ酸が正極内に残
留すると電池特性を低下させることが知られており、熱
処理によりギ酸を取り除かなければならないという問題
点があった。
加方法では正極活物質の利用率の向上のためには大量の
添加が、高容量化の妨げになったり、また、電池特性に
悪影響を及ぼす物質の除去が繁雑であるなどの問題点が
あった。
ッケル正極活物質の利用率を向上させるために行ってい
た従来のコバルト添加方法の問題点を解決するもので、
水酸化コバルトの適切な安定化剤によってニッケル正極
活物質の利用率を向上させた高容量の非焼結式ニッケル
正極、および高容量化によって小型軽量化が達成できる
アルカリ蓄電池を提供することを課題としている。
ッケル正極は、活物質である水酸化ニッケル粉末に水酸
化コバルト粉末を添加することを前提にするもので、水
酸化コバルト粉末は高級カルボン酸、カルボン酸エステ
ル、アルデヒド類、キノン類、フェノール類、アミン
類、ビタミン類、糖類の群から選ばれた少なくとも一種
の安定化剤で処理して用いるものである。
ン酸、クエン酸、ホルムアルデヒド、β−ナフトール、
ビタミンE、ぶどう糖の群から選ばれた少なくとも一種
の安定化剤で処理して用いると効果的である。
が10m2/g以上であり、粒子径が水酸化ニッケル粉
末の1/2以下に規制することが好ましい。
ン酸エステル、アルデヒド類、キノン類、フェノール
類、アミン類、ビタミン類、糖類で処理した後、水酸化
コバルト粉末に残留する量は、水酸化コバルト1gに対
して0.01〜10mgの範囲が好ましい。
属ニッケル粉末、炭素粉末、金属コバルト粉末、一酸化
コバルト粉末の群から選ばれた少なくとも一種を添加す
ることにより一層の効果が期待できる。
末、金属亜鉛粉末、金属カドミウム粉末の群から選ばれ
た少なくとも一種を添加することもできる。
酸化コバルト粉末を高級カルボン酸、カルボン酸エステ
ル、アルデヒド類、キノン類、フェノール類、アミン
類、ビタミン類、糖類の群の内から選ばれた少なくとも
一種で処理したニッケル正極と、電気化学的に水素を吸
収/放出する水素吸蔵合金からなる負極と、アルカリ電
解液とを備えたものである。
加したコバルトの化合物および金属コバルトが3価まで
酸化される理論電気量を基準にして1/2CA以下の電
流で初充電を行うことが好ましい。
る電気量の1/2CA以下でコバルト酸化電気量だけ初
充電を行い、ついで活物質である水酸化ニッケルの理論
容量の1/2CA以下で初充電することもできる。
た後に初回充電を行うこともできる。
極は、移動体の電源として用いることができ、水酸化ニ
ッケル粉末に水酸化コバルトを添加し、添加する水酸化
コバルトは高級カルボン酸、カルボン酸エステル、アル
デヒド類、キノン類、フェノール類、アミン類、ビタミ
ン類、糖類などの有機化合物で処理するものである。
ことにより、酸化されやすい水酸化コバルトは、酸素と
の接触が遮断されるために安定に取り扱うことができる
ものであるが、ニッケル正極中で効果のあるCoOOH
を形成する酸化反応においては何ら妨害をするものでは
ない。
トは、水酸化ニッケルと水を用いてペースト状にする場
合、水酸化コバルトの粒子表面が有機化合物により被服
されていることにより、その有機化合物の疎水的な性質
が水酸化コバルトを細かい粒子としてニッケル正極中で
十分に分散し、水酸化コバルトのニッケル正極中での効
果として知られているCoOOHの導電性ネットワーク
の形成においても、従来よりも少量の添加で同様の効果
が発揮できるようになる。
酸、クエン酸、ホルムアルデヒド、β−ナフトール、ビ
タミンE、ぶどう糖といった物質により処理しても効果
があり、水酸化コバルトの安定化剤が電池内部に残留し
た場合においても電池特性には悪影響をを及ぼさず、高
容量の非焼結式ニッケル正極およびそれを用いた高容量
アルカリ蓄電池が得られる。
細に述べる。 (実施の形態1)1mo1/1硫酸コバルト水溶液1.
01に、2mo1/1水酸化ナトリウム水溶液1.01
を加え激しく撹拌して水酸化コバルトを沈殿生成させ
る。沈殿物をデカンテーション法で水洗し濾過し、乾燥
して得られた水酸化コバルトaと、水洗後の水酸化コバ
ルト沈殿に1mo1/1アスコルビン酸水溶液1.01
中に浸漬処理し、濾過乾燥して得られた水酸化コバルト
b、同様に1mo1/1クエン酸水溶液で処理して得ら
れた水酸化コバルトc、同様に1mo1/1ぶどう糖水
溶液で処理して得られた水酸化コバルトd、同様に1m
o1/1ギ酸水溶液で処理して得られた水酸化コバルト
eを用意する。また、水酸化コバルトに残留する量によ
る特性の差を確認する目的で、処理液に0.1、0.
5、2.0、5.0mo1/1アスコルビン酸水溶液各
1.01で処理して得られた水酸化コバルトをそれぞ
れ、f、g、h、iとする。ここで得られた水酸化コバ
ルトに残留する処理剤の量を定量するためにクロロホル
ムで抽出操作を行い、重量分析法により定量を行った。
また、安定性を確認するために水酸化コバルトの作製し
てからの時間によるコバルトの価数変化をヨードメトリ
ーを用いて測定した。その結果を表1に示す。
ギ酸および0.5mo1/1以上のアスコルビン酸で処
理した水酸化コバルトb、c、d、e、g、hおよびi
は長時間、空気中に放置しても安定であるが、未処理の
水酸化コバルトaおよび0.1mo1/1アスコルビン
酸で処理した水酸化コバルトfは水酸化コバルト粒子の
表面が十分にアスコルビン酸等で覆われていないために
酸化される。
酸化コバルト粉末a〜iを重量比でNi(OH)2:C
o(OH)2=100:5の割合で秤量して水を用いて
ペースト状にし、横60mm、縦81mm、重量3.1
gの発泡ニッケルシート中に充填し、80℃で乾燥後、
厚さ1.74mmに圧縮して正極板とした。正極板の角
にリードとしてニッケル板をスポット溶接した。試験用
セルとしては、これら正極5枚と負極板6枚を用いセパ
レータを介在させて極板群を構成し試作電池を組み立て
た。用いた水酸化コバルトa〜iにより試作電池をそれ
ぞれ電池A、電池B、電池C、電池D、電池E、電池
F、電池G、電池H、電池Iとした。
である10wt%ランタン含量のミッシュメタル(M
m)Ni5系合金(MmNi3.55Mn0.4Al0.3Co
0.75)を用いた。この合金粉末19.4gに水を加えて
ペースト状にし、横60mm縦81mm重量3.1gの
発泡ニッケルシート中に、このペーストを充填、乾燥
後、厚さ1.20mmに圧縮しその角にリードとしてニ
ッケル板をスポット溶接した。
ピレン不織布を用いた。図1に試作電池の縦断面図を示
す。図において、セパレータ1を介して、負極2、正極
3の順に外側に負極2がくるように配置して極板群を構
成した。負極2のリード板はニッケル製負極端子4に、
正極3のリード板はニッケル製正極端子(図示していな
い)にスポット溶接した。これらの極板群を厚さ3mm
のアクリロニトリル−スチレン樹脂からなる内寸で縦1
08mm、横69mm、幅18mmの電槽5内に収納し
た。比重1.3の水酸化カリウム水溶液を電解液として
54ml加えた。2気圧で作動する安全弁6を取り付け
たアクリロニトリル−スチレン樹脂からなる蓋7と電槽
5とをエポキシ樹脂で接着した。その後、正極端子、負
極端子を封口板にOリングを介して圧接固定し、密閉型
蓄電池とした。各試作電池の容量は正極により規制され
ている。
し、1/5CAで端子間電圧1.0Vまで放電する充放
電を行い、3サイクルめの放電容量を基準にして正極活
物質である水酸化ニッケルの理論容量に対する利用率を
測定した。これらのニッケル正極の活物質の利用率を表
2に示す。
ン酸、ぶどう糖で処理した水酸化コバルトbcd、e、
g、hおよびiを用いた電池は高い利用率を示したが、
処理を行わなかった水酸化コバルトaおよび処理の不十
分な水酸化コバルトfは正極板作製前に空気酸化され、
水酸化コバルトとしての添加効果が発揮できない。これ
は高級酸化物、例えば四三酸化コバルトのようなCoO
OHを形成し得ないコバルト化合物に酸化されたために
正極活物質の利用率が低下したものと考えられる。な
お、ギ酸で処理した水酸化コバルトeは電池内部に残留
したギ酸が分解され、炭酸イオンとして電解液中に溶解
して炭酸カリを生成し、イオン電導度が低下するためか
正極活物質の利用率が向上しなかった。
化ニッケル粉末と、粒子径が水酸化ニッケル粒子径の1
/10、1/5、1/3、1/2、1で、BET法によ
る比表面積が5、10、30、100m2/gの水酸化
コバルト粉末を用意する。水酸化コバルト粉末は沈殿作
製後、アスコルビン酸で処理した群(J群)と、処理し
なかった群(K群)を用意する。これらの水酸化コバル
トを重量比でNi(OH)2:Co(OH)2=100:
5の割合で用い実施の形態1と同様に電池を試作し、こ
れらの試作電池を20℃で1/5CAで6時間充電し、
1/CAで端子間電圧が1Vになるまで放電する充放電
を行い、正極活物質である水酸化ニッケルの理論容量に
対する利用率を測定した。これらのニッケル正極活物質
の利用率を表3に示す。
J群のうち、水酸化コバルト粉末の比表面積が10m2
/g以上であり、粒子径が水酸化ニッケルの1/2以下
であるものが、ニッケル正極活物質の利用率が高かっ
た。これに対してアスコルビン酸処理をしなかったK群
はすべて水酸化コバルトが空気酸化されてしまったため
か正極活物質の利用率は向上しなかった。
大きいものおよび比表面積が小さいものは空気中で安定
ではあるが、ニッケル正極活物質の利用率を向上させる
にはより多くの添加が必要になり、相対的には有効とは
いい難い。
スコルビン酸で処理した水酸化コバルト粉末と金属コバ
ルト粉末を重量比でNi(OH)2:Co(OH)2:C
o=100:5:5の割合で秤量し、水を用いてペース
ト状にし、実施例1と同様に正極板を作成して同様な電
池を試作した。このとき電池1個あたりの正極容量は2
5.1Ahで、添加した水酸化コバルトと金属コバルト
が完全に3価まで酸化される電気量は7.5Ahに調整
したた。
を酸化する理論電気量(Ah)を基準にし、1/3、1
/2、1、2CAに相当する2.5、3.75、7.
5、15Aでそれぞれコバルト分を酸化する電気量分だ
け行った。
ル理論容量の1/5CAで端子間電圧が1Vになるまで
放電する充放電を行い、正極活物質である水酸化ニッケ
ルの理論容量に対する利用率を測定した。これらのニッ
ケル正極の活物質利用率を表4に示す。
A以下の電流で充電を行ったものの正極活物質の利用率
は高かった。これは加えた水酸化コバルトと金属コバル
トとが十分に高導電性のCoOOHに変化して生成さ
れ、ニッケル正極中に導電性の高いネットワークが形成
されたものと推測できる。
ッケル正極に金属ニッケル粉末、炭素粉末、一酸化コバ
ルト粉末を加えた場合も同様の効果を奏している。さら
に、酸化亜鉛粉末、酸化カドミウム粉末、金属亜鉛粉
末、金属カドミウム粉末を加えた場合も有効な結果を示
している。
ートまたはニッケルフェルトを活物質支持体を用いる場
合だけでなく、芯材の両面に活物質を塗着する非焼結式
正極にも適用が可能である。
率が高くそれを用いたアルカリ蓄電池は高容量となって
その工業的価値は極めて高い。
電池の縦断面図
Claims (22)
- 【請求項1】 活物質である水酸化ニッケル粉末に高級
カルボン酸、カルボン酸エステル、アルデヒド類、キノ
ン類、フェノール類、アミン類、ビタミン類、糖類の群
から選ばれた少なくとも一種の安定化剤で処理した水酸
化コバルトを添加した非焼結式ニッケル正極。 - 【請求項2】 アスコルビン酸、クエン酸、ホルムアル
デヒド、β−ナフトール、ビタミンE、ぶどう糖の群か
ら選ばれた少なくとも一種の安定化剤で処理した水酸化
コバルト粉末を添加した請求項1記載の非焼結式ニッケ
ル正極。 - 【請求項3】 水酸化ニッケル粉末に添加する水酸化コ
バルト粉末の比表面積が10m2/g以上、粒子径が水
酸化ニッケル粉末の1/2以下である請求項1もしくは
2記載の非焼結式ニッケル正極。 - 【請求項4】 水酸化コバルト粉末に残留する安定化剤
の量が、水酸化コバルト1gに対して0.01〜10m
gである請求項1もしくは2記載の非焼結式ニッケル正
極。 - 【請求項5】 活物質である水酸化ニッケル粉末に金属
ニッケル粉末、炭素粉末、金属コバルト粉末、一酸化コ
バルト粉末の群から選ばれた少なくとも一種を添加した
請求項1もしくは2記載の非焼結式ニッケル正極。 - 【請求項6】 活物質である水酸化ニッケル粉末に酸化
亜鉛粉末、酸化カドミウム粉末、金属亜鉛粉末、金属カ
ドミウム粉末の群から選ばれた少なくとも一種を添加し
た請求項1もしくは2記載の非焼結式ニッケル正極。 - 【請求項7】 活物質である水酸化ニッケル粉末に高級
カルボン酸、カルボン酸エステル、アルデヒド類、キノ
ン類、フェノール類、アミン類、ビタミン類、糖類の群
から選ばれた少なくとも一種の安定化剤で処理した水酸
化コバルトを添加した非焼結式ニッケル正極と、負極
と、アルカリ電解液とを有するアルカリ蓄電池。 - 【請求項8】 活物質である水酸化ニッケル粉末にアス
コルビン酸、クエン酸、ホルムアルデヒド、β−ナフト
ール、ビタミンE、ぶどう糖の群から選ばれた少なくと
も一種の安定化剤で処理した水酸化コバルト粉末を添加
した非焼結式ニッケル正極を用いた請求項7記載のアル
カリ蓄電池。 - 【請求項9】 活物質である水酸化ニッケル粉末に添加
する水酸化コバルト粉末の比表面積が10m2/g以
上、粒子径が前記水酸化ニッケル粉末の1/2以下であ
る非焼結式ニッケル正極を用いた請求項7記載のアルカ
リ蓄電池。 - 【請求項10】 活物質である水酸化ニッケル粉末に添
加する水酸化コバルト粉末に残留する安定化剤の量が、
水酸化コバルト1gに対して0.01〜10mgである
非焼結式ニッケル正極を用いた請求項7記載のアルカリ
蓄電池。 - 【請求項11】 活物質である水酸化ニッケル粉末に水
酸化コバルト粉末および金属ニッケル粉末、炭素粉末、
金属コバルト粉末、一酸化コバルト粉末の群から選ばれ
た少なくとも一種を添加した非焼結式ニッケル正極を用
いた請求項7記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項12】 活物質である水酸化ニッケル粉末に水
酸化コバルト粉末および酸化亜鉛粉末、酸化カドミウム
粉末、金属亜鉛粉末、金属カドミウム粉末の群から選ば
れた少なくとも一種を添加した非焼結式ニッケル正極を
用いた請求項7記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項13】 電池組み立て後、ニッケル正極に添加
したコバルトの化合物および金属コバルトが3価まで酸
化される理論電気量を基準にして1/2CA以下でコバ
ルト分を酸化する理論電気量だけ初充電する請求項11
記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項14】 電池組み立て後、ニッケル正極に添加
したコバルトの化合物および金属コバルトが3価まで酸
化される理論電気量を基準にして1/2CA以下でコバ
ルト分を酸化する理論電気量だけ初充電し、ついで活物
質の水酸化ニッケルの理論容量の1/2CA以下で充電
する請求項11記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項15】 活物質である水酸化ニッケル粉末に高
級カルボン酸、カルボン酸エステル、アルデヒド類、キ
ノン類、フェノール類、アミン類、ビタミン類、糖類の
群から選ばれた少なくとも一種の安定化剤で処理した水
酸化コバルト粉末と一酸化コバルトとをを添加した非焼
結式ニッケル正極とを用い、電池組み立て後、10時間
以上放置した後に初充電をするアルカリ蓄電池。 - 【請求項16】 活物質である水酸化ニッケル粉末にア
スコルビン酸、クエン酸、ホルムアルデヒド、β−ナフ
トール、ビタミンE、ぶどう糖の群から選ばれた少なく
とも一種の安定化剤で表面処理した水酸化コバルトを添
加した非焼結式ニッケル正極を用いた請求項15記載の
アルカリ蓄電池。 - 【請求項17】 活物質である水酸化ニッケル粉末に添
加する水酸化コバルト粉末の比表面積が10m2/g以
上、粒子径が前記水酸化ニッケル粉末の1/2以下であ
る非焼結式ニッケル正極を用いた請求項15記載のアル
カリ蓄電池。 - 【請求項18】 活物質である水酸化ニッケル粉末に添
加する水酸化コバルト粉末に残留する安定化剤の量が、
水酸化コバルト1gに対して0.01〜10mgである
非焼結式ニッケル正極を用いた請求項15記載のアルカ
リ蓄電池。 - 【請求項19】 活物質である水酸化ニッケル粉末に水
酸化コバルト粉末および金属ニッケル粉末、炭素粉末、
金属コバルト粉末の群から選ばれた少なくとも一種を添
加した非焼結式ニッケル正極を用いた請求項15記載の
アルカリ蓄電池。 - 【請求項20】 活物質である水酸化ニッケル粉末に水
酸化コバルト粉末および酸化亜鉛粉末、酸化カドミウム
粉末、金属亜鉛粉末、金属カドミウム粉末の群から選ば
れた少なくとも一種を添加した非焼結式ニッケル正極を
用いた請求項15記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項21】 電池組み立て後、ニッケル正極に添加
したコバルトの化合物および金属コバルトが3価まで酸
化される理論電気量を基準にして1/2CA以下でコバ
ルト分を酸化する理論電気量だけ初充電する請求項19
記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項22】 電池組み立て後、ニッケル正極に添加
したコバルトの化合物および金属コバルトが3価まで酸
化される理論電気量を基準にして1/2CA以下でコバ
ルト分を酸化する理論電気量だけ初充電し、ついで活物
質の水酸化ニッケルの理論容量の1/2CA以下で充電
する請求項19記載のアルカリ蓄電池。
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