JP2982805B1 - 電池用水素吸蔵合金とその製造法及びこれを用いたアルカリ蓄電池 - Google Patents
電池用水素吸蔵合金とその製造法及びこれを用いたアルカリ蓄電池Info
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Abstract
し、この合金粉末を用いて電極を作成して電池を構成す
ることにより、充放電サイクル寿命特性や大電流放電特
性に優れたアルカリ蓄電池を提供することができる。 【解決手段】 希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面
部は、金属状態のニッケルが露出するとともにニッケル
とニッケルの間に多数の細孔が位置しており、この細孔
と接する合金の表面はニッケルリッチ層を有する水素吸
蔵合金粉末を用いた負極と、金属酸化物を用いた正極
と、セパレータおよびアルカリ電解液とを備えたアルカ
リ蓄電池とした。
Description
それに用いられる水素吸蔵合金と、その製造法に関する
ものである。
ケル―水素蓄電池は、低環境負荷、高エネルギー密度な
どの特徴を有する電池として、各種のコードレス機器や
電子機器の電源に広く使用されるようになってきた。ま
た、この電池は大電流での充放電が不可欠な電動工具や
電気自動車などの動力電源用として、優れる容量と信頼
性の面から最も有望視されている。
金負極の充放電反応は、次の(化1)により充電過程で
は水素吸蔵合金負極が電気化学的に水から水素原子を合
金内に取り込み、放電過程では合金内に吸蔵されていた
水素が電気化学的に酸化されて水に戻る。
ては、一般にCaCu5型の結晶構造を有するMmNi5
(Mmは希土類元素の混合物)系合金のNiの一部分を
Co,Mn,Alなどの金属により置換したものが用い
られている。
おいて自然酸化などにより表面に酸化物や水酸化物が形
成されており、合金粉末の比表面積も小さく、電極とし
ての初期の充放電容量が低いため、活性化が必要とな
る。
性の水酸化物として析出して合金粉末表面を被っている
ため、導電性が低下し、大電流での充放電特性も十分で
はない。
の元素はアルカリ電解液中で溶出し易く、酸化物もしく
は水酸化物として析出する。これらの元素の溶出、析出
は水素吸蔵合金容量の低下を招き、充電時の電池内圧上
昇および充放電サイクル寿命低下の原因となる。
に、水素吸蔵合金をアルカリ水溶液に浸漬処理する方法
が特開昭61―285658号公報に、また酸性水溶液
で処理した後にアルカリ水溶液で処理する方法が特開平
3―152868号公報に開示されている。
り、水素吸蔵合金表面のアルカリ水溶液に溶けやすい元
素が除去され、表面部に活性なニッケルリッチ層が形成
され、初期活性化特性が向上する。しかし水素吸蔵合金
の表面に絶縁性の溶解度の低い水酸化物(例えば、希土
類水酸化物)が形成するため、粒子間の接触抵抗が大き
く、導電性が低下する。また、前記水酸化物層の下に存
在しているニッケルリッチ層の触媒性も十分発揮できな
く、初期活性及び大電流での充放電特性が十分ではな
い。
電特性を高めるために塩酸などの強酸性水溶液で処理す
る方法が特開平5―225975号公報に、またアルカ
リ水溶液で処理した後に酸性水溶液で処理する方法が特
開平9―171821号公報に開示されている。これら
は、酸処理により合金表面に形成した水酸化物膜を除去
し、その合金表面にニッケルリッチ層を形成させて水素
吸蔵合金の活性や大電流充放電特性を向上させようとす
る手法である。
来技術で処理を行うと以下の(化2),(化3)に示す
反応により水素が生成し、以下の(化4),(化5)に
示す反応により生成した水素の一部はガスとして放出さ
れるが、水素の大部分は水素吸蔵合金内部に吸蔵され
る。(化5)に示すように水素が合金中に吸蔵されると
(化6)に示すように乾燥等のため大気に曝露される工
程で空気中の酸素と反応して発熱(Q)を起こし、水素
吸蔵合金表面のニッケル部分が酸化され、触媒効果が低
下してしまう。
が低下するだけでなく、大電流充電時に生成した水素が
速やかに水素吸蔵合金内部に吸蔵されにくくなり電池内
圧の上昇を招き、さらに電池のサイクル寿命が低下す
る。
金粉末表面の酸化物層や水酸化物層を除去することや合
金粉末表面にニッケルリッチ層を形成することだけで
は、充放電サイクル初期に十分な大電流放電特性が得ら
れなかった。また、電気自動車用や電動工具用等の高出
力が望まれる用途における大電流放電特性も、十分では
なかった。
めに、本発明は希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面
部は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッ
ケルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記
細孔と接する合金面にはニッケルリッチ層を有する電池
用水素吸蔵合金としたものである。
ニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金を、水中
または水溶液中にて湿式粉砕して合金粉末にする第一工
程と、それに続き連続的に合金粉末をアルカリ水溶液中
で処理する第二工程と、それに続き連続的に合金粉末を
酸性水溶液中で処理する第三工程と、この水溶液中に酢
酸イオンを存在させながらこの合金粉末内部に吸蔵した
水素を取り出す脱水素化処理をする第四工程とを備える
製造法としたものである。さらに好ましくは、第四行程
後の水溶液中にアルカリ添加することにより合金粉末表
面およびその細孔と接する合金面をOH-基で修飾する
第五工程とを備える製造法としたものである。
は、希土類元素とニッケルおよび遷移金属とを含む水素
吸蔵合金粉末であり、図1(d)に示すように合金粉末
1の表面部には金属状態のニッケル4が露出しており、
これらのニッケル4とニッケル4の間に多数の細孔6が
位置しており、これらの細孔6と接する合金面にはニッ
ケルリッチ層7を有する電池用水素吸蔵合金としたもの
である。
いて作成した水素吸蔵合金電極を用いたアルカリ蓄電池
は、以下の特徴を有する。
く、合金粉末表面の導電性が良く、電極内の合金粉末間
の接触抵抗が小さくなるため、大電流充放電特性が優れ
る。
溶出し易いMnやAlなどの元素がほとんど存在せず、
析出物の生成や容量低下がほとんどないため、大電流充
電時の電池内圧が抑制され、充放電サイクル寿命が長
い。
れ、合金粉末の比表面積が増加しているとともに、それ
らの細孔と接する合金面がアルカリ電解液に溶出し易い
MnやAlなどの元素が少なく、かつ電気化学的触媒能
の高いニッケルリッチ層を有するため、更に大電流放電
特性、サイクル寿命特性に優れる。
とにより、大電流充放電特性、内圧および寿命特性に優
れるアルカリ蓄電池を提供できる。
ケルおよび遷移金属を含んだものを用いるが、その希土
類元素としては希土類元素の混合物であるミッシュメタ
ル、その遷移金属としてはCo,MnおよびAlが好ま
しい。
素とニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金を、
水中または水溶液中にて湿式粉砕して合金粉末にする第
一工程と、それに続き連続的に合金粉末をアルカリ水溶
液中で処理する第二工程と、それに続き連続的に合金粉
末を酸性水溶液中で処理する第三工程と、前記水溶液中
に酢酸イオンを存在させながら、前記合金粉末内部の吸
蔵水素を取り出す脱水素化処理をする第四工程とを有す
る電池用水素吸蔵合金の製造法としたものである。
中または水溶液中での湿式粉砕が好ましい。これは、乾
式粉砕する場合にくらべ合金表面の局所的な酸化を抑制
することができ、その後の処理をより均一に施すことが
できるためである。また合金中に存在する不可避的な偏
析相部分は、その後の酸処理によりエッチングされ細孔
を形成するが、粉砕時に酸化されているとエッチングさ
れにくくなり、細孔が充分に形成されなくなる。
末表面から、酸化されやすい希土類やMnやAlなどの
金属成分を選択的に溶出させ、合金粉末表面は図1
(b)に示すような金属状態のニッケル4を形成させ
る。それに続き合金粉末を酸処理することにより図1
(b)に示した金属状態のニッケル4を覆っている希土
類水酸化物層3が除去され、金属状態のニッケル4を合
金粉末の表面に網目状に露出させるとともに、この網目
状のニッケル4とニッケル4の間に細孔6を形成させ
る。この合金粉末表面の状態を図1(c)に示す。
(c)に示した合金粉末1内部の吸蔵水素5を取り出す
脱水素化処理を施すことにより、合金粉末1表面上のニ
ッケル4を酸化させずに合金1内部に吸蔵された水素5
を取り除く。この脱水素化処理によって、合金1内部に
吸蔵された水素5を取り除くと共に酸化されやすい希土
類やMnやAlなどの金属成分を細孔6と接する合金面
から溶出させ、図1(d)に示すようなニッケルリッチ
層7を形成させる。
酢酸イオンが存在しない場合、以下に述べるように細孔
と接する合金面の希土類やMnやAlなどの遷移金属を
除去することは困難である。
と、脱水素化剤である酸化性を持つ化合物は酢酸イオン
とも反応して過酢酸イオンを生成する。例えば、過酸化
水素は以下の(化7)に示すように酢酸イオンと反応し
て過酢酸イオンを生成する。比較的弱い酸化性を持つ過
酢酸イオンは酸化剤として働くため、以下の(化8)に
示すように酸化されやすい希土類やMnやAlなどの遷
移金属成分を選択的に溶出除去し、耐酸化性の大きいニ
ッケルは金属の状態で凝縮される。
された希土類やMnやAlなどの金属成分が、酢酸イオ
ンと結合して溶解度の高い錯化合物として容易に除去さ
れ、図1(d)に示したように細孔6と接する合金1の
面にニッケルリッチ層7が形成できる。
求項2記載の脱水素化処理の具体的な方法を示したもの
である。
て酸素を用い、合金粉末を酢酸イオンの含んだ水溶液中
で攪拌しながら水溶液中に空気または酸素を吹き込む電
池用水素吸蔵合金の製造法である。
て一般式M2O2で表わされる過酸化物を用い、合金粉末
を酢酸イオンの含んだ水溶液中で攪拌しながら添加する
電池用水素吸蔵合金の製造法である。過酸化物は水と作
用して活性酸素を生成するため、合金粉末の表面に拡散
してきた粉末内部に吸蔵されていた水素と反応し、容易
に取り除くことができる。また、過酸化物としては、M
がH,Li,NaおよびKのうちのいずれかを用いるの
が好ましい。
て過酸化物M2O2のうち特にMがHである過酸化水素水
を用い、合金粉末を酢酸イオンの含んだ水溶液中で攪拌
しながら添加する電池用水素吸蔵合金の製造法である。
ここで用いた過酸化水素は酸化剤として働くため、以下
の(化9)に示すように水素吸蔵合金に吸蔵された水素
と反応して水を生成する。過酸化水素を用いると水以外
の生成物を生じないため取り扱いが非常に容易である。
て組成式M2S2O8で表されるペルオクソ二硫酸塩を用
い、合金粉末を酢酸イオンの含んだ水溶液中で攪拌しな
がら添加する電池用水素吸蔵合金の製造法としたもので
ある。ペルオクソ二硫酸塩は水と作用して活性酸素を生
成するため、合金粉末の表面に拡散してきた粉末内部に
吸蔵されていた水素と反応し、容易に取り除くことがで
きる。また、ペルオクソ二硫酸塩としては、MがLi,
NaおよびKのいずれかであるものを用いることが好ま
しい。
ッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金粉末を用い
た負極と、金属酸化物を用いた正極と、セパレータおよ
びアルカリ電解液により構成されたアルカリ蓄電池であ
って、前記負極の合金粉末表面部は、金属状態のニッケ
ルが露出するとともに前記ニッケルとニッケルの間に多
数の細孔が位置しており、前記細孔と接する合金面にニ
ッケルリッチ層を有するアルカリ蓄電池としたものであ
り、大電流放電特性、サイクル寿命に優れたアルカリ蓄
電池を提供できる。
ニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金粉末であ
り、図1(e)に示すように、この合金粉末1の表面部
は、金属状態のニッケル4が露出しており、これらのニ
ッケル4とニッケル4との間に多数の細孔6が位置して
おり、これらの細孔6と接する合金面はニッケルリッチ
層7を有し、かつ合金粉末1の表面部とニッケルリッチ
層7の表面はOH-基8で修飾された電池用水素吸蔵合
金としたものである。
粉末により作成した水素吸蔵合金電極を用いて電池を構
成することにより、大電流充電時の電池内圧が抑制さ
れ、充放電サイクル寿命が長くなるという効果に加えて
充放電サイクルの初期から大電流放電に優れたアルカリ
蓄電池を提供できる。
ニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金を、水中
または水溶液中にて湿式粉砕して合金粉末にする第一工
程と、それに続き連続的に合金粉末をアルカリ水溶液中
で処理する第二工程と、それに続き連続的に酸性水溶液
中で処理する第三工程と、前記水溶液中に酢酸イオンを
存在させながら、前記合金粉末内部の吸蔵水素を取り出
す脱水素化処理をする第四工程と、前記水溶液中にアル
カリ添加する第五工程とを有する電池用水素吸蔵合金の
製造法としたものである。これによって、合金粉末表面
部と、合金粉末表面に露出した金属状態のニッケル間に
位置する細孔と接する合金面に形成されたニッケルリッ
チ層の表面とにOH-基を修飾(付加)できる。
に示したように水素吸蔵合金負極の放電反応は、吸蔵さ
れていた水素が電気化学的に酸化されて、合金粉末の表
面でOH-基と結合して水に戻る反応である。通常、大
電流放電時に合金粉末の表面近傍のOH-基は瞬時に消
費される。さらに必要となるOH-基は電解液から拡散
により供給されるが、消費量が供給量を上回る場合には
負極の分極が大きくなって、放電電圧が低下してしま
う。
イクルの間に特に顕著である。本発明の方法を用いる
と、合金粉末の表面部およびその細孔と接する合金面を
OH-基で修飾することにより大電流放電時に充分なO
H-基を瞬時に提供できるため、充放電サイクルの初期
においても、優れた大電流放電特性が得られる。
性水溶液のpHを10〜14に規定したものである。こ
のOH-基修飾時の水溶液のpHを10より低くする
と、修飾したOH-基の量が少なくなり、電池の充放電
サイクルの初期からの大電流放電特性の向上は小さい。
また、OH-基修飾時の水溶液のpHが14より高くす
ると、電池の充放電サイクルの初期からの大電流放電特
性は向上するが、逆に内圧特性および充放電サイクル寿
命特性が低下する。
溶液のpHは10〜14の範囲で調整するのが好まし
い。また、電池の充放電サイクル初期からの大電流放電
特性の向上に加えて、電池内圧特性、充放電サイクル寿
命特性もさらに優れた電池を提供するにはOH-基修飾
時のアルカリ性水溶液のpHは11〜13の範囲に調整
することが最も好ましい。
ニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金粉末であ
って、前記合金粉末の表面部には、金属状態のニッケル
が露出するとともにニッケルとニッケルの間に多数の細
孔が位置しており、前記細孔と接する合金面はニッケル
リッチ層を有し、かつ前記合金粉末の表面部と前記ニッ
ケルリッチ層の表面はOH-基で修飾された水素吸蔵合
金粉末を増粘材または結着剤および水と混練してペース
トを形成し、金属支持体へ塗着する水素吸蔵合金電極の
製造方法としたものである。
のpHを10〜14に規定した製造法としたものであ
る。pHは10より低いと、合金表面および細孔内部表
面に修飾したOH-基はペースト中に溶出してしまい、
電池の充放電初期からの大電流放電特性は得られない。
また、pHは14より高くすると電池の充放電初期から
の大電流放電特性はpHの上昇と共に向上するが、反
面、ペースト中の添加剤、結着剤が変質してしまい、金
属支持体への水素吸蔵合金ペーストの塗着が困難とな
り、量産性が悪くなる。
ニッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金粉末を用
いた負極と、金属酸化物を用いた正極と、セパレータお
よびアルカリ電解液により構成されたアルカリ蓄電池で
あって、前記負極の合金粉末の表面部は、図(e)に示
すように金属状態のニッケル4が露出しており、これら
のニッケル4とニッケル4の間に多数の細孔6が位置し
ており、これらの細孔6と接する合金面にはニッケルリ
ッチ層7を有し、かつ金属状態のニッケル4の表面とニ
ッケルリッチ層7の表面はOH-基8で修飾されたアル
カリ蓄電池としたものであり、大電流充電時の電池内圧
が抑制され、充放電サイクル寿命が長くなるという効果
に加えて電池の充放電サイクル初期においても大電流放
電に優れたアルカリ蓄電池を提供できる。
3.55Co0.75Mn0.4Al0.3(Mmはミッシュメタルで
希土類の混合物を示し、以下Mmと記す。)で表される
水素吸蔵合金を用い、これを湿式ボールミルにより水中
で平均粒径30μmに粉砕して合金粉末を得た。この合
金粉末の表面部の模式断面図を図1(a)に示し、図中
1は母合金,2は水酸化物および酸化物層被膜である。
この合金粉末を80℃の温度で比重1.30のKOH水
溶液中にて60分間攪拌処理した。このときの合金粉末
表面部の模式断面図を図1(b)に示し、図中1は母合
金,3は希土類水酸化物層,4は金属状態のニッケル,
5は水素原子である。
水のpHが10以下となるまで水洗し、次に60℃で酸
処理してpH3.0の酢酸水溶液中にて20分間攪拌処
理した。この状態での合金粉末表面部の模式断面図を図
1(c)に示し、図中1は母合金,4は金属状態のニッ
ケル,5は水素原子,6は細孔である。
で、脱水素化処理として酢酸イオンを含む水溶液中で合
金粉末を攪拌しながら10μmの孔径をもった拡散用フ
ィルターを通じて1.5kgf/cm2の圧縮空気を1
時間バブリングしながら供給した。この処理後合金粉末
を水分除去のため乾燥して、本発明の実施例1における
水素吸蔵合金粉末a1を作成した。この合金粉末a1表
面部の状態の模式断面図を図1(d)に示し、図中1は
母合金,4は金属状態のニッケル,7はニッケルリッチ
層である。
する際にして、酸処理として酢酸水溶液中にて攪拌処理
し、それに続き一定量の酢酸イオンを残した状態で脱水
素化処理をしたが、酸処理として酢酸の他の酸を用いて
もよく、例えば塩酸や弗酸を用いて酸処理し、酢酸や酢
酸化合物を添加することによって酢酸イオンを存在させ
ながら脱水素化処理してもよい。
材料としての特性を調べるために、ニッケル−水素蓄電
池A1を以下のように作成した。前記の水素吸蔵合金粉
末a1の100重量%と増粘剤としてカルボキシメチル
セルロースを0.15重量%、導電剤としてカーボンブ
ラックを0.3重量%、結着剤としてスチレン−ブタジ
エン共重合体の0.8重量%および分散媒としての水と
を混合してペーストを作成した。このペーストをパンチ
ングメタルからなる芯材に塗着し、乾燥、加圧を行いさ
らにその表面にフッ素樹脂粉末をコーティング後、幅3
5mm、厚さ0.4mm、容量2200mAhの水素吸
蔵合金負極を作成した。この負極と電気容量が1500
mAhである公知の焼結式のニッケル正極およびポリプ
ロピレン製不織布セパレータとを組み合わせて渦巻き状
に巻回させて電極群を構成し、この電極群を金属ケース
に挿入後、比重1.30の水酸化カリウム水溶液に40
g/lの水酸化リチウムを溶解させた電解液を注液し、
ケースの上部を封口板で密閉し、4/5Aサイズで公称
容量1500mAhの本発明の実施例1におけるニッケ
ル−水素蓄電池A1を構成した。
条件で表面のアルカリ処理、次いで酢酸処理を行った
後、脱水素化処理として酢酸イオンを含む水溶液中で合
金を攪拌させながら細かく粉砕した過酸化ナトリウム粉
末を、合金に対して5重量%添加し、さらに10分攪
拌、水洗を2回行い、合金粉末を乾燥して、本発明の実
施例1における水素吸蔵合金a2を作成した。この合金
粉末a2を用いて負極を構成した以外は電池A1と同じ
構成とした電池を実施例1におけるニッケル−水素蓄電
池A2とした。
同様の条件で表面のアルカリ処理、次いで酢酸処理を行
った後、脱水素化処理として酢酸イオンを含む水溶液中
で合金を攪拌させながら細かく粉砕したペルオクソ二硫
化カリウム粉末を、合金に対して17重量%添加し、さ
らに10分攪拌し、水洗を2回行い、合金粉末を乾燥し
て、本発明の実施例1における水素吸蔵合金a3を作成
した。この合金粉末a3を用いて負極を構成した以外は
電池A1と同じ構成とした電池を実施例1におけるニッ
ケル−水素蓄電池A3とした。
同様の条件で表面のアルカリ処理、次いで酢酸処理を行
った後、脱水素化処理として50℃で酢酸イオンを含む
水溶液中で合金を攪拌させながら濃度10重量%の過酸
化水素水を用いて、過酸化水素を合金に対して1.5重
量%添加攪拌し、水洗を2回行い(この2回水洗後の水
洗水のpHはおよそ7であった。)、合金粉末を乾燥し
て、本発明の実施例1における水素吸蔵合金a4を作成
した。この合金粉末a4を用いて負極を構成した以外は
電池A1と同じ構成とした電池を実施例1におけるニッ
ケル−水素蓄電池A4とした。
同様の条件で表面のアルカリ処理、次いで酢酸処理を行
った後、脱水素化処理を施さず水洗を2回行い、合金粉
末を乾燥して、比較例の水素吸蔵合金b1を作成した。
この合金粉末b1を用いて負極を構成した以外は電池A
1と同じ構成とした電池を比較例のニッケル−水素蓄電
池B1とした。
同様の条件で表面のアルカリ処理、次いで酢酸処理を行
った後、脱水素化処理を施さず水洗を2回行い、合金粉
末を不活性ガスを用いて乾燥させ、比較例の水素吸蔵合
金b2を作成した。不活性ガスグローブボックス内でこ
の合金粉末b2を用いて負極を構成した以外は電池A1
と同じ構成とした電池を比較例の電池B2とした。
よび比較例の電池B1,B2の各電池を用いて、20℃
で0.1CmAで正極容量の150%まで充電し、0.
2CmAで電池の端子電圧が1.0V至るまで放電とす
る充放電を1サイクルとし、この充放電を2サイクル行
い、電池の初期活性化を行った。この後、電池内圧特
性、充放電サイクル寿命特性および大電流放電特性を評
価した。
正極容量の120%充電した際の電池の内部圧力とし
た。また、充放電サイクル寿命特性については、電池を
20℃で1CmAの電流値で正極容量の120%充電
し、1CmAの電流値で電池の端子電圧が1.0Vに低
下するまで放電するサイクルを1サイクルとして充放電
を繰り返し行い、充放電2サイクル目の放電容量を電池
の初期容量とし、放電容量が電池の初期容量の60%ま
で低下した時のサイクル数を電池の充放電サイクル寿命
特性とした。
mAの電流値で正極容量の120%まで充電し、放電を
1CmAの電流値で電池の端子電圧が1.0Vに至るま
でとする充放電を10サイクル行った後、20℃の温度
雰囲気において1CmAで正極容量の120%充電した
後、0℃で5CmAの電流値で0.8Vに至るまで放電
を行い、電池の平均放電電圧と初期容量に対する放電容
量の比とを求めた。
内圧特性および充放電サイクル寿命特性を(表1)に示
す。
比較例の電池B1とB2に比べて電池内圧が低く、充放
電サイクル寿命特性は向上した。
に用いた水素吸蔵合金粉末表面の活性化処理後、乾燥前
に水溶液中にて、合金粉末内部に吸蔵された水素を水溶
液中へ供給した脱水素化剤と反応させて取り除くことが
できること、また、吸蔵された水素と水溶液中へ供給し
ただつ水素化剤との反応によって発生した熱は、攪拌に
より媒体である水溶液中に速やかに拡散放出され、合金
表面部分の発熱が生じないために、合金粉末のニッケル
は酸化されず、その触媒能が低下しないので電池内圧が
低く保つことができ、電池の充放電寿命サイクルも向上
したものである。
された水素を取り除かなかったため、乾燥時に空気中の
酵素と結合反応が生じて合金表面のニッケル部分が発熱
に基づく酸化を起こしてしまったため、ニッケルの触媒
能が低下して、電池内圧が高まり、寿命サイクルも短い
結果となったものである。比較例の電池B2は、合金粉
末に吸蔵された水素を取り除かなかったため、合金粉末
の一部が充電状態のままであって、正・負極の電極容量
バランスが悪化してガス吸収能が低下し、電池内圧が高
まり、寿命サイクルも短い結果となったものである。
の電池B1とB2に比べて大電流放電での電池の平均放
電電圧が高くなり、放電容量比も大きくなった。これ
は、実施例の電池A1〜A4では負極に用いた水素吸蔵
合金粉末表面上のニッケルを酸化させずに合金内部に吸
蔵された水素を取り除くことと、酸化されやすい希土
類、Mn、Alなどの金属成分はさらに溶出され、露出
された金属状態のニッケル間の細孔と接する合金面のニ
ッケルリッチ化を一層進行させるために合金粉末表面で
の電気化学的反応抵抗が低減されたものと推測される。
金粉末に吸蔵された水素を取り除かなかったため、乾燥
時に、空気中の酸素と結合反応が生じて合金表面のニッ
ケル部分が発熱に基づく酸化を起こしてしまったため、
ニッケルの触媒能が低下してしまった。また、露出され
た金属状態のニッケル間の細孔と接する合金面に触媒能
の高いニッケルリッチ層が形成されなかったため、合金
粉末表面での電気化学的反応抵抗が充分に低減されな
く、大電流放電での平均放電電圧は低くなって、放電容
量比も低くなったものである。比較例の電池B2はB1
の電池に比べて合金表面のニッケル部分が酸化されなか
ったが、そのニッケル間の細孔と接する合金面に触媒能
の高いニッケルリッチ層が形成されなかったため、やは
り合金粉末表面での電気化学的反応抵抗が充分に低減さ
れなく、実施例の電池A1〜A4に比べて、大電流放電
での平均放電電圧は低くなって、放電容量比も低くなっ
たものである。
た水素吸蔵合金粉末a4を作成する際に脱水素化剤とし
て過酸化水素を用いたため、この過酸化水素は酢酸イオ
ンと反応して合金粉末表面に過酢酸イオンをa1〜a3
よりも多く生成するため、希土類、Mn、Alなどの金
属成分を選択的に溶出して除去することが最も多くでき
るため、大電流放電特性が最も優れたものとなった。
酸化水素水の添加割合を変化させ処理した合金の電池特
性を調べた。実施例a4と同様の条件で水素吸蔵合金を
粉砕、アルカリ処理、酸処理を行った後、50℃で濃度
10重量%の過酸化水素水を以下の(表2)に示すよう
に合金に対する過酸化水素の割合を変えて添加攪拌し、
2回水洗後、乾燥し、実施例2における水素吸蔵合金粉
末c1〜c5を作成した。その後合金粉末c1〜c5を
それぞれ負極に用いた以外は実施例A4と同じ構成方法
で電池を作成し、それぞれの電池を実施例2におけるニ
ッケル−水素蓄電池C1〜C5(ここでの実施例C3は
実施例A4と同一電池)とした。これらの電池C1〜C
5を実施例1と同様な電池試験に供した。その結果を以
下の(表2)に合わせて示す。
較例B1とB2の電池より大電流放電平均放電電圧は高
く、放電容量比も大きくなった。また、実施例の電池C
2〜C4は、比較例の電池B1とB2の電池よりも電池
内圧が低く、さらに充放電サイクル寿命特性も向上し
た。
場合は合金粉末作成時に用いる過酸化水素の合金に対す
る重量%は0.2〜4.0重量%の範囲が好ましく、さ
らに、電池内圧特性および充放電サイクル寿命特性も向
上させるためには、合金粉末作成時に用いる過酸化水素
の合金に対する重量%は0.5〜3.0重量%の範囲が
最も好ましい。
いた過酸化水素水の濃度として10重量%のものを用い
たが、3〜30重量%の過酸化水素水の濃度であれば実
施例と同様の効果が得られる。また、上記の水素吸蔵合
金粉末作成時に用いた過酸化水素水の添加時における水
溶液の温度を50℃としたが、30〜80℃の範囲であ
れば実施例と同様の効果が得られる。
てMmNi3.55Co0.75Mn0.4Al0.3を用い、この合
金を湿式ボールミルにより水中で平均粒径30μmに粉
砕した。その後、この合金を80℃、比重1.30のK
OH水溶液中で60分間攪拌処理した。その後、合金粉
末を水洗し、その水洗後の水洗水のpHが10以下とな
るまで水洗し、次に60℃で酸処理としてpH3.0の
酢酸水溶液中にて20分間攪拌処理した。それに続き酢
酸イオンを残した状態で、脱水素化処理として50℃で
酢酸イオンを含む水溶液中で合金を攪拌させながら濃度
10重量%の過酸化水素水を用いて、過酸化水素を合金
に対して1.5重量%添加して攪拌し、脱水素化処理を
した。それに続き水洗を2回行い、2回目洗浄時の水溶
液pHが12となるまで水酸化カリウム水溶液を添加し
てOH-基の修飾(付与すること)を行った後、乾燥
し、実施例3における水素吸蔵合金粉末dを作成した。
この合金粉末dの表面状態の模式断面図を図1(e)に
示し、図中1は母合金,4は金属状態のニッケル,7は
ニッケルリッチ層,8はOH-基である。
る際にして、酸処理として酢酸水溶液中にて攪拌処理
し、それに続き酢酸イオンを残した状態で脱水素化処理
をしたが、酸処理として酢酸の他の酸を用いて、例えば
塩酸や弗酸を用いて酸処理し、酢酸や酢酸化合物を添加
することによって酢酸イオンを存在させながら脱水素化
処理してもよい。
外は実施例A4と同じ方法で構成した電池を実施例3に
おけるニッケル−水素蓄電池Dとした。
び比較例の電池B1を用いて、20℃の温度雰囲気にお
いて0.1CmAで正極容量の150%まで充電し、
0.2CmAで電池の端子電圧が1.0Vに至るまで放
電し、これを1サイクルとして充放電を2サイクル行
い、電池の初期活性化を行った。この後充放電後電池内
圧特性、寿命特性および大電流放電特性を実施例1と同
じ条件で評価した。
0℃で充電を1CmAで正極容量の120%まで、放電
を1CmAで電池の端子電圧が1.0Vに至るまでとす
る充放電を1サイクル行った後、20℃で1CmAで正
極容量の120%充電した後、0℃で5CmAで0.8
Vに至るまで放電を行い、平均放電電圧と初期容量に対
する放電容量の比で評価した。
電サイクル寿命の結果を以下の(表3)に示す。
放電サイクル後の電池内圧特性、寿命特性、大電流放電
特性は比較例B1よりは優れている。また実施例の電池
は初期大電流放電特性において実施例の電池A4よりも
平均放電電圧が14mV高く、また放電容量比も9%高
くなった。このように実施例の電池Dが初期大電流放電
特性において最も優れた結果となったのは以下の理由に
よると考えられる。
大電流放電に合金表面近傍のOH-基は瞬時に消費され
る。さらに必要となるOH-基は電解液から拡散により
供給されるが、消費量が供給量を上回る場合には負極の
分極が大きくなって、放電電圧は低下してしまう。この
ことはサイクルの初期には顕著に現れる。充放電サイク
ルが進むことにより合金の活性化と電極表面の電解液の
濡れ性とを向上させることにより、この分極が緩和され
る。実施例Dはその負極に用いる合金粉末表面は、図1
(e)に示すように金属状態のニッケル4の表面とニッ
ケルリッチ層7の表面にとのを合金作成時にあらかじめ
OH-基8で修飾するので初期の大電流放電時において
も充分なOH-基8を瞬時に提供できる。初期大電流放
電特性が最も優れたものとなったと推測される。
るOH-基の修飾量の差による電池特性の違いを調べ
た。実施例3における電池Dと同様の条件で水素吸蔵合
金を粉砕、アルカリ処理、酸処理を行った後、50℃で
酢酸イオンを含む水溶液中で合金を攪拌させながら濃度
10重量%の過酸化水素水を用いて、過酸化水素を合金
に対して1.5重量%添加攪拌した後、2回目洗浄時に
おける水溶液のpHをそれぞれ10,11,12,1
3,および14に変えて水酸化カリウム水溶液を添加し
乾燥した。実施例1における電池A1と同じ方法で構成
した電池をそれぞれ実施例4における電池E1〜E5
(実施例E3は実施例Dと同一電池)とした。E1〜E
5の各電池を用いて、実施例3での電池特性評価と同一
条件で電池特性を評価した。その初期大電流放電、電池
内圧および充放電サイクル寿命の結果を以下の(表4)
に示す。
後に合金表面の金属状態のニッケル表面と細孔と接する
合金面に形成したニッケルリッチ層の表面をOH-基で
修飾した実施例の電池E1〜E5は実施例の電池A4に
比べ初期大電流放電特性がさらに向上した。これは、前
述したように合金表面の金属状態のニッケル表面と細孔
と接する合金面に形成したニッケルリッチ層の表面をO
H-基で修飾することにより大電流放電時に、充分なO
H-基を瞬時に提供できるため、放電電圧および放電容
量比が向上したためである。
ける水溶液のpHは10より低ければ、OH-基の修飾
量が少なくなるため充放電初期からの大電流放電特性の
向上は小さい。また、上記表4に示した2回目洗浄時に
おける水溶液のpHは14より高ければ、添加したOH
-基は細孔内に入りきれなく、合金表面に多く存在し、
合金のペーストを混練する時、ペースト中の添加剤、結
着剤が変質してしまい、塗着時にむらが生じるため電極
構成が困難になる。以上のことから、上記表4に示した
ように2回目洗浄時における水溶液のpHは10〜14
の範囲に調整するのが好ましい。
電特性の向上に加え、さらに電池内圧特性、充放電サイ
クル寿命特性の優れた電池を提供するには、上記表4に
示したように水素吸蔵合金粉末を作成する際の2回目洗
浄時における水溶液のpHを11〜13の範囲に調整す
るのが最も好ましい。
カリ水溶液としては水酸化カリウムを用いたが、水酸化
ナトリウム、水酸化リチウムなどすべてのアルカリ水溶
液、または必要に応じこれらのアルカリ水溶液を混合し
たものを用いても同様の効果が得られ。
効果がより顕著に現われる0℃の雰囲気下で、5CmA
の電流値で放電を行ったが、このことは20℃や45℃
など温度雰囲気が高くなっても同様な傾向で効果が得ら
れる。また、更に大きな電流値で放電を行っても効果が
得られる。
ッケルおよび遷移金属とを含む水素吸蔵合金粉末であっ
て、前記合金粉末の表面部は、金属状態のニッケルが露
出するとともに前記ニッケルとニッケルの間に多数の細
孔が位置しており、前記細孔と接する合金面にはニッケ
ルリッチ層を有する電池用水素吸蔵合金としたもので、
このような表面構造を有する水素吸蔵合金粉末を用いて
水素吸蔵合金電極を作成してアルカリ蓄電池を構成する
ことにより、電池内圧特性,充放電サイクル寿命,およ
び大電流放電特性に優れたアルカリ蓄電池を提供でき
る。
部の金属状態のニッケル表面とニッケルリッチ層の表面
をさらにOH-基で修飾した水素吸蔵合金粉末を用いて
水素吸蔵合金電極を作成してアルカリ蓄電池を構成する
ことにより、電池内圧特性,充放電サイクル寿命,およ
び大電流放電特性に加えてさらに充放電サイクルの初期
から優れた大電流放電特性をもったアルカリ蓄電池を提
供できる。
蔵合金粉末の表面状態を示す模式断面図
Claims (17)
- 【請求項1】希土類元素とニッケルおよび遷移金属とを
含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面部
は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッケ
ルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記細
孔と接する合金面にはニッケルリッチ層を有する電池用
水素吸蔵合金。 - 【請求項2】希土類元素とニッケルおよび遷移金属とを
含む水素吸蔵合金を水中または水溶液中にて湿式粉砕し
て合金粉末にする第一工程と、それに続き連続的に前記
合金粉末をアルカリ水溶液中で処理する第二工程と、そ
れに続き前記合金粉末を連続的に酸性水溶液中で処理す
る第三工程と、前記水溶液中に酢酸イオンを存在させな
がら前記合金粉末内部の吸蔵水素を取り出す脱水素化処
理をする第四工程とを有する電池用水素吸蔵合金の製造
法。 - 【請求項3】前記脱水素化処理は、脱水素化剤として酸
素を用いるものであり、前記合金粉末を水溶液中で攪拌
しながら水溶液中に空気または酸素を吹き込む請求項2
記載の電池用水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項4】前記脱水素化処理は、脱水素化剤として一
般式M2O2(式中、MはH,Li,NaおよびKのうち
のいずれかである)で表される過酸化物を用いるもので
あり、前記合金粉末を水溶液中で攪拌しながら前記過酸
化物を添加する請求項2記載の電池用水素吸蔵合金の製
造法。 - 【請求項5】前記脱水素化処理は、脱水素化剤として過
酸化水素水を用いるものであり、前記合金粉末を水溶液
中で攪拌しながら前記過酸化水素水を添加する請求項4
記載の電池用水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項6】前記過酸化水素水はその濃度が3〜30重
量%であり、前記合金粉末に対して過酸化水素を0.2
〜4.0重量%の割合で添加する請求項5記載の電池用
水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項7】前記過酸化水素水を添加した時の水溶液温
度は、30〜80℃である請求項5記載の電池用水素吸
蔵合金の製造法。 - 【請求項8】前記脱水素化処理は、脱水素化剤として一
般式M2S2O8(式中、MはLi,NaおよびKのうち
のいずれかである)で表されるペルオクソ二硫酸塩を用
いるものであり、前記合金粉末を水溶液中で攪拌しなが
ら前記ペルオクソ二硫酸塩を添加する請求項2記載の電
池用水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項9】希土類元素とニッケルおよび遷移金属とを
含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面部
は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッケ
ルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記細
孔と接する合金面にはニッケルリッチ層を有する前記合
金粉末を用いた負極と、金属酸化物を用いた正極と、セ
パレータおよびアルカリ電解液とを備えたアルカリ蓄電
池。 - 【請求項10】希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面
部は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッ
ケルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記
細孔と接する合金面にはニッケルリッチ層を有し、かつ
前記金属状態のニッケルの表面と前記ニッケルリッチ層
の表面はOH-基で修飾された電池用水素吸蔵合金。 - 【請求項11】希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金を、水中または水溶液中にて湿式粉
砕して合金粉末にする第一工程と、それに続き連続的に
前記合金粉末をアルカリ水溶液中にて処理する第二工程
と、それに続き前記合金粉末を連続的に酸性水溶液中に
て処理する第三工程と、前記水溶液中に酢酸イオンを存
在させながら前記合金粉末内部の吸蔵水素を取り出す脱
水素化処理をする第四工程と、前記水溶液中にアルカリ
添加する第五工程とを有する電池用水素吸蔵合金の製造
法。 - 【請求項12】前記第五工程において、アルカリ添加後
の水溶液のpHを10〜14に調整する請求項11記載
の電池用水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項13】前記第五工程において、アルカリ添加後
の水溶液のpHを11〜13に調整する請求項11記載
の電池用水素吸蔵合金の製造法。 - 【請求項14】希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金粉末であって、前記合金粉末の表面
部は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッ
ケルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記
細孔と接する合金表面にはニッケルリッチ層を有し、か
つ前記金属状態のニッケルの表面と前記ニッケルリッチ
層の表面はOH-基で修飾された電池用水素吸蔵合金粉
末を増粘材または結着剤および水と混練してペーストを
形成し、金属支持体に塗着する電池用水素吸蔵合金電極
の製造法。 - 【請求項15】前記ペーストのpHを10〜14に調整
する請求項14記載の電池用水素吸蔵合金電極の製造
法。 - 【請求項16】前記ペーストのpHを11〜13に調整
する請求項14記載の電池用水素吸蔵合金電極の製造
法。 - 【請求項17】希土類元素とニッケルおよび遷移金属と
を含む水素吸蔵合金であって、前記合金粉末の表面部
は、金属状態のニッケルが露出するとともに前記ニッケ
ルとニッケルの間に多数の細孔が位置しており、前記細
孔と接する合金面にはニッケルリッチ層を有し、かつ前
記金属状態のニッケルの表面と前記ニッケルリッチ層の
表面はOH-基で修飾された前記合金粉末を用いた負極
と、金属酸化物を用いた正極と、セパレータおよびアル
カリ電解液を備えたアルカリ蓄電池。
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