JP3191035B2 - サマータイム対応の時計機械体 - Google Patents
サマータイム対応の時計機械体Info
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- JP3191035B2 JP3191035B2 JP04195695A JP4195695A JP3191035B2 JP 3191035 B2 JP3191035 B2 JP 3191035B2 JP 04195695 A JP04195695 A JP 04195695A JP 4195695 A JP4195695 A JP 4195695A JP 3191035 B2 JP3191035 B2 JP 3191035B2
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- Japan
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- hour hand
- time display
- switching lever
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夏時間表示と標準時間
表示とを容易に切り替え可能にしたサマータイム対応の
時計機械体に関する。
表示とを容易に切り替え可能にしたサマータイム対応の
時計機械体に関する。
【0002】
【従来の技術】サマータイム対応の時計は、通常、夏季
のサマータイム適用時に時刻をその時刻よりも1時間だ
け進め(夏時間表示)、秋になると再び指針を本来の時
刻表示(標準時間または冬時間表示)に復帰させるのに
必要な指針の移動手段を備えているものの総称として用
いられる。
のサマータイム適用時に時刻をその時刻よりも1時間だ
け進め(夏時間表示)、秋になると再び指針を本来の時
刻表示(標準時間または冬時間表示)に復帰させるのに
必要な指針の移動手段を備えているものの総称として用
いられる。
【0003】このようなサマータイム対応の時計におけ
る時刻表示の切り替えは、アナログ式の場合は従来は時
計機械体自体には特別に変更を加えることなく、主に針
回しを使って手動で行うものとされていた。これに対
し、最近ではプッシュボタンを押すことによって、時針
を1時間分ずつ一方向に送るようにして、世界時計の機
能を持たせたものをサマータイム対応の時計機械体に適
用したものがある。また、電子的な信号の入力によって
調時する機能を備えた電子調時時計を、外部からの信号
入力によって指針を移動させ、時刻表示を切り替えるよ
うにしてサマータイム対応可能にした時計機械体も採用
されている。
る時刻表示の切り替えは、アナログ式の場合は従来は時
計機械体自体には特別に変更を加えることなく、主に針
回しを使って手動で行うものとされていた。これに対
し、最近ではプッシュボタンを押すことによって、時針
を1時間分ずつ一方向に送るようにして、世界時計の機
能を持たせたものをサマータイム対応の時計機械体に適
用したものがある。また、電子的な信号の入力によって
調時する機能を備えた電子調時時計を、外部からの信号
入力によって指針を移動させ、時刻表示を切り替えるよ
うにしてサマータイム対応可能にした時計機械体も採用
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術のう
ち、指針の移動を手動で行う場合には、切り替えのため
の操作が面倒である。また、プッシュボタンによって指
針を進ませるものでは、一定方向にしか指針を進めるこ
とができないので、指針を進めさせる場合はよいが、遅
れさせる場合には不便である。そして、電子調時時計で
は、時分針を移動させるためのモータや電子回路の設置
を必要とし、かつモータから指針に回転を伝達するため
の伝達機構も必要になるなど構造が複雑化するためコス
ト高の原因になっている。なお、これらの各従来技術に
おいては、現在表示されている時刻が夏時間表示なの
か、あるいは標準時間表示なのかの判断が困難を生じる
ことがあり、時刻の認識に混乱を生じさせるおそれもあ
る。
ち、指針の移動を手動で行う場合には、切り替えのため
の操作が面倒である。また、プッシュボタンによって指
針を進ませるものでは、一定方向にしか指針を進めるこ
とができないので、指針を進めさせる場合はよいが、遅
れさせる場合には不便である。そして、電子調時時計で
は、時分針を移動させるためのモータや電子回路の設置
を必要とし、かつモータから指針に回転を伝達するため
の伝達機構も必要になるなど構造が複雑化するためコス
ト高の原因になっている。なお、これらの各従来技術に
おいては、現在表示されている時刻が夏時間表示なの
か、あるいは標準時間表示なのかの判断が困難を生じる
ことがあり、時刻の認識に混乱を生じさせるおそれもあ
る。
【0005】そこで本発明の目的は、高価なモータや電
子回路を用いることなく夏時間表示と標準時間表示との
切り替えが容易なサマータイム対応の時計機械体を安価
に提供することにある。
子回路を用いることなく夏時間表示と標準時間表示との
切り替えが容易なサマータイム対応の時計機械体を安価
に提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のサマータイム対応の時計機械体は、以下
のような構成を採用したところに特徴がある。
めに、本発明のサマータイム対応の時計機械体は、以下
のような構成を採用したところに特徴がある。
【0007】時針歯車と時針パイプとを別部材によって
構成し、これらの両者を分針パイプに嵌合した状態でク
リック機構を介して連結し、下ケースの前面に位置する
時針パイプの基部の外周部には外歯歯車の歯形が刻設し
てある。下ケースの前面中央部には、夏時間表示と標準
時間表示とを切り替える切り替えレバーが時針パイプの
基部の両側を覆った状態で昇降可能に装着してある。こ
の切り替えレバーの側板部の内側には、切り替えレバー
の昇降動作により時針パイプの外歯歯車と噛合し、この
時針パイプを所定の回転角だけ回転させる係止爪が設け
てある。なお、切り替えレバーには、夏時間表示と標準
時間表示とを交互に切り替えた状態で停止可能にする切
り替え機構を備えている。
構成し、これらの両者を分針パイプに嵌合した状態でク
リック機構を介して連結し、下ケースの前面に位置する
時針パイプの基部の外周部には外歯歯車の歯形が刻設し
てある。下ケースの前面中央部には、夏時間表示と標準
時間表示とを切り替える切り替えレバーが時針パイプの
基部の両側を覆った状態で昇降可能に装着してある。こ
の切り替えレバーの側板部の内側には、切り替えレバー
の昇降動作により時針パイプの外歯歯車と噛合し、この
時針パイプを所定の回転角だけ回転させる係止爪が設け
てある。なお、切り替えレバーには、夏時間表示と標準
時間表示とを交互に切り替えた状態で停止可能にする切
り替え機構を備えている。
【0008】また、切り替えレバーには、時計の文字板
に設けた透孔を介して夏時間表示かまたは標準時間表示
かを視認可能にしたサマータイム表示部が設けてある。
に設けた透孔を介して夏時間表示かまたは標準時間表示
かを視認可能にしたサマータイム表示部が設けてある。
【0009】
【作用】標準時間表示になっている状態の下で切り替え
レバーを下に引いて放すと、切り替えレバーに設けてあ
る係止爪が、時針パイプの基部の外周部に刻設された外
歯歯車と係合して、時針パイプの基部の内周部に刻設さ
れたクリック部と、時針歯車の筒部に設けてあるクリッ
ク爪とをスキップさせて、時針歯車は回転せずに時針パ
イプのみを夏時間表示にするために必要な回転角だけ時
計回り方向に回転させた後、コイルばねの付勢力により
上方に戻され、カム溝摺動ピンがハート形のカム溝部の
下端の凹部に収容された状態で停止する。この停止位置
が夏時間表示の状態となっている。
レバーを下に引いて放すと、切り替えレバーに設けてあ
る係止爪が、時針パイプの基部の外周部に刻設された外
歯歯車と係合して、時針パイプの基部の内周部に刻設さ
れたクリック部と、時針歯車の筒部に設けてあるクリッ
ク爪とをスキップさせて、時針歯車は回転せずに時針パ
イプのみを夏時間表示にするために必要な回転角だけ時
計回り方向に回転させた後、コイルばねの付勢力により
上方に戻され、カム溝摺動ピンがハート形のカム溝部の
下端の凹部に収容された状態で停止する。この停止位置
が夏時間表示の状態となっている。
【0010】夏時間表示から標準時間表示に切り替える
ときには、切り替えレバーを下に引いて放すと、カム溝
摺動ピンがカム溝部の下端の凹部から脱出してコイルば
ねの付勢力によってカム溝部に沿って上昇して切り替え
レバーを上昇させる。この切り替えレバーの上昇動作に
おいて、係止爪が外歯歯車と係合して時針パイプを所定
の回転角だけ反時計方向に回転させるが、時針歯車はク
リック爪とクリック部とによるクリック動作により回転
しない。切り替えレバーはカム溝摺動ピンがカム溝部の
上端の凹部に収容された状態で停止している。これによ
り再び標準時間表示に切り替えられる。
ときには、切り替えレバーを下に引いて放すと、カム溝
摺動ピンがカム溝部の下端の凹部から脱出してコイルば
ねの付勢力によってカム溝部に沿って上昇して切り替え
レバーを上昇させる。この切り替えレバーの上昇動作に
おいて、係止爪が外歯歯車と係合して時針パイプを所定
の回転角だけ反時計方向に回転させるが、時針歯車はク
リック爪とクリック部とによるクリック動作により回転
しない。切り替えレバーはカム溝摺動ピンがカム溝部の
上端の凹部に収容された状態で停止している。これによ
り再び標準時間表示に切り替えられる。
【0011】切り替えレバーによって、夏時間表示と標
準時間表示とを切り替えると、切り替えレバーの位置が
変化するため、この切り替えレバーにサマータイム表示
を付し、これに対応する文字板の位置に透孔を設けてお
けば、文字板の前方から現在の時刻表示が夏時間である
か、標準時間であるかの判断が容易になる。
準時間表示とを切り替えると、切り替えレバーの位置が
変化するため、この切り替えレバーにサマータイム表示
を付し、これに対応する文字板の位置に透孔を設けてお
けば、文字板の前方から現在の時刻表示が夏時間である
か、標準時間であるかの判断が容易になる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本実施例の時計機械体の要部を示
すもので、外枠はプラスチック成形品からなる上ケース
1と下ケース2とからなり、その中間に中板3が設けて
ある。外枠内部には、時計輪列Gや時計用モータM等を
備えており、内部中央に位置する指針軸Sは外枠の前方
に突出している。
て説明する。図1は、本実施例の時計機械体の要部を示
すもので、外枠はプラスチック成形品からなる上ケース
1と下ケース2とからなり、その中間に中板3が設けて
ある。外枠内部には、時計輪列Gや時計用モータM等を
備えており、内部中央に位置する指針軸Sは外枠の前方
に突出している。
【0013】時計輪列Gは、駆動車4、秒針車5、中間
車6、分針車7、時針車8および後述の日の裏車16等
により構成されている。駆動車4は、上ケース1と中板
3とに設けられた突起軸に軸支してあり、歯車4aは、
後述のモータMと噛合し、カナ部4bには秒針車5の秒
針歯車5aが噛合している。秒針歯車5aは、上ケース
1に形成された軸受凹部と中板3の突起パイプ部3aと
に軸支されているが、その回転中心部の中心には前方に
延伸する秒針軸5bが圧入してある。秒針歯車5aの背
面側に設けられたカナ部5cには中間車6の中間歯車6
aが噛合しており、中間車6と一体のカナ部6bには、
分針車7を構成する分針歯車7aが噛合している。
車6、分針車7、時針車8および後述の日の裏車16等
により構成されている。駆動車4は、上ケース1と中板
3とに設けられた突起軸に軸支してあり、歯車4aは、
後述のモータMと噛合し、カナ部4bには秒針車5の秒
針歯車5aが噛合している。秒針歯車5aは、上ケース
1に形成された軸受凹部と中板3の突起パイプ部3aと
に軸支されているが、その回転中心部の中心には前方に
延伸する秒針軸5bが圧入してある。秒針歯車5aの背
面側に設けられたカナ部5cには中間車6の中間歯車6
aが噛合しており、中間車6と一体のカナ部6bには、
分針車7を構成する分針歯車7aが噛合している。
【0014】分針歯車7aは分針パイプ7bの基端部近
傍に周知のスリップ機構を介して軸支されている。分針
パイプ7bは、基部7cが突起パイプ部3aに嵌合して
おり、先端部は下ケース2の前方に突出している。
傍に周知のスリップ機構を介して軸支されている。分針
パイプ7bは、基部7cが突起パイプ部3aに嵌合して
おり、先端部は下ケース2の前方に突出している。
【0015】分針パイプ7bの中間位置でかつ下ケース
2の背面側には、時針歯車8が回転自在に嵌合してい
る。時針歯車8は、歯車部8aと前面側に突出する筒部
8bとからなり、この筒部の先端部は下ケース2の前方
に突出している。分針パイプ7bおよび時針歯車8の筒
部8bには、内周を段差状に形成された時針パイプ9が
嵌合している。
2の背面側には、時針歯車8が回転自在に嵌合してい
る。時針歯車8は、歯車部8aと前面側に突出する筒部
8bとからなり、この筒部の先端部は下ケース2の前方
に突出している。分針パイプ7bおよび時針歯車8の筒
部8bには、内周を段差状に形成された時針パイプ9が
嵌合している。
【0016】図2に示すように、時針歯車8の歯車部8
aの内側に位置するアーム部には、円弧状に分離してな
る弾性片8c…が3ケ所に等間隔に設けてある。各弾性
片8cの先端にはそれぞれ接触片8dが形成してあり、
それぞれ下ケース2の内側面に弾接可能である(図1参
照)。また筒部8bには、歯車部8aの一側部から高さ
の中程にかけて接片状に分離してなる1対のばね部8
e,8eが、それぞれ筒部8bの内周面の対向する位置
に設けてある。各ばね部8e,8eの先端には、外側を
半円状に形成してなるクリック爪8f,8fが形成して
ある。
aの内側に位置するアーム部には、円弧状に分離してな
る弾性片8c…が3ケ所に等間隔に設けてある。各弾性
片8cの先端にはそれぞれ接触片8dが形成してあり、
それぞれ下ケース2の内側面に弾接可能である(図1参
照)。また筒部8bには、歯車部8aの一側部から高さ
の中程にかけて接片状に分離してなる1対のばね部8
e,8eが、それぞれ筒部8bの内周面の対向する位置
に設けてある。各ばね部8e,8eの先端には、外側を
半円状に形成してなるクリック爪8f,8fが形成して
ある。
【0017】図3に示すように、時針パイプ9は、基部
9aを最も大径とし、先端を最も小径とする段差状に形
成してあり、基部9aの最も大径になっている部分の内
周部には、複数の三角形状に形成された凹凸部からなる
クリック部9bが設けてある。また、基部9aの外周部
には、外歯歯車9cの歯形が形成してある。内周部に形
成されたクリック部9bの内端部から中径部の前端にか
かる部分は、時針歯車8の筒部8bとの嵌合部9dとな
っており、この端部から時針パイプ9の先端部までの内
周部は、分針パイプ7bとの嵌合部9eとなっている。
9aを最も大径とし、先端を最も小径とする段差状に形
成してあり、基部9aの最も大径になっている部分の内
周部には、複数の三角形状に形成された凹凸部からなる
クリック部9bが設けてある。また、基部9aの外周部
には、外歯歯車9cの歯形が形成してある。内周部に形
成されたクリック部9bの内端部から中径部の前端にか
かる部分は、時針歯車8の筒部8bとの嵌合部9dとな
っており、この端部から時針パイプ9の先端部までの内
周部は、分針パイプ7bとの嵌合部9eとなっている。
【0018】再び図1に戻って時計用モータMについて
説明する。モータMは、中板3に形成されたモータ取付
部3b内に収納されており、ロータ10は、上ケース1
と中板3とにそれぞれ形成された突起軸部に軸支してあ
り、ロータ軸10aには、ロータマグネット10bがこ
れと一体回転可能に固着してある。ロータマグネット1
0bの側方には、ステータおよびこのステータに巻回さ
れたコイル(いずれも図示略)が設けてある。ロータ1
0と一体のロータカナ10cは上述した駆動歯車4と噛
合している。
説明する。モータMは、中板3に形成されたモータ取付
部3b内に収納されており、ロータ10は、上ケース1
と中板3とにそれぞれ形成された突起軸部に軸支してあ
り、ロータ軸10aには、ロータマグネット10bがこ
れと一体回転可能に固着してある。ロータマグネット1
0bの側方には、ステータおよびこのステータに巻回さ
れたコイル(いずれも図示略)が設けてある。ロータ1
0と一体のロータカナ10cは上述した駆動歯車4と噛
合している。
【0019】次に、上記の時針パイプ9を所定角度だけ
回転させる回転機構について説明する。図4に示すよう
に、下ケース2の前面中央部に平面形状が実質的に長方
形に形成された切り替えレバー11が昇降可能に装着し
てある。
回転させる回転機構について説明する。図4に示すよう
に、下ケース2の前面中央部に平面形状が実質的に長方
形に形成された切り替えレバー11が昇降可能に装着し
てある。
【0020】切り替えレバー11は、図1に示すよう
に、前面側は、時針パイプ9の基部9aの両側を覆った
状態に部材が張り出しており、その中央部が図4に示す
窓部11aになっている。窓部11aの上下両端には、
ガイド溝11b,11cが設けてあり、このガイド溝に
嵌合するように下ケース2の前面に突設されたガイドピ
ン(図示せず)によって、切り替えレバー11が昇降動
作できるようにしてある。ガイド溝11cの下端部に
は、このガイドピンに係合する係合ピン11dが設けて
あり、ガイドピンと係合ピン11dとの係合によって、
切り替えレバー11の上方への移動が規制されている。
に、前面側は、時針パイプ9の基部9aの両側を覆った
状態に部材が張り出しており、その中央部が図4に示す
窓部11aになっている。窓部11aの上下両端には、
ガイド溝11b,11cが設けてあり、このガイド溝に
嵌合するように下ケース2の前面に突設されたガイドピ
ン(図示せず)によって、切り替えレバー11が昇降動
作できるようにしてある。ガイド溝11cの下端部に
は、このガイドピンに係合する係合ピン11dが設けて
あり、ガイドピンと係合ピン11dとの係合によって、
切り替えレバー11の上方への移動が規制されている。
【0021】切り替えレバー11の下ケース2との当接
面に沿った外側には、所定長さのひだ部11e…が外方
に突設してある。これらの各ひだ部11eには、下ケー
ス2の前面に形成された保持爪2b…(図1図示)が係
合することによって摺動可能かつ切り替えレバー11を
脱落不能に保持している。切り替えレバー11の窓部1
1aに平行に細長状の溝部11fが形成してあり、この
溝部の一方(図4では右側)の側板部11gの内側に
は、切り替えレバー11が昇降動作する際に、図8に示
すように時針パイプ9の外歯歯車9cと噛合し、これを
所定角度だけ回転可能にする係止爪11hが設けてあ
る。
面に沿った外側には、所定長さのひだ部11e…が外方
に突設してある。これらの各ひだ部11eには、下ケー
ス2の前面に形成された保持爪2b…(図1図示)が係
合することによって摺動可能かつ切り替えレバー11を
脱落不能に保持している。切り替えレバー11の窓部1
1aに平行に細長状の溝部11fが形成してあり、この
溝部の一方(図4では右側)の側板部11gの内側に
は、切り替えレバー11が昇降動作する際に、図8に示
すように時針パイプ9の外歯歯車9cと噛合し、これを
所定角度だけ回転可能にする係止爪11hが設けてあ
る。
【0022】図4に示すように、切り替えレバー11の
左側部には、夏時間表示と標準時間表示とを交互に切り
替えた状態で停止可能にする切り替え機構を備えてい
る。即ち、切り替えレバー11の左側部に揺動自在に一
体的に薄板状の連結部11iが形成され、この連結部1
1iの先端部にカム溝摺動ピン11mが設けられ、切り
替えレバー11を上方へ付勢するコイルばね12(図5
図示)が掛け止めてある。連結部11iの中間位置に
は、ばね引掛け部11jが設けてあり、上端部に形成さ
れた円板状の係合部11kの背面にカム溝摺動ピン11
mを突出させてある。
左側部には、夏時間表示と標準時間表示とを交互に切り
替えた状態で停止可能にする切り替え機構を備えてい
る。即ち、切り替えレバー11の左側部に揺動自在に一
体的に薄板状の連結部11iが形成され、この連結部1
1iの先端部にカム溝摺動ピン11mが設けられ、切り
替えレバー11を上方へ付勢するコイルばね12(図5
図示)が掛け止めてある。連結部11iの中間位置に
は、ばね引掛け部11jが設けてあり、上端部に形成さ
れた円板状の係合部11kの背面にカム溝摺動ピン11
mを突出させてある。
【0023】下ケース2の外面には、図示しないが公知
のハート形のカム溝が穿設してある。カム溝は上端部が
突出部で下端部が凹部となるように設けられ、このカム
溝内をカム溝摺動ピン11mが嵌合して摺動自在であ
る。カム溝の上端部と下端部にはカム溝摺動ピン11m
を収容する凹部(図示せず)が設けられており、カム溝
摺動ピン11mはこの凹部に収容されることによりその
位置で一旦停止するものである。
のハート形のカム溝が穿設してある。カム溝は上端部が
突出部で下端部が凹部となるように設けられ、このカム
溝内をカム溝摺動ピン11mが嵌合して摺動自在であ
る。カム溝の上端部と下端部にはカム溝摺動ピン11m
を収容する凹部(図示せず)が設けられており、カム溝
摺動ピン11mはこの凹部に収容されることによりその
位置で一旦停止するものである。
【0024】コイルばね12は、図5に示すように、下
ケース2のカム溝の上方に設けられた突起状のばね掛け
部2gとばね引掛け部11jとに下ケース2と切り替え
レバー11との間に引っ張りの付勢力を働かせた状態に
取り付けてある。この結果、切り替えレバー11はコイ
ルばね12の付勢力によって上向きに付勢され、カム溝
摺動ピン11mは、カム溝の上端部または下端部に形成
された凹部に収容されて2個所で位置保持が可能になっ
ている。
ケース2のカム溝の上方に設けられた突起状のばね掛け
部2gとばね引掛け部11jとに下ケース2と切り替え
レバー11との間に引っ張りの付勢力を働かせた状態に
取り付けてある。この結果、切り替えレバー11はコイ
ルばね12の付勢力によって上向きに付勢され、カム溝
摺動ピン11mは、カム溝の上端部または下端部に形成
された凹部に収容されて2個所で位置保持が可能になっ
ている。
【0025】図5,6に示すように、切り替えレバー1
1の上端は、外枠の上辺に突出する長さを有しており、
その突出部分は、サマータイム表示部11nとなってい
る。サマータイム表示部11nは、外枠の上辺近傍で前
方(図5右方)へ屈成して、時計本体の文字板受14に
当接可能に形成してある。サマータイム表示部11nの
上半分には、夏時間表示を示す色分けまたは記号等を設
け、下半分には、標準時間表示を示す色分けや記号等を
設けてある。サマータイム表示部11nが当接している
文字板受14の対応する位置には、貫通孔14aが設け
てあり、その前面には、図7に示す文字板19が当接
し、貫通孔14aと対向する文字板19の部分には、こ
の文字板の前方からサマータイム表示を視認可能にする
透孔19aが設けてある。
1の上端は、外枠の上辺に突出する長さを有しており、
その突出部分は、サマータイム表示部11nとなってい
る。サマータイム表示部11nは、外枠の上辺近傍で前
方(図5右方)へ屈成して、時計本体の文字板受14に
当接可能に形成してある。サマータイム表示部11nの
上半分には、夏時間表示を示す色分けまたは記号等を設
け、下半分には、標準時間表示を示す色分けや記号等を
設けてある。サマータイム表示部11nが当接している
文字板受14の対応する位置には、貫通孔14aが設け
てあり、その前面には、図7に示す文字板19が当接
し、貫通孔14aと対向する文字板19の部分には、こ
の文字板の前方からサマータイム表示を視認可能にする
透孔19aが設けてある。
【0026】再び図1に戻って日の裏車および針回しに
ついて説明する。日の裏車16は、中板3に突設された
軸部に回転自在に軸支されており、歯車16aは分針カ
ナ7dと噛合していると同時に針回し17のカナ17a
とが噛合している。また、日の裏車のカナ部16bは、
時針歯車8と噛合している。針回し17は、円板状の針
回しつまみ17bが上ケース1の外面に位置し、カナ1
7aを含む円筒部が上ケース1の孔部に挿通し、その先
端が下ケース2の突起軸によって支持されている。
ついて説明する。日の裏車16は、中板3に突設された
軸部に回転自在に軸支されており、歯車16aは分針カ
ナ7dと噛合していると同時に針回し17のカナ17a
とが噛合している。また、日の裏車のカナ部16bは、
時針歯車8と噛合している。針回し17は、円板状の針
回しつまみ17bが上ケース1の外面に位置し、カナ1
7aを含む円筒部が上ケース1の孔部に挿通し、その先
端が下ケース2の突起軸によって支持されている。
【0027】図4に示すように、切り替えレバー11の
下端部には、U字状の紐掛部11pが設けてあり、これ
には操作用の紐20(図7図示)が吊り下げてある。図
6は、本実施例の時計機械体の背面の状態を示すもの
で、切り替えレバー11のサマータイム表示部11nが
外枠の上辺から突出しており、下辺中央部近傍に上述し
た針回し17が位置している。右側中央部には、時計機
械体を任意に始動および停止させるための任意停止レバ
ー21が設けてある。
下端部には、U字状の紐掛部11pが設けてあり、これ
には操作用の紐20(図7図示)が吊り下げてある。図
6は、本実施例の時計機械体の背面の状態を示すもの
で、切り替えレバー11のサマータイム表示部11nが
外枠の上辺から突出しており、下辺中央部近傍に上述し
た針回し17が位置している。右側中央部には、時計機
械体を任意に始動および停止させるための任意停止レバ
ー21が設けてある。
【0028】図7は、本発明を適用したサマータイム対
応の時計の例を示している。文字板19上には、通常の
時計と同様に時刻表示文字が印刷してあり、中心部上方
には、既述したサマータイム表示用の透孔19aが設け
てある。上記したように、透孔19aは、文字板受14
に形成された貫通孔14aと連通しており、文字板19
の前方からサマータイム表示部11nの表示を視認可能
である。
応の時計の例を示している。文字板19上には、通常の
時計と同様に時刻表示文字が印刷してあり、中心部上方
には、既述したサマータイム表示用の透孔19aが設け
てある。上記したように、透孔19aは、文字板受14
に形成された貫通孔14aと連通しており、文字板19
の前方からサマータイム表示部11nの表示を視認可能
である。
【0029】外枠の下辺には、サマータイム切り替え用
の紐20が吊り下がっており、その先端に引っ張り用つ
まみ22が取り付けてある。文字板19の前面中央部に
突出した指針軸Sには、時針23および分針24が取り
付けてあり、外枠の前面にはカバー25が設けてある。
の紐20が吊り下がっており、その先端に引っ張り用つ
まみ22が取り付けてある。文字板19の前面中央部に
突出した指針軸Sには、時針23および分針24が取り
付けてあり、外枠の前面にはカバー25が設けてある。
【0030】次に動作および操作法について説明する。
図5,6に示すように、切り替えレバー11が上昇位置
にあって標準時間表示になっている時に、これを夏時間
表示に切り替える際には、図7の紐20を下に引く。こ
のとき切り替えレバー11のカム溝摺動ピン11mは、
カム溝に沿って下方に移動し、その下端部に来たときに
紐を放すと、コイルばね12による上向きの付勢力によ
ってカム溝摺動ピン11mは、下端部の凹部に弾接して
停止した状態となる。
図5,6に示すように、切り替えレバー11が上昇位置
にあって標準時間表示になっている時に、これを夏時間
表示に切り替える際には、図7の紐20を下に引く。こ
のとき切り替えレバー11のカム溝摺動ピン11mは、
カム溝に沿って下方に移動し、その下端部に来たときに
紐を放すと、コイルばね12による上向きの付勢力によ
ってカム溝摺動ピン11mは、下端部の凹部に弾接して
停止した状態となる。
【0031】図8は、時針歯車8と時針パイプ9および
切り替えレバー11の係止爪11hとの関係を示す説明
図である。同図(a)は、標準時間表示となっていると
きの状態を示すもので、係止爪11hは、外歯歯車9c
の上方でこれと接触しない状態で静止している。この
時、クリック爪8fは、クリック部9bの凹部に係合し
て時針パイプ9を所定位置に位置させている。同図
(b)は、切り替えレバー11を引き下げ中の状態を示
しており、係止爪11hが外歯歯車9cの歯形に係合し
て、ほぼ中間位置に達している。このとき、クリック爪
8fは、ばね部8eの付勢力に抗してクリック部9bの
凹凸部の頂点に位置している。同図(c)は、切り替え
レバー11を下端部まで引き下げたときの状態を示して
おり、係止爪11hが下動することにより時針パイプ9
が所定角度だけ時計方向に回転している。このとき、ク
リック爪8fは、クリック部9bの凹部に係合して、時
針パイプ9の回転角を一定にしている。このようにして
切り替えレバー11の係止爪11hは、クリック機構に
よって時針パイプ9のクリック部9bの凹部に係合する
ように修正されるため、時針パイプ9の回転角は、正確
な30°となる。
切り替えレバー11の係止爪11hとの関係を示す説明
図である。同図(a)は、標準時間表示となっていると
きの状態を示すもので、係止爪11hは、外歯歯車9c
の上方でこれと接触しない状態で静止している。この
時、クリック爪8fは、クリック部9bの凹部に係合し
て時針パイプ9を所定位置に位置させている。同図
(b)は、切り替えレバー11を引き下げ中の状態を示
しており、係止爪11hが外歯歯車9cの歯形に係合し
て、ほぼ中間位置に達している。このとき、クリック爪
8fは、ばね部8eの付勢力に抗してクリック部9bの
凹凸部の頂点に位置している。同図(c)は、切り替え
レバー11を下端部まで引き下げたときの状態を示して
おり、係止爪11hが下動することにより時針パイプ9
が所定角度だけ時計方向に回転している。このとき、ク
リック爪8fは、クリック部9bの凹部に係合して、時
針パイプ9の回転角を一定にしている。このようにして
切り替えレバー11の係止爪11hは、クリック機構に
よって時針パイプ9のクリック部9bの凹部に係合する
ように修正されるため、時針パイプ9の回転角は、正確
な30°となる。
【0032】このとき、切り替えレバー11は、図5で
2点鎖線で示すように、引き下げられた位置に静止して
おり、サマータイム表示部11nの夏時間表示が貫通孔
14aおよびと透孔19aから文字板19の前方から視
認可能に表示される。
2点鎖線で示すように、引き下げられた位置に静止して
おり、サマータイム表示部11nの夏時間表示が貫通孔
14aおよびと透孔19aから文字板19の前方から視
認可能に表示される。
【0033】今度は反対に夏時間表示から標準時間表示
に切り替える場合について説明する。紐20を下に引い
て放すと、カム溝摺動ピン11mがカム溝の下端部の凹
部から脱出して、これに続くカム溝に沿って上昇する。
この上昇運動は、コイルばね12の上向きの付勢力によ
るものであり、この結果、係止爪11hが、外歯歯車9
cの歯形に係合して、時針パイプ9を,図8の(c)〜
(a)の順に、すなわち反時計方向に回転させる。この
ときもクリック部9bとクリック爪8fとの作用によっ
て時針パイプ9の回転角は丁度30°となる。また、サ
マータイム表示部11nも標準時間の位置に移動して、
透孔19aからその旨の表示を行う。この状態では、切
り替えレバー11はカム溝摺動ピン11mがカム溝の上
端部の凹部に収容された状態で停止している。
に切り替える場合について説明する。紐20を下に引い
て放すと、カム溝摺動ピン11mがカム溝の下端部の凹
部から脱出して、これに続くカム溝に沿って上昇する。
この上昇運動は、コイルばね12の上向きの付勢力によ
るものであり、この結果、係止爪11hが、外歯歯車9
cの歯形に係合して、時針パイプ9を,図8の(c)〜
(a)の順に、すなわち反時計方向に回転させる。この
ときもクリック部9bとクリック爪8fとの作用によっ
て時針パイプ9の回転角は丁度30°となる。また、サ
マータイム表示部11nも標準時間の位置に移動して、
透孔19aからその旨の表示を行う。この状態では、切
り替えレバー11はカム溝摺動ピン11mがカム溝の上
端部の凹部に収容された状態で停止している。
【0034】図7の状態では、標準時間表示で9時10
分を指しているが、つまみ22を引くと、2点鎖線で示
すように時針23が10時10分に相当する位置に移動
する。これと同時に、切り替えレバー11が引き下げら
れたことによって、透孔19aのサマータイム表示も、
標準時間表示から夏時間表示に変化する。
分を指しているが、つまみ22を引くと、2点鎖線で示
すように時針23が10時10分に相当する位置に移動
する。これと同時に、切り替えレバー11が引き下げら
れたことによって、透孔19aのサマータイム表示も、
標準時間表示から夏時間表示に変化する。
【0035】時刻修正のために針回し17を回すと、そ
の回転力は、カナ17aから日の裏車16を介して分針
カナ7dおよび時針歯車8に伝達される。このとき、分
針歯車7aはスリップ機構を介して分針パイプ7に取り
付けてあるので、この分針パイプが回転しても分針歯車
7aは歯数比が大きい中間車6と噛合しているため、大
きな抵抗力によってスリップし、秒針軸5は回転しない
ので分針および時針だけの調時が可能である。(図1参
照)。
の回転力は、カナ17aから日の裏車16を介して分針
カナ7dおよび時針歯車8に伝達される。このとき、分
針歯車7aはスリップ機構を介して分針パイプ7に取り
付けてあるので、この分針パイプが回転しても分針歯車
7aは歯数比が大きい中間車6と噛合しているため、大
きな抵抗力によってスリップし、秒針軸5は回転しない
ので分針および時針だけの調時が可能である。(図1参
照)。
【0036】本実施例では、本発明を掛時計に適用する
ことを前提として構成してあるため、切り替えレバーを
引き下げるようにしてあるが、本発明はこれに限定され
る趣旨ではなく、掛時計に限らず置時計や目覚時計等に
も適用可能である。この場合には、切り替えレバーを水
平に設けて、横方向に引いて操作するようにしてもよ
い。また、切り替えレバーを垂直に設けて、時計枠体の
上方から引き上げて操作するようにすることも可能であ
る。
ことを前提として構成してあるため、切り替えレバーを
引き下げるようにしてあるが、本発明はこれに限定され
る趣旨ではなく、掛時計に限らず置時計や目覚時計等に
も適用可能である。この場合には、切り替えレバーを水
平に設けて、横方向に引いて操作するようにしてもよ
い。また、切り替えレバーを垂直に設けて、時計枠体の
上方から引き上げて操作するようにすることも可能であ
る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、時針歯車と時針パイプとをク
リック部とクリック爪とを介して連結し、時針パイプを
下ケースに昇降可能に装着した切り替えレバーに設けら
れた係止爪によって回転可能にしてあるので、切り替え
レバーを昇降させる操作だけで夏時間表示と標準時間表
示との切り替え操作を容易に行うことができる。また通
常の時計機械体に、時針歯車と時針パイプの変更および
切り替えレバーを付加するだけで、サマータイム対応が
可能になるので、低コストで製造可能になる。
リック部とクリック爪とを介して連結し、時針パイプを
下ケースに昇降可能に装着した切り替えレバーに設けら
れた係止爪によって回転可能にしてあるので、切り替え
レバーを昇降させる操作だけで夏時間表示と標準時間表
示との切り替え操作を容易に行うことができる。また通
常の時計機械体に、時針歯車と時針パイプの変更および
切り替えレバーを付加するだけで、サマータイム対応が
可能になるので、低コストで製造可能になる。
【0038】なお、切り替えレバーに設けたサマータイ
ム表示部を文字板に設けた透孔から視認可能にしてある
ので、現在の時刻表示が夏時間なのか標準時間なのかが
直ちに判断できるので便利になる。
ム表示部を文字板に設けた透孔から視認可能にしてある
ので、現在の時刻表示が夏時間なのか標準時間なのかが
直ちに判断できるので便利になる。
【図1】一実施例の時計機械体の要部の断面図である。
【図2】(a)は時針歯車の平面図、(b)はそのA−
A線断面図である。
A線断面図である。
【図3】(a)は時針パイプの平面図、(b)はそのB
−B線断面図である。
−B線断面図である。
【図4】切り替えレバーの拡大正面図である。
【図5】一実施例の時計機械体の側面図である。
【図6】一実施例の時計機械体の背面図である。
【図7】本発明を適用したサマータイム対応の時計を例
示する正面図である。
示する正面図である。
【図8】時針歯車と時針パイプおよび係止爪の動作を説
明する説明図である。
明する説明図である。
2 下ケース 7b 分針パイプ 8 時針歯車 8a 歯車部 8b 筒部 8e ばね部 8f クリック爪 9 時針パイプ 9a 時針パイプの基部 9b クリック部 9c 外歯歯車 11 切り替えレバー 11g 側板部 11h 係止爪 11i 連結部 11m カム溝摺動ピン 11n サマータイム表示部 12 コイルばね 19 文字板 19a 透孔
Claims (2)
- 【請求項1】 時針歯車の歯車部の一方の面に突設され
た筒部の先端が下ケースの前方に突出する状態で分針パ
イプに嵌合し、 上記時針歯車と一体回転する時針パイプは、上記下ケー
スの前方で上記分針パイプに嵌合しているとともに、内
周部には複数の凹凸部からなるクリック部が設けてあ
り、外周部には外歯歯車の歯形が刻設してあり、該時針
パイプの基部の端面は上記下ケースの前面に当接した状
態に取り付けてあり、 上記クリック部には、上記筒部を切欠して形成してある
ばね部の先端に形成されたクリック爪が係合することに
より上記時針歯車から上記時針パイプへ回転伝達可能に
してあり、 上記下ケースの前面中央部には、夏時間表示と標準時間
表示とを切り替える切り替えレバーが、上記時針パイプ
の基部の両側を覆った状態で昇降可能に装着してあり、
該切り替えレバーの側板部の内側には、該切り替えレバ
ーの昇降動作により上記外歯歯車と噛合して上記時針パ
イプを所定の回転角だけ回転させる係止爪が設けてあ
り、 上記切り替えレバーには、夏時間表示と標準時間表示と
を交互に切り替えた状態で停止可能にする切り替え機構
を備えていることを特徴とするサマータイム対応の時計
機械体。 - 【請求項2】 請求項1において、上記切り替えレバー
には、時計の文字板に設けた透孔を介して視認可能にし
たサマータイム表示部が設けてあることを特徴とするサ
マータイム対応の時計機械体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04195695A JP3191035B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | サマータイム対応の時計機械体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04195695A JP3191035B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | サマータイム対応の時計機械体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08240668A JPH08240668A (ja) | 1996-09-17 |
JP3191035B2 true JP3191035B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=12622652
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04195695A Expired - Fee Related JP3191035B2 (ja) | 1995-03-01 | 1995-03-01 | サマータイム対応の時計機械体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3191035B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2533110B1 (fr) * | 2007-07-02 | 2018-10-24 | Rolex S.A. | Pièce d'horlogerie munie d'un dispositif de commande de fonctions et/ou d'indications horaires |
JP5421944B2 (ja) * | 2011-03-08 | 2014-02-19 | セイコークロック株式会社 | 電子時計 |
JP6020678B2 (ja) * | 2015-02-26 | 2016-11-02 | カシオ計算機株式会社 | 内転機構および時計 |
-
1995
- 1995-03-01 JP JP04195695A patent/JP3191035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08240668A (ja) | 1996-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |