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JPH0643754Y2 - からくり時計 - Google Patents

からくり時計

Info

Publication number
JPH0643754Y2
JPH0643754Y2 JP14288889U JP14288889U JPH0643754Y2 JP H0643754 Y2 JPH0643754 Y2 JP H0643754Y2 JP 14288889 U JP14288889 U JP 14288889U JP 14288889 U JP14288889 U JP 14288889U JP H0643754 Y2 JPH0643754 Y2 JP H0643754Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
gear
drive motor
stopper
decoration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14288889U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0381589U (ja
Inventor
庸弘 田中
晋也 田村
邦男 橋本
Original Assignee
株式会社精工舎
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社精工舎 filed Critical 株式会社精工舎
Priority to JP14288889U priority Critical patent/JPH0643754Y2/ja
Publication of JPH0381589U publication Critical patent/JPH0381589U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0643754Y2 publication Critical patent/JPH0643754Y2/ja
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  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、例えば正時になると人形などの飾りが正面に
現れるからくり時計に関するものである。
[従来の技術] 従来からからくり時計の代表的なものとしては、正時に
なると、正面の扉が開いて中に入っている鳩が現れ、鳴
き声を出すようにした鳩時計や、オルゴールの奏でるメ
ロディーに合わせて人形が正面に現れるようにしたもの
などが知られている。これら一連のからくり時計におけ
る飾りの駆動装置としては、回転歯車と固定歯車とが用
いられ、大形のものではエアシリンダやその他リミット
スイッチなどを用いるものが知られている。また回転す
る部分の回転角の規制などには、カム装置や各種の制御
装置を採用しており、所定角度動作したときにマイクロ
スイッチをオフにするものがある。
[解決しようとする課題] これら従来例では、実際に動く部分に対する駆動装置の
大きさの割合が多くなり、可動部分の外部に設けてある
駆動装置を隠す構成が必要であるため大型化せざるを得
ないものであった。
また回転角の規制にマイクロスイッチを用いると、カム
でオン・オフする位置のばらつきが大きく、正逆回転す
るために2個のマイクロスイッチを必要とし、部品点数
が増加して構造を複雑にし、あるいはその分だけ枠体が
大きくなり、からくり時計のコストが上昇する。
本考案の目的は、部品点数を減らした簡潔な構成として
コストの低減を図り、停止位置にばらつきの生じないか
らくり時計を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案のからくり時計
は、飾りが設けてある回転体と、この回転体の回転中心
軸と同心的に設置されている固定歯車と、回転体に搭載
してある駆動モータと、この駆動モータの駆動歯車と噛
合する歯車と、固定歯車に噛合し歯車に一体的に形成し
てあるピニオンとを具備する飾りの回転駆動装置を備え
ている。固定歯車には、回転体に設けてある係合突起と
係合して回転体の回転角を規制するストッパが一体に設
けてあり、駆動モータには、係合突起がストッパに当接
するまで電流が供給されるようにしてある。
[作用] 駆動モータが回転し、固定歯車に沿ってピニオンが移動
すると、回転体が回転中心軸を中心にして回転する。回
転体が回転してその係合突起がストッパに当接すると、
回転体はストッパに規制された位置で停止し、駆動モー
タへの電流の供給が停止さる。
[実施例] 以下本考案の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第6図に示すように、本考案のからくり時計の正面は、
1時から12時を表示するための数字が後述する12個の回
転ブロック1…のそれぞれに形成してある。これら各回
転ブロック1は外装枠2に、後述の時表示面71上の数字
と時計の時表示とが一致する位置に配設してある。中心
部の文字盤3の前方には、時針4および分針5が設けて
あり、文字盤3の背面に設けてある図示しない時計機械
体によって回転駆動される。この時表示面71に隣接する
面は、後述のように人形などからなる飾りを取り付けた
飾り面72になっており、第7図示のように正時になる
と、回転ブロック1が回転し、これらの飾り面72が正面
になるようにしてある。
第1〜4図示のように、回転ブロック1は、取付体6に
回転体7を回転自在に軸支したもので、取付体6は取付
け片6aによって外装枠2(第7図参照)に固定される。
回転体7は平面形状がほぼ三角形をなしており、その1
つの面は平面をなし、時を示す数字が形成されている時
表示面71である。その隣の面は円弧面をなした飾り面72
である。この飾り面72にはピエロなどの人形からなる飾
り8が設けてある。残りの面は開口している、回転体7
は中心部を上下に貫通する回転中心軸9によって、取付
体6に回転自在に軸支されている。
第1〜5図示のように、回転ブロック1の内部には、回
転体7の駆動源である駆動モータ10が支持板11を介して
回転体7内に取り付けてある。駆動モータ10は、時計機
械体(図示せず。)からの正時信号により駆動電流が供
給され、回転体7を所定の回転角度だけ回転させるのに
必要な時間だけ駆動電流の供給が継続され、その後で電
流の供給が停止されるものである。
第5図に明示されるように、駆動モータ10の軸10aには
駆動歯車12が設けてあり、この駆動歯車12の下端部は回
転体7の底面に開設した開口7cに遊合している。
支持板11にはこれと一体に軸11aが垂設してあり、この
軸は回転体7の底面に開設した開口7dを貫通して下方に
突出している。軸11aには歯車13が回転自在に嵌合して
いる。歯車13は駆動歯車12に噛合しており、この歯車13
と一体的にピニオン13aが設けてあり、ピニオン13aは回
転体7の下方に突出状態となっている。
回転中心軸9と同心的に、固定歯車14がその底面で取付
体6に固定的に設けてある。固定歯車14は、回転中心軸
9が貫通する中心孔14aを設けてあり、この中心孔14aを
中心として中心角が約180°の円弧面に歯部14bが形成し
てある。この歯部14bとは反対方向に向って、後述のス
トッパ15の取付け部14cが一体的に設けてあり、その他
の不必要な部分は切欠してある。歯部14bにはピニオン1
3aが噛合している。
固定歯車14の取付け部14cには、リング状の弾性体から
なるストッパ15が取付具15aを介して固定してある。ま
た回転体7の下面には、回転中心軸9を中心として開き
角120°の位置に、ストッパ15と係合して回転体7の回
転を阻止する係合突起7a,7bが形成してある。係合突起7
a,7bのそれぞれがストッパ15に係合したときには、時表
示面71または飾り面72が正面を向くように、2つの係合
突起の位置が設定してある。
さらに回転体7内には、飾り8を揺動させる回転円板16
が設けてある。回転円板16に一体的に形成してある支持
軸16aは、回転体7を貫通して下方に突出し、その下端
部にピニオン16bが設けてある。ピニオン16bは固定歯車
14の歯部14bに噛合している。回転円板16の上面にはな
だらかに山形状に突出する突起からなるカム16cを形成
してある。カム16cの回転軌跡上に、飾り8の下端部を
延長してなる従動部8aが位置しており、回転円板16の回
転により飾りの従動部8aとカム16cとが接触可能であ
る。
また回転円板16の中心部近くには係止爪16dが設けてあ
る。この係止爪16dには、外端部が支持板11の下面に形
成してある把持部11bに支持されたゼンマイ17の内端部
が係止可能である。このために回転円板16が右回りのと
きにはゼンマイは巻締められ、左廻りのときにはゼンマ
イが解かれる。
次に本考案の動作について説明する。
第6図示のように、指針4,5が正時以外の時刻を表示し
ているときには、すべての回転ブロック1は、時表示面
71が正面に位置している。このときの回転体7の状態は
第1図示のように時表示面71が設けてある直線部分が正
面(図面下方)にあり、一方の係合突起7aがストッパ15
に係合している。このときは飾り8は取付体6の内部に
隠れており、ゼンマイ17は緩んだ状態になっている。
時間が経過して、時刻が例えば第7図示のように3時な
どの正時を示すと、図示しない時計機械体からの正時信
号を受けて、駆動モータ10が回転し、この回転は駆動歯
車12を介して歯車13及びピニオン13aを回転させる。ピ
ニオン13aは、回転中心軸9を中心にして遊星歯車とし
て運動しながら自転し、固定歯車の歯部14bに沿って移
動する。これに伴ってこの歯車13を搭載している遊星歯
車のアームを構成する回転体7は、この移動に対応した
回転角だけ角変位し、係合突起7aはストッパ15から離れ
てゆく。
駆動モータ10への電流の供給が継続して、回転体7が第
2図示のように時計方向に回転してゆくと、飾り面72が
次第に正面に現れてくる。このとき回転円板16はピニオ
ン16bが固定歯車14と噛合して矢印で示すように時計方
向に回転するため、ゼンマイ17の内端部が係止爪16dに
係止して巻き締められてゆく。同時に回転円板16上のカ
ム16cが回転円板の1回転毎に従動部8aに接触し、この
従動部を介して飾り8を持ち上げるので、飾り8は第5
図示のようにその支持部である他端部8bを支点として揺
動運動をし、あたかも体をゆすっているかの如き動きを
する。
第3図示のように、さらに回転体7が回転し、『3』の
字が形成してある時表示面71以外はすべて人形などの飾
りが設けてある飾り面72が正面に位置すると、他方の係
合突起7bがストッパ15に当接し、回転体7の回転を阻止
する。同時に所定の時間の経過により駆動モータ10への
電流の供給が停止されるので、第4図示のように飾り8
が正面を向いた状態の静止状態が保たれる。さらに回転
円板16のピニオン16bが固定歯車14から外れると、ゼン
マイ17の復帰力によって回転円板16は矢印で示すように
逆転し、その1回転毎にカム16cが従動部8aを持ち上
げ、人形の動きを活発にする。
第4図示の飾り面72が正面に現れている位置から、第1,
6図示の時表示面71が正面へ現れる位置へ戻る場合に
は、駆動モータ10に逆回転方向の駆動電流が供給され
る。これにより駆動歯車12が上記の場合とは逆回転し、
ピニオン13aは固定歯車14の歯部14b上を右から左へ、第
3図示の位置から第1図示の位置まで戻る。この戻りの
移動時に、ピニオン16bも歯部14b上を自転しつつ移動す
るが、ゼンマイ17の内端部は係止爪16dとの係止から外
れるので、回転円板16のみが空回りして第1図示の位置
まで戻り、係合突起7aがストッパ15に当接したとき回転
体7の回転が阻止され、殆ど同時に駆動電流の供給が止
められて駆動モータ10が停止する。
なお本考案は駆動モータへの電流の供給を係合突起がス
トッパに当接するまでとなっているが、当接した直後ま
で供給するようにして係合突起とストッパとを確実に係
合させ、回転角の規制の正確を期すように構成してもよ
い。
また、実施例では正時になるとその時刻の該当する数字
の時表示面以外の回転ブロックの全てが回転して飾りが
表面に現れるようにしてあるが、これに限られるもので
はなく、適宜選択した回転ブロックが回転するようにし
たものでもよい。また飾りも実施例のような人形に限定
されるものではなく、動物その他のものであってもよ
い。
[効果] 以上説明したように、本考案は回転体の回転角の規制を
係合突起がストッパに当接することにより行うので、カ
ムやマイクロスイッチなどの部品が不要となり、構成が
簡単になり、停止位置をばらつきなく正確にすることが
可能である。また駆動モータには、所要の回転角だけ回
転体を回転させるのに要する間だけ駆動電流を供給すれ
ばよく、回転体の位置の検出などの複雑な構成を必要と
しない。従って簡潔な構成により飾りなどを回転可能と
し、からくり時計のコストダウンに貢献する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1〜3図は回
転体がある特定の位置にある状態を示す回転ブロックの
平面図、第4図は飾り面が正面に位置する状態を示す回
転ブロックの正面図、第5図は回転ブロックの内部を示
す展開断面図、第6図は指針が正時以外の時刻を示して
いる状態を示す正面図、第7図は指針が正時を示してい
る状態を示す正面図である。 7…回転体、 7a,7b…係合突起、 8…飾り、 9…回転中心軸、 10…駆動モータ、 12…駆動歯車、 13…歯車、13a…ピニオン、 14…固定歯車、 15…ストッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】飾りが設けてある回転体と、上記回転体の
    回転中心軸と同心的に設置されている固定歯車と、上記
    回転体に搭載してある駆動モータと、上記駆動モータの
    駆動歯車と噛合する歯車と、上記固定歯車に噛合し上記
    歯車に一体的に形成してあるピニオンとを具備する飾り
    の回転駆動装置を備え、 上記固定歯車には上記回転体に設けてある係合突起と係
    合して上記回転体の回転角を規制するストッパが一体に
    設けてあり、 上記駆動モータには上記係合突起が上記ストッパに当接
    するまで電流が供給される ことを特徴とするからくり時計。
JP14288889U 1989-12-11 1989-12-11 からくり時計 Expired - Fee Related JPH0643754Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005337711A (ja) * 2004-05-24 2005-12-08 Seiko Clock Inc 装飾体駆動装置

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JP4726611B2 (ja) * 2005-11-25 2011-07-20 株式会社ナベル 保護カバー装置

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JPH0381589U (ja) 1991-08-20

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