JPH0717038Y2 - 薄型時計の針回し構造 - Google Patents
薄型時計の針回し構造Info
- Publication number
- JPH0717038Y2 JPH0717038Y2 JP1989114470U JP11447089U JPH0717038Y2 JP H0717038 Y2 JPH0717038 Y2 JP H0717038Y2 JP 1989114470 U JP1989114470 U JP 1989114470U JP 11447089 U JP11447089 U JP 11447089U JP H0717038 Y2 JPH0717038 Y2 JP H0717038Y2
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- turning
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- wheel
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 240000000220 Panda oleosa Species 0.000 description 1
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、薄型時計の針回し構造に関する。
[従来の技術とその問題点] 従来から薄型時計の針回し装置は、機械体背面に挿着さ
れた針回しつまみを、指で押圧しながら回転させるもの
が知られている(例えば、実開昭57-4774号公報)。針
回しつまみは、機械体の上ケースに穿設してある透孔を
貫通して機械体内部に配設されている輪列の1つと噛合
しているカナ部を一体に有する針回し軸に連結されてい
る。しかしこの構造によると、時計機械体の薄形化を図
ることが難しい問題があった。そこで時計機械体の薄型
化を図る技術として、分針歯車をスリップ可能に嵌合し
た分針パイプをムーブメントケースの反指針側地板から
突出させ、この突出部をツマミ部とし、前記分針パイプ
の分針歯車と反指針側地板との間に前記突出部の外径よ
り大径であり反指針側地板に接触するツバ部を設け、前
記突出部部分の反指針側地板を凹部面に形成した時計の
時刻修正機構が実開昭58-160371号公報により開示され
た。しかしこの第2の従来技術においてもツマミ部がム
ーブメントケースの反指針側地板から突出させてあるた
め、薄形化を図る技術として満足なものではなかった。
れた針回しつまみを、指で押圧しながら回転させるもの
が知られている(例えば、実開昭57-4774号公報)。針
回しつまみは、機械体の上ケースに穿設してある透孔を
貫通して機械体内部に配設されている輪列の1つと噛合
しているカナ部を一体に有する針回し軸に連結されてい
る。しかしこの構造によると、時計機械体の薄形化を図
ることが難しい問題があった。そこで時計機械体の薄型
化を図る技術として、分針歯車をスリップ可能に嵌合し
た分針パイプをムーブメントケースの反指針側地板から
突出させ、この突出部をツマミ部とし、前記分針パイプ
の分針歯車と反指針側地板との間に前記突出部の外径よ
り大径であり反指針側地板に接触するツバ部を設け、前
記突出部部分の反指針側地板を凹部面に形成した時計の
時刻修正機構が実開昭58-160371号公報により開示され
た。しかしこの第2の従来技術においてもツマミ部がム
ーブメントケースの反指針側地板から突出させてあるた
め、薄形化を図る技術として満足なものではなかった。
そこで本考案の目的は、時計機械体の薄形化を図るのに
より好適な針回し構造を提供することにある。
より好適な針回し構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の薄型時計の針回し
構造の特徴は、上ケースと下ケースとの間に設けられた
日の裏車と噛合しておりかつ分針車とは別に形成された
針回し歯車を回転させて時刻修正を行なう針回し構造で
あって、針回し歯車は扁平状に形成してあり、かつこの
針回し歯車の上面中央部には、上ケースに形成された透
孔に嵌合して外部に露見する針回し用の溝を有する突部
が形成してあり、突部の上面が、上ケースの上面と実質
的に同一平面をなすように形成されており、針回し歯車
の背面には、下ケースに設けられた凹部に嵌合する軸部
が形成してあり、 溝は、コイン状の部材を挿入可能に形成されているとこ
ろにある。
構造の特徴は、上ケースと下ケースとの間に設けられた
日の裏車と噛合しておりかつ分針車とは別に形成された
針回し歯車を回転させて時刻修正を行なう針回し構造で
あって、針回し歯車は扁平状に形成してあり、かつこの
針回し歯車の上面中央部には、上ケースに形成された透
孔に嵌合して外部に露見する針回し用の溝を有する突部
が形成してあり、突部の上面が、上ケースの上面と実質
的に同一平面をなすように形成されており、針回し歯車
の背面には、下ケースに設けられた凹部に嵌合する軸部
が形成してあり、 溝は、コイン状の部材を挿入可能に形成されているとこ
ろにある。
[実施例] 以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、時計枠1の背面に時計機械体2が取付
けてあり、時計枠1の前面には文字板3が貼着してあ
る。文字板3の前方には前面カバー4が位置し、図示し
ないカバー押えにより外周縁部を保持されている。機械
体2は上ケース5と下ケース6とにより時計輪列7を軸
受するとともに、図示しない駆動回路および電池を収納
する構成となっている。下ケース6には輪列7を回転自
在に軸着する複数の軸部6a〜6dが設けてある。永久磁石
8aを有するロータ8のカナ8bには駆動車9が噛合し、そ
のカナ9aに中間車10が噛合している。中間車10のカナ10
aには分針歯車11が噛合している。分針歯車11は周知の
スリップ機構(図示せず。)を介して分針軸12に摩擦結
合されている。分針歯車11と周知のスリップ機構と分針
軸12とは分針車Hを形成している。分針軸12と一体の分
針カナ12aには日の裏車13が噛合し、そのカナ13aが時針
車14と噛合している。分針軸12と時針車14には、文字板
3と前面カバー4との間に位置する分針15と時針16が固
着されている。分針軸12は上ケース5に設けてある軸部
5aにより回転自在に軸着されている。
けてあり、時計枠1の前面には文字板3が貼着してあ
る。文字板3の前方には前面カバー4が位置し、図示し
ないカバー押えにより外周縁部を保持されている。機械
体2は上ケース5と下ケース6とにより時計輪列7を軸
受するとともに、図示しない駆動回路および電池を収納
する構成となっている。下ケース6には輪列7を回転自
在に軸着する複数の軸部6a〜6dが設けてある。永久磁石
8aを有するロータ8のカナ8bには駆動車9が噛合し、そ
のカナ9aに中間車10が噛合している。中間車10のカナ10
aには分針歯車11が噛合している。分針歯車11は周知の
スリップ機構(図示せず。)を介して分針軸12に摩擦結
合されている。分針歯車11と周知のスリップ機構と分針
軸12とは分針車Hを形成している。分針軸12と一体の分
針カナ12aには日の裏車13が噛合し、そのカナ13aが時針
車14と噛合している。分針軸12と時針車14には、文字板
3と前面カバー4との間に位置する分針15と時針16が固
着されている。分針軸12は上ケース5に設けてある軸部
5aにより回転自在に軸着されている。
第1図乃至第3図において、日の裏車13には扁平状に形
成してある針回し歯車17の歯部17aが噛合している。針
回し歯車17の上面中央部には、コイン状の部材18を挿入
可能に形成されている針回し用の溝17bを有する平坦な
突部17cが設けてある。突部17cは上ケース5に形成され
た透孔5bに嵌合して外部に露見しており、突部17cの上
面は上ケース5の上面と実質的に同一平面をなすように
形成されている。針回し歯車17の背面部には軸部17dが
設けてあり、下ケース6に設けられた凹部6eに嵌合して
いる。上ケース5と下ケース6とは、ねじ(図示せ
ず。)等の適宜の手段により固着してある。針回しを行
うときは、第4図示のようにコイン状の部材18を溝17b
に挿入し回転すればよい。
成してある針回し歯車17の歯部17aが噛合している。針
回し歯車17の上面中央部には、コイン状の部材18を挿入
可能に形成されている針回し用の溝17bを有する平坦な
突部17cが設けてある。突部17cは上ケース5に形成され
た透孔5bに嵌合して外部に露見しており、突部17cの上
面は上ケース5の上面と実質的に同一平面をなすように
形成されている。針回し歯車17の背面部には軸部17dが
設けてあり、下ケース6に設けられた凹部6eに嵌合して
いる。上ケース5と下ケース6とは、ねじ(図示せ
ず。)等の適宜の手段により固着してある。針回しを行
うときは、第4図示のようにコイン状の部材18を溝17b
に挿入し回転すればよい。
[効果] 以上のように本考案の薄型時計の針回し構造は、上ケー
スと下ケースとの間に設けられた日の裏車と噛合してお
りかつ分針車とは別に形成された針回し歯車を回転させ
て時刻修正を行なう針回し構造とし、針回し歯車を扁平
状に形成し、かつこの針回し歯車の上面中央部に、上ケ
ースに形成された透孔に嵌合し外部に露見する針回し用
の溝を有する突部を形成し、この突部の上面を上ケース
の上面と実質的に同一平面をなすように形成し、針回し
歯車の背面に、下ケースに設けられた凹部に嵌合する軸
部を形成したので、時計機械体を極めて薄くできる。ま
た、溝もコイン状の部材を挿入可能に形成したので薄型
の時計機械体であるにもかかわらず針回し操作が容易で
あるという優れた効果がある。
スと下ケースとの間に設けられた日の裏車と噛合してお
りかつ分針車とは別に形成された針回し歯車を回転させ
て時刻修正を行なう針回し構造とし、針回し歯車を扁平
状に形成し、かつこの針回し歯車の上面中央部に、上ケ
ースに形成された透孔に嵌合し外部に露見する針回し用
の溝を有する突部を形成し、この突部の上面を上ケース
の上面と実質的に同一平面をなすように形成し、針回し
歯車の背面に、下ケースに設けられた凹部に嵌合する軸
部を形成したので、時計機械体を極めて薄くできる。ま
た、溝もコイン状の部材を挿入可能に形成したので薄型
の時計機械体であるにもかかわらず針回し操作が容易で
あるという優れた効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第2図は
針回し歯車の上面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図は針回し状態を示す縮小斜視図である。 5……上ケース、5b……透孔、6……下ケース、6e……
凹部、13……日の裏車、17……針回し歯車、17b……
溝、17c……突部、17d……軸部、18……コイン状の部
材、H……分針車。
針回し歯車の上面図、第3図は第2図のA−A線断面
図、第4図は針回し状態を示す縮小斜視図である。 5……上ケース、5b……透孔、6……下ケース、6e……
凹部、13……日の裏車、17……針回し歯車、17b……
溝、17c……突部、17d……軸部、18……コイン状の部
材、H……分針車。
Claims (1)
- 【請求項1】上ケースと下ケースとの間に設けられた日
の裏車と噛合しておりかつ分針車とは別に形成された針
回し歯車を回転させて時刻修正を行なう針回し構造であ
って、 上記針回し歯車は扁平状に形成してあり、かつこの針回
し歯車の上面中央部には、上記上ケースに形成された透
孔に嵌合して外部に露見する針回し用の溝を有する突部
が形成してあり、 上記突部の上面が、上記上ケースの上面と実質的に同一
平面をなすように形成されており、 上記針回し歯車の背面には、上記下ケースに設けられた
凹部に嵌合する軸部が形成してあり、 上記溝は、コイン状の部材を挿入可能に形成されている ことを特徴とする薄型時計の針回し構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114470U JPH0717038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 薄型時計の針回し構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989114470U JPH0717038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 薄型時計の針回し構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352694U JPH0352694U (ja) | 1991-05-22 |
JPH0717038Y2 true JPH0717038Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31662837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989114470U Expired - Fee Related JPH0717038Y2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | 薄型時計の針回し構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717038Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5649228B2 (ja) * | 2012-01-31 | 2015-01-07 | リズム時計工業株式会社 | 電波修正時計 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5414770A (en) * | 1977-07-06 | 1979-02-03 | Citizen Watch Co Ltd | Electronic watch construction |
JPS58160371U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-25 | リズム時計工業株式会社 | 時計の時刻修正機構 |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP1989114470U patent/JPH0717038Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352694U (ja) | 1991-05-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |