JP3132958U - 防寒ショーツ - Google Patents
防寒ショーツ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3132958U JP3132958U JP2007001600U JP2007001600U JP3132958U JP 3132958 U JP3132958 U JP 3132958U JP 2007001600 U JP2007001600 U JP 2007001600U JP 2007001600 U JP2007001600 U JP 2007001600U JP 3132958 U JP3132958 U JP 3132958U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shorts
- wearer
- cold protection
- lower abdomen
- rear lower
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】着用者の胴部を周囲から覆う胴体部2と、着用者の下腹部及び臀部を覆うショーツ部1と、が接合されて一体化している伸縮性を有する防寒ショーツAであって、胴体部2の上端が使用者のアンダーバストに位置するものである防寒ショーツA。ショーツ部が前下腹部体11と後下臀部体12とからなり、前下腹部体11と前記後下臀部体12とが固定手段3により切り離し可能になっている防寒ショーツA。
【選択図】図3
Description
特に、重要な腹部を冷やさないためにその上を覆う腹巻は、形がシンプルであることから広く利用されている。
しかし、通常、腹巻の形状は単純な円筒状であるために、腹巻自体が腹部の肌面を滑り易く、着用位置が不安定である。
その結果、起床中、或いは寝床中であっても、着用者の様々な動作に応じて腹巻はずり上がったり、或いは、ずり下がったりして安定した状態が維持できない。
そのため、腹巻が持つ防寒の機能が十分に発揮されないのである。
腹巻がショーツと一体化されたことにより、腹巻のずり上がりが防止されて着用位置が安定し、確実に腹部を保温することができるようになった。
そのため、例えば、母乳を与えるため頻繁に着衣をたくし上げることが多い授乳期の母親等には有用である。
また、腹巻の部分が短いため、授乳期の母親の場合、授乳時に着衣を乳房の上までたくし上げた場合、バスト下部が露出し冷え易い欠点もある。
本考案は以上の課題を解決すべく開発されたものである。
すなわち、本考案の目的は、必要な時に外し易く且つ体の冷えから確実に守ることができる防寒ショーツを提供することである。
そのため、例えば、授乳期の母親が授乳時に着衣をたくし上げ、胸を露出した場合でも、母親の体を冷えから極力守ることができる。
そのため、本考案の着用者が激しく動いたとしても、胴体部がずり下がることはない。
また、ゴム紐等を一部に用いて胴体部と、人体との密着度を強制的に高めた場合とは異なり、本考案の胴体部はそれ自体が持つ伸縮性を利用して人体と密着しているので、フィット性が良く、着用者は体に圧迫感を殆ど感じることなく着用することができる。
また、パットからの汚れを表面に、極力ショーツ部に伝えない。
また、空気が前後に行き渡るため、身体の前後で冷え方が異なることがない。
また、接合部(体側部)が堅く感じるようなことがない。
更にまた、前胴体部21と後胴体部22とを二重の布帛(内側の布帛と外側の布帛)で形成した場合、前胴体部21や後胴体部22の上端部は折り返している(いわゆる輪にしている)ので、アンダーバスト付近が堅く感じることが無い。
以下、本考案の一実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の防寒ショーツの前後の展開図である。
図2は、本実施形態の防寒ショーツの正面図及び背面図である
図3は、本実施形態の防寒ショーツの斜視図であり、図3(a)はクロッチ部が開いた状態を示し、図3(b)はクロッチ部が閉じた状態を示す。
図4は、本考案の防寒ショーツを着用して椅子に座った状態を示す。
なお、前述のように、クロッチ部12Aとはショーツ部1において着用者の股が当接する部分一帯のことである。
後下臀部体12は股間部に当接する台形状のクロッチ部(「シック部」とも云う)12Aを備える。
該クロッチ部12Aは、後下臀部体本体12Bと接合される構造であるので、損傷しやすいクロッチ部12Aのみを特殊強度のある股布素材を採用することができる。
なお、中央カバー体11Aの形状は略三角形状であり、鼠径部当接片11Bの形状は略三日月状をしている。
そして、鼠径部当接片11Bの一部は中央カバー体11Aに接合され、他の一部は胴体部2に接合される。
このように、鼠径部当接片11Bはその一部を胴体部2に接合するようにしたので、鼠径部当接片11B(特に幅)を広く取ることができる。
この場合、後下臀部体12の縁にはロックミシン縫いが施されるためにその部分が強化され伸縮性も向上する。
鼠径部当接片11Bの縁にはロックミシン縫いを施さないため緩み部11B1が形成される。
一方、鼠径部当接片11Bには緩み部11B1が形成されているので、着用者が座った場合に、鼠径部当接片11Bが股関節周辺を強く圧迫することがない(図4参照)。
また、圧迫感を嫌う授乳期の母親や妊婦等にとってはより有用である。
すなわち前下腹部体11の中央先端部、及び後下臀部体12の中央先端部には、固定手段3が設けられており、これによりクロッチ部12Aは、固定手段を外すことにより取り付けられた状態から切り離しが可能である。
従って、本実施形態の防寒ショーツAのクロッチ部12Aを留めるときは、後下臀部体12の中央先端部を手前側に引き出し、後下臀部体12の固定手段3の上に前下腹部体11の固定手段3を重ねるようにして、前上に取り付ける。
このスナップボタンの数も前下腹部体11や後下臀部体12の中央先端部の幅の取り方により適宜選択される。
胴体部2は、着用者の胴体を前面から覆ってアンダーバストの位置まで隠す前胴体部21と、胴体を後面から覆って背中を隠す後胴体部22とからなり、これら二つは着用者の体側で接合されている。
そのため、胴体部2は従来の腹巻よりも上下丈が長く、そのため胴体部分を覆う面積が大きく保温効果が優れたものとなっている。
そして、胴体部2がこのような長さであることにより、胴体部2と着用者の後背部との密着性が高まり、例えば、後下臀部体12が強く引っ張られた場合でも、胴体部全体がずり下がることがない。
ところで、前胴体部21と後胴体部22とが接合された状態では、接合部(すなわち体側部)が内側に湾曲している。
そのため胴体部2の周りが立体的に湾曲されくびれ部Kが形成される。
その結果、胴体部2と着用者の胴体との密着度が増し、着用者が激しい動きを行っても胴体部2がずり下がるようなこと等が防止される。
従って、着用者はアンダーバストまで確実に覆った状態のまま、支障なく呼吸運動等を行える。
この胴体部は、前胴体部21と後胴体部22とを二重の布帛(内側の布帛と外側の布帛)にし空間層を形成することが好ましい。
この場合、内外の布帛と布帛との間に形成された空間層に空気が閉じ込められるため、その空気が断熱材の役割を果たし、胴体部の保温効果が向上する
特に、前胴体部21と後胴体部22とを接合する際、接合部(体側部)で内側の布帛と外側の布帛を縫わないで、空間層を前胴体部21の空間層と後胴体部22の空間層とを連通させて胴部体部の共通の空間層を作ることがより好ましい。
また、接合部(体側部)が堅く感じるようなことがない。
更にまた、前胴体部21と後胴体部22とを二重の布帛(内側の布帛と外側の布帛)で形成した場合、前胴体部21や後胴体部22の上端部は折り返している(いわゆる輪にしている)ので、アンダーバスト付近が堅く感じることが無い。
また、二重の布帛であると、いわゆる「こし」が出るため、アンダーバスト付近のずり落ち等が防止される。
例えば、綿糸90%、ポリアミド糸10%を使ったメリヤス編み地は、吸湿性、伸縮性との観点が優れたものとなる。
このような素材は、伸縮性に加え屈曲性も優れているため肌によくフィットし、また布組織内部に空気を含み易いため通常の生地よりも保温性が高く、肌に直接接触する防寒ショーツの素材として好適である。
これにより、接合部が強化され伸縮性も発揮できる。
また、防寒ショーツ全体として保型性がより向上する。
図5は、後下臀部体12の中央先端部に取り付けられている固定部材の位置から更に延長する自由端片12A1が形成されている防寒ショーツの要部を示す図である。
図5(a)はクロッチ部が開いた状態、図5(b)は自由端片12A1を裏側から見た状態、図5(c)はクロッチ部が閉じた状態を示す。
また、パットからの汚れを表面に、極力ショーツ部に伝えないようにする。
この自由端片12A1は、そのまま中央カバー体11Aの裏側に沿わせるように配置する使用方法や、一旦折り返してクロッチ部12Aの裏側に沿わせるように配置する使用方法がある。
また、自由端片12A1は、それ自体厚めにして弾圧性を付与させることも可能である。
また更に、自由端片12A1は、クロッチ部12Aに例えばタッチファスナー(面ハスナー)等で取り外し自在とすることも可能である(図6参照)。
その場合、各着用者に合った、異なった仕様の自由端片12A1を適用できる利点がある。
また、本考案は上記の実施の形態に限定されることなく種々の変形例が可能である。
例えば、上述した実施形態では、後下臀部体12の方が長かったが、前下腹部体11の方を長くし、前下腹部体11の先端を後下臀部体12の先端の上に重ねるようにしても良い。
また、クロッチ部12Aは後下臀部体本体12Bと接合構造ではなく一体化した布帛素材で形成しても良い。
前下腹部体11と後下臀部体12に設ける固定手段としては、スナップボタンの他、ドットボタン、タッチファスナー、ジッパー等の採用が可能である。
11…前下腹部体
11A…中央カバー体
11B…鼠径部当接片
11B1…緩み部
12…後下臀部体
12A…クロッチ部
12A1…自由端片
12B…後下腹部体本体
2…胴体部
21…前胴体部
22…後胴体部
3…固定手段
K…くびれ部
H…レッグホール
A…防寒ショーツ
Claims (11)
- 着用者の胴部を周囲から覆う胴体部と、
着用者の下腹部及び臀部を覆うショーツ部と、が接合されて一体化している伸縮性を有する防寒ショーツであって、前記胴体部の上端が使用者のアンダーバストに位置するものであることを特徴とする防寒ショーツ。 - 前記ショーツ部が前下腹部体と後下臀部体とからなり、
前記前下腹部体と前記後臀部体とが固定手段により切り離し可能になっていることを特徴とする請求項1記載の防寒ショーツ。 - 前記後下臀部体が前記前下腹部体よりも長く、後下臀部体の中央先端部と前下腹部体の中央先端部とが、着用者の前面で固定されることを特徴とする請求項2記載の防寒ショーツ。
- 前記前下腹部体が着用者の股間を覆う中央カバー体と、該中央カバー体の両側端に接合される鼠径部当接片とからなることを特徴とする請求項1記載の防寒ショーツ。
- 前記鼠径部当接片の緩み部と前記後下臀部体の縁で着用者が足を出すためのレッグホールが形成されていることを特徴とする請求項4記載の防寒ショーツ。
- 前記胴体部の体側部が内側に湾曲しくびれ部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の防寒ショーツ。
- 前記胴体部を二重の布帛に空間層を形成し、該空間層を前胴体部の空間層と後胴体部の空間層とを連通させて胴体部の共通の空間層とし、且つ前胴体部や後胴体部の上端部は折り返しとしたことを特徴とする請求項1に記載の防寒ショーツ。
- 前記固定手段がスナップボタンであることを特徴とする請求項2に記載の防寒ショーツ。
- 前記ショーツ部が前下腹部体と後下臀部体とからなり、前記前下腹部体と前記後下腹部とが固定手段により切り離し可能であり、前記後下臀部体が前記前下腹部体よりも長く、後下臀部体の中央先端部と前下腹部体の中央先端部とが、着用者の前面で固定され、後下臀部体の中央先端部に設けられた固定手段の位置から延長するように自由端片が形成されていることを特徴とする請求項1記載の防寒ショーツ。
- 前記自由端片が取り外し自在となっていることを特徴とする請求項1記載の防寒ショーツ。
- 着用者の胴部を周囲から覆う胴体部と、着用者の下腹部及び臀部を覆うショーツ部と、が接合されて一体化している伸縮性を有する防寒ショーツであって、胴体部の体側部が内側に湾曲しくびれ部が形成されており、前記胴体部の上端が使用者のアンダーバストに位置し、前記ショーツ部が前下腹部体と後下臀部体とからなり、前記前下腹部体と前記後下臀部体とが固定手段により切り離し可能であり、前記後下臀部体が前記前下腹部体よりも長く、後下臀部体の中央先端部と前下腹部体の中央先端部とが、着用者の前面で前上に取り付けられ、前記鼠径部当接片の緩み部と前記後下臀部体の縁で着用者が足を出すためのレッグホールが形成され、前記胴体部を二重の布帛にして空間層を形成し、該空間層を前胴体部の空間層と後胴体部の空間層とを連通させて胴体部の共通の空間層としていることを特徴とする請求項1記載の防寒ショーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001600U JP3132958U (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | 防寒ショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007001600U JP3132958U (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | 防寒ショーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3132958U true JP3132958U (ja) | 2007-06-28 |
Family
ID=43283661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007001600U Expired - Fee Related JP3132958U (ja) | 2007-03-12 | 2007-03-12 | 防寒ショーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3132958U (ja) |
-
2007
- 2007-03-12 JP JP2007001600U patent/JP3132958U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20060183968A1 (en) | Article of clothing with a novel attachment means | |
JP2007239129A (ja) | 衣類 | |
US20110296585A1 (en) | Patient clothing system for incontinent invalids | |
US10342268B2 (en) | Girdle with double crotch construction | |
JP2011052356A (ja) | 男性用下着 | |
JP4953671B2 (ja) | 姿勢補整用ボトムズ | |
JP3132958U (ja) | 防寒ショーツ | |
JP5237481B1 (ja) | 自立支援用衣服 | |
JP3143285U (ja) | 男性用下着 | |
JP7112721B2 (ja) | パジャマ | |
JP6389344B1 (ja) | パジャマ | |
JP3208020U (ja) | 介護用スラックス | |
JP7265074B1 (ja) | 被介護者用下衣 | |
JP6614664B2 (ja) | 被介護者用ズボン | |
JP3174920U (ja) | 下半身用の衣服 | |
JP3499867B1 (ja) | スカート及びその製作方法 | |
JP3227447U (ja) | 左右前身ごろの胴衣部分を右前に重ね縫いし、後ろ身ごろの背縫い部分を全開した一枚の布の状態の下衣 | |
CN216777325U (zh) | 一种外带精神科患者检查时使用的病人约束保护服 | |
JP3061858U (ja) | 腹帯内装ズボン | |
AU2019101479A4 (en) | Improved undergarment | |
KR102682347B1 (ko) | 빠지지 않는 셔츠 | |
CN214904022U (zh) | 一种肩关节微创术术后病员服 | |
KR100567814B1 (ko) | 착용이 간편한 팬티 | |
JP3172808U (ja) | 介護下着 | |
JPH07243105A (ja) | パジャマ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |