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JP3227447U - 左右前身ごろの胴衣部分を右前に重ね縫いし、後ろ身ごろの背縫い部分を全開した一枚の布の状態の下衣 - Google Patents

左右前身ごろの胴衣部分を右前に重ね縫いし、後ろ身ごろの背縫い部分を全開した一枚の布の状態の下衣 Download PDF

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JP3227447U
JP3227447U JP2020002071U JP2020002071U JP3227447U JP 3227447 U JP3227447 U JP 3227447U JP 2020002071 U JP2020002071 U JP 2020002071U JP 2020002071 U JP2020002071 U JP 2020002071U JP 3227447 U JP3227447 U JP 3227447U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sewn
kimono
right front
cloth
lower garment
Prior art date
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JP2020002071U
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English (en)
Inventor
立美子 石川
立美子 石川
Original Assignee
株式会社介護共育研究会
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Publication date
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Abstract

【課題】心身の負担を軽減し、身体機能や認知機能の低下に関わらず、着物の着用機会の増加を図る着物の下衣を提供する。【解決手段】胴部分で二分割した着物の下衣の後ろ身ごろ1、4中央の背縫い部分の左右を縫合せずに切り離して全開し、後ろ身ごろと脇縫いしてある左右の下衣前身ごろ2、3を右前に重ねて胴衣部分で縫合して一枚の布の状態になっている。【選択図】図1

Description

本考案は、二部式着物の下衣に関するものである。
簡易着物は以前にもあったが、一人でも着やすいように立位を前提とする、一枚布に仕立てた身ごろを腹部の前で合わせて、体を包み込む巻きスカート・ワンピース様式であったので、歩行時に歩幅に制限を受けたり、車椅子使用者や寝たきりの人には介助を受けても着脱に時間がかったり、腰が上がらない人には着脱が困難になったりする事が多い状況である。また、着物を着た場合に課題となる事が多い排泄行為に介助が必要な障がい者や高齢者、認知症を持つ人が近年増加している状況が有り、従来品では介助が困難でさらに課題が増大している。そして、従来の着物の着用時には多数のひもで締めつけるので、疲労感や血行不良等の心身の負担が大きい。しかし上下に二分割して下衣を作成しても、胴囲や裾周りをゆとりなく固定する形式では、締め付け感の解消や下肢の自由な動きを確保しにくい。また、背中心を全開にして前面の膝部分を覆って固定し、着脱を簡略化するだけでは、下肢の露出部分が生じ、着物本来の美しさや人としての尊厳を侵しかねない。また、着物の縫製は手縫いが主で、和裁の知識が乏しいものには容易ではない。このような従来の簡易着物を示すものとして、下記特許文献1がある。
特許登録第6507331号
日本古来の着物の裾合わせの美しさや動きを妨げることなく、着脱が容易で着用後の排泄行為や排泄介助が簡単にでき、歩行時に歩幅の制限が少ない下衣を考案することで、心身の負担を軽減し、身体機能や認知機能の低下に関わらず、着物の着用機会の増加を図るものである。
本考案は、着物を上下にニ分割した下衣部分を後ろ開きにすることで、座位のまま一枚の布の状態になった下衣を前面の腹部側から着用し、臀部の持ち上げなく着衣を容易にし、時間短縮となる。脱衣も背開き状態に左右に二分している背部側から腹部側に向けて下衣を引き出すことが可能となり、排泄時にも下衣を跳ね上げることで介助の負担が軽減する。また下衣を後ろ開きに全開にすることで、スリットとなり足さばきを容易とし、歩行時の課題の解決が図れる。下衣の開口部から下肢が露出する場合は、下衣の右後ろ身ごろの背中心側に布を縫い付けることにより解消できる。また、排泄行為や排泄介助に際しても、後背部に開口部が有るため、着物を簡単に跳ね上げることができ、着物着用時の排泄行為、排泄介助の課題を解決できる。半襟付の上衣、帯締め付前帯、お太鼓・貝の口等の形に加工された簡易型の作り後帯を使用すれば、さらに着脱の所要時間の短縮や容易な着脱が可能となる。また作成にあたっては、既成の着物をリメイクすれば容易に作成することができ、その場合の縫製部分はミシンを使用しても目立たない箇所である。複雑な留め具等の部品も未使用で容易である。座位のみであれば、養生テープやクリップの使用で縫わずに作成することも可能である。
本考案の座ったままでも容易に着脱でき、排泄行為も容易で、歩行しやすく、着物本来の美しさを持つ、後ろ開きの着脱の時間が短縮できる下衣の着物は、身体機能や認知機能の低下に関わらず、着物の着用機会の増加が見込まれる。縫製部分が少なく単純で、和裁経験が無くても容易に作成しやすい。また、暮らしに季節感や潤いを与え、過去の着用時の尊厳ある人生を回想する機会や自己肯定感を得ることができる。
下衣を後ろ側から見た状態を示す図である。 下衣を前側から見た状態を示す図である。 下衣を着用した状態を示す図である。
縫製済み着物を上下にニ分割し、下衣の左右前身ごろの胴衣部分を右前に重ね縫いし、後ろ身頃の背縫い部分を全開するように切り離し、一枚の布のような状態に加工する。反物から後ろ開きの下衣の制作をすることも可能である。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。縫製済み着物を上衣と下衣に切り離す。下衣の後ろ身頃の背縫い部分の縫目を切り離し、二枚の布のような状態にする。左後ろ見頃1の右端の背中心側に足し布5を縫い付ける。体型や使用着物の身幅により、着用時に開口部からの下肢の露出がない場合には、足し布5は不要。次に、前後の身頃の胴囲、右前身頃2の上に、左前身頃3を着用した状態になるように、裾を合わせて重ね、胴囲部分を縫い合わせ、一枚の布のような状態にする。この時、右襟先8と左襟先9を取り外しておくほうが、縫いやすく、着用時の腹部がすっきりする。布紐付け位置6に布紐、ゴム紐付け位置7にゴム紐を縫いつける。この方法は胴囲の長さを固定せずに、サイズの調節や動きに合わせて胴囲を伸縮でき、結びやすく解きやすい。ワンタッチ着脱式のアタッチメント付ゴム紐等での作成も可能。また、立位を取ることがない場合、胴囲や背中心部分の縫代やきり端を養生テープで始末したり、ひもを付けずに着用後にクリップ等で止めつけたりするだけでも良い。
着脱が簡単で、排泄行為も容易に可能であり、和服本来の美しさも損なわない下衣なので、着物の着用の機会を増加する効果があり、産業上の利用可能性が高い。
1 左後ろ身頃
2 右前身頃
3 左前身頃
4 右後ろ身頃
5 足し布
6 布紐付け位置
7 ゴム紐付け位置
8 右襟先
9 左襟先

Claims (1)

  1. 胴部分でニ分割した着物の下衣の後ろ身ごろ中央の背縫い部分の左右を縫合せずに切り離して全開し、後ろ身ごろと脇縫いしてある左右の下衣前身ごろを右前に重ねて胴衣部分で縫合して一枚の布の状態になっている着物の下衣。
JP2020002071U 2020-04-28 2020-04-28 左右前身ごろの胴衣部分を右前に重ね縫いし、後ろ身ごろの背縫い部分を全開した一枚の布の状態の下衣 Active JP3227447U (ja)

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