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JP3125465U - 合成樹脂製容器蓋 - Google Patents

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JP3125465U
JP3125465U JP2006005513U JP2006005513U JP3125465U JP 3125465 U JP3125465 U JP 3125465U JP 2006005513 U JP2006005513 U JP 2006005513U JP 2006005513 U JP2006005513 U JP 2006005513U JP 3125465 U JP3125465 U JP 3125465U
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学 酒本
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】中蓋と上蓋とからなり、打栓方式で中蓋口部に嵌着する容器蓋における分別廃棄時の容器と蓋の取り外しを容易に達成し、且つ悪戯防止を図ることができる合成樹脂製容器蓋を提供する。
【解決手段】中蓋の外筒下端部に設けた突状枠部の一部に指の挿入が可能な円弧状の長孔を形成するとともに、該長孔形成部の外筒内壁面に破断可能な周方向弱化部を形成し、長孔形成部の突状枠部の上端から下端近傍に亘りV字状の薄肉部を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は容器口部に装着する合成樹脂製の容器蓋に関するものであり、更に詳細に述べると、容器の内容物を消費した後、蓋と容器とを容易に分離することができる所謂分別回収可能な合成樹脂製の容器蓋に関するものである。
従来から、容器の口部に嵌合する中蓋と、中蓋に装着される上蓋とからなり、中蓋に設けられた内筒と外筒との空間に容器口部を強固に嵌着して、容器内を密封する形式の合成樹脂製の容器蓋が、各種液体調味料容器などに使用されている。近年、環境保護、省資源の見地から家庭で排出されるごみの分別が望まれており、容器蓋についても消費者が内容物を消費後、容器から取り外して分別することが求められている。
しかしながら、通常、この種の容器蓋は中蓋が容器口部に打栓方式によって強固に嵌着されているので、中蓋の取り外しが容易でない。このため、例えば特許文献1に開示されているように、中蓋の側壁下端に周方向に弱化部(線)を形成し、該弱化部の基端部に把持片(タブ)を延設した蓋が用いられている。この種の容器蓋においては、消費者は把持片を指先で摘んで周方向に引っ張ることにより中蓋の下端側壁を弱化部において裂き切り、蓋の容器への嵌合力を弱めて蓋の取り外しを行うものである。
しかし、特許文献1に記載の従来の容器蓋において、中蓋を弱化線から引き裂くに当たっては、裂き切りの初期段階において、薄板で形成された把持片を摘んで引っ張る際に強い引張り力を必要とするため、高齢者や子供では、この分別作業が困難である。又濡れた手では、把持片を摘んだ指が滑るので引っ張り操作による中蓋の取り外しがより困難となるという問題があった。
特許文献1に示された容器蓋における問題点を回避するために、特許文献2に示されるように、中蓋の外筒基端部の弱化線形成部分に指先の差し込みが可能な補助引き手部を別個に設けたり、特許文献3に示されるように、該弱化線形成部分に引き出し可能な第2の横設板を突設して回収に際して該横設板を引き出して引き手とし、これに指を引っ掛けて引っ張り操作を行うようにしたものが開発されている。
特開2001−146250号公報 特開2001−106246号公報 特開2001−48214号公報
しかし、これら特許文献2及び特許文献3に示されるものは、引き手(把持片)が中蓋外筒面から大きく突出して設けられているために、容器の流通過程、特に店頭での陳列時等に悪戯により弱化部が破断される恐れがある。本考案は、上述のように、合成樹脂製容器蓋の取り外しに際しての問題点や、流通過程における問題点を解決するものであり、把持片の引っ張り操作を容易且つ確実に行うことにより容器から蓋を容易に取り外すことができ、且つ流通過程における悪戯を防止することができる合成樹脂製の容器蓋を提供することにある。
本考案によれば、容器の口部に打栓装着される合成樹脂製の容器蓋であって、該容器蓋は、内筒と外筒及び上壁により構成され容器口部を密封する中蓋と、該中蓋に装着される上蓋とからなり、該中蓋の外筒下端に形成された突状枠部の一部には該突状枠部を垂直に貫通する長孔が形成されるとともに、外筒下端と少なくとも長孔を形成した突状枠部上端との境界部には破断可能な周方向弱化部を延設し、該長孔の端部に近接する該突状枠部の上端から下端近傍には周方向弱化部に連設する縦方向弱化部を付設したことを特徴とする合成樹脂製容器蓋が提供される。
本考案において、上蓋はその下端面が中蓋への装着時に突状枠部の上端面に当接し、長孔が上蓋により隠蔽されることを特徴とする。また縦方向弱化部は、V字状の薄肉部であることを特徴とする。
本考案によれば、容器口部からの蓋の取り外しに際して、中蓋の突状枠部に形成した長孔に指を挿入することにより、確実且つ強固に突状枠部を把持することができる。このため、弱化部の裂き切りを容易におこなうことができる。
又、突状枠部に形成された長孔は、上蓋によって隠蔽された状態になっているので、店頭陳列時などにおいて、不測の悪戯による弱化部の引き裂きを完全に防止することができる。
本考案の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。図1は本考案の容器蓋における中蓋の半断面正面図であり、図2は中蓋に上蓋を装着した状態での半断面正面図である。図3は図1に示す中蓋の底面図である。又図4a及び図4bは、図1に示す中蓋の長孔8を形成した突状枠部6付近の説明拡大図である。
図1、図2に示すように、容器蓋100は中蓋4と上蓋5とを主な構成部材とする。中蓋4は内筒1、外筒2、上壁3により構成され、打栓装着機により、内筒1、外筒2の空間に図示しない容器の口部が嵌合装着される。上壁3の上側には内容物の注出路となる注出筒11が設けられる。又、注出筒11の空間を隔てた外周円上には螺条筒12が形成されている。中蓋4に装着される上蓋5は、注出筒11の内面に密接するインナーリング18とブリッジ17を介して接続されるタンパーエビデントバンド19、中蓋4の外筒2外周面に形成された係止突起16に係止する被係止突起10とからなる。なお、本考案における容器蓋100は、他の実施形態として、タンパーエビデントバンド19、係止突起16、被係止突起10及び中蓋4に形成された係止突起16を具備しないものでもよいが、この場合、後述するように、上蓋5は少なくとも突状枠部6の長孔8を隠蔽する形態である必要がある。
外筒2の下端部には、突状枠部6が外筒2よりも大径に形成されている。好適には、突状枠部6の外周面と上蓋5の下端(タンパーエビデントバンド19)外周面とが、ほぼ面一であることが体裁が良く望ましい。該突状枠部6には、指の挿入が可能な円弧状の長孔8が垂直方向に穿設され、この部分に指20を差し込むことにより、突状枠部6を容易に把持できるようになっている。
図3、図4a、図4bを参照して説明を続けると、長孔8を形成した突状枠部6の端部を開始点として、外筒2下端と突状枠部6の境界には破断可能な弱化部7が周方向に形成されている。弱化部7は好適には、90度から270度の範囲に亘り形成されるのが望ましい。また、開始点(即ち周方向弱化部7の基端部)には、突状枠部6の上端から下端近傍に至る縦方向弱化部が形成されている。該縦方向弱化部は、V字状の薄肉部13であることが好ましく、長孔8を形成した突状枠部6は弱化部7と薄肉部13とにより、区画されている。なお、図4aに示すように薄肉部13の下方には、打栓装着時に薄肉部13が破断しないように接続部9が形成されている。
次に上述したように構成された容器蓋100の使用形態について説明する。
図示しない容器へ液体調味料を充填した後、容器蓋100を図示しない打栓装着機を用いて、容器の口部へ嵌合装着させ、最終製品とする。このときは薄肉部13を形成した突状枠部6は接続部9により補強されているので、打栓による強い衝撃で薄肉部13が破断することを有効に防止する。
製品の流通段階、特に店頭での陳列時には、長孔8及び周方向弱化部7は上蓋5により完全に隠蔽されているので、悪戯による弱化部の不正破断等の虞がない。また埃が長孔8に溜まることもない。
内容物の使用に際しては、上蓋5を取り外し、プルリング15を指20で摘み、斜め上方に引っ張り上げることで、開口予定部14を分離除去し、内容物を注出する。最初の上蓋5の開蓋時には、タンパーエビデントバンド19の内面に形成した被係止突起10と中蓋4の外筒2外面に形成した係止突起16とが、開蓋方向に係止し、一定以上の回転力を与えると、ブリッジ17が破断し開蓋が達成されるため、開蓋したことが目視確認できる。
次に、内容物を消費後の容器と蓋との分別方法について説明する。図4bに示すように、突状枠部6に形成された長孔8に指20を差し入れて前方に引っ張ると、長孔8の近傍に形成した薄肉部13、接続部9が破断するとともに、周方向に延設される弱化部7が裂き切られて、外筒2及び突状枠部6による容器口部10への締め付け力は解除される。この状態で突状枠部8の破断片を上方に引っ張り上げると、中蓋4は容器から容易に分離する。
本考案の容器蓋の中蓋の一部断面正面図である。 本考案の容器蓋の上蓋を中蓋に装着した状態の一部断面図である。 図1に示す中蓋の底面図である。 図1に示す中蓋の一部拡大図である。 図1に示す中蓋の一部拡大図である。
符号の説明
1 内筒
2 外筒
3 上壁
4 中蓋
5 上蓋
6 突状枠部
7 弱化部
8 長孔
9 接続部
10 被係止突起
11 注出筒
12 螺条
13 縦方向弱化部(薄肉部)
14 開口予定部

Claims (3)

  1. 容器の口部に打栓装着される合成樹脂製の容器蓋であって、該容器蓋は、内筒と外筒及び上壁により構成された容器口部を密封する中蓋と、該中蓋に装着される上蓋とからなり、該中蓋の外筒下端に形成された突状枠部の一部には該突状枠部を垂直に貫通する長孔が形成されるとともに、外筒下端と少なくとも長孔を形成した突状枠部上端との境界部には破断可能な周方向弱化部を延設し、該長孔の端部に近接する該突状枠部の上端から下端近傍には該周方向弱化部に連設する縦方向弱化部を付設したことを特徴とする合成樹脂製容器蓋。
  2. 前記上蓋は、その下端面が前記中蓋への装着時に前記突状枠部の上端面に当接し、前記長孔が前記上蓋により隠蔽されることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製容器蓋。
  3. 前記縦方向弱化部はV字状の薄肉部であることを特徴とする請求項1又は2に記載の合成樹脂製容器蓋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208792A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd キャップ
JP2009269626A (ja) * 2008-04-30 2009-11-19 Yoshino Kogyosho Co Ltd 注出栓
JP2010260583A (ja) * 2009-04-30 2010-11-18 Tenryu Kagaku Kogyo Kk 強制嵌合式の合成樹脂製キャップ
JP2020172325A (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 三笠産業株式会社 キャップ

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