JP4251280B2 - 分別機能を備えたプラスチックキャップ - Google Patents
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Description
チックキャップに関し、より詳しくは、キャップ本体と、これに螺脱着する上蓋とからな
り、キャップ本体は切欠用ツマミによって容器口部から離脱可能とすることにより、分別
廃棄を可能にするとともに、切欠用ツマの先端が上蓋螺着時に上蓋内に折り曲げ収納され
、かつ、不正開封を容易に視認できるようにしたタンパーエビデント機能を付与した分別
機能を備えたプラスチックキャップに関する。
その多くは、主に製作上及び素材コストの面から、容器と異なった材質のものが使用され
ている。そして、このプラスチックキャップは、容器の口部に打栓して液密とし、更に容
易に外れないようにして液密状態を維持し、更に、タンパーエビデント機構を備えること
によって、上蓋を開封するとその事実が残り、各種のいたずらを防止できるようにしたも
のが大半である。このプラスチックキャップは、液密状態維持のため容器の口部から容易
に外れないようにしているために、近年になって消費者の分別廃棄の意識の高まりに応え
るべく種々の施策がなされている。このような分別性を容易にしたプラスチックキャップ
の一般的な形状として、下記のものが知られている。
小径部bに打栓すると共に注出筒cを有するキャップ本体dと、このキャップ本体dの外
筒下端外周縁に脆弱部eにて連結し且つ破断するための弱化ライン及びツマミfを有する
下筒gと、容器の口部aの先端小径部b下の大径ネジ部hに螺着脱する上蓋iと、からな
り、分別廃棄の際、ツマミfにて弱化ラインを破断して更に脆弱部eも破断して、キャッ
プ本体dの外筒下端外周縁から下筒gを切り離し、キャップ本体dの外筒下と注出筒c下
との間に栓抜きを掛ければ、容器の口部aからキャップ本体dを容易に取り外すことが出
来るものである。
口部aに打栓するキャップ本体d1と、このキャップ本体d1に螺着脱する上蓋i1と、
からなり、キャップ本体d1の筒状側壁は天板jに連なる第1の筒状側壁kと、水平フラ
ンジ壁lを介して第1の筒状側壁kに連なって下方に延びている第2の筒状側壁mとから
なり、双方の筒状側壁k、m間の水平フランジ壁lに開口nを形成し、この開口nには水
平フランジ壁lに揺動可能にヒンジ連結した引き裂き用のツマミfが設けられ、このツマ
ミfから2本の脆弱部eが延びており、上蓋i1が開いているときは水平フランジ壁lの
上面より上方に立ち上がり、上蓋i1が閉じているときは上蓋i1の下端に当たり開口n
内に押し込まれる。分別廃棄の際、ツマミfにて2本の脆弱部eを破断すれば、容器の口
部aからキャップ本体d1を容易に取り外すことが出来るものである。
出筒cと、遮断壁pと、スコアqと、プルリングrと、を備えたキャップ本体d2、及び
このキャップ本体d2に螺着脱される上蓋i2とからなり、引き裂き用のツマミfが注出
筒cの外側に同心状に位置する筒部oの分離基端部より上方に立設され、筒部oには分離
基端部の内側位置に周方向スリット部sと、該周方向スリット部sの一端に連続する縦方
向弱化線と、該周方向スリット部sの他端に連続する周方向弱化線とが形成され、キャッ
プ本体d2のツマミしろに相当する筒部外周裾部以外は上蓋i2によって完全にカバーさ
れてなり、分別廃棄の際、上蓋i2の凸部tを周方向スリット部sあるいは引き裂き用の
ツマミfに係合させ手前に引けば、まず縦方向弱化線が切れ、そのあと手指でツマミfを
周方向に引けば、周方向弱化線も切れて、容器の口部aからキャップ本体d2を容易に取
り外すことが出来るものである。
り離したあと、キャップ本体dの外筒下と注出筒c下との間に栓抜きを掛けなければ容器
の口部aからキャップ本体dを取り外すことが出来ないから、栓抜きが無ければ分離出来
ず厄介であり、口部aが先端小径部b及びその下の大径ネジ部hにて形成されている特殊
形状の容器でなければならない。しかも、容器の口部aの大径ネジ部hから上蓋iを取り
外すことが容易であるから、不正開封者による注出筒cなどの汚染や最悪時内容物の改ざ
んも可能にする虞がある。
2の筒状側壁mが取り外せるだけで、容器の口部aには第1の筒状側壁kが打栓状態であ
りそれを外すにはそれ相応の力が必要となり、注出筒cと環状突起uとの間にスペースが
あり、そこに注出筒cから垂れた内容物が溜まり易く、その内容物が変質して種々の不都
合を生じさせる。しかも、キャップ本体d1から上蓋i1を取り外すことが容易であるこ
とから、不正開封者による注出筒cなどの汚染や最悪時内容物の改ざんも可能にする虞が
ある。
または引き裂き用のツマミfに係合させ、あるいは引き裂き用のツマミfを直接手指にて
手前に引いて、まず縦方向弱化線を切り、そのあと手指でツマミfを周方向に引けば、周
方向弱化線も切れるのであるが、キャップ本体d2の筒部oにかなりの剛性があり同時に
周方向弱化線も切らなければならないから、手指でかなりの力でツマミfを周方向に引け
なければ、筒部oを切ることが難しく実際には口部aからキャップ本体d2を取り外すこ
とが困難であり、切ったあとのバリにて手指を切る虞もある。その一方で、キャップ本体
d2から上蓋i2を取り外すことが容易であるから、不正開封者による注出筒cなどの汚
染や最悪時内容物の改ざんも可能にする虞がある。
すなわち、本発明によれば、
天板下に容器の口部に打栓するための打栓部分を有し、且つ前記天板上に注出筒を有するキャップ本体と、該キャップ本体の注出筒に螺着脱する上蓋とからなり、
前記キャップ本体は前記打栓部分を切り欠くための脆弱部および該脆弱部で囲った前記打栓部分の天板上に柔軟性の切欠用ツマミを有し、
前記上蓋は前記キャップ本体の注出筒に螺着脱するネジ周壁及び該ネジ周壁に連なり、前記切欠用ツマミの少なくとも一部を覆う外周壁を有して、
前記キャップ本体に前記上蓋を螺着する際に前記上蓋の外周壁が前記切欠用ツマミに当接して前記キャップ本体と前記上蓋との間に前記切欠用ツマミの少なくとも先端を前記打栓部分のスカート側に折り曲げ収納してなり、
前記キャップ本体の打栓部分を前記脆弱部及び前記切欠用ツマミにて切り欠き、前記容器の口部から前記キャップ本体を離脱可能としたことを特徴とする分別機能を備えたプラスチックキャップが提供される。
プラスチックキャップが提供される。
し、前記タンパーエビデント機構は、前記上蓋とその下方の前記バンドとを易破断性のつ
なぎリブにて接続すると共に、前記上蓋及び前記バンドにストッパーを設けてこれらを螺
着方向に同調回転させ、且つ前記キャップ本体の外周面にキャップ本体側ラチェットを設
け、前記バンドの内周面にバンド側ラチェットを設けて、前記キャップ本体を前記口部に
打栓した際の拡径により、キャップ本体側ラチェットがバンド側ラチェットにラップする
ように設定し、更に前記つなぎリブ破断後の前記バンドの落下スペースを前記キャップ本
体周辺に確保した上記分別機能を備えたプラスチックキャップが提供される。
を高めることが出来る効果がある。
せるし、製品の軽量化にも寄与することができる。
さらに、切欠用ツマミをゲート型形状にすることにより手指で掴みやすくなり、容器の
廃棄時に極めて容易に脆弱部を破断してキャップ本体の打栓部分を切り欠くことが出来る
効果がある。
ップ本体側ラチェットをバンド側ラチェットにラップさせ、打栓前のキャップ本体に上蓋
をスムーズに螺着出来、打栓後のキャップ本体から上蓋を螺脱するとタンパーエビデント
機構が働き、つなぎリブを破断しバンドが落下スペースに落ちるため、仮に、タンパーエ
ビデント機構の加工精度が低くても、不正開封が一目で分かる効果がある。
プラスチックキャップということがある)の断面図、図2はそのキャップ本体の正面図、
図3はそのキャップ本体の側面図、図4はそのキャップの上蓋の側面図である。なお、図
4のVII- VII線に沿う断面図を図7に示した。
図面において、分別性プラスチックキャップ1は、天板2下に容器3の口部4に打栓す
るための打栓部分5を有し且つ天板2上に注出筒6を有するキャップ本体7と、該キャッ
プ本体7の注出筒6に螺着脱する上蓋8と、この上蓋8にタンパーエビデント機構9を介
在させて連結したバンド10とからなり、キャップ本体7は打栓部分5を切り欠くための
脆弱部11及びこの脆弱部11で囲った打栓部分5に設けた柔軟性の切欠用ツマミ12を
有し、上蓋8はキャップ本体7の注出筒6に螺着脱するネジ周壁13及びこのネジ周壁1
3に連なり切欠用ツマミ12の少なくとも一部を覆う外周壁14を有して、キャップ本体
7に上蓋8を螺着する際キャップ本体7と上蓋8との間に切欠用ツマミ12を折り曲げ収
納してなり、キャップ本体7の打栓部分5を脆弱部11及び切欠用ツマミ12にて切り欠
き、容器3の口部4からキャップ本体7を離脱可能としたものである。
あれば特に限定がなく、どのようなタイプ、材質でも良い。この実施例では、食用油、調
味料などで頻繁に利用して、上蓋8による開閉栓が比較的多く行われるようなボトルタイ
プのプラスチック製の容器を想定している。
のであり、キャップ本体7と、これに螺脱着する上蓋8と、これらとの間にタンパーエビ
デント機構9を介在させてなるバンド10とからなる。キャップ本体7は、その天板2下
にインナーリング20及びスカート部21が設けられて前記打栓部分5が形成され、この
打栓部分5の開口22に容器3の口部4をあてがい打栓することで液密とする。そして、
キャップ本体7の天板2上に前記注出筒6が立設し、この注出筒6の外側面に刻まれたネ
ジにより上蓋8を螺着脱するようになっている。更に、この注出筒6内には空洞部23が
有り、この空洞部23の要所に補強リブ24が設けられて注出筒6が補強されている。し
たがって、キャップ本体7の注出筒6に上蓋8を螺着脱させ注出筒6から垂れた内容物が
溜まらないようにするために、注出筒6を大きくしてもこの空洞部23により成形材料を
減らすことができ、且つ軽量化を図ることが出来る。
ー25にて囲っている天板2にプルリング26を取り付けてある。したがって、このプル
リング26に手指を掛け引っ張れば、注出孔スコアー25を破断でき開封することができ
、容器3の内容物を注出筒6から注ぎ出すことができる。その際、注出筒6から注ぎ出さ
れた内容物が注出筒6の外側面に垂れることがあっても、天板2及びスカート部21上を
流れるだけで溜まることがなく、内容物の残留に起因する黴などの発生の様な不衛生な事
態が回避される。
ように、打栓部分5を構成している天板2及び前記スカート部21にかけてこれらの一部
を切り欠くための脆弱部11及びこの脆弱部11で囲われ切り欠かれる天板2上に設けた
柔軟性のゲート型形状の切欠用ツマミ12により実現できる。この例では、切欠用ツマミ
12は、図2に示したように、ゲート型すなわち門型形状に形成されている。この切欠用
ツマミ12を用いて脆弱部11を破断し天板2及びスカート部21の一部を切り欠いて、
容器3の口部4からキャップ本体7を取り外す。あるいは、切り欠いたあとのキャップ本
体7の注出筒6に上蓋8を螺着して、切欠部分を上にして上蓋8をこねると上蓋8と共に
キャップ本体7を容器3の口部4から容易に取り外せて、容器3と上蓋8及びキャップ本
体7とを分別でき、再資源化を図ったりあるいはそのまま廃棄することが出来る。
なお、この柔軟性の切欠用ツマミ12は、ゲート型形状であり手指で掴みやすくしてい
るが、この形状に限定されるものではなく、例えば、板状でも良い。
向に2本形成されているが、図8に示すように切欠用ツマミ12のいずれかの脚部近傍を
起点として縦方向に1本と、周方向に1本の脆弱部11を形成し、キャップ本体を上記脆
弱部に沿って縦方向と周方向に鉤状に切り欠くことによっても分別機能を実現することが
できる。
マミ12の先端が上蓋8の垂直壁14bよりも外側に位置するようにするのが良く、それ
には切欠用ツマミ12を外側に傾斜させるか、先端を外側に曲げて垂直壁14bよりも外
側に位置させる。または、切欠用ツマミ12の先端が上蓋8の傾斜壁14aに当たる際の
角度αを鈍角にする。角度αを鈍角にする手法は、切欠用ツマミ12を外側に傾斜させる
か、先端を外側に曲げるか、あるいは上蓋8の傾斜壁14aを出来るだけ水平近くにする
のがよい。なお、切欠用ツマミ12は適度の柔軟性を保持しているために、上蓋8とキャ
ップ本体7との間に長時間折り曲げ収納されていても、形状が変形することはなく、キャ
ップ本体7から上蓋8が螺脱されれば、元の形状に復元することができる。もっとも、手
指で引き起こしつまむことが出来るのであれば、切欠き用ツマミが折れ曲がったり、形状
が変形したままになっていても構わない。
ジ周壁13は前記キャップ本体7の注出筒6に螺着脱し、インナーリング31は注出筒6
に液密に内嵌して内容物の漏れを防ぎ、ネジ周壁13の外周にすべり止め32が設けられ
、キャップ本体7と螺着脱し易くしている。この上蓋8は、その下方の前記バンド10に
前記タンパーエビデント機構9を介在させて接続して一体状態となっている。このバンド
10は、リング状をなしキャップ本体7のスカート部21を覆う位置にある。なお、この
上蓋8は、ネジ周壁13と外周壁14とを一体に形成しているから、成形用の金型を簡素
化することが出来、成形用の樹脂材料も少なくて済むというメリットがある。
このタンパーエビデント機構9は以下の構成になっている。
すなわち、タンパーエビデント機構9は、上蓋8とその下方のバンド10とを易破断性
のつなぎリブ33にて接続すると共に、上蓋8及びバンド10にストッパー34を設けて
これらを螺着方向に同調回転させ、且つキャップ本体7の外周面にキャップ本体側ラチェ
ット35を設け、バンド10の内周面にバンド側ラチェット36を設けて、キャップ本体
7を容器3の口部4に打栓した際のキャップ本体7の拡径により、キャップ本体側ラチェ
ット35がバンド側ラチェット36にラップするように設定し、更につなぎリブ33破断
後のバンド10の落下スペース37をキャップ本体7周辺に確保したものである。したが
って、まず、このバンド10と一体構成の上蓋8をキャップ本体7に螺着する必要があり
、その際つなぎリブ33を破断しないように、上蓋8の下端面及びバンド10の上端面に
前記ストッパー34を設けて、キャップ本体7に上記の上蓋8を螺着する際、すなわち、
上蓋8を時計方向に回すとストッパー34同士が当たり、つなぎリブ33に負荷をかけず
破断することなく螺着できる。
側に残り上蓋8だけを螺脱する必要があるから、バンド10の内周面にバンド側ラチェッ
ト36を設け、キャップ本体7の外周面にキャップ本体側ラチェット35を設けている。
両ラチェット35及び36の位置関係は、図9に示すように、打栓前のキャップ本体7に
バンド10と一体構成の上蓋8を螺着した状態ではラップせず(螺着に支障がなければわ
ずかにラップしても良い)、図10に示すように、キャップ本体7を容器3の口部4に打
栓した際のキャップ本体7の拡径により、キャップ本体側ラチェット35も外側に膨らみ
、バンド側ラチェット36にH寸法だけラップするように設定している。
態で容器3の口部4に打栓するから、その際のキャップ本体7の拡径によるキャップ本体
側ラチェット35の外側への膨らみを利用することが可能となる。したがって、キャップ
本体7から上蓋8を反時計方向に回して螺脱すると、キャップ本体側ラチェット35とバ
ンド側ラチェット36とがH寸法だけラップしているから、図11で明らかなとおり、バ
ンド側ラチェット36はキャップ本体側ラチェット35を乗り越えることは出来ず、バン
ド10は動かなくなりつなぎリブ33が破断することになる。そして、破断後のバンド1
0は、キャップ本体側ラチェット35とバンド10上部の庇部分とが当たるまで落下スペ
ース37へ落下するため、これによって、不正開封の事実が一目で明確に判明する。
ンド10と上蓋8との一体構成品状態とし、更にこれらをキャップ本体7に螺着した状態
、ならびに容器3の口部4に打栓状態でのつなぎリブ33の破断を防止し、特に垂直方向
の外力に対してラック38にて支持して、つなぎリブ33に外力が加わらないようにして
いる。なお、図1、10中の39はキャップ本体7に設けた回り止めであり、キャップ本
体7にバンド10と一体構成の上蓋8を螺着する際、バンド10及び上蓋8によりキャッ
プ本体7を覆いつくすことになり固定しづらいため、この回り止め39に冶具をあてるな
どして、キャップ本体7の連れ回りを防いで、スムーズにキャップ本体7に一体構成の上
蓋8を螺着出来るようにしている。
まず、予めキャップ本体7にバンド10と一体の上蓋8を螺着しておく。すなわち、キ
ャップ本体7の回り止め39に冶具をあてるなどし、注出筒6にバンド10と一体の上蓋
8をあてがい、上蓋8を時計方向に回すと上蓋8及びバンド10のストッパー34同士が
直ぐに当接し、回り止め39によりキャップ本体7が連れ回りせず、つなぎリブ33に負
荷をかけずにキャップ本体7に螺着できる。なお、柔軟性の切欠用ツマミ12はキャップ
本体7と上蓋8との間のツマミ収納部27内に折り曲げ収納されている。そして、容器3
内に内容物を充填し、分別性プラスチックキャップ1のキャップ本体7のインナーリング
20及びスカート部21の開口22に容器3の口部4をあてがい打栓することで、容器3
内を液密として最終製品とする。
7から上蓋8を螺脱、すなわち反時計方向に回すと、キャップ本体側ラチェット35とバ
ンド側ラチェット36とがH寸法だけラップしているからバンド10は動かず、なおも上
蓋8を反時計方向に回すと、つなぎリブ33を破断して上蓋8を螺脱出来、内容物を容器
3内から取り出すことが出来る。この際、液切れが悪く注出筒6から内容物が外側面に垂
れることがあっても、天板2及びスカート部21上を流れるだけでその場に溜まることが
なく、内容物の残留に起因する黴の発生などの不都合な問題が回避出来る。また、容器3
内に消費し切れずに内容物が残留していても、再び口部4に上蓋8を螺着することによっ
て衛生的に保存することができる。一方、破断後のバンド10は落下スペース37に落下
しているから、もし上記した螺脱が不正開封であれば、正当開封者はバンド10が落下ス
ペース37に落下していることを目視することにより、不正開封の事実を直ぐにしかも明
確に認識でき、危険を容易に回避できる。
ップ1とを分別廃棄すべく、口部4から上蓋8を外したままで、まず、バンド10を上方
に抜き取り、柔軟性の切欠用ツマミ12をつかみ脆弱部11を破断して、キャップ本体7
の打栓部分5、すなわち、天板2及びスカート部21の一部を切り欠き、そのまま容器3
の口部4からキャップ本体7を手指にて取り外すことができる。そのほかにも、キャップ
本体7の注出筒5に上蓋8を螺着し切り欠いた部分を上にしてこねると、容器3の口部4
からキャップ本体7を上蓋8と共に完全に分離できて、手指を痛めることもない。したが
って、特に、用具を使うことなく手指のみで、容器3の口部4から上蓋8とともにキャッ
プ本体7並びにこれに遊嵌しているバンド10を外すことが出来て、分別廃棄の実を上げ
ることが出来る。
を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
接触れる部分の汚染や内容物の改ざん防止の機能を求められる場合に利用可能性が高く、
特に、内容物が変質し易いものの場合に有用である。
2、30 天板
3 容器
4、a 口部
5 打栓部分
6、c 注出筒
7、d、d1,d2 キャップ本体
8、i、i1、i2 上蓋
9 タンパーエビデント機構
10 バンド
11 脆弱部
12 切欠用ツマミ
13、j ネジ周壁
14 外周壁
14a 傾斜壁
14b 垂直壁
20、31 インナーリング
21 スカート部
22 開口
23 空洞部
24 補強リブ
25 注出孔スコアー
26、n プルリング
27 ツマミ収納部
32 すべり止め
33 つなぎリブ
34 ストッパー
35 キャップ本体側ラチェット
36 バンド側ラチェット
37 落下スペース
38 ラック
39 回り止め
b 先端小径部
e 薄肉部
f ツマミ
g 下筒
h 大径ネジ部
k 筒部
l 遮断壁
m スコア
o 周方向スリット部
p 凸部
Claims (6)
- 天板下に容器の口部に打栓するための打栓部分を有し、且つ前記天板上に注出筒を有するキャップ本体と、該キャップ本体の注出筒に螺着脱する上蓋とからなり、
前記キャップ本体は前記打栓部分を切り欠くための脆弱部および該脆弱部で囲った前記打栓部分の天板上に柔軟性の切欠用ツマミを有し、
前記上蓋は前記キャップ本体の注出筒に螺着脱するネジ周壁及び該ネジ周壁に連なり、前記切欠用ツマミの少なくとも一部を覆う外周壁を有して、
前記キャップ本体に前記上蓋を螺着する際に前記上蓋の外周壁内面が前記切欠用ツマミに当接して前記キャップ本体と前記上蓋との間に前記切欠用ツマミの少なくとも先端を前記打栓部分のスカート側に折り曲げ収納してなり、
前記キャップ本体の打栓部分を前記脆弱部及び前記切欠用ツマミにて切り欠き、前記容器の口部から前記キャップ本体を離脱可能としたことを特徴とする分別機能を備えたプラスチックキャップ。 - 前記上蓋の外周壁内面が、切欠用ツマミに当接して切欠用ツマミをスカート部側に折り曲げるための傾斜を有する請求項1記載の分別機能を備えたプラスチックキャップ。
- 前記切欠用ツマミの少なくとも先端が、上蓋の外周壁内面に当接するために外側へ傾斜した請求項1または2記載の分別機能を備えたプラスチックキャップ。
- 前記キャップ本体の注出筒は、外側面と内側面との間に空洞部を有する請求項1ないし3のいずれか1項記載の分別機能を備えたプラスチックキャップ。
- 前記切欠用ツマミはゲート型形状である請求項1ないし4のいずれか1項記載の分別機能を備えたプラスチックキャップ。
- 前記上蓋にタンパーエビデント機構を介在させてバンドを接続し、前記タンパーエビデント機構は、前記上蓋とその下方の前記バンドとを易破断性のつなぎリブにて接続すると共に、前記上蓋及び前記バンドにストッパーを設けてこれらを螺着方向に同調回転させ、且つ前記キャップ本体の外周面にキャップ本体側ラチェットを設け、前記バンドの内周面にバンド側ラチェットを設けて、前記キャップ本体を前記口部に打栓した際の拡径により、キャップ本体側ラチェットがバンド側ラチェットにラップするように設定し、更に前記つなぎリブ破断後の前記バンドの落下スペースを前記キャップ本体周辺に確保した請求項1ないし5のいずれか1項記載の分別機能を備えたプラスチックキャップ。
Priority Applications (1)
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