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JP7470372B2 - キャップ - Google Patents

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JP7470372B2 JP2020021967A JP2020021967A JP7470372B2 JP 7470372 B2 JP7470372 B2 JP 7470372B2 JP 2020021967 A JP2020021967 A JP 2020021967A JP 2020021967 A JP2020021967 A JP 2020021967A JP 7470372 B2 JP7470372 B2 JP 7470372B2
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Description

本発明は、容器に取り付けられるキャップに関する。
容器に取り付けられるキャップとして、容器に取り付け可能な本体と、本体に対してねじ部を介して回転することにより着脱自在な上蓋と、を備えている構造は従来から知られている。また、本体に、プルリングとも称せされる持ち手部分を有して周囲全周に薄肉の弱化部が形成された開口予定部を設けたものも知られている。このキャップは、上蓋を開けた後に、プルリングを引き上げて開口予定部の周囲の弱化部(スコアとも称せられる)を切断することにより、開口予定部を本体から分離して開封するようになっている。
しかしながら、このような開口予定部を備えたキャップでは、上蓋を開けた後に、プルリングを引き上げる動作が必要であるため、手間がかかる。また、開封後にはプルリングを廃棄しなければならないため、この手間もかかってしまう。このように、プルリングとも称せられる開口予定部を備えたキャップは、開封時や開封後に多くの手間がかかってしまうため、このようなプルリングや開口予定部を有しないキャップが提案されている。
また、キャップとして、タンパーエビデントバンドとも称せられる封印帯を備えているものも既に知られている(特許文献1等)。ここで、封印帯は、開封前の状態では上蓋の外周壁の下端部下方に接続された状態で取り付けられているが、キャップ(詳しくは、キャップの上蓋)を回転して開封すると、封印帯が上蓋の外周壁下端部から切断されて本体側に残るように構成されている。開封時には外周壁と封印帯との接続部分が切断されるため、上蓋を回しながら開封作業を行う人は、回転する際の力が急に小さくて済むようになったことと、切断時に発生する音を聞くことにより、開封したことを認識できるようになっている。
特開昭59-62461号公報 実開平7-28045号公報
ところで、キャップを開封する際に、この作業を行う人は、上蓋の外周壁を把持した状態で力を入れながら回転する操作(動作)を行う。しかし、上蓋の下端部下方に封印帯が接続されているキャップでは、封印帯が設けられている高さ分だけ、上蓋の把持できる領域が小さくなっていた。したがって、この開封動作を行う際に、上蓋を把持し難くなったり、このために力を入れ難くなったりすることがあり、これらの場合には開封動作を行い難くなり操作性が低下していた。また、上蓋が小さい場合には、操作性の低下が顕著になる可能性がある。
一方、例えば、特許文献2には、上蓋の外周壁下端部の下方ではなくて、上蓋の外周壁の下端部の外周に封印帯を設けた構造が提案されており、キャップを回転して開封すると封印帯が上蓋の外周壁外周から切断されて本体側に残るように構成されている。しかしながら、この構造においても、上蓋の外周壁における下端部は、外側から封印帯が重なっているためにこの重なっている上蓋の箇所を把持することができない。したがって、この場合でも、キャップの開封動作時に、上蓋が持ち難くなるとともに力を入れ難くなり、操作性が低下してしまうおそれがある。
本発明は上記課題を解決するもので、開封動作時に開封したことを良好に認識でき、かつ、この開封動作時の操作性が良好であるキャップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、容器に取り付け可能な本体と、本体に対して回転することにより着脱自在な上蓋と、を備えたキャップであって、本体は、容器に取り付け可能な容器取付部と、容器内の内容物を注出可能な注出筒と、上蓋の雌ねじに螺合可能な雄ねじと、注出筒の内側に形成された弱化部と、弱化部の内側に設けられた切取体と、を有し、上蓋は、天面と、外周壁と、本体の雄ねじに螺合可能な雌ねじと、を有し、
上蓋と切取体とに、上蓋を本体に装着した状態で回転することで互いに係合する係合部がそれぞれ設けられており、上蓋に、切取体の外周と注出筒の内周とに密接可能な中筒が設けられ、中筒は単体の筒であることを特徴とする。
この構成において、上蓋を本体に装着した未開封状態で回転すると、上蓋と切取体とに設けた係合部同士が係合し、注出筒の内側に形成された弱化部が切断される。したがって、上蓋の初期開封のために上蓋を周方向に回転させた際に、回転途中で弱化部が破断することで回転させるための力が低減したことと、弱化部の切断時に発生する音を聞くことにより、開封したことを認識できる。
また、開封した際に、中筒により切取体を外側から良好に保持したり、上蓋と切取体との間に容器内の内容物が浸入し難くしたりすることが可能となる。したがって、プルリング付きの開口予定部を有する場合のように、プルリングを引き上げたり、開口予定部を破棄したりしなくても済み、開封動作時の手間を最小限に抑えることができる。
また、本発明は、未開封状態で、上蓋の外周壁の下端部が本体の容器取付部に当接されていることを特徴とする。
この構成により、上蓋の外周壁の下端部と本体の容器取付部との間に封印帯(タンパーエビデントバンド)を設けなくても済むので、上蓋の把持可能な領域を広げることが可能となる。したがって、開封動作時の操作性を良好に維持しながら開封動作を良好に行うことができる。
また、本発明は、弱化部が、弱化部により本体の注出筒と切取体との間を注出筒の周方向に対して複数箇所で接続するとともに隣り合う弱化部同士の間は周方向に隙間を有する状態で、設けられていることを特徴とする。この構成によれば、弱化部が注出筒の内側全周にわたって形成されている場合と比較して、開封時には小さな力で弱化部を容易に切断することができる。
また、本発明は、上蓋に、天面から垂下して切取体に密接可能な内筒が設けられていることを特徴とする。この構成によれば、開封した際に、内筒により切取体を内側から良好に保持したり、上蓋と切取体との間に容器内の内容物が浸入し難くしたりすることが可能となる。したがって、プルリング付きの開口予定部を有する場合のように、プルリングを引き上げたり、開口予定部を破棄したりしなくても済み、開封動作時の手間を最小限に抑えることができる。
また、本発明は、内筒に、径方向外側に突出する突出部が形成され、切取体は孔部が形成されている基盤部を有し、内筒は上方から切取体の孔部に挿入され、開封後、切取体は突出部に引っ掛かって内筒に保持されることを特徴とする。なお、本発明のキャップが取り付けられる容器としては、箱型の容器であると好適である。
本発明のキャップによれば、上蓋と切取体とに、上蓋を本体に装着した状態で回転することで互いに係合する係合部をそれぞれ設け、本体の注出筒の内側に弱化部を介して切取体を接続するよう構成したので、開封時に上蓋を本体に装着した状態で回転することにより弱化部を切断可能となり、上蓋の初期開封のために上蓋を周方向に回転させた際に、回転途中で弱化部が破断することで回転させるための力が低減したことと、切断時に発生する音を聞くことにより、開封したことを認識できる。また、弱化部が形成されている本体の注出筒の内側は、上蓋を把持して回転する際に、手に触れない箇所であるので、開封時などに弱化部の切断部分が手に当たらない利点もある。
また、未開封状態で、上蓋の外周壁の下端部が本体の容器取付部に当接されているように構成して、上蓋の外周壁の下端部と本体の容器取付部との間に封印帯(タンパーエビデントバンド)を設けないことで、上蓋において開封時に把持する領域が封印帯により小さくなってしまうことがなく、良好な操作性を維持できる。
また、弱化部を、隣り合う弱化部同士の間は周方向に隙間を有する状態で設けることにより、弱化部が注出筒の内側全周にわたって形成されている場合と比較して、開封時には小さな力で弱化部を容易に切断することができて便利である。
また、上蓋に、天面から垂下して切取体に密接可能な内筒を設けることにより、開封した際に、内筒により切取体を内側から良好に保持したり、上蓋と切取体との間に容器内の内容物が浸入し難くしたりすることが可能となり、信頼性が向上する。また、プルリング付きの開口予定部を有する場合のように、プルリングを引き上げたり、開口予定部を破棄したりしなくても済み、開封動作時の手間を最小限に抑えることができる。
また、上蓋に、切取体の外周と注出筒の内周とに密接可能な中筒を設けることにより、開封した際に、中筒により切取体を外側から良好に保持したり、上蓋と切取体との間に容器内の内容物が浸入し難くしたりすることが可能となり、信頼性が向上する。プルリング付きの開口予定部を有する場合のように、プルリングを引き上げたり、開口予定部を破棄したりしなくても済み、開封動作時の手間を最小限に抑えることができる。
本発明の実施の形態に係るキャップ(未開封状態)の部分切欠正面図である。 同キャップの平面図である。 同キャップの底面図である。 同キャップの本体の部分切欠正面図である。 同キャップの本体の斜視図である。 同キャップの上蓋の部分切欠正面図である。 同キャップの上蓋の底面図である。 同キャップの要部拡大縦断面図である。 同キャップの上蓋を回転する前の状態を示す要部拡大平面断面図(図1のIX-IX線矢視断面図)である。 同キャップの上蓋を回転した状態を示す要部拡大平面断面図(図1のX-X線矢視断面図)である。 同キャップの上蓋を取り外した様子(開封状態)を示す部分切欠正面図である。
以下、本発明に係る実施の形態のキャップを、図面に基づき説明する。
図1において、1は、内部に内容物(内容液)が収容されている容器2に取付けられるキャップである。図1~図3などに示すように、キャップ1は、容器2に取り付け可能な中栓とも称せられる本体10と、本体10に対して回転することにより着脱自在な上蓋20と、を備えている。本体10と上蓋20とはそれぞれ、例えば合成樹脂により射出成形されるなどして製造され、開封時には後述するように弱化部14が切断可能とされている一方で、弾性変形可能な性質も有する。
このキャップ1が取り付けられる容器2としては、紙カートンとも称せられる紙製、箱型で液体を収容する容器(紙製液体用容器)2が特に好適である。しかし、これに限るものではなく、紙以外の材料の容器や箱型以外の容器に取り付けることも可能である。なお、容器2の上部には、キャップ1を装着するための取付孔が形成されており、この取付孔の周壁部2aに、容器2の本体10が取り付けられる。
図1~図5などに示すように、キャップ1の本体10は、容器2に取り付け可能な容器取付部11と、容器2内の内容物を注出可能な注出筒12と、上蓋20の雌ねじ29に螺合可能な雄ねじ13と、注出筒12の内側に形成された弱化部14と、弱化部14の内側に設けられた切取体15と、を有する。そして、製造工程では、これらの容器取付部11、注出筒12、雄ねじ13、弱化部14、切取体15を有する本体10が射出成形などにより一体形成される。
容器取付部11には、容器2の取付孔の周壁部2aに嵌め込まれる薄型円筒形状の取付基部11aと、取付基部11aの下端部から外周に鍔状に延びて、容器2の周壁部2aの下面に貼り付けられる鍔状部11bと、取付基部11aの周方向適当間隔ごとに対となって形成され、容器2の周壁部2aの厚み部分の上面部分に突出するとともに周壁部2aの厚み部分を上方および内側から把持するようにして容器2の周壁部2aの内側に組付けられる弾性変形可能な組付用突起11cと、が設けられている。なお、この実施の形態では、図5などに示すように、取付基部11aの上面における組付用突起11cが設けられている箇所に対応して取付基部11aの上面に薄い厚みで突出する薄肉段部11dが形成されているが、この薄肉段部11dは必要に応じて設けるとよい(薄肉段部11dを設けなくてもよい)。
注出筒12は取付基部11aの内周側部分から円筒形状で上方に延びるように形成されており、注出筒12の外周に雄ねじ13が形成されている。また、注出筒12の内側における上部寄り箇所に弱化部14が形成され、弱化部14を介して注出筒12の内側に間隔をあけた状態で切取体15が設けられている(一体形成されている)。
ここで、弱化部14は注出筒12の内側において全周にわたっては設けられておらず、弱化部14が、弱化部14により本体10の注出筒12と切取体15との間を注出筒12の周方向に対して複数箇所で接続するとともに隣り合う弱化部14同士の間は周方向に隙間を有する状態で(すなわち注出筒12の周方向に対して適当間隔ごとに)、設けられている。なお、この実施の形態では、図3に示すように、周方向に45度毎に設けられている。すなわち、弱化部14は上下方向に薄肉であるとともに、周方向に対しても薄肉の状態で形成され、弱化部14によって切取体15が注出筒12の内周面上部にいわゆるブリッジ状に接続されている。そして、弱化部14以外の箇所では注出筒12と切取体15とは接続されておらず、隙間を有した状態で注出筒12と切取体15とが配置されている。
切取体15は、中央が円形に切り欠かれて孔部15e(図4参照)が形成されている円盤形状の基盤部15aと、基盤部15aの内周から内側に突出する突部15bと、基盤部15aの内周部分から上方に延びる筒状の内周立設部15cと、この内周立設部15cから径方向外側に突出する状態で上下に延びて、周方向適当角度毎に設けられた(この実施の形態では周方向60度ごとに合わせて6か所に設けられている)いわゆるリブ形状の係合部15dと、基盤部15aの外周部分から上方に延びる筒状の外周立設部15fとを有する。なお、この実施の形態では、外周立設部15fは内周立設部15cよりも低く立設されているが、これに限るものではない。
図1、図2、図6、図7などに示すように、キャップ1の上蓋20は、略円板形状の天板部21と、天板部21の外周から傾斜面部22を介して下方に延びる筒状の外周壁23と、外周壁23の内側に形成された雌ねじ29と、天板部21の内周寄り部分から垂下する(下方に延びる)筒状の内筒24と、天板部21の外周寄り部分から垂下する(下方に延びる)筒状の中筒25と、天板部21における内筒24の接続箇所と中筒25の接続箇所との間の箇所から垂下する(下方に延びる)筒状の支持筒26と、この支持筒26から径方向内側に突出する状態で上下に延びて、周方向適当角度毎に設けられた(この実施の形態では周方向60度ごとに合わせて6か所に設けられている)いわゆるリブ形状の係合部27と、を有している。そして、製造工程では、これらの天板部21、傾斜面部22、外周壁23、内筒24、中筒25、支持筒26、係合部27などを有する上蓋20が射出成形などにより一体形成される。
図1はキャップ1が未開封状態である場合を示しているが、この図1に示すように、未開封状態では、上蓋20の外周壁23の下端部23aが、本体10の容器取付部11に当接されている。より詳しくは、この実施の形態では、外周壁23の下端部23aが、本体10の容器取付部11に形成されている薄肉段部11dに直接、当接されている。すなわち、上蓋20の外周壁23の下端部23aと本体10の容器取付部11との間には封印帯(タンパーエビデントバンド)が設けられていない。また、図1、図6に示すように、上蓋20の外周壁23の外周面には周方向に対して多数の凹凸形状溝が上下方向に延ばされていわゆるローレット部が形成されており、把持して回転する際に滑り難くなるよう図られている。また、図2に示すように、上蓋20の天板部21には上蓋20を開封する際や開ける際に回転する方向が矢印28により図示されている。
図6、図7などに示すように、上蓋20の係合部27は、上記したように、支持筒26から径方向内側に突出する状態で形成されている。また、これに対応して、図4、図5などに示すように、本体10の切取体15に係合部15dが、本体10の切取体15の内周立設部15cから径方向外側に突出する状態で形成されている。そして、図8~図10に示すように、上蓋20を回転した際に、上蓋20の係合部27が本体10の係合部15dに周方向に当接して係合するようになっている。
すなわち、図8~図10に示すように、未開封の容器2を開封する(上蓋20の初期開封をする)ために、上蓋20を矢印28方向(開封方向)に回転すると、上蓋20の係合部27が本体10の切取体15に設けられている係合部15dに周方向に係合して、上蓋20とともに切取体15が回転し、これにより、弱化部14が切断されるようになっている。
また、図1、図6、図8などに示すように、上蓋20の内筒24の下端部には径方向外側に僅かに突出する突出部24aが形成されている。そして、製造組み付け工程においては、本体10に対して上蓋20が上方から打栓されることにより、相対的に下方に押し込まれて装着されるようになっているが、この打栓時に、上蓋20の内筒24の突出部24aが、本体10の切取体15の突部15bを乗り越えて内筒24の突出部24aよりも上方の窪み部24bに当接した状態(密接状態)となる。一方、上記のように、開封時に弱化部14が切断された後は、上蓋20の内筒24の突出部24aにより、切取体15が下方に移動することが阻止され、この結果、上蓋20の内筒24により切取体15が内側から保持されるようになっている。
また、図1、図8などに示すように、製造組み付け工程において、上蓋20の打栓時に、中筒25は、切取体15の外周と注出筒12の内周とに挟み込まれた状態で密接されるようになっている。そして、上記のように、開封時に弱化部14が切断された後は、上蓋20の中筒25により、切取体15が外側から保持されるようになっている。
上記構成において、開封時には、上蓋20を本体10に装着したままの状態で回転することで、切取体15と上蓋20とに設けた係合部15d、27同士が係合し、注出筒12の内側に形成された弱化部14が切断される。したがって、上蓋20の初期開封のために上蓋20を周方向に回転させた際に、回転途中で弱化部14が破断することで回転させるための力が低減したことと、切断時に発生する音を聞くことにより、開封したことを認識できる。また、弱化部14が、隣り合う弱化部14同士の間は周方向に隙間を有する状態で設けられているので、弱化部14が注出筒12の内側全周にわたって形成されている場合と比較して、小さな力で開封時に弱化部14を容易に切断することができて便利である。
また、上記構成によれば、上蓋20の外周壁23の下端部23aと本体10の容器取付部11との間に封印帯(タンパーエビデントバンド)を設けていないので、従来のような封印帯を有する場合と比較して、上蓋20の把持可能な領域を広げることができて、開封動作時などの操作性を良好に維持しながら開封動作を良好に行うことができる。つまり、従来のように、上蓋の外周壁の下端部と本体の容器取付部分との間に封印帯(タンパーエビデントバンド)を設けると、封印帯を設ける高さ分だけ、上蓋の把持できる領域が小さくなり、上蓋を把持し難くなったり、このために力を入れ難くなったりして、操作性が低下していたが、本構成によればこのような不具合を生じない。
また、上記構成によれば、本体10の注出筒12の内側に弱化部14を形成したので、弱化部14を切断した後でも、弱化部14の切断箇所が手に触れることがない利点もある。つまり、従来のように、上蓋の外周壁の下端部の下方に封印帯を設けると、開封時や上蓋の開閉時に、封印帯の切断部分が手に当たって違和感を生じることがある。これに対して、上記構成によれば、弱化部14を注出筒12の内側に形成しており、この箇所は手に触れることがないので、弱化部14の切断部分が手に当たって違和感を生じることがない。
また、上記構成によれば、開封後には、切取体15が内筒24や中筒25によって保持されるので、従来のように、プルリング付きの開口予定部を有する場合のように、プルリングを引き上げたり、開口予定部を破棄したりしなくても済み、開封動作時の手間を最小限に抑えることができる。また、開封後には、切取体15が内筒24や中筒25に密接した状態で保持されるので、切取体15と上蓋20の天板部21との間の隙間に容器2内の内容物が浸入し難い利点もある。
なお、上記実施の形態では、開封後に切取体15を、内筒24と中筒25とにより保持する場合を述べたが、これに限るものではなく、内筒24のみで開封後の切取体15を保持したり、中筒25のみで開封後の切取体15を保持したりするよう構成してもよい。
また、上記実施の形態では、容器2が箱型である場合を述べ、この場合には、上蓋20が小さい場合が多いため、特に、上蓋20を把持する面積が小さくなり難く、操作性が良好である。しかし、これに限るものではなく、容器2が箱型以外のものであってもよい。
1 キャップ
2 容器
10 本体
11 容器取付部
12 注出筒
13 雄ねじ
14 弱化部
15 切取体
15a 基盤部
15b 突部
15c 内周立設部
15d 係合部
15f 外周立設部
20 上蓋
21 天板部
23 外周壁
24 内筒
25 中筒
26 支持筒
27 係合部
29 雌ねじ

Claims (6)

  1. 容器に取り付け可能な本体と、本体に対して回転することにより着脱自在な上蓋と、を備えたキャップであって、
    本体は、容器に取り付け可能な容器取付部と、容器内の内容物を注出可能な注出筒と、上蓋の雌ねじに螺合可能な雄ねじと、注出筒の内側に形成された弱化部と、弱化部の内側に設けられた切取体と、を有し、
    上蓋は、天面と、外周壁と、本体の雄ねじに螺合可能な雌ねじと、を有し、
    上蓋と切取体とに、上蓋を本体に装着した状態で回転することで互いに係合する係合部がそれぞれ設けられており、
    上蓋に、切取体の外周と注出筒の内周とに密接可能な中筒が設けられ、
    中筒は単体の筒であることを特徴とするキャップ。
  2. 未開封状態で、上蓋の外周壁の下端部が本体の容器取付部に当接されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 弱化部が、弱化部により本体の注出筒と切取体との間を注出筒の周方向に対して複数箇所で接続するとともに隣り合う弱化部同士の間は周方向に隙間を有する状態で、設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 上蓋に、天面から垂下して切取体に密接可能な内筒が設けられていることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のキャップ。
  5. 内筒に、径方向外側に突出する突出部が形成され、
    切取体は孔部が形成されている基盤部を有し、
    内筒は上方から切取体の孔部に挿入され、
    開封後、切取体は突出部に引っ掛かって内筒に保持されることを特徴とする請求項4に記載のキャップ。
  6. 容器が、箱型の容器であることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のキャッ
    プ。
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