JP4815069B2 - 分別回収キャップ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、分別回収キャップに関するものであり、特に、分別回収キャップの把持部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
瓶容器には、そばつゆ等の内容物が充填されており、その口部には、キャップが打栓装着されている。この容器の内容物を使い切ったときには、キャップを分離して容器のみを回収し、再利用している。
従来、このキャップの分離を容易にするため、本体上壁に横弱化部を設け、本体の外筒に縦弱化部を設け、該横弱化部の近傍に、長方形状の把持部を立設している。
そして、分別回収時に、この把持部を指で握って所定方向に引っ張ると、前記外筒は前記弱化部から引き裂かれ、外筒内面に設けられている環状突起が切れるので、該キャップは容易に容器から外れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来例の把持部は、長方形状なので、指で掴みにくく、強い力で引こうとすると、指が滑ってしまう。そのため、弱化部の引き裂きを円滑に行えなかったので、キャップを外すのに時間がかかる。
又、打栓時に、本体上壁を押圧する際、この把持部が押圧されると、本体上壁に局部的に大きな力がかかり、弱化部が切れてしまうことがある。
そのため、該把持部を避けて押圧しなければならないが、この様にすると、本体上壁に均一な力が加わらないことになるので、設計通りの打栓ができず、シールもれが発生する恐れがある。
【0004】
この発明は、上記事情に鑑み、円滑に弱化部が引き裂けるようにすることを目的とする。他の目的は、設計通りに打栓できる様にすることである。
【0005】
この発明は、本体に、弱化部を引き裂くための把持部を設けた分別回収キャップにおいて;本体上壁にヒンジを介して起伏自在な注出筒が設けられており、前記注出筒は、前記本体と同心状に形成され、該本体の係止部に係合するための係合部を備え、該係止部に嵌着され、そして、前記把持部の機能を兼備するものであり、前記注出筒の外側の前記本体上壁には、該注出筒と同心状の調力円筒を設けられ、前記調力円筒は、前記キャップが、容器に打栓装着される時に、押圧されるものであって、前記本体上壁に均等な力を与えるためのものであることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明者は、該把持部を、該本体と同心状のリング体に形成し、かつ、本体上壁にヒンジを介して起伏自在に形成した。そのため、分別回収の際には該把持部を起こして、確実に指で掴むことができる共に、打栓時、本体上壁は均等な力をうけるので、設計通りに打栓される。
【0007】
この発明の第1実施例を図1により説明する。
瓶容器の口部1には、合成樹脂製のキャップの本体(中栓)2が打栓装着されている。 この本体2の外筒3と内筒4は、容器の口部1を挟持しており、該外筒3の内側には、口部1の環状凹部に係合する環状突起5が周設されている。
【0008】
内筒4の内側の開口部は、遮断壁7により閉鎖されており、該遮断壁7の下面側には、切裂溝9が設けられ、又、その上面側にはプルリング10が設けられている。
【0009】
本体上壁11には、ヒンジ13を介して起伏自在な注出筒15が設けられている。この注出筒15は、所謂把持部の機能を兼備しており、本体2と同心状に形成され、その内側には、本体2の係止部16に係合する係合部17が周設されている。
【0010】
前記係止部16の外側の本体上壁11には、前記注出筒15より背丈が低く、かつ、該注出筒15と同心状の調力円筒18が設けられているが、この調力円筒18には、本体上壁11まで切り込まれたヒンジ用切欠部が形成されている。
本体上壁11には、横弱化部19aが設けられ、外筒3には、前記横弱化部19aに連続する縦弱化部(図示せず)が設けられている。
【0011】
次に、本実施例の作動について説明する。
注出筒15を矢印A15方向に180度回転させて係止部16に嵌着し、鎖線で示すように、本体上壁11に密着させる。
【0012】
瓶容器にそばつゆを充填した後、該瓶容器の口部1に前記本体2を打栓装着する。
この時、調力円筒18が押圧されるが、該調力円筒18はリング体なので、本体上壁11は均等な力をうけるため、設計通りの打栓が行われると共に、前記横弱化部19a及び縦弱化部が裂けることがない。打栓終了後、図示しない上蓋を容器の口部1に螺着する。
【0013】
該容器内のそばつゆを使い終わり、該容器を分別回収する時には、注出筒15を指で押し上げて係止部16と係合部17との係合を解除した後、該注出筒15を指で握り矢印A15と反対方向に回転させながら水平方向に引っ張る。
そうすると、ヒンジ13を介して横弱化部19a及び縦弱化部に力がかかり、該両弱化部が切り裂かれる。
【0014】
前記両弱化部が切り裂かれると、外筒3の環状突起5が切断され、該口部1の締め付け力が解除されるので、本体2を容易に該口部1から外すことができる。
【0015】
この発明の第2実施例を図2により説明するが、図1と同一図面符号はその名称も機能も同一である。
この実施例と第1実施例との相違点は、(1)本体2と一体成形された注出筒15に、上蓋が螺合されるねじ20が設けられていること、(2)注出筒15の外側の本体上壁11に、装着筒26が設けられていること、(3)本体上壁11にヒンジ23を介して円筒状体25が連結されていること、である。
【0016】
この円筒状体25は、本体2と同心状に形成された把持部であり、その内面には、係合部27が設けられている。この円筒状体25は、ヒンジ23を介して矢印A25方向に180度回転すると、鎖線で示すように、該係合部27が装着筒26に係合し本体上壁11に密着する。
【0017】
該容器を分別回収する時には、円筒状体25を指で押し上げて装着筒26との係合を解除した後、該円筒状体25を指で握り矢印A25と反対方向に回転させながら水平方向に引っ張り、前記弱化線を切り裂く。
【0018】
この発明の実施例は、上記に限定されるものではなく、例えば、第2実施例(図2)において、該円筒状体25の外周面のヒンジ23と対向する部分に、摘みを設けても良い。このようにすると、円筒状体25を押し上げ易くなるので、装着筒26と係合解除を容易に行うことができる。
【0019】
【発明の効果】
この発明は、把持部が、該本体と同心状のリング体であり、かつ、本体上壁にヒンジを介して起伏自在に設けられているので、該把持部を確実に指で掴み、強い力で引っ張ることができる。そのため、弱化部を円滑に引き裂くことができる。
又、打栓時、本体上壁は均等な力を受けるので、設計通りの打栓ができるとともに、弱化部に局部的に強い力がかからないため、該弱化部が切れることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 容器の口部
2 本体
11 本体上壁
13 ヒンジ
15 注出筒
18 調力円筒
19a 横弱化部
Claims (1)
- 本体に、弱化部を引き裂くための把持部を設けた分別回収キャップにおいて;
本体上壁にヒンジを介して起伏自在な注出筒が設けられており、
前記注出筒は、前記本体と同心状に形成され、該本体の係止部に係合するための係合部を備え、該係止部に嵌着され、そして、前記把持部の機能を兼備するものであり、
前記注出筒の外側の前記本体上壁には、該注出筒と同心状の調力円筒を設けられ、
前記調力円筒は、前記キャップが、容器に打栓装着される時に、押圧されるものであって、前記本体上壁に均等な力を与えるためのものであることを特徴とする分別回収キャップ。
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- 2001-06-12 JP JP2001176781A patent/JP4815069B2/ja not_active Expired - Fee Related
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