JP3355390B2 - 容器の中栓 - Google Patents
容器の中栓Info
- Publication number
- JP3355390B2 JP3355390B2 JP10272896A JP10272896A JP3355390B2 JP 3355390 B2 JP3355390 B2 JP 3355390B2 JP 10272896 A JP10272896 A JP 10272896A JP 10272896 A JP10272896 A JP 10272896A JP 3355390 B2 JP3355390 B2 JP 3355390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- inner plug
- weakening
- cylinder
- pouring cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は瓶等の容器の口部
に装着して用いられる容器の中栓に関するものである。
に装着して用いられる容器の中栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来容器の中栓については、その多くが
図10に示すように形成されている。なお同図は容器の
中栓の従来例を示すものであるが、この発明と同一の部
分が多くあるため、その部分はこの発明と同一の図面符
号を用いて説明する。従ってこの発明と、この従来例の
図面において、同一の図面符号の部分は同一の名称であ
り、同一の機能を果たすものである。同図において1は
容器であり、2はその口部を示し、同口部2に上下方向
の係合突起3が形成されている。6は中栓であり、合成
樹脂により形成され、外筒11、内筒12、上壁13か
ら成る容器1への取付部22を有している。4は前記係
合突起3と上下方向に係止する中栓6の係止突起であ
る。23は外蓋24を保持する保持部を示す。5は注出
筒であり、19は流体の通行を遮断する遮断壁、21は
該遮断壁19に形成された無端状の裂溝18により構成
される裂取部であり、該裂取部21にプルリング状の裂
取部材20が設けられている。25は接続部、26は突
条を示す。消費者等の使用者は外蓋24を外し、次に裂
取部材20を上方に引っ張り、裂溝18を裂切り、そこ
に通口を形成して容器1の図示しない内容商品の液体等
を流出させて用いる。
図10に示すように形成されている。なお同図は容器の
中栓の従来例を示すものであるが、この発明と同一の部
分が多くあるため、その部分はこの発明と同一の図面符
号を用いて説明する。従ってこの発明と、この従来例の
図面において、同一の図面符号の部分は同一の名称であ
り、同一の機能を果たすものである。同図において1は
容器であり、2はその口部を示し、同口部2に上下方向
の係合突起3が形成されている。6は中栓であり、合成
樹脂により形成され、外筒11、内筒12、上壁13か
ら成る容器1への取付部22を有している。4は前記係
合突起3と上下方向に係止する中栓6の係止突起であ
る。23は外蓋24を保持する保持部を示す。5は注出
筒であり、19は流体の通行を遮断する遮断壁、21は
該遮断壁19に形成された無端状の裂溝18により構成
される裂取部であり、該裂取部21にプルリング状の裂
取部材20が設けられている。25は接続部、26は突
条を示す。消費者等の使用者は外蓋24を外し、次に裂
取部材20を上方に引っ張り、裂溝18を裂切り、そこ
に通口を形成して容器1の図示しない内容商品の液体等
を流出させて用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記中栓6は次
のような問題を有している。それは、前記容器1、又は
中栓6を資源として回収する場合に発生する。一般に容
器1及び中栓6は異なる材料により形成されていて、資
源として回収する際は別にする必要があるが、前記中栓
6は前述のようにその係止突起4が容器1の係合突起3
と上下方向に係止させられているため、前記口部2から
容易に外し取ることができないのである。この発明は上
記のような問題を解決するためになされたもので、その
目的は前記のように打栓形式で容器1の口部2に装着す
る中栓、即ち容器1の係合突起3に、中栓6の係止突起
4が上下方向に係止する容器の中栓において、容器1及
び又は中栓6を回収する際に、きわめて容易に、前記容
器1の口部2から取り外すことのできる容器の中栓を提
供することである。
のような問題を有している。それは、前記容器1、又は
中栓6を資源として回収する場合に発生する。一般に容
器1及び中栓6は異なる材料により形成されていて、資
源として回収する際は別にする必要があるが、前記中栓
6は前述のようにその係止突起4が容器1の係合突起3
と上下方向に係止させられているため、前記口部2から
容易に外し取ることができないのである。この発明は上
記のような問題を解決するためになされたもので、その
目的は前記のように打栓形式で容器1の口部2に装着す
る中栓、即ち容器1の係合突起3に、中栓6の係止突起
4が上下方向に係止する容器の中栓において、容器1及
び又は中栓6を回収する際に、きわめて容易に、前記容
器1の口部2から取り外すことのできる容器の中栓を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するこ
の発明について述べるとそれは、容器1の口部2外周に
形成された係合突起3に係止する係止突起4を有し、か
つ注出筒5を有する中栓6において、前記注出筒5の外
側に、対応する二つの端部7a、7bを有して前記注出
筒5を囲む弱化ライン7を形成し、前記対応する二つの
端部7a、7bにそれぞれ外方に、かつ下方に向う弱化
線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bのうち少
なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向において
横断させたことを特徴とする容器の中栓である。又弱化
ライン7は注出筒5のつけ根部10又はその近傍に形成
されている前記容器の中栓である。又弱化ライン7は中
栓6の、外筒11及び内筒12を連接する上壁13に形
成されている前記容器の中栓である。又容器1の口部2
外周に形成された係合突起3に係止する係止突起4を有
し、かつ注出筒5を有する中栓6において、前記注出筒
5の上下方向に対応する二つの下端部7a、7bを形成
する二つの弱化ライン7を形成し、前記対応する二つの
端部7a、7bに、それぞれ外方にかつ下方に向う弱化
線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bのうち少
なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向において
横断させたことを特徴とする容器の中栓である。
の発明について述べるとそれは、容器1の口部2外周に
形成された係合突起3に係止する係止突起4を有し、か
つ注出筒5を有する中栓6において、前記注出筒5の外
側に、対応する二つの端部7a、7bを有して前記注出
筒5を囲む弱化ライン7を形成し、前記対応する二つの
端部7a、7bにそれぞれ外方に、かつ下方に向う弱化
線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bのうち少
なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向において
横断させたことを特徴とする容器の中栓である。又弱化
ライン7は注出筒5のつけ根部10又はその近傍に形成
されている前記容器の中栓である。又弱化ライン7は中
栓6の、外筒11及び内筒12を連接する上壁13に形
成されている前記容器の中栓である。又容器1の口部2
外周に形成された係合突起3に係止する係止突起4を有
し、かつ注出筒5を有する中栓6において、前記注出筒
5の上下方向に対応する二つの下端部7a、7bを形成
する二つの弱化ライン7を形成し、前記対応する二つの
端部7a、7bに、それぞれ外方にかつ下方に向う弱化
線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bのうち少
なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向において
横断させたことを特徴とする容器の中栓である。
【0005】又横断部9は2箇所である前記容器の中栓
である。又注出筒5は該注出筒5の側壁14に穴15が
形成されている前記容器の中栓である。又注出筒5は上
部の外周部16が下部の外周部17より大径に形成され
ている前記容器の中栓である。又弱化ライン7の対応す
る二つの端部7a、7bの巾7cは、弱化ライン7の最
大の巾7dより小さく形成されている前記容器の中栓で
ある。又弱化ライン7の対応する二つの端部7a、7b
の巾7cは二つの弱化線8a、8bの末端における巾8
cより小さく形成されている前記容器の中栓である。又
弱化ライン7の対応する二つの端部7a、7bの巾7c
は、二つの弱化線8a、8bの末端における巾cより大
きく形成されている前記容器の中栓である。又中栓6は
注出筒5の内側に、容器1内容品の通行を遮断する、無
端状の裂溝18を形成した遮断壁19を有し、該遮断壁
19に裂取部材20が設けられている前記容器の中栓で
ある。
である。又注出筒5は該注出筒5の側壁14に穴15が
形成されている前記容器の中栓である。又注出筒5は上
部の外周部16が下部の外周部17より大径に形成され
ている前記容器の中栓である。又弱化ライン7の対応す
る二つの端部7a、7bの巾7cは、弱化ライン7の最
大の巾7dより小さく形成されている前記容器の中栓で
ある。又弱化ライン7の対応する二つの端部7a、7b
の巾7cは二つの弱化線8a、8bの末端における巾8
cより小さく形成されている前記容器の中栓である。又
弱化ライン7の対応する二つの端部7a、7bの巾7c
は、二つの弱化線8a、8bの末端における巾cより大
きく形成されている前記容器の中栓である。又中栓6は
注出筒5の内側に、容器1内容品の通行を遮断する、無
端状の裂溝18を形成した遮断壁19を有し、該遮断壁
19に裂取部材20が設けられている前記容器の中栓で
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1及び図2において1は容器で
あり、一例として合成樹脂製の瓶が示されている。但し
これはガラス製でもよいことは勿論である。そしてその
口部2外周に環状の係合突起3が形成されている。6は
合成樹脂、一例としてポリエチレン、又はポリプロピレ
ン等により形成された中栓であり、その下部に外筒1
1、内筒12、上壁13から成る前記口部2に対する取
付部22を有している。但し容器1が箱体、カン等の場
合は取付部22は上記と異なりフランジ状に形成され
る。そして前記外筒11に、前記係合突起3に係止する
係止突起4が形成されている。これにより中栓6は容器
1に対し打栓形式により装着されるものであることが理
解されよう。5は中栓6に形成された注出筒であり、該
注出筒5は上部の外周部16が下部の外周部17より大
径に形成されている。即ちラッパ状に形成されている。
但しこれは直筒状に形成されていても差支えはなく、こ
の発明においてはその両方を含むものである。19は上
記注出筒5の内側に形成された、容器1内の図示しない
液体又は粉粒体等の商品の通行を遮断する遮断壁、18
は遮断壁19に形成された無端状の裂溝、21は上記裂
溝18の内側に形成された裂取部であり、20は該裂取
部21上に設けられた裂取部材を示す。又23は外蓋2
4を保持する保持部であり、一例として螺筒状に形成さ
れていて、合成樹脂製の外蓋24と螺合するようになっ
ている。但し、該保持部23は上記螺合形式の外に、図
9に示すように係合形式に形成されていてもよく、この
発明はその両方を含むものである。同図において保持部
23は掛止部を形成しており、外蓋24の掛合部24a
と掛止するようになっている。なおこの場合注出筒5は
上壁13に設けられている。25はヒンジを示す。
あり、一例として合成樹脂製の瓶が示されている。但し
これはガラス製でもよいことは勿論である。そしてその
口部2外周に環状の係合突起3が形成されている。6は
合成樹脂、一例としてポリエチレン、又はポリプロピレ
ン等により形成された中栓であり、その下部に外筒1
1、内筒12、上壁13から成る前記口部2に対する取
付部22を有している。但し容器1が箱体、カン等の場
合は取付部22は上記と異なりフランジ状に形成され
る。そして前記外筒11に、前記係合突起3に係止する
係止突起4が形成されている。これにより中栓6は容器
1に対し打栓形式により装着されるものであることが理
解されよう。5は中栓6に形成された注出筒であり、該
注出筒5は上部の外周部16が下部の外周部17より大
径に形成されている。即ちラッパ状に形成されている。
但しこれは直筒状に形成されていても差支えはなく、こ
の発明においてはその両方を含むものである。19は上
記注出筒5の内側に形成された、容器1内の図示しない
液体又は粉粒体等の商品の通行を遮断する遮断壁、18
は遮断壁19に形成された無端状の裂溝、21は上記裂
溝18の内側に形成された裂取部であり、20は該裂取
部21上に設けられた裂取部材を示す。又23は外蓋2
4を保持する保持部であり、一例として螺筒状に形成さ
れていて、合成樹脂製の外蓋24と螺合するようになっ
ている。但し、該保持部23は上記螺合形式の外に、図
9に示すように係合形式に形成されていてもよく、この
発明はその両方を含むものである。同図において保持部
23は掛止部を形成しており、外蓋24の掛合部24a
と掛止するようになっている。なおこの場合注出筒5は
上壁13に設けられている。25はヒンジを示す。
【0007】次に図1及び図2において7は裂切り易く
形成された弱化ラインであり、同図に示すものは注出筒
5のつけ根部10に形成されており、図3、図4、図9
に示すように上壁13に形成されていてもよく、或いは
又図5に示すように注出筒5に形成されていても差支え
なく、要するに注出筒5に、その軸方向に又は軸方向と
交わる方向に力を加えて引っ張った際に容易に裂切れる
ように形成されている部分であり、図1、図2において
は一例として中栓6の外側に薄肉に形成されている。但
しこれは図3、図4等に示すようにその内側に薄肉に形
成されていてもよい。次に8a、8bは前記弱化ライン
7の対応する端部7a、7bにそれぞれ外方に向けて連
接させた弱化線であり、上記弱化ライン7同様に中栓6
の内側に薄肉に形成され、かつその末端部26は図1、
図9に示すように前記係止突起4を、上下方向において
横断9して形成されている。そしてこの弱化ライン7
は、図2、図3、図6、図7に示すように二ケ所の横断
部9が形成されていてもよく、或いは又図4、図5、図
8に示すように横断部9は1ケ所であっても差支えはな
い。
形成された弱化ラインであり、同図に示すものは注出筒
5のつけ根部10に形成されており、図3、図4、図9
に示すように上壁13に形成されていてもよく、或いは
又図5に示すように注出筒5に形成されていても差支え
なく、要するに注出筒5に、その軸方向に又は軸方向と
交わる方向に力を加えて引っ張った際に容易に裂切れる
ように形成されている部分であり、図1、図2において
は一例として中栓6の外側に薄肉に形成されている。但
しこれは図3、図4等に示すようにその内側に薄肉に形
成されていてもよい。次に8a、8bは前記弱化ライン
7の対応する端部7a、7bにそれぞれ外方に向けて連
接させた弱化線であり、上記弱化ライン7同様に中栓6
の内側に薄肉に形成され、かつその末端部26は図1、
図9に示すように前記係止突起4を、上下方向において
横断9して形成されている。そしてこの弱化ライン7
は、図2、図3、図6、図7に示すように二ケ所の横断
部9が形成されていてもよく、或いは又図4、図5、図
8に示すように横断部9は1ケ所であっても差支えはな
い。
【0008】次に、図6が示すものは、注出筒5の側壁
14に穴15を設けたものであり、その上部に摘み部2
7を有して形成された。この場合摘み部27を摘んで軸
方向に又は軸方向と交る方向に引っ張ることにより、弱
化ライン7を裂切り、ついで弱化線8a、8bの両方が
裂切れるように形成されている。前記のように構成され
たこの中栓は、使用の際外蓋24を外し、裂取部材20
を引っ張って裂溝18を裂切り、そこに通口を形成して
使用する。この発明は前記のように構成されたことによ
り、注出筒5を注出筒5としての作用をさせると共に、
該注出筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5aを、
弱化ライン7及び弱化線8a、8bを連続して裂切るた
めの把持部として役立たせることができる。
14に穴15を設けたものであり、その上部に摘み部2
7を有して形成された。この場合摘み部27を摘んで軸
方向に又は軸方向と交る方向に引っ張ることにより、弱
化ライン7を裂切り、ついで弱化線8a、8bの両方が
裂切れるように形成されている。前記のように構成され
たこの中栓は、使用の際外蓋24を外し、裂取部材20
を引っ張って裂溝18を裂切り、そこに通口を形成して
使用する。この発明は前記のように構成されたことによ
り、注出筒5を注出筒5としての作用をさせると共に、
該注出筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5aを、
弱化ライン7及び弱化線8a、8bを連続して裂切るた
めの把持部として役立たせることができる。
【0009】注出筒5は液体を注出するように上向きに
突出して設けられているから掴み易く形成されており、
かつ該注出筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5a
を指、プライヤー等で上方又は斜め上方に引っ張ること
により、弱化ライン7、弱化線8a、8bは連続して裂
切ることができ、ついで前記係止突起4も一連の動作と
して切り離すことができ、こうして容易に係止突起4、
係合突起3の係止を緩めることができ、そのまま中栓6
を容器1から取外すことができる。即ち前記部分5aを
引っ張るという一動作で、きわめて容易に、中栓6を容
器1から外し取ることができる。即ち中栓6取り外しの
全工程を一動作で完了させることができる。しかも注出
筒5の上部の外周16が、下部の外周17より大径に形
成されているものは、図7に示すように、弱化線8a、
8bの反対側の端部5aは指を掛け易く、従って把持を
確実にすることができ、かつ斜め上方への、即ちほぼ直
角方向への引っ張りの力をかけ易いのである。
突出して設けられているから掴み易く形成されており、
かつ該注出筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5a
を指、プライヤー等で上方又は斜め上方に引っ張ること
により、弱化ライン7、弱化線8a、8bは連続して裂
切ることができ、ついで前記係止突起4も一連の動作と
して切り離すことができ、こうして容易に係止突起4、
係合突起3の係止を緩めることができ、そのまま中栓6
を容器1から取外すことができる。即ち前記部分5aを
引っ張るという一動作で、きわめて容易に、中栓6を容
器1から外し取ることができる。即ち中栓6取り外しの
全工程を一動作で完了させることができる。しかも注出
筒5の上部の外周16が、下部の外周17より大径に形
成されているものは、図7に示すように、弱化線8a、
8bの反対側の端部5aは指を掛け易く、従って把持を
確実にすることができ、かつ斜め上方への、即ちほぼ直
角方向への引っ張りの力をかけ易いのである。
【0010】
【発明の効果】この発明は、容器1の口部2外周に形成
された係合突起3に係止する係止突起4を有し、かつ、
上向きに突出する注出筒5を有し、外蓋が螺着される中
栓6において、前記注出筒5の外側に、対応する二つの
端部7a、7bを有して前記注出筒5の付け根部10又
はその近傍を囲む弱化ライン7を形成し、前記対応する
二つの端部7a、7bにそれぞれ外方に、かつ下方に向
う弱化線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bの
うち少なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向に
おいて横断させるとともに、該注出筒5の弱化線8a、
8bの反対側の部分5aを、弱化ライン7及び弱化線8
a,8bを連続して裂切るための把持部としたので、注
出筒5を注出筒5としての作用をさせると共に、該注出
筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5aを、弱化ラ
イン7及び弱化線8a、8bを連続して裂切るための把
持部として役立たせることができる。注出筒5は液体を
注出するように上向きに突出して設けられているから掴
み易く形成されており、かつ該注出筒5の弱化線8a、
8bの反対側の部分5aを指、プライヤー等で上方又は
斜め上方に引っ張ることにより、弱化ライン7、弱化線
8a、8bは連続して裂切ることができ、ついで前記係
止突起4も一連の動作として切り離すことができ、こう
して容易に係止突起4、係合突起3の係止を緩めること
ができ、そのまま中栓6を容器1から取外すことができ
る。即ち前記部分5aを引っ張るという一動作で、きわ
めて容易に、中栓6を容器1から外し取ることができ
る。即ち中栓6取り外しの全工程を一動作で完了させる
ことができる。又、弱化ライン7は、注出筒5のつけ根
部10又はその近傍に形成されているから注出筒6に加
える力は、そのつけ根部10に、又はその近傍に直達
し、そこに応力集中を起こさせることができ、容易に弱
化ライン7の裂切りを開始させることができる。この発
明は、容器1の口部2外周に形成された係合突起3に係
止する係止突起4を有し、かつ注出筒5を有する中栓6
において、前記注出筒5の上下方向に対応する二つの端
部7a、7bを形成する二つの弱化ライン7を形成し、
前記対応する二つの端部7a、7bに、それぞれ外方に
かつ下方に向う弱化線8a、8bを連接させ、該弱化線
8a、8bのうち少なくとも一方をして前記係止突起4
を上下方向において横断させたので、弱化ライン7をご
く短く形成することができ、弱化ライン7と弱化線8a
又は同8bを同一方向に連続して形成できるから全工程
を一方向への裂切り動作で完了させることができる。
又、この発明の横断部9を二箇所としたことにより、係
合突起3に対する係止突起4の係止を充分に弱めること
ができ、中栓6の、容器1からの取り外しをきわめて容
易にすることがきる。更に、この発明の注出筒5の上部
の外周部16は、下部の外周部17より大径に形成され
ていることにより、図7に示すように注出筒5を斜め上
方にひき起こす動作をする場合に指が滑らずに、確実に
かつ注出筒5のほぼ直角方向に効果的に力を加えること
ができる。
された係合突起3に係止する係止突起4を有し、かつ、
上向きに突出する注出筒5を有し、外蓋が螺着される中
栓6において、前記注出筒5の外側に、対応する二つの
端部7a、7bを有して前記注出筒5の付け根部10又
はその近傍を囲む弱化ライン7を形成し、前記対応する
二つの端部7a、7bにそれぞれ外方に、かつ下方に向
う弱化線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bの
うち少なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向に
おいて横断させるとともに、該注出筒5の弱化線8a、
8bの反対側の部分5aを、弱化ライン7及び弱化線8
a,8bを連続して裂切るための把持部としたので、注
出筒5を注出筒5としての作用をさせると共に、該注出
筒5の弱化線8a、8bの反対側の部分5aを、弱化ラ
イン7及び弱化線8a、8bを連続して裂切るための把
持部として役立たせることができる。注出筒5は液体を
注出するように上向きに突出して設けられているから掴
み易く形成されており、かつ該注出筒5の弱化線8a、
8bの反対側の部分5aを指、プライヤー等で上方又は
斜め上方に引っ張ることにより、弱化ライン7、弱化線
8a、8bは連続して裂切ることができ、ついで前記係
止突起4も一連の動作として切り離すことができ、こう
して容易に係止突起4、係合突起3の係止を緩めること
ができ、そのまま中栓6を容器1から取外すことができ
る。即ち前記部分5aを引っ張るという一動作で、きわ
めて容易に、中栓6を容器1から外し取ることができ
る。即ち中栓6取り外しの全工程を一動作で完了させる
ことができる。又、弱化ライン7は、注出筒5のつけ根
部10又はその近傍に形成されているから注出筒6に加
える力は、そのつけ根部10に、又はその近傍に直達
し、そこに応力集中を起こさせることができ、容易に弱
化ライン7の裂切りを開始させることができる。この発
明は、容器1の口部2外周に形成された係合突起3に係
止する係止突起4を有し、かつ注出筒5を有する中栓6
において、前記注出筒5の上下方向に対応する二つの端
部7a、7bを形成する二つの弱化ライン7を形成し、
前記対応する二つの端部7a、7bに、それぞれ外方に
かつ下方に向う弱化線8a、8bを連接させ、該弱化線
8a、8bのうち少なくとも一方をして前記係止突起4
を上下方向において横断させたので、弱化ライン7をご
く短く形成することができ、弱化ライン7と弱化線8a
又は同8bを同一方向に連続して形成できるから全工程
を一方向への裂切り動作で完了させることができる。
又、この発明の横断部9を二箇所としたことにより、係
合突起3に対する係止突起4の係止を充分に弱めること
ができ、中栓6の、容器1からの取り外しをきわめて容
易にすることがきる。更に、この発明の注出筒5の上部
の外周部16は、下部の外周部17より大径に形成され
ていることにより、図7に示すように注出筒5を斜め上
方にひき起こす動作をする場合に指が滑らずに、確実に
かつ注出筒5のほぼ直角方向に効果的に力を加えること
ができる。
【0011】請求項2の発明は弱化ライン7が注出筒5
のつけ根部10又はその近傍に形成されているから注出
筒6に加える力は、そのつけ根部10に、又はその近傍
に直達し、そこに応力集中を起こさせることができ、容
易に弱化ライン7の裂切りを開始させることができる。
請求項3の発明は注出筒5を把持して弱化ライン7を裂
き切ったものは質量が比較的大きく、かつ又弱化線8
a、8bは比較的短く形成されていることになるため、
係止突起4の部分の弱化線8a、8bに力を及ぼし易い
ので係止突起4の横断を容易にすることができる。
のつけ根部10又はその近傍に形成されているから注出
筒6に加える力は、そのつけ根部10に、又はその近傍
に直達し、そこに応力集中を起こさせることができ、容
易に弱化ライン7の裂切りを開始させることができる。
請求項3の発明は注出筒5を把持して弱化ライン7を裂
き切ったものは質量が比較的大きく、かつ又弱化線8
a、8bは比較的短く形成されていることになるため、
係止突起4の部分の弱化線8a、8bに力を及ぼし易い
ので係止突起4の横断を容易にすることができる。
【0012】請求項4の発明は弱化ライン7をごく短く
形成することができ、弱化ライン7と弱化線8a又は同
8bを同一方向に連続して形成できるから全工程を一方
向への裂切り動作で完了させることができる。又、請求
項5の発明は横断部9を二箇所としたことにより、係合
突起3に対する係止突起4の係止を充分に弱めることが
でき、中栓6の、容器1からの取り外しをきわめて容易
にすることがきる。注出筒5は該注出筒5の側壁14に
穴15が形成されていると、注出筒5の側壁14に形成
された穴15に指を当て、穴15上方の摘み部27を摘
んで、注出筒5に力を加えることができるから、弱化ラ
イン7の裂切りの開始を容易にさせることができる。請
求項6の発明は注出筒5の上部の外周部16が、下部の
外周部17より大径に形成されていることにより、図7
に示すように注出筒5を斜め上方にひき起こす動作をす
る場合に指が滑らずに、確実にかつ注出筒5のほぼ直角
方向に効果的に力を加えることができる。弱化ライン7
の対応する二つの端部7a、7bの巾7cは二つの弱化
線8a、8bの末端における巾8cより小さく形成され
ていると、係止突起4の横断を2箇所にした場合に係止
突起4の裂切りの間隔を拡げることができ、従って係止
突起4の周方向長さを短くすることができるから、中栓
6の容器1に対する係止を一層緩めることができる。弱
化ライン7の対応する二つの端部7a、7bの巾7c
は、二つの弱化線8a、8bの末端における巾8cより
大きく形成されていると、注出筒5を引っ張る力が、注
出筒5を離れるに従って集約させることができるから、
全工程の裂切り動作を容易にすることができる。中栓6
は注出筒5の内側に、容器1内容品の通行を遮断する、
無端状の裂溝18を形成した遮断壁19を有し、該遮断
壁19に裂取部材20が設けられていると、きわめて容
易に容器から取り外しできる、打栓形式の中栓をして、
最初の使用迄は密封を保たせることができ、かつその開
放もきわめて容易にさせることができる。
形成することができ、弱化ライン7と弱化線8a又は同
8bを同一方向に連続して形成できるから全工程を一方
向への裂切り動作で完了させることができる。又、請求
項5の発明は横断部9を二箇所としたことにより、係合
突起3に対する係止突起4の係止を充分に弱めることが
でき、中栓6の、容器1からの取り外しをきわめて容易
にすることがきる。注出筒5は該注出筒5の側壁14に
穴15が形成されていると、注出筒5の側壁14に形成
された穴15に指を当て、穴15上方の摘み部27を摘
んで、注出筒5に力を加えることができるから、弱化ラ
イン7の裂切りの開始を容易にさせることができる。請
求項6の発明は注出筒5の上部の外周部16が、下部の
外周部17より大径に形成されていることにより、図7
に示すように注出筒5を斜め上方にひき起こす動作をす
る場合に指が滑らずに、確実にかつ注出筒5のほぼ直角
方向に効果的に力を加えることができる。弱化ライン7
の対応する二つの端部7a、7bの巾7cは二つの弱化
線8a、8bの末端における巾8cより小さく形成され
ていると、係止突起4の横断を2箇所にした場合に係止
突起4の裂切りの間隔を拡げることができ、従って係止
突起4の周方向長さを短くすることができるから、中栓
6の容器1に対する係止を一層緩めることができる。弱
化ライン7の対応する二つの端部7a、7bの巾7c
は、二つの弱化線8a、8bの末端における巾8cより
大きく形成されていると、注出筒5を引っ張る力が、注
出筒5を離れるに従って集約させることができるから、
全工程の裂切り動作を容易にすることができる。中栓6
は注出筒5の内側に、容器1内容品の通行を遮断する、
無端状の裂溝18を形成した遮断壁19を有し、該遮断
壁19に裂取部材20が設けられていると、きわめて容
易に容器から取り外しできる、打栓形式の中栓をして、
最初の使用迄は密封を保たせることができ、かつその開
放もきわめて容易にさせることができる。
【図1】この発明の実施例を示し、容器の中栓の半断面
図である。
図である。
【図2】図1に示す容器の中栓の、開放状態を示す斜視
図である。
図である。
【図3】この発明の第2の実施例を示し、容器の中栓の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】この発明の第3の実施例を示し、図3に相当す
る図である。
る図である。
【図5】この発明の第4の実施例を示し、図3に相当す
る図である。
る図である。
【図6】この発明の第5の実施例を示し、図3に相当す
る図である。
る図である。
【図7】図2に示す容器の中栓において、中栓を容器か
ら取り外す場合を示す作用の説明図である。
ら取り外す場合を示す作用の説明図である。
【図8】図5に示す容器の中栓において、容器から中栓
を取り外す場合を示す作用の説明図である。
を取り外す場合を示す作用の説明図である。
【図9】この発明の第6の実施例を示し、容器の中栓の
断面図である。
断面図である。
【図10】従来の容器の中栓の半断面図である。
1 容器 2 口部 3 係合突起 4 係止突起 5 注出筒 6 中栓 7 弱化ライン 7a 端部 7b 端部 8a 弱化線 8b 弱化線 9 横断部 10 つけ根部 11 外筒 12 内筒 13 上壁 14 側壁 15 穴 16 上部の外周部 17 下部の外周部 18 裂溝 19 遮断壁 20 裂取部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16
Claims (4)
- 【請求項1】容器1の口部2外周に形成された係合突起
3に係止する係止突起4を有し、かつ、上向きに突出す
る注出筒5を有し、外蓋が螺着される中栓6において、 前記注出筒5の外側に、対応する二つの端部7a、7b
を有して前記注出筒5の付け根部10又はその近傍を囲
む弱化ライン7を形成し、前記対応する二つの端部7
a、7bにそれぞれ外方に、かつ下方に向う弱化線8
a、8bを連接させ、該弱化線8a、8bのうち少なく
とも一方をして前記係止突起4を上下方向において横断
させるとともに、該注出筒5の弱化線8a、8bの反対
側の部分5aを、弱化ライン7及び弱化線8a,8bを
連続して裂切るための把持部としたことを特徴とする容
器の中栓。 - 【請求項2】容器1の口部2外周に形成された係合突起
3に係止する係止突起4を有し、かつ注出筒5を有する
中栓6において、 前記注出筒5の上下方向に対応する二つの端部7a、7
bを形成する二つの弱化ライン7を形成し、前記対応す
る二つの端部7a、7bに、それぞれ外方にかつ下方に
向う弱化線8a、8bを連接させ、該弱化線8a、8b
のうち少なくとも一方をして前記係止突起4を上下方向
において横断させたことを特徴とする容器の中栓。 - 【請求項3】横断部9は2箇所である請求項2記載の容
器の中栓。 - 【請求項4】注出筒5は上部の外周部16が下部の外周
部17より大径に形成されている請求項2記載の容器の
中栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272896A JP3355390B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 容器の中栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10272896A JP3355390B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 容器の中栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290852A JPH09290852A (ja) | 1997-11-11 |
JP3355390B2 true JP3355390B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=14335324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10272896A Expired - Fee Related JP3355390B2 (ja) | 1996-04-24 | 1996-04-24 | 容器の中栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3355390B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002012244A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Kouno Jushi Kogyo Kk | 分別廃棄キャップ |
JP2002029559A (ja) * | 2000-07-17 | 2002-01-29 | Mikasa Sangyo Kk | 合成樹脂製の分別回収キャップ |
JP4815069B2 (ja) * | 2001-06-12 | 2011-11-16 | 三笠産業株式会社 | 分別回収キャップ |
SE525982C2 (sv) * | 2003-10-08 | 2005-06-07 | Tetra Laval Holdings & Finance | Förpackningsbehållare och metod att framställa en förpackningsbehållare |
JP5216370B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2013-06-19 | 株式会社吉野工業所 | キャップ |
-
1996
- 1996-04-24 JP JP10272896A patent/JP3355390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09290852A (ja) | 1997-11-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4520942A (en) | Container closure having a frangible outer cap | |
US4527700A (en) | Closure device for a necked container | |
JPH052582B2 (ja) | ||
KR20010034041A (ko) | 음료용 개봉 표시 마개 | |
US6237818B1 (en) | Tamper evident pouring spout | |
JP3355390B2 (ja) | 容器の中栓 | |
JP2596699Y2 (ja) | 容器とその蓋 | |
JP5202189B2 (ja) | 分別廃棄性に優れた合成樹脂製打栓キャップ | |
JP2001058658A (ja) | プラスチックキャップ | |
JP4401467B2 (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JPH0761454A (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP2000255616A (ja) | 合成樹脂製キャップ | |
JP7505876B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JPH11321913A (ja) | 分別回収の容易なキャップ | |
JPH11130113A (ja) | 分別機能を有するプラスチックキャップ | |
JPH0858824A (ja) | 中 栓 | |
JPH078253U (ja) | 注出栓 | |
JP2589030Y2 (ja) | 容器の中蓋 | |
JP4069264B2 (ja) | 容器の開閉装置 | |
JP7466988B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP2601463Y2 (ja) | 容器とその蓋 | |
JP2596698Y2 (ja) | 容器とそのキャップ | |
JP2001002105A (ja) | 液体容器の注入具 | |
JP2001278308A (ja) | 分別廃棄可能なキャップ | |
JPH0642712U (ja) | 容器の中蓋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |