JP3074961B2 - 内燃機関の触媒劣化判定装置 - Google Patents
内燃機関の触媒劣化判定装置Info
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Description
判定装置に係り、特に触媒劣化判定条件が成立してもデ
ュアルフィードバック制御を継続させつつ触媒体の劣化
判定精度を向上し得る内燃機関の触媒劣化判定装置に関
する。
る排気を浄化するために、触媒体を排気系の排気管途中
に設けている。このように、排気系に触媒体を備えた構
造において、触媒劣化判定装置を備えたものがある。
機関の排気通路途中に設けられた触媒体上流側の排気通
路に第1排気センサであるフロントO2 センサを設ける
とともに触媒体下流側の排気通路に第2排気センサであ
るリアO2 センサを設け、フロントO2 センサの出力す
る第1検出信号から算出される第1フィードバック制御
値により空燃比が目標値になるよう第1フィードバック
制御するとともに、リアO2 センサの出力する第2検出
信号から算出される第2フィードバック制御値により触
媒体の劣化状態を判定して第1フィードバック制御値を
補正すべく第2フィードバック制御、いわゆるデュアル
フィードバック制御するものがある。詳述すると、図7
に示す如く、第1フィードバック制御は、フィードバッ
ク補正係数としてスキップ補正量(KS)と積分補正量
(KI)とが予め設定されており、第1検出信号がリッ
チ状態かリーン状態かを判断して前記スキップ補正量
(KS)と積分補正量(KI)との値に基づき第1フィ
ードバック制御値を演算し、この第1フィードバック制
御値により内燃機関の空燃比を補正している。また、第
2フィードバック制御は、図19に示す如く、第2検出
信号に基づきリアO2F/Bデューティ値を演算し、図
16に示す如く、このリアO2F/Bデューティ値から
第2フィードバック制御値とするリッチ反転遅れ時間D
LRとリーン反転遅れ時間DRLとを演算し、第1検出
信号がリッチ状態からリーン状態あるいはリーン状態か
らリッチ状態に変化した際に、このリッチ反転遅れ時間
DLRあるいはリーン反転遅れ時間DRLだけ遅延させ
て、前記第1フィードバック制御による空燃比の補正を
行うように制御している。
は、例えば特開平4−109045号公報、特開平4−
116239号公報に開示されている。特開平4−10
9045号公報に記載のものは、内燃機関の排気管内に
設けられた浄化手段と、浄化手段の上流側及び下流側に
それぞれ設けられた空燃比検出手段と、内燃機関の気筒
に燃料を供給する燃料供給手段と、空燃比検出手段から
の検出信号を入力して燃料供給手段を制御する電子的制
御手段とを設け、上流側の空燃比検出手段の検出信号に
基づいて内燃機関の気筒に供給する混合気の空燃比を制
御し、空燃比の目標値を変えた時の下流側の空燃比検出
手段の検出信号の応答変化によって浄化手段の劣化をモ
ニタし、比較的短時間で触媒劣化の有無を高い信頼性で
判定することを可能とするものである。また、特開平4
−116239号公報に記載のものは、触媒コンバータ
の上流側空燃比センサと下流側空燃比センサとの夫々出
力信号を比較して触媒の劣化を判定する際に、下流側セ
ンサを用いた学習補正の更新が十分に行われていない場
合には、その診断を禁止し、実際の空燃比自体の片寄り
による診断精度の低下や判定基準のばらつきを防止する
ものである。
ィードバック制御において、触媒体及び各O2 センサ
は、車両が通常に使用されている限り、その機能が著し
く低下しないものである。
したり、あるいは、その他何んらかの不慮の原因で、ハ
イテンションコードが抜けて失火させたりすると、触媒
体及び各O2 センサの機能が著しく低下し、触媒体の排
気浄化性能が低下したり、各O2 センサの空燃比制御性
が低下してしまう。
状態を正確に計測し、ユーザーに告知する必要がある。
また、触媒体及び各O2 センサの劣化が正確に計測でき
ないと、正常であるにも拘らず、ユーザーに異常を知ら
せることになり、混乱を招く原因となり、改善が望まれ
ていた。
述の不都合を除去するために、内燃機関の排気通路途中
に設けられた触媒体上流側の前記排気通路に第1排気セ
ンサを設けるとともに前記触媒体下流側の前記排気通路
に第2排気センサを設け、前記第1排気センサの出力す
る第1検出信号から算出される第1フィードバック制御
値により空燃比が目標値になるよう第1フィードバック
制御するとともに、前記第2排気センサの出力する第2
検出信号から算出される第2フィードバック制御値によ
り前記触媒体の劣化状態を判定して前記第1フィードバ
ック制御値を補正すべく第2フィードバック制御する内
燃機関の触媒劣化判定装置において、触媒劣化判定条件
成立時に、第2フィードバック制御値に対応させてリッ
チ反転遅れ時間とリーン反転遅れ時間との和を一定値に
すべく劣化判定時の第2フィードバック制御値を設定
し、前記第1フィードバック制御値の補正係数を触媒劣
化判定条件不成立時よりも大きく設定制御する制御手段
を設けたことを特徴とする。
立時に、第2フィードバック制御値に対応させてリッチ
反転遅れ時間とリーン反転遅れ時間との和を一定値にす
べく劣化判定時の第2フィードバック制御値を設定し、
第1フィードバック制御値の補正係数を触媒劣化判定条
件不成立時よりも大きく設定制御するので、触媒体及び
排気センサの劣化判定精度を向上させ、また、触媒劣化
判定条件成立時に劣化判定の計測ばらつき量を少なくす
るとともに、触媒劣化判定不成立時と触媒劣化判定成立
時との第2フィードバック制御値の切替時に排気有害成
分の発生を減少し、しかも、応答遅れ時間のばらつきを
も少なくすることができる。
且つ具体的に説明する。図1〜図23は、この発明の実
施例を示すものである。図3において、2は電子制御式
燃料噴射システムと触媒劣化判定装置とを備えた内燃機
関、4はシリンダブロック、6はシリンダヘッド、8は
ピストン、10はエアクリーナ、12は吸気管、14は
スロットルボディ、16は吸気マニホルド、18は吸気
通路、20は排気管、22は排気通路である。
間に介設されて第1吸気通路18−1を形成する吸気管
12の上流側には、吸気量を測定するエアフローメータ
24が設けられている。
気音を低減させるレゾネータ26が設けられている。ス
ロットルボディ14に形成されて前記第1吸気通路18
−1に連通する第2吸気通路18−2内には、吸気絞り
弁28が配設されている。この第2吸気通路18−2
は、サージタンク30を介して吸気マニホルド16に形
成した第3吸気通路18−3に連通されている。この第
3吸気通路18−3下流側は、吸気弁32を介して内燃
機関2の燃焼室34に連通されている。この燃焼室34
には、排気弁36を介して前記排気通路22が連通され
ている。
次に、ヒータ付の第1排気センサであるフロントO2 セ
ンサ38と触媒体40とサーモヒューズ42とが夫々設
けられている。フロントO2 センサ38は、触媒体40
上流側の排気通路22に設けられて該排気通路22内の
酸素濃度を検出し、第1検出信号を出力するものである
(図4参照)。
は、第2排気センサであるリアO2 センサ44が設けら
れている。このリアO2 センサ44は、触媒体40下流
側の排気通路22内の酸素濃度を検出し、第2検出信号
を出力するものである(図4参照)。
6との接合部位には、燃焼室34方向に指向させて燃料
噴射弁46が装着されている。
内の燃料が圧送される。即ち、燃料タンク48内の燃料
は、燃料ポンプ50によって燃料供給通路52に圧送さ
れ、燃料フィルタ54で濾過されて燃料分配管56に至
り、そして燃料圧力調整器58によって圧力が一定に調
整されて燃料噴射弁46に送給される。
−2には、一端側が燃料タンク48内の上部に連通する
蒸発燃料通路60の他端側が連通している。この蒸発燃
料通路60途中には、燃料タンク48側から順次に、二
方向弁62とキャニスタ64とが介設されている。
路18−1とサージタンク30内とを連通すべく、バイ
パス空気通路66が設けられている。このバイパス空気
通路66には、このバイパス空気通路66を開閉してバ
イパス空気量を調整するアイドル回転数制御弁(ISC
バルブ)68が介設されている。
り弁28を迂回する補助バイパス空気通路70が形成さ
れている。この補助バイパス空気通路70は、補助バイ
パス空気量調整具72によって開閉されるものである。
アイドル回転数制御弁68と補助バイパス空気通路70
と補助バイパス空気量調整具72とにより、アイドル回
転数制御装置74が構成される。
ドル回転数制御弁68により内燃機関2のアイドル回転
数を目標アイドル回転数にフィードバック制御するとと
もに前記吸気絞り弁28を迂回して前記第1吸気通路1
8−1とサージタンク30内とを連絡する補助バイパス
空気通路70に設けた補助バイパス空気量調整具72に
より前記目標アイドル回転数を調整するものである。
ンク30内に連通するエア通路76が分岐し、このエア
通路76には、機関冷却水温度等によって作動するエア
バルブ78が設けられている。エア通路74とエアバル
ブ76とによって、エアレギュレータ80が構成され
る。
ージタンク30内に連通するパワステ用空気通路82が
分岐している。このパワステ用空気通路82には、パワ
ステ用制御弁84が介設されている。このパワステ用制
御弁84は、パワステ用スイッチ86によって作動制御
されるものである。
を吸気系に還流させるべく、内燃機関2のシリンダヘッ
ド6には、サージタンク30に取付けたPCV弁88に
連通する第1ブローバイガス還流通路90と、第1吸気
通路18−1に連通する第2ブローバイガス還流通路9
2とが連絡されている。
出するためにスロットルセンサ94が設けられていると
ともに、吸気絞り弁28の急閉を防止するダッシュポッ
ト96が設けられている。
ニションコイル100は、点火機構102を構成するデ
ィストリビュータ104に連絡している。
べく、クランク角センサ106が設けられている。
は、このシリンダブロック4に形成した冷却水通路10
8内の機関冷却水温度を検出する水温センサ110と、
内燃機関2のノック状態を検出するノックセンサ112
とが付設されている。
センサ38、リアO2 センサ44、燃料噴射弁46、燃
料ポンプ50、アイドル回転数制御弁68、パワステ用
制御弁84およびパワステ用スイッチ86、スロットル
センサ94、パワーユニット98、クランク角センサ1
06、水温センサ110、ノックセンサ112は、制御
手段(エンジンコントロールユニット;ECU)114
に連絡している。
サ116と、ダイアグランプ118と、ダイアグスイッ
チ120と、テストスイッチ122と、ヒューズ124
及びメインスイッチ126を介してバッテリ128と、
アラームリレー130を介して警告灯132とが連絡し
ている。このアラームリレー130には、前記サーモヒ
ューズ42が連絡されている。
各種検出信号を入力し、前記触媒体40の劣化状態を判
定して空燃比を所定の補正量によってデュアルフィード
バック制御し(図7参照)、また、触媒劣化判定条件成
立時に、第2フィードバック制御値に対応させてリッチ
反転遅れ時間とリーン反転遅れ時間との和を一定値にす
べく劣化判定時の第2フィードバック制御値を設定し、
第1フィードバック制御値の補正係数を触媒劣化判定条
件不成立時よりも大きく設定制御するものである。
判定方法には、図8に示す如く、フロントO2 センサ3
8とリアO2 センサ44との各検出信号の応答遅れ時間
によって判定する方法、又は、図6に示す如く、各検出
信号の面積比によって模擬的に判定する方法がある。
フロントO2 センサ38とリアO2センサ44との応答
遅れ時間(TDLY)によって触媒劣化判定を行う。図
6に示す如く、リアO2 センサ44からの第2検出信号
は、上流の触媒浄化率によって影響される。触媒浄化率
が良いとは、触媒体40の応答遅れ時間(TDLY)が
長い、すなわち、フロントO2 センサ38の第1検出信
号に対するリアO2 センサ44の第2検出信号の遅れ時
間が長いということである。また、図8に示す応答遅れ
時間(TDLY)は、図20に示す如く、フロントO2
センサ38からの第1検出信号の周期(TFR)によっ
て変化する。更に、図9に示す如く応答遅れ時間(TD
LY)の計測ばらつき(△TDLY)は、フロントO2
センサ38からの第1検出信号の周期(TFR)のばら
つきによって影響される。更に、応答遅れ時間(TDL
Y)は、図21、22に示す如く、第1フィードバック
制御値の補正量によっても、計測ばらつき(△TDL
Y)が影響される。
示す如く、第1フィードバック制御中(メインフィード
バック実行中)と、第2フィードバック制御中(デュア
ルフィードバック実行中)と、機関回転数と機関負荷に
よる劣化判定の領域G内と、内燃機関2の暖機完了と、
吸気温度≧設定値と、一定速時との各条件を満足した場
合である。
の計測の安定化を図るためには、応答遅れ時間(TDL
Y)のばらつき(ΔTDLY)を抑えることが必要であ
り、このため、図21、22に示すように、第1検出信
号の周期(TFR)のばらつき(ΔTFR)を小さく
し、更に、第1フィードバック制御値のフィードバック
補正係数としての補正量(Ks)、(Ki)を通常時よ
りも大きく設定している。即ち、第1検出信号の周期
(TFR)のばらつき(ΔTFR)を小さくするために
は、積分判定時間(tk)を短くして第2フィードバッ
ク制御値(SOXFB)(図19参照)の変化を大きく
させ、触媒劣化判定時の第2フィードバック制御値(R
SOXFB)(図18参照)の変化を大きくさせる。更
に、図17に示すように、リッチ反転遅れ時間(DL
R)とリーン反転遅れ時間(DRL)との和を一定値
(例えば500ms)に設定したリッチ/リーン反転遅
れ時間(DRL、DLR)の関係図を、設定する。これ
により、第2フィードバック制御値(RSOXFB)の
変化が大きくなると、触媒劣化判定時の第2フィードバ
ック制御値に対応したリッチ反転遅れ時間(DLR)と
リーン反転遅れ時間(DRL)との差が大きくなり、リ
ッチ反転遅れ時間(DLR)又はリーン反転遅れ時間
(DRL)が長くなるので、第1フィードバック制御値
の振幅が大きくなり、第1検出信号の周期(TFR)の
ばらつき(ΔTFR)が小さくなる。
が長くなると、図23のように、有害物の排気量が増加
するので、第1フィードバック制御値の補正量(K
s)、(Ki)を、通常時よりも大きく設定する。
ってフィードバック制御を行い、図8のリアO2センサ
44からの第2検出信号の応答遅れ時間(TDLY)を
計測し、この値と触媒劣化判定値とを比較し、触媒劣化
を判定する。
のフローチャートに基づいて説明する。
く、内燃機関2が始動すると、プログラムがスタートし
(ステップ202)、先ず、図10に示す触媒劣化判定
の成立条件を入力する(ステップ204)。この触媒劣
化判定条件は、図10に示す如く、第1(メイン)フィ
ードバック制御実行中と、デュアルフィードバック制御
実行中と、領域G内と、内燃機関2の暖機完了と、吸気
温度≧設定値と、一定速時とを満足した場合に成立す
る。
かを判断し(ステップ206)、このステップ206で
NOの場合に、この判断を継続する。
図16に示す通常時と同様に、第2(リア)フィードバ
ック制御値(SOXFB)を検出し、図18の関係に応
じて劣化判定時の第2フィードバック制御値(RSOX
FB)を別に設定する(ステップ208)。このとき、
リッチ反転遅れ時間(DLR)とリーン反転遅れ時間
(DRL)との和を、一定値(例えば500ms)に設
定する(図17参照)。
制御値の補正量(Ks)、(Ki)を、図7に示す如
く、制御手段114に設定した所定の値にセットする
(ステップ210)。このとき、応答遅れ時間(TDL
Y)の計測を安定させるために、第1フィードバック制
御値の補正量(Ks)、(Ki)を通常時よりも大きく
する。
k)を劣化判定用に予め制御手段114に設定した値に
セットする(ステップ212)。つまり、触媒劣化判定
条件成立時には、通常時よりもフィードバック制御の周
期が長くなるので、制御応答時間を早し、劣化判定時間
の短縮を図る。
サ44からの第2検出信号のリッチ/リーン反転毎にス
キップ補正、tk時間毎に積分補正を実施する(スキッ
プ214)。
センサ38の第1検出信号のリッチ/リーン反転遅れ時
間(DLR、DRL)を、劣化判定時の第2フィードバック
制御値(RSOXFB)によって制御する(ステップ2
16)。
4の応答遅れ時間(TDLY)を計測する(ステップ2
18)。
測するには、フロントO2 センサ38とリアO2 センサ
44からの検出信号の周期が略同じである必要があるか
らである。このため、リアO2 センサ44があまり劣化
していない場合には、フロントO2 センサ38の信号の
周期を長くする必要がある。そこで、第1フィードバッ
ク制御値の補正量(スキップ値Ks、積分値Ki)の値
を変更している。
して説明すると、応答遅れ時間(TDLY)をn回計測
し、又、その時のフロントO2 センサ38の第1検出信
号の周期(TFR)、機関負荷(EC)、排気温度を計
測する(ステップ220)。
安定して計測できたか判定する条件を入力する(ステッ
プ222)。
て計測したか否かを判断し(ステップ224)、このス
テップ224でYESの場合には、応答遅れ時間(TD
LY)、フロントO2 センサ38の第1検出信号の周期
(TFR)、機関負荷、排気温度のn回平均を演算し
(ステップ226)、そして、図12、13に示す如
く、機関負荷、排気温度によって応答遅れ時間(TDL
Y)を補正(ステップ228)する。応答遅れ時間(T
DLY)を機関負荷、排気温度等で補正するのは、応答
遅れ時間(TDLY)が排気の流速や触媒体40の反応
時間によって変化するからである。補正ベースは、1.
0とする。そして、フロントO2 センサ38の第1検出
信号の周期(TFR)の平均を、図14に示す如く、機
関負荷で補正する(ステップ230)。
否かを判断し(ステップ232)、次に、最終応答遅れ
時間(FTDLY)=応答遅れ時間(TDLY)×係数
(KTDLY)を演算し(ステップ234)、次いで、
図15に示す如く、最終応答遅れ時間(FTDLY)を
予め制御手段114で設定した応答遅れ時間と比較する
(ステップ236)。
(ステップ238)、このステップ238でYESの場
合には触媒異常とし(ステップ240)、そして、ラン
プ等を点灯してユーザーに知らせ(ステップ242)、
プログラムをエンドとする(ステップ244)。
媒正常とし(ステップ246)、そして、プログラムを
エンドとする(ステップ244)。
は、フロントO2 センサ38の劣化を判定し(ステップ
248)、前記ステップ242に移行させる。
は、劣化判定をx回繰返し(ステップ250)、応答遅
れ時間(TDLY)が安定して計測できたかの条件を入
力し(ステップ252)、そして、測定が安定したか否
かを判断する(ステップ254)。
前記ステップ226に戻してそれ以降の制御を行う。
は、触媒正常とする(ステップ256)。つまり、触媒
劣化をx回繰り返しても応答遅れ時間(TDLY)が安
定しないということは、フロントO2 センサ38が劣化
していないので、いくら補正しても、リアO2 センサ4
4との周期が同じにならないので、値がばらつくという
ことで、触媒体40が正常となるものである。
2フィードバック制御を通常時のデュアルフィードバッ
ク制御に戻し(ステップ258)、プログラムをエンド
とする(ステップ244)。
8、44の劣化判定精度が向上、つまり応答遅れ時間
(TDLY)の計測精度を向上させることができる。
ードバック制御を通常時とは異なるように変化させたの
で、劣化判定の計測ばらつき(△TDLY)が少なくな
り、劣化判定精度を向上することができる。
ドバック制御値の切替えが、リッチ/リーン反転遅れ時
間(DRL、DLR)の割合を一定になるように行われ
るので、デュアルフィードバック制御の切替え時の排気
有害成分の発生を減少することができる。
転遅れ時間の和(DLR+DRL)が常に一定になるよ
うに制御されるので、フロントO2 センサ38からの第
1検出信号の周期(TFR)が一定となり、応答遅れ時
間(TDLY)の計測ばらつき(△TDLY)を小さく
することができる。
化判定の誤動作による市場の混乱をなくすことができ
る。
御値の積分判定時間を通常時よりも短かくしたので、排
気量の発生の減少を図ることができる。
発明によれば、触媒劣化判定条件成立時に、第2フィー
ドバック制御値に対応させてリッチ反転遅れ時間とリー
ン反転遅れ時間との和を一定値にすべく劣化判定時の第
2フィードバック制御値を設定し、第1フィードバック
制御値の補正係数を触媒劣化判定条件不成立時よりも大
きく設定制御する制御手段を設けたことにより、触媒体
及び各排気センサの劣化判定精度を向上させ、また、触
媒劣化判定条件成立時に触媒劣化計測のばらつき量を少
なくするとともに、触媒劣化判定不成立時と触媒劣化判
定成立時との各第2フィードバック制御値の切替時に排
気有害成分の発生を減少し、しかも、触媒劣化判定値の
ばらつきをも少なくし得る。
である。
るフローチャートである。
ある。
する説明図である。
図である。
る。。
期時間と応答遅れ時間係数との関係図である。
周期時間との関係図である。
る。
/リーン反転遅れ時間との関係図である。
ッチ/リーン反転遅れ時間との関係図である。
定時のリアフィードバック制御値との関係図である。
正のタイムチャートである。
期の説明図である。
る。
れ時間の計測ばらつきとの関係図である。
排気量との関係図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の排気通路途中に設けられた触
媒体上流側の前記排気通路に第1排気センサを設けると
ともに前記触媒体下流側の前記排気通路に第2排気セン
サを設け、前記第1排気センサの出力する第1検出信号
から算出される第1フィードバック制御値により空燃比
が目標値になるよう第1フィードバック制御するととも
に、前記第2排気センサの出力する第2検出信号から算
出される第2フィードバック制御値により前記触媒体の
劣化状態を判定して前記第1フィードバック制御値を補
正すべく第2フィードバック制御する内燃機関の触媒劣
化判定装置において、触媒劣化判定条件成立時に、第2
フィードバック制御値に対応させてリッチ反転遅れ時間
とリーン反転遅れ時間との和を一定値にすべく劣化判定
時の第2フィードバック制御値を設定し、前記第1フィ
ードバック制御値の補正係数を触媒劣化判定条件不成立
時よりも大きく設定制御する制御手段を設けたことを特
徴とする内燃機関の触媒劣化判定装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04253606A JP3074961B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 内燃機関の触媒劣化判定装置 |
US08/102,090 US5379587A (en) | 1992-08-31 | 1993-08-04 | Apparatus for judging deterioration of catalyst of internal combustion engine |
DE4328099A DE4328099C2 (de) | 1992-08-31 | 1993-08-20 | Verfahren zum Erfassen der Verschlechterung des Katalysators eines Verbrennungsmotors |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04253606A JP3074961B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 内燃機関の触媒劣化判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681633A JPH0681633A (ja) | 1994-03-22 |
JP3074961B2 true JP3074961B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=17253715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04253606A Expired - Fee Related JP3074961B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 内燃機関の触媒劣化判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074961B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2326953A (en) * | 1997-06-30 | 1999-01-06 | Ford Motor Co | Motor vehicle exhaust Catalyst regeneration |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP04253606A patent/JP3074961B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0681633A (ja) | 1994-03-22 |
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