JP3069198B2 - 給送装置 - Google Patents
給送装置Info
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- JP3069198B2 JP3069198B2 JP4187535A JP18753592A JP3069198B2 JP 3069198 B2 JP3069198 B2 JP 3069198B2 JP 4187535 A JP4187535 A JP 4187535A JP 18753592 A JP18753592 A JP 18753592A JP 3069198 B2 JP3069198 B2 JP 3069198B2
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
ーダ、ファクシミリ、又は複写機等の画像形成装置に用
いられる給送装置に係り、詳しくは分離部材と搬送回転
体との圧接によりシートを分離・搬送する給送装置に関
する。
送装置を図7(a),図8(a)に沿って説明する。
2を有する搬送回転体3と、該搬送回転体3に当接して
多数のシートSが一度に搬送されるのを防ぐ分離部材5
と、該分離部材5を搬送回転体3に押圧ばね14により
押圧する圧接板12(圧接手段)とからなり、前記分離
部材5の背面には前記シートSの当接による変形を防止
するためのガイド板6dが設けられて、搬送回転体3と
分離部材5とが形成するニップ部16でシートSを分離
・搬送する。
図7(a)で説明した従来例と略同じで、相違点は分離
部材5が圧接板12に取り付けられており、また圧接板
12は押圧ばね14のみで支持されている。
給紙された場合、シートSの束は分離部材5に当接し、
これによりシート搬送経路15の方向にシートSが楔形
状に捌かれて給紙される。しかし、単に捌かれただけで
は、数枚のシートSが前記ニップ部16に同時に給紙さ
れる場合が生じる。そこで、これら数枚のシートSを分
離・搬送するために、押圧ばね14の力でニップ部16
に働く圧力を大きくし、これによって分離部材5と最上
位シートS(分離部材5と接しているシートS)との間
の摩擦力を大きくすることで搬送回転体3に接するシー
トSのみを搬送することが行われている。
は図7(b)、図8(b)に示すようにニップ部16中
央部の圧力(以後単に圧力と称す)が最も大きくなって
おり、このため分離力(シートSを分離しようとする分
離力と前記圧力は比例関係にある)が最大に達した時に
はシートS間の密着力も増している。従って、分離力を
増そうとして圧力を増すとシートS間の密着力やシート
Sにかかる負荷が増えるといった悪循環に陥り、最悪の
場合にはシートSを破損させる問題があった。即ち、ボ
ンド紙等の摩擦が大きいシート類に対応して分離力を増
すと、薄紙などの比較的強度の弱いシート類が破損し易
くなってしまう。
可能だったシートSは、それ以降分離される可能性が小
さいため、中央部以降の分離部材5が有効に活用されな
いという問題があった。これは特に、厚みの薄いシート
Sが重なった場合に深刻な問題となっている。
ールした多数のシートSが分離部材5に当接すると、分
離部材5は摩擦係数が大きい材質(ゴム等)により製作
されているのでカールが矯正され難く、逆に給紙動作を
不調にしてしまうといった問題があった。
シートS全体が分離部材5又は圧接板12に当接する
と、この当接力が分離部材5を変形させてしまう。この
変形を防止するためにガイド板6dが設けられている
が、ガイド板6dがシート入口Aの近傍までガイドされ
ていないので、多数シートSの下部に位置するシートS
の当接によりニップ部16に作用している圧力が変化し
て分離性能の不安定を起こす問題があった。
防止することが可能であり、また好ましくは、これに加
えて、カールしたシートを矯正して安定給紙することも
可能であり、或いは、ニップ部における圧力変動を抑え
て分離性能を安定させることも可能である、給送装置を
提供することを目的とする。
みてなされたものであって、シートを搬送する搬送回転
体と、前記搬送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段
と、を有し、前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ
部でシートを一枚ずつ分離する給送装置において、前記
分離部材にシートの搬送方向に沿ってシートに接触しな
い非接触部を設け、該非接触部を、シートの搬送方向と
直交する方向に直線状に延びる開始位置からシートの搬
送方向の下流側の端部まで設けるとともに、該非接触部
の開始位置が前記ニップ部内のシートの搬送方向におけ
るシート入口付近に位置することにより、前記搬送回転
体と前記分離部材との圧接面での圧力が、前記シート入
口付近で上昇するようにしたことを特徴とする。
ける前記シート入口付近の圧力上昇を生じさせるための
鋭角形状部を設けたことを特徴とする。
記搬送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段と、を有
し、前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ部でシー
トを一枚ずつ分離する給送装置において、前記分離部材
にシートの搬送方向に沿ってシートに接触しない非接触
部を設け、該非接触部を、シートの搬送方向と直交する
方向に直線状に延びる開始位置からシートの搬送方向の
下流側の端部まで設けるとともに、該非接触部の開始位
置が前記ニップ部内のシートの搬送方向におけるシート
出口付近に位置することにより、前記搬送回転体と前記
分離部材との圧接面での圧力が、前記シート出口付近で
上昇するようにしたことを特徴とする。
ける前記シート出口付近の圧力上昇を生じさせるための
鋭角形状部を設けたことを特徴とする。
記搬送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段と、を有
し、前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ部でシー
トを一枚ずつ分離する給送装置において、前記分離部材
にシートの搬送方向に沿ってシートに接触しない非接触
部を設け、該非接触部を、シートの搬送方向と直交する
方向に直線状に延びる開始位置からシートの搬送方向の
下流側の端部まで設けるとともに、該非接触部の開始位
置が前記ニップ部内のシートの搬送方向におけるシート
入口付近及びシート出口付近の両方のそれぞれに位置す
ることにより、前記搬送回転体と前記分離部材との圧接
面での圧力が、前記シート入口付近及びシート出口付近
で上昇するようにしたことを特徴とする。
ける前記シート入口付近及びシート出口付近の圧力上昇
を生じさせるための鋭角形状部を設けたことを特徴とす
る。
入口付近とシート出口付近とで異なっていることを特徴
とする。
きれた切欠き部であることを特徴とする。
記搬送回転体と前記分離部材とで楔形状の案内部を形成
するために前記分離部材を裏面から支持するための分離
部材補強手段を設け、該分離部材補強手段を前記ニップ
部のシート入口付近まで延設することを特徴とする。
隔を、前記分離部材の厚さより小さく設定したことを特
徴とする。
記搬送回転体と前記分離部材とで楔形状の案内部を形成
し、前記分離部材における前記案内部を形成するための
部位に低摩擦部材を設け、該低摩擦部材を前記分離部材
の幅よりも小さく、且つ、前記ニップ部内のシート入口
付近まで延設することを特徴とする。
シート入口に近づくにつれて幅が狭くなるように形成さ
れていることを特徴とする。
圧接面での圧力が、非接触部の開始位置付近で上昇す
る。或いは、上記圧力は鋭角形状部の位置で上昇する。
略同じであるので同一符号を付して、相違点のみを説明
する。 図1は本実施例1を説明する図で、図1(a)
は給送装置1の構成断面図、図1(b)はシートS側の
分離部材5の平面図、図1(c)はニップ部のシート搬
送経路方向の圧力分布を示している。給送装置1は、搬
送回転体3(POM樹脂製ローラコアに直径が約25m
m、幅が約24mmのゴムローラ等を取り付けたもの)
と、回転軸2(ステンレス鋼製)と、を有している。前
記搬送回転体3は前記回転軸2と同軸に支持され、かつ
該回転軸2に対し回転自在に取り付けられて、駆動源
(不図示)により駆動される。また、前記搬送回転体3
には、弾性を有する分離部材5(ゴム硬度が70度、幅
が24mm、厚さが約1mmの天然ゴム板等)が当接
し、該分離部材5と前記搬送回転体3とが楔形状の案内
部を形成している。また、分離部材5のシートが当接す
る前記案内部には、可撓性を有する低摩擦部材34が配
設され、又その背面には、分離部材補強板6が配設され
ている。そしてこれらは、その後部において固定ビス9
によりガイド取り付け板7(厚さ約1mmの剛性の高い
鉄鋼板金製)に共締めされ、さらに該ガイド取り付け板
7は、取り付け板固定ビス11によって本体フレーム1
0に固定されている。また、前記圧接板12は、ヒンジ
部13を有して回転自在となると共に圧接板12と本体
フレーム10との間に縮設された押圧ばね14により前
記分離部材5を搬送回転体3の方向に付勢されている。
これによって、分離部材5と搬送回転体3とが強く当接
してニップ部16(約8mm)を構成している。
は、前記分離部材5の幅より小さく、且つ、ニップ部1
6のシート入口Aの近傍まで延設されると共に該シート
入口Aに近づくにつれて幅が狭くなっている。また、前
記低摩擦部材34は、前記分離部材5に比べ、ポリエス
テルフィルム等(厚さ;約0.07mm)の滑りやすい
材質からなり、このため、シートSが上向きにカールし
ていても、低摩擦部材34の表面をシートSが滑ること
により効果的にカールを矯正することが可能となってい
る。
有し、且つ、案内部が楔形状を有している。従って、多
数のシートSが過大な当接力で当接しても、低摩擦部材
34は分離部材5に押込まれるようになり、シートSの
先端縁部が分離部材5に直に当接するようになる。この
ため、シートSは搬送回転体3側に移動できなくなり、
多数のシートSをクサビ型に効率良く捌くことが可能と
なっている。なお、分離部材5の中心は、搬送するシー
トSの中心と一致するように設けられている。
レーム10との間には、押圧ばね14が縮設されてお
り、該押圧ばね14の力を受けた圧接板12が摩擦板5
を搬送回転体3に圧接している。この圧接により前記ニ
ップ部16内のシートSは、分離部材5及び搬送回転体
3と強く摩擦係合するようになり、シートSを1枚づつ
分離することが可能になる。つまり、分離部材5とシー
トSとの間に働く摩擦力と、搬送回転体3とシートSと
の間に働く摩擦力は逆方向に働くので、複数のシートS
を分離することが可能になる。
板金製からなり、さらに分離部材補強板縁6bと圧接板
前縁17との距離は約1mm以下、つまり分離部材5の
厚さ以下となるように設けられている。このため、多数
のシートSが分離部材5に当接しても、分離部材5の変
形を防ぐことが可能で有り、また搬送方向への押込みも
防止することができる。これによって、ニップ部16に
働く圧力の変動を抑えることが可能となっている。
を有し、且つ、該ヒンジ部13は圧接板12の圧接板前
縁17が、先に分離部材5を押圧するように取り付けら
れている。なお、搬送回転体軸3方向から見た時の圧接
板前縁17の先端は鋭角形状に構成されている。このた
め、図1(c)に示すように、ニップ部16内の圧力
が、シートの搬送方向におけるシート入口A近傍で急激
に上昇するようになっている。これによって、多数のシ
ートSが、同時にニップ部16内に搬送されても、シー
トS間の密着度が増大する前に大きな分離力によって分
離することが可能となっている。これによって、シート
Sの種類に関係なく分離することが可能になる。
35は、前記分離部材5の幅より小さく、且つ、ニップ
部16のシート入口Aの近傍まで延設されると共に該シ
ート入口Aに近づくにつれて幅が狭くなっていると述べ
たが、この狭くなる割合は一義的に決まるものでは無
く、案内部の角度や分離部材5の硬度及び低摩擦部材3
4の摩擦係数とによって決定すれば良い。
施例2における給送装置は、上記実施例1と略同じであ
るので同一符号を付して、相違点のみを説明する。
(a)は給送装置1の構成断面図、図2(b)はシート
S側の分離部材5の平面図、図2(c)はニップ部16
のシート搬送経路15方向の圧力分布を示している。
される様に切欠き部19(幅W2 )が設けられている。
この切欠き部19は、前記低摩擦部材34よりも幅が狭
く設けられ、且つ、開始位置20から分離部材端部まで
圧接面内で対称になる様に設けられている。このときの
圧力分布を図2(c)に示す。同図において、圧力カー
ブP1 はW1 の領域の圧力を示し、圧力カーブP2 はW
2 の領域の圧力を示している。なお、圧力カーブP2 の
ピーク位置は切欠き部19の開始位置20を変えること
で、変化させることが可能となっている。この切欠き部
19を設けることによりシート入口A近傍には急激な圧
力ピークが生じ、その値は切欠き部19を設けない時よ
り大きくすることが可能で、多数のシートSが同時にニ
ップ部16内に搬送されてもシートS間の密着度が増大
する前に大きな分離力で効率よく分離することが可能と
なる。
で、微妙にシートSが撓むようになる。このために、横
方向(図2において紙面に垂直方向)の捌き効果が生
じ、これによって効果的に多数のシートSを分離するこ
とが可能となっている。さらに、切欠き部19が対称に
設けられているので、搬送されるシートSが斜行する心
配がない。
り、シートSの先端折れを防ぐことが可能となってい
る。
プ部16のシート入口側Aより1〜2mmが好適であ
る。
るので同一符号を付して、相違点のみを説明する。
(a)は給送装置1の構成断面図、図3(b)はシート
S側の分離部材5の平面図、図3(c)はニップ部16
のシート搬送経路15方向の圧力分布を示している。
向からみて鋭角形状の突起Kが設けられ、この部分に圧
力が集中するようになっていると共に圧接板17が最初
に搬送回転体3を圧接する様に取り付けられている。こ
れにより、シート入口Aとシート出口Bの部位に急激な
圧力ピークを生じさせることが可能となっている。
16内の圧力の分布を示したもので、このようにニップ
部16のシート入口A及びシート出口Bに大きな圧力が
存在するとニップ部16全体の圧力が略一定となり、ニ
ップ部16を有効に用いることが可能になる。また、シ
ート入口Aで大きな分離力を受けるのでシートSの分離
効果を改善することが可能となっている。
施例4における給送装置は、実施例1と略同じであるの
で同一符号を付して、相違点のみを説明する。
(a)は給送装置1の構成断面図、図4(b)はシート
S側の分離部材5の平面図、図4(c)はニップ部16
のシート搬送経路15方向の圧力分布を示している。
す様に切欠き部19(幅W2 )が、切欠き部開始位置2
0から分離部材端部までニップ部16内で対称になる様
に設けられている。
圧力カーブP3 はW1 の領域の圧力を示し、圧力カーブ
P4 はW2 の領域の圧力を示しており、切欠き部開始位
置20を変えることで圧力のピーク位置を変化させるこ
とが可能となっている。
ないので、微妙にシートSが撓むようになり、効果的な
分離力を生じさせることが可能となっている。
いるので、搬送されるシートSが斜行する心配がない。
6のシート入口Aより1〜2mmが好適である。
における給送装置は、実施例1と略同じであるので同一
符号を付して、相違点のみを説明する。
(a)は給送装置1の構成断面図、図5(b)はシート
S側の分離部材5の平面図、図5(c)はニップ部16
のシート搬送経路15方向の圧力分布を示している。
い円弧状の圧接面を有し、圧接時には圧接板前縁17と
圧接板後縁18とが共に圧接板中央部29よりも先に分
離部材5を押圧するように構成されている。また、圧接
板前縁17と圧接板後縁18との先端は搬送回転体3軸
の方向から観て鋭角形状になっており、ニップ部16の
シート入口A及びシート出口Bの部位に大きな圧力のピ
ークを急激に生じさせることが可能となっている。
16内の圧力Pの分布を示したもので、このようにニッ
プ部16のシート入口A及びシート出口Bに大きな圧力
が存在すると、ニップ部16全体の圧力が略一定となり
ニップ部16を有効に用いることが可能となっている。
るのでシートSの分離効果が改善さることができる。
16の半径を分離ローラ3の半径より小さいとしたが等
しくても構わない。
施例6における給送装置は、実施例1と略同じであるの
で同一符号を付して、相違点のみを説明する。
(a)は給送装置1の構成断面図、図6(b)及び図6
(c)はシートS側の分離部材5の平面図、図6(d)
はニップ部16のシート搬送経路15方向の圧力分布
を示している。分離部材5(幅W)には図6(b)に示
される様に幅W3 の切欠き部19a及び幅W2 の切欠き
部19bが、それぞれ切欠き部開始位置20a及び20
bから分離部材端部まで圧接面内に対称に設けられてい
る。切欠きの方法として、図6(b)以外に図6(c)
に示す方法も可能であるが、その効果は変わらないので
図6(b)についてのみ説明する。
16の圧力分布を示したものである。圧力カーブP5 は
W1 の領域の圧力を示し、圧力カーブP6 はW2 の領域
の圧力を示し、圧力カーブP7 はW3 の領域の圧力を示
しており、切欠き部の開始位置2oa及び20bを変え
ることで圧力のピーク位置を変化させることが可能とな
っている。
部19aがシート入口A領域の圧力を大きくするためで
あり、また切欠き部19bがシート出口B領域の圧力を
大きくするためである。さらに、切欠き部19a及び切
欠き部19bには分離力が働かないので、微妙にシート
Sが撓むようになり、効果的な分離力を発生することが
可能となる。
16のシート入口Aより1〜2mmが好適であり、切欠
き部開始位置20bはニップ部16のシート出口Bより
1〜2mmが好適である。
給送装置は、実施例1とほとんど同じであるので相違点
のみを説明する。
による圧接の仕方や形状及び分離部材5に切欠き部19
を設けることによってニップ部16のシート入口A或は
シート出口Bの近傍に急激な圧力ピークを生じさ、又シ
ート搬送方向に垂直な方向の圧力分布を変化させた。し
かし、この急激な圧力ピーク及び圧力分布を変える方法
は上記の方法に限られるものではなく、以下の方法でも
同様の効果を得ることが可能である。
力ピークを発生させる。この際、突起部は射出成形等に
より制作される。分離部材5を搬送回転体3に圧接す
る際、圧接板12を介さずに直接押圧ばね14により分
離部材5を押圧する。分離部材5を圧接板12に接着
して、分離部材5と圧接板12を一体化する。分離部
材5をインサート又は2色成形で別部材で一体化して圧
接する。上記〜の組み合わせによる分離部材5を
用いる。
料は、前述したものに限られるものではない。さらに、
分離部材5を複数用いても良い。
搬送回転体と分離部材とのニップ部における圧力は、非
接触部の開始位置で部分的に上昇する。或いは、鋭角形
状部の位置で部分的に上昇する。これにより、該ニップ
部に搬送されるシートは大きな分離力によって効果的に
分離される。更に、非接触部の形成された箇所では、シ
ートの搬送方向と直交する方向にも圧力の変化があり、
シートを幅方向でも捌くことができる。従って本発明で
はシートの重送及び破損が防止できる。また、非接触部
の開始位置が直線状であるため、分離圧が開始位置の前
後で大きく変化する。このようにはっきりと分離圧が切
り換わることによりシート材の捌き力が向上して分離が
効果的に行われる。
延設することで分離部材の変形を抑えて圧力の安定性を
確保することが可能となった。
設けることによりカールを矯正することができ給紙不良
の発生を防ぐことができる。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)はニップ部の圧力分布を示す図。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)はニップ部の圧力分布を示す図。示す図。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)はニップ部の圧力分布を示す図。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)はニップ部の圧力分布を示す図。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)はニップ部の圧力分布を示す図。
給送装置の構成断面図、(b)は分離部材の平面図、
(c)は分離部材の平面図、(d)はニップ部の圧力分
布を示す図。
面図、(b)はニップ部の圧力分布を示す図。
成断面図、(b)はニップ部の圧力分布を示す図。
Claims (12)
- 【請求項1】 シートを搬送する搬送回転体と、前記搬
送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段と、を有し、
前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ部でシートを
一枚ずつ分離する給送装置において、 前記分離部材にシートの搬送方向に沿ってシートに接触
しない非接触部を設け、該非接触部を、シートの搬送方
向と直交する方向に直線状に延びる開始位置からシート
の搬送方向の下流側の端部まで設けるとともに、該非接
触部の開始位置が前記ニップ部内のシートの搬送方向に
おけるシート入口付近に位置することにより、前記搬送
回転体と前記分離部材との圧接面での圧力が、前記シー
ト入口付近で上昇するようにしたことを特徴とする給送
装置。 - 【請求項2】 前記圧接手段に、前記ニップ部における
前記シート入口付近の圧力上昇を生じさせるための鋭角
形状部を設けたことを特徴とする請求項1記載の給送装
置。 - 【請求項3】 シートを搬送する搬送回転体と、前記搬
送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段と、を有し、
前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ部でシートを
一枚ずつ分離する給送装置において、 前記分離部材にシートの搬送方向に沿ってシートに接触
しない非接触部を設け、該非接触部を、シートの搬送方
向と直交する方向に直線状に延びる開始位置からシート
の搬送方向の下流側の端部まで設けるとともに、該非接
触部の開始位置が前記ニップ部内のシートの搬送方向に
おけるシート出口付近に位置することにより、前記搬送
回転体と前記分離部材との圧接面での圧力が、前記シー
ト出口付近で上昇するようにしたことを特徴とする給送
装置。 - 【請求項4】 前記圧接手投に、前記ニップ部における
前記シート出口付近の圧力上昇を生じさせるための鋭角
形状部を設けたことを特徴とする請求項3記載の給送装
置。 - 【請求項5】 シートを搬送する搬送回転体と、前記搬
送回転体に分離部材を圧接させる圧接手段と、を有し、
前記搬送回転体と前記分離部材とのニップ部でシートを
一枚ずつ分離する給送装置において、 前記分離部材にシートの搬送方向に沿ってシートに接触
しない非接触部を設け、該非接触部を、シートの搬送方
向と直交する方向に直線状に延びる開始位置からシート
の搬送方向の下流側の端部まで設けるとともに、該非接
触部の開始位置が前記ニップ部内のシートの搬送方向に
おけるシート入口付近及びシート出口付近の両方のそれ
ぞれに位置することにより、前記搬送回転体と前記分離
部材との圧接面での圧力が、前記シート入口付近及びシ
ート出口付近で上昇するようにしたことを特徴とする給
送装置。 - 【請求項6】 前記圧接手段に、前記ニップ部における
前記シート入口付近及びシート出口付近の圧力上昇を生
じさせるための鋭角形状部を設けたことを特徴とする請
求項5記載の給送装置。 - 【請求項7】 前記圧力上昇の分布変化が、シート入口
付近とシート出口付近とで異なっていることを特徴とす
る請求項6記載の給送装置。 - 【請求項8】 前記非接触部は前記分離部材に形成され
た切欠き部であることを特徴とする請求項1、3、5項
に記載の給送装置。 - 【請求項9】 前記ニップ部のシート入口側に、前記搬
送回転体と前記分離部材とで楔形状の案内部を形成する
ために前記分離部材を裏面から支持するための分離部材
補強手段を設け、該分離部材補強手段を前記ニップ部の
シート入口付近まで延設することを特徴とする請求項1
〜6項に記載の給送装置。 - 【請求項10】 前記圧接手段と前記分離部材との間隔
を、前記分離部材の厚さより小さく設定したことを特徴
とする請求項9記載の給送装置。 - 【請求項11】 前記ニップ部のシート入口側に、前記
搬送回転体と前記分離部材とで楔形状の案内部を形成
し、前記分離部材における前記案内部を形成するための
部位に低摩擦部材を設け、該低摩擦部材を前記分離部材
の幅よりも小さく、且つ、前記ニップ部内のシート入口
付近まで延設することを特徴とする請求項1〜6項に記
載の給送装置。 - 【請求項12】 前記低摩擦部材は、前記ニップ部のシ
ート入口に近づくにつれて幅が狭くなるように形成され
ていることを特徴とする請求項11記載の給送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187535A JP3069198B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 給送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187535A JP3069198B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 給送装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12857899A Division JP3376313B2 (ja) | 1999-05-10 | 1999-05-10 | 給送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH061474A JPH061474A (ja) | 1994-01-11 |
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