JP3023810B2 - カメラ用シャッタ装置 - Google Patents
カメラ用シャッタ装置Info
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- JP3023810B2 JP3023810B2 JP4091516A JP9151692A JP3023810B2 JP 3023810 B2 JP3023810 B2 JP 3023810B2 JP 4091516 A JP4091516 A JP 4091516A JP 9151692 A JP9151692 A JP 9151692A JP 3023810 B2 JP3023810 B2 JP 3023810B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真撮影用カメラに利
用するところのシャッタ装置に関する。
用するところのシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真撮影用カメラのシャッタ装置として
は、操作設定によって機械的にシャッタ時間を定める機
械的なシャッタ装置(以下、メカシャッタ装置という)
と、シャッタ時間が電気的な演算によって定まる電子シ
ャッタ装置がある。また、最近の電子シャッタ装置の中
には、電源電池の消耗によりシャッタ動作しない場合
に、応急にシャッタ動作させるようにした機械的なシャ
ッタ装置が付加構成されたものがある。ただ、このよう
に付加構成されたシャッタ装置は、シャッタ時間が2段
階程度に設定できるにすぎない。
は、操作設定によって機械的にシャッタ時間を定める機
械的なシャッタ装置(以下、メカシャッタ装置という)
と、シャッタ時間が電気的な演算によって定まる電子シ
ャッタ装置がある。また、最近の電子シャッタ装置の中
には、電源電池の消耗によりシャッタ動作しない場合
に、応急にシャッタ動作させるようにした機械的なシャ
ッタ装置が付加構成されたものがある。ただ、このよう
に付加構成されたシャッタ装置は、シャッタ時間が2段
階程度に設定できるにすぎない。
【0003】メカシャッタ装置としては各種の構成のも
のがあるが、その一例の原理構成について図7に示す。
この図において、10は支軸11を中心に回転する回転
カム体で、シャッタを連動するカム体12とシャッタ時
間を定めるカム体13とを一体化した2段重ねの構成と
なっている。この回転カム体10はシャッタチャ−ジ動
作によって反時計方向に回転し、チャ−ジスプリング1
4のばね勢力を蓄えた状態でその係止部10aがメカト
リガ−レバ−15により係止され、図示状態を保ってい
る。
のがあるが、その一例の原理構成について図7に示す。
この図において、10は支軸11を中心に回転する回転
カム体で、シャッタを連動するカム体12とシャッタ時
間を定めるカム体13とを一体化した2段重ねの構成と
なっている。この回転カム体10はシャッタチャ−ジ動
作によって反時計方向に回転し、チャ−ジスプリング1
4のばね勢力を蓄えた状態でその係止部10aがメカト
リガ−レバ−15により係止され、図示状態を保ってい
る。
【0004】そして、カム体12の周囲に形成された凹
形部12aの一端がシャッタ幕駆動用のカム部12bと
なっている。つまり、このカム部12bの旋回域内に、
シャッタの先幕緊定レバ−16と後幕緊定レバ−17と
が進出している。なお、シャッタの先後幕はシャッタチ
ャ−ジ動作によって巻上げられた位置で係止されてお
り、上記した緊定レバ−16、17がカム部12bによ
り連動駆動され支軸18、19を中心に旋回されること
で緊定解除されて幕走行する。
形部12aの一端がシャッタ幕駆動用のカム部12bと
なっている。つまり、このカム部12bの旋回域内に、
シャッタの先幕緊定レバ−16と後幕緊定レバ−17と
が進出している。なお、シャッタの先後幕はシャッタチ
ャ−ジ動作によって巻上げられた位置で係止されてお
り、上記した緊定レバ−16、17がカム部12bによ
り連動駆動され支軸18、19を中心に旋回されること
で緊定解除されて幕走行する。
【0005】また、カム体13の周囲に形成された凹形
部13aの一端がシャッタ時間を決めるための調時用の
カム部13bとなっている。つまり、このカム部13b
の旋回域内にはメカ調時レバ−20の突形部20aが進
出する。これによって、カム部13bがこの突形部20
aを押し出すようにして旋回するため、回転カム体10
に制動がかかり、この制動の度合いによってシャッタ後
幕のスタ−ト時点が定まる。
部13aの一端がシャッタ時間を決めるための調時用の
カム部13bとなっている。つまり、このカム部13b
の旋回域内にはメカ調時レバ−20の突形部20aが進
出する。これによって、カム部13bがこの突形部20
aを押し出すようにして旋回するため、回転カム体10
に制動がかかり、この制動の度合いによってシャッタ後
幕のスタ−ト時点が定まる。
【0006】メカ調時レバ−20は支軸21により軸支
され、ばねによって時計方向の旋回勢力を受けており、
突形部20aを常時カム部13bの旋回域に進出させる
ようになっている。また、このメカ調時レバ−20には
突形部20aの進出距離(進出量)を決定するためのく
の字形をした時間設定レバ−22が連結している。この
時間設定レバ−22は、支軸23により軸支され、ばね
によって常時反時計方向の旋回勢力を受けている。そし
て、その一方腕の長孔22aにはメカ調時レバ−20の
突出ピン20bが突入し、その他方腕の突出ピン22b
がシャッタ時間設定カム24に対接している。
され、ばねによって時計方向の旋回勢力を受けており、
突形部20aを常時カム部13bの旋回域に進出させる
ようになっている。また、このメカ調時レバ−20には
突形部20aの進出距離(進出量)を決定するためのく
の字形をした時間設定レバ−22が連結している。この
時間設定レバ−22は、支軸23により軸支され、ばね
によって常時反時計方向の旋回勢力を受けている。そし
て、その一方腕の長孔22aにはメカ調時レバ−20の
突出ピン20bが突入し、その他方腕の突出ピン22b
がシャッタ時間設定カム24に対接している。
【0007】シャッタ時間設定カム24は操作すること
によって支軸25を支軸として回動し、カム形状にした
がって時間設定レバ−22を左旋し、また、右旋させ
る。つまり、図8に示したように、シャッタ時間設定カ
ム24の回動にしたがう時間設定レバ−22の旋回量が
メカ調時レバ−20に伝達され、突形部20aの進出量
が定まる。
によって支軸25を支軸として回動し、カム形状にした
がって時間設定レバ−22を左旋し、また、右旋させ
る。つまり、図8に示したように、シャッタ時間設定カ
ム24の回動にしたがう時間設定レバ−22の旋回量が
メカ調時レバ−20に伝達され、突形部20aの進出量
が定まる。
【0008】上記したメカシャッタ装置は、シャッタ釦
操作により駆動するミラ−跳上げレバ−に連動させてメ
カトリガ−レバ−15を時計方向に押し回わして係止解
除させる。回転カム体10がこの係止解除により時計方
向に回転し、カム部12bにより先幕緊定レバ−16を
押動してシャッタ先幕を走行させる。
操作により駆動するミラ−跳上げレバ−に連動させてメ
カトリガ−レバ−15を時計方向に押し回わして係止解
除させる。回転カム体10がこの係止解除により時計方
向に回転し、カム部12bにより先幕緊定レバ−16を
押動してシャッタ先幕を走行させる。
【0009】続く回転カム体10の回転により、カム部
13bが図8により分かる如く、メカ調時レバ−20の
突形部20aに突き当る。したがって、回転カム体10
の回転により、カム部13bが突形部20aを押し出す
ように作用するから突形部20aの進出量に応じた制動
力を受けながら回転カム体10が回転を続ける。
13bが図8により分かる如く、メカ調時レバ−20の
突形部20aに突き当る。したがって、回転カム体10
の回転により、カム部13bが突形部20aを押し出す
ように作用するから突形部20aの進出量に応じた制動
力を受けながら回転カム体10が回転を続ける。
【0010】カム部13bによって突形部20aを押し
出した後、回転カム体10がさらに回転し、カム部12
bにより後幕緊定レバ−17を押動させてシャッタ後幕
を走行させる。
出した後、回転カム体10がさらに回転し、カム部12
bにより後幕緊定レバ−17を押動させてシャッタ後幕
を走行させる。
【0011】このように、このメカシャッタ装置は、メ
カ調時レバ−20に設けた突形部20aの進出量、つま
り、シャッタ時間設定カム24の操作設定によって決ま
る突形部20aの進出量に応じて、シャッタ先幕の走行
からシャッタ後幕の走行までの時間が定まる。なお、図
7に示すように、メカ調時レバ−20の突形部20aを
カム部13bの旋回域から退出させるようにシャッタ時
間設定カム24を操作設定したときは、回転カム体10
が全く制動力を受けないから、最高速のシャッタ時間と
なる。また、メカ調時レバ−20をシャッタ時間設定カ
ム24に連動させて遅延カバナ−に切換え、遅いシャッ
タ時間にまで広範囲に時間設定できるようになってい
る。
カ調時レバ−20に設けた突形部20aの進出量、つま
り、シャッタ時間設定カム24の操作設定によって決ま
る突形部20aの進出量に応じて、シャッタ先幕の走行
からシャッタ後幕の走行までの時間が定まる。なお、図
7に示すように、メカ調時レバ−20の突形部20aを
カム部13bの旋回域から退出させるようにシャッタ時
間設定カム24を操作設定したときは、回転カム体10
が全く制動力を受けないから、最高速のシャッタ時間と
なる。また、メカ調時レバ−20をシャッタ時間設定カ
ム24に連動させて遅延カバナ−に切換え、遅いシャッ
タ時間にまで広範囲に時間設定できるようになってい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したメカシャッタ
装置は、通常のシャッタ時間段階(例えば、B、1、
2、4、8・・・・・1/1000、1/2000、1
/4000のシャッタ秒時)の全てについて設定するこ
とができるので、本発明ではシャッタ時間を無段階に制
御する電子シャッタ機構をこのメカシャッタ装置に簡単
な構成により付加構成し、メカシャッタ機能と電子シャ
ッタ機能とを撮影状況に合わせて選択して撮影すること
ができるようにしたカメラ用シャッタ装置を開発するこ
とを目的とする。
装置は、通常のシャッタ時間段階(例えば、B、1、
2、4、8・・・・・1/1000、1/2000、1
/4000のシャッタ秒時)の全てについて設定するこ
とができるので、本発明ではシャッタ時間を無段階に制
御する電子シャッタ機構をこのメカシャッタ装置に簡単
な構成により付加構成し、メカシャッタ機能と電子シャ
ッタ機能とを撮影状況に合わせて選択して撮影すること
ができるようにしたカメラ用シャッタ装置を開発するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では、シャッタレリ−ズに応じて動作する
メカトリガ−レバ−の係止解除によりばね勢力で回転
し、第1の回転角時点でシャッタを開放、第2の回転角
時点でシャッタを閉成する回転カム体と、この回転カム
体のカム旋回域にばね勢力で進出し、シャッタ開放後に
カムに押動されてカム旋回域から退出するメカ調時レバ
−と、このメカ調時レバ−を退出位置で保持し、また、
この退出位置からの進出量を決定する機械的なシャッタ
時間設定機構とを有し、メカ調時レバ−の進出量に応じ
て変化する回転カム体の回転時間にしたがってシャッタ
時間が制御されるメカシャッタ構成のカメラ用シャッタ
装置において、メカ調時レバ−を退出位置で保持して動
作モ−ドに移行させることにより動作する電子シャッタ
回路と、シャッタレリ−ズに応じて係止解除し回転カム
体をスタ−トさせる電子トリガ−レバ−を有し、上記電
子シャッタ回路によってパルス電圧制御し、この電子ト
リガ−レバ−を係止位置と係止解除位置とに変位させる
第1の二安定アクチュエ−タと、回転カム体のカム旋回
域に進出させてシャッタ開放後の回転カム体の回転を遅
延させる電子調時レバ−を有し、上記電子シャッタ回路
によってパルス電圧制御し、この電子調時レバ−を進出
位置と後退位置とに変位させる第2の二安定アクチュエ
−タとより構成した電子シャッタ手段を備えたことを特
徴とするカメラ用シャッタ装置を提案する。
ため、本発明では、シャッタレリ−ズに応じて動作する
メカトリガ−レバ−の係止解除によりばね勢力で回転
し、第1の回転角時点でシャッタを開放、第2の回転角
時点でシャッタを閉成する回転カム体と、この回転カム
体のカム旋回域にばね勢力で進出し、シャッタ開放後に
カムに押動されてカム旋回域から退出するメカ調時レバ
−と、このメカ調時レバ−を退出位置で保持し、また、
この退出位置からの進出量を決定する機械的なシャッタ
時間設定機構とを有し、メカ調時レバ−の進出量に応じ
て変化する回転カム体の回転時間にしたがってシャッタ
時間が制御されるメカシャッタ構成のカメラ用シャッタ
装置において、メカ調時レバ−を退出位置で保持して動
作モ−ドに移行させることにより動作する電子シャッタ
回路と、シャッタレリ−ズに応じて係止解除し回転カム
体をスタ−トさせる電子トリガ−レバ−を有し、上記電
子シャッタ回路によってパルス電圧制御し、この電子ト
リガ−レバ−を係止位置と係止解除位置とに変位させる
第1の二安定アクチュエ−タと、回転カム体のカム旋回
域に進出させてシャッタ開放後の回転カム体の回転を遅
延させる電子調時レバ−を有し、上記電子シャッタ回路
によってパルス電圧制御し、この電子調時レバ−を進出
位置と後退位置とに変位させる第2の二安定アクチュエ
−タとより構成した電子シャッタ手段を備えたことを特
徴とするカメラ用シャッタ装置を提案する。
【0014】
【作用】上記したシャッタ装置は、電子シャッタ回路を
動作モ−ドに移行させないかぎり、メカシャッタとして
動作し、従来例として説明したシャッタ時間制御とな
る。
動作モ−ドに移行させないかぎり、メカシャッタとして
動作し、従来例として説明したシャッタ時間制御とな
る。
【0015】電子シャッタとして動作させる場合は、メ
カ調時レバ−を退出位置に保持すると共に、電子シャッ
タ回路を動作モ−ドに移行させる。そして、電子シャッ
タ回路がシャッタレリ−ズにしたがって第1、第2の二
安定アクチュエ−タを制御し、電子トリガ−レバ−を係
止位置に、電子調時レバ−を進出位置に変位させる。
カ調時レバ−を退出位置に保持すると共に、電子シャッ
タ回路を動作モ−ドに移行させる。そして、電子シャッ
タ回路がシャッタレリ−ズにしたがって第1、第2の二
安定アクチュエ−タを制御し、電子トリガ−レバ−を係
止位置に、電子調時レバ−を進出位置に変位させる。
【0016】電子シャッタ回路はシャッタレリ−ズに応
じて動作するメカトリガ−レバ−の係止解除の直後に第
1の二安定アクチュエ−タを再度制御する。この制御に
より第1の二安定アクチュエ−タが電子トリガ−レバ−
を係止解除位置に変位させ、回転カム体をスタ−トさせ
る。なお、電子シャッタ回路は第1の二安定アクチュエ
−タを再度制御した後、被写体の明るさや絞り値等に基
づいてシャッタ時間の演算とカウントを行なう。
じて動作するメカトリガ−レバ−の係止解除の直後に第
1の二安定アクチュエ−タを再度制御する。この制御に
より第1の二安定アクチュエ−タが電子トリガ−レバ−
を係止解除位置に変位させ、回転カム体をスタ−トさせ
る。なお、電子シャッタ回路は第1の二安定アクチュエ
−タを再度制御した後、被写体の明るさや絞り値等に基
づいてシャッタ時間の演算とカウントを行なう。
【0017】回転カム体がスタ−トすると、その第1の
回転角時点でシャッタが開放する。そして、回転カム体
がさらに回転することによって、そのカム部が電子調時
レバ−に突き当り、回転カム体の回転が一旦停止する。
回転角時点でシャッタが開放する。そして、回転カム体
がさらに回転することによって、そのカム部が電子調時
レバ−に突き当り、回転カム体の回転が一旦停止する。
【0018】第2の二安定アクチュエ−タは、電子シャ
ッタ回路が所定のシャッタ時間をカウントした時、この
電子シャッタ回路によって再度制御され、電子調時レバ
−を退出位置に変位させる。これより、回転カム体が回
転を開始し、第2の回転角時点でシャッタを閉成する。
ッタ回路が所定のシャッタ時間をカウントした時、この
電子シャッタ回路によって再度制御され、電子調時レバ
−を退出位置に変位させる。これより、回転カム体が回
転を開始し、第2の回転角時点でシャッタを閉成する。
【0019】
【実施例】次に、本発明を一眼レフレックスカメラに実
施した一例について図面に沿って説明する。図1はシャ
ッタ装置の原理構成図であり、この構成図は電子シャッ
タの動作モ−ドを示している。なお、従来例と同一部材
及び部所については同一の参照符号を付してその説明を
省略する。
施した一例について図面に沿って説明する。図1はシャ
ッタ装置の原理構成図であり、この構成図は電子シャッ
タの動作モ−ドを示している。なお、従来例と同一部材
及び部所については同一の参照符号を付してその説明を
省略する。
【0020】図示するように、シャッタ時間設定カム2
4には、メカシャッタモ−ドと電子シャッタモ−ドとを
切換えるための切換スイッチ31が連動させてある。つ
まり、このシャッタ時間設定カム24を回動操作させて
メカシャッタモ−ドとしてシャッタ時間を設定すれば、
切換スイッチ31が開放して電子シャッタ回路(図示省
略)が非動作となり、メカシャッタとして動作する。
4には、メカシャッタモ−ドと電子シャッタモ−ドとを
切換えるための切換スイッチ31が連動させてある。つ
まり、このシャッタ時間設定カム24を回動操作させて
メカシャッタモ−ドとしてシャッタ時間を設定すれば、
切換スイッチ31が開放して電子シャッタ回路(図示省
略)が非動作となり、メカシャッタとして動作する。
【0021】また、図示するように、メカ調時レバ−2
0の突形部20aを回転カム体10のカム旋回域より退
出させるようにシャッタ時間設定カム24を回動操作す
ることにより、切換スイッチ31が閉成し、この切換信
号を入力した電子シャッタ回路が動作モ−ドとなる。
0の突形部20aを回転カム体10のカム旋回域より退
出させるようにシャッタ時間設定カム24を回動操作す
ることにより、切換スイッチ31が閉成し、この切換信
号を入力した電子シャッタ回路が動作モ−ドとなる。
【0022】一方、回転カム体10のカム体12には係
止部10aとは別の電子トリガ−用の係止部10bを設
けると共に、カム体13には、凹形部13aと対称に形
成した凹形部13cを設け、この凹形部13cの一端を
電子調時用のカム部13dとしてある。
止部10aとは別の電子トリガ−用の係止部10bを設
けると共に、カム体13には、凹形部13aと対称に形
成した凹形部13cを設け、この凹形部13cの一端を
電子調時用のカム部13dとしてある。
【0023】そして、上記した係止部10bに対して
は、電子トリガ−レバ−32が係止と係止解除を行なう
ようになっている。この電子トリガ−レバ−32は、一
方腕の2股部32aが駆動子34によって押し回される
ことにより支軸33を支点に旋回し、その他方腕の係止
爪部32bが上記係止部10bを係止し、また、その係
止を解除する。
は、電子トリガ−レバ−32が係止と係止解除を行なう
ようになっている。この電子トリガ−レバ−32は、一
方腕の2股部32aが駆動子34によって押し回される
ことにより支軸33を支点に旋回し、その他方腕の係止
爪部32bが上記係止部10bを係止し、また、その係
止を解除する。
【0024】駆動子34とステ−タ35は第1の二安定
アクチュエ−タを構成している。駆動子34は支軸36
によって旋回自在に支軸し、その一端側に設けた突出ピ
ン37が電子トリガ−レバ−32の2股部32aに突入
し、その他端側に設けたN、S極のマグネット38がス
テ−タ35に対向している。
アクチュエ−タを構成している。駆動子34は支軸36
によって旋回自在に支軸し、その一端側に設けた突出ピ
ン37が電子トリガ−レバ−32の2股部32aに突入
し、その他端側に設けたN、S極のマグネット38がス
テ−タ35に対向している。
【0025】ステ−タ35は、E形のヨ−ク39と、こ
のヨ−ク39の中脚に備えたコイル40とで構成してあ
る。このステ−タ35は電子シャッタ回路によって供電
制御し、コイル40に正パルスと負パルスとを与えたと
きヨ−ク39に発生する磁極にしたがって駆動子34を
ストッパ−41a、41bの範囲で旋回駆動させる。
のヨ−ク39の中脚に備えたコイル40とで構成してあ
る。このステ−タ35は電子シャッタ回路によって供電
制御し、コイル40に正パルスと負パルスとを与えたと
きヨ−ク39に発生する磁極にしたがって駆動子34を
ストッパ−41a、41bの範囲で旋回駆動させる。
【0026】図2(A)、(B)は上記した第1の二安
定アクチュエ−タの駆動々作を示す。すなわち、このよ
うな二安定アクチュエ−タは、コイル40に供電しない
ときは、マグネット38の吸着保持力で駆動子34が
(A)図または(B)図の位置で安定する。
定アクチュエ−タの駆動々作を示す。すなわち、このよ
うな二安定アクチュエ−タは、コイル40に供電しない
ときは、マグネット38の吸着保持力で駆動子34が
(A)図または(B)図の位置で安定する。
【0027】また、(A)図の駆動子位置状態でコイル
40にパルス電流を流してヨ−ク39に図示極性の磁極
を発生させると、このヨ−ク磁極とマグネット38とに
よる駆動トルクにより、駆動子34が図示矢印方向に旋
回し、(B)図のようになる。駆動子34が(B)図の
ように旋回したとき無給電としても、マグネット38の
吸着保持力により駆動子34がその位置を安定に保持す
る。
40にパルス電流を流してヨ−ク39に図示極性の磁極
を発生させると、このヨ−ク磁極とマグネット38とに
よる駆動トルクにより、駆動子34が図示矢印方向に旋
回し、(B)図のようになる。駆動子34が(B)図の
ように旋回したとき無給電としても、マグネット38の
吸着保持力により駆動子34がその位置を安定に保持す
る。
【0028】駆動子34がマグネット38の吸着保持力
で(B)図の位置となっているとき、ヨ−ク磁極が図示
とは反対磁極となるようにコイル40にパルス電流を流
せば、駆動子34に反時計方向の駆動トルクが発生し、
(B)図の状態から(A)図の状態に駆動子34が旋回
する。
で(B)図の位置となっているとき、ヨ−ク磁極が図示
とは反対磁極となるようにコイル40にパルス電流を流
せば、駆動子34に反時計方向の駆動トルクが発生し、
(B)図の状態から(A)図の状態に駆動子34が旋回
する。
【0029】この結果、上記の第1の二安定アクチュエ
−タにより連動される電子トリガ−レバ−32が係止部
10bの係止位置と係止解除位置とに変位し、変位した
各位置で安定に保持される。
−タにより連動される電子トリガ−レバ−32が係止部
10bの係止位置と係止解除位置とに変位し、変位した
各位置で安定に保持される。
【0030】なお、この二安定アクチュエ−タは、シャ
ッタレリ−ズにしたがって正パルスで給電し、電子トリ
ガ−レバ−32を係止部10bの係止位置に変位させ、
また、メカトリガ−レバ−15に連動するトリガ−スイ
ッチ42の閉成直後に負パルスで給電し、電子トリガ−
レバ−32を係止解除位置に変位させる。
ッタレリ−ズにしたがって正パルスで給電し、電子トリ
ガ−レバ−32を係止部10bの係止位置に変位させ、
また、メカトリガ−レバ−15に連動するトリガ−スイ
ッチ42の閉成直後に負パルスで給電し、電子トリガ−
レバ−32を係止解除位置に変位させる。
【0031】また、この実施例では、回転カム体10の
カム部13dの旋回域に進入させる電子調時レバ−43
が設けてある。この電子調時レバ−43は駆動子44と
ステ−タ45から構成した第2の二安定アクチュエ−タ
によって旋回駆動される。
カム部13dの旋回域に進入させる電子調時レバ−43
が設けてある。この電子調時レバ−43は駆動子44と
ステ−タ45から構成した第2の二安定アクチュエ−タ
によって旋回駆動される。
【0032】第2の二安定アクチュエ−タは上記した第
1の二安定アクチュエ−タと同様の構成であり、支軸4
6を支点に旋回する駆動子44の一端側に電子調時レバ
−43の2股部43aに突入させた突出ピン47を、そ
の他端側にN、S極のマグネット48が各々設けてあ
り、また、ステ−タ45はE形のヨ−ク49とコイル5
0から構成してある。なお、51a、51bは駆動子4
4の旋回範囲を定めるストッパ−、52は電子調時レバ
−43の支軸、43bは電子調時レバ−43の係止爪部
である。
1の二安定アクチュエ−タと同様の構成であり、支軸4
6を支点に旋回する駆動子44の一端側に電子調時レバ
−43の2股部43aに突入させた突出ピン47を、そ
の他端側にN、S極のマグネット48が各々設けてあ
り、また、ステ−タ45はE形のヨ−ク49とコイル5
0から構成してある。なお、51a、51bは駆動子4
4の旋回範囲を定めるストッパ−、52は電子調時レバ
−43の支軸、43bは電子調時レバ−43の係止爪部
である。
【0033】この第2の二安定アクチュエ−タは、シャ
ッタレリ−ズにしたがって正パルスで給電し、電子調時
レバ−43をカム部13dの旋回域に進出させる。ま
た、電子シャッタ回路のシャッタ時間カウントの終わり
によって負パルスで給電し、電子調時レバ−43をカム
部13dの旋回域から退出させる。
ッタレリ−ズにしたがって正パルスで給電し、電子調時
レバ−43をカム部13dの旋回域に進出させる。ま
た、電子シャッタ回路のシャッタ時間カウントの終わり
によって負パルスで給電し、電子調時レバ−43をカム
部13dの旋回域から退出させる。
【0034】次に、上記したシャッタ装置の電子シャッ
タ動作について図5に示すタイムチャ−トを参照しなが
ら説明する。この場合、メカ調時レバ−20の突形部2
0aを回転カム体10のカム旋回域より退出させるよう
にシャッタ時間設定カム24を操作する。これにより、
切換スイッチ31が閉成して電子シャッタモ−ドとな
る。なお、図1に示す如く、電子トリガ−レバ−32は
係止解除位置に、電子調時レバ−43は退出位置に各々
変位しており、回転カム体10はシャッタチャ−ジされ
ているものとする。
タ動作について図5に示すタイムチャ−トを参照しなが
ら説明する。この場合、メカ調時レバ−20の突形部2
0aを回転カム体10のカム旋回域より退出させるよう
にシャッタ時間設定カム24を操作する。これにより、
切換スイッチ31が閉成して電子シャッタモ−ドとな
る。なお、図1に示す如く、電子トリガ−レバ−32は
係止解除位置に、電子調時レバ−43は退出位置に各々
変位しており、回転カム体10はシャッタチャ−ジされ
ているものとする。
【0035】カメラをシャッタレリ−ズすると、シャッ
タ釦操作にしたがって電源がONし、切換スイッチ31
の閉成信号がシャッタレリ−ズ信号として電子シャッタ
回路に入力し、この電子シャッタ回路が動作モ−ドとな
る。(図5(a)参照)
タ釦操作にしたがって電源がONし、切換スイッチ31
の閉成信号がシャッタレリ−ズ信号として電子シャッタ
回路に入力し、この電子シャッタ回路が動作モ−ドとな
る。(図5(a)参照)
【0036】電子シャッタ回路は動作モ−ドとなると直
ちに第1、第2の二安定アクチュエ−タを制御する。す
なわち、パルス幅の狭い正パルス電圧が制御信号として
これら二安定アクチュエ−タに供給され、駆動子34が
右旋し、駆動子44が左旋する。(図5(e)、(g)
参照)
ちに第1、第2の二安定アクチュエ−タを制御する。す
なわち、パルス幅の狭い正パルス電圧が制御信号として
これら二安定アクチュエ−タに供給され、駆動子34が
右旋し、駆動子44が左旋する。(図5(e)、(g)
参照)
【0037】このため、図3に示したように、電子トリ
ガ−レバ−32が回転カム体10の係止部10bを係止
する位置に、電子調時レバ−43がカム部13dの旋回
域に各々進出する。なお、2つの二安定アクチュエ−タ
は正パルス電圧によって制御された後無給電となるが、
駆動子34、44がマグネット吸着力によって旋回位置
を保ち、この結果、電子トリガ−レバ−32と電子調時
レバ−43も図3の変位々置となる。
ガ−レバ−32が回転カム体10の係止部10bを係止
する位置に、電子調時レバ−43がカム部13dの旋回
域に各々進出する。なお、2つの二安定アクチュエ−タ
は正パルス電圧によって制御された後無給電となるが、
駆動子34、44がマグネット吸着力によって旋回位置
を保ち、この結果、電子トリガ−レバ−32と電子調時
レバ−43も図3の変位々置となる。
【0038】一方、シャッタ釦の操作によってクイック
リタ−ンミラ−が跳ね上り、跳ね上がった時点でミラ−
駆動レバ−に連動されたメカトリガ−レバ−15が図3
の鎖線のように旋回して回転カム体10の係止部10a
を係止解除する。(図5(b)、(c)参照)
リタ−ンミラ−が跳ね上り、跳ね上がった時点でミラ−
駆動レバ−に連動されたメカトリガ−レバ−15が図3
の鎖線のように旋回して回転カム体10の係止部10a
を係止解除する。(図5(b)、(c)参照)
【0039】そして、メカトリガ−レバ−15に連動し
て閉成するトリガ−スイッチの閉成信号が電子シャッタ
回路に入力する。なお、この時点では、電子トリガ−レ
バ−32が係止しているため、回転カム体10の回転が
スタ−トしない。
て閉成するトリガ−スイッチの閉成信号が電子シャッタ
回路に入力する。なお、この時点では、電子トリガ−レ
バ−32が係止しているため、回転カム体10の回転が
スタ−トしない。
【0040】トリガ−スイッチ42の閉成信号を入力し
た電子シャッタ回路は△T時間をカウントする。つま
り、図5に示した短時間△Tをカウントしてその経過時
点で、第1の二安定アクチュエ−タを制御すると共に、
シャッタ時間の演算とそのカウントに入る。
た電子シャッタ回路は△T時間をカウントする。つま
り、図5に示した短時間△Tをカウントしてその経過時
点で、第1の二安定アクチュエ−タを制御すると共に、
シャッタ時間の演算とそのカウントに入る。
【0041】この動作段階ではパルス幅の狭い負パルス
電圧が制御信号として第1の二安定アクチュエ−タに供
給される。(図5(e)参照) これより、駆動子34が左旋して電子トリガ−レバ−3
2を係止部10bより退出させるため、回転カム体10
がこの時点から回転をスタ−トする。(図5(i)参
照)
電圧が制御信号として第1の二安定アクチュエ−タに供
給される。(図5(e)参照) これより、駆動子34が左旋して電子トリガ−レバ−3
2を係止部10bより退出させるため、回転カム体10
がこの時点から回転をスタ−トする。(図5(i)参
照)
【0042】回転カム体10がスタ−トし、第1の回転
角度αに達した時に先幕緊定レバ−16がカム部13b
に押動され、先幕をスタ−トさせシャッタを開放させ
る。(図5(f)、(i)、(j)参照)
角度αに達した時に先幕緊定レバ−16がカム部13b
に押動され、先幕をスタ−トさせシャッタを開放させ
る。(図5(f)、(i)、(j)参照)
【0043】回転カム体10の回転がさらに進むことに
より、図4に示した如く、カム部13dが電子調時レバ
−43に突き当り、回転カム体10の回転が一旦停止す
る。電子シャッタ回路がこの停止状態でシャッタ時間の
演算とカウントを終了し、この終了時点で第2の2安定
アクチュエ−タを制御する。(図5(g)参照)なお、
図5に示した時間Txはシャッタ時間の演算とカウント
時間を示す。
より、図4に示した如く、カム部13dが電子調時レバ
−43に突き当り、回転カム体10の回転が一旦停止す
る。電子シャッタ回路がこの停止状態でシャッタ時間の
演算とカウントを終了し、この終了時点で第2の2安定
アクチュエ−タを制御する。(図5(g)参照)なお、
図5に示した時間Txはシャッタ時間の演算とカウント
時間を示す。
【0044】この動作段階ではパルス幅の狭い負パルス
電圧が第2の二安定アクチュエ−タに供給される。(図
5(g)参照) これより、駆動子44が右旋して電子調時レバ−43を
図4の二点鎖線のよにカム部13dの旋回域外に退出さ
せる。電子調時レバ−43が退出することにより、回転
カム体10が再度回転を開始し、第2の回転角度βに達
した時に後幕緊定レバ−17を押動し、シャッタ後幕を
スタ−トさせてシャッタを閉成させる。(図5(i)、
(k)参照)
電圧が第2の二安定アクチュエ−タに供給される。(図
5(g)参照) これより、駆動子44が右旋して電子調時レバ−43を
図4の二点鎖線のよにカム部13dの旋回域外に退出さ
せる。電子調時レバ−43が退出することにより、回転
カム体10が再度回転を開始し、第2の回転角度βに達
した時に後幕緊定レバ−17を押動し、シャッタ後幕を
スタ−トさせてシャッタを閉成させる。(図5(i)、
(k)参照)
【0045】上記した通り、この実施例のシャッタ装置
を電子シャッタとして動作させる場合は、回転カム体1
0が第1回転角度αから第2回転角度βに回転する時間
を電子調時レバ−43によって制御してシャッタの開口
時間Tsを決定するようになっている。(図5参照)
を電子シャッタとして動作させる場合は、回転カム体1
0が第1回転角度αから第2回転角度βに回転する時間
を電子調時レバ−43によって制御してシャッタの開口
時間Tsを決定するようになっている。(図5参照)
【0046】なお、メカシャッタとして動作させる場合
は、2つの二安定アクチュエ−タが給電されないから、
駆動子34、44の保持力で電子トリガ−レバ−32を
係止解除位置に、電子調時レバ−43を退出位置に各々
安定に保持し、従来例同様に、メカ調時レバ−20の突
形部20aの進出量にしたがって定まる回転カム体10
の回転時間に応じて先後幕を制御し、メカシャッタ動作
させることができる。
は、2つの二安定アクチュエ−タが給電されないから、
駆動子34、44の保持力で電子トリガ−レバ−32を
係止解除位置に、電子調時レバ−43を退出位置に各々
安定に保持し、従来例同様に、メカ調時レバ−20の突
形部20aの進出量にしたがって定まる回転カム体10
の回転時間に応じて先後幕を制御し、メカシャッタ動作
させることができる。
【0047】以上、本発明の一実施例について説明した
が、二安定アクチュエ−タは図6に示したような他の構
成のものが使用できる。図6(A)の例は、U字形のヨ
−ク61にコイル62を設けると共に、ヨ−ク61の脚
間に支軸63に旋回自在に軸支したマグネットからなる
駆動子64を備えた構成としてある。
が、二安定アクチュエ−タは図6に示したような他の構
成のものが使用できる。図6(A)の例は、U字形のヨ
−ク61にコイル62を設けると共に、ヨ−ク61の脚
間に支軸63に旋回自在に軸支したマグネットからなる
駆動子64を備えた構成としてある。
【0048】このように構成した二安定アクチュエ−タ
は、図示するヨ−ク極性とは逆極性となるようにコイル
62にパルス電流を流せば、図示点線の如く駆動子64
が旋回して安定し、また、駆動子64が図示点線位置と
なっているときに、図示するヨ−ク磁極を発生させるよ
うにコイル62にパルス電流を流せば、駆動子64が図
示実線位置に旋回して安定する。
は、図示するヨ−ク極性とは逆極性となるようにコイル
62にパルス電流を流せば、図示点線の如く駆動子64
が旋回して安定し、また、駆動子64が図示点線位置と
なっているときに、図示するヨ−ク磁極を発生させるよ
うにコイル62にパルス電流を流せば、駆動子64が図
示実線位置に旋回して安定する。
【0049】図6(B)は、支軸65により軸支した可
動鉄心を駆動子66としてコイル67内に設けた二安定
アクチュエ−タの例である。このアクチュエ−タは、コ
イル67を備えた内ヨ−ク68と外ヨ−ク69とをマグ
ネット70、71によって連結してある。この実施例の
アクチュエ−タは、コイル67に流すパルス電流の方向
にしたがって駆動子66に発生する磁極が変るため、図
示実線と図示点線との間で駆動子66が変位し、各変位
々置で安定する。
動鉄心を駆動子66としてコイル67内に設けた二安定
アクチュエ−タの例である。このアクチュエ−タは、コ
イル67を備えた内ヨ−ク68と外ヨ−ク69とをマグ
ネット70、71によって連結してある。この実施例の
アクチュエ−タは、コイル67に流すパルス電流の方向
にしたがって駆動子66に発生する磁極が変るため、図
示実線と図示点線との間で駆動子66が変位し、各変位
々置で安定する。
【0050】また、本発明のシャッタ装置において、メ
カシャッタと電子シャッタとを切換える構成としては、
必ずしも切換スイッチ31を使用することなく、時間設
定レバ−22を時計方向に旋回させてメカ調時レバ−2
0の突形部20aを回転カム体10のカム旋回域外に退
出させる操作部材を設け、この操作部材の操作によって
電子シャッタ回路を動作モ−ドに移行させる構成とする
ことができる。
カシャッタと電子シャッタとを切換える構成としては、
必ずしも切換スイッチ31を使用することなく、時間設
定レバ−22を時計方向に旋回させてメカ調時レバ−2
0の突形部20aを回転カム体10のカム旋回域外に退
出させる操作部材を設け、この操作部材の操作によって
電子シャッタ回路を動作モ−ドに移行させる構成とする
ことができる。
【0051】
【発明の効果】上記した通り、本発明に係るシャッタ装
置は、電子トリガ−レバ−を第1の二安定アクチュエ−
タによって変位させ、電子調時レバ−を第2の二安定ア
クチュエ−タで変位させる構成としたので、アクチュエ
−タを無給電としてもその保持力で電子トリガ−レバ−
を係止解除位置に、電子調時レバ−を退出位置に各々確
実に保持することができ、メカシャッタとして動作させ
る場合に有利となる。
置は、電子トリガ−レバ−を第1の二安定アクチュエ−
タによって変位させ、電子調時レバ−を第2の二安定ア
クチュエ−タで変位させる構成としたので、アクチュエ
−タを無給電としてもその保持力で電子トリガ−レバ−
を係止解除位置に、電子調時レバ−を退出位置に各々確
実に保持することができ、メカシャッタとして動作させ
る場合に有利となる。
【0052】また、電子シャッタとして動作させる場合
は、第1、第2の二安アクチュエ−タをパルス給電して
電子トリガ−レバ−と電子調時レバ−とを変位させるた
め、回転カム体の回転制御が簡単となる他、回転カム体
の回転停止が長時間となるときでも電力消費が少ないの
で省電力に適するシャッタ装置となる。
は、第1、第2の二安アクチュエ−タをパルス給電して
電子トリガ−レバ−と電子調時レバ−とを変位させるた
め、回転カム体の回転制御が簡単となる他、回転カム体
の回転停止が長時間となるときでも電力消費が少ないの
で省電力に適するシャッタ装置となる。
【図1】本発明に係るシャッタ装置の原理構成図であ
る。
る。
【図2】二安定アクチュエ−タの動作説明図である。
【図3】上記シャッタ装置の電子シャッタ動作過程を示
す簡略図である。
す簡略図である。
【図4】上記シャッタ装置の電子シャッタ動作過程を示
す簡略図である。
す簡略図である。
【図5】上記シャッタ装置の電子シャッタ動作を説明す
るためのタイムチャ−トである。
るためのタイムチャ−トである。
【図6】図6(A)、(B)は二安定アクチュエ−タの
他の実施例を示す原理構成図である。
他の実施例を示す原理構成図である。
【図7】従来例として示したシャッタ装置の原理構成図
である。
である。
【図8】従来例シャッタ装置の動作過程図である。
10 回転カム体 15 メカトリガ−レバ− 16 先幕緊定レバ− 17 後幕緊定レバ− 20 メカ調時レバ− 31 切換スイッチ 32 電子トリガ−レバ− 34、35 第1の二安定アクチュエ−タを構成する駆
動子とステ−タ 42 トリガ−スイッチ 43 電子調時レバ− 44、45 第2の二安定アクチュエ−タを構成する駆
動子とステ−タ
動子とステ−タ 42 トリガ−スイッチ 43 電子調時レバ− 44、45 第2の二安定アクチュエ−タを構成する駆
動子とステ−タ
Claims (1)
- 【請求項1】 シャッタレリ−ズに応じて動作するメカ
トリガ−レバ−の係止解除によりばね勢力で回転し、第
1の回転角時点でシャッタを開放、第2の回転角時点で
シャッタを閉成する回転カム体と、この回転カム体のカ
ム旋回域にばね勢力で進出し、シャッタ開放後にカムに
押動されてカム旋回域から退出するメカ調時レバ−と、
このメカ調時レバ−を退出位置で保持し、また、この退
出位置からの進出量を決定する機械的なシャッタ時間設
定機構とを有し、メカ調時レバ−の進出量に応じて変化
する回転カム体の回転時間にしたがってシャッタ時間が
制御されるメカシャッタ構成のカメラ用シャッタ装置に
おいて、メカ調時レバ−を退出位置で保持して動作モ−
ドに移行させることにより動作する電子シャッタ回路
と、シャッタレリ−ズに応じて係止解除し回転カム体を
スタ−トさせる電子トリガ−レバ−を有し、上記電子シ
ャッタ回路によってパルス電圧制御し、この電子トリガ
−レバ−を係止位置と係止解除位置とに変位させる第1
の二安定アクチュエ−タと、回転カム体のカム旋回域に
進出させてシャッタ開放後の回転カム体の回転を遅延さ
せる電子調時レバ−を有し、上記電子シャッタ回路によ
ってパルス電圧制御し、この電子調時レバ−を進出位置
と後退位置とに変位させる第2の二安定アクチュエ−タ
とより構成した電子シャッタ手段を備えたことを特徴と
するカメラ用シャッタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091516A JP3023810B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | カメラ用シャッタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091516A JP3023810B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | カメラ用シャッタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05265076A JPH05265076A (ja) | 1993-10-15 |
JP3023810B2 true JP3023810B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=14028578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4091516A Expired - Fee Related JP3023810B2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | カメラ用シャッタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023810B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5323379B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2013-10-23 | 日本電産コパル株式会社 | 電磁アクチュエータ及びカメラ用羽根駆動装置 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP4091516A patent/JP3023810B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05265076A (ja) | 1993-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |