JP3009620U - 気化熱により頭部を冷却する帽子 - Google Patents
気化熱により頭部を冷却する帽子Info
- Publication number
- JP3009620U JP3009620U JP1994013212U JP1321294U JP3009620U JP 3009620 U JP3009620 U JP 3009620U JP 1994013212 U JP1994013212 U JP 1994013212U JP 1321294 U JP1321294 U JP 1321294U JP 3009620 U JP3009620 U JP 3009620U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hat
- water
- edge
- head
- vaporization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 夏季の登山・ハイキングその他のスポーツ
や、暑熱な場所での作業等において使用する帽子に関
し、帽子に気化熱を発生させることにより頭部を冷却す
ることを目的とする。 【構成】 帽子の内面を非吸水性材とし、外面を透水性
材とし、該外面と内面の間に保水材を多層的に挟設する
と共に、帽子の内面裾部の周辺に幅広の汗取り縁を設
け、該汗取り縁の幅寸法の中央線を境として、上半分を
内外に折り返し可能とした帽子。 【効果】帽子内の水分が気化することにより発生する気
化熱により、帽子全体の温度を低下させて頭部を冷やす
効果があり、また幅広の汗取り縁を幅寸法の中央線で内
側と外側に折り返すことにより、体温で暖められた汗取
り縁の肌に触れた面を肌に触れていない冷却された面に
切り替えることができるため、体感温度をより快適に感
じさせる効果がある。
や、暑熱な場所での作業等において使用する帽子に関
し、帽子に気化熱を発生させることにより頭部を冷却す
ることを目的とする。 【構成】 帽子の内面を非吸水性材とし、外面を透水性
材とし、該外面と内面の間に保水材を多層的に挟設する
と共に、帽子の内面裾部の周辺に幅広の汗取り縁を設
け、該汗取り縁の幅寸法の中央線を境として、上半分を
内外に折り返し可能とした帽子。 【効果】帽子内の水分が気化することにより発生する気
化熱により、帽子全体の温度を低下させて頭部を冷やす
効果があり、また幅広の汗取り縁を幅寸法の中央線で内
側と外側に折り返すことにより、体温で暖められた汗取
り縁の肌に触れた面を肌に触れていない冷却された面に
切り替えることができるため、体感温度をより快適に感
じさせる効果がある。
Description
【0001】
夏季における登山、ハイキングその他のスポーツや、暑熱な場所での作業等に おいて、頭部を冷却させると共に頭部を保護し、併せて汗ふき等タオルの代用と しても使用可能な多用途な帽子に関する。
【0002】
従来から炎天下用帽子や頭部を冷却する帽子、また頭温調節用帽子といったも のは多くの出願を見るところであり、その構造は帽子の頭部を中空として、その 中空部に冷水を注入するもの、また袋状にした帽子の頭頂部に水を含ませたスポ ンジ等を挿入するものがある。しかしながら、いずれのものも冷水や水そのもを 冷媒として利用して頭部を直接的に冷却させようとするものであって、冷媒その ものの温度が上昇すれば冷却能力がなくなるという決定的な欠陥があった。即ち 水枕の原理をそのまま帽子に応用したものに過ぎないものであった。
【0003】
本考案は、帽子本体全体にあたかもバスタオルのように適量の水を含ませ、そ の水温と外気温度との差により帽子全体に自然現象たる気化熱を発生させること により頭部を冷却しようとするもので、これにより従来技術における冷媒の温度 が上昇すれば冷却能力がなくなるといった欠陥を解決しようとするものである。
【0004】
本考案は、前記問題点の解決手段として、帽子全体を繊維素材による柔軟な多 層構造とし、帽子内面に水分を吸収しない非吸水性材を使用し、外面に水を通す ことが可能な透水性材を使用すると共に、当該帽子の外面と内面との間に保水材 を多層的に内蔵し、また頭部に接触する帽子内面の裾部に一定幅の汗取り縁を幅 広のダブル幅寸法に設けると共に、このダブル幅の幅寸法の中央線を境として、 上半分を内側または外側に折り返しが可能な折り返し縁を設ける。
【0005】
本考案の帽子を水で濡らして着用すれば、保水材に水が吸収され保水されるが 帽子内面が非吸水性材であるために水分が浸透して頭部へ漏れることがなく、ま た帽子外面が水を通すことが可能な透水性材を使用していることから、多層構造 をなす保水材に保水された水分が蒸発することにより、帽子本体に気化熱が発生 し、その結果帽子内部が冷却されて温度が低下し、よって頭部が冷却されるもの である。またさらに、帽子の内面裾部周辺に汗取り縁を設けるにあたり、この汗 取り縁を幅中央で折り返しができるように、その幅寸法を広くし、この幅寸法の 中央線を境として上半分を内側または外側に折り返しができる折り返し縁を設け ることにより、帽子の内面裾部周辺と頭部との接触面の温度が上昇して不快感が 生じたときは、汗取り縁の折り返し縁を内側または外側に折り返せば、着帽時に 頭部と接触して温度が上昇していた汗取り面に代わって、気化熱により冷却され た他の折り返し縁が頭部と接触することになるため、体感温度が快適となり不快 感が緩和されるといった作用が生ずる。
【0006】
本考案の実施例について詳説すれば、帽子本体1の頭部に接するべき内面2を 水を吸収しない非吸水性材の生地で構成し、頭部を覆うべき外面2を水を通す透 水性材の生地で構成すると共に、外面2と内面3との間にパイル生地等の保水性 と吸水性のある保水材4を多層的に内蔵し、また帽子本体1の内面の裾部周辺に 幅広の汗取り縁5を設け、該広幅の汗取り縁5の幅寸法の中央線6を境として上 半分を内側または外側に折り返し可能な折り返し縁7を設けた構成とする。
【0007】
本案帽子を使用前または使用中に水に浸せば、帽子本体外面の透水性材である 生地を通して水が内部に浸透し、内蔵されている保水材に水が保水される。この 状態の帽子を覆れば、保水材に含有されている水が外気温によって透水性材であ る生地を通して蒸発するため、自然法則に従って気化熱が発生し、よって帽子本 体の内部の温度を低下させて一定の温度に保つと共に、帽子内面の非吸水性材た る生地を通して頭部を冷却させる効果が発生する。また帽子の内面を非吸水性材 とすることにより、内蔵されている保水材から水が浸透して頭部を濡らす心配が ない。さらに図2及び図3に示すように、幅広の汗取り縁の上半分を中央線から 内側または外側に折り返すことが可能な折り返し縁を設けることにより、頭部に 接触して暖められた汗取り縁の折り返し縁を折り返し、代わって頭部に接触して いなかった別の一面即ち帽子の内面と接して冷却された面を露出させ、これを前 額部及び頭部に接触させることにより、帽子内部の体感温度が下がり着帽時の不 快感がさらに軽減される。
【0008】 気化熱を利用して頭部を冷却する本案帽子は、従来のように水枕方式のように 帽子内に貯蔵された水冷媒体の温度が上昇すれば冷却能力がなくなることもなく 、安定した冷却効果が得られるばかりでなく、汗取り縁に設けた折り返し縁を操 作することにより、冷涼感をより高めることができるものである。
【図1】帽子の側面断面図である。
【図2】使用態様を示す側面断面図である。
【図3】使用態様を示す側面断面図である。
1、帽子本体 2、内面 3、外面 4、保水材 5、幅広の汗取り縁 6、中央線 7、折り返し縁
Claims (1)
- 【請求項1】 帽子本体1の内面2を非吸水性材とし、
外面3を透水性材とし、内面と外面との間に保水材4を
挟設して帽子全体を多層構造とし、また帽子本体1の内
面2裾部の周辺に幅広の汗取り縁5を設け、該幅広の汗
取り縁5の幅寸法の中央線6を境として、上半分を内側
または外側に折り返し可能な折り返し縁7を設けたこと
を特徴とする気化熱により頭部を冷却する帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013212U JP3009620U (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 気化熱により頭部を冷却する帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013212U JP3009620U (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 気化熱により頭部を冷却する帽子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3009620U true JP3009620U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=43145411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013212U Expired - Lifetime JP3009620U (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 気化熱により頭部を冷却する帽子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009620U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0672353U (ja) * | 1993-03-25 | 1994-10-11 | 株式会社荒木製作所 | ペット用ブラシ |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP1994013212U patent/JP3009620U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0672353U (ja) * | 1993-03-25 | 1994-10-11 | 株式会社荒木製作所 | ペット用ブラシ |
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