JP3005497B2 - フレキシブル基板用コネクタ - Google Patents
フレキシブル基板用コネクタInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/82—Coupling devices connected with low or zero insertion force
- H01R12/85—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures
- H01R12/88—Coupling devices connected with low or zero insertion force contact pressure producing means, contacts activated after insertion of printed circuits or like structures acting manually by rotating or pivoting connector housing parts
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル基板
用コネクタ、特にプリント回路基板等に実装される際
に、作業性が良く且つ高い信頼性が得られる小型のフレ
キシブル基板用コネクタに関する。
用コネクタ、特にプリント回路基板等に実装される際
に、作業性が良く且つ高い信頼性が得られる小型のフレ
キシブル基板用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プリント回路基板等に実装し
て用いるフレキシブル基板用コネクタにおいては、高密
度実装化、小型化、そして高作業性、高信頼性が要求さ
れており、この種のフレキシブル基板用又はフラットケ
ーブル用コネクタの例が、特願平7−238881号及
び実開平6−77186号に開示されている。
て用いるフレキシブル基板用コネクタにおいては、高密
度実装化、小型化、そして高作業性、高信頼性が要求さ
れており、この種のフレキシブル基板用又はフラットケ
ーブル用コネクタの例が、特願平7−238881号及
び実開平6−77186号に開示されている。
【0003】図7は特願平7−238881号に記載の
コネクタを示すものであり、(A)〜(C)はフラット
ケーブルを装着する過程を示している。この図に示すよ
うに、コネクタ101は、上方が開口したハウジング1
02と、ハウジング102の前方から後方に向けて延び
その先端にフラットケーブル(図示せず)と電気的に接
続される接点部106aが設けられた接触片104aと
リード端子片105aを有しハウジング102に前方側
から取り付けられた複数のコンタクト103aと、ハウ
ジング102の後方から前方に向けて延びその先端にフ
ラットケーブルと電気的に接続される接点部106bが
設けられた接触片104bとリード端子片105bを有
しハウジング102に後方側から取り付けられた複数の
コンタクト103bと、ハウジング102の上方に回動
自在に支持され、所定の回動位置でハウジング102に
対してフラットケーブルを押圧、固定するレバー108
と、から構成されている。そして、レバー108の回動
中心107とコンタクト103aの接点部106aとコ
ンタクト103bの接点部106bとを結ぶ線は二等辺
三角形をなしている。
コネクタを示すものであり、(A)〜(C)はフラット
ケーブルを装着する過程を示している。この図に示すよ
うに、コネクタ101は、上方が開口したハウジング1
02と、ハウジング102の前方から後方に向けて延び
その先端にフラットケーブル(図示せず)と電気的に接
続される接点部106aが設けられた接触片104aと
リード端子片105aを有しハウジング102に前方側
から取り付けられた複数のコンタクト103aと、ハウ
ジング102の後方から前方に向けて延びその先端にフ
ラットケーブルと電気的に接続される接点部106bが
設けられた接触片104bとリード端子片105bを有
しハウジング102に後方側から取り付けられた複数の
コンタクト103bと、ハウジング102の上方に回動
自在に支持され、所定の回動位置でハウジング102に
対してフラットケーブルを押圧、固定するレバー108
と、から構成されている。そして、レバー108の回動
中心107とコンタクト103aの接点部106aとコ
ンタクト103bの接点部106bとを結ぶ線は二等辺
三角形をなしている。
【0004】また、図8は実開平6−77186号に記
載のコネクタを示すものである。この図に示すように、
コネクタ201は、上方が開口したハウジング202
と、ハウジング202の内部に挿入したフレキシブル基
板209を加圧固定する加圧部材210と、加圧部材2
10の回動支持部204とフレキシブル基板209に接
続するためのU字状接続部205と外部へ電気的接続の
ためのリード端子部206をアーム部207で一体化し
たコンタクト203とによって構成されており、コンタ
クト203はハウジング202の後方から取り付けら
れ、また、加圧部材210は回動支持部204の先端を
中心に回動するように取り付けられている。そして、加
圧部材210にある加圧突部211は、加圧部材210
が開放状態にあるとき回動支持部204の先端中心とコ
ンタクト203の接点部208とを結ぶ線よりも外側に
位置し、加圧部材210が所定の位置まで回動したとき
該線よりも内側に位置するように設定されている。
載のコネクタを示すものである。この図に示すように、
コネクタ201は、上方が開口したハウジング202
と、ハウジング202の内部に挿入したフレキシブル基
板209を加圧固定する加圧部材210と、加圧部材2
10の回動支持部204とフレキシブル基板209に接
続するためのU字状接続部205と外部へ電気的接続の
ためのリード端子部206をアーム部207で一体化し
たコンタクト203とによって構成されており、コンタ
クト203はハウジング202の後方から取り付けら
れ、また、加圧部材210は回動支持部204の先端を
中心に回動するように取り付けられている。そして、加
圧部材210にある加圧突部211は、加圧部材210
が開放状態にあるとき回動支持部204の先端中心とコ
ンタクト203の接点部208とを結ぶ線よりも外側に
位置し、加圧部材210が所定の位置まで回動したとき
該線よりも内側に位置するように設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図9は、特願平−23
8881号に記載のコネクタのフラットケーブルを装着
する際のレバー108の操作力を示したものであるが、
実開平6−77186号に記載のコネクタにおいても同
様の次のことがいえる。
8881号に記載のコネクタのフラットケーブルを装着
する際のレバー108の操作力を示したものであるが、
実開平6−77186号に記載のコネクタにおいても同
様の次のことがいえる。
【0006】上述した二つの従来例とも、フラットケー
ブルを装着する際のレバー108の操作力又はフレキシ
ブル基板209を装着する加圧部材210の操作力は図
9に示すグラフのようになり、セルフロック機能が生じ
ている。そして、このグラフの縦軸は、レバー108が
フラットケーブルを押圧する力又は加圧部材210がフ
レキシブル基板209を押圧する力、すなわち接触力と
みなすことができ、セルフロック機能は接触力を利用し
て得ていると考えることができる。
ブルを装着する際のレバー108の操作力又はフレキシ
ブル基板209を装着する加圧部材210の操作力は図
9に示すグラフのようになり、セルフロック機能が生じ
ている。そして、このグラフの縦軸は、レバー108が
フラットケーブルを押圧する力又は加圧部材210がフ
レキシブル基板209を押圧する力、すなわち接触力と
みなすことができ、セルフロック機能は接触力を利用し
て得ていると考えることができる。
【0007】この二つの従来例における問題は、コネク
タとしての特性を確保、維持する上で最も重要で且つで
きるだけ高く設定したい接触力を、レバー108の操作
又は加圧部材210の操作終了時に設定できない点であ
る。
タとしての特性を確保、維持する上で最も重要で且つで
きるだけ高く設定したい接触力を、レバー108の操作
又は加圧部材210の操作終了時に設定できない点であ
る。
【0008】その理由は、接触力はグラフよりレバー1
08の操作又は加圧部材210の操作終了時の力とそれ
より高いセルフロック機能を得るための力があり、二つ
の従来例とも接触力でフラットケーブル又はフレキシブ
ル基板209を挟み込んでいる構造上、操作途中に最も
高い力がフラットケーブル又はフレキシブル基板209
に加わることから、フラットケーブル又はフレキシブル
基板209が最大許容できる力をセルフロック機能を得
るための力、すなわち操作途中に発生する最も高い力と
すると、レバー108の操作又は加圧部210の操作終
了時の力がそれより小さくなってしまうためである。
08の操作又は加圧部材210の操作終了時の力とそれ
より高いセルフロック機能を得るための力があり、二つ
の従来例とも接触力でフラットケーブル又はフレキシブ
ル基板209を挟み込んでいる構造上、操作途中に最も
高い力がフラットケーブル又はフレキシブル基板209
に加わることから、フラットケーブル又はフレキシブル
基板209が最大許容できる力をセルフロック機能を得
るための力、すなわち操作途中に発生する最も高い力と
すると、レバー108の操作又は加圧部210の操作終
了時の力がそれより小さくなってしまうためである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のフレキシブル基板用コネクタは、フレキ
シブル基板の挿入方向が前後方向とされ、上方が開口し
たハウジングと、このハウジングの後方から前方に向け
て延びその先端にフレキシブル基板と電気的に接続され
る接点部が設けられた接触片とリード端子片を有し前記
ハウジングに後方側から取り付けられた複数のコンタク
トと、前記ハウジングの上方に回動自在に支持され、所
定の回動位置で該ハウジングに対して前記フレキシブル
基板を押圧・固定するレバーと、から構成され、フレキ
シブル基板を装着したコネクタを側面視した際、コンタ
クト断面においてはコンタクトの接点部とレバーの回転
中心とレバーがフレキシブル基板を接点部に押圧する突
起(A)とが同一直線上に位置し、フレキシブル基板を
装着する過程で、複数のコンタクト間又はコンタクト群
の両端の断面において、レバーの回転前はレバーの突起
(B)が前記直線より外側に位置し、回動が開始され前
記直線を越える前後にハウジングに設けた面に乗り越え
るように接触し、回動終了後前記直線より内側に位置す
ることを特徴とするものである。
めに、本発明のフレキシブル基板用コネクタは、フレキ
シブル基板の挿入方向が前後方向とされ、上方が開口し
たハウジングと、このハウジングの後方から前方に向け
て延びその先端にフレキシブル基板と電気的に接続され
る接点部が設けられた接触片とリード端子片を有し前記
ハウジングに後方側から取り付けられた複数のコンタク
トと、前記ハウジングの上方に回動自在に支持され、所
定の回動位置で該ハウジングに対して前記フレキシブル
基板を押圧・固定するレバーと、から構成され、フレキ
シブル基板を装着したコネクタを側面視した際、コンタ
クト断面においてはコンタクトの接点部とレバーの回転
中心とレバーがフレキシブル基板を接点部に押圧する突
起(A)とが同一直線上に位置し、フレキシブル基板を
装着する過程で、複数のコンタクト間又はコンタクト群
の両端の断面において、レバーの回転前はレバーの突起
(B)が前記直線より外側に位置し、回動が開始され前
記直線を越える前後にハウジングに設けた面に乗り越え
るように接触し、回動終了後前記直線より内側に位置す
ることを特徴とするものである。
【0010】また、レバーに、フレキシブル基板をコン
タクトに押圧する突起(A)と、レバーの回動過程にお
いてハウジングに設けた面に乗り越えるように接触する
突起(B)とを設けたことを特徴とするものである。
タクトに押圧する突起(A)と、レバーの回動過程にお
いてハウジングに設けた面に乗り越えるように接触する
突起(B)とを設けたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を図1〜図6を参照して説明する。図1は本実施の形態
のフレキシブル基板用コネクタの全体構成を示す図であ
り、コネクタ301は、ハウジング302、コンタクト
310、レバー320の各部材から構成されている。ま
た、図2はコンタクト310を組み付ける状態を示す
図、図3及び図4はコネクタ301にフレキシブル基板
325を押圧、固定する過程を示す側断面図、図5はフ
レキシブル基板325のパッド部326を示す図、図6
はコネクタ301にフレキシブル基板325を押圧、固
定する過程でのレバー320の操作力をグラフ化したも
のである。
を図1〜図6を参照して説明する。図1は本実施の形態
のフレキシブル基板用コネクタの全体構成を示す図であ
り、コネクタ301は、ハウジング302、コンタクト
310、レバー320の各部材から構成されている。ま
た、図2はコンタクト310を組み付ける状態を示す
図、図3及び図4はコネクタ301にフレキシブル基板
325を押圧、固定する過程を示す側断面図、図5はフ
レキシブル基板325のパッド部326を示す図、図6
はコネクタ301にフレキシブル基板325を押圧、固
定する過程でのレバー320の操作力をグラフ化したも
のである。
【0012】図1に示すように、ハウジング302は基
台部(A)303とその両側に設けられた基台部(B)
304及び側壁部305から構成され、上方が開口した
形状となっている。そして基台部(A)303には後方
から切り込まれた多数のスリット部306が形成されて
いる。
台部(A)303とその両側に設けられた基台部(B)
304及び側壁部305から構成され、上方が開口した
形状となっている。そして基台部(A)303には後方
から切り込まれた多数のスリット部306が形成されて
いる。
【0013】図1及び図2に示すように、ハウジング3
02のスリット部306には、ハウジング302の後方
側からコンタクト310が挿入されている。図2に示す
ように、コンタクト310は接触片311と固定片31
2とリード端子片313に加えて、接触片311の上方
に弾性支持片314を有しており、図4(A)に示すよ
うに、ハウジング302内に挿入した状態で接触片31
1と固定片312がハウジング302の凸部308を上
下から挟み込む構造となっている。さらに、弾性支持片
314の先端は円滑な湾曲面を有しており、この部分が
後述するレバー320を回動自在に支持している。ま
た、接触片311の先端上面は図5に示すフレキシブル
基板325のパッド部326と電気的に接触するための
接点部315が設けらている。
02のスリット部306には、ハウジング302の後方
側からコンタクト310が挿入されている。図2に示す
ように、コンタクト310は接触片311と固定片31
2とリード端子片313に加えて、接触片311の上方
に弾性支持片314を有しており、図4(A)に示すよ
うに、ハウジング302内に挿入した状態で接触片31
1と固定片312がハウジング302の凸部308を上
下から挟み込む構造となっている。さらに、弾性支持片
314の先端は円滑な湾曲面を有しており、この部分が
後述するレバー320を回動自在に支持している。ま
た、接触片311の先端上面は図5に示すフレキシブル
基板325のパッド部326と電気的に接触するための
接点部315が設けらている。
【0014】レバー320は、図1及び図4(A)に示
すように、ハウジング302の上方に、軸受け部307
及びコンタクト310の弾性支持片314に対し回動自
在に支持され、フレキシブル基板325をハウジング3
02上の所定の位置にセットした後、回動させることに
より、フレキシブル基板325をコンタクト310の接
点部315に押圧、固定するとともに、フレキシブル基
板325を覆うハウジング302の蓋となるものであ
る。図4(A)〜(C)に示すように、レバー320の
回動中心側は湾曲した係止部321が設けられ、この係
止部321とコンタクト310の弾性支持片314の先
端が嵌合することにより、レバー320が弾性支持片3
14の先端を中心として回動自在に支持されている。
すように、ハウジング302の上方に、軸受け部307
及びコンタクト310の弾性支持片314に対し回動自
在に支持され、フレキシブル基板325をハウジング3
02上の所定の位置にセットした後、回動させることに
より、フレキシブル基板325をコンタクト310の接
点部315に押圧、固定するとともに、フレキシブル基
板325を覆うハウジング302の蓋となるものであ
る。図4(A)〜(C)に示すように、レバー320の
回動中心側は湾曲した係止部321が設けられ、この係
止部321とコンタクト310の弾性支持片314の先
端が嵌合することにより、レバー320が弾性支持片3
14の先端を中心として回動自在に支持されている。
【0015】一方、図5に示すように、フレキシブル基
板325の裏面には、コンタクト310の接点部315
と電気的に接触するための多数のパッド部326が設け
られている。
板325の裏面には、コンタクト310の接点部315
と電気的に接触するための多数のパッド部326が設け
られている。
【0016】次ぎに、図3及び図4を用い、コネクタ3
01にフレキシブル基板325を押圧、固定する過程を
順に説明する。図3はコンタクト310群の両端の断面
である。まず、図3(A)に示すように、レバー320
を開いた状態でフレキシブル基板325を挿入する。そ
の後、図3(B)に示すようにレバー320の回転が始
まり、突起(B)323が基台部(B)304に接触
し、弾性支持片314が上方へ撓み、その量がピークに
達した後、弾性支持片314の撓みが復旧し、図3
(C)に示す状態となり、装着が完了する。図4はコン
タクト310の断面である。まず、図4(A)の示すよ
うに、レバー320を開いた状態でフレキシブル基板3
25を挿入する。その後、図4(B)に示すようにレバ
ー320の回転が始まるが、突起(A)322と突起
(B)323の位置関係からフレキシブル基板325に
接触することのないまま弾性支持片314が上方へ撓ん
で図4(C)に示す状態になり、装着が完了する。
01にフレキシブル基板325を押圧、固定する過程を
順に説明する。図3はコンタクト310群の両端の断面
である。まず、図3(A)に示すように、レバー320
を開いた状態でフレキシブル基板325を挿入する。そ
の後、図3(B)に示すようにレバー320の回転が始
まり、突起(B)323が基台部(B)304に接触
し、弾性支持片314が上方へ撓み、その量がピークに
達した後、弾性支持片314の撓みが復旧し、図3
(C)に示す状態となり、装着が完了する。図4はコン
タクト310の断面である。まず、図4(A)の示すよ
うに、レバー320を開いた状態でフレキシブル基板3
25を挿入する。その後、図4(B)に示すようにレバ
ー320の回転が始まるが、突起(A)322と突起
(B)323の位置関係からフレキシブル基板325に
接触することのないまま弾性支持片314が上方へ撓ん
で図4(C)に示す状態になり、装着が完了する。
【0017】コネクタ301にフレキシブル基板325
を押圧、固定する過程におけるレバー320の操作力を
図6(a),(b)を用い説明する。まず、図3に示し
たコンタクト310群の両端断面においては、レバー3
20の回転が始まり突起(B)323が基台部(B)3
04に接触した時点からレバー操作力が発生し始め、さ
らにレバー320の回転とともに上昇し始め、レバー回
転中心とコンタクト310の接点部315を結ぶ直線上
に突起(B)323が達した時点を境に下降が始まり、
その途中でレバー320の回転、すなわちフレキシブル
基板325の装着が完了する。一方、図4に示したコン
タクト310断面では、レバー320の回転とともに突
起(A)322がフレキシブル基板325に接近してい
くが突起(B)323との位置関係により接触すること
はなく進行し、図3におけるレバー回転中心とコンタク
ト310の接点部315を結ぶ直線を突起(B)323
が通過しレバー320の回転が終了する直前から突起
(A)322がフレキシブル基板325に接触し始め、
徐々に上昇し、レバー320の回転、すなわちフレキシ
ブル基板325の装着が完了する。よって、コネクタと
してのレバー操作力は、図3及び図4それぞれ注目した
レバー操作力を合わせたものと考えることができ、セル
フロック効果を持った特性線となるのである。
を押圧、固定する過程におけるレバー320の操作力を
図6(a),(b)を用い説明する。まず、図3に示し
たコンタクト310群の両端断面においては、レバー3
20の回転が始まり突起(B)323が基台部(B)3
04に接触した時点からレバー操作力が発生し始め、さ
らにレバー320の回転とともに上昇し始め、レバー回
転中心とコンタクト310の接点部315を結ぶ直線上
に突起(B)323が達した時点を境に下降が始まり、
その途中でレバー320の回転、すなわちフレキシブル
基板325の装着が完了する。一方、図4に示したコン
タクト310断面では、レバー320の回転とともに突
起(A)322がフレキシブル基板325に接近してい
くが突起(B)323との位置関係により接触すること
はなく進行し、図3におけるレバー回転中心とコンタク
ト310の接点部315を結ぶ直線を突起(B)323
が通過しレバー320の回転が終了する直前から突起
(A)322がフレキシブル基板325に接触し始め、
徐々に上昇し、レバー320の回転、すなわちフレキシ
ブル基板325の装着が完了する。よって、コネクタと
してのレバー操作力は、図3及び図4それぞれ注目した
レバー操作力を合わせたものと考えることができ、セル
フロック効果を持った特性線となるのである。
【0018】なお、実施形態の応用として、コンタクト
群の両側に設けた基台部(B)を複数あるコンタクトの
間に設け、レバーの突起(A)と突起(B)を基台部
(B)に対応する位置に設けても同様の効果が得られる
のはもちろんである。
群の両側に設けた基台部(B)を複数あるコンタクトの
間に設け、レバーの突起(A)と突起(B)を基台部
(B)に対応する位置に設けても同様の効果が得られる
のはもちろんである。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、フレキシ
ブル基板を装着する際のレバー回転の中心となるコンタ
クトの弾性支持片を撓ませることで接触力を得て、ま
た、レバーに突起(A)と突起(B)を二つをレバーの
回転角方向にずらして設け、突起(A)にはフレキシブ
ル基板をコンタクトの接点に押し付ける機能を持たせ、
また、突起(B)にはハウジング基台部(B)としまり
代を持って接触させる機能を持たせたことにより、セル
フロック効果を得るためのレバー操作特性線を、ハウジ
ングの基台部(B)とレバーの突起(B)の二つの構成
部材のみで、フレキシブル基板を介することなく得るこ
とができる。
ブル基板を装着する際のレバー回転の中心となるコンタ
クトの弾性支持片を撓ませることで接触力を得て、ま
た、レバーに突起(A)と突起(B)を二つをレバーの
回転角方向にずらして設け、突起(A)にはフレキシブ
ル基板をコンタクトの接点に押し付ける機能を持たせ、
また、突起(B)にはハウジング基台部(B)としまり
代を持って接触させる機能を持たせたことにより、セル
フロック効果を得るためのレバー操作特性線を、ハウジ
ングの基台部(B)とレバーの突起(B)の二つの構成
部材のみで、フレキシブル基板を介することなく得るこ
とができる。
【0020】さらに、それによって、フレキシブル基板
が許容できる最大の接触力をレバー操作終了時に設定す
ることができ、そして、コネクタ特性をより高いレベル
で確保、維持することができ、もしくは、フレキシブル
基板の許容できる最大の接触力を設定しない場合でも、
フレキシブル基板に余分なストレスを加えることがなく
なり、フレキシブル基板の繰り返し装着回数の長寿命化
や耐環境性能の向上を図ることができる。
が許容できる最大の接触力をレバー操作終了時に設定す
ることができ、そして、コネクタ特性をより高いレベル
で確保、維持することができ、もしくは、フレキシブル
基板の許容できる最大の接触力を設定しない場合でも、
フレキシブル基板に余分なストレスを加えることがなく
なり、フレキシブル基板の繰り返し装着回数の長寿命化
や耐環境性能の向上を図ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態であるフレキシブル基板
用コネクタの全体構成を示す斜視図である。
用コネクタの全体構成を示す斜視図である。
【図2】本発明のコネクタにコンタクトを組み付ける前
の状態を示す斜視図である。
の状態を示す斜視図である。
【図3】(A)〜(C)は本発明のコネクタにフレキシ
ブル基板を押圧、固定する過程を示すコンタクト群の外
側の側断面図である。
ブル基板を押圧、固定する過程を示すコンタクト群の外
側の側断面図である。
【図4】(A)〜(C)は本発明のコネクタにフレキシ
ブル基板を押圧、固定する過程を示すコンタクト部分の
側断面図である。
ブル基板を押圧、固定する過程を示すコンタクト部分の
側断面図である。
【図5】本発明のコネクタに接続するフレキシブル基板
を示す裏面図である。
を示す裏面図である。
【図6】(A),(B)は本発明のコネクタのレバーの
回転角度とレバー操作力の関係を示す図である。
回転角度とレバー操作力の関係を示す図である。
【図7】(A)〜(C)は従来のコネクタのフラットケ
ーブルを装着する過程を示す断面図である。
ーブルを装着する過程を示す断面図である。
【図8】従来の他のコネクタの断面図である。
【図9】従来及び従来の他のコネクタのレバー又は加圧
部材の回転角度のレバー又は加圧部材の操作力の関係を
示す図である。
部材の回転角度のレバー又は加圧部材の操作力の関係を
示す図である。
301 フレキシブル基板用コネクタ 302 ハウジング 303 基台部(A) 304 基台部(B) 305 側壁部 306 スリット部 307 軸受け部 308 凸部 310 コンタクト 311 接触片 312 固定片 313 リード端子片 314 弾性支持片 315 接点部 320 レバー 321 係止部 322 突起(A) 323 突起(B) 325 フレキシブル基板 326 パッド部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−321365(JP,A) 特開 平9−35828(JP,A) 特開 平9−92411(JP,A) 特開 平9−97655(JP,A) 特開 平9−134763(JP,A) 実開 平6−77186(JP,U) 実開 昭63−63968(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 23/68
Claims (2)
- 【請求項1】 フレキシブル基板の挿入方向が前後方向
とされ、上方が開口したハウジングと、このハウジング
の後方から前方に向けて延びその先端に前記フレキシブ
ル基板と電気的に接続される接点部が設けられた接触片
とリード端子片を有し前記ハウジングに後方側から取り
付けられた複数のコンタクトと、前記ハウジングの上方
に回動自在に支持され、所定の回動位置で該ハウジング
に対して前記フレキシブル基板を押圧・固定するレバー
とを有するフレキシブル基板用コネクタにおいて、前記
レバーは、挿入されるフレキシブル基板に対向する部分
に前記フレキシブル基板を前記コンタクトに押圧する突
起を有し、両端部にレバーの回動過程において前記ハウ
ジングに設けた基台部の上面に乗り越えるよう接触する
突起を有していることを特徴とするフレキシブル基板用
コネクタ。 - 【請求項2】 フレキシブル基板の挿入方向が前後方向
とされ、上方が開口したハウジングと、このハウジング
の後方から前方に向けて延びその先端に前記フレキシブ
ル基板と電気的に接続される接点部が設けられた接触片
とリード端子片を有し前記ハウジングに後方側から取り
付けられた複数のコンタクトと、前記ハウジングの上方
に回動自在に支持され、所定の回動位置で該ハウジング
に対して前記フレキシブル基板を押圧・固定するレバー
とを有するフレキシブル基板用コネクタにおいて、前記
ハウジングは、フレキシブル基板が挿入される平坦な基
台部と、その両端部に設けられた前記平坦な基台部より
高い基台部とを有し、前記レバーは、前記平坦な基台部
に対向する部分に前記フレキシブル基板を前記コンタク
トに押圧する突起を有し、両端部にレバーの回動過程に
おいて前記高い基台部の上面に乗り越えるように接触す
る突起を有していることを特徴とするフレキシブル基板
用コネクタ。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP9139987A JP3005497B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | フレキシブル基板用コネクタ |
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1998
- 1998-05-20 US US09/082,370 patent/US6171137B1/en not_active Expired - Fee Related
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