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JP2979786B2 - シート固定装置 - Google Patents

シート固定装置

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Publication number
JP2979786B2
JP2979786B2 JP3283975A JP28397591A JP2979786B2 JP 2979786 B2 JP2979786 B2 JP 2979786B2 JP 3283975 A JP3283975 A JP 3283975A JP 28397591 A JP28397591 A JP 28397591A JP 2979786 B2 JP2979786 B2 JP 2979786B2
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JP
Japan
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seat
vehicle body
engaging
fixing device
parallel
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JP3283975A
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English (en)
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JPH0596981A (ja
Inventor
孝之 大場
武明 三平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0596981A publication Critical patent/JPH0596981A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に車体側のフロアよ
り接離可能に配設されたシートの固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラック、ダンプトラック、
タンクローリ、トレーラ等の作業車は、年々大型化して
着座位置も益々高くなる傾向にある。しかし、乗員が着
座するシートは、もっぱら長時間運転・作業をする着座
姿勢にのみしか考慮されておらず、車室の乗り降りは、
ステップ、グリップ等の乗降具を設ける程度の配慮が成
されているに過ぎない。一方乗員にあっても、壮健な運
転者のみに限らず、女性運転者、及び老人・身体の不自
由な乗員が関係するようになり、前記乗降具のみでは不
自由であるばかりでなく、ときには他人の手助けを必要
とする場合も見られるようになった。
【0003】かかる観点から、実開平1−141141
号公報において、車両の乗降装置が開示されている。即
ち、本従来技術によると、同公報第1図に示されるリン
ク機構によりシート本体2を車両外方に移動させると共
に、シート本体2を揺動用油圧シリンダ7及び上下動用
油圧シリンダ8により上下動させる技術を開示してい
る。しかも、該リンク機構は、相互に略平行に配設され
且つ腕長さが略同様な一対のリンク部材6a,6bから
成っているために、シート着座面は常に水平に保たれ
る。前記従来技術に依ると、リンク部材の腕を適宜長さ
にすることにより、着座位置が地表よりも高い大型車両
においても、着座姿勢のまま容易に乗降可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の様
にシートを車体側装着面より脱離可能に構成すると、シ
ートを確実に固定させる固定手段を設けなければ、車両
走行時の振動や加速度、及び万一の衝突時の衝撃等によ
り、シートの係合が外れたり又微小移動が生じ、好まし
くない。一方逆に前記固定方法が余りに複雑だと、乗降
に際して、シートを迅速に接離可能にするために、固定
状態を短時間に容易に係合・解除させる事が困難にな
る。
【0005】本発明は、かかる従来技術の欠点に鑑み、
車体側の装着面にシートを接離可能に配設されたシート
固定装置において、迅速かつ確実に固定及び固定解除を
行なう事の出来る移動式シートの固定装置を提供する事
を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明は、車体側の装着面
よりシートを接離可能に配設されたシート固定装置にお
いて、図1に示すように、車軸と直交若しくは平行する
側に開口する半円テーパ状の係合凹部40を前記シート
の底面側に、一方、前記係合凹部40の開口と接離する
方向に揺動可能な係合凸部45を車体1側に夫々配設す
ると共に、前記シート部2底面側と装着面側とに夫々対
面可能に嵌合部50、55を固設し、前記装着面側への
シート部2の設置により嵌合部50、55を車軸と直交
若しくは平行する方向の位置規制を行った後、前記係合
凸部45を係合凹部40側に揺動させて車体1側にシー
ト部2の固定を行う事を特徴とするものである。
【0007】この場合、前記シート部1の係合を解除す
る場合は、車体1側の係合凸部45を係合凹部40から
離れる方向に揺動させるのみで両者の係合が解かれ、こ
の状態でシート昇降機構3を利用してシート部2を上昇
させる事によりシートを容易に所定位置に移動させる事
が可能となる。尚、前記揺動とは直線状の往復動のみな
らず、円弧状の曲線移動も含む。又これらの揺動手段は
油圧シリンダ若しくはモ−タ駆動装置、更にはラック/
ピニオン機構をも含み、又他の手段を用いてもよい。又
前記嵌合部50、55は本実施例においては直線状のV
溝とV突起で形成したが、これのみに限定されない。
【0008】
【作用】かかる技術手段によれば、先ず、前記シート昇
降機構3を利用してシート部2を下降させて該シート部
2を車内装着面に設置するのみで、両嵌合部50、55
が嵌合して、車軸と直交(平行)する方向の位置規制が
行なわれ、続いて、車軸と直交(平行)する側に開口す
る半円テーパ状の係合凹部40側に向け車体側の係合凸
部45を揺動させるのみで、車軸と平行(直交)する方
向のみならず上下方向の位置規制をも可能とし、これに
より車体側の係合凸部45の揺動という単純な操作でシ
ートを確実に装着面に固定する事が出来る。
【0009】又車体1側の係合凸部45を係合凹部40
から離れる方向に揺動させるのみで、前記シート部1の
係合を解除する事も出来るために、シート着脱操作が極
めて単純化する。又機構的にも一対の嵌合部50、55
と係合凹部40/係合凸部45を、車体側と車両側に夫
々設けるのみで足りるために、構成が簡単化する。
【0010】また、前記嵌合部50、55をV突起とV
溝で構成する事により、シート設置時に僅かな狂いが生
じても前記V溝をガイドとして精度よく位置規制が可能
であるとともに、固定するときの衝撃を少なくする事が
できる。また、係合凹部40と凸部の係合をテーパ係合
としたために、大荷重・衝撃に対して容易に荷重分散が
可能であるとともに、固定装置の上下方向の作動空間を
小さくする事ができる。更に、嵌合部50、55及び係
合部をV溝若しくは半円テーパ結合にしたために相互求
芯的に係合させる事が出来、例え前記V溝若しくはテー
パ面が摩耗しても、長期間に亙る位置精度の維持と信頼
性を図る事ができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は本発明の実施例に係るシート固定装置を含むシート移
動機構の構成を示す要部展開斜視図、図3は車両との関
係を示す正面図で、車両1の乗員席空間を有するキャブ
10の側面には、進行方向と平行に開閉可能なスライド
ドア11が設けてある。シート部2は、シート12と該
シートを装着する取付台13からなり、該シート部2
は、シート固定装置4を介してキャブ10側のフロア4
0に離接可能に配設されている。
【0012】3はシート昇降機構で、フロア40に固設
されたシリンダホルダ30と、該シリンダホルダの一対
の立設板間に挟まれる空間内に油圧シリンダ31により
揺動可能に配設された2本の平行リンク20,21と、
該2本の平行リンク20,21によりシート部を円弧運
動させるシリンダステイ22とから構成されている。一
方、前記シート取付台13のドア側後側部にはシートス
テイ22の下端がシート12の後面に沿って固設されて
いる。又前記シリンダホルダ30とシートステイ22の
上端との間には前記したように両端の回動支点間の距離
が略同一に設定された2本の平行リンク20,21が、
相互に略平行に、回動可能に係合装設されている。
【0013】また、前記平行リンク20の下側の延長終
端には、復動式油圧シリンダ31のシリンダロッドが回
動可能に連結され、該復動式油圧シリンダ31の前面・
背面を加圧操作して前記シリンダロッドを伸縮させる事
により、シート12を地面に略平行に着座姿勢を維持し
つつ、略円弧を描いて車内外に移動可能に構成してい
る。
【0014】14は、シート12に固着された足座で、
該足座14には踏み足を確認する左右のペダルスイッチ
85,86が装設されている。また、80はシート12
の昇降スイッチで、シート12と一体に設けられた車両
中央側フロア側のアームレスト16に設けてある。更
に、シート12には3点式シートベルト18が組込まれ
ており、シートベルト金具を介してシートベルト受19
に接離可能に嵌着される。
【0015】また、運転席の中央側フロアには、ハンド
ブレーキ42、自動変速機のセレクトバー43が配設さ
れている。また、図示していないステアリングホイル
も、マニュアル、或いはアクチュエータにより自動的に
前傾、後屈可能に構成されている。
【0016】次に本発明の要部構成たるシート固定装置
4を図1及び図2の要部断面を示す側面図に基づいて説
明する。シート取付け台13の底面側には所定空隙介し
て該底面と平行に水平固定板131が該取付け台13と
一体的に配設されており、該水平固定板131中央に開
口させた穴132の中央縁部を半円状に後方に膨出さ
せ、該膨出開口132aに沿って係合凹部材40をネジ
43により固設する。係合凹部材40は、膨出開口13
2aと対面させて上側に向け末広がり状の半円テーパ面
41を形成した板状部材からなり、該テーパ面41の上
縁半円形状を前記膨出開口132aと一致させている。
【0017】又前記水平固定板131下面の前後両側に
は車軸方向に沿って平行に延在する一対のV突起50を
下側に向けて突設する。一方、前記V突起50と対面す
る車室フロア上には一対のV溝55を有する固定板51
が固設されている。前記V溝55は前記V突起50と互
いに嵌合する位置に突設すると共に、該V溝55の凹部
表面に、車体の振動を吸収するゴム状の環状部材56を
貼着する。又前記一対のV溝55に挟まれる固定板51
中央部の前記膨出開口132aと対面する箇所には車軸
と直交する方向に沿って延在する長穴52を開口し、該
長穴52を介して前記膨出開口132a側に係合凸部材
45を垂設する。
【0018】係合凸部材45は、下面側を円形テーパ面
46a状に形成したテーパ部46と該テーパ部46の中
心軸方向に沿って垂下する軸部材48からなり、該軸部
材48の下端を油圧シリンダその他の往復動手段47と
連結し、前後方向に水平に往復動可能に構成する。
【0019】次に本実施例の作用を説明する。先ず、シ
ート昇降機構3により、シート部がほぼ水平に維持され
た状態で車室内に搬入されて、シート取付け台13の底
面側を車室フロア40上に設けた固定板51上に設置さ
れると、先ずV突起50が前記固定板51上に設けたV
溝55に案内されながら両者が嵌合する。これにより前
記V溝55とV突起50,55は車軸と平行に配してあ
るので、車軸と直交する方向(前後方向)の動きが規制
されるとともに、係合凸部材45のテーパ部46上面が
膨出シート取付け台13側の水平固定板131とほぼ面
一になる位置にシート部2が設置される。
【0020】続いて、往復手段を往動させて、係合凸部
材45のテーパ部を係合凹部材40側に移動させてテー
パ部46を半円テーパ面41に案内されながら係合させ
る。この結果、車軸と平行する方向(左右方向)ととと
もに、上下方向の位置規制がなされるとともに、V溝5
5とV突起50により車軸と直交する方向の動きが規制
され、且つテーパ部46を半円テーパ面41との係合に
より車軸と平行する方向と上下方向の位置規制がなされ
て、シート部2は車室フロア40側に完全に固定され
る。
【0021】一方、前記シート部2の係合を解除する場
合は、前記往復手段47を復動させて、係合凸部材45
のテーパ部46を係合凹部材40側の半円テーパ面41
より離脱させるのみで、前記シート部1の係合を解除す
る事も出来るために、シート着脱操作が極めて単純化す
る。そしてこの状態でシート昇降機構3を介してシート
部46を上昇される事により略円弧を描いて車外に容易
に搬出される。
【0022】なお、本実施例においては、前記V突起5
0をシート取付台13側に、V溝55を車室フロア40
側に配したが、逆にV突起50を車室フロア40側に、
V溝55をシート取付台13側に配設してもよく、この
場合はV溝55に塵埃・異物を推積させる事が少なく、
好ましい。
【0023】
【効果】以上記載した如く本発明によれば、シート部を
下降させてシート部を車内装着面に設置した後、半円テ
ーパ状の係合凹部側に向け車体側の係合凸部を揺動させ
るのみで、車軸と平行(直交)する方向のみならず上下
方向の位置規制をも可能とし、これにより車体側の係合
凸部の揺動という単純な操作でシートを確実に装着面に
固定する事が出来る。又車体側の係合凸部を係合凹部4
0から離れる方向に揺動させるのみで、前記シート部の
係合を解除する事も出来るために、シート着脱操作が極
めて単純化する。又機構的にも一対の嵌合部と係合凹部
/係合凸部を、車体側と車両側に夫々設けるのみで足り
るために、構成が簡単化する。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るシート固定装置が組込ま
れたシート移動機構の構成を示す要部展開斜視図
【図2】図1のシート固定装置の要部拡大断面図
【図3】図1のシート移動機構の全体正面図
【符号の説明】
12 シート 40 係合凹部 45 係合凸部 46 揺動手段 50、55 嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−137922(JP,U) 実開 平1−141141(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の装着面よりシート部を接離可能
    に配設されたシート固定装置において、 車軸と直交若しくは平行する側に開口する半円テーパ状
    の係合凹部を前記シート部の底面側に、一方、前記係合
    凹部の開口と接離する方向に揺動可能な係合凸部を車体
    側に夫々配設すると共に、前記シート部底面側と装着面
    側とに夫々嵌合部を互いに対面可能に固設し、 前記装着面側に前記シート部を設置する事により前記両
    嵌合部が自動的に嵌合し車軸と直交若しくは平行する方
    向の位置規制を行った後、 前記係合凸部を係合凹部側に揺動させて前記シート部を
    車体側に固定可能に構成した事を特徴とするシート固定
    装置
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