JP2971959B2 - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技盤の遊技領域に
おける遊技の進行を制御するとともに、遊技領域に設け
られた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて遊技者に賞
価値を付与すべく賞価値データを送信する遊技制御手段
と、遊技制御手段から送信された賞価値データに基づい
て遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御手段とを備
えたパチンコ機に関する。
おける遊技の進行を制御するとともに、遊技領域に設け
られた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて遊技者に賞
価値を付与すべく賞価値データを送信する遊技制御手段
と、遊技制御手段から送信された賞価値データに基づい
て遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御手段とを備
えたパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機は、遊技盤面における
遊技の進行を制御する遊技制御手段により遊技領域にお
ける遊技が行われている。そして、遊技領域に設けられ
た入賞口等に遊技球が入賞すると、この入賞球を利用し
た機械的機構による所定数の球を排出する球排出機構
(いわゆる球鞘方式)を作動させて、当該入賞球に対す
る賞価値としての賞球を排出していた。 ところで、昨今
は、遊技領域に設けられる入賞口によって賞球数を異な
らせ(例えば、始動入賞口への入賞に対しては7個賞
球、他の入賞口への入賞に対しては13個賞球)、遊技
性を高めたパチンコ機の人気がある。このため、遊技制
御手段が遊技の進行制御を行うだけでなく、賞球の排出
の制御も行っている。 詳しくは、入賞球を1個宛に停止
させて検出し、この検出信号に基づいて、球鞘を傾動す
るモータを回動するとともに、始動入賞口への入賞球の
記憶がある場合は、球鞘の傾動タイミングに合わせて球
鞘内に掛止爪を挿入して、挿入された掛止爪の前段に収
納されている7個の球を排出するとともに、排出の終了
で当該排出に係わった入賞球を遊技機外に払い出してい
た。また、13個賞球を行うときは、掛止爪を球鞘に挿
入せず、予め球鞘に収納されている13個の球を排出す
る。なお、賞球排出が終了するまで、当該賞球排出に係
わった入賞球を遊技機外に排出しないのは、「入賞した
が賞球が排出されない」等の遊技者の苦情に対して、賞
球排出が終了していない入賞球はパチンコ機裏面側の樋
等に停留しているため、証拠としての確認ができ、遊技
者に対して的確な処置を行えるためである。
遊技の進行を制御する遊技制御手段により遊技領域にお
ける遊技が行われている。そして、遊技領域に設けられ
た入賞口等に遊技球が入賞すると、この入賞球を利用し
た機械的機構による所定数の球を排出する球排出機構
(いわゆる球鞘方式)を作動させて、当該入賞球に対す
る賞価値としての賞球を排出していた。 ところで、昨今
は、遊技領域に設けられる入賞口によって賞球数を異な
らせ(例えば、始動入賞口への入賞に対しては7個賞
球、他の入賞口への入賞に対しては13個賞球)、遊技
性を高めたパチンコ機の人気がある。このため、遊技制
御手段が遊技の進行制御を行うだけでなく、賞球の排出
の制御も行っている。 詳しくは、入賞球を1個宛に停止
させて検出し、この検出信号に基づいて、球鞘を傾動す
るモータを回動するとともに、始動入賞口への入賞球の
記憶がある場合は、球鞘の傾動タイミングに合わせて球
鞘内に掛止爪を挿入して、挿入された掛止爪の前段に収
納されている7個の球を排出するとともに、排出の終了
で当該排出に係わった入賞球を遊技機外に払い出してい
た。また、13個賞球を行うときは、掛止爪を球鞘に挿
入せず、予め球鞘に収納されている13個の球を排出す
る。なお、賞球排出が終了するまで、当該賞球排出に係
わった入賞球を遊技機外に排出しないのは、「入賞した
が賞球が排出されない」等の遊技者の苦情に対して、賞
球排出が終了していない入賞球はパチンコ機裏面側の樋
等に停留しているため、証拠としての確認ができ、遊技
者に対して的確な処置を行えるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、入賞領域に
入賞した入賞球を一旦貯留して賞球排出動作が完了した
後に入賞球を処理する構造では、多量の入賞球が短時間
に発生した場合に、未処理分の入賞球が案内樋内に貯ま
って球詰まりが発生してしまう危険性がある上に、入賞
球を停留させる機構等を設けなくてはならないためにコ
スト的な問題も発生する。 そこで、賞価値が確定した入
賞球を貯留することなくパチンコ機外に排出し、当該確
定した賞価値に係わるデータを累積的に記憶して、この
記憶値に基づいて遊技者に賞価値である賞球を排出する
方式を採用すれば、入賞球が球詰まりすることもなく、
また、連続した賞球排出を高速に行うことができる。
入賞した入賞球を一旦貯留して賞球排出動作が完了した
後に入賞球を処理する構造では、多量の入賞球が短時間
に発生した場合に、未処理分の入賞球が案内樋内に貯ま
って球詰まりが発生してしまう危険性がある上に、入賞
球を停留させる機構等を設けなくてはならないためにコ
スト的な問題も発生する。 そこで、賞価値が確定した入
賞球を貯留することなくパチンコ機外に排出し、当該確
定した賞価値に係わるデータを累積的に記憶して、この
記憶値に基づいて遊技者に賞価値である賞球を排出する
方式を採用すれば、入賞球が球詰まりすることもなく、
また、連続した賞球排出を高速に行うことができる。
【0004】しかしながら、上記したように賞価値に係
わるデータを累積的に記憶する方式では、停電等で電源
が急に断たれたときには、遊技者に賞価値を付与してい
ない未処理分のデータの記憶があったとしても、揮発性
のメモリに記憶されていたそれらの記憶は全て消失して
しまうため、遊技者に不利益を与えることとなってしま
う。すなわち、従来のパチンコ機では、入賞球である実
球が停留機構により停留されていたことから、停電復旧
後でも入賞球は案内樋内に止まっているので、入賞球の
数に見合った賞価値を遊技者に付与することが可能であ
り、賞価値に係わるデータを電気的に記憶する方式のパ
チンコ機とする場合にも、従来のパチンコ機と同等の信
頼性を確保する必要がある。 また、停電時に限らず、通
電時においても「入賞したが賞球が排出されない」等の
遊技者の苦情に対しても、従来のパチンコ機では、パチ
ンコ機の裏面に停留されている入賞球を確認することで
遊技者への対応ができたが、賞価値に係わるデータを電
気的に記憶する方式のパチンコ機では、入賞した球は既
にパチンコ機外に排出されているために、遊技者との間
でトラブルが発生する要因となる。 また、遊技制御手段
は、遊技の進行を制御するために、遊技盤を新しいもの
と交換した際は付随的に交換されるものであり、一方、
賞球を排出する制御はパチンコ機の共通的機能である。
そのため、遊技制御手段で賞球の排出制御を行うように
構成するのは、遊技制御手段のコストが上がり、遊技店
においても不経済であった。また、遊技制御手段におい
ても排出制御にプログラム容量が割かれてしまうので、
決められたプログラム容量の中で、遊技性(例えば、装
飾性等)を向上させるのが困難であった。また、遊技制
御手段への信号が増えるだけでなく、遊技制御手段に遊
技盤面における遊技の進行に直接係わらない構成部品が
備えられるので、不正者によって遊技の進行の制御に不
正が加えられ、多量の入賞球を発生させる不正が行われ
る懸念があった。 そこで、本発明は、上記問題点に鑑み
なされたもので、高速な賞球排出処理を実現しつつ、異
常が発生した際にも正確に賞価値を遊技者に提供可能な
パチンコ機を提供することを目的としている。
わるデータを累積的に記憶する方式では、停電等で電源
が急に断たれたときには、遊技者に賞価値を付与してい
ない未処理分のデータの記憶があったとしても、揮発性
のメモリに記憶されていたそれらの記憶は全て消失して
しまうため、遊技者に不利益を与えることとなってしま
う。すなわち、従来のパチンコ機では、入賞球である実
球が停留機構により停留されていたことから、停電復旧
後でも入賞球は案内樋内に止まっているので、入賞球の
数に見合った賞価値を遊技者に付与することが可能であ
り、賞価値に係わるデータを電気的に記憶する方式のパ
チンコ機とする場合にも、従来のパチンコ機と同等の信
頼性を確保する必要がある。 また、停電時に限らず、通
電時においても「入賞したが賞球が排出されない」等の
遊技者の苦情に対しても、従来のパチンコ機では、パチ
ンコ機の裏面に停留されている入賞球を確認することで
遊技者への対応ができたが、賞価値に係わるデータを電
気的に記憶する方式のパチンコ機では、入賞した球は既
にパチンコ機外に排出されているために、遊技者との間
でトラブルが発生する要因となる。 また、遊技制御手段
は、遊技の進行を制御するために、遊技盤を新しいもの
と交換した際は付随的に交換されるものであり、一方、
賞球を排出する制御はパチンコ機の共通的機能である。
そのため、遊技制御手段で賞球の排出制御を行うように
構成するのは、遊技制御手段のコストが上がり、遊技店
においても不経済であった。また、遊技制御手段におい
ても排出制御にプログラム容量が割かれてしまうので、
決められたプログラム容量の中で、遊技性(例えば、装
飾性等)を向上させるのが困難であった。また、遊技制
御手段への信号が増えるだけでなく、遊技制御手段に遊
技盤面における遊技の進行に直接係わらない構成部品が
備えられるので、不正者によって遊技の進行の制御に不
正が加えられ、多量の入賞球を発生させる不正が行われ
る懸念があった。 そこで、本発明は、上記問題点に鑑み
なされたもので、高速な賞球排出処理を実現しつつ、異
常が発生した際にも正確に賞価値を遊技者に提供可能な
パチンコ機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、遊技盤の遊
技領域における遊技の進行を制御するとともに、遊技領
域に設けられた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて遊
技者に賞価値を付与すべく賞価値データを送信する遊技
制御手段と、遊技制御手段から送信された賞価値データ
に基づいて遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御手
段と、を備えたパチンコ機であって、上記遊技制御手段
と賞価値付与制御手段とを、個別の回路構成にするとと
もに当該パチンコ機裏側の各々所定部位に配置し、上記
賞価値付与制御手段は、賞価値の付与が終了していない
残賞価値状態を表示する残賞価値表示手段と、当該残賞
価値を電源断時においても保持可能に記憶する残賞価値
保護手段と、を備える。
技領域における遊技の進行を制御するとともに、遊技領
域に設けられた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて遊
技者に賞価値を付与すべく賞価値データを送信する遊技
制御手段と、遊技制御手段から送信された賞価値データ
に基づいて遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御手
段と、を備えたパチンコ機であって、上記遊技制御手段
と賞価値付与制御手段とを、個別の回路構成にするとと
もに当該パチンコ機裏側の各々所定部位に配置し、上記
賞価値付与制御手段は、賞価値の付与が終了していない
残賞価値状態を表示する残賞価値表示手段と、当該残賞
価値を電源断時においても保持可能に記憶する残賞価値
保護手段と、を備える。
【0006】
【作用】したがって、遊技制御手段から賞価値付与制御
手段に送信された賞価値データに基づいて遊技者に賞価
値が付与されると共に、賞価値の付与が終了していない
残賞価値は残賞価値表示手段により表示され、またこの
残賞価値は残賞価値保護手段により電源断時においても
保持可能に記憶される。
手段に送信された賞価値データに基づいて遊技者に賞価
値が付与されると共に、賞価値の付与が終了していない
残賞価値は残賞価値表示手段により表示され、またこの
残賞価値は残賞価値保護手段により電源断時においても
保持可能に記憶される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1、図2に示すように、1はパチンコ機の遊技
盤、2は前面側からフレーム3内に遊技盤1を取付ける
基盤(前面枠とも呼ぶ)、4は遊技盤1の前面を覆うカ
バーガラス、5は基盤2を支持する機枠である。遊技盤
1は係止部材6a,6bにより基盤2のフレーム3内に
着脱自由に、カバーガラス4はガラス枠7を介して基盤
2に開閉可能に取付けられ、基盤2は機枠5にヒンジ8
a,8bにより回動可能に組付けられる。9a,9bは
基盤2の施錠フックである。遊技盤1の表面の遊技部に
は種々の入賞口やアウト口および多数の遊技釘等が配列
され、遊技盤1の裏面には各入賞口に入賞した入賞球を
案内する集合樋10が形成される。基盤2のフレーム後
部には遊技盤1の裏面の構造等に応じて所定の開口部が
形成され、開口部後方には遊技盤1の裏面を覆う開閉カ
バー11が取付けられる。基盤2の図左下部には球供給
機構、発射杆12、モータ13等からなる打球発射装置
14が配設され、また基盤2のフレーム後面には下部に
入賞球処理装置15が、上部から右側部および下部にか
けて賞球排出装置16が配設される。
する。図1、図2に示すように、1はパチンコ機の遊技
盤、2は前面側からフレーム3内に遊技盤1を取付ける
基盤(前面枠とも呼ぶ)、4は遊技盤1の前面を覆うカ
バーガラス、5は基盤2を支持する機枠である。遊技盤
1は係止部材6a,6bにより基盤2のフレーム3内に
着脱自由に、カバーガラス4はガラス枠7を介して基盤
2に開閉可能に取付けられ、基盤2は機枠5にヒンジ8
a,8bにより回動可能に組付けられる。9a,9bは
基盤2の施錠フックである。遊技盤1の表面の遊技部に
は種々の入賞口やアウト口および多数の遊技釘等が配列
され、遊技盤1の裏面には各入賞口に入賞した入賞球を
案内する集合樋10が形成される。基盤2のフレーム後
部には遊技盤1の裏面の構造等に応じて所定の開口部が
形成され、開口部後方には遊技盤1の裏面を覆う開閉カ
バー11が取付けられる。基盤2の図左下部には球供給
機構、発射杆12、モータ13等からなる打球発射装置
14が配設され、また基盤2のフレーム後面には下部に
入賞球処理装置15が、上部から右側部および下部にか
けて賞球排出装置16が配設される。
【0008】入賞球処理装置15は、遊技盤1の裏面の
集合樋10を流下してきた入賞球を処理するもので、1
系統からなり、図3において集合樋10に接続する案内
樋17と、案内樋17に続く調流樋18と、調流樋18
に続く導出樋19と、調流樋18に設置した入賞球検出
手段としての入賞球の検出器(セーフセンサ)21とか
ら構成される。案内樋17は、上部の開口形状が集合樋
10の下部の開口形状とほぼ同一に形成され、基盤2の
フレーム3に遊技盤1を取付けた状態で集合樋10に接
続されると共に、開口部の図示左側の曲部22に続いて
中央に向けて緩やかに下り傾斜する底部23と、開口部
の図示右側から中央に向けて緩やかに下り傾斜して底部
23に対し所定の段差を形成する案内部24と、案内部
24の終端から底部23の終端に向けてパチンコ球を整
列通過させる整列部25と、底部23の終端に垂直に続
いてパチンコ球を一個ずつ通過可能な落下部26とが設
けられる。調流樋18は、案内樋17の落下部26に続
いてパチンコ球を一個ずつ通過可能に緩やかに下り傾斜
する誘導部27と、誘導部27の終端の導入部28に略
45度の傾斜角で続いてパチンコ球を一個ずつ通過可能
な調流部29と、調流部29に垂直に続いてパチンコ球
を落下する落下部30とから形成される。誘導部27の
上壁は終端の導入部28に向けていくらか通路断面が大
きくなるように上り傾斜に、導入部28の上壁は導入部
28にてパチンコ球が後続のパチンコ球よりも上方に行
かないように誘導部27側に前傾して形成され、これに
より誘導部27に入ったパチンコ球は導入部28にて球
詰まりを生じることなくスムーズに調流部29に流入さ
れる。調流部29は直線の通路形状で所定の長さに形成
され、調流部29の通路断面はほぼ通路の中心にてパチ
ンコ球を通すようにパチンコ球の径よりもやや大きい正
方形に形成される。落下部30は調流部29からのパチ
ンコ球を素早く落下するように調流部29よりも大きな
通路断面に形成される。導出樋19は、調流樋18の落
下部30に続く傾斜部31と流下部32とから形成さ
れ、流下部32の出口はパチンコ機後方の図示しない回
収樋に接続される。セーフセンサ21は、パチンコ球が
通る検出口を有する近接スイッチからなり、調流樋18
の調流部29の通路に検出口を合わせて、調流部29に
設けた収納部33に設置される。調流部29を流下する
パチンコ球が検出口を通過する際にセーフセンサ21は
オン信号を出力する。
集合樋10を流下してきた入賞球を処理するもので、1
系統からなり、図3において集合樋10に接続する案内
樋17と、案内樋17に続く調流樋18と、調流樋18
に続く導出樋19と、調流樋18に設置した入賞球検出
手段としての入賞球の検出器(セーフセンサ)21とか
ら構成される。案内樋17は、上部の開口形状が集合樋
10の下部の開口形状とほぼ同一に形成され、基盤2の
フレーム3に遊技盤1を取付けた状態で集合樋10に接
続されると共に、開口部の図示左側の曲部22に続いて
中央に向けて緩やかに下り傾斜する底部23と、開口部
の図示右側から中央に向けて緩やかに下り傾斜して底部
23に対し所定の段差を形成する案内部24と、案内部
24の終端から底部23の終端に向けてパチンコ球を整
列通過させる整列部25と、底部23の終端に垂直に続
いてパチンコ球を一個ずつ通過可能な落下部26とが設
けられる。調流樋18は、案内樋17の落下部26に続
いてパチンコ球を一個ずつ通過可能に緩やかに下り傾斜
する誘導部27と、誘導部27の終端の導入部28に略
45度の傾斜角で続いてパチンコ球を一個ずつ通過可能
な調流部29と、調流部29に垂直に続いてパチンコ球
を落下する落下部30とから形成される。誘導部27の
上壁は終端の導入部28に向けていくらか通路断面が大
きくなるように上り傾斜に、導入部28の上壁は導入部
28にてパチンコ球が後続のパチンコ球よりも上方に行
かないように誘導部27側に前傾して形成され、これに
より誘導部27に入ったパチンコ球は導入部28にて球
詰まりを生じることなくスムーズに調流部29に流入さ
れる。調流部29は直線の通路形状で所定の長さに形成
され、調流部29の通路断面はほぼ通路の中心にてパチ
ンコ球を通すようにパチンコ球の径よりもやや大きい正
方形に形成される。落下部30は調流部29からのパチ
ンコ球を素早く落下するように調流部29よりも大きな
通路断面に形成される。導出樋19は、調流樋18の落
下部30に続く傾斜部31と流下部32とから形成さ
れ、流下部32の出口はパチンコ機後方の図示しない回
収樋に接続される。セーフセンサ21は、パチンコ球が
通る検出口を有する近接スイッチからなり、調流樋18
の調流部29の通路に検出口を合わせて、調流部29に
設けた収納部33に設置される。調流部29を流下する
パチンコ球が検出口を通過する際にセーフセンサ21は
オン信号を出力する。
【0009】賞球排出装置16は、遊技盤1の各入賞口
への入賞により賞球球の排出を行うもので、図3におい
て基盤2のフレーム上部に賞品球を貯留する上タンク4
0と、上タンク40からの賞品球を導く誘導樋41と、
誘導樋41に続いて基盤2のフレーム右側部に球排出装
置としての賞品球の排出機構42a,42bと、排出機
構42a,42bに続いて賞球排出樋43と、基盤2の
フレーム下部に賞球排出樋43の分配樋44と、賞球排
出樋43から分岐する球抜き樋45とが設けられる。排
出機構42a,42bは2系統からなるが、図3では1
系統のみ図示している。上タンク40は、図4、図5の
ように位置決めピンを設けた前端の取付基板46a,4
6bを基盤2のフレーム3に形成した取付溝48a,4
8bに挿入し、係止具49a,49bを設けた中間部の
取付座50a,50bをフレーム3の取付面に合わせ、
係止具49a,49bをフレーム3の係止孔51a,5
1bに押し込むことで取付けられる。上タンク40の傾
斜する底壁の最下部(図左側)には誘導樋41の上流部
に開口する落下部52が形成され、落下部52には誘導
樋41側に設けたスイッチ(補給センサ)53を動作す
る踏板54がタンク40の上部から回動自由に吊設され
る。上タンク40内に賞品球が無くなると、踏板54が
コイルバネ(図示しない)の作用により反時計方向に跳
ね上がって補給センサ53から離れ、補給センサ53が
オン信号を出力する。55は誘導樋41に向けて吊設さ
れた球ナラシである。
への入賞により賞球球の排出を行うもので、図3におい
て基盤2のフレーム上部に賞品球を貯留する上タンク4
0と、上タンク40からの賞品球を導く誘導樋41と、
誘導樋41に続いて基盤2のフレーム右側部に球排出装
置としての賞品球の排出機構42a,42bと、排出機
構42a,42bに続いて賞球排出樋43と、基盤2の
フレーム下部に賞球排出樋43の分配樋44と、賞球排
出樋43から分岐する球抜き樋45とが設けられる。排
出機構42a,42bは2系統からなるが、図3では1
系統のみ図示している。上タンク40は、図4、図5の
ように位置決めピンを設けた前端の取付基板46a,4
6bを基盤2のフレーム3に形成した取付溝48a,4
8bに挿入し、係止具49a,49bを設けた中間部の
取付座50a,50bをフレーム3の取付面に合わせ、
係止具49a,49bをフレーム3の係止孔51a,5
1bに押し込むことで取付けられる。上タンク40の傾
斜する底壁の最下部(図左側)には誘導樋41の上流部
に開口する落下部52が形成され、落下部52には誘導
樋41側に設けたスイッチ(補給センサ)53を動作す
る踏板54がタンク40の上部から回動自由に吊設され
る。上タンク40内に賞品球が無くなると、踏板54が
コイルバネ(図示しない)の作用により反時計方向に跳
ね上がって補給センサ53から離れ、補給センサ53が
オン信号を出力する。55は誘導樋41に向けて吊設さ
れた球ナラシである。
【0010】誘導樋41は、図5〜図8(A),(B)
のように取付基板56に上流部から下流部(図右側)に
向けて緩やかな下り傾斜に形成され、上流部の樋壁は取
付基板56とで上タンク40の落下部52を囲う所定高
さに形成され、誘導樋41の中央に途中から誘導樋41
内を奥側と手前側の2条平行の通路57a,57bに形
成する分流壁58が設けられる。分流壁58は上タンク
40の落下部52の踏板54の対向側の開口縁部に対応
する位置から斜めにパチンコ球の径以上の高さに立ち上
がり、樋壁に応じて高さを低くし、下流部にてパチンコ
球の径の半分以下の高さとなるように形成される。分流
壁58を上タンク40の落下部52の開口縁部下方にて
立ち上がらせるので、上タンク40から誘導樋41への
パチンコ球の流入がスムーズとなり、下流部に行くにし
たがって分流壁58の高さをパチンコ球の径の半分以下
まで徐々に低くするので、パチンコ球が途中でこぼれる
ことがなく、2条の通路57a,57bに適確に分離、
整流される。誘導樋41の2条の通路57a,57bに
は、それぞれパチンコ球が接触する通路底面に金属板か
らなる導電性プレート59a,59bが貼付もしくは一
体的に取付けられる。導電性プレート59a,59b
は、図ではほぼ通路57a,57bの全長に渡って設け
られているが、通路57a,57bの途中に所定の区間
設けても良い。導電性プレート59a,59bは電気的
に接続され、少なくとも一方のプレートの裏面に通路底
面を貫通する端子部60が形成される。そして、端子部
60に途中に抵抗器等の減衰器61を設けた配線部材6
2が嵌着、接続され、配線部材62を介して導電性プレ
ート59a,59bは後述する制御装置200のケース
216に接続される。
のように取付基板56に上流部から下流部(図右側)に
向けて緩やかな下り傾斜に形成され、上流部の樋壁は取
付基板56とで上タンク40の落下部52を囲う所定高
さに形成され、誘導樋41の中央に途中から誘導樋41
内を奥側と手前側の2条平行の通路57a,57bに形
成する分流壁58が設けられる。分流壁58は上タンク
40の落下部52の踏板54の対向側の開口縁部に対応
する位置から斜めにパチンコ球の径以上の高さに立ち上
がり、樋壁に応じて高さを低くし、下流部にてパチンコ
球の径の半分以下の高さとなるように形成される。分流
壁58を上タンク40の落下部52の開口縁部下方にて
立ち上がらせるので、上タンク40から誘導樋41への
パチンコ球の流入がスムーズとなり、下流部に行くにし
たがって分流壁58の高さをパチンコ球の径の半分以下
まで徐々に低くするので、パチンコ球が途中でこぼれる
ことがなく、2条の通路57a,57bに適確に分離、
整流される。誘導樋41の2条の通路57a,57bに
は、それぞれパチンコ球が接触する通路底面に金属板か
らなる導電性プレート59a,59bが貼付もしくは一
体的に取付けられる。導電性プレート59a,59b
は、図ではほぼ通路57a,57bの全長に渡って設け
られているが、通路57a,57bの途中に所定の区間
設けても良い。導電性プレート59a,59bは電気的
に接続され、少なくとも一方のプレートの裏面に通路底
面を貫通する端子部60が形成される。そして、端子部
60に途中に抵抗器等の減衰器61を設けた配線部材6
2が嵌着、接続され、配線部材62を介して導電性プレ
ート59a,59bは後述する制御装置200のケース
216に接続される。
【0011】誘導樋41の下流部には球ナラシを兼ねる
球止め装置63と、半端球を検出するためのスイッチ
(半端センサ)64が配設される。球止め装置63は先
端側を反り曲げた曲板65が通路57a,57b上に架
設した支軸66に回動自由に取付けられ、通常時には曲
板65の側部の突起67と樋壁との間に張設したバネ6
8によって、曲板65が図8(A)のように先端側を反
り上げて通路57a,57b上にかぶさる球ナラシ位置
に保持され、通路57a,57bでのパチンコ球の重な
りを防止してパチンコ球をスムーズに流下させる。ま
た、先端側を手動により持ち上げて曲板65を図8
(B)のように起立させると、バネ68の付勢方向が変
わって曲板65が直立状態に、つまり後端側が通路57
a,57b内に進入してパチンコ球の流下を阻止する球
止め位置に保持され、これにより賞球排出装置の保守点
検時や故障時等にパチンコ球を遮断して作業を容易に行
えるようになる。半端センサ64は通路57a,57b
の底部に配設したウエイトを有する踏板69a,69b
に応動するレバー70に対向して配置され、踏板69
a,69bは球止め装置63の直立状態での曲板65の
直下流にて傾動自由に配設される。パチンコ球が踏板6
9a,69b上に有れば図8(A)のように踏板69
a,69bが通路57a,57bと連続し、レバー70
がバランスして半端センサ64がオフ信号を出力し、無
ければ図8(B)のように踏板69a,69bがウエイ
トにより傾動してレバー70の後部が半端センサ64を
押動し、半端センサ64がオン信号を出力する。誘導樋
41の通路57a,57bは、排出機構42a,42b
の流入樋71a,71bにスムーズにつながるように、
下流端の樋壁が上部後方に斜めに切り欠かれ、これに合
わせて排出機構42a,42bの流入樋71a,71b
は、流入端の樋壁が上部前方に斜めに突出される。
球止め装置63と、半端球を検出するためのスイッチ
(半端センサ)64が配設される。球止め装置63は先
端側を反り曲げた曲板65が通路57a,57b上に架
設した支軸66に回動自由に取付けられ、通常時には曲
板65の側部の突起67と樋壁との間に張設したバネ6
8によって、曲板65が図8(A)のように先端側を反
り上げて通路57a,57b上にかぶさる球ナラシ位置
に保持され、通路57a,57bでのパチンコ球の重な
りを防止してパチンコ球をスムーズに流下させる。ま
た、先端側を手動により持ち上げて曲板65を図8
(B)のように起立させると、バネ68の付勢方向が変
わって曲板65が直立状態に、つまり後端側が通路57
a,57b内に進入してパチンコ球の流下を阻止する球
止め位置に保持され、これにより賞球排出装置の保守点
検時や故障時等にパチンコ球を遮断して作業を容易に行
えるようになる。半端センサ64は通路57a,57b
の底部に配設したウエイトを有する踏板69a,69b
に応動するレバー70に対向して配置され、踏板69
a,69bは球止め装置63の直立状態での曲板65の
直下流にて傾動自由に配設される。パチンコ球が踏板6
9a,69b上に有れば図8(A)のように踏板69
a,69bが通路57a,57bと連続し、レバー70
がバランスして半端センサ64がオフ信号を出力し、無
ければ図8(B)のように踏板69a,69bがウエイ
トにより傾動してレバー70の後部が半端センサ64を
押動し、半端センサ64がオン信号を出力する。誘導樋
41の通路57a,57bは、排出機構42a,42b
の流入樋71a,71bにスムーズにつながるように、
下流端の樋壁が上部後方に斜めに切り欠かれ、これに合
わせて排出機構42a,42bの流入樋71a,71b
は、流入端の樋壁が上部前方に斜めに突出される。
【0012】球排出装置としての排出機構42a,42
bは、図9〜図12のように基盤2のフレーム3に取付
けるユニットケース75に2系統並列に設けられ、誘導
樋41の通路57a,57bに接続する流入樋71a,
71bと、流入樋71a,71bに続く調流樋72a,
72bと、調流樋72a,72bに設置した排出ストッ
パ機構73a,73bおよび排出検出手段としての排出
球の検出器(排出センサ)74a,74bとから構成さ
れる。なお、流入樋71a、調流樋72a、排出ストッ
パ機構73a、排出センサ74aは図示してない。ユニ
ットケース75は中央基枠76と、フレーム3側の裏カ
バー77と、表カバー78からなり、流入樋71a、調
流樋72aは裏カバー77が合わさる中央基枠76の裏
面側に一体的に形成され、流入樋71b、調流樋72b
は表カバー78が合わさる中央基枠76の表面側に一体
的に形成される。排出ストッパ機構73a、排出センサ
74aは中央基枠76の裏面側に配置され、排出ストッ
パ機構73b、排出センサ74bは中央基枠76の表面
側に配置される。
bは、図9〜図12のように基盤2のフレーム3に取付
けるユニットケース75に2系統並列に設けられ、誘導
樋41の通路57a,57bに接続する流入樋71a,
71bと、流入樋71a,71bに続く調流樋72a,
72bと、調流樋72a,72bに設置した排出ストッ
パ機構73a,73bおよび排出検出手段としての排出
球の検出器(排出センサ)74a,74bとから構成さ
れる。なお、流入樋71a、調流樋72a、排出ストッ
パ機構73a、排出センサ74aは図示してない。ユニ
ットケース75は中央基枠76と、フレーム3側の裏カ
バー77と、表カバー78からなり、流入樋71a、調
流樋72aは裏カバー77が合わさる中央基枠76の裏
面側に一体的に形成され、流入樋71b、調流樋72b
は表カバー78が合わさる中央基枠76の表面側に一体
的に形成される。排出ストッパ機構73a、排出センサ
74aは中央基枠76の裏面側に配置され、排出ストッ
パ機構73b、排出センサ74bは中央基枠76の表面
側に配置される。
【0013】流入樋71a,71bは、誘導樋41の通
路57a,57bに続いて流入部から図右側に緩やかに
下り傾斜する傾斜部79と、傾斜部79の下流端に続い
て通路方向を略180度反転させる第1屈曲部80と、
第1屈曲部80に続いて図左側に緩やかに下り傾斜する
傾斜部81と、傾斜部81の下流端に続いて通路方向を
再び略180度反転させる第2屈曲部82とから形成さ
れる。第1屈曲部80および第2屈曲部82によりそれ
ぞれ傾斜部79,80からのパチンコ球の流下速度が減
少されると共に、後述する排出ストッパ機構73a,7
3bによる流下阻止状態にて誘導樋41側からの球圧を
軽減する。調流樋72a,72bは、第2屈曲部82に
続いて通路方向を略90度転換させ垂直下方に向かう垂
直部83と、垂直部83の終端の側部に続く誘導部84
と、誘導部84に略45度の傾斜角で続く調流部85
と、調流部85に垂直に続く落下部86とから形成され
る。垂直部83の終端の底壁87は誘導部84側に緩や
かに下り傾斜に形成され、垂直部83の誘導部84と対
向側の壁面88は誘導部84側にいくらか迫り出させて
形成される。これにより、垂直部83の底壁87上に乗
ったパチンコ球の中心は後続のパチンコ球の中心よりも
誘導部84側に位置することになり、垂直部83内のパ
チンコ球は終端部分にて球詰まりを生じることなく誘導
部84に流入される。誘導部84の上壁89は略45度
傾斜して形成され、誘導部84にてパチンコ球が後続の
垂直部83の底壁87上のパチンコ球よりも上方に行か
ないようにすると共に、垂直部83の底壁87にて方向
を変えながら誘導部84に流入するパチンコ球を略45
度傾斜した上壁89に当てることで、誘導部84でパチ
ンコ球を一定の間隔で流下させ、かつパチンコ球の流下
速度を調速する。これにより、垂直部83から誘導部8
4に入ったパチンコ球は誘導部84を所定の速度および
間隔で流下し、スムーズに調流部85に流入される。ま
た、垂直部83の側部に誘導部84を接続することで、
後述する排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻
止状態にて調流部85側での球圧を軽減する。調流部8
5は直線の通路形状で所定の長さ(パチンコ球2個分)
に形成され、落下部86は調流部85からのパチンコ球
を素早く落下するように調流部85よりも大きな通路断
面に形成される。
路57a,57bに続いて流入部から図右側に緩やかに
下り傾斜する傾斜部79と、傾斜部79の下流端に続い
て通路方向を略180度反転させる第1屈曲部80と、
第1屈曲部80に続いて図左側に緩やかに下り傾斜する
傾斜部81と、傾斜部81の下流端に続いて通路方向を
再び略180度反転させる第2屈曲部82とから形成さ
れる。第1屈曲部80および第2屈曲部82によりそれ
ぞれ傾斜部79,80からのパチンコ球の流下速度が減
少されると共に、後述する排出ストッパ機構73a,7
3bによる流下阻止状態にて誘導樋41側からの球圧を
軽減する。調流樋72a,72bは、第2屈曲部82に
続いて通路方向を略90度転換させ垂直下方に向かう垂
直部83と、垂直部83の終端の側部に続く誘導部84
と、誘導部84に略45度の傾斜角で続く調流部85
と、調流部85に垂直に続く落下部86とから形成され
る。垂直部83の終端の底壁87は誘導部84側に緩や
かに下り傾斜に形成され、垂直部83の誘導部84と対
向側の壁面88は誘導部84側にいくらか迫り出させて
形成される。これにより、垂直部83の底壁87上に乗
ったパチンコ球の中心は後続のパチンコ球の中心よりも
誘導部84側に位置することになり、垂直部83内のパ
チンコ球は終端部分にて球詰まりを生じることなく誘導
部84に流入される。誘導部84の上壁89は略45度
傾斜して形成され、誘導部84にてパチンコ球が後続の
垂直部83の底壁87上のパチンコ球よりも上方に行か
ないようにすると共に、垂直部83の底壁87にて方向
を変えながら誘導部84に流入するパチンコ球を略45
度傾斜した上壁89に当てることで、誘導部84でパチ
ンコ球を一定の間隔で流下させ、かつパチンコ球の流下
速度を調速する。これにより、垂直部83から誘導部8
4に入ったパチンコ球は誘導部84を所定の速度および
間隔で流下し、スムーズに調流部85に流入される。ま
た、垂直部83の側部に誘導部84を接続することで、
後述する排出ストッパ機構73a,73bによる流下阻
止状態にて調流部85側での球圧を軽減する。調流部8
5は直線の通路形状で所定の長さ(パチンコ球2個分)
に形成され、落下部86は調流部85からのパチンコ球
を素早く落下するように調流部85よりも大きな通路断
面に形成される。
【0014】そして、この並列の排出路間の隔壁に、即
ち流入樋71a,71bの流入部から傾斜部79、第1
屈曲部80、傾斜部81、第2屈曲部82および調流樋
72a,72bの垂直部83、誘導部84、調流部85
にかけて中央基枠76の裏表の両通路側壁に、図13の
ように帯状に突起部90a,90bが設けられる。突起
部90a,90bは、誘導樋41の通路57a,57b
から流入したパチンコ球がそれぞれの排出路を流下する
際に、パチンコ球をそれぞれ中央基枠76側から徐々に
カバー77,78側に変位させると共に、後述する排出
センサ74a,74bの設置部の両排出路の間隔を所定
量広げるためのもので、流入樋71a,71bの流入端
部にて誘導樋41の分流壁58に連続するようにつまり
誘導樋41の分流壁58の肉厚と等しく、流入部から傾
斜部79の下流にかけて徐々に隆起し、傾斜部79の終
端にて所定の高さとなり、後はその所定の高さのまま調
流樋72a,72bの調流部85まで形成される。ただ
し、突起部90a,90bは、排出センサ74a,74
bの設置部にてセンサ74a,74bの厚み分、切り欠
き形成される。また、裏カバー77、表カバー78の通
路側壁は、誘導樋41の樋壁に連続する流入樋71a,
71bの流入部から突起部90a,90bに合わせて徐
々に後退するように形成され、突起部90a,90bと
平行面に形成される。これにより、排出センサ74a,
74bの設置部の両排出路の間隔が広がる一方、誘導樋
41の両通路57a,57bに整列されたパチンコ球
は、バラツイたり球詰まりを起こすことなく、両通路5
7a,57bからそれぞれ流入樋71a,71bにスム
ーズに流入し、そのまま突起部90a,90bに沿いそ
れぞれ徐々に間隔が開く流入樋71a,71b、調流樋
72a,72bをスムーズに流下する。なお、突起部9
0a,90bは流入樋71a,71bの第1屈曲部80
や傾斜部81や第2屈曲部82および調流樋72a,7
2b側にて徐々に隆起させるようにしても良い。
ち流入樋71a,71bの流入部から傾斜部79、第1
屈曲部80、傾斜部81、第2屈曲部82および調流樋
72a,72bの垂直部83、誘導部84、調流部85
にかけて中央基枠76の裏表の両通路側壁に、図13の
ように帯状に突起部90a,90bが設けられる。突起
部90a,90bは、誘導樋41の通路57a,57b
から流入したパチンコ球がそれぞれの排出路を流下する
際に、パチンコ球をそれぞれ中央基枠76側から徐々に
カバー77,78側に変位させると共に、後述する排出
センサ74a,74bの設置部の両排出路の間隔を所定
量広げるためのもので、流入樋71a,71bの流入端
部にて誘導樋41の分流壁58に連続するようにつまり
誘導樋41の分流壁58の肉厚と等しく、流入部から傾
斜部79の下流にかけて徐々に隆起し、傾斜部79の終
端にて所定の高さとなり、後はその所定の高さのまま調
流樋72a,72bの調流部85まで形成される。ただ
し、突起部90a,90bは、排出センサ74a,74
bの設置部にてセンサ74a,74bの厚み分、切り欠
き形成される。また、裏カバー77、表カバー78の通
路側壁は、誘導樋41の樋壁に連続する流入樋71a,
71bの流入部から突起部90a,90bに合わせて徐
々に後退するように形成され、突起部90a,90bと
平行面に形成される。これにより、排出センサ74a,
74bの設置部の両排出路の間隔が広がる一方、誘導樋
41の両通路57a,57bに整列されたパチンコ球
は、バラツイたり球詰まりを起こすことなく、両通路5
7a,57bからそれぞれ流入樋71a,71bにスム
ーズに流入し、そのまま突起部90a,90bに沿いそ
れぞれ徐々に間隔が開く流入樋71a,71b、調流樋
72a,72bをスムーズに流下する。なお、突起部9
0a,90bは流入樋71a,71bの第1屈曲部80
や傾斜部81や第2屈曲部82および調流樋72a,7
2b側にて徐々に隆起させるようにしても良い。
【0015】排出ストッパ機構73a,73bは、調流
樋72a,72bの調流部85の側上方より調流部85
内に進入してそれぞれパチンコ球の流下を阻止する係止
爪91a,91bと、それぞれ係止爪91a,91bの
駆動手段としてのソレノイド(排出ソレノイド)92
a,92bが設けられる。係止爪91a,91bは扇状
部材からなり、調流部85の下流部側方にて中央基枠7
6に突設した支軸93により揺動自由に支持され、球阻
止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致するように形成
され、中央部にリンク94を介して排出ソレノイド92
a,92bがピン連結される。係止爪91a,91bに
対応して調流部85の側壁にはスリットが設けられ、係
止爪91a,91bが調流部85内に進入した状態にお
いて調流部85内に流下を阻止されたパチンコ球2個が
並ぶように係止爪91a,91bやスリットの位置等が
設定される。排出ソレノイド92a,92bは支軸93
の上方にて中央基枠76に設けた嵌合枠95に嵌装さ
れ、嵌合枠95にボルト止めされる。なお、支軸93、
嵌合枠95はもちろん中央基枠76の両面に設けられ
る。排出ソレノイド92a,92bの非通電状態では、
図14(A)のように係止爪91a,91bの球阻止部
が調流部85内に所定量進入した状態にあり、この状態
では調流部85内のパチンコ球は係止爪91a,91b
の球阻止部により流下を阻止される。そして、非通電状
態から排出ソレノイド92a,92bに通電されると、
図14(B)のようにリンク94の引動により係止爪9
1a,91bが上方に回動して係止爪91a,91bの
球阻止部がスリット内に後退し、このため調流部85内
のパチンコ球は係止爪91a,91bから解放され、落
下部86に落下する。そして、排出ソレノイド92a,
92bの通電が断たれると、リターンスプリングの付勢
力により係止爪91a,91bが元の図14(A)の位
置に戻り、球阻止部により調流部85内のパチンコ球は
流下を阻止される。係止爪91a,91bを支軸93に
揺動自由に支持すると共に、各球阻止部を揺動軌跡と一
致する扇状に形成したため、各球阻止部はパチンコ球に
対して常に接線方向に動くことになり、このため調流部
85内への進入時に調流部85内のパチンコ球を噛んだ
り、後退時に流下を阻止していたパチンコ球の球圧によ
り抵抗を受けることがなく、係止爪91a,91bは排
出ソレノイド92a,92bのオン、オフに応じてスム
ーズに動作する。
樋72a,72bの調流部85の側上方より調流部85
内に進入してそれぞれパチンコ球の流下を阻止する係止
爪91a,91bと、それぞれ係止爪91a,91bの
駆動手段としてのソレノイド(排出ソレノイド)92
a,92bが設けられる。係止爪91a,91bは扇状
部材からなり、調流部85の下流部側方にて中央基枠7
6に突設した支軸93により揺動自由に支持され、球阻
止部となる扇状外周部が揺動軌跡と一致するように形成
され、中央部にリンク94を介して排出ソレノイド92
a,92bがピン連結される。係止爪91a,91bに
対応して調流部85の側壁にはスリットが設けられ、係
止爪91a,91bが調流部85内に進入した状態にお
いて調流部85内に流下を阻止されたパチンコ球2個が
並ぶように係止爪91a,91bやスリットの位置等が
設定される。排出ソレノイド92a,92bは支軸93
の上方にて中央基枠76に設けた嵌合枠95に嵌装さ
れ、嵌合枠95にボルト止めされる。なお、支軸93、
嵌合枠95はもちろん中央基枠76の両面に設けられ
る。排出ソレノイド92a,92bの非通電状態では、
図14(A)のように係止爪91a,91bの球阻止部
が調流部85内に所定量進入した状態にあり、この状態
では調流部85内のパチンコ球は係止爪91a,91b
の球阻止部により流下を阻止される。そして、非通電状
態から排出ソレノイド92a,92bに通電されると、
図14(B)のようにリンク94の引動により係止爪9
1a,91bが上方に回動して係止爪91a,91bの
球阻止部がスリット内に後退し、このため調流部85内
のパチンコ球は係止爪91a,91bから解放され、落
下部86に落下する。そして、排出ソレノイド92a,
92bの通電が断たれると、リターンスプリングの付勢
力により係止爪91a,91bが元の図14(A)の位
置に戻り、球阻止部により調流部85内のパチンコ球は
流下を阻止される。係止爪91a,91bを支軸93に
揺動自由に支持すると共に、各球阻止部を揺動軌跡と一
致する扇状に形成したため、各球阻止部はパチンコ球に
対して常に接線方向に動くことになり、このため調流部
85内への進入時に調流部85内のパチンコ球を噛んだ
り、後退時に流下を阻止していたパチンコ球の球圧によ
り抵抗を受けることがなく、係止爪91a,91bは排
出ソレノイド92a,92bのオン、オフに応じてスム
ーズに動作する。
【0016】排出検出手段としての排出センサ74a,
74bは、パチンコ球が通る検出口96の周囲四方を囲
った構造の所定の近接スイッチからなり、排出ストッパ
機構73a,73bの係止爪91a,91bが調流樋7
2a,72bの調流部85内に進入した状態において、
それぞれ流下を阻止された先頭に続く2番目のパチンコ
球のほぼ中央を囲う位置にて、調流樋72a,72bの
調流部85の底壁側に形成した収納部97にセンサ基部
98を、その対向側の凹部99にセンサ先端部100を
差し込み、調流部85の側壁の突起部90a,90bの
切り欠き部101に検出口96の一方の側部102を、
カバー77,78に形成した凹部103に検出口96お
よびセンサの他方の側部104を嵌め合い、並列に設置
される。排出センサ74a,74bの検出口96の四方
の内面(隅部を除く)のうち、中央基枠76側の内面は
突起部90a,90bの表面に、他の三方の内面はそれ
ぞれ調流部85の底壁、上壁、カバー77,78の側壁
に連続し、調流部85を流下するパチンコ球がスムーズ
に検出口96を通るようになっている。連続するパチン
コ球を検出するために、両排出路に検出口96の周囲を
囲った排出センサ74a,74bを並設する場合、所定
の間隔を必要とするが、突起部90a,90bを介して
両排出路の間隔を広げることで、排出センサ74a,7
4bを並設可能になる。各排出センサ74a,74b
は、パチンコ球がセンサの検出口96の通過中にあると
きを含め検出口96内にあるときはオン信号を出力し、
無いときはオフ信号を出力する。
74bは、パチンコ球が通る検出口96の周囲四方を囲
った構造の所定の近接スイッチからなり、排出ストッパ
機構73a,73bの係止爪91a,91bが調流樋7
2a,72bの調流部85内に進入した状態において、
それぞれ流下を阻止された先頭に続く2番目のパチンコ
球のほぼ中央を囲う位置にて、調流樋72a,72bの
調流部85の底壁側に形成した収納部97にセンサ基部
98を、その対向側の凹部99にセンサ先端部100を
差し込み、調流部85の側壁の突起部90a,90bの
切り欠き部101に検出口96の一方の側部102を、
カバー77,78に形成した凹部103に検出口96お
よびセンサの他方の側部104を嵌め合い、並列に設置
される。排出センサ74a,74bの検出口96の四方
の内面(隅部を除く)のうち、中央基枠76側の内面は
突起部90a,90bの表面に、他の三方の内面はそれ
ぞれ調流部85の底壁、上壁、カバー77,78の側壁
に連続し、調流部85を流下するパチンコ球がスムーズ
に検出口96を通るようになっている。連続するパチン
コ球を検出するために、両排出路に検出口96の周囲を
囲った排出センサ74a,74bを並設する場合、所定
の間隔を必要とするが、突起部90a,90bを介して
両排出路の間隔を広げることで、排出センサ74a,7
4bを並設可能になる。各排出センサ74a,74b
は、パチンコ球がセンサの検出口96の通過中にあると
きを含め検出口96内にあるときはオン信号を出力し、
無いときはオフ信号を出力する。
【0017】このように、並列の排出路に、即ち流入樋
71a,71bに続く調流樋72a,72bの両調流部
85に排出センサ74a,74bを並設するのであり、
流入樋71a,71bから調流樋72a,72bの両排
出路間の隔壁に徐々に隆起する帯状の突起部90a,9
0bを形成し、この突起部90a,90bを介して両排
出路を徐々に離間しながらセンサ設置部つまり両調流部
85の間隔を広げるので、流入樋71a,71b、調流
樋72a,72bをパチンコ球がスムーズに流下可能と
しつつ、所定の幅の排出センサ74a,74bを両調流
部85に容易に並設することができる。また、両排出路
間の隔壁に徐々に隆起する帯状の突起部90a,90b
を形成することでセンサ設置部の間隔を広げるので、流
入樋71a,71b、調流樋72a,72b間の全体の
隔壁の厚さを増やさなくとも良く、このため製作コスト
を低減できる。一方、誘導樋41の通路57a,57b
につながる流入樋71a,71bの流入端部にて、帯状
の突起部90a,90bが誘導樋41の分流壁58に等
しく連続するので、誘導樋41の通路57a,57bを
2方向に分離形成する必要はなく、このため誘導樋41
の製作が容易になると共に、誘導樋41の通路57a,
57bからのパチンコ球が流入樋71a,71bにスム
ーズに流入するので、流入する際にパチンコ球の流れが
変動したり、誘導樋41や流入樋71a,71b等が部
分的に摩耗することを十分に防止できる。また、誘導樋
41の両通路57a,57bの間隔を広げずに済むた
め、その分流壁58を適正な厚さに設定することがで
き、これにより両通路57a,57bにパチンコ球が適
確に分配、整列されると共に、整列状態で流入樋71
a,71bに誘導され、誘導樋41にて球が重なった
り、球詰まりを起こすことを防止できる。
71a,71bに続く調流樋72a,72bの両調流部
85に排出センサ74a,74bを並設するのであり、
流入樋71a,71bから調流樋72a,72bの両排
出路間の隔壁に徐々に隆起する帯状の突起部90a,9
0bを形成し、この突起部90a,90bを介して両排
出路を徐々に離間しながらセンサ設置部つまり両調流部
85の間隔を広げるので、流入樋71a,71b、調流
樋72a,72bをパチンコ球がスムーズに流下可能と
しつつ、所定の幅の排出センサ74a,74bを両調流
部85に容易に並設することができる。また、両排出路
間の隔壁に徐々に隆起する帯状の突起部90a,90b
を形成することでセンサ設置部の間隔を広げるので、流
入樋71a,71b、調流樋72a,72b間の全体の
隔壁の厚さを増やさなくとも良く、このため製作コスト
を低減できる。一方、誘導樋41の通路57a,57b
につながる流入樋71a,71bの流入端部にて、帯状
の突起部90a,90bが誘導樋41の分流壁58に等
しく連続するので、誘導樋41の通路57a,57bを
2方向に分離形成する必要はなく、このため誘導樋41
の製作が容易になると共に、誘導樋41の通路57a,
57bからのパチンコ球が流入樋71a,71bにスム
ーズに流入するので、流入する際にパチンコ球の流れが
変動したり、誘導樋41や流入樋71a,71b等が部
分的に摩耗することを十分に防止できる。また、誘導樋
41の両通路57a,57bの間隔を広げずに済むた
め、その分流壁58を適正な厚さに設定することがで
き、これにより両通路57a,57bにパチンコ球が適
確に分配、整列されると共に、整列状態で流入樋71
a,71bに誘導され、誘導樋41にて球が重なった
り、球詰まりを起こすことを防止できる。
【0018】球排出装置としての排出機構42a,42
bならびに排出機構42a,42b内のパチンコ球の動
きを説明すると、排出ストッパ機構73a,73bの係
止爪91a,91bが調流樋72a,72bの調流部8
5内に進入してパチンコ球の流下を阻止している状態で
は、係止爪91a,91bに当接するパチンコ球を先頭
に調流樋72a,72bおよび流入樋71a,71b内
にパチンコ球が隙間なく整列し、静止している。この
際、誘導樋41側のパチンコ球からの球圧は流入樋71
a,71bの第1屈曲部80および第2屈曲部82によ
り軽減され、調流樋72a,72b側にかかることはな
い。また、排出ストッパ機構73a,73bの係止爪9
1a,91bにかかる球圧は調流樋72a,72bの調
流部85内および誘導部84内のパチンコ球のみとな
る。そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソ
レノイド92a,92bがオンされ係止爪91a,91
bが調流部85内から後退されると、調流部85内の先
頭のパチンコ球および先頭に続く調流部85、誘導部8
4内のパチンコ球が速やかに流下し始め、これに続いて
垂直部83内のパチンコ球が誘導部84内に流入し、誘
導部84の上壁89により速度、間隔を調整されて誘導
部84内を落下し、調流部85内を速やかに流下する。
されに、これに続いて流入樋71a,71bの第2屈曲
部82内のパチンコ球が垂直部83内に速やかに流入
し、傾斜部81内のパチンコ球が第2屈曲部82内に、
第1屈曲部80内のパチンコ球が傾斜部81内にそれぞ
れ速やかに流入し、傾斜部79内のパチンコ球がカバー
77,78側に変位しながら第1屈曲部80内に速やか
に流入する。この際、係止爪91a,91bの後退によ
り、先頭のパチンコ球と先頭に続く調流部85内のパチ
ンコ球はほぼ接しながら調流部85内を流下し、誘導部
84からのパチンコ球は略45度の角度で調流部85が
続くため、方向を変えつつ前方のパチンコ球と漸次離間
して調流部85内を流下し、さらに垂直部83からのパ
チンコ球は誘導部84の上壁89により速度、間隔を調
整されるため、それぞれ所定の離間距離で調流部85内
を流下するようになる。また、調流部85、誘導部8
4、垂直部83、屈曲部82、傾斜部81等、各部での
球圧は小さいため、パチンコ球はスムーズに流下する。
そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソレノ
イド92a,92bがオフされ係止爪91a,91bが
調流部85内に進入されると、調流部85内を流下途中
のパチンコ球が係止爪91a,91bに衝突して流下を
阻止され、これに続いて調流部85、誘導部84、垂直
部83、屈曲部82、傾斜部81、屈曲部80、傾斜部
79内のパチンコ球も流下を阻止され、元の静止状態に
戻る。係止爪91a,91bの球阻止部は揺動軌跡と一
致するため、パチンコ球の衝突による衝撃力を支軸93
により受けることができ、耐久性が向上すると共に、球
阻止部はパチンコ球に対して接線方向に動くため、係止
爪91a,91bの調流部85内進入時にパチンコ球と
衝突しても、パチンコ球を噛んだりすることなく係止爪
91a,91bはスムーズに進入する。
bならびに排出機構42a,42b内のパチンコ球の動
きを説明すると、排出ストッパ機構73a,73bの係
止爪91a,91bが調流樋72a,72bの調流部8
5内に進入してパチンコ球の流下を阻止している状態で
は、係止爪91a,91bに当接するパチンコ球を先頭
に調流樋72a,72bおよび流入樋71a,71b内
にパチンコ球が隙間なく整列し、静止している。この
際、誘導樋41側のパチンコ球からの球圧は流入樋71
a,71bの第1屈曲部80および第2屈曲部82によ
り軽減され、調流樋72a,72b側にかかることはな
い。また、排出ストッパ機構73a,73bの係止爪9
1a,91bにかかる球圧は調流樋72a,72bの調
流部85内および誘導部84内のパチンコ球のみとな
る。そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソ
レノイド92a,92bがオンされ係止爪91a,91
bが調流部85内から後退されると、調流部85内の先
頭のパチンコ球および先頭に続く調流部85、誘導部8
4内のパチンコ球が速やかに流下し始め、これに続いて
垂直部83内のパチンコ球が誘導部84内に流入し、誘
導部84の上壁89により速度、間隔を調整されて誘導
部84内を落下し、調流部85内を速やかに流下する。
されに、これに続いて流入樋71a,71bの第2屈曲
部82内のパチンコ球が垂直部83内に速やかに流入
し、傾斜部81内のパチンコ球が第2屈曲部82内に、
第1屈曲部80内のパチンコ球が傾斜部81内にそれぞ
れ速やかに流入し、傾斜部79内のパチンコ球がカバー
77,78側に変位しながら第1屈曲部80内に速やか
に流入する。この際、係止爪91a,91bの後退によ
り、先頭のパチンコ球と先頭に続く調流部85内のパチ
ンコ球はほぼ接しながら調流部85内を流下し、誘導部
84からのパチンコ球は略45度の角度で調流部85が
続くため、方向を変えつつ前方のパチンコ球と漸次離間
して調流部85内を流下し、さらに垂直部83からのパ
チンコ球は誘導部84の上壁89により速度、間隔を調
整されるため、それぞれ所定の離間距離で調流部85内
を流下するようになる。また、調流部85、誘導部8
4、垂直部83、屈曲部82、傾斜部81等、各部での
球圧は小さいため、パチンコ球はスムーズに流下する。
そして、排出ストッパ機構73a,73bの排出ソレノ
イド92a,92bがオフされ係止爪91a,91bが
調流部85内に進入されると、調流部85内を流下途中
のパチンコ球が係止爪91a,91bに衝突して流下を
阻止され、これに続いて調流部85、誘導部84、垂直
部83、屈曲部82、傾斜部81、屈曲部80、傾斜部
79内のパチンコ球も流下を阻止され、元の静止状態に
戻る。係止爪91a,91bの球阻止部は揺動軌跡と一
致するため、パチンコ球の衝突による衝撃力を支軸93
により受けることができ、耐久性が向上すると共に、球
阻止部はパチンコ球に対して接線方向に動くため、係止
爪91a,91bの調流部85内進入時にパチンコ球と
衝突しても、パチンコ球を噛んだりすることなく係止爪
91a,91bはスムーズに進入する。
【0019】即ち、誘導樋41に続く排出機構42a,
42bの流入樋71a,71bに2つの屈曲部80,8
2を、屈曲部82に続いて垂直部83を設け、垂直部8
3の下部側壁88を迫り出させて対抗側に上壁89を傾
斜した誘導部84を設け、さらに誘導部84の下方に略
45度傾斜した調流部85に排出ストッパ機構73a,
73bを配設したので、排出ソレノイド92a,92b
のオン時にパチンコ球のスムーズな流下を確保できると
共に、排出ソレノイド92a,92bのオフ時に係止爪
91a,91b等にかかる球圧を軽減してパチンコ球の
流下を適確に阻止することができ、信頼性が大幅に向上
する。また、排出機構42a,42bはユニット構造と
なっており、このため各部品が故障したとき等、ユニッ
トごと簡単に交換できるため、故障等に対し迅速に対応
できる。また、各ソレノイドを垂直に配置したため、内
部へのごみの侵入やロッド等の片減りを防止できる。
42bの流入樋71a,71bに2つの屈曲部80,8
2を、屈曲部82に続いて垂直部83を設け、垂直部8
3の下部側壁88を迫り出させて対抗側に上壁89を傾
斜した誘導部84を設け、さらに誘導部84の下方に略
45度傾斜した調流部85に排出ストッパ機構73a,
73bを配設したので、排出ソレノイド92a,92b
のオン時にパチンコ球のスムーズな流下を確保できると
共に、排出ソレノイド92a,92bのオフ時に係止爪
91a,91b等にかかる球圧を軽減してパチンコ球の
流下を適確に阻止することができ、信頼性が大幅に向上
する。また、排出機構42a,42bはユニット構造と
なっており、このため各部品が故障したとき等、ユニッ
トごと簡単に交換できるため、故障等に対し迅速に対応
できる。また、各ソレノイドを垂直に配置したため、内
部へのごみの侵入やロッド等の片減りを防止できる。
【0020】排出機構42a,42bに続く賞球排出樋
43は、図3のように1系統からなるもので、排出機構
42a,42bの調流樋72a,72bの両落下部86
に接続する流入部105と、基盤2の前面のパチンコ球
の供給皿につながる流下樋106を設けた排球部107
とから形成され、調流樋72a,72bの両落下部86
から流入したパチンコ球を突壁等に当てながら流下樋1
06上に落として供給皿へ排出する。分配樋44は、基
盤2の前面下部の受皿につながり、供給皿がパチンコ球
で一杯になると前記流下樋106から溢れたパチンコ球
を受皿へ排出する。また、分配樋44には流下樋106
の直下方にて樋壁を兼ねる検知片108と、検知片10
8に連動するスイッチ(オーバーフロースイッチ)10
9とが設けられ、分配樋44内がパチンコ球で一杯にな
り、その押圧力で検知片108が押動されると、オーバ
ーフロースイッチ109がオン信号を出力する。
43は、図3のように1系統からなるもので、排出機構
42a,42bの調流樋72a,72bの両落下部86
に接続する流入部105と、基盤2の前面のパチンコ球
の供給皿につながる流下樋106を設けた排球部107
とから形成され、調流樋72a,72bの両落下部86
から流入したパチンコ球を突壁等に当てながら流下樋1
06上に落として供給皿へ排出する。分配樋44は、基
盤2の前面下部の受皿につながり、供給皿がパチンコ球
で一杯になると前記流下樋106から溢れたパチンコ球
を受皿へ排出する。また、分配樋44には流下樋106
の直下方にて樋壁を兼ねる検知片108と、検知片10
8に連動するスイッチ(オーバーフロースイッチ)10
9とが設けられ、分配樋44内がパチンコ球で一杯にな
り、その押圧力で検知片108が押動されると、オーバ
ーフロースイッチ109がオン信号を出力する。
【0021】賞球排出樋43の途中から分岐する球抜き
樋45は、分岐部に図15(A),(B)のように板状
の球抜きゲート110が支軸111を介して回動自由に
配設され、樋壁外部にて支軸111に固定したクランク
112がレバー113に係合され、レバー113の後端
に球抜きゲート110を球抜き樋45の閉位置(賞球排
出樋43が開)に付勢するバネ114が掛合され、レバ
ー113にバネ114と反対側にリンク115を介して
球抜きゲート110を駆動する球抜きソレノイド116
が連結される。球抜きソレノイド116に通電される
と、リンク115の上動によりバネ114に抗して球抜
きゲート110が球抜き樋45を開きかつ賞球排出樋4
3を塞ぐ位置まで回動され、球抜きソレノイド116の
通電が断たれると、バネ114により球抜きゲート11
0が球抜き樋45の閉位置に戻される。球抜きソレノイ
ド116をオン、オフするためのスイッチ(球抜きセン
サ)は、図示しないが基盤2の前面に形成した操作孔か
らピンあるいはワイヤのような器具を挿入することによ
り、動作される。なお、球抜き樋45の下流側は、遊技
盤1のアウト口117(図3)より回収されたアウト球
を導くアウト球導出樋118と合流され、さらにパチン
コ機後方の図示しない回収樋に接続される。
樋45は、分岐部に図15(A),(B)のように板状
の球抜きゲート110が支軸111を介して回動自由に
配設され、樋壁外部にて支軸111に固定したクランク
112がレバー113に係合され、レバー113の後端
に球抜きゲート110を球抜き樋45の閉位置(賞球排
出樋43が開)に付勢するバネ114が掛合され、レバ
ー113にバネ114と反対側にリンク115を介して
球抜きゲート110を駆動する球抜きソレノイド116
が連結される。球抜きソレノイド116に通電される
と、リンク115の上動によりバネ114に抗して球抜
きゲート110が球抜き樋45を開きかつ賞球排出樋4
3を塞ぐ位置まで回動され、球抜きソレノイド116の
通電が断たれると、バネ114により球抜きゲート11
0が球抜き樋45の閉位置に戻される。球抜きソレノイ
ド116をオン、オフするためのスイッチ(球抜きセン
サ)は、図示しないが基盤2の前面に形成した操作孔か
らピンあるいはワイヤのような器具を挿入することによ
り、動作される。なお、球抜き樋45の下流側は、遊技
盤1のアウト口117(図3)より回収されたアウト球
を導くアウト球導出樋118と合流され、さらにパチン
コ機後方の図示しない回収樋に接続される。
【0022】図16、図17、図18には入賞球処理装
置15、賞球排出装置16、打球発射装置14等を制御
する制御手段としての制御装置200を示す。制御装置
200は、内部にROMやRAMを備えるCPU(マイ
クロコンピュータ)201、CPU201の入出力を処
理するインターフェイス202、各入出力端子203〜
208、タイマ発信回路209、電源回路210等から
なり、CPU201のROMには実行すべきプログラム
および種々のデータを設定し、CPU201のRAMは
CPU201のワークエリアやタイマエリアを提供す
る。制御装置200の各入出力端子203〜208に
は、球排出装置としての排出機構42a(排出1側),
42b(排出2側)の排出検出手段としての排出センサ
74a,74b(排出センサ1,2)、排出ソレノイド
92a,92b(排出Sol1,2)、入賞球処理装置
15の入賞球検出手段としてのセーフセンサ21(セー
フセンサ)、賞球排出装置16の球抜きセンサ、球抜き
ソレノイド116(球抜きSol)、発射モータ13等
の各電気機器、主電源(24V)ならびに図示しない遊
技盤1側の制御装置が接続され、制御装置200はRO
Mのプログラムデータ、前記各センサならびに遊技盤1
側の制御装置等からの信号に基づき、排出Sol1,
2、球抜きSol、発射モータ13等を制御する。21
1は制御装置200のリセットスイッチである。なお、
回路中、賞品球の補給センサ53、誘導樋41の半端セ
ンサ64、賞球排出樋43のオーバーフロースイッチ1
09(オーバーフローSW)等は図示省略してある。制
御装置200のCPU201には、電源断時にセーフセ
ンサのオン回数(入賞数)ならびに遊技盤1側の制御装
置からの賞球信号(後述する)の入力回数を記憶する不
揮発性のEEPROMが設けられる。
置15、賞球排出装置16、打球発射装置14等を制御
する制御手段としての制御装置200を示す。制御装置
200は、内部にROMやRAMを備えるCPU(マイ
クロコンピュータ)201、CPU201の入出力を処
理するインターフェイス202、各入出力端子203〜
208、タイマ発信回路209、電源回路210等から
なり、CPU201のROMには実行すべきプログラム
および種々のデータを設定し、CPU201のRAMは
CPU201のワークエリアやタイマエリアを提供す
る。制御装置200の各入出力端子203〜208に
は、球排出装置としての排出機構42a(排出1側),
42b(排出2側)の排出検出手段としての排出センサ
74a,74b(排出センサ1,2)、排出ソレノイド
92a,92b(排出Sol1,2)、入賞球処理装置
15の入賞球検出手段としてのセーフセンサ21(セー
フセンサ)、賞球排出装置16の球抜きセンサ、球抜き
ソレノイド116(球抜きSol)、発射モータ13等
の各電気機器、主電源(24V)ならびに図示しない遊
技盤1側の制御装置が接続され、制御装置200はRO
Mのプログラムデータ、前記各センサならびに遊技盤1
側の制御装置等からの信号に基づき、排出Sol1,
2、球抜きSol、発射モータ13等を制御する。21
1は制御装置200のリセットスイッチである。なお、
回路中、賞品球の補給センサ53、誘導樋41の半端セ
ンサ64、賞球排出樋43のオーバーフロースイッチ1
09(オーバーフローSW)等は図示省略してある。制
御装置200のCPU201には、電源断時にセーフセ
ンサのオン回数(入賞数)ならびに遊技盤1側の制御装
置からの賞球信号(後述する)の入力回数を記憶する不
揮発性のEEPROMが設けられる。
【0023】また、制御装置200には、複数の賞球
数、セーフセンサ入賞記憶数、CPU201の処理モー
ド、各機器のエラー等をモニタ表示する異常状態表示手
段としてのモニタ表示部212と、リモコン送信器21
3(図19、図20、図21)からのリモートコントロ
ールによって複数の賞球数を設定するためのリモコン受
信器214が併設され、CPU201に接続される。モ
ニタ表示部212は、図18、図22のように制御装置
200のケース表面に配列した7セグメント表示素子L
CD−A,C,E,G,I,K,M,Oと、LCD−
A,C,E,G,I,K,M,Oの間に配列した単一の
表示素子LCD−B,D,F,H,J,Lとからなり、
CPU201を介して、電源投入直後ならびに賞球設定
時にLCD−A,Cの2桁にセーフI側(後述する)の
設定賞球数ならびにLCD−G,Iの2桁にセーフII
側(後述する)の設定賞球数が表示され、セーフI側の
賞球設定時にLCD−Dが、セーフII側の賞球設定時
にLCD−Jが点滅される。また、通常時にLCD−
E,G,Iの3桁にてセーフセンサ入賞記憶数が表示さ
れる。また、エラーが発生したときにエラー要因を確認
可能とするように、LCD−MにはCPU201の処理
モードが予め定めた数字にて表示され、LCD−Oには
CPU201の処理モードがエラー処理であればそのエ
ラー状態が予め定めた数字にて表示され、このエラー時
にLCD−Nが点滅される。
数、セーフセンサ入賞記憶数、CPU201の処理モー
ド、各機器のエラー等をモニタ表示する異常状態表示手
段としてのモニタ表示部212と、リモコン送信器21
3(図19、図20、図21)からのリモートコントロ
ールによって複数の賞球数を設定するためのリモコン受
信器214が併設され、CPU201に接続される。モ
ニタ表示部212は、図18、図22のように制御装置
200のケース表面に配列した7セグメント表示素子L
CD−A,C,E,G,I,K,M,Oと、LCD−
A,C,E,G,I,K,M,Oの間に配列した単一の
表示素子LCD−B,D,F,H,J,Lとからなり、
CPU201を介して、電源投入直後ならびに賞球設定
時にLCD−A,Cの2桁にセーフI側(後述する)の
設定賞球数ならびにLCD−G,Iの2桁にセーフII
側(後述する)の設定賞球数が表示され、セーフI側の
賞球設定時にLCD−Dが、セーフII側の賞球設定時
にLCD−Jが点滅される。また、通常時にLCD−
E,G,Iの3桁にてセーフセンサ入賞記憶数が表示さ
れる。また、エラーが発生したときにエラー要因を確認
可能とするように、LCD−MにはCPU201の処理
モードが予め定めた数字にて表示され、LCD−Oには
CPU201の処理モードがエラー処理であればそのエ
ラー状態が予め定めた数字にて表示され、このエラー時
にLCD−Nが点滅される。
【0024】リモコン受信器214は、リモコン送信器
213から発せられた光信号(赤外線等)を受信部21
5に受けると、これを所定の電気信号に変換してCPU
201に送る。リモコン送信器213は携帯可能なもの
で、図19、図20、図21のようにセーフI側の賞球
設定モードを呼び出すセーフ1キー216と、セーフI
I側の賞球設定モードを呼び出すセーフ2キー217
と、賞球数を+1する+1キー218と、賞球数を−1
する−1キー219と、パスコードキー220と、賞球
数の設定終了を指令するセットキー221を備え、スイ
ッチ222のオン後、所定時間内にパスコードキー22
0を介して所定のパスコードを入力すると、送信可能に
なる。パスコードの入力後、リモコン送信器213の送
信部をリモコン受信部215に向けたまま、セーフ1キ
ー216を押すとCPU201によるセーフI側の賞球
設定が受付可能になり、次に+1キー218、−1キー
219を適宜押していくと数値を1ずつ繰り上げ、繰り
下げながらモニタ表示部212のLCD−A,Cに任意
に数値(賞球数)が表示され、さらにセットキー221
を押すとLCD−A,Cに表示された数値がセーフI側
の賞球数として決定され、CPU201内の所定の不揮
発性EEPROMに格納される。また、同様にセーフ2
キー217を押すとCPU201によるセーフII側の
賞球設定が受付可能になり、次に+1キー218、−1
キー219を適宜押していくと数値を1ずつ繰り上げ、
繰り上げながらモニタ表示部212のLCD−G,Iに
任意に数値(賞球数)が表示され、さらにセットキー2
21を押すとLCD−G,Iに表示された数値がセーフ
II側の賞球数として決定され、CPU201内の所定
の不揮発性EEPROMに格納される。ただし、CPU
201は、電源投入直後の所定時間(例えば30秒)内
にリモコン受信器214がリモコン送信器213のセー
フ1キー216またはセーフ2キー217のオン信号を
受けた場合にのみ、賞球設定を許可するようになってい
る。
213から発せられた光信号(赤外線等)を受信部21
5に受けると、これを所定の電気信号に変換してCPU
201に送る。リモコン送信器213は携帯可能なもの
で、図19、図20、図21のようにセーフI側の賞球
設定モードを呼び出すセーフ1キー216と、セーフI
I側の賞球設定モードを呼び出すセーフ2キー217
と、賞球数を+1する+1キー218と、賞球数を−1
する−1キー219と、パスコードキー220と、賞球
数の設定終了を指令するセットキー221を備え、スイ
ッチ222のオン後、所定時間内にパスコードキー22
0を介して所定のパスコードを入力すると、送信可能に
なる。パスコードの入力後、リモコン送信器213の送
信部をリモコン受信部215に向けたまま、セーフ1キ
ー216を押すとCPU201によるセーフI側の賞球
設定が受付可能になり、次に+1キー218、−1キー
219を適宜押していくと数値を1ずつ繰り上げ、繰り
下げながらモニタ表示部212のLCD−A,Cに任意
に数値(賞球数)が表示され、さらにセットキー221
を押すとLCD−A,Cに表示された数値がセーフI側
の賞球数として決定され、CPU201内の所定の不揮
発性EEPROMに格納される。また、同様にセーフ2
キー217を押すとCPU201によるセーフII側の
賞球設定が受付可能になり、次に+1キー218、−1
キー219を適宜押していくと数値を1ずつ繰り上げ、
繰り上げながらモニタ表示部212のLCD−G,Iに
任意に数値(賞球数)が表示され、さらにセットキー2
21を押すとLCD−G,Iに表示された数値がセーフ
II側の賞球数として決定され、CPU201内の所定
の不揮発性EEPROMに格納される。ただし、CPU
201は、電源投入直後の所定時間(例えば30秒)内
にリモコン受信器214がリモコン送信器213のセー
フ1キー216またはセーフ2キー217のオン信号を
受けた場合にのみ、賞球設定を許可するようになってい
る。
【0025】そして、制御装置200は、通常の場合は
セーフI側の賞球数を選択し、遊技盤1側の制御装置か
らの賞球信号の記憶がある場合はセーフII側の賞球数
を選択し、その賞球数をもとに賞球排出数を制御する
(後述する)。ここで、遊技盤1の例を図23〜図25
に示す。これは、遊技部300内に一般入賞口301,
302a,302b,303a,303b、特定入賞口
304,305a,305b、中央に可動部材306
a,306bを有する変動入賞装置307を設けたもの
で、特定入賞口304,305a,305bと、一般入
賞口301,302a,302b,303a,303b
および変動入賞装置307とで打球の入賞に対する賞球
数が異なるものである。特定入賞口304,305a,
305bには入賞球を検出する始動スイッチ308,3
09a,309bを配置している。変動入賞装置307
内には特別入賞口310、特別入賞口310の左右に一
般入賞口311a,311bを形成し、特別入賞口31
0には入賞球を検出するサイクルスイッチ312を、こ
れらの下流部には特別入賞口310および一般入賞口3
11a,311bの全通過球を検出するカウントスイッ
チ313を配置している。
セーフI側の賞球数を選択し、遊技盤1側の制御装置か
らの賞球信号の記憶がある場合はセーフII側の賞球数
を選択し、その賞球数をもとに賞球排出数を制御する
(後述する)。ここで、遊技盤1の例を図23〜図25
に示す。これは、遊技部300内に一般入賞口301,
302a,302b,303a,303b、特定入賞口
304,305a,305b、中央に可動部材306
a,306bを有する変動入賞装置307を設けたもの
で、特定入賞口304,305a,305bと、一般入
賞口301,302a,302b,303a,303b
および変動入賞装置307とで打球の入賞に対する賞球
数が異なるものである。特定入賞口304,305a,
305bには入賞球を検出する始動スイッチ308,3
09a,309bを配置している。変動入賞装置307
内には特別入賞口310、特別入賞口310の左右に一
般入賞口311a,311bを形成し、特別入賞口31
0には入賞球を検出するサイクルスイッチ312を、こ
れらの下流部には特別入賞口310および一般入賞口3
11a,311bの全通過球を検出するカウントスイッ
チ313を配置している。
【0026】遊技部300内に打球が発射され、特定入
賞口304,305a,305bに入賞すると、始動ス
イッチ308,309a,309bのオンに応じて、図
示しない制御装置が変動入賞装置307の可動部材30
6a,306bを1,2回、打球を受け入れない第1状
態から打球を受け入れ易い第2状態に変換駆動する。そ
して、このとき他の打球が変動入賞装置307内に入賞
し、さらに変動入賞装置307内の特別入賞口310に
入賞すると、サイクルスイッチ312がオンし大当たり
遊技が発生する。大当たり遊技が発生すると、変動入賞
装置307の可動部材306a,306bが第1状態か
ら第2状態に何回も変換駆動され、さらにこれがサイク
ルの継続に応じ繰り返し行われるため、多数の打球が変
動入賞装置307内に入賞することになる。この各サイ
クルは、可動部材306a,306bが18回変換駆動
もしくは変動入賞装置307内の下流部のカウントスイ
ッチ313が通過球を10個カウントすると、終了す
る。なお、サイクル中に打球が変動入賞装置307内の
特別入賞口310に入賞しなければ、サイクルスイッチ
312のオフによりそのサイクル終了時点で大当たり遊
技が終了する。一般入賞口301,302a,302
b,303a,303b、特定入賞口304,305
a,305bおよび変動入賞装置307の入賞球は、遊
技盤1の裏面の集合樋10内に入り、集合樋10内に画
成したそれぞれの通路部314a〜314dを介して基
盤2側の入賞球処理装置15の案内樋17に流入する。
賞口304,305a,305bに入賞すると、始動ス
イッチ308,309a,309bのオンに応じて、図
示しない制御装置が変動入賞装置307の可動部材30
6a,306bを1,2回、打球を受け入れない第1状
態から打球を受け入れ易い第2状態に変換駆動する。そ
して、このとき他の打球が変動入賞装置307内に入賞
し、さらに変動入賞装置307内の特別入賞口310に
入賞すると、サイクルスイッチ312がオンし大当たり
遊技が発生する。大当たり遊技が発生すると、変動入賞
装置307の可動部材306a,306bが第1状態か
ら第2状態に何回も変換駆動され、さらにこれがサイク
ルの継続に応じ繰り返し行われるため、多数の打球が変
動入賞装置307内に入賞することになる。この各サイ
クルは、可動部材306a,306bが18回変換駆動
もしくは変動入賞装置307内の下流部のカウントスイ
ッチ313が通過球を10個カウントすると、終了す
る。なお、サイクル中に打球が変動入賞装置307内の
特別入賞口310に入賞しなければ、サイクルスイッチ
312のオフによりそのサイクル終了時点で大当たり遊
技が終了する。一般入賞口301,302a,302
b,303a,303b、特定入賞口304,305
a,305bおよび変動入賞装置307の入賞球は、遊
技盤1の裏面の集合樋10内に入り、集合樋10内に画
成したそれぞれの通路部314a〜314dを介して基
盤2側の入賞球処理装置15の案内樋17に流入する。
【0027】そして、一般入賞口301,302a,3
02b,303a,303bおよび変動入賞装置307
の入賞球と、特定入賞口304,305a,305bの
入賞球とに対して異なった数の賞球を行うために、遊技
盤1の制御装置は特定入賞口304,305a,305
bに入賞したときに賞球側の制御装置200に賞球信号
を出力する。即ち、遊技盤1の制御装置は、特定入賞口
304,305a,305bの始動スイッチ308,3
09a,309bがオンすると、そのオン毎に賞球信号
(セーフII信号等)を賞球側の制御装置200に出力
するようになっている。この賞球信号が入力された場合
に制御装置200が前述のセーフII側の賞球数を選択
する。
02b,303a,303bおよび変動入賞装置307
の入賞球と、特定入賞口304,305a,305bの
入賞球とに対して異なった数の賞球を行うために、遊技
盤1の制御装置は特定入賞口304,305a,305
bに入賞したときに賞球側の制御装置200に賞球信号
を出力する。即ち、遊技盤1の制御装置は、特定入賞口
304,305a,305bの始動スイッチ308,3
09a,309bがオンすると、そのオン毎に賞球信号
(セーフII信号等)を賞球側の制御装置200に出力
するようになっている。この賞球信号が入力された場合
に制御装置200が前述のセーフII側の賞球数を選択
する。
【0028】一方、制御装置200の構造は、図18、
図26、図27のようにCPU201、インタフェース
202、入出力端子203〜208、タイマ発信回路2
09、電源回路210等の各電気部品を配設、接続した
基板223および基板223を収納する金属製のケース
224からなる。CPU201等のIC部品、トランジ
スタや比較的大きいコンデンサ等は基板223の表面
に、各入出力端子203〜208、リセットスイッチ2
11は基板223の表面の四方周辺に配置され、小さな
抵抗、コンデンサ等は基板223の裏面に配置されてい
る。ケース224の本体226は、長手方向の2つの側
面227と1端面228を折り曲げ成形して筺枠とした
もので、側面227の内側に平行に小さな溝229が設
けられ、この溝229に開口側から基板223をあてが
い、差し込むようになっている。本体226の側面22
7および端面228には、外部から基板223の入出力
端子205〜208に配線コネクタを着脱すると共に、
リセットスイッチ211を操作するための開口部230
〜232が形成されている。ケース224の蓋233
は、本体226に合わせて側面234、端面235,2
36を折り曲げ成形され、このうち一方の端面236が
本体226の開口を覆うように延長され、他の面23
4,235が本体226の開口部230〜232に重な
らない高さに形成されている。蓋233の表面には、表
示素子LED−A〜Oからなる前述のモニタ表示部21
2が取付けられ、蓋233の端面236には、外部から
基板223の入出力端子203,204に配線コネクタ
を着脱するための開口部237が形成されている。ま
た、蓋233の端面236には、基板223のグランド
面に当接する2つの当接片238が内側に折り曲げ成形
されている。本体226の側面227には4つの嵌合凹
部(小孔)239が設けられ、蓋233の側面234に
は内側に嵌合凹部239に嵌まる各嵌合凸部240が設
けられている。
図26、図27のようにCPU201、インタフェース
202、入出力端子203〜208、タイマ発信回路2
09、電源回路210等の各電気部品を配設、接続した
基板223および基板223を収納する金属製のケース
224からなる。CPU201等のIC部品、トランジ
スタや比較的大きいコンデンサ等は基板223の表面
に、各入出力端子203〜208、リセットスイッチ2
11は基板223の表面の四方周辺に配置され、小さな
抵抗、コンデンサ等は基板223の裏面に配置されてい
る。ケース224の本体226は、長手方向の2つの側
面227と1端面228を折り曲げ成形して筺枠とした
もので、側面227の内側に平行に小さな溝229が設
けられ、この溝229に開口側から基板223をあてが
い、差し込むようになっている。本体226の側面22
7および端面228には、外部から基板223の入出力
端子205〜208に配線コネクタを着脱すると共に、
リセットスイッチ211を操作するための開口部230
〜232が形成されている。ケース224の蓋233
は、本体226に合わせて側面234、端面235,2
36を折り曲げ成形され、このうち一方の端面236が
本体226の開口を覆うように延長され、他の面23
4,235が本体226の開口部230〜232に重な
らない高さに形成されている。蓋233の表面には、表
示素子LED−A〜Oからなる前述のモニタ表示部21
2が取付けられ、蓋233の端面236には、外部から
基板223の入出力端子203,204に配線コネクタ
を着脱するための開口部237が形成されている。ま
た、蓋233の端面236には、基板223のグランド
面に当接する2つの当接片238が内側に折り曲げ成形
されている。本体226の側面227には4つの嵌合凹
部(小孔)239が設けられ、蓋233の側面234に
は内側に嵌合凹部239に嵌まる各嵌合凸部240が設
けられている。
【0029】基板223を本体226の開口側から溝2
29に差し込み、その開口側に蓋233の端面236を
合わせながら蓋233をかぶせ、蓋233の嵌合凸部2
40を本体226の嵌合凹部239に嵌め合うと、基板
223がケース224内に収納、支持されると共に、ケ
ース224が組付けられる。また、この組付けと同時に
蓋233の端面236の当接片238が基板223のグ
ランド面に所定の押圧力で当接し、基板223のグラン
ドがケース224に接続される。これにより、基板22
3が導電性のケース224によってシールドされる。こ
の制御装置200は、図1のように基盤2の裏面に配設
されるが、この場合基盤2側に2組の弾性掛止部材(図
示しない)が設けられ、その弾性掛止部材の間にケース
224を押し込むことで、ケース本体226の突起24
1つまり溝229の加工による外面側の突起241が掛
止され、取付けられる。そして、この制御装置200の
ケース224の蓋233の表面に、前記誘導樋41の導
電性プレート59a,59bにつながる配線部材62が
ネジ242を介して締結、接続される(図5参照)。な
お、制御装置200の基板223は制御装置200の主
電源(24V)とグランドを兼ねている。
29に差し込み、その開口側に蓋233の端面236を
合わせながら蓋233をかぶせ、蓋233の嵌合凸部2
40を本体226の嵌合凹部239に嵌め合うと、基板
223がケース224内に収納、支持されると共に、ケ
ース224が組付けられる。また、この組付けと同時に
蓋233の端面236の当接片238が基板223のグ
ランド面に所定の押圧力で当接し、基板223のグラン
ドがケース224に接続される。これにより、基板22
3が導電性のケース224によってシールドされる。こ
の制御装置200は、図1のように基盤2の裏面に配設
されるが、この場合基盤2側に2組の弾性掛止部材(図
示しない)が設けられ、その弾性掛止部材の間にケース
224を押し込むことで、ケース本体226の突起24
1つまり溝229の加工による外面側の突起241が掛
止され、取付けられる。そして、この制御装置200の
ケース224の蓋233の表面に、前記誘導樋41の導
電性プレート59a,59bにつながる配線部材62が
ネジ242を介して締結、接続される(図5参照)。な
お、制御装置200の基板223は制御装置200の主
電源(24V)とグランドを兼ねている。
【0030】このように制御装置200は、コンパクト
な基板223をケース本体226の溝229に差し入
れ、蓋233をかぶせて嵌合凸部240を嵌合凹部23
9に嵌めることで、基板223をケース224に的確に
収納、支持でき、かつケース224を容易に組付けるこ
とができる。このため、制御装置200を小型化、軽量
化できると共に、ネジ等の止着部材を必要とせずに制御
装置200を簡単に組立てることができ、組付工程を大
幅に削減できる。また、制御装置200の基板223
は、ケース224を組付ければ、蓋233の端面236
の当接片238が基板223のグランド面に所定の押圧
力で当接するので、接続にネジ、アース線等を用いずと
も、基板223を収納する導電性のケース224にてシ
ールドすることができる。このため、導電性のケース2
24全体にて基板223を簡単にシールドすることがで
き、このシールドによって外部からのノイズがケース2
24を透過して基板223のIC部品等に影響を及ぼす
ことを確実に防止できる。また、この制御装置200は
基盤2の裏面に配設されるが、小型のため、取付け位置
の設定が容易であり、基盤2を設計する上での自由度が
高まる。なお、基盤2への取付け、取外しは、ケース本
体226の溝229の裏側の突起241を利用すること
で、簡単に行うことができる。
な基板223をケース本体226の溝229に差し入
れ、蓋233をかぶせて嵌合凸部240を嵌合凹部23
9に嵌めることで、基板223をケース224に的確に
収納、支持でき、かつケース224を容易に組付けるこ
とができる。このため、制御装置200を小型化、軽量
化できると共に、ネジ等の止着部材を必要とせずに制御
装置200を簡単に組立てることができ、組付工程を大
幅に削減できる。また、制御装置200の基板223
は、ケース224を組付ければ、蓋233の端面236
の当接片238が基板223のグランド面に所定の押圧
力で当接するので、接続にネジ、アース線等を用いずと
も、基板223を収納する導電性のケース224にてシ
ールドすることができる。このため、導電性のケース2
24全体にて基板223を簡単にシールドすることがで
き、このシールドによって外部からのノイズがケース2
24を透過して基板223のIC部品等に影響を及ぼす
ことを確実に防止できる。また、この制御装置200は
基盤2の裏面に配設されるが、小型のため、取付け位置
の設定が容易であり、基盤2を設計する上での自由度が
高まる。なお、基盤2への取付け、取外しは、ケース本
体226の溝229の裏側の突起241を利用すること
で、簡単に行うことができる。
【0031】この一方、図23〜図25の遊技盤1のよ
うに大当たり遊技が可能なものにあっては、多量の入賞
球に対し賞球排出を短時間のうちに行うため、賞球排出
系各部と流動するパチンコ球との摩擦により静電気が大
量に発生してパチンコ球が帯電してしまうが、この静電
気は賞球排出装置16の誘導樋41から導電性プレート
59a,59b、配線部材62、減衰器61、制御装置
200のケース224、基板223のグランドを介して
吸収、放出される。即ち、賞品球の貯留タンク40に続
く誘導樋41の通路底面に導電性プレート59a,59
bを設け、導電性プレート59a,59bを抵抗器等の
減衰器61を介して制御装置200のケース224に接
続し、かつケース224を基板223のグランドに接続
したので、誘導樋41をパチンコ球が流下する際に、静
電気は導電性プレート59a,59bから減衰器61に
導かれてエネルギを減衰され、さらに制御装置200の
ケース224、基板223のグランドを介して制御装置
200の主電源側から外部に放出されるのである。この
ため、パチンコ球が賞球系のセンサ(排出センサ、セー
フセンサ等)や遊技盤1側のセンサ(始動スイッチ、サ
イクルスイッチ、カウントスイッチ等)を通過する際
に、パチンコ球から静電気の放電によってセンサが破壊
されたり、センサが誤動作することを確実に防止でき
る。また、導電性プレート59a,59bに放出された
静電気は減衰器61により減衰されるため、静電気のノ
イズにより制御装置200の基板223に悪影響を及ぼ
すことはない。また、導電性プレート59a,59bを
基盤2のフレーム側に接続して静電気をフレームに吸収
させ自然放電させる方式だと、静電気の量が多い場合等
には大地アースを接続しなければならないが、このよう
に制御装置200の主電源側から放出するため、静電気
を確実に逃がすことができ、高い信頼度が得られる。ま
た、このように制御装置200の主電源側から放出する
ため、静電気を遊技盤1側の制御装置側から放出する場
合のように、制御装置の構造によってノイズを吸収する
性能が異なったり、遊技盤1を入れ替える毎に導電性プ
レート59a,59bの接続を行わなければならないと
いった不具合はない。なお、導電性プレート59a,5
9bは、賞品球の貯留タンク40の底壁や排出機構42
a,42bの各樋部に設けても良い。
うに大当たり遊技が可能なものにあっては、多量の入賞
球に対し賞球排出を短時間のうちに行うため、賞球排出
系各部と流動するパチンコ球との摩擦により静電気が大
量に発生してパチンコ球が帯電してしまうが、この静電
気は賞球排出装置16の誘導樋41から導電性プレート
59a,59b、配線部材62、減衰器61、制御装置
200のケース224、基板223のグランドを介して
吸収、放出される。即ち、賞品球の貯留タンク40に続
く誘導樋41の通路底面に導電性プレート59a,59
bを設け、導電性プレート59a,59bを抵抗器等の
減衰器61を介して制御装置200のケース224に接
続し、かつケース224を基板223のグランドに接続
したので、誘導樋41をパチンコ球が流下する際に、静
電気は導電性プレート59a,59bから減衰器61に
導かれてエネルギを減衰され、さらに制御装置200の
ケース224、基板223のグランドを介して制御装置
200の主電源側から外部に放出されるのである。この
ため、パチンコ球が賞球系のセンサ(排出センサ、セー
フセンサ等)や遊技盤1側のセンサ(始動スイッチ、サ
イクルスイッチ、カウントスイッチ等)を通過する際
に、パチンコ球から静電気の放電によってセンサが破壊
されたり、センサが誤動作することを確実に防止でき
る。また、導電性プレート59a,59bに放出された
静電気は減衰器61により減衰されるため、静電気のノ
イズにより制御装置200の基板223に悪影響を及ぼ
すことはない。また、導電性プレート59a,59bを
基盤2のフレーム側に接続して静電気をフレームに吸収
させ自然放電させる方式だと、静電気の量が多い場合等
には大地アースを接続しなければならないが、このよう
に制御装置200の主電源側から放出するため、静電気
を確実に逃がすことができ、高い信頼度が得られる。ま
た、このように制御装置200の主電源側から放出する
ため、静電気を遊技盤1側の制御装置側から放出する場
合のように、制御装置の構造によってノイズを吸収する
性能が異なったり、遊技盤1を入れ替える毎に導電性プ
レート59a,59bの接続を行わなければならないと
いった不具合はない。なお、導電性プレート59a,5
9bは、賞品球の貯留タンク40の底壁や排出機構42
a,42bの各樋部に設けても良い。
【0032】次に制御手段としての制御装置200によ
る制御内容を図28〜図94のフローチャートに基づい
て説明する。図28は電源投入時の初期化処理を示すも
ので、スタックポインタ設定、RAMクリア、レジスタ
設定、出力オフ、賞球数設定、不正排出用カウンタ設定
等を行う。賞球数設定は、図29のようにEEPROM
の賞球数値を読み込み、モニタ表示部212に表示する
と共に、電源投入から30秒以内にリモコン送信器21
3から信号の入力があれば、賞球数の設定を行う。そし
て、図30のようにリモコン送信器213のセーフ1キ
ーのオンの場合は、選択フラグにより賞球数1(セーフ
I側)の設定が可能になり、+1キー、−1キーにより
所定の数値に選定した後セットキーを押すと、その数値
がセーフI側の賞球数としてEEPROMに格納され
る。セーフ2キーのオンの場合は、選択フラグにより賞
球数2(セーフII側)の設定が可能になり、+1キ
ー、−1キーにより所定の数値に選定した後セットキー
を押すと、その数値がセットII側の賞球数としてEE
PROMに格納される。リモコンの信号の読み込みは図
31〜図37にて、EEPROMの賞球数の読み込み、
書き込みは図38〜図51にて行われる。なお、初期デ
ータとして、図48のようにセーフI側の賞球数13
個、セーフII側の賞球数7個を設定してある。この賞
球数の設定中、モニタ表示部212のLCD−A,Cに
セーフI側の賞球数ならびにLCD−G,IにセーフI
I側の賞球数が表示され、セーフI側の設定中にLCD
−Dが、セーフII側の設定中にLCD−Jが点滅され
る(後述する)。
る制御内容を図28〜図94のフローチャートに基づい
て説明する。図28は電源投入時の初期化処理を示すも
ので、スタックポインタ設定、RAMクリア、レジスタ
設定、出力オフ、賞球数設定、不正排出用カウンタ設定
等を行う。賞球数設定は、図29のようにEEPROM
の賞球数値を読み込み、モニタ表示部212に表示する
と共に、電源投入から30秒以内にリモコン送信器21
3から信号の入力があれば、賞球数の設定を行う。そし
て、図30のようにリモコン送信器213のセーフ1キ
ーのオンの場合は、選択フラグにより賞球数1(セーフ
I側)の設定が可能になり、+1キー、−1キーにより
所定の数値に選定した後セットキーを押すと、その数値
がセーフI側の賞球数としてEEPROMに格納され
る。セーフ2キーのオンの場合は、選択フラグにより賞
球数2(セーフII側)の設定が可能になり、+1キ
ー、−1キーにより所定の数値に選定した後セットキー
を押すと、その数値がセットII側の賞球数としてEE
PROMに格納される。リモコンの信号の読み込みは図
31〜図37にて、EEPROMの賞球数の読み込み、
書き込みは図38〜図51にて行われる。なお、初期デ
ータとして、図48のようにセーフI側の賞球数13
個、セーフII側の賞球数7個を設定してある。この賞
球数の設定中、モニタ表示部212のLCD−A,Cに
セーフI側の賞球数ならびにLCD−G,IにセーフI
I側の賞球数が表示され、セーフI側の設定中にLCD
−Dが、セーフII側の設定中にLCD−Jが点滅され
る(後述する)。
【0033】ここで、図95にセーフI側でのタイミン
グチャートを示すと、セーフ1キーをオンするとLCD
−Dが点滅され、+1キーをオンすると例えば[11]
を表示していたLCD−A,Cの表示が[12]に切り
替わり、−1キーをオンすると[12]を表示していた
LCD−A,Cの表示が[11]に切り替わり、これら
のオンにより例えば[13]を賞球数として選定した
後、セットキーをオンするとLCD−Dが消灯される。
このように、リモコン操作によってセーフI側、セーフ
II側の複数の賞球数をモニタ表示を見ながら自由にか
つ簡単に設定できる。このため、遊技盤1の機種に合っ
た賞球数に設定することが可能であり、遊技盤1の交換
により賞球数を変更する必要を生じた場合にも簡単に対
応可能である。また、賞球数を自由に設定できるため、
遊技機を開発する際の自由度が高まり、変動入賞装置等
の遊技の特徴を生かした遊技機の開発が可能となる。な
お、賞球数の設定は、電源投入から30秒以内にリモコ
ン送信器213からセーフ1キーまたはセーフ2キー信
号が入力されない場合は許可されず、またリモコン送信
器213は所定のパスコードを入力しないと送信が不可
能なため、不正に賞球数を変更することを防止できる。
グチャートを示すと、セーフ1キーをオンするとLCD
−Dが点滅され、+1キーをオンすると例えば[11]
を表示していたLCD−A,Cの表示が[12]に切り
替わり、−1キーをオンすると[12]を表示していた
LCD−A,Cの表示が[11]に切り替わり、これら
のオンにより例えば[13]を賞球数として選定した
後、セットキーをオンするとLCD−Dが消灯される。
このように、リモコン操作によってセーフI側、セーフ
II側の複数の賞球数をモニタ表示を見ながら自由にか
つ簡単に設定できる。このため、遊技盤1の機種に合っ
た賞球数に設定することが可能であり、遊技盤1の交換
により賞球数を変更する必要を生じた場合にも簡単に対
応可能である。また、賞球数を自由に設定できるため、
遊技機を開発する際の自由度が高まり、変動入賞装置等
の遊技の特徴を生かした遊技機の開発が可能となる。な
お、賞球数の設定は、電源投入から30秒以内にリモコ
ン送信器213からセーフ1キーまたはセーフ2キー信
号が入力されない場合は許可されず、またリモコン送信
器213は所定のパスコードを入力しないと送信が不可
能なため、不正に賞球数を変更することを防止できる。
【0034】図52はメインループを示すもので、“ス
テータス更新”、“リセット処理”、“エラー処理”、
“球抜き処理”、“排出処理”からなる。“ステータス
更新”はバックグランドジョブで、図53のようにタイ
マ更新、各センサの更新(監視)を行う。タイマ更新は
図54〜図57にて行われる。セーフセンサ監視は、入
賞球処理装置15の調流樋18の調流部29を通過する
パチンコ球(入賞球)をセーフセンサにて精度良く検出
するもので、図58のようにセーフセンサの信号を読込
み、セーフセンサの信号がオフからオンに変わると、そ
のオン時間が3m秒から100m秒の間にあるときに入
賞球有りと判定する。入賞球有りの場合、図59のよう
にセーフ球カウンタを+1する。また、セーフセンサの
オン時間が3m秒以下または100m秒〜200m秒の
ときは無効とし、200m秒以上続いたときはオープン
エラー(断線)を判定する。
テータス更新”、“リセット処理”、“エラー処理”、
“球抜き処理”、“排出処理”からなる。“ステータス
更新”はバックグランドジョブで、図53のようにタイ
マ更新、各センサの更新(監視)を行う。タイマ更新は
図54〜図57にて行われる。セーフセンサ監視は、入
賞球処理装置15の調流樋18の調流部29を通過する
パチンコ球(入賞球)をセーフセンサにて精度良く検出
するもので、図58のようにセーフセンサの信号を読込
み、セーフセンサの信号がオフからオンに変わると、そ
のオン時間が3m秒から100m秒の間にあるときに入
賞球有りと判定する。入賞球有りの場合、図59のよう
にセーフ球カウンタを+1する。また、セーフセンサの
オン時間が3m秒以下または100m秒〜200m秒の
ときは無効とし、200m秒以上続いたときはオープン
エラー(断線)を判定する。
【0035】排出センサ1,2監視は、排出機構42a
(排出1側),42b(排出2側)の調流樋72a,7
2bの調流部85を流下中のパチンコ球(賞品球)を排
出ストッパ機構73a,73bの上流の排出センサ1,
2にて精度良く検出するためのもので、それぞれ図6
0、図61、図62のように排出センサ1,2の前回の
信号と今回の信号とにより検出(立上り検出)を行う。
即ち、排出センサ1,2の信号がオフからオン(前回)
に変わると、今回の排出センサ1,2の信号がオンであ
れば球有り、つまりパチンコ球が排出センサ1,2内に
入ったと判定する。排出センサ1,2の信号がオフ(前
回)に変わったときは、今回の排出センサ1,2の信号
がオフであれば球無し、つまりパチンコ球が排出センサ
1,2内に無いと判定する。図96(A),(B)に排
出センサ1,2の処理の例を示すと、フレーム2あるい
は10の場合は、センサの信号がオフからオンに変わっ
た後、再びオフとなるので、その信号オンをノイズと見
なして無効とする。フレーム5あるいは13の場合は、
センサの信号がオフからオンに変わった後、信号が今回
もオンとなるので、今回の信号入力時に球有り(立上
り)と判定する。フレーム6,7の場合は、球有りを判
定済である。フレーム9の場合は、センサの信号がオン
からオフに変わった後、信号が今回もオフとなるので、
今回の信号入力時に球無し(立下り)と判定する。ま
た、排出センサ1、2監視にて、立上りの判定時に排出
1側,2側のカウンタを−1する。なお、排出ストッパ
機構73a,73bによりパチンコ球の流下を阻止して
いる状態において、排出センサ1,2は先頭に続く2番
目のパチンコ球を検出する。
(排出1側),42b(排出2側)の調流樋72a,7
2bの調流部85を流下中のパチンコ球(賞品球)を排
出ストッパ機構73a,73bの上流の排出センサ1,
2にて精度良く検出するためのもので、それぞれ図6
0、図61、図62のように排出センサ1,2の前回の
信号と今回の信号とにより検出(立上り検出)を行う。
即ち、排出センサ1,2の信号がオフからオン(前回)
に変わると、今回の排出センサ1,2の信号がオンであ
れば球有り、つまりパチンコ球が排出センサ1,2内に
入ったと判定する。排出センサ1,2の信号がオフ(前
回)に変わったときは、今回の排出センサ1,2の信号
がオフであれば球無し、つまりパチンコ球が排出センサ
1,2内に無いと判定する。図96(A),(B)に排
出センサ1,2の処理の例を示すと、フレーム2あるい
は10の場合は、センサの信号がオフからオンに変わっ
た後、再びオフとなるので、その信号オンをノイズと見
なして無効とする。フレーム5あるいは13の場合は、
センサの信号がオフからオンに変わった後、信号が今回
もオンとなるので、今回の信号入力時に球有り(立上
り)と判定する。フレーム6,7の場合は、球有りを判
定済である。フレーム9の場合は、センサの信号がオン
からオフに変わった後、信号が今回もオフとなるので、
今回の信号入力時に球無し(立下り)と判定する。ま
た、排出センサ1、2監視にて、立上りの判定時に排出
1側,2側のカウンタを−1する。なお、排出ストッパ
機構73a,73bによりパチンコ球の流下を阻止して
いる状態において、排出センサ1,2は先頭に続く2番
目のパチンコ球を検出する。
【0036】球抜きセンサ監視は、基盤2の前面の操作
孔より挿入された器具の操作により球抜きセンサがオン
したか否かを検出するためのもので、図示しないが球抜
きセンサの信号がオフからオン(前回)に変わると、今
回の球抜きセンサの信号がオンであれば球抜きセンサの
オンを判定する。球抜きセンサの信号がオフのときは、
今回の球抜きセンサの信号がオフであれば球抜きセンサ
のオフを判定する。ショート監視は、図63にてセーフ
センサのショートが200m秒続くと、ショートエラー
(短絡)を判定する。このように、入賞球、排出1側,
2側の賞品球、球抜きセンサのオンを正確に検出でき
る。即ち、セーフセンサの信号のオン時間から入賞球
を、また排出センサ1,2、球抜きセンサは前回の信号
と今回の信号との比較により賞品球、センサオンを検出
するので、センサ信号とノイズとを識別することがで
き、誤信号による制御装置200の誤動作を確実に防止
できる。また、これにより例えば電子ライタ等によって
パチンコ機の金枠等の金属部分に放電し、ノイズを発生
させることで賞球排出装置16等を誤動作させるといっ
た不正行為等をも確実に防止できる。リセットスイッチ
監視は、図64のようにリセットスイッチがオンする
と、リセットフラグをオンする。
孔より挿入された器具の操作により球抜きセンサがオン
したか否かを検出するためのもので、図示しないが球抜
きセンサの信号がオフからオン(前回)に変わると、今
回の球抜きセンサの信号がオンであれば球抜きセンサの
オンを判定する。球抜きセンサの信号がオフのときは、
今回の球抜きセンサの信号がオフであれば球抜きセンサ
のオフを判定する。ショート監視は、図63にてセーフ
センサのショートが200m秒続くと、ショートエラー
(短絡)を判定する。このように、入賞球、排出1側,
2側の賞品球、球抜きセンサのオンを正確に検出でき
る。即ち、セーフセンサの信号のオン時間から入賞球
を、また排出センサ1,2、球抜きセンサは前回の信号
と今回の信号との比較により賞品球、センサオンを検出
するので、センサ信号とノイズとを識別することがで
き、誤信号による制御装置200の誤動作を確実に防止
できる。また、これにより例えば電子ライタ等によって
パチンコ機の金枠等の金属部分に放電し、ノイズを発生
させることで賞球排出装置16等を誤動作させるといっ
た不正行為等をも確実に防止できる。リセットスイッチ
監視は、図64のようにリセットスイッチがオンする
と、リセットフラグをオンする。
【0037】セーフII監視は、遊技盤1の特定入賞口
304,305a,305bに打球の入賞があったとき
に、遊技盤1の制御装置からのセーフII信号に基づき
セーフII球カウンタを+1する。この遊技盤1の制御
装置の動作を述べると、図97、図98のように特定入
賞口304,305a,305bに入賞があると、その
入賞数を記憶すると共に、その記憶に応じ制御装置20
0からのコール信号に同期してセーフII信号を300
m秒間出力する。一方、制御装置200は図65のよう
に処理のタイミングを合わせるために50m秒毎にコー
ル信号を出力すると共に、遊技盤1の制御装置からセー
フII信号を受けると、その信号が10m秒間継続した
ときに、セーフII入球有りと判定する。そして、セー
フII入球有りを判定したときは、320m秒間コール
信号を出力し、セーフII入球数を記憶するセーフII
球カウンタを+1する。この後、170m秒間コール信
号をオフし、再び50m秒毎にコール信号を出力する。
次のセーフII信号は、320m秒間コール信号を出力
してから170m秒間のオフ後まで受け付けない。図9
9にセーフII信号処理のタイミングチャートを示す。
このようにコール信号を用いることで、信号の授受を的
確に行うことができ、制御が正確かつ容易になる。な
お、遊技盤1の制御装置の中断中は、制御装置からのレ
ディ信号が“H”に変わり、セーフII信号処理は行わ
ない。
304,305a,305bに打球の入賞があったとき
に、遊技盤1の制御装置からのセーフII信号に基づき
セーフII球カウンタを+1する。この遊技盤1の制御
装置の動作を述べると、図97、図98のように特定入
賞口304,305a,305bに入賞があると、その
入賞数を記憶すると共に、その記憶に応じ制御装置20
0からのコール信号に同期してセーフII信号を300
m秒間出力する。一方、制御装置200は図65のよう
に処理のタイミングを合わせるために50m秒毎にコー
ル信号を出力すると共に、遊技盤1の制御装置からセー
フII信号を受けると、その信号が10m秒間継続した
ときに、セーフII入球有りと判定する。そして、セー
フII入球有りを判定したときは、320m秒間コール
信号を出力し、セーフII入球数を記憶するセーフII
球カウンタを+1する。この後、170m秒間コール信
号をオフし、再び50m秒毎にコール信号を出力する。
次のセーフII信号は、320m秒間コール信号を出力
してから170m秒間のオフ後まで受け付けない。図9
9にセーフII信号処理のタイミングチャートを示す。
このようにコール信号を用いることで、信号の授受を的
確に行うことができ、制御が正確かつ容易になる。な
お、遊技盤1の制御装置の中断中は、制御装置からのレ
ディ信号が“H”に変わり、セーフII信号処理は行わ
ない。
【0038】ここで、セーフ球カウンタならびにセーフ
II球カウンタの値は、電源が断した場合、図66のパ
ワーフェール処理に入り、図67のようにEEPROM
に書き込まれる。そして、EEPROMに書き込まれた
各値は、この後電源がオンした際に、図29、図38〜
図51にてセーフ球カウンタならびにセーフII球カウ
ンタに戻される。セーフセンサを通過する入賞球を記憶
するセーフ球カウンタの値、ならびにセーフII信号に
基づき遊技盤1の所定の入賞口の入賞数を記憶するセー
フII球カウンタの値は、電源が断すると消滅してしま
うが、この電源の断時に不揮発性のEEPROMにバッ
クアップ保持され、この後電源がオンすると、元のカウ
ンタに復帰される。このため、何らかの原因により電源
が断した場合に、セーフセンサの入賞記憶数ならびに所
定の入賞口の入賞記憶数が消滅してしまうといった心配
はなく、電源が復旧すれば、元の記憶値のまま各処理に
入ることができる。したがって、電源の断以前に入賞が
あったときは、電源の復旧後にその記憶に応じ後述する
排出処理にて確実に賞球を排出することが可能になり、
信頼性が著しく向上する。
II球カウンタの値は、電源が断した場合、図66のパ
ワーフェール処理に入り、図67のようにEEPROM
に書き込まれる。そして、EEPROMに書き込まれた
各値は、この後電源がオンした際に、図29、図38〜
図51にてセーフ球カウンタならびにセーフII球カウ
ンタに戻される。セーフセンサを通過する入賞球を記憶
するセーフ球カウンタの値、ならびにセーフII信号に
基づき遊技盤1の所定の入賞口の入賞数を記憶するセー
フII球カウンタの値は、電源が断すると消滅してしま
うが、この電源の断時に不揮発性のEEPROMにバッ
クアップ保持され、この後電源がオンすると、元のカウ
ンタに復帰される。このため、何らかの原因により電源
が断した場合に、セーフセンサの入賞記憶数ならびに所
定の入賞口の入賞記憶数が消滅してしまうといった心配
はなく、電源が復旧すれば、元の記憶値のまま各処理に
入ることができる。したがって、電源の断以前に入賞が
あったときは、電源の復旧後にその記憶に応じ後述する
排出処理にて確実に賞球を排出することが可能になり、
信頼性が著しく向上する。
【0039】“リセット処理”は、図64のリセットス
イッチ監視にてリセットフラグがオンすると、図68の
ように不正排出用カウンタ設定に入り、図69にて不正
排出監視用の球数を排出1,2側の不正排出用カウンタ
にセットする。セーフセンサのオープンエラー、ショー
トエラーを判定した場合、図70〜図76のように打球
の発射モータをオフすると共に、セーフランプ(賞球ラ
ンプ)を点滅し、エラーの復旧待ちの状態となる。そし
て、エラーの復旧が済むと、図77にて発射モータをオ
ン状態に戻す。図100のタイミングチャートに示すよ
うに、オープンエラー、ショートエラーを的確に検知で
きると共に、エラー時に発射モータのオフの待機状態と
なるので、セーフセンサの故障状態のまま遊技に入るこ
とを確実に防止できる。
イッチ監視にてリセットフラグがオンすると、図68の
ように不正排出用カウンタ設定に入り、図69にて不正
排出監視用の球数を排出1,2側の不正排出用カウンタ
にセットする。セーフセンサのオープンエラー、ショー
トエラーを判定した場合、図70〜図76のように打球
の発射モータをオフすると共に、セーフランプ(賞球ラ
ンプ)を点滅し、エラーの復旧待ちの状態となる。そし
て、エラーの復旧が済むと、図77にて発射モータをオ
ン状態に戻す。図100のタイミングチャートに示すよ
うに、オープンエラー、ショートエラーを的確に検知で
きると共に、エラー時に発射モータのオフの待機状態と
なるので、セーフセンサの故障状態のまま遊技に入るこ
とを確実に防止できる。
【0040】“排出処理”は、図78〜図90のように
セーフ球カウンタならびにセーフII球カウンタの値か
ら入賞球の有無を確認し、入賞球が有れば、排出条件を
確認した後、賞球数(排出球数)をセットし、セットし
た球数の賞球排出を行う。排出条件は、前回の排出処理
終了から400m秒(排出ウエイトタイマ)経過し、図
80のように排出センサ1,2が球有り状態を50m秒
間継続したときに成立する。即ち、前回の排出処理中に
なく、排出機構42a,42bの調流樋72a,72b
内に賞品球が有り、エラー中になければ排出開始OKで
ある。排出球数セットは、図81のようにセーフ球有り
でセーフII入球無しの場合はセーフI側の賞球数を、
セーフII入球有りの場合はセーフII側の賞球数を選
択すると共に、賞球数に合った排出方法を選出し、賞球
排出を開始する。即ち、セーフI、セーフIIにかかわ
らず、賞球数が9個以上のときは、賞球数を分割(ほぼ
半分ずつ)し、分割した賞球数を球数データ記憶手段と
しての排出1側、2側のカウンタにセットして、両排出
機構42a,42bからの併用排出を行う。賞球数が8
個以下のときは、その賞球数を排出1側、2側のカウン
タに交互にセットして、排出機構42a,42bからの
交互排出を行う。この際、対応する排出Sol1,2が
オンされる。なお、併用排出、交互排出の場合、カウン
タのセット値は予め−1した値がセットされる。
セーフ球カウンタならびにセーフII球カウンタの値か
ら入賞球の有無を確認し、入賞球が有れば、排出条件を
確認した後、賞球数(排出球数)をセットし、セットし
た球数の賞球排出を行う。排出条件は、前回の排出処理
終了から400m秒(排出ウエイトタイマ)経過し、図
80のように排出センサ1,2が球有り状態を50m秒
間継続したときに成立する。即ち、前回の排出処理中に
なく、排出機構42a,42bの調流樋72a,72b
内に賞品球が有り、エラー中になければ排出開始OKで
ある。排出球数セットは、図81のようにセーフ球有り
でセーフII入球無しの場合はセーフI側の賞球数を、
セーフII入球有りの場合はセーフII側の賞球数を選
択すると共に、賞球数に合った排出方法を選出し、賞球
排出を開始する。即ち、セーフI、セーフIIにかかわ
らず、賞球数が9個以上のときは、賞球数を分割(ほぼ
半分ずつ)し、分割した賞球数を球数データ記憶手段と
しての排出1側、2側のカウンタにセットして、両排出
機構42a,42bからの併用排出を行う。賞球数が8
個以下のときは、その賞球数を排出1側、2側のカウン
タに交互にセットして、排出機構42a,42bからの
交互排出を行う。この際、対応する排出Sol1,2が
オンされる。なお、併用排出、交互排出の場合、カウン
タのセット値は予め−1した値がセットされる。
【0041】賞球排出が開始されると、図82〜図84
のように賞球数が1個(排出1側、2側のカウンタが
“0”)の場合は35m秒後に、また賞球数が2個以上
の場合は、排出センサ1,2監視にて流下する賞品球の
立上りを検出する毎に排出1側、2側のカウンタが−1
されると共に、排出1側,2側のカウンタが“0”にな
ると、排出機構42a,42b側の賞球排出が終了とな
り、対応する排出Sol1,2がオフされる。この際、
賞球排出開始から3秒経過しても排出1側,2側のカウ
ンタが“0”にならないときは、排出Sol1,2をオ
フした後、排出のエラー処理に入る(後述する)。
のように賞球数が1個(排出1側、2側のカウンタが
“0”)の場合は35m秒後に、また賞球数が2個以上
の場合は、排出センサ1,2監視にて流下する賞品球の
立上りを検出する毎に排出1側、2側のカウンタが−1
されると共に、排出1側,2側のカウンタが“0”にな
ると、排出機構42a,42b側の賞球排出が終了とな
り、対応する排出Sol1,2がオフされる。この際、
賞球排出開始から3秒経過しても排出1側,2側のカウ
ンタが“0”にならないときは、排出Sol1,2をオ
フした後、排出のエラー処理に入る(後述する)。
【0042】ここで、1個排出、交互排出、併用排出を
説明する。1個排出(賞球数“1”)は、排出機構42
a,42bのいずれかより選択的に賞品球1個を排出す
るもので、図101のタイミングチャートを示すよう
に、排出開始OKで、排出機構42a,42bの一方の
排出Sol1をオンし、35m秒後にその排出Sol1
をオフする。次に1個排出を行う場合、再び排出開始O
Kで、排出機構42a,42bの他方の排出Sol2を
オンし、35m秒後にその排出Sol2をオフする。な
お、排出Sol1,2のオン、オフに応じて排出センサ
1,2は一旦オフとなった後、オンとなる。排出Sol
1または2をオンすると、排出ストッパ機構73aまた
は73bの係止爪91aまたは91bが対応する調流部
85内から後退して係止爪91aまたは91bにより流
下を阻止されていたパチンコ球が解放され、この解放に
より対応する調流部85内の先頭の球1個が賞球排出樋
43へ落下し、続いて2番目以降の球が流下を始めるも
のの、35m秒後にその排出Sol1または2をオフす
ると、2番目の球が流下を始めた直後に係止爪91aま
たは91bが対応する調流部85内に進入し、2番目以
降の球が係止爪91aまたは91bにより流下を阻止さ
れる(図14(A),(B)参照)。これにより賞品球
1個が排出される。
説明する。1個排出(賞球数“1”)は、排出機構42
a,42bのいずれかより選択的に賞品球1個を排出す
るもので、図101のタイミングチャートを示すよう
に、排出開始OKで、排出機構42a,42bの一方の
排出Sol1をオンし、35m秒後にその排出Sol1
をオフする。次に1個排出を行う場合、再び排出開始O
Kで、排出機構42a,42bの他方の排出Sol2を
オンし、35m秒後にその排出Sol2をオフする。な
お、排出Sol1,2のオン、オフに応じて排出センサ
1,2は一旦オフとなった後、オンとなる。排出Sol
1または2をオンすると、排出ストッパ機構73aまた
は73bの係止爪91aまたは91bが対応する調流部
85内から後退して係止爪91aまたは91bにより流
下を阻止されていたパチンコ球が解放され、この解放に
より対応する調流部85内の先頭の球1個が賞球排出樋
43へ落下し、続いて2番目以降の球が流下を始めるも
のの、35m秒後にその排出Sol1または2をオフす
ると、2番目の球が流下を始めた直後に係止爪91aま
たは91bが対応する調流部85内に進入し、2番目以
降の球が係止爪91aまたは91bにより流下を阻止さ
れる(図14(A),(B)参照)。これにより賞品球
1個が排出される。
【0043】1個排出の場合、排出Sol1,2(選択
した側)をオンした後、排出センサ1,2の立上りの検
出により排出Sol1,2をオフしたのでは、排出セン
サ1,2の検出位置(流下を阻止された状態で先頭に続
く2番目の球を検出)に関係して球2個が排出されてし
まうため、1個の排出は無理であり、また排出センサ
1,2の立下りを検出して排出Sol1,2をオフした
場合、調流部85の傾斜を緩くして球の流下速度を遅く
しないと、排出Sol1,2のオフが遅れるため、やは
り1個の排出は無理であるが、このように排出Sol
1,2を規定時間オンすることで、即ち時間制御とする
ことで賞品球1個を適確に排出することができる。な
お、調流部85の傾斜を緩くして球の流下速度を遅くす
ると、賞球数の多い交互排出や併用排出での排出時間お
よび処理時間が長くなってしまうため、不適である。
した側)をオンした後、排出センサ1,2の立上りの検
出により排出Sol1,2をオフしたのでは、排出セン
サ1,2の検出位置(流下を阻止された状態で先頭に続
く2番目の球を検出)に関係して球2個が排出されてし
まうため、1個の排出は無理であり、また排出センサ
1,2の立下りを検出して排出Sol1,2をオフした
場合、調流部85の傾斜を緩くして球の流下速度を遅く
しないと、排出Sol1,2のオフが遅れるため、やは
り1個の排出は無理であるが、このように排出Sol
1,2を規定時間オンすることで、即ち時間制御とする
ことで賞品球1個を適確に排出することができる。な
お、調流部85の傾斜を緩くして球の流下速度を遅くす
ると、賞球数の多い交互排出や併用排出での排出時間お
よび処理時間が長くなってしまうため、不適である。
【0044】交互排出(賞球数“2”〜“8”)は、賞
球数の“2”〜“8”に該当する賞品球を排出機構42
a,42bのいずれかより選択的に排出するもので、図
102のタイミングチャートに示すように(賞球数が3
個の場合)、排出開始OKで、排出機構42a,42b
の一方の排出Sol1をオンし、このオンにより係止爪
91aが後退して対応する調流部85からパチンコ球が
流下を始め、これに伴い排出センサ1が流下するパチン
コ球の立上りを検出し、その立上りを所定回数(賞球数
−1)検出すると、排出Sol1をオフする。また、次
に交互排出を行う場合、再び排出開始OKで、排出機構
42a,42bの他方の排出Sol2をオンし、同様に
対応する調流部85からパチンコ球が流下を始め、排出
センサ2が流下するパチンコ球の立上りを検出し、その
立上りを所定回数(賞球数−1)検出すると、排出So
l2をオフする。即ち、排出Sol1または2のオンに
より、係止爪91aまたは91bが後退して対応する調
流部85から先頭のパチンコ球が、続いて調流部85上
流および誘導部84側から後続球が流下を始め、これら
の球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ落下すると共
に、これに伴い当該排出センサ1または2によるパチン
コ球の立上り検出から流下するパチンコ球をカウントす
る。この際、排出センサ1,2の位置により調流部85
の先頭の球および2番目の球はカウントされず、3番目
の球からカウントされる。そして、パチンコ球を該当排
出1側または2側のカウンタのセット値分カウントし、
当該排出Sol1または2をオフすると、前回カウント
された球は対応する係止爪91aまたは91bが調流部
85内に進入する前に賞球排出樋43へ落下し、現カウ
ント時の球およびその後続球は調流部85内に進入した
対応する係止爪91aまたは91bにより流下を阻止さ
れる(図14(A),(B)参照)。これにより、先頭
の球および2番目の球と合わせ、カウント数に+1した
数の賞品球が排出される。図102の場合にはカウント
数が2で3個の賞品球が排出される。
球数の“2”〜“8”に該当する賞品球を排出機構42
a,42bのいずれかより選択的に排出するもので、図
102のタイミングチャートに示すように(賞球数が3
個の場合)、排出開始OKで、排出機構42a,42b
の一方の排出Sol1をオンし、このオンにより係止爪
91aが後退して対応する調流部85からパチンコ球が
流下を始め、これに伴い排出センサ1が流下するパチン
コ球の立上りを検出し、その立上りを所定回数(賞球数
−1)検出すると、排出Sol1をオフする。また、次
に交互排出を行う場合、再び排出開始OKで、排出機構
42a,42bの他方の排出Sol2をオンし、同様に
対応する調流部85からパチンコ球が流下を始め、排出
センサ2が流下するパチンコ球の立上りを検出し、その
立上りを所定回数(賞球数−1)検出すると、排出So
l2をオフする。即ち、排出Sol1または2のオンに
より、係止爪91aまたは91bが後退して対応する調
流部85から先頭のパチンコ球が、続いて調流部85上
流および誘導部84側から後続球が流下を始め、これら
の球は先頭の球から順に賞球排出樋43へ落下すると共
に、これに伴い当該排出センサ1または2によるパチン
コ球の立上り検出から流下するパチンコ球をカウントす
る。この際、排出センサ1,2の位置により調流部85
の先頭の球および2番目の球はカウントされず、3番目
の球からカウントされる。そして、パチンコ球を該当排
出1側または2側のカウンタのセット値分カウントし、
当該排出Sol1または2をオフすると、前回カウント
された球は対応する係止爪91aまたは91bが調流部
85内に進入する前に賞球排出樋43へ落下し、現カウ
ント時の球およびその後続球は調流部85内に進入した
対応する係止爪91aまたは91bにより流下を阻止さ
れる(図14(A),(B)参照)。これにより、先頭
の球および2番目の球と合わせ、カウント数に+1した
数の賞品球が排出される。図102の場合にはカウント
数が2で3個の賞品球が排出される。
【0045】このように、交互排出では賞球数から−1
した数のパチンコ球をカウントして排出Solをオフす
ることで、賞球数に該当する賞品球を適確に排出するこ
とができる。なお、排出Sol1,2(選択した側)の
オン中、調流部85の先頭の球と2番目の球はほぼ接し
ながら調流部85を流下し、誘導部84からの3番目以
降の球は略45度の角度で調流部85が続くため、方向
を変えつつ前方の球と漸次離間して調流部85を流下
し、さらに垂直部83からの後続球は誘導部84の上壁
89により速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定
の離間距離で調流部85を流下する。このため、排出S
ol11,2をオフした際、賞球数が多いときほど係止
爪91a,91bの調流部85内への進入は容易になる
ものの、賞球数が2個の場合でも係止爪91a,91b
の進入は容易である。
した数のパチンコ球をカウントして排出Solをオフす
ることで、賞球数に該当する賞品球を適確に排出するこ
とができる。なお、排出Sol1,2(選択した側)の
オン中、調流部85の先頭の球と2番目の球はほぼ接し
ながら調流部85を流下し、誘導部84からの3番目以
降の球は略45度の角度で調流部85が続くため、方向
を変えつつ前方の球と漸次離間して調流部85を流下
し、さらに垂直部83からの後続球は誘導部84の上壁
89により速度、間隔を調整されるため、それぞれ所定
の離間距離で調流部85を流下する。このため、排出S
ol11,2をオフした際、賞球数が多いときほど係止
爪91a,91bの調流部85内への進入は容易になる
ものの、賞球数が2個の場合でも係止爪91a,91b
の進入は容易である。
【0046】また、1個排出ならびに交互排出は、処理
に入る毎に2系統の排出機構42a,42bのいずれか
より賞品球の排出を行うかを選択している。即ち、入賞
球に応じて1個排出が連続して行われる場合、例えば初
めの入賞に対しては排出機構42a側にて排出が行わ
れ、次の入賞に対しては排出機構42b側にて排出が行
われる(図101参照)。同様に交互排出が連続して行
われる場合、例えば初めの入賞に対しては排出機構42
a側にて排出が行われ、次の入賞に対しては排出機構4
2b側にて排出が行われる(図102参照)。また、1
個排出と交互排出とが連続する場合、例えばまず1個排
出が排出機構42a側にて行われると、次の交互排出が
排出機構42b側にて行われる。このように、2系統の
排出機構42a,42bを交互に使用して賞品球の排出
を行うため、誘導樋41内等で球の流れが偏って球詰ま
り等を生じるといったことを防止でき、賞品球のスムー
ズな排出を保てる。なお、賞球数の設定によって1個排
出あるいは交互排出のどちらか一方のみを使用する場合
でも、もちろん排出機構42a,42bは交互に使用さ
れる。
に入る毎に2系統の排出機構42a,42bのいずれか
より賞品球の排出を行うかを選択している。即ち、入賞
球に応じて1個排出が連続して行われる場合、例えば初
めの入賞に対しては排出機構42a側にて排出が行わ
れ、次の入賞に対しては排出機構42b側にて排出が行
われる(図101参照)。同様に交互排出が連続して行
われる場合、例えば初めの入賞に対しては排出機構42
a側にて排出が行われ、次の入賞に対しては排出機構4
2b側にて排出が行われる(図102参照)。また、1
個排出と交互排出とが連続する場合、例えばまず1個排
出が排出機構42a側にて行われると、次の交互排出が
排出機構42b側にて行われる。このように、2系統の
排出機構42a,42bを交互に使用して賞品球の排出
を行うため、誘導樋41内等で球の流れが偏って球詰ま
り等を生じるといったことを防止でき、賞品球のスムー
ズな排出を保てる。なお、賞球数の設定によって1個排
出あるいは交互排出のどちらか一方のみを使用する場合
でも、もちろん排出機構42a,42bは交互に使用さ
れる。
【0047】併用排出(賞球数“9”以上)は、賞球数
の“9”〜“15”に該当する賞品球を両排出機構42
a,42bから排出するもので、図103のタイミング
チャートに示すように(賞球数が10個の場合と15個
の場合)、排出開始OKで、両排出機構42a,42b
の排出Sol1,2をオンし、これらのオンにより係止
爪91a,91bが後退して両調流部85からパチンコ
球が流下を始め、これに伴い排出センサ1,2が流下す
るパチンコ球の立上りを検出する。そして、排出センサ
1,2がそれぞれ立上りを所定回数(分割した賞球数−
1)検出すると、この場合賞球数が10個のときは、排
出1側カウンタのセット値=4により排出センサ1が4
回、排出2側カウンタのセット値=4により排出センサ
2が4回立上りを検出すると、それぞれ該当排出Sol
1,2をオフする。また、賞球数が15個のときは、排
出1側カウンタのセット値=7により排出センサ1が7
回、排出2側カウンタのセット値=6により排出センサ
2が6回立上りを検出すると、それぞれ該当排出Sol
1,2をオフする。即ち、両排出Sol1,2のオンに
より、係止爪91a,91bが後退してそれぞれ調流部
85から先頭のパチンコ球が、続いてこれらの後続球が
流下を始め、これらの球は先頭の球から順に賞球排出樋
43へ落下するが、これに伴い排出センサ1,2による
パチンコ球の立上り検出からそれぞれ調流部85を流下
するパチンコ球を、対応する排出1側,2側カウンタの
セット値分カウントし、それぞれ該当排出Sol1,2
をオフすることで、排出機構42a側の調流部85から
排出1側カウンタのセット値に+1した数の賞品球が排
出され、排出機構42b側の調流部85から排出2側カ
ウンタのセット値に+1した数の賞品球が排出される。
この際、排出センサ1,2の位置によりそれぞれ調流部
81の先頭の球および2番目の球はカウントされず、3
番目の球からカウントされ、またそれぞれ最終カウント
時の球およびその後続球は排出Sol1,2のオフによ
り流下を阻止される。これにより、図103のように賞
球数が10個のときは両排出機構42a,42bの調流
部85からそれぞれ5個の賞品球が排出され、賞球数が
15個のときは排出機構42aの調流部85から8個の
賞品球が、排出機構42bの調流部85から7個の賞品
球が排出される。
の“9”〜“15”に該当する賞品球を両排出機構42
a,42bから排出するもので、図103のタイミング
チャートに示すように(賞球数が10個の場合と15個
の場合)、排出開始OKで、両排出機構42a,42b
の排出Sol1,2をオンし、これらのオンにより係止
爪91a,91bが後退して両調流部85からパチンコ
球が流下を始め、これに伴い排出センサ1,2が流下す
るパチンコ球の立上りを検出する。そして、排出センサ
1,2がそれぞれ立上りを所定回数(分割した賞球数−
1)検出すると、この場合賞球数が10個のときは、排
出1側カウンタのセット値=4により排出センサ1が4
回、排出2側カウンタのセット値=4により排出センサ
2が4回立上りを検出すると、それぞれ該当排出Sol
1,2をオフする。また、賞球数が15個のときは、排
出1側カウンタのセット値=7により排出センサ1が7
回、排出2側カウンタのセット値=6により排出センサ
2が6回立上りを検出すると、それぞれ該当排出Sol
1,2をオフする。即ち、両排出Sol1,2のオンに
より、係止爪91a,91bが後退してそれぞれ調流部
85から先頭のパチンコ球が、続いてこれらの後続球が
流下を始め、これらの球は先頭の球から順に賞球排出樋
43へ落下するが、これに伴い排出センサ1,2による
パチンコ球の立上り検出からそれぞれ調流部85を流下
するパチンコ球を、対応する排出1側,2側カウンタの
セット値分カウントし、それぞれ該当排出Sol1,2
をオフすることで、排出機構42a側の調流部85から
排出1側カウンタのセット値に+1した数の賞品球が排
出され、排出機構42b側の調流部85から排出2側カ
ウンタのセット値に+1した数の賞品球が排出される。
この際、排出センサ1,2の位置によりそれぞれ調流部
81の先頭の球および2番目の球はカウントされず、3
番目の球からカウントされ、またそれぞれ最終カウント
時の球およびその後続球は排出Sol1,2のオフによ
り流下を阻止される。これにより、図103のように賞
球数が10個のときは両排出機構42a,42bの調流
部85からそれぞれ5個の賞品球が排出され、賞球数が
15個のときは排出機構42aの調流部85から8個の
賞品球が、排出機構42bの調流部85から7個の賞品
球が排出される。
【0048】このように、併用排出では賞球数を分割か
つ分割後の賞球数からそれぞれ−1した数だけパチンコ
球をカウントして排出Sol1,2をオフすることで、
賞球数に該当する賞品球を適確に排出することができ
る。また、併用排出は、賞球数が多いときに両排出機構
42a,42bを使用して賞品球を排出するため、排出
時間を短縮できる。なお、併用排出の場合、誘導部84
上流の垂直部83以降からの球が調流部85を流下し、
球の間隔が大きいときに排出Sol1,2をオフするた
め、もちろん係止爪91a,91bの調流部85内への
進入は容易である。
つ分割後の賞球数からそれぞれ−1した数だけパチンコ
球をカウントして排出Sol1,2をオフすることで、
賞球数に該当する賞品球を適確に排出することができ
る。また、併用排出は、賞球数が多いときに両排出機構
42a,42bを使用して賞品球を排出するため、排出
時間を短縮できる。なお、併用排出の場合、誘導部84
上流の垂直部83以降からの球が調流部85を流下し、
球の間隔が大きいときに排出Sol1,2をオフするた
め、もちろん係止爪91a,91bの調流部85内への
進入は容易である。
【0049】ところで、これらの排出処理中に上タンク
40に続く誘導樋41や排出機構42a,42b等に球
詰まりが発生した場合、規定数の賞品球が排出されない
ことがある。このため、図82にて排出開始から該当す
る排出1側,2側のカウンタの値が本実施例における初
期値データたる“0”になる前に3秒(排出監視タイ
マ)経過したときは、球詰まりによる排出エラーを判定
して排出Sol1,2をオフする。即ち、所定時間の経
過時の該当排出1側,2側のカウンタの値から球詰まり
による排出エラーを適確に検知することができ、この場
合排出Sol1,2をオフ状態に保持したまま球詰まり
を直すことになる。一方、球詰まりが発生した場合に、
該当排出1側,2側のカウンタの値が“1”のときは、
最終のパチンコ球がカウントされないが、その1つ前の
パチンコ球まで排出されるため、この場合は規定数の賞
品球が排出されることになる。そして、球詰まりの修正
を終えると、図85のように排出センサ1,2が球有り
状態を3秒間継続したときに排出エラーからの復帰とな
る。この復帰後、エラー前の賞球数を該当排出1側,2
側カウンタに再セットし、再び排出処理に入る。該当排
出1側,2側カウンタの値が“1”の場合は、規定数の
賞品球の排出となるので、排出処理は終了する。
40に続く誘導樋41や排出機構42a,42b等に球
詰まりが発生した場合、規定数の賞品球が排出されない
ことがある。このため、図82にて排出開始から該当す
る排出1側,2側のカウンタの値が本実施例における初
期値データたる“0”になる前に3秒(排出監視タイ
マ)経過したときは、球詰まりによる排出エラーを判定
して排出Sol1,2をオフする。即ち、所定時間の経
過時の該当排出1側,2側のカウンタの値から球詰まり
による排出エラーを適確に検知することができ、この場
合排出Sol1,2をオフ状態に保持したまま球詰まり
を直すことになる。一方、球詰まりが発生した場合に、
該当排出1側,2側のカウンタの値が“1”のときは、
最終のパチンコ球がカウントされないが、その1つ前の
パチンコ球まで排出されるため、この場合は規定数の賞
品球が排出されることになる。そして、球詰まりの修正
を終えると、図85のように排出センサ1,2が球有り
状態を3秒間継続したときに排出エラーからの復帰とな
る。この復帰後、エラー前の賞球数を該当排出1側,2
側カウンタに再セットし、再び排出処理に入る。該当排
出1側,2側カウンタの値が“1”の場合は、規定数の
賞品球の排出となるので、排出処理は終了する。
【0050】図104に排出エラーおよび復帰後のタイ
ミングチャートを示すと(併用排出による賞球数が10
個の場合)、排出Sol1,2のオンと同時に排出監視
タイマ(3秒)がスタートし、例えば排出センサ2側に
てパチンコ球を規定数カウントすると排出Sol2はオ
フされるが、排出センサ1側にてパチンコ球を規定数カ
ウントする前に排出監視タイマがタイムアップすると、
排出エラーと判定してタイムアップと同時に排出Sol
1がオフされ、復旧待ちとなる。そして、復旧が済め
ば、該当センサ1が排出監視タイマ(3秒)の期間オン
状態を継続したときに排出開始条件が判定され、OKで
あれば前回規定数の賞品球が排出されていない場合、再
度同じ賞球数にて排出処理を行う。特に、このようにエ
ラーを生じたとしても復旧後再度同じ賞球数にて排出処
理を行うことで、入賞に対し必ず所定の賞品球が排出さ
れることになり、このため賞球による遊技者とのトラブ
ルを防止できる。また、排出条件エラーの場合は、球詰
まりあるいは上タンク40に賞品球がないので、球詰ま
りの復旧あるいは賞品球の補給待ちとなり、球詰まりの
解消後あるいは賞品球の補給後、図86のように排出セ
ンサ1,2がオンすると、排出開始OKとなる。
ミングチャートを示すと(併用排出による賞球数が10
個の場合)、排出Sol1,2のオンと同時に排出監視
タイマ(3秒)がスタートし、例えば排出センサ2側に
てパチンコ球を規定数カウントすると排出Sol2はオ
フされるが、排出センサ1側にてパチンコ球を規定数カ
ウントする前に排出監視タイマがタイムアップすると、
排出エラーと判定してタイムアップと同時に排出Sol
1がオフされ、復旧待ちとなる。そして、復旧が済め
ば、該当センサ1が排出監視タイマ(3秒)の期間オン
状態を継続したときに排出開始条件が判定され、OKで
あれば前回規定数の賞品球が排出されていない場合、再
度同じ賞球数にて排出処理を行う。特に、このようにエ
ラーを生じたとしても復旧後再度同じ賞球数にて排出処
理を行うことで、入賞に対し必ず所定の賞品球が排出さ
れることになり、このため賞球による遊技者とのトラブ
ルを防止できる。また、排出条件エラーの場合は、球詰
まりあるいは上タンク40に賞品球がないので、球詰ま
りの復旧あるいは賞品球の補給待ちとなり、球詰まりの
解消後あるいは賞品球の補給後、図86のように排出セ
ンサ1,2がオンすると、排出開始OKとなる。
【0051】そして、排出処理を終了すると、図87〜
図89にて排出ウエイトタイマ(400m秒)をセット
し、セーフ球カウンタの値を−1すると同時に、この賞
球排出がセーフII側の賞球による場合は、セーフII
球カウンタの値を−1する。
図89にて排出ウエイトタイマ(400m秒)をセット
し、セーフ球カウンタの値を−1すると同時に、この賞
球排出がセーフII側の賞球による場合は、セーフII
球カウンタの値を−1する。
【0052】なお、図52、図70、図71のエラー処
理にてならびに図78のように賞球排出を終了する毎に
不正排出用カウンタをセットし、不正監視が行われる。
即ち、賞球排出中以外のときに、排出機構42a,42
bから賞品球が排出されてしまう場合、当該排出1側,
2側の不正排出用カウンタが賞品球5個をカウントする
と、不正エラーを判定し、図90にて球抜きSolをオ
ンし、ストップ状態となる。賞球排出中になくまた入賞
球がないにもかかわらず、何らかの異常により賞品球が
排出されてしまう場合、また賞球排出に続いて何らかの
異常によりそのまま賞品球の排出が行われてしまう場
合、不正排出用カウンタのカウント値により不正エラー
を判定する。排出の不正には、排出ストッパ機構73a
や73bの係止爪91aや91bが排出Sol1や2の
故障等により調流部85から後退したままの状態となっ
たり、あるいは不正行為により係止爪91aや91bが
強制的に後退位置に動かされることで、賞品球が排出さ
れてしまう場合があるが、常に賞品球の排出を監視して
いるので、排出に不正が有った場合に不正を直ちに検知
することができる。また、不正を検知すると球抜きSo
lをオンするので、賞品球は球抜き樋45から回収さ
れ、賞品球が供給皿側に排出されることを防止できる。
そして、この状態にて故障等あるいは不正等に対する復
旧が行われ、復旧後リセットスイッチをオンすると、球
抜きSolがオフされ、再スタートとなる。
理にてならびに図78のように賞球排出を終了する毎に
不正排出用カウンタをセットし、不正監視が行われる。
即ち、賞球排出中以外のときに、排出機構42a,42
bから賞品球が排出されてしまう場合、当該排出1側,
2側の不正排出用カウンタが賞品球5個をカウントする
と、不正エラーを判定し、図90にて球抜きSolをオ
ンし、ストップ状態となる。賞球排出中になくまた入賞
球がないにもかかわらず、何らかの異常により賞品球が
排出されてしまう場合、また賞球排出に続いて何らかの
異常によりそのまま賞品球の排出が行われてしまう場
合、不正排出用カウンタのカウント値により不正エラー
を判定する。排出の不正には、排出ストッパ機構73a
や73bの係止爪91aや91bが排出Sol1や2の
故障等により調流部85から後退したままの状態となっ
たり、あるいは不正行為により係止爪91aや91bが
強制的に後退位置に動かされることで、賞品球が排出さ
れてしまう場合があるが、常に賞品球の排出を監視して
いるので、排出に不正が有った場合に不正を直ちに検知
することができる。また、不正を検知すると球抜きSo
lをオンするので、賞品球は球抜き樋45から回収さ
れ、賞品球が供給皿側に排出されることを防止できる。
そして、この状態にて故障等あるいは不正等に対する復
旧が行われ、復旧後リセットスイッチをオンすると、球
抜きSolがオフされ、再スタートとなる。
【0053】図105に不正監視のタイミングチャート
を示すと、排出処理中にないとき、例えば排出センサ1
により球の移動を検出した場合、球の立上りを検出する
毎に排出1側の不正監視カウンタを+1し、該カウンタ
が“5”になると同時に球抜きSolをオンし、復旧待
ちとなる。そして、復旧が済み、リセットスイッチをオ
ンすると、該カウンタをクリアし、球抜きSolをオフ
し、終了する。このように、排出Sol1,2等の故障
や不正行為等による排出の不正を適確に検知できると共
に、不正時には球抜きSolにより賞品球が球抜き樋4
5から回収され、排出が直ちに停止され、待機状態とな
るため、排出Sol1,2等の故障ならびに不正行為の
防止に対し充分に対応できる。
を示すと、排出処理中にないとき、例えば排出センサ1
により球の移動を検出した場合、球の立上りを検出する
毎に排出1側の不正監視カウンタを+1し、該カウンタ
が“5”になると同時に球抜きSolをオンし、復旧待
ちとなる。そして、復旧が済み、リセットスイッチをオ
ンすると、該カウンタをクリアし、球抜きSolをオフ
し、終了する。このように、排出Sol1,2等の故障
や不正行為等による排出の不正を適確に検知できると共
に、不正時には球抜きSolにより賞品球が球抜き樋4
5から回収され、排出が直ちに停止され、待機状態とな
るため、排出Sol1,2等の故障ならびに不正行為の
防止に対し充分に対応できる。
【0054】図91には“球抜き処理”を示し、球抜き
処理は遊技機の打止め時や遊技店の閉店時および各装置
の故障、点検時等に行われる。球抜き処理は入賞球があ
るときや賞球排出中および各エラー処理中は不可であ
る。基盤2の前面の操作孔よりピン等の器具を挿入して
球抜きセンサをオンすると(球抜きセンサ監視によ
る)、球抜きSolがオンされ、球抜き開始タイマ(1
秒)が経過したときに、排出ストッパ機構73a,73
bの両排出Sol1,2がオンされる。球抜きSolの
オンにより球抜き樋45の分岐部に設けた球抜きゲート
110を開くと共に、球抜きゲート110の開途中で球
を排出することのないように、球抜き開始タイマ(1
秒)の経過後に排出Sol1,2をオンし、調流部85
から係止爪91a,91bを後退させる。これにより、
賞球排出装置16の上タンク40内の賞品球ならびに誘
導樋41や排出機構42a,42b内の賞品球が賞球排
出樋43から球抜き樋45へと流下し、パチンコ機後方
の図示しない回収樋に排出、回収される。
処理は遊技機の打止め時や遊技店の閉店時および各装置
の故障、点検時等に行われる。球抜き処理は入賞球があ
るときや賞球排出中および各エラー処理中は不可であ
る。基盤2の前面の操作孔よりピン等の器具を挿入して
球抜きセンサをオンすると(球抜きセンサ監視によ
る)、球抜きSolがオンされ、球抜き開始タイマ(1
秒)が経過したときに、排出ストッパ機構73a,73
bの両排出Sol1,2がオンされる。球抜きSolの
オンにより球抜き樋45の分岐部に設けた球抜きゲート
110を開くと共に、球抜きゲート110の開途中で球
を排出することのないように、球抜き開始タイマ(1
秒)の経過後に排出Sol1,2をオンし、調流部85
から係止爪91a,91bを後退させる。これにより、
賞球排出装置16の上タンク40内の賞品球ならびに誘
導樋41や排出機構42a,42b内の賞品球が賞球排
出樋43から球抜き樋45へと流下し、パチンコ機後方
の図示しない回収樋に排出、回収される。
【0055】そして、上タンク40、誘導樋41、排出
機構42a,42b内の賞品球が回収樋に排出され、排
出センサ1,2がオフすると、排出1,2球無タイマ
(3秒)がセットされ、このタイマ経過後に排出Sol
1,2をオフし、次いで球抜きSolをオフする。この
際、いったん排出センサ1,2がオフしても、上タンク
40等で流出せずに残っていた球が遅れて流下し排出セ
ンサ1,2がオンすることがあれば、該当排出1,2球
無タイマが再セットされ、このタイマ経過後に排出So
l1,2、球抜きSolをオフする。これにより、賞品
球がすべて排出、回収されると共に、排出センサ1,2
がオフ状態を3秒間継続した後に係止爪91a,91b
が調流部85内に戻り、球抜きゲート110が球抜き樋
45の閉位置(賞球排出樋43は開)に戻り、自動的に
終了となる。なお、回収球がないときは、球抜き開始タ
イマの経過時に自動的に終了となる。
機構42a,42b内の賞品球が回収樋に排出され、排
出センサ1,2がオフすると、排出1,2球無タイマ
(3秒)がセットされ、このタイマ経過後に排出Sol
1,2をオフし、次いで球抜きSolをオフする。この
際、いったん排出センサ1,2がオフしても、上タンク
40等で流出せずに残っていた球が遅れて流下し排出セ
ンサ1,2がオンすることがあれば、該当排出1,2球
無タイマが再セットされ、このタイマ経過後に排出So
l1,2、球抜きSolをオフする。これにより、賞品
球がすべて排出、回収されると共に、排出センサ1,2
がオフ状態を3秒間継続した後に係止爪91a,91b
が調流部85内に戻り、球抜きゲート110が球抜き樋
45の閉位置(賞球排出樋43は開)に戻り、自動的に
終了となる。なお、回収球がないときは、球抜き開始タ
イマの経過時に自動的に終了となる。
【0056】図106に球抜き処理のタイミングチャー
トを示すと、球抜きセンサのオン検出により球抜きSo
lをオンし、この1秒後に排出Sol1,2をオンする
ことで球抜きが開始される。そして、球抜きが終了する
と、排出センサ1,2が3秒間オフとなったときに排出
Sol1,2、球抜きSolをオフし、終了となる。こ
のように、球抜きセンサをオンすれば球抜きを行えると
共に、賞品球がすべて排出、回収され排出センサ1,2
が3秒間オフすると、排出Sol1,2、球抜きSol
のオフにより係止爪91a,91b、球抜きゲート11
0がもとの位置に戻り自動終了となるので、球抜き終了
時に何らの確認、操作等必要なく、作業が楽である。
トを示すと、球抜きセンサのオン検出により球抜きSo
lをオンし、この1秒後に排出Sol1,2をオンする
ことで球抜きが開始される。そして、球抜きが終了する
と、排出センサ1,2が3秒間オフとなったときに排出
Sol1,2、球抜きSolをオフし、終了となる。こ
のように、球抜きセンサをオンすれば球抜きを行えると
共に、賞品球がすべて排出、回収され排出センサ1,2
が3秒間オフすると、排出Sol1,2、球抜きSol
のオフにより係止爪91a,91b、球抜きゲート11
0がもとの位置に戻り自動終了となるので、球抜き終了
時に何らの確認、操作等必要なく、作業が楽である。
【0057】また、球抜き処理の途中にて球抜きを強制
的に中止したい場合には、基盤2の操作孔より再びピン
等の器具を挿入して球抜きセンサを再度オンすることに
より、球抜きが強制的に終了となる。即ち、球抜きSo
lのオン後球抜きセンサをオンすると、図91のように
強制終了タイマ(1秒)がセットされ、賞品球の回収中
にあれば、排出センサ1,2が球の立上りを検出すると
同時に該当排出Sol1,2をオフし、また賞品球の回
収を終えていれば、強制終了タイマの経過時点で排出S
ol1,2をオフする。そして、球抜き終了タイマ(3
秒)の経過後に球抜きSolをオフする。これにより、
係止爪91a,91bが調流部85内に戻り、球抜きゲ
ート110が球抜き樋45の閉位置に戻り、強制終了と
なる。
的に中止したい場合には、基盤2の操作孔より再びピン
等の器具を挿入して球抜きセンサを再度オンすることに
より、球抜きが強制的に終了となる。即ち、球抜きSo
lのオン後球抜きセンサをオンすると、図91のように
強制終了タイマ(1秒)がセットされ、賞品球の回収中
にあれば、排出センサ1,2が球の立上りを検出すると
同時に該当排出Sol1,2をオフし、また賞品球の回
収を終えていれば、強制終了タイマの経過時点で排出S
ol1,2をオフする。そして、球抜き終了タイマ(3
秒)の経過後に球抜きSolをオフする。これにより、
係止爪91a,91bが調流部85内に戻り、球抜きゲ
ート110が球抜き樋45の閉位置に戻り、強制終了と
なる。
【0058】図107に球抜き処理の強制終了のタイミ
ングチャートを示すと(排出1側が賞品球回収中、排出
2側が回収後の場合)、球抜き処理の途中にて球抜きセ
ンサの再度のオン検出により、排出2側では1秒後に排
出Sol2がオフされ、排出1側では排出センサ1が球
の立上りを検出した時点で排出Sol1がオフされ、そ
の3秒後に球抜きSolがオフされる。この強制終了で
は、賞品球回収中の場合立上りを検出された球および後
続球は調流部85内に戻る係止爪91a,91bによ
り、難無く流下を阻止される。
ングチャートを示すと(排出1側が賞品球回収中、排出
2側が回収後の場合)、球抜き処理の途中にて球抜きセ
ンサの再度のオン検出により、排出2側では1秒後に排
出Sol2がオフされ、排出1側では排出センサ1が球
の立上りを検出した時点で排出Sol1がオフされ、そ
の3秒後に球抜きSolがオフされる。この強制終了で
は、賞品球回収中の場合立上りを検出された球および後
続球は調流部85内に戻る係止爪91a,91bによ
り、難無く流下を阻止される。
【0059】モニタ表示は、電源投入時ならびに前述の
賞球数設定時に、図92、図93のようにモニタ表示部
212のLCD−A,CにセーフI側の賞球数が、LC
D−G,IにセーフII側の賞球数が表示されると共
に、セーフI側の賞球設定時にLCD−Dが、セーフI
I側の賞球設定時にLCD−Jが点滅される。また、通
常時に、図58、図92にてセーフ球カウンタの値つま
りセーフセンサ入賞記憶数がモニタ表示部212のLC
D−E,G,Iに表示される。
賞球数設定時に、図92、図93のようにモニタ表示部
212のLCD−A,CにセーフI側の賞球数が、LC
D−G,IにセーフII側の賞球数が表示されると共
に、セーフI側の賞球設定時にLCD−Dが、セーフI
I側の賞球設定時にLCD−Jが点滅される。また、通
常時に、図58、図92にてセーフ球カウンタの値つま
りセーフセンサ入賞記憶数がモニタ表示部212のLC
D−E,G,Iに表示される。
【0060】一方、各エラー時や不正監視処理中には、
図92、図94にて表示手段としてのモニタ表示部21
2のLCD−M,Oにエラーの内容、状態が表示され
る。即ち、セーフセンサのエラー時(図71〜図73)
にはLCD−Mに“1”の数字が、そのエラー状態に応
じてショートエラーのときは“1”の数字、オープンエ
ラーのときは“2”の数字がLCD−Oに表示される。
排出のエラー時(図71、図82、図85)にはLCD
−Mに“2”の数字が、排出センサ1側のエラーのとき
は“1”の数字、排出センサ2側のエラーのときは
“2”の数字がLCD−Oに表示される。排出条件エラ
ー時(図71、図86)にはLCD−Mに“3”の数字
が、排出センサ1側のエラーのときは“2”の数字、排
出センサ2側のエラーのときは“3”の数字がLCD−
Oに表示される。不正監視処理中にあるとき(図71、
図90)はLCD−Mに“4”の数字が表示される。な
お、各エラー中、不正監視処理中にLCD−Nが点滅さ
れる。図108にこれらの表示例を示す。
図92、図94にて表示手段としてのモニタ表示部21
2のLCD−M,Oにエラーの内容、状態が表示され
る。即ち、セーフセンサのエラー時(図71〜図73)
にはLCD−Mに“1”の数字が、そのエラー状態に応
じてショートエラーのときは“1”の数字、オープンエ
ラーのときは“2”の数字がLCD−Oに表示される。
排出のエラー時(図71、図82、図85)にはLCD
−Mに“2”の数字が、排出センサ1側のエラーのとき
は“1”の数字、排出センサ2側のエラーのときは
“2”の数字がLCD−Oに表示される。排出条件エラ
ー時(図71、図86)にはLCD−Mに“3”の数字
が、排出センサ1側のエラーのときは“2”の数字、排
出センサ2側のエラーのときは“3”の数字がLCD−
Oに表示される。不正監視処理中にあるとき(図71、
図90)はLCD−Mに“4”の数字が表示される。な
お、各エラー中、不正監視処理中にLCD−Nが点滅さ
れる。図108にこれらの表示例を示す。
【0061】電子制御式のパチンコ機にあっては、各検
出器や駆動部等が故障したり、不正行為等の異常状態が
あった場合、どこの部分が悪いのかあるいはどうゆう不
正があったのかを見付けることが非常に難しく、この場
合係員がパチンコ機各部を1つ1つ点検しなければなら
なかったが、このように故障や不正等によるエラーがあ
った場合、各処理に応じてエラー箇所、エラー状態をモ
ニタ表示するため、モニタ表示を見ることで故障箇所や
故障内容ならびに不正行為等を簡単に発見でき、例えば
賞球排出にエラーがあった場合にLCD−Mが“2”
を、LCD−Oが“1”を表示していれば、排出センサ
1側での排出エラーと即座に発見でき、これにより故障
や不正行為等に対して的確かつ迅速に対処することがで
き、故障等の復旧を容易に行うことが可能になる。
出器や駆動部等が故障したり、不正行為等の異常状態が
あった場合、どこの部分が悪いのかあるいはどうゆう不
正があったのかを見付けることが非常に難しく、この場
合係員がパチンコ機各部を1つ1つ点検しなければなら
なかったが、このように故障や不正等によるエラーがあ
った場合、各処理に応じてエラー箇所、エラー状態をモ
ニタ表示するため、モニタ表示を見ることで故障箇所や
故障内容ならびに不正行為等を簡単に発見でき、例えば
賞球排出にエラーがあった場合にLCD−Mが“2”
を、LCD−Oが“1”を表示していれば、排出センサ
1側での排出エラーと即座に発見でき、これにより故障
や不正行為等に対して的確かつ迅速に対処することがで
き、故障等の復旧を容易に行うことが可能になる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、遊技盤の
遊技領域における遊技の進行を制御するとともに、遊技
領域に設けられた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて
遊技者に賞価値を付与すべく賞価値データを送信する遊
技制御手段と、遊技制御手段から送信された賞価値デー
タに基づいて遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御
手段と、を備えたパチンコ機であって、上記遊技制御手
段と賞価値付与制御手段とを、個別の回路構成にすると
ともに当該パチンコ機裏側の各々所定部位に配置し、上
記賞価値付与制御手段は、賞価値の付与が終了していな
い残賞価値状態を表示する残賞価値表示手段と、当該残
賞価値を電源断時においても保持可能に記憶する残賞価
値保護手段と、を備えるので、連続した賞球排出を高速
に行うことができる。また、停電等で電源が急に断たれ
たときでも、遊技者に賞価値を付与していない未処理分
のデータの記憶は保持されているので、遊技者に不利益
を与えることがない。また、通電時においても「入賞し
たが賞球が排出されない」等の遊技者の苦情に対して
も、入賞に係わる賞価値データが表示されているので、
遊技者とのトラブルを回避できると共に、遊技者に不利
益を与えることがない。すなわち、旧来のパチンコ機と
同等の信頼性を担保して、連続した賞球排出を高速に行
うことができる。また、遊技制御手段と賞価値付与制御
手段とが別個のため、遊技制御手段のコストを低減でき
ると共に、賞価値付与制御手段に残賞価値表示手段、残
賞価値保護手段を備えるので、不正者によって遊技の進
行を制御する遊技制御手段による制御に不正が加えられ
る懸念が小さくなり、高い不正防止効果が得られる。
遊技領域における遊技の進行を制御するとともに、遊技
領域に設けられた各入賞口への遊技球の入賞に基づいて
遊技者に賞価値を付与すべく賞価値データを送信する遊
技制御手段と、遊技制御手段から送信された賞価値デー
タに基づいて遊技者に賞価値を付与する賞価値付与制御
手段と、を備えたパチンコ機であって、上記遊技制御手
段と賞価値付与制御手段とを、個別の回路構成にすると
ともに当該パチンコ機裏側の各々所定部位に配置し、上
記賞価値付与制御手段は、賞価値の付与が終了していな
い残賞価値状態を表示する残賞価値表示手段と、当該残
賞価値を電源断時においても保持可能に記憶する残賞価
値保護手段と、を備えるので、連続した賞球排出を高速
に行うことができる。また、停電等で電源が急に断たれ
たときでも、遊技者に賞価値を付与していない未処理分
のデータの記憶は保持されているので、遊技者に不利益
を与えることがない。また、通電時においても「入賞し
たが賞球が排出されない」等の遊技者の苦情に対して
も、入賞に係わる賞価値データが表示されているので、
遊技者とのトラブルを回避できると共に、遊技者に不利
益を与えることがない。すなわち、旧来のパチンコ機と
同等の信頼性を担保して、連続した賞球排出を高速に行
うことができる。また、遊技制御手段と賞価値付与制御
手段とが別個のため、遊技制御手段のコストを低減でき
ると共に、賞価値付与制御手段に残賞価値表示手段、残
賞価値保護手段を備えるので、不正者によって遊技の進
行を制御する遊技制御手段による制御に不正が加えられ
る懸念が小さくなり、高い不正防止効果が得られる。
【図1】パチンコ機の基盤側の分解斜視図である。
【図2】パチンコ機の機枠の斜視図である。
【図3】基盤の裏面図である。
【図4】上タンクの斜視図である。
【図5】誘導樋部分の正面図である。
【図6】誘導樋部分を示し、(A)は図5のAーA線断
面図、(B)は図5のBーB線断面図、(C)は図5の
CーC線断面図である。
面図、(B)は図5のBーB線断面図、(C)は図5の
CーC線断面図である。
【図7】球止め装置の斜視図である。
【図8】球止め装置の作動状態を示し、(A)はその解
放状態の説明図、(B)はその球止め状態の説明図であ
る。
放状態の説明図、(B)はその球止め状態の説明図であ
る。
【図9】排出機構の要部正面図である。
【図10】排出機構を分解した裏カバーの斜視図であ
る。
る。
【図11】排出機構を分解した中央基枠側の斜視図であ
る。
る。
【図12】排出機構を分解した表カバーの斜視図であ
る。
る。
【図13】排出機構の突起部分の構造図である。
【図14】排出ストッパ機構の作動状態を示し、(A)
は阻止状態の説明図、(B)は解放状態の説明図であ
る。
は阻止状態の説明図、(B)は解放状態の説明図であ
る。
【図15】球抜き樋部分を示し、(A)はその分解斜視
図、(B)はその部分分解図である。
図、(B)はその部分分解図である。
【図16】制御装置のCPU側の回路構成図である。
【図17】制御装置の入出力側の回路構成図である。
【図18】制御装置の斜視図である。
【図19】リモコン送信器のパスコード側の回路構成図
である。
である。
【図20】リモコン送信器の各信号キー側の回路構成図
である。
である。
【図21】リモコン送信器の斜視図である。
【図22】モニタ表示部の配置図である。
【図23】遊技盤の例を示す正面図である。
【図24】変動入賞装置の斜視図である。
【図25】遊技盤の裏面図である。
【図26】制御装置の表側からの分解斜視図である。
【図27】制御ケースの裏側からの分解斜視図である。
【図28】制御内容を示すフローチャートである。
【図29】制御内容を示すフローチャートである。
【図30】制御内容を示すフローチャートである。
【図31】制御内容を示すフローチャートである。
【図32】制御内容を示すフローチャートである。
【図33】制御内容を示すフローチャートである。
【図34】制御内容を示すフローチャートである。
【図35】制御内容を示すフローチャートである。
【図36】制御内容を示すフローチャートである。
【図37】制御内容を示すフローチャートである。
【図38】制御内容を示すフローチャートである。
【図39】制御内容を示すフローチャートである。
【図40】制御内容を示すフローチャートである。
【図41】制御内容を示すフローチャートである。
【図42】制御内容を示すフローチャートである。
【図43】制御内容を示すフローチャートである。
【図44】制御内容を示すフローチャートである。
【図45】制御内容を示すフローチャートである。
【図46】制御内容を示すフローチャートである。
【図47】制御内容を示すフローチャートである。
【図48】制御内容を示すフローチャートである。
【図49】制御内容を示すフローチャートである。
【図50】制御内容を示すフローチャートである。
【図51】制御内容を示すフローチャートである。
【図52】制御内容を示すフローチャートである。
【図53】制御内容を示すフローチャートである。
【図54】制御内容を示すフローチャートである。
【図55】制御内容を示すフローチャートである。
【図56】制御内容を示すフローチャートである。
【図57】制御内容を示すフローチャートである。
【図58】制御内容を示すフローチャートである。
【図59】制御内容を示すフローチャートである。
【図60】制御内容を示すフローチャートである。
【図61】制御内容を示すフローチャートである。
【図62】制御内容を示すフローチャートである。
【図63】制御内容を示すフローチャートである。
【図64】制御内容を示すフローチャートである。
【図65】制御内容を示すフローチャートである。
【図66】制御内容を示すフローチャートである。
【図67】制御内容を示すフローチャートである。
【図68】制御内容を示すフローチャートである。
【図69】制御内容を示すフローチャートである。
【図70】制御内容を示すフローチャートである。
【図71】制御内容を示すフローチャートである。
【図72】制御内容を示すフローチャートである。
【図73】制御内容を示すフローチャートである。
【図74】制御内容を示すフローチャートである。
【図75】制御内容を示すフローチャートである。
【図76】制御内容を示すフローチャートである。
【図77】制御内容を示すフローチャートである。
【図78】制御内容を示すフローチャートである。
【図79】制御内容を示すフローチャートである。
【図80】制御内容を示すフローチャートである。
【図81】制御内容を示すフローチャートである。
【図82】制御内容を示すフローチャートである。
【図83】制御内容を示すフローチャートである。
【図84】制御内容を示すフローチャートである。
【図85】制御内容を示すフローチャートである。
【図86】制御内容を示すフローチャートである。
【図87】制御内容を示すフローチャートである。
【図88】制御内容を示すフローチャートである。
【図89】制御内容を示すフローチャートである。
【図90】制御内容を示すフローチャートである。
【図91】制御内容を示すフローチャートである。
【図92】制御内容を示すフローチャートである。
【図93】制御内容を示すフローチャートである。
【図94】制御内容を示すフローチャートである。
【図95】賞球数設定のタイミングチャートである。
【図96】センサ入力処理を示し、(A)はその特性
図、(B)はその表図である。
図、(B)はその表図である。
【図97】遊技盤側の制御を示すフローチャートであ
る。
る。
【図98】遊技盤側の制御を示すフローチャートであ
る。
る。
【図99】制御装置間の信号授受のタイミングチャート
である。
である。
【図100】センサ不正のタイミングチャートである。
【図101】1個排出のタイミングーチャートである。
【図102】交互排出のタイミングチャートである。
【図103】併用排出のタイミングチャートである。
【図104】排出エラー時のタイミングチャートであ
る。
る。
【図105】排出不正のタイミングチャートである。
【図106】球抜き処理のタイミングチャートである。
【図107】球抜き処理のタイミングチャートである。
【図108】モニタ表示部の表示例を示す表図である。
2 基盤 3 フレーム 10 集合樋 14 打球発射装置 15 入賞球処理装置 16 賞球排出装置 17 案内樋 18 調流樋 21 セーフセンサ 40 上タンク 41 誘導樋 42a,42b 排出機構 43 賞球排出樋 45 球抜き樋 57a,57b 通路 58 分流壁 59a,59b 導電性プレート 61 減衰器 62 配線部材 63 球止め装置 71a,71b 流入樋 72a,72b 調流樋 73a,73b 排出ストッパ機構 74a,74b 排出センサ 75 ユニットケース 76 中央基枠 79 傾斜部 80 屈曲部 81 傾斜部 82 屈曲部 83 垂直部 84 誘導部 85 調流部 86 落下部 90a,90b 突起部 91a,91b 係止爪 92a,92b 排出ソレノイド 97 収納部 99 凹部 101 切り欠き部 103 凹部 110 球抜きゲート 116 球抜きソレノイド 200 制御装置 201 CPU 203〜208 入力端子 211 リセットスイッチ 212 モニタ表示部 213 リモコン送信器 214 リモコン受信器 216 セーフ1キー 217 セーフ2キー 218 +1キー 219 −1キー 220 パスコードキー 221 セットキー 223 基板 224 ケース 226 本体 229 溝 230 開口部 231 開口部 232 開口部 233 蓋 237 開口部 238 当接片 239 嵌合凹部 240 嵌合凸部 304 特定入賞口 305a,305b 特定入賞口 307 変動入賞装置 308 始動スイッチ 309a,309b 始動スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 遊技盤の遊技領域における遊技の進行を
制御するとともに、遊技領域に設けられた各入賞口への
遊技球の入賞に基づいて遊技者に賞価値を付与すべく賞
価値データを送信する遊技制御手段と、 遊技制御手段から送信された賞価値データに基づいて遊
技者に賞価値を付与する賞価値付与制御手段と、を備え
たパチンコ機であって、 上記遊技制御手段と賞価値付与制御手段とを、個別の回
路構成にするとともに当該パチンコ機裏側の各々所定部
位に配置し、 上記賞価値付与制御手段は、 賞価値の付与が終了していない残賞価値状態を表示する
残賞価値表示手段と、 当該残賞価値を電源断時においても保持可能に記憶する
残賞価値保護手段と、を備える ことを特徴とするパチン
コ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301091A JP2971959B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301091A JP2971959B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | パチンコ機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241889A JPH04241889A (ja) | 1992-08-28 |
JP2971959B2 true JP2971959B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=11821202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1301091A Expired - Lifetime JP2971959B2 (ja) | 1991-01-10 | 1991-01-10 | パチンコ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2971959B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-10 JP JP1301091A patent/JP2971959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04241889A (ja) | 1992-08-28 |
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