JPH0332388B2 - - Google Patents
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- JPH0332388B2 JPH0332388B2 JP58083652A JP8365283A JPH0332388B2 JP H0332388 B2 JPH0332388 B2 JP H0332388B2 JP 58083652 A JP58083652 A JP 58083652A JP 8365283 A JP8365283 A JP 8365283A JP H0332388 B2 JPH0332388 B2 JP H0332388B2
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- Pinball Game Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、パチンコ遊技機の裏機構盤と、こ
れに関連した賞品球排出装置およびその排出制御
に関し、特に遊技盤内に打込まれた打球が入賞領
域に入つた場合これを電気的に検出するととも
に、その入賞状態を保持させ、所定数の賞品球の
払出しがマイクロコンピユータを用いた制御シス
テムにより行なえるようにして、マイコン制御化
することによつて、賞品球排出装置とその流下経
路を従来と異なる構造とし、賞品球排出装置は裏
面セツト盤の一側方に偏位して取付け可能ならし
め、中央に広い空部を形成できるようにしたパチ
ンコ遊技機に関する。
れに関連した賞品球排出装置およびその排出制御
に関し、特に遊技盤内に打込まれた打球が入賞領
域に入つた場合これを電気的に検出するととも
に、その入賞状態を保持させ、所定数の賞品球の
払出しがマイクロコンピユータを用いた制御シス
テムにより行なえるようにして、マイコン制御化
することによつて、賞品球排出装置とその流下経
路を従来と異なる構造とし、賞品球排出装置は裏
面セツト盤の一側方に偏位して取付け可能ならし
め、中央に広い空部を形成できるようにしたパチ
ンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機は周知のように、遊技客が遊技
盤下方部に設けられた発射装置により一個ずつ打
球を遊技盤内に打ち込むと、障害釘に衝突してラ
ンダムに方向を変えながら落下して行く途中であ
る確率をもつて入賞領域に入ることにより所定数
の賞品球が遊技者に与えられるようにしたもので
ある。従来、このような賞品球の払出しは、一般
に遊技盤裏面に取り付けられ、入賞球によつて生
ずる物理的な力が伝達されて動作される例えば第
1図に示すような機械式の賞品球排出装置によつ
て行なわれるようにされていた。
盤下方部に設けられた発射装置により一個ずつ打
球を遊技盤内に打ち込むと、障害釘に衝突してラ
ンダムに方向を変えながら落下して行く途中であ
る確率をもつて入賞領域に入ることにより所定数
の賞品球が遊技者に与えられるようにしたもので
ある。従来、このような賞品球の払出しは、一般
に遊技盤裏面に取り付けられ、入賞球によつて生
ずる物理的な力が伝達されて動作される例えば第
1図に示すような機械式の賞品球排出装置によつ
て行なわれるようにされていた。
つまり、従来のパチンコ機においては、遊技盤
の裏面に取り付けられた裏機構220の上方部に
予備球の貯留タンク224と、これに連設されて
予備球をS字状にUターンさせながら落下、整列
せしめる玉シユート225を設け、遊技盤の裏面
の中央には賞品球排出機構部および入賞球集合樋
222を設け、また、下部には同時入賞球をスト
ツクして一つずつ分離、流下させる制御器260
と、分離された入賞球の重みによつて回動される
作動レバー265とを設けて、この作動レバー2
65の端部に連結された連動杆266とリンク機
構267を介して上記入賞球によつて生じた物理
的な力を、玉シユート225の終端に設けられた
賞球ケース268に伝達してこれを作動せしめ
て、所定数の賞品球をその下方に配設されている
ダンバー269上に排出させ、さらに賞品球排出
路236を流下させて前面の受皿に賞品球を排出
するようにしていた。
の裏面に取り付けられた裏機構220の上方部に
予備球の貯留タンク224と、これに連設されて
予備球をS字状にUターンさせながら落下、整列
せしめる玉シユート225を設け、遊技盤の裏面
の中央には賞品球排出機構部および入賞球集合樋
222を設け、また、下部には同時入賞球をスト
ツクして一つずつ分離、流下させる制御器260
と、分離された入賞球の重みによつて回動される
作動レバー265とを設けて、この作動レバー2
65の端部に連結された連動杆266とリンク機
構267を介して上記入賞球によつて生じた物理
的な力を、玉シユート225の終端に設けられた
賞球ケース268に伝達してこれを作動せしめ
て、所定数の賞品球をその下方に配設されている
ダンバー269上に排出させ、さらに賞品球排出
路236を流下させて前面の受皿に賞品球を排出
するようにしていた。
そのため、従来のパチンコ機は、遊技盤裏面に
取り付けられる裏機構盤の機械的構成が複雑とな
り、組立や位置決め調整が面倒であるとともに、
裏機構盤の構成部品の占有空間が大きくなつて遊
技盤背部に充分な空部を有することができない。
つまり、遊技盤背部の有効利用空間が狭くなり、
かつ裏機構盤の保守、点検も困難になるという不
都合があつた。
取り付けられる裏機構盤の機械的構成が複雑とな
り、組立や位置決め調整が面倒であるとともに、
裏機構盤の構成部品の占有空間が大きくなつて遊
技盤背部に充分な空部を有することができない。
つまり、遊技盤背部の有効利用空間が狭くなり、
かつ裏機構盤の保守、点検も困難になるという不
都合があつた。
一方、最近のパチンコ機においては、いわゆる
ラツキーセブンと呼ばれる多量の賞品球が与えら
れる状態を作り出す電気的駆動源を利用した大型
の変動入賞装置を有するものが遊技客の人気の的
となり、ほとんどの機種に大型の変動入賞装置が
取り付けられるようになつてきている。しかる
に、このような大型の変動入賞装置は、その電気
的駆動源が遊技盤を貫通して裏面セツト盤の後方
まで延設されることが多いため、従来の機械式の
賞品球排出装置を備えた裏機構盤では、このよう
な変動入賞装置を延設するスペースが充分とれな
くなる不都合がある。
ラツキーセブンと呼ばれる多量の賞品球が与えら
れる状態を作り出す電気的駆動源を利用した大型
の変動入賞装置を有するものが遊技客の人気の的
となり、ほとんどの機種に大型の変動入賞装置が
取り付けられるようになつてきている。しかる
に、このような大型の変動入賞装置は、その電気
的駆動源が遊技盤を貫通して裏面セツト盤の後方
まで延設されることが多いため、従来の機械式の
賞品球排出装置を備えた裏機構盤では、このよう
な変動入賞装置を延設するスペースが充分とれな
くなる不都合がある。
また、このような大型の変動入賞装置の採用に
伴ない、同時もしくは連続した入賞球が生ずる機
会が極端に多くなる。しかし、従来の機械式の賞
品球排出機構では、排出動作が前記のごとく機械
式リンクモーシヨンのため1排出サイクルが約
1.5秒かかるが、現在の電動式の発射装置では1
分間に100個宛の打球が発射される。つまり、0.6
秒ごとに打球が遊技盤内に打ち上げられるので、
短時間に多量の入賞球が発生し、賞品球の排出が
追いつかず、入賞球が次々と溜まつて行くおそれ
がある。そのため、高速の賞品球排出装置が要望
されるとともに、これに伴なつて多量の賞品球が
遊技者に払い出されるため、賞品球の貯留部の大
型化および構造強化の必要性が生じている。
伴ない、同時もしくは連続した入賞球が生ずる機
会が極端に多くなる。しかし、従来の機械式の賞
品球排出機構では、排出動作が前記のごとく機械
式リンクモーシヨンのため1排出サイクルが約
1.5秒かかるが、現在の電動式の発射装置では1
分間に100個宛の打球が発射される。つまり、0.6
秒ごとに打球が遊技盤内に打ち上げられるので、
短時間に多量の入賞球が発生し、賞品球の排出が
追いつかず、入賞球が次々と溜まつて行くおそれ
がある。そのため、高速の賞品球排出装置が要望
されるとともに、これに伴なつて多量の賞品球が
遊技者に払い出されるため、賞品球の貯留部の大
型化および構造強化の必要性が生じている。
さらに、上記のごとき賞品球排出装置の高速化
と排出回数の増加に伴ない頻繁な排出動作の繰返
しに充分に耐えうるような排出装置が望まれるわ
けであるが、入賞球によつて生ずる物理的な力の
伝達により作動される従来の機械式排出装置は、
各機構部の摩擦等により高速化にも限界があると
ともに、耐久性も乏しい。しかも、機械式排出装
置を備えた従来のパチンコ機では、各部の摩耗や
変形により作動不能を起こしたり、賞球ケースへ
の異物の混入や球の整列不良等によつていわゆる
玉詰まりを起こして、排出機能の停止や排出不良
等のトラブルが生じたりして排出動作が不正確、
不確実であるという弱点があつた。このような弱
点を解消するとともに、反面賞品球排出装置の高
速化と排出球数の増加に伴なう電子的賞品球排出
制御には特に排出された賞品球もしくは排出直前
の賞品球を検出して、排出状態を検出する手段が
必要となつて来る。
と排出回数の増加に伴ない頻繁な排出動作の繰返
しに充分に耐えうるような排出装置が望まれるわ
けであるが、入賞球によつて生ずる物理的な力の
伝達により作動される従来の機械式排出装置は、
各機構部の摩擦等により高速化にも限界があると
ともに、耐久性も乏しい。しかも、機械式排出装
置を備えた従来のパチンコ機では、各部の摩耗や
変形により作動不能を起こしたり、賞球ケースへ
の異物の混入や球の整列不良等によつていわゆる
玉詰まりを起こして、排出機能の停止や排出不良
等のトラブルが生じたりして排出動作が不正確、
不確実であるという弱点があつた。このような弱
点を解消するとともに、反面賞品球排出装置の高
速化と排出球数の増加に伴なう電子的賞品球排出
制御には特に排出された賞品球もしくは排出直前
の賞品球を検出して、排出状態を検出する手段が
必要となつて来る。
この発明は上記のような背景の下になされたも
ので、入賞領域に入つた打球を電気的に検出し
て、この検知信号等に基づいて適当な制御信号を
形成する制御装置と、この制御装置からの信号に
よつて動作されるような電動式の賞品球排出装置
を設けることにより、裏機構盤の機械的構成を簡
略化できるようにし、しかも賞品球排出装置を裏
面セツト盤の一側方に偏位せしめて中央に広い空
部を形成するように取り付けることによつて、遊
技盤背部の有効利用空間を増大させることを目的
とする。
ので、入賞領域に入つた打球を電気的に検出し
て、この検知信号等に基づいて適当な制御信号を
形成する制御装置と、この制御装置からの信号に
よつて動作されるような電動式の賞品球排出装置
を設けることにより、裏機構盤の機械的構成を簡
略化できるようにし、しかも賞品球排出装置を裏
面セツト盤の一側方に偏位せしめて中央に広い空
部を形成するように取り付けることによつて、遊
技盤背部の有効利用空間を増大させることを目的
とする。
この発明の他の目的は、複数の入賞領域に同時
に打球が入賞しても個別的にこれを検出して記憶
し、電子的に処理することによつて正確な払出し
が行なわれるとともに、賞品球の不足をいち早く
検出して賞品球排出に関わる動作を停止させるこ
とにより遊技客に対し不公平を生じさせないよう
なパチンコ遊技機を提供することにある。
に打球が入賞しても個別的にこれを検出して記憶
し、電子的に処理することによつて正確な払出し
が行なわれるとともに、賞品球の不足をいち早く
検出して賞品球排出に関わる動作を停止させるこ
とにより遊技客に対し不公平を生じさせないよう
なパチンコ遊技機を提供することにある。
また、この発明の他の目的は、賞品球排出装置
の電動化により短時間に多数の入賞球が生じた場
合にも、これに応答して迅速かつ円滑に賞品球の
払出しが行なえるようにし、かつ排出装置の耐久
性を向上させることにある。
の電動化により短時間に多数の入賞球が生じた場
合にも、これに応答して迅速かつ円滑に賞品球の
払出しが行なえるようにし、かつ排出装置の耐久
性を向上させることにある。
さらに、この発明は、例えば賞品球排出装置に
おいて排出された賞品球もしくは排出直前の賞品
球を検出して排出状態を検出する手段を設け、こ
の排出状態検出手段からの出力に基づいてマイク
ロコンピユータ等の制御装置により賞品球が所定
数に達したことを判別して排出終了信号を発生し
て排出を終了させるようにすることにより、賞品
球排出装置の空回りや中途半端な賞球排出等の誤
動作を防止して、一層正確かつ確実な賞品球の払
出しが行なわれるようにすることを目的とする。
おいて排出された賞品球もしくは排出直前の賞品
球を検出して排出状態を検出する手段を設け、こ
の排出状態検出手段からの出力に基づいてマイク
ロコンピユータ等の制御装置により賞品球が所定
数に達したことを判別して排出終了信号を発生し
て排出を終了させるようにすることにより、賞品
球排出装置の空回りや中途半端な賞球排出等の誤
動作を防止して、一層正確かつ確実な賞品球の払
出しが行なわれるようにすることを目的とする。
本発明の上記ならびに他の目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
以下図面を用いてこの発明を具体的に説明す
る。
る。
第2図〜第4図は本発明に係るパチンコ遊技機
の一実施例の全体構成図を示す。パチンコ遊技機
1は、前後面が開口している機枠2(第3図参
照)に略垂直姿勢を保つて、かつ第2図に示すヒ
ンジ3,3によつて回動自在に取り付けられた額
縁状の前面枠4と、この前面枠4内に開閉可能に
取り付けられたガラス収納枠5と、このガラス収
納枠5の下方に同じく開閉可能に取り付けられた
開閉パネル6と、上記前面枠4の後方に上記ガラ
ス収納枠5内に保持されたガラス板と一定の間隔
を有して固定された遊技盤8とによつて構成され
ている。
の一実施例の全体構成図を示す。パチンコ遊技機
1は、前後面が開口している機枠2(第3図参
照)に略垂直姿勢を保つて、かつ第2図に示すヒ
ンジ3,3によつて回動自在に取り付けられた額
縁状の前面枠4と、この前面枠4内に開閉可能に
取り付けられたガラス収納枠5と、このガラス収
納枠5の下方に同じく開閉可能に取り付けられた
開閉パネル6と、上記前面枠4の後方に上記ガラ
ス収納枠5内に保持されたガラス板と一定の間隔
を有して固定された遊技盤8とによつて構成され
ている。
上記開閉パネル6の前面には、多数の弾性球
(いわゆるパチンコ球)を一時的に収納する受皿
9が設けられ、また、上記前面枠4の下部背面に
は、上記受皿9より一個ずつ供給される弾性球を
弾き飛ばす打球発射装置10が設けられ、前面枠
4の下部前面にはその操作ダイヤル11と補助受
皿12とが設けられている。上記打球発射装置1
0は既に公知の打球発射装置と同一構成のものが
用いられているので詳細な説明は省略する。
(いわゆるパチンコ球)を一時的に収納する受皿
9が設けられ、また、上記前面枠4の下部背面に
は、上記受皿9より一個ずつ供給される弾性球を
弾き飛ばす打球発射装置10が設けられ、前面枠
4の下部前面にはその操作ダイヤル11と補助受
皿12とが設けられている。上記打球発射装置1
0は既に公知の打球発射装置と同一構成のものが
用いられているので詳細な説明は省略する。
前記遊技盤8の前面には、上記打球発射装置1
0により発射された打球を遊技盤8の上方部まで
案内するガイドレール13と、上方より落下して
くる打球の方向を無作為に変更させる多数の障害
釘14が固設され、また盤面の適宜位置に入賞領
域としての入賞チヤツカー15、入賞口16、回
転式入賞具17および変動入賞装置18が設けら
れ、前面枠4に保持されたガラス板7との間の空
間部にガイドレール13に囲まれた遊技部が形成
されている。また、この遊技部の下部には、上方
から落下してくる途中で偶発的に上記入賞領域1
5〜18に入賞できなかつた打球を遊技盤8の後
方へ回収するアウト穴19が設けられている。
0により発射された打球を遊技盤8の上方部まで
案内するガイドレール13と、上方より落下して
くる打球の方向を無作為に変更させる多数の障害
釘14が固設され、また盤面の適宜位置に入賞領
域としての入賞チヤツカー15、入賞口16、回
転式入賞具17および変動入賞装置18が設けら
れ、前面枠4に保持されたガラス板7との間の空
間部にガイドレール13に囲まれた遊技部が形成
されている。また、この遊技部の下部には、上方
から落下してくる途中で偶発的に上記入賞領域1
5〜18に入賞できなかつた打球を遊技盤8の後
方へ回収するアウト穴19が設けられている。
そして上記遊技盤8の裏面には、上記入賞領域
15〜18より入賞した打球が流下可能な間隔を
有する第1空間部A1を形成するように、裏面セ
ツト盤21が全面的に取り付けてあり、この裏面
セツト盤21の背面に裏機構盤20を構成する各
種機構が重合的にセツトされている。
15〜18より入賞した打球が流下可能な間隔を
有する第1空間部A1を形成するように、裏面セ
ツト盤21が全面的に取り付けてあり、この裏面
セツト盤21の背面に裏機構盤20を構成する各
種機構が重合的にセツトされている。
裏面セツト盤21の第1空間部A1の下方には、
集合棚部21aが設けてありその略中央部には第
1空間部A1に連続するように入賞球排出路22
が形成され、第1空間部A1に入つて来た入賞球
はここを流下して機外へ排出されるようになつて
いる。
集合棚部21aが設けてありその略中央部には第
1空間部A1に連続するように入賞球排出路22
が形成され、第1空間部A1に入つて来た入賞球
はここを流下して機外へ排出されるようになつて
いる。
中央部に向かつて下り傾斜となるように形成さ
れた集合棚部21aは、発生した入賞球を順次一
段一列に整流させて、入賞球排出路22へ案内
し、途中に取り付けられた入賞球検出器55で1
個宛検出され、裏面セツト盤21の上方にセツト
された制御装置50内の記憶回路に順次記憶され
る。
れた集合棚部21aは、発生した入賞球を順次一
段一列に整流させて、入賞球排出路22へ案内
し、途中に取り付けられた入賞球検出器55で1
個宛検出され、裏面セツト盤21の上方にセツト
された制御装置50内の記憶回路に順次記憶され
る。
又、第1空間部A1には、アウト穴19に対応
して、アウト玉樋23が設けられ、アウト玉を機
外へ排出するようになつている。
して、アウト玉樋23が設けられ、アウト玉を機
外へ排出するようになつている。
そして裏面セツト盤21の表面上方には、外部
より補給される予備球を貯えておく予備貯留部2
4が取り付けてあり、第5図で示すように、予備
貯留部24が裏面セツト盤21に腰掛けるように
して固定することにより、予備球の重量に耐える
構造となつている。予備貯留部24の下り傾斜の
先端一側には流出口24aが設けてあり、この流
出口24aの下方には裏面セツト盤21の左から
右方向へ玉が自重で転がる程度に傾斜させられ、
右端で下方へ屈曲され、その後略垂直に降下する
誘導路25が連設され、この誘導路25の終端が
賞品球排出装置40の流入口へ接続されている。
より補給される予備球を貯えておく予備貯留部2
4が取り付けてあり、第5図で示すように、予備
貯留部24が裏面セツト盤21に腰掛けるように
して固定することにより、予備球の重量に耐える
構造となつている。予備貯留部24の下り傾斜の
先端一側には流出口24aが設けてあり、この流
出口24aの下方には裏面セツト盤21の左から
右方向へ玉が自重で転がる程度に傾斜させられ、
右端で下方へ屈曲され、その後略垂直に降下する
誘導路25が連設され、この誘導路25の終端が
賞品球排出装置40の流入口へ接続されている。
誘導路25は、第5図および第6図に示すよう
に、裏面セツト盤21の背面に、樋状の第2空間
部A2を形成するように設けられて、前記流出口
24aに臨む底部に、踏板レバー26が傾動自在
に設けられ、一方の端を誘導路25内部に突出さ
せ、他端にはウエイト27が取り付けてあり、さ
らに踏板レバー26の傾動動作と関連して、玉不
足検出器56が臨ませてある。これは、予備貯留
部24内の玉の有無を検出し、無くなると玉不足
信号を発し、総合管理室(図示せず)に連絡し、
玉補給を促すものである。
に、裏面セツト盤21の背面に、樋状の第2空間
部A2を形成するように設けられて、前記流出口
24aに臨む底部に、踏板レバー26が傾動自在
に設けられ、一方の端を誘導路25内部に突出さ
せ、他端にはウエイト27が取り付けてあり、さ
らに踏板レバー26の傾動動作と関連して、玉不
足検出器56が臨ませてある。これは、予備貯留
部24内の玉の有無を検出し、無くなると玉不足
信号を発し、総合管理室(図示せず)に連絡し、
玉補給を促すものである。
又、誘導路25は予備球を一段二列に自作用的
に整列せしめ誘導するように、仕切壁25aが
徐々に隆起するように設けられて、上記の略垂直
に降下する部分で完全に二列となつている。
に整列せしめ誘導するように、仕切壁25aが
徐々に隆起するように設けられて、上記の略垂直
に降下する部分で完全に二列となつている。
誘導路25の途中には予備貯留部24内の玉の
貯留加減により、誘導路25における玉圧力が微
妙に変化して、玉が二段、三段と重なつて玉止り
現象を起こすのを防止する為に、揺動自在な玉ナ
ラシ28が吊設され、また、一端を軸着すること
により傾動自在な玉押え板29が配設されてい
る。
貯留加減により、誘導路25における玉圧力が微
妙に変化して、玉が二段、三段と重なつて玉止り
現象を起こすのを防止する為に、揺動自在な玉ナ
ラシ28が吊設され、また、一端を軸着すること
により傾動自在な玉押え板29が配設されてい
る。
前記誘導路25の屈曲部25bには、玉抜機構
30を配設すると共に、玉抜路31の受口を臨ま
せてある。屈曲部25bには、外周面の一部を開
閉できるようにされた周壁部32と、これを揺動
自在に保持する揺動杆33と、その上方に傾動自
在な作動杆34が設けてあり、揺動杆33の係止
部33aと作動杆34の凸部34aが係合するよ
うに構成され、外部からの操作により、その係合
を解くことにより周壁部32を開かせて予備球を
玉抜路31へ導くようにしてある。
30を配設すると共に、玉抜路31の受口を臨ま
せてある。屈曲部25bには、外周面の一部を開
閉できるようにされた周壁部32と、これを揺動
自在に保持する揺動杆33と、その上方に傾動自
在な作動杆34が設けてあり、揺動杆33の係止
部33aと作動杆34の凸部34aが係合するよ
うに構成され、外部からの操作により、その係合
を解くことにより周壁部32を開かせて予備球を
玉抜路31へ導くようにしてある。
玉抜路31は、上記誘導路25と並設され、流
路の下方部は、第1空間部A1に向かつて折曲さ
れて埋設され、パチンコ機1の下部まで延設され
ており、上記予備球を機外へ抜きとるように構成
されている。
路の下方部は、第1空間部A1に向かつて折曲さ
れて埋設され、パチンコ機1の下部まで延設され
ており、上記予備球を機外へ抜きとるように構成
されている。
それから、上記誘導路25の略垂直に降下する
部分の途中には、各列宛にそれぞれ流路内へ臨む
検出板57aとマイクロスイツチ57bとから成
る流下異常検出器57が設置され、誘導路25内
の玉止りやゴミ等の混入による予備球の流動の異
常を監視し、制御装置50に指令信号を出力する
ようにしてある。
部分の途中には、各列宛にそれぞれ流路内へ臨む
検出板57aとマイクロスイツチ57bとから成
る流下異常検出器57が設置され、誘導路25内
の玉止りやゴミ等の混入による予備球の流動の異
常を監視し、制御装置50に指令信号を出力する
ようにしてある。
誘導路25に連設された電動式の賞品球排出装
置40は、一実施例として後で詳述するようにス
プロケツト42と駆動源のパルスモータ41で構
成し、裏面セツト盤21の背面且つ一側に配設可
能に小型化してある。
置40は、一実施例として後で詳述するようにス
プロケツト42と駆動源のパルスモータ41で構
成し、裏面セツト盤21の背面且つ一側に配設可
能に小型化してある。
賞品球排出装置40は、上記入賞領域への打球
の入賞に伴ない遊技者に所定数の賞品球を払い出
す装置であつて、上記入賞球排出路22内の入賞
球検出器55からの信号に基づいて形成される駆
動指令信号によつて、1個宛順次、所定数に達す
るまでスプロケツト42を回動させるものであ
る。
の入賞に伴ない遊技者に所定数の賞品球を払い出
す装置であつて、上記入賞球排出路22内の入賞
球検出器55からの信号に基づいて形成される駆
動指令信号によつて、1個宛順次、所定数に達す
るまでスプロケツト42を回動させるものであ
る。
そこで、誘導路25内において前記のような予
備球の流動異常を検知すると、制御装置50が、
その時点で賞品球の排出を停止させるか、その排
出動作が終了するまで、つまり所定数の賞品球の
排出を待つて次回からの排出を停止させるように
しておいて、制御装置50によつてLED表示素
子等の警報ランプ58(第2図参照)を点灯させ
て、機能停止の原因がすぐに分るようにし、且つ
迅速な処置がとれるようにすると共に、不正確な
排出動作による賞品球の不足や、排出タイミング
のずれによるスプロケツト42への玉の噛み込み
を確実に防止させるようになつている。
備球の流動異常を検知すると、制御装置50が、
その時点で賞品球の排出を停止させるか、その排
出動作が終了するまで、つまり所定数の賞品球の
排出を待つて次回からの排出を停止させるように
しておいて、制御装置50によつてLED表示素
子等の警報ランプ58(第2図参照)を点灯させ
て、機能停止の原因がすぐに分るようにし、且つ
迅速な処置がとれるようにすると共に、不正確な
排出動作による賞品球の不足や、排出タイミング
のずれによるスプロケツト42への玉の噛み込み
を確実に防止させるようになつている。
賞品球排出装置40の下方には、裏面セツト盤
21の背面に、前記第2空間部A2を賞品球排出
装置40の下方まで延長させるように形成された
受皿貯留部36が連設されている。この受皿貯留
部36はS字状に形成されて賞品球が整流して流
下できるようにされると共に、流下球を下方に設
けたベル37に衝突させて、爽快音を発生できる
構造となつている。
21の背面に、前記第2空間部A2を賞品球排出
装置40の下方まで延長させるように形成された
受皿貯留部36が連設されている。この受皿貯留
部36はS字状に形成されて賞品球が整流して流
下できるようにされると共に、流下球を下方に設
けたベル37に衝突させて、爽快音を発生できる
構造となつている。
さらに、受皿貯留部36は第7図で示すよう
に、ベル37の近傍で、パチンコ機1の前面に設
けてある受皿9へ約90度流路を変換して連通させ
るようにした流路変換部38を有し、流下する賞
品球は、受皿貯留部36の第2空間部A2から、
上記第1空間部A1及び遊技盤8を貫通して、遊
技盤表面に達するようになつている。遊技盤表面
からは、第7図に示すように受皿9と一体に取り
付けた接続樋39により連絡してある。
に、ベル37の近傍で、パチンコ機1の前面に設
けてある受皿9へ約90度流路を変換して連通させ
るようにした流路変換部38を有し、流下する賞
品球は、受皿貯留部36の第2空間部A2から、
上記第1空間部A1及び遊技盤8を貫通して、遊
技盤表面に達するようになつている。遊技盤表面
からは、第7図に示すように受皿9と一体に取り
付けた接続樋39により連絡してある。
そして、遊技中に打球の入賞があると、賞品球
排出装置40が駆動することにより、所定数の賞
品球を受皿貯留部36へ排出し、賞品球は、流下
しベル37に衝突して爽快音を発生し、すみやか
に受皿9へ流出されるようにしてある。
排出装置40が駆動することにより、所定数の賞
品球を受皿貯留部36へ排出し、賞品球は、流下
しベル37に衝突して爽快音を発生し、すみやか
に受皿9へ流出されるようにしてある。
第4図で示すように、受皿貯留部36の流路変
換部38には、左斜め下方に向かつて前記第2空
間部A2を皿に延長するように形成され、遊技盤
8前面下部に設けた補助受皿12へ連通する大型
の補助貯留部47が連設されており、受皿9及び
受皿貯留部36が賞品球で満杯になつた時に、自
動的に賞品球が溢れ出て、下方へ流出するように
構成することにより、遊技者の手を煩らわせるこ
となく、たくさんの賞品球を貯留させることがで
き、現在流行中のラツキーセブンと呼ばれるパチ
ンコ機に対処できるようになつている。
換部38には、左斜め下方に向かつて前記第2空
間部A2を皿に延長するように形成され、遊技盤
8前面下部に設けた補助受皿12へ連通する大型
の補助貯留部47が連設されており、受皿9及び
受皿貯留部36が賞品球で満杯になつた時に、自
動的に賞品球が溢れ出て、下方へ流出するように
構成することにより、遊技者の手を煩らわせるこ
となく、たくさんの賞品球を貯留させることがで
き、現在流行中のラツキーセブンと呼ばれるパチ
ンコ機に対処できるようになつている。
つまり、第2空間部A2における流路変換部3
8と補助貯留部47の連絡部に、規制片48を突
設し、通常は排出された賞品球が乗り越えないよ
うに規制するが、受皿9が満杯になるにつれて、
受皿貯留部36の上流に向つて貯留してきて流路
変換部38も満杯になると、排出された賞品球
が、前記規制片48を自動的に乗り越えて、補助
貯留部47へ流出する構造となつている。
8と補助貯留部47の連絡部に、規制片48を突
設し、通常は排出された賞品球が乗り越えないよ
うに規制するが、受皿9が満杯になるにつれて、
受皿貯留部36の上流に向つて貯留してきて流路
変換部38も満杯になると、排出された賞品球
が、前記規制片48を自動的に乗り越えて、補助
貯留部47へ流出する構造となつている。
又、補助貯留部47は、第2空間部A2より、
パチンコ機1前面側へ約90度の流路変換して、遊
技盤8下部を通り、さらに前面枠4を貫通して上
記補助受皿12へ接続されている。以上のように
して裏面セツト盤21の背面に第2空間部A2を
形成するように上方には予備貯留部24と誘導路
25を配設し、一側方には、誘導路25を連続し
て設け、賞品球排出装置40、受皿貯留部36、
補助貯留部47を取り付け、且つ玉抜路31を並
設させることにより、裏機構盤を一層集約できる
と共に、中央部に比較的広い空部Cが構成可能と
なる。空部Cは、上記実施例のように裏面セツト
盤21を全面的に一体の構造として第1空間部
A1を形成し、裏面セツト盤21の背部に形成さ
れるようにしてもよいし、又、前記裏面セツト盤
21の背面に第4図に2点鎖線を示すように集合
板49を装着自在に取り付けることができるよう
に構成して集合板49の背部に形成されるように
してもよい。このようにすると、第3図に示すよ
うに裏面セツト盤21の後方へ突出する変動入賞
装置18の突出する開口部を分離可能な集合板4
9に形成すればよいので穴抜き加工が容易とな
る。
パチンコ機1前面側へ約90度の流路変換して、遊
技盤8下部を通り、さらに前面枠4を貫通して上
記補助受皿12へ接続されている。以上のように
して裏面セツト盤21の背面に第2空間部A2を
形成するように上方には予備貯留部24と誘導路
25を配設し、一側方には、誘導路25を連続し
て設け、賞品球排出装置40、受皿貯留部36、
補助貯留部47を取り付け、且つ玉抜路31を並
設させることにより、裏機構盤を一層集約できる
と共に、中央部に比較的広い空部Cが構成可能と
なる。空部Cは、上記実施例のように裏面セツト
盤21を全面的に一体の構造として第1空間部
A1を形成し、裏面セツト盤21の背部に形成さ
れるようにしてもよいし、又、前記裏面セツト盤
21の背面に第4図に2点鎖線を示すように集合
板49を装着自在に取り付けることができるよう
に構成して集合板49の背部に形成されるように
してもよい。このようにすると、第3図に示すよ
うに裏面セツト盤21の後方へ突出する変動入賞
装置18の突出する開口部を分離可能な集合板4
9に形成すればよいので穴抜き加工が容易とな
る。
第8図は、上記電動式の賞品球排出装置40の
一構成例を示す拡大斜視図である。
一構成例を示す拡大斜視図である。
誘導路25の終端部は、図示のごとく、斜め下
方に向かつて折曲され、かつ2条の出口部25
c1,25c2が設けられている。この出口部25
c1,25c2に対向するように分離用のスプロケツ
ト42が配設され、スプロケツト42はパルスモ
ータ41の回転軸に固着され、かつモータ41に
はスプロケツト42と適当な間隔をおいて阻止プ
レート43が固着されている。また、上記スプロ
ケツト42の外周には、パチンコ球が係合可能な
例えば6個の凹部42aと6個の爪部42bとが
形成されている。上記誘導路25終端の出口部2
5c1,25c2は、一方が上記スプロケツト42の
凹部42aに対向しているときは他方が爪部42
bに対向するように構成されている。
方に向かつて折曲され、かつ2条の出口部25
c1,25c2が設けられている。この出口部25
c1,25c2に対向するように分離用のスプロケツ
ト42が配設され、スプロケツト42はパルスモ
ータ41の回転軸に固着され、かつモータ41に
はスプロケツト42と適当な間隔をおいて阻止プ
レート43が固着されている。また、上記スプロ
ケツト42の外周には、パチンコ球が係合可能な
例えば6個の凹部42aと6個の爪部42bとが
形成されている。上記誘導路25終端の出口部2
5c1,25c2は、一方が上記スプロケツト42の
凹部42aに対向しているときは他方が爪部42
bに対向するように構成されている。
そして、阻止プレート43と出口部25c1,2
5c2の端部とは球一つ分の間隔を有するように位
置決めされ、その下方には、受皿貯留部36の上
端に接続された排出樋44が設けられており、爪
部42bに当接した賞品球Bは流出しないように
係止され、凹部42aに係合した賞品球B′は阻
止プレート43に当接して後続の賞品球B″との
間に挾持された後、スプロケツト42が回転する
と爪部42bによつて分離され、下方の排出樋4
4に流下せしめられるようになつている。
5c2の端部とは球一つ分の間隔を有するように位
置決めされ、その下方には、受皿貯留部36の上
端に接続された排出樋44が設けられており、爪
部42bに当接した賞品球Bは流出しないように
係止され、凹部42aに係合した賞品球B′は阻
止プレート43に当接して後続の賞品球B″との
間に挾持された後、スプロケツト42が回転する
と爪部42bによつて分離され、下方の排出樋4
4に流下せしめられるようになつている。
第10図は、上記賞品球排出装置40における
排出作用を示すものであり、同図1のごとく先ず
スプロケツト42の凹部42a1に係合した球B1
がスプロケツトの回転に伴なう爪部42b1の移動
によつて送り出されて分離され、次に球B1の後
続の球B3が同図2のごとく爪部42b1に当接す
ると、そのとき凹部42a3に球B2が係合して爪
部42b2によつて下方へ送り出されて分離され
る。そして、球B2の後続の球B4が爪部42b2に
当接すると、球B3が凹部42a2に係合されて爪
部42b2によつて分離される。このようにして、
スプロケツト42の回転に伴なう分離作用によつ
て、出口部25c1と25c2内に整列している賞品
球が一ずつ交互に取り出されて排出樋44に排出
されて行く。
排出作用を示すものであり、同図1のごとく先ず
スプロケツト42の凹部42a1に係合した球B1
がスプロケツトの回転に伴なう爪部42b1の移動
によつて送り出されて分離され、次に球B1の後
続の球B3が同図2のごとく爪部42b1に当接す
ると、そのとき凹部42a3に球B2が係合して爪
部42b2によつて下方へ送り出されて分離され
る。そして、球B2の後続の球B4が爪部42b2に
当接すると、球B3が凹部42a2に係合されて爪
部42b2によつて分離される。このようにして、
スプロケツト42の回転に伴なう分離作用によつ
て、出口部25c1と25c2内に整列している賞品
球が一ずつ交互に取り出されて排出樋44に排出
されて行く。
また、上記阻止プレート43にはL字状の切欠
きが形成され、この切欠きには第9図に示すごと
く、複数個のセンサ45a〜45dを備えた排出
球検出器45が設けられている。上記センサ45
a〜45dのうち45aと45bは、出口部25
c1と25c2内に次に排出されるべき球があるか否
かを検出し、センサ45cと45dはその球が排
出されたか否かを確認するためのもので、いずれ
も、光センサや近接スイツチを用いて構成するこ
とができる。
きが形成され、この切欠きには第9図に示すごと
く、複数個のセンサ45a〜45dを備えた排出
球検出器45が設けられている。上記センサ45
a〜45dのうち45aと45bは、出口部25
c1と25c2内に次に排出されるべき球があるか否
かを検出し、センサ45cと45dはその球が排
出されたか否かを確認するためのもので、いずれ
も、光センサや近接スイツチを用いて構成するこ
とができる。
上記賞品球排出装置40は、前記入賞球検出器
55から出力された入賞検知信号が制御装置50
に供給されると、制御装置50から出力される駆
動信号によつてモータ41が駆動され、排出を開
始する。このとき、制御装置50は、排出球検出
器45からの検出信号に基づいて予備球が誘導路
25の出口に存在することを確認してから排出を
開始し、同じく排出球検出器45から賞品球ごと
に出力される排出確認信号を受けて排出状態を検
知し、賞品球が所定数に達したことを判別して排
出終了信号を賞品球排出装置40に出力し、モー
タ41の回転を停止させるようになつている。
55から出力された入賞検知信号が制御装置50
に供給されると、制御装置50から出力される駆
動信号によつてモータ41が駆動され、排出を開
始する。このとき、制御装置50は、排出球検出
器45からの検出信号に基づいて予備球が誘導路
25の出口に存在することを確認してから排出を
開始し、同じく排出球検出器45から賞品球ごと
に出力される排出確認信号を受けて排出状態を検
知し、賞品球が所定数に達したことを判別して排
出終了信号を賞品球排出装置40に出力し、モー
タ41の回転を停止させるようになつている。
第11図は上記制御装置50による賞品球排出
装置40の制御システムの一例を示すブロツク図
である。
装置40の制御システムの一例を示すブロツク図
である。
入賞球検出器55から個々の入賞球に対応して
発生される入賞検知信号(パルス)は、例えばカ
ウンタのような記憶手段としての記憶回路51に
供給されて計数されることにより入賞球数が記憶
される。また、マイクロコンピユータ(CPU)
等からなる制御回路52には、賞品球排出装置4
0内の排出球検出器45からの検出信号が入力さ
れており、上記記憶回路51の記憶値が“1”以
上になると、賞品球排出装置40のモータ41を
駆動させる駆動開始信号を出力する。すると、モ
ータ41が回転して賞品球の排出を開始するとと
もに、賞品球ごとに上記検出器45から検知信号
(パルス)が制御回路52へ送られる。制御回路
52はこの検知信号を例えば内部のカウンタでカ
ウントし、そのカウント値が同じく内部の設定器
に予め設定されている値に達すると、所定数の賞
品球が排出されたと判定して、モータの駆動停止
信号を出力し、もしくはモータ駆動信号の出力を
停止して排出を終了させる。
発生される入賞検知信号(パルス)は、例えばカ
ウンタのような記憶手段としての記憶回路51に
供給されて計数されることにより入賞球数が記憶
される。また、マイクロコンピユータ(CPU)
等からなる制御回路52には、賞品球排出装置4
0内の排出球検出器45からの検出信号が入力さ
れており、上記記憶回路51の記憶値が“1”以
上になると、賞品球排出装置40のモータ41を
駆動させる駆動開始信号を出力する。すると、モ
ータ41が回転して賞品球の排出を開始するとと
もに、賞品球ごとに上記検出器45から検知信号
(パルス)が制御回路52へ送られる。制御回路
52はこの検知信号を例えば内部のカウンタでカ
ウントし、そのカウント値が同じく内部の設定器
に予め設定されている値に達すると、所定数の賞
品球が排出されたと判定して、モータの駆動停止
信号を出力し、もしくはモータ駆動信号の出力を
停止して排出を終了させる。
また、排出途中で玉詰まり等の原因で誘導路2
5終端の出口部25c1,25c2に排出される球が
存在しないことが、検出器45によつて検出され
ると、その出力を受けて制御回路52は直ちにモ
ータ41を停止させるとともに、カウンタの値を
そのまま保持しておき、出口部25c1,25c2に
賞品球が入つてきたとき再びモータ41を動作さ
せて残りの賞品球を排出させる。一回の排出が終
了すると制御回路52は記憶回路51に信号を送
つて記憶内容をテクリメント(減少)させる。
5終端の出口部25c1,25c2に排出される球が
存在しないことが、検出器45によつて検出され
ると、その出力を受けて制御回路52は直ちにモ
ータ41を停止させるとともに、カウンタの値を
そのまま保持しておき、出口部25c1,25c2に
賞品球が入つてきたとき再びモータ41を動作さ
せて残りの賞品球を排出させる。一回の排出が終
了すると制御回路52は記憶回路51に信号を送
つて記憶内容をテクリメント(減少)させる。
なお、制御回路52には玉不足検出器56から
の信号が入力されるようにして、予備貯留部24
内に予備球がなくなつて検出信号が制御回路52
に送られてきた場合にもモータ41の駆動を停止
させ、賞品球の排出を中止させるようにしてもよ
い。
の信号が入力されるようにして、予備貯留部24
内に予備球がなくなつて検出信号が制御回路52
に送られてきた場合にもモータ41の駆動を停止
させ、賞品球の排出を中止させるようにしてもよ
い。
この場合、賞品球の排出が中止されても入賞球
数は記憶回路51に保持され、かつその間に新た
な入賞があればそれを検知し、カウントアツプし
て記憶する。そして、予備貯留部24への予備球
の補給が行なわれると、再び制御回路52からの
制御信号によつて賞品球の排出を開始されるのが
よい。
数は記憶回路51に保持され、かつその間に新た
な入賞があればそれを検知し、カウントアツプし
て記憶する。そして、予備貯留部24への予備球
の補給が行なわれると、再び制御回路52からの
制御信号によつて賞品球の排出を開始されるのが
よい。
一方、制御回路52は、ゴミや異物が入り込み
玉詰まりを起し易い誘導路25の途中に設けられ
た流下異常検出器57からの信号に基づいて球の
流下異常を監視していて異常信号が入つて来た場
合に排出装置40を動作させないようになつてい
る。すなわち、前述したように流下異常検出器5
7は、誘導路25内に臨む検出板57aとマイク
ロスイツチ57bとからなる(第4図参照)の
で、予備球が正常に流下している場合には流下球
によつて検出板57aが押圧され、マイクロスイ
ツチ57bから規則的な検出信号が出力される
が、誘導路25内で玉止まりや異物の混入のよう
な異常が発生すると、マイクロスイツチ57bの
検出信号が賞品球排出中でも変化しなくなつた
り、マイクロスイツチ57bの検出信号が不規則
に変化するようになるため、予備球の流下異常現
象を検出できる。さらには、本実施例において
は、マイクロスイツチ57aが誘導路25の屈曲
部分に配設されているため、誘導路25内を流下
する予備球1個宛の正常時の通過時間を調べてお
き、実際の通過時間が正常時のそれよりも長くな
つてきたときには、予備球自身に付着した球アカ
あるいは誘導路25の壁面に付着した球アカに起
因する流下異常として検出することができる。上
記流下異常検出器57は誘導路25内を2列に整
列されて流下してくる球の列ごとに設けられてい
る。
玉詰まりを起し易い誘導路25の途中に設けられ
た流下異常検出器57からの信号に基づいて球の
流下異常を監視していて異常信号が入つて来た場
合に排出装置40を動作させないようになつてい
る。すなわち、前述したように流下異常検出器5
7は、誘導路25内に臨む検出板57aとマイク
ロスイツチ57bとからなる(第4図参照)の
で、予備球が正常に流下している場合には流下球
によつて検出板57aが押圧され、マイクロスイ
ツチ57bから規則的な検出信号が出力される
が、誘導路25内で玉止まりや異物の混入のよう
な異常が発生すると、マイクロスイツチ57bの
検出信号が賞品球排出中でも変化しなくなつた
り、マイクロスイツチ57bの検出信号が不規則
に変化するようになるため、予備球の流下異常現
象を検出できる。さらには、本実施例において
は、マイクロスイツチ57aが誘導路25の屈曲
部分に配設されているため、誘導路25内を流下
する予備球1個宛の正常時の通過時間を調べてお
き、実際の通過時間が正常時のそれよりも長くな
つてきたときには、予備球自身に付着した球アカ
あるいは誘導路25の壁面に付着した球アカに起
因する流下異常として検出することができる。上
記流下異常検出器57は誘導路25内を2列に整
列されて流下してくる球の列ごとに設けられてい
る。
さらに、この実施例では、第4図に示すごとく
アウト玉樋23の途中に設けられたアウト玉検出
器71から出力される検出信号が制御回路52に
入力されている。そして、制御回路52には打止
数設定器72からの信号が入力されるようになつ
ており、前記入賞検知信号もしくは排出検出信号
とアウト玉検出信号とに基づいて賞品球数とアウ
ト玉数との差を演算して損益状態を監視し、それ
が予め設定器72によつて設定された打止数に達
すると、打止め信号を発生する。この打止め信号
によつて、例えば、電動式の打球発射装置10が
停止されるようになつている。なお、この場合、
上記損益状態を表示する表示装置73を遊技盤前
面に設けて、制御回路52からの信号によつてデ
イジタル数字で表示させるようにしてもよい。
アウト玉樋23の途中に設けられたアウト玉検出
器71から出力される検出信号が制御回路52に
入力されている。そして、制御回路52には打止
数設定器72からの信号が入力されるようになつ
ており、前記入賞検知信号もしくは排出検出信号
とアウト玉検出信号とに基づいて賞品球数とアウ
ト玉数との差を演算して損益状態を監視し、それ
が予め設定器72によつて設定された打止数に達
すると、打止め信号を発生する。この打止め信号
によつて、例えば、電動式の打球発射装置10が
停止されるようになつている。なお、この場合、
上記損益状態を表示する表示装置73を遊技盤前
面に設けて、制御回路52からの信号によつてデ
イジタル数字で表示させるようにしてもよい。
また、上記実施例では、制御回路52内の設定
器の設定値を変えることにより一回当り任意の数
の賞品球の払出しを行なわせることができる。
器の設定値を変えることにより一回当り任意の数
の賞品球の払出しを行なわせることができる。
しかも、上記実施例の制御回路52内の設定器
を複数個設けて設定値を異ならしめておくととも
に、入賞領域15〜18ごとに入賞検出器を設
け、入賞の種類を区別して記憶回路51に記憶さ
せ、入賞の種類に応じて排出させる賞品球数を変
えるようにすることも可能である。
を複数個設けて設定値を異ならしめておくととも
に、入賞領域15〜18ごとに入賞検出器を設
け、入賞の種類を区別して記憶回路51に記憶さ
せ、入賞の種類に応じて排出させる賞品球数を変
えるようにすることも可能である。
さらに、実施例のように、分離用のスプロケツ
ト42をモータ41で駆動して賞品球の分離、排
出を行なうようにされた賞品球排出装置40の代
わりに、ソレノイドと流下阻止部材とを用いて一
つずつ賞品球の分離、排出を行なうように構成さ
れたものを用いてもよい。
ト42をモータ41で駆動して賞品球の分離、排
出を行なうようにされた賞品球排出装置40の代
わりに、ソレノイドと流下阻止部材とを用いて一
つずつ賞品球の分離、排出を行なうように構成さ
れたものを用いてもよい。
また、上記制御回路52と記憶回路51は、停
電時にこれを検知して記憶回路51内の入賞球数
の情報が失われないように保持させるため、バツ
テリによつてバツクアツプされるようになつてい
る。
電時にこれを検知して記憶回路51内の入賞球数
の情報が失われないように保持させるため、バツ
テリによつてバツクアツプされるようになつてい
る。
次に本発明の他の実施例を説明する。
この実施例は、前記入賞検知信号を受けて入賞
球数を電気的に保持する記憶回路51の代わりに
同時もしくは連続した入賞球を物理的にストツク
して賞品球排出動作ごとに一つずつ分離する入賞
球分離器60が、入賞球排出路22の一部に設け
られている。
球数を電気的に保持する記憶回路51の代わりに
同時もしくは連続した入賞球を物理的にストツク
して賞品球排出動作ごとに一つずつ分離する入賞
球分離器60が、入賞球排出路22の一部に設け
られている。
上記入賞球分離器60は、例えば第12図のよ
うに構成されている。すなわち、入賞球排出路2
2は入口部において一旦側方へ折曲されて開口部
22aが形成され、この開口部22aの下部に可
動片61が回動可能に設けられている。この可動
片61の下方に入賞球検出用のマイクロスイツチ
55が配設され、更にその下方には、ピン62に
よつて回動可能に取り付けられた分離作動杆63
が設けられている。この作動杆63の先端は上方
へ折曲され、上記可動片61の先端開口部より上
記入賞球排出路22内に突出可能な折曲片63a
が形成され、この折曲片63aから球一つ分だけ
離れた位置に阻止片63bが形成されている。
うに構成されている。すなわち、入賞球排出路2
2は入口部において一旦側方へ折曲されて開口部
22aが形成され、この開口部22aの下部に可
動片61が回動可能に設けられている。この可動
片61の下方に入賞球検出用のマイクロスイツチ
55が配設され、更にその下方には、ピン62に
よつて回動可能に取り付けられた分離作動杆63
が設けられている。この作動杆63の先端は上方
へ折曲され、上記可動片61の先端開口部より上
記入賞球排出路22内に突出可能な折曲片63a
が形成され、この折曲片63aから球一つ分だけ
離れた位置に阻止片63bが形成されている。
そして、上記分離作動杆63はその下方に配設
されたソレノイド64によつて回動され、入賞球
を一つずつ分離するようになつている。つまり、
入賞球が排出路22内に入つて来る前は作動杆6
3が上方へ回動されて先端の折曲片63aが排出
路22内に突出している。そのため、同時もしく
は連続した入賞球は第12図1のように折曲片6
3aに当接して止まり一列に整列されるととも
に、先頭の入賞球の自重によつて可動片61が下
方へ回動されマイクロスイツチ55がオンされ
る。
されたソレノイド64によつて回動され、入賞球
を一つずつ分離するようになつている。つまり、
入賞球が排出路22内に入つて来る前は作動杆6
3が上方へ回動されて先端の折曲片63aが排出
路22内に突出している。そのため、同時もしく
は連続した入賞球は第12図1のように折曲片6
3aに当接して止まり一列に整列されるととも
に、先頭の入賞球の自重によつて可動片61が下
方へ回動されマイクロスイツチ55がオンされ
る。
すると、前記賞品球排出装置40が駆動される
とともに、ソレノイド64が励磁されて作動杆6
3が下方へ回動され、先頭の入賞球が第12図2
のごとく排出路22内に流下させられるととも
に、後続の入賞球は阻止片63bによつて流下が
阻止される。しかして、賞品球の排出終了信号が
出力されると、ソレノイド64への通電が遮断さ
れ、作動杆63はスプリング64aの反発力によ
つて上方へ回動される。すると、阻止片63bの
係合が外れて次の入賞球が可動片61上へ移動し
てきてマイクロスイツチ55をオンさせる。
とともに、ソレノイド64が励磁されて作動杆6
3が下方へ回動され、先頭の入賞球が第12図2
のごとく排出路22内に流下させられるととも
に、後続の入賞球は阻止片63bによつて流下が
阻止される。しかして、賞品球の排出終了信号が
出力されると、ソレノイド64への通電が遮断さ
れ、作動杆63はスプリング64aの反発力によ
つて上方へ回動される。すると、阻止片63bの
係合が外れて次の入賞球が可動片61上へ移動し
てきてマイクロスイツチ55をオンさせる。
このようにして、入賞球分離器60において入
賞球が一つずつ分離されて入賞球ごとに検知信号
が出力され、賞品球の排出が行なわれて行く。
賞球が一つずつ分離されて入賞球ごとに検知信号
が出力され、賞品球の排出が行なわれて行く。
第13図は上記賞品球排出装置40および入賞
球分離器60の電気的な制御システムの一例を示
すブロツク図である。
球分離器60の電気的な制御システムの一例を示
すブロツク図である。
入賞球検出器(マイクロスイツチ)55から
個々の入賞球ごとに発生される入賞検知信号(パ
ルス)は、制御回路52に供給される。この入賞
検知信号に基づいて駆動信号が形成されて、賞品
球排出装置40内のモータ41に供給され、排出
が開始される。しかして、このとき、誘導路25
内に予備球がないと、入賞検知信号が入つて来て
も駆動信号は形成されずモータ41および入賞分
離器60内のソレノイド64は駆動されないよう
にすることもできる。
個々の入賞球ごとに発生される入賞検知信号(パ
ルス)は、制御回路52に供給される。この入賞
検知信号に基づいて駆動信号が形成されて、賞品
球排出装置40内のモータ41に供給され、排出
が開始される。しかして、このとき、誘導路25
内に予備球がないと、入賞検知信号が入つて来て
も駆動信号は形成されずモータ41および入賞分
離器60内のソレノイド64は駆動されないよう
にすることもできる。
一方、モータ41が駆動されて排出が開始され
ると、排出球検出器45から賞品球ごとにパルス
信号が出力され、制御回路52に供給されて内部
のカウンタにより計数される。カウンタの計数値
は、内部の設定器の設定値と比較される。設定器
には一個の入賞球に対して払い出すべき賞品球数
がセツトされており、カウンタの計数値が設定値
に一致すると制御回路52から排出終了信号が出
力される。この終了信号によつて賞品球排出装置
のモータ41が停止されるとともに、入賞球分離
器60内のソレノイド64が消磁される。
ると、排出球検出器45から賞品球ごとにパルス
信号が出力され、制御回路52に供給されて内部
のカウンタにより計数される。カウンタの計数値
は、内部の設定器の設定値と比較される。設定器
には一個の入賞球に対して払い出すべき賞品球数
がセツトされており、カウンタの計数値が設定値
に一致すると制御回路52から排出終了信号が出
力される。この終了信号によつて賞品球排出装置
のモータ41が停止されるとともに、入賞球分離
器60内のソレノイド64が消磁される。
そのため、排出球が所定数に達すると、賞品球
の排出が終了され、入賞球分離器60において後
続の入賞球の分離検出が行なわれ、再び上記動作
を繰り返して所定数の賞品球の排出が行なわれ
る。
の排出が終了され、入賞球分離器60において後
続の入賞球の分離検出が行なわれ、再び上記動作
を繰り返して所定数の賞品球の排出が行なわれ
る。
以上説明したようにこの発明においては、パチ
ンコ遊技機の裏機構盤とこれに関連した賞品球排
出装置およびその排出制御を、従来の入賞球自身
による純機械式のものから入賞球を電子的に処理
し、モータ等を駆動手段として小型化および高速
排出可能ならしめた電動式の賞品球排出装置と
し、これらの装置とそれらを制御するマイクロコ
ンピユータとを、裏面セツト盤上に機能的かつ有
効的に集約配設したので、中央に広い空部を形成
可能とするような従来にない新規な種々の効果を
奏するパチンコ遊技機を提供することができる。
ンコ遊技機の裏機構盤とこれに関連した賞品球排
出装置およびその排出制御を、従来の入賞球自身
による純機械式のものから入賞球を電子的に処理
し、モータ等を駆動手段として小型化および高速
排出可能ならしめた電動式の賞品球排出装置と
し、これらの装置とそれらを制御するマイクロコ
ンピユータとを、裏面セツト盤上に機能的かつ有
効的に集約配設したので、中央に広い空部を形成
可能とするような従来にない新規な種々の効果を
奏するパチンコ遊技機を提供することができる。
例えば、従来のパチンコ遊技機における賞品球
排出機構に比べて部品点数が少なくなり、排出装
置全体をコンパクトに構成できるとともに、これ
によつて裏機構盤の構成が簡略化され、組立や位
置決め調整等が容易になる。しかも、賞品球排出
装置を裏面セツト盤の一側方に偏位せしめて取り
付け、該賞品球排出装置の上方には賞品球の予備
貯留部を設けて、且つ該予備貯留部内の予備球を
自作用的に整流せしめて誘導する誘導路を連設
し、その流下端部を上記偏位された賞品球排出装
置の流入口に接続させ、上記賞品球排出装置の下
方に設けた受皿貯留部に賞品球排出装置の排出口
を連通せしめ、該受皿貯留部には補助受皿に連通
する補助貯留部を連設することによつて、裏面セ
ツト盤の中央に広い空部を形成させることができ
る。その結果、裏面セツト盤の保守、点検が容易
になると共にこの空部を利用して例えば遊技盤中
央に裏面セツト盤側へ大きく突出するような大型
のやく物と呼ばれる変動入賞装置やデイスプレイ
装置を取り付けることができる。
排出機構に比べて部品点数が少なくなり、排出装
置全体をコンパクトに構成できるとともに、これ
によつて裏機構盤の構成が簡略化され、組立や位
置決め調整等が容易になる。しかも、賞品球排出
装置を裏面セツト盤の一側方に偏位せしめて取り
付け、該賞品球排出装置の上方には賞品球の予備
貯留部を設けて、且つ該予備貯留部内の予備球を
自作用的に整流せしめて誘導する誘導路を連設
し、その流下端部を上記偏位された賞品球排出装
置の流入口に接続させ、上記賞品球排出装置の下
方に設けた受皿貯留部に賞品球排出装置の排出口
を連通せしめ、該受皿貯留部には補助受皿に連通
する補助貯留部を連設することによつて、裏面セ
ツト盤の中央に広い空部を形成させることができ
る。その結果、裏面セツト盤の保守、点検が容易
になると共にこの空部を利用して例えば遊技盤中
央に裏面セツト盤側へ大きく突出するような大型
のやく物と呼ばれる変動入賞装置やデイスプレイ
装置を取り付けることができる。
従来のパチンコ機にあつては、裏面セツト盤の
中央に充分な空部を形成できないため遊技盤に変
動入賞装置を取り付ける場合にもその大きさに制
約があつたが、本発明によれば、大型の変動入賞
装置を取り付けることができるようになり、これ
によつて遊技客を充分に満足させることができる
趣向性の高い変動入賞装置を付加することがで
き、パチンコ機の娯楽性を高め商品価値を向上さ
せることが可能となる。
中央に充分な空部を形成できないため遊技盤に変
動入賞装置を取り付ける場合にもその大きさに制
約があつたが、本発明によれば、大型の変動入賞
装置を取り付けることができるようになり、これ
によつて遊技客を充分に満足させることができる
趣向性の高い変動入賞装置を付加することがで
き、パチンコ機の娯楽性を高め商品価値を向上さ
せることが可能となる。
また、裏面セツト盤を、第1、第2空間の重
合、積層構造として、強度の向上を図るととも
に、有効利用空間を広くさせたことにより、大型
の変動入賞装置の採用に伴なう多量の入賞球の発
生に対応する受皿貯留部および補助貯留部の大型
化が可能となつてくる。
合、積層構造として、強度の向上を図るととも
に、有効利用空間を広くさせたことにより、大型
の変動入賞装置の採用に伴なう多量の入賞球の発
生に対応する受皿貯留部および補助貯留部の大型
化が可能となつてくる。
さらに、この発明においては、入賞球を個別的
に検出し、マイコン制御システムにより電子的に
処理するようにしたので、複数の入賞球が同時に
発生しても、玉詰まりによる賞品球の排出機能停
止がないばかりか、正確な払出しが行なわれると
ともに、賞品球の不足を確実に検出して排出を中
止できるため、遊技客に対し不公平な結果をもた
らすこともない。
に検出し、マイコン制御システムにより電子的に
処理するようにしたので、複数の入賞球が同時に
発生しても、玉詰まりによる賞品球の排出機能停
止がないばかりか、正確な払出しが行なわれると
ともに、賞品球の不足を確実に検出して排出を中
止できるため、遊技客に対し不公平な結果をもた
らすこともない。
また、電動式の賞品球排出装置を用いたので、
機械式のものに比べて耐久性にすぐれ、かつ高速
の排出が可能となり、連続した多数の入賞球に対
応して迅速かつ円滑に払出しを行なえる。
機械式のものに比べて耐久性にすぐれ、かつ高速
の排出が可能となり、連続した多数の入賞球に対
応して迅速かつ円滑に払出しを行なえる。
しかも、この発明では、賞品球排出装置におい
て排出された賞品球もしくは排出直前の賞品球を
検出して排出状態を検出する手段を設け、この排
出状態検出手段からの出力に基づいてCPU等の
制御装置により排出球が所定数に達したことを判
別して排出終了信号を発生して排出を終了させる
ようにしているので、予備球の不足や異物の混入
等による玉詰まりなどの異常が発生した場合に
は、賞品球の排出に関わる動作が停止され、空排
出や中途半端な賞品球排出動作が防止されるとい
う効果がある。
て排出された賞品球もしくは排出直前の賞品球を
検出して排出状態を検出する手段を設け、この排
出状態検出手段からの出力に基づいてCPU等の
制御装置により排出球が所定数に達したことを判
別して排出終了信号を発生して排出を終了させる
ようにしているので、予備球の不足や異物の混入
等による玉詰まりなどの異常が発生した場合に
は、賞品球の排出に関わる動作が停止され、空排
出や中途半端な賞品球排出動作が防止されるとい
う効果がある。
第1図は従来のパチンコ遊技機の裏面セツト盤
の一構成例を示す背面図、第2図はパチンコ遊技
機の遊技盤の構成の一例を示す正面図、第3図は
本発明の一実施例を示す裏面セツト盤の斜視図、
第4図は同じくその背面図、第5図は第4図にお
ける−線断面図、第6図は同じく−線断
面図、第7図は−線断面図、第8図は賞品球
排出装置の一構成例を示す斜視図、第9図は排出
球検出器の取付例を示す斜視図、第10図は賞品
球排出装置における排出作用を示す作用説明図、
第11図は本発明における裏機構盤の制御システ
ムの構成の一例を示すブロツク図、第12図は本
発明の他の実施例に使用される入賞球分離器の一
例を示す拡大説明図、第13図は入賞球分離器を
用いた実施例における裏機構盤の制御システムの
構成例を示すブロツク図である。 8……遊技盤、9……受皿、12……補助受
皿、14……障害部材、15〜18……入賞領
域、21……裏面セツト盤、24……予備貯留
部、25……誘導路、26……受皿貯留部、40
……賞品球排出装置、41……モータ、42……
スプロケツト、45……排出球検出器(排出状態
検出手段)、47……補助貯留部、51……記憶
回路(入賞状態保持手段)、55……入賞球検出
器(信号発生手段)、60……入賞球分離器(入
賞状態保持手段)、A1……第1空間部、A2……第
2空間部、C……空部。
の一構成例を示す背面図、第2図はパチンコ遊技
機の遊技盤の構成の一例を示す正面図、第3図は
本発明の一実施例を示す裏面セツト盤の斜視図、
第4図は同じくその背面図、第5図は第4図にお
ける−線断面図、第6図は同じく−線断
面図、第7図は−線断面図、第8図は賞品球
排出装置の一構成例を示す斜視図、第9図は排出
球検出器の取付例を示す斜視図、第10図は賞品
球排出装置における排出作用を示す作用説明図、
第11図は本発明における裏機構盤の制御システ
ムの構成の一例を示すブロツク図、第12図は本
発明の他の実施例に使用される入賞球分離器の一
例を示す拡大説明図、第13図は入賞球分離器を
用いた実施例における裏機構盤の制御システムの
構成例を示すブロツク図である。 8……遊技盤、9……受皿、12……補助受
皿、14……障害部材、15〜18……入賞領
域、21……裏面セツト盤、24……予備貯留
部、25……誘導路、26……受皿貯留部、40
……賞品球排出装置、41……モータ、42……
スプロケツト、45……排出球検出器(排出状態
検出手段)、47……補助貯留部、51……記憶
回路(入賞状態保持手段)、55……入賞球検出
器(信号発生手段)、60……入賞球分離器(入
賞状態保持手段)、A1……第1空間部、A2……第
2空間部、C……空部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 遊技盤の裏面に取り付けられる裏面セツト盤
に、一側方に偏位させて中央に空部を形成するよ
うに賞品球排出装置を取り付けるとともに、該賞
品球排出装置の上方には賞品球の予備貯留部を設
け、かつ該予備貯留部内の予備球を自作用的に整
流せしめて誘導する誘導路を連設し、その流下端
部を上記偏位された賞品球排出装置の流入口に接
続させ、上記賞品球排出装置の下方に設けた受皿
貯留部に賞品球排出装置の排出口を連通せしめ、
上記受皿貯留部には補助受皿に連通する補助貯留
部を連設するとともに、上記遊技盤に打ち込まれ
た打球の入賞を検知して入賞球ごとに入賞検知信
号を発生する入賞検出手段と、該入賞検知信号に
基づいて前記賞品球排出装置を作動させるととも
に上記賞品球排出装置における排出状態を検出す
る手段からの信号に基づいて排出球が所定数に達
したことを判別して排出動作を停止させる制御手
段と、上記入賞領域への入賞状態を保持する手段
とを設け、上記制御手段から出力される排出終了
信号に基づいて上記入賞状態保持手段における入
賞状態を一つずつ減算せしめるとともに、流下す
る賞品球の異常を検出した場合には、少なくとも
上記予備球の排出に関わる作動を停止させるよう
にしたことを特徴とするパチンコ遊技機。 2 前記入賞状態保持手段は、前記入賞検出手段
より出力される入賞検知信号を順次的に取り込む
ことにより少なくとも入賞球数を記憶する記憶装
置であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のパチンコ遊技機。 3 前記入賞状態保持手段は、前記入賞領域へ同
時もしくは連続して入賞した入賞球を一時的にス
トツクし、上記制御手段から出力される制御信号
を受けて後続の入賞球を一個宛通過させるように
構成された入賞球分離装置であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のパチンコ遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8365283A JPS59209371A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | パチンコ遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8365283A JPS59209371A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | パチンコ遊技機 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4102032A Division JPH07140B2 (ja) | 1992-03-26 | 1992-03-26 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59209371A JPS59209371A (ja) | 1984-11-27 |
JPH0332388B2 true JPH0332388B2 (ja) | 1991-05-13 |
Family
ID=13808378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8365283A Granted JPS59209371A (ja) | 1983-05-13 | 1983-05-13 | パチンコ遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59209371A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62133984A (ja) * | 1985-12-04 | 1987-06-17 | 太陽電子株式会社 | パチンコ型ゲ−ム機 |
JPH0377572A (ja) * | 1989-08-22 | 1991-04-03 | Chukyo Yuugi Shisetsu Kk | パチンコ機 |
JP2513561B2 (ja) * | 1992-06-26 | 1996-07-03 | 京楽産業株式会社 | パチンコ機 |
JP2521245B2 (ja) * | 1992-10-30 | 1996-08-07 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機の賞球払い出し装置 |
JPH07102250B2 (ja) * | 1993-12-28 | 1995-11-08 | 株式会社ソフィア | 遊技機の管理制御装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109746A (en) * | 1977-03-05 | 1978-09-25 | Sankyo Giken Kk | Pachinko game machine |
JPS5660585A (en) * | 1979-10-25 | 1981-05-25 | Sofuia Kk | Pinball machine |
JPS5752472A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-27 | Sofuia Kk | Pinball machine |
-
1983
- 1983-05-13 JP JP8365283A patent/JPS59209371A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53109746A (en) * | 1977-03-05 | 1978-09-25 | Sankyo Giken Kk | Pachinko game machine |
JPS5660585A (en) * | 1979-10-25 | 1981-05-25 | Sofuia Kk | Pinball machine |
JPS5752472A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-27 | Sofuia Kk | Pinball machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59209371A (ja) | 1984-11-27 |
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