JP2961203B2 - スピーカ用磁気回路とその組立方法 - Google Patents
スピーカ用磁気回路とその組立方法Info
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- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 6
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、組立方法が容易で且つ性能が優れた外磁
型のスピーカ用磁気回路とその組立方法に関する。
型のスピーカ用磁気回路とその組立方法に関する。
[従来の技術] 従来における外磁型のスピーカ用磁気回路の代表的な
構造は、周知のごとく中央に固定穴が穿設されているリ
ング状の下部プレートの前記固定穴に端部が挿入されて
ポールが突設され、該ポールを囲むように前記下部プレ
ートの上にリング状マグネットとリング状の上部プレー
トとが重ねて載置されて、当該上部プレートの内周とポ
ール端部外側面との間にリング状の磁気空隙が形成され
ている。この様な磁気回路は組立て作業を容易にするた
めに下部プレートとポールとを予め固定して一体化した
り、又は鍛造により最初から1個の部品として製造され
ることが普通である。
構造は、周知のごとく中央に固定穴が穿設されているリ
ング状の下部プレートの前記固定穴に端部が挿入されて
ポールが突設され、該ポールを囲むように前記下部プレ
ートの上にリング状マグネットとリング状の上部プレー
トとが重ねて載置されて、当該上部プレートの内周とポ
ール端部外側面との間にリング状の磁気空隙が形成され
ている。この様な磁気回路は組立て作業を容易にするた
めに下部プレートとポールとを予め固定して一体化した
り、又は鍛造により最初から1個の部品として製造され
ることが普通である。
[解決しようとする課題] この様な構造を有する従来の磁気回路は、下部プレー
ト等構成部品の有する寸法公差が組立て後に累積され
て、上部プレートの上面とポールの上面とが同一平面と
はならず、これらの2部品の夫々上面が同一平面となる
ように正確に組立てられた磁気回路と比較して磁束の分
布状態が変化してスピーカの能率が低下するだけでな
く、スピーカの組立て時にはポールの上面を基準として
磁気空隙に対するボイスコイルの位置を設定するので、
磁気空隙に対してポール上面の位置が不揃いであれば、
磁束とボイスコイルとの鎖交状態がスピーカごとに一定
とならず、歪が増加したり能率が低下するという解決す
べき課題があった。
ト等構成部品の有する寸法公差が組立て後に累積され
て、上部プレートの上面とポールの上面とが同一平面と
はならず、これらの2部品の夫々上面が同一平面となる
ように正確に組立てられた磁気回路と比較して磁束の分
布状態が変化してスピーカの能率が低下するだけでな
く、スピーカの組立て時にはポールの上面を基準として
磁気空隙に対するボイスコイルの位置を設定するので、
磁気空隙に対してポール上面の位置が不揃いであれば、
磁束とボイスコイルとの鎖交状態がスピーカごとに一定
とならず、歪が増加したり能率が低下するという解決す
べき課題があった。
そこで本発明は、外磁型磁気回路とその組立方法にお
いて、上部プレートの上面とポールの上面とを基準とし
て組立てることにより、上記従来例の有する課題を解決
することを目的とする。
いて、上部プレートの上面とポールの上面とを基準とし
て組立てることにより、上記従来例の有する課題を解決
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本発明に係るスピーカ
用磁気回路とその組立方法を第1実施例を示す第1図〜
第3図を用いて説明すると、本発明は、中央にポール2
の取付穴が形成されているリング状の下部プレート1と
該下部プレート1の前記取付穴に一端部が挿入されて突
設されたポール2と、該ポール2を囲むように前記下部
プレート1に載置されたリング状マグネット3及び該リ
ング状マグネット3に重ねて載置されたリング状の上部
プレート4とからなり、当該上部プレート4の内周面と
ポール2の他端部側面とでリング状の磁気空隙が形成さ
れている外磁型のスピーカ用磁気回路の組立方法におい
て、前記上部プレート4が嵌合載置される凹部5aと該凹
部5aの中心に突設された磁気空隙環状突起5bとが形成さ
れている受け治工具5の凹部にリング状の上部プレート
4を前記磁気空隙設定用環状突起5bを挿通せしめて載置
する工程と、磁気空隙設定用環状突起5bの内側にポール
2の上端部を挿入する工程と、当該ポール2を囲むよう
に前記上部プレート4にリング状マグネット3を載置す
る工程と、ポール2の他端部を下部プレート1の前記取
付穴にリング状の押圧治工具6で押圧挿入して下部プレ
ート1とポール2とを締りばめ構造で固定すると共に接
着剤7を使用して下部プレート1と上部プレート4及び
リング状マグネット3を相互に接着固定することを特徴
とするスピーカ用磁気回路の組立方法であり、また第2
実施例として、リング状の上部プレート4が嵌合載置さ
れる凹部5aと該凹部の中心に突設された磁気空隙設定用
環状突起とが形成されている受け治工具5の凹部にリン
グ状の上部プレート4を前記磁気空隙設定用環状突起を
挿通せしめて載置する工程と、磁気空隙設定用環状突起
の内部にポール2の上端部を嵌合挿入する工程と、当該
ポール2を囲むように前記上部プレート4にリング状マ
グネット3を載置する工程と、中央にポール2の取付穴
が形成されているリング状の、若しくは複数個の扇形片
を組合せてリング状とした下部プレート1を前記取付穴
にポール2の他端部を挿入するようにしてリング状マグ
ネット3に載置すると共に、接着剤7で下部プレート1
とポール2とリング状マグネット3及び上部プレート4
を相互に接着固定することを特徴とするスピーカ用磁気
回路の組立方法であり、更に第2実施例による製造方法
に適応するべく、複数個の扇形片を組合わせてリング状
とした下部プレート1と該下部プレート1に形成されて
いる中心穴に一端を挿入して突設されたポール2、及び
該ポール2を囲むように前記下部プレート1に重ねて載
置されたリング状マグネット3と同じくリング状の上部
プレート4とからなることを特徴とする外磁型のスピー
カ用磁気回路である。
用磁気回路とその組立方法を第1実施例を示す第1図〜
第3図を用いて説明すると、本発明は、中央にポール2
の取付穴が形成されているリング状の下部プレート1と
該下部プレート1の前記取付穴に一端部が挿入されて突
設されたポール2と、該ポール2を囲むように前記下部
プレート1に載置されたリング状マグネット3及び該リ
ング状マグネット3に重ねて載置されたリング状の上部
プレート4とからなり、当該上部プレート4の内周面と
ポール2の他端部側面とでリング状の磁気空隙が形成さ
れている外磁型のスピーカ用磁気回路の組立方法におい
て、前記上部プレート4が嵌合載置される凹部5aと該凹
部5aの中心に突設された磁気空隙環状突起5bとが形成さ
れている受け治工具5の凹部にリング状の上部プレート
4を前記磁気空隙設定用環状突起5bを挿通せしめて載置
する工程と、磁気空隙設定用環状突起5bの内側にポール
2の上端部を挿入する工程と、当該ポール2を囲むよう
に前記上部プレート4にリング状マグネット3を載置す
る工程と、ポール2の他端部を下部プレート1の前記取
付穴にリング状の押圧治工具6で押圧挿入して下部プレ
ート1とポール2とを締りばめ構造で固定すると共に接
着剤7を使用して下部プレート1と上部プレート4及び
リング状マグネット3を相互に接着固定することを特徴
とするスピーカ用磁気回路の組立方法であり、また第2
実施例として、リング状の上部プレート4が嵌合載置さ
れる凹部5aと該凹部の中心に突設された磁気空隙設定用
環状突起とが形成されている受け治工具5の凹部にリン
グ状の上部プレート4を前記磁気空隙設定用環状突起を
挿通せしめて載置する工程と、磁気空隙設定用環状突起
の内部にポール2の上端部を嵌合挿入する工程と、当該
ポール2を囲むように前記上部プレート4にリング状マ
グネット3を載置する工程と、中央にポール2の取付穴
が形成されているリング状の、若しくは複数個の扇形片
を組合せてリング状とした下部プレート1を前記取付穴
にポール2の他端部を挿入するようにしてリング状マグ
ネット3に載置すると共に、接着剤7で下部プレート1
とポール2とリング状マグネット3及び上部プレート4
を相互に接着固定することを特徴とするスピーカ用磁気
回路の組立方法であり、更に第2実施例による製造方法
に適応するべく、複数個の扇形片を組合わせてリング状
とした下部プレート1と該下部プレート1に形成されて
いる中心穴に一端を挿入して突設されたポール2、及び
該ポール2を囲むように前記下部プレート1に重ねて載
置されたリング状マグネット3と同じくリング状の上部
プレート4とからなることを特徴とする外磁型のスピー
カ用磁気回路である。
[作 用] そして、此の様な構成のスピーカ用磁気回路の組立方
法では、組立作業中上部プレートの上面とポールの上面
とが受け治工具5によって同一面に保持され、且つ、受
け治工具5の磁気空隙設定用環状突起5bによって上部プ
レート4の内周部とポール2の外側面によって形成され
る磁気空隙も所定値に正確に規定されると共に、磁気回
路を構成する各部品の寸法公差の累積は、ポール2端部
と下部プレート1との締りばめ構造又は嵌合接着構造に
よる固定位置の差異として吸収され、上部プレート4の
上面とポール2の上面とは必ず同一平面上に位置するこ
とになる。
法では、組立作業中上部プレートの上面とポールの上面
とが受け治工具5によって同一面に保持され、且つ、受
け治工具5の磁気空隙設定用環状突起5bによって上部プ
レート4の内周部とポール2の外側面によって形成され
る磁気空隙も所定値に正確に規定されると共に、磁気回
路を構成する各部品の寸法公差の累積は、ポール2端部
と下部プレート1との締りばめ構造又は嵌合接着構造に
よる固定位置の差異として吸収され、上部プレート4の
上面とポール2の上面とは必ず同一平面上に位置するこ
とになる。
[実施例] 以下図面により本発明の第1実施例及び第2実施例を
夫々詳述するが、工程中に含まれる接着剤塗布作業は従
来例と変わりないので記載並びに図示を省略する。
夫々詳述するが、工程中に含まれる接着剤塗布作業は従
来例と変わりないので記載並びに図示を省略する。
第1図〜第3図は本発明の第1実施例を示し、第1実
施例の磁気回路は、中央にポール2の固定穴1aが穿設さ
れているリング状の下部プレート1と該下部プレート1
の前記固定穴1aに端部が挿入されて突設されたポール
2、及び該ポール2を囲むように前記下部プレート1に
重ねて載置されたリング状マグネット3とリング状の上
部プレート4とからなり、上部プレート4の内周部とポ
ール2の端部外側面とでリング状の磁気空隙が形成され
ている。
施例の磁気回路は、中央にポール2の固定穴1aが穿設さ
れているリング状の下部プレート1と該下部プレート1
の前記固定穴1aに端部が挿入されて突設されたポール
2、及び該ポール2を囲むように前記下部プレート1に
重ねて載置されたリング状マグネット3とリング状の上
部プレート4とからなり、上部プレート4の内周部とポ
ール2の端部外側面とでリング状の磁気空隙が形成され
ている。
5は、当該磁気回路組立用の受け治工具であって、上
面にリング状の上部フレーム4を載置する凹部5aと、当
該上部プレート4とポール2との相対的な位置決めを行
う磁気空隙設定用環状突起5bとが形成され、第1工程で
前記上部プレート4を当該受け治工具5の凹部5aに上部
プレート4中心穴に前記磁気空隙設定用環状突起5bを挿
通せしめて載置し、第2工程で磁気空隙設定用環状突起
5bの内部にポール2の上端部を嵌合挿入し、第3工程で
当該ポール2を囲むように前記上部プレート4にリング
状マグネット3を載置する(以上第1図)。
面にリング状の上部フレーム4を載置する凹部5aと、当
該上部プレート4とポール2との相対的な位置決めを行
う磁気空隙設定用環状突起5bとが形成され、第1工程で
前記上部プレート4を当該受け治工具5の凹部5aに上部
プレート4中心穴に前記磁気空隙設定用環状突起5bを挿
通せしめて載置し、第2工程で磁気空隙設定用環状突起
5bの内部にポール2の上端部を嵌合挿入し、第3工程で
当該ポール2を囲むように前記上部プレート4にリング
状マグネット3を載置する(以上第1図)。
次いで第4工程で下部プレート1をポール2固定穴1a
の部位でポール2の他端部に載置して(以上第2図)、
第5工程で下部プレート1の上からリング状の押圧治工
具6で押圧し、下部プレート1とポール2とを締りばめ
構造で固定すると共に、下部プレート1と上部プレート
4とでリング状マグネット3を挟持し、接着剤7で固定
してスピーカ用磁気回路を完成させる(以上第3図)。
の部位でポール2の他端部に載置して(以上第2図)、
第5工程で下部プレート1の上からリング状の押圧治工
具6で押圧し、下部プレート1とポール2とを締りばめ
構造で固定すると共に、下部プレート1と上部プレート
4とでリング状マグネット3を挟持し、接着剤7で固定
してスピーカ用磁気回路を完成させる(以上第3図)。
本願の第2実施例に適用される磁気回路の下部プレー
ト1は第4図に示すように複数個(第2実施例では4
個)に分離可能な扇形片1b,1c,1d,1eを組合わせてリン
グ状とした構造をなし、上記第1実施例の第3工程まで
は同一で、以降の第4工程に於いて、リング状の、又は
複数個の扇形片を組み合わせてリング状とした下部プレ
ート1をポール2の他端部に嵌合させてリング状マグネ
ット3に載置すると共に、接着剤7で下部プレート1と
ポール2とリング状マグネット3及び状部プレート4を
相互に固定する(以上第5図)。或いは複数個の扇型片
を組み合わせてリング状とした下部プレートの場合は、
個々の扇形片をポール2の周囲で且つリング状マグネッ
ト3上に配列して接着してもよい。
ト1は第4図に示すように複数個(第2実施例では4
個)に分離可能な扇形片1b,1c,1d,1eを組合わせてリン
グ状とした構造をなし、上記第1実施例の第3工程まで
は同一で、以降の第4工程に於いて、リング状の、又は
複数個の扇形片を組み合わせてリング状とした下部プレ
ート1をポール2の他端部に嵌合させてリング状マグネ
ット3に載置すると共に、接着剤7で下部プレート1と
ポール2とリング状マグネット3及び状部プレート4を
相互に固定する(以上第5図)。或いは複数個の扇型片
を組み合わせてリング状とした下部プレートの場合は、
個々の扇形片をポール2の周囲で且つリング状マグネッ
ト3上に配列して接着してもよい。
上記各実施例に置いて、受け治工具5の周囲をマグネ
ット3の外周に達するまで立上がらせて、該マグネット
3の位置決めをさせても良い。
ット3の外周に達するまで立上がらせて、該マグネット
3の位置決めをさせても良い。
以上、本発明に係るスピーカ用磁気回路とその組立方
法について代表的と思われる実施例を基に詳述したが、
本発明によるスピーカ用磁気回路とその組立方法の実施
態様は、上記実施例の構造に限定されるものではなく、
前記したクレーム記載の構成要件を具備し、本発明にい
う作用を呈し、以下に述べる効果を有する限りにおい
て、適宜改変して実施しうるものである。
法について代表的と思われる実施例を基に詳述したが、
本発明によるスピーカ用磁気回路とその組立方法の実施
態様は、上記実施例の構造に限定されるものではなく、
前記したクレーム記載の構成要件を具備し、本発明にい
う作用を呈し、以下に述べる効果を有する限りにおい
て、適宜改変して実施しうるものである。
[効 果] 本発明に係る磁気回路の組立方法では、組立て作業中
上部プレートの上面とポールの上面とが受け治工具によ
って同一面に保持され、且つ、受け治工具の磁気空隙設
定用環状突起によって上部プレートの内周部とポールの
外側面によって形成される磁気空隙も所定値に正確に規
定されると共に、磁気回路の構成各部品の寸法公差の累
積はポール端部と下部プレートとの締りばめ構造による
固定位置の差異として吸収され、上部プレートの上面と
ポールの上面とは必ず同一面に存在することになる。従
って、上部プレートの上面とポールの上面の不一致によ
り磁束の分布状態が変化してスピーカの能率が低下する
事を防止するだけでなく、磁気空隙に対するボイスコイ
ルの相対位置が不揃いとなって磁束とボイスコイルとの
鎖交状態がスピーカごとに一定とならず、歪が増加した
り能率が低下するという従来例に見られた欠点が解消さ
れ、安定した高性能を有するスピーカを提供することが
できるという効果を有するものである。
上部プレートの上面とポールの上面とが受け治工具によ
って同一面に保持され、且つ、受け治工具の磁気空隙設
定用環状突起によって上部プレートの内周部とポールの
外側面によって形成される磁気空隙も所定値に正確に規
定されると共に、磁気回路の構成各部品の寸法公差の累
積はポール端部と下部プレートとの締りばめ構造による
固定位置の差異として吸収され、上部プレートの上面と
ポールの上面とは必ず同一面に存在することになる。従
って、上部プレートの上面とポールの上面の不一致によ
り磁束の分布状態が変化してスピーカの能率が低下する
事を防止するだけでなく、磁気空隙に対するボイスコイ
ルの相対位置が不揃いとなって磁束とボイスコイルとの
鎖交状態がスピーカごとに一定とならず、歪が増加した
り能率が低下するという従来例に見られた欠点が解消さ
れ、安定した高性能を有するスピーカを提供することが
できるという効果を有するものである。
第1図は第1実施例の第3工程までを示す断面図、第2
図は同第4工程の断面図、第3図は同第5工程の断面
図、第4図は第2実施例に適用する磁気回路の背面図、
第5図は第2実施例の完成工程の2方向断面図である。 1は下部プレート、2はポール、3はマグネット、4は
上部プレート、5は受け治工具、6は押圧治工具、7は
接着剤である。
図は同第4工程の断面図、第3図は同第5工程の断面
図、第4図は第2実施例に適用する磁気回路の背面図、
第5図は第2実施例の完成工程の2方向断面図である。 1は下部プレート、2はポール、3はマグネット、4は
上部プレート、5は受け治工具、6は押圧治工具、7は
接着剤である。
Claims (3)
- 【請求項1】中央にポール(2)の取付穴が形成されて
いるリング状の下部プレート(1)と該下部プレート
(1)の前記取付穴に一端部が挿入されて突設されたポ
ール(2)と、該ポール(2)を囲むように前記下部プ
レート(1)に載置されたリング状マグネット(3)及
び該リング状マグネット(3)に重ねて載置されたリン
グ状の上部プレート(4)とからなり、当該上部プレー
ト(4)の内周面とポール(2)の他端部側面とでリン
グ状の磁気空隙が形成されている外磁型のスピーカ用磁
気回路の組立方法において、前記上部プレート(4)が
嵌合載置される凹部と該凹部の中心に突設された磁気空
隙設定用環状突起とが形成されている受け治工具5の凹
部にリング状の上部プレート(4)を前記磁気空隙設定
用環状突起を挿通せしめて載置する工程と、磁気空隙設
定用環状突起の内側にポール(2)の上端部を挿入する
工程と、当該ポール(2)を囲むように前記上部プレー
ト(4)にリング状マグネット(3)を載置する工程
と、ポール(2)の他端部を下部プレート(1)の前記
取付穴にリング状の押圧治工具6で押圧挿入して下部プ
レート(1)とポール(2)とを締りばめ構造で固定す
ると共に接着剤(7)を使用して下部プレート(1)と
上部プレート(4)及びリング状マグネット(3)を相
互に接着固定することを特徴とするスピーカ用磁気回路
の組立方法。 - 【請求項2】リング状の上部プレート(4)が嵌合載置
される凹部と該凹部の中心に突設された磁気空隙設定用
環状突起とが形成されている受け治工具5の凹部にリン
グ状の上部プレート(4)を前記磁気空隙設定用環状突
起を挿通せしめて載置する工程と、磁気空隙設定用環状
突起の内部にポール(2)の上端部を嵌合挿入する工程
と、当該ポール(2)を囲むように前記上部プレート
(4)にリング状マグネット(3)を載置する工程と、
中央にポール(2)の取付穴が形成されているリング状
の、若しくは複数個の扇形片を組合せてリング状とした
下受プレート(1)を前記取付穴にポール(2)の他端
部を挿入するようにしてリング状マグネット(3)に載
置すると共に、接着剤(7)で下部プレート(1)とポ
ール(2)とリング状マグネット(3)及び上部プレー
ト(4)を相互に接着固定することを特徴とするスピー
カ用磁気回路の組立方法。 - 【請求項3】複数個の扇形片を組合わせてリング状に形
成せしめた下部プレート(1)と該下部プレート1に形
成されている中心穴に一端を挿入して突設されたポール
(2)、及び該ポール(2)を囲むように前記下部プレ
ート(1)に重ねて載置されたリング状マグネット
(3)と、当該リング状マグネット(3)に重ねて載置
されたリング状の上部プレート(4)とからなることを
特徴とする外磁型のスピーカ用磁気回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12947890A JP2961203B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スピーカ用磁気回路とその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12947890A JP2961203B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スピーカ用磁気回路とその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0423700A JPH0423700A (ja) | 1992-01-28 |
JP2961203B2 true JP2961203B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=15010480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12947890A Expired - Fee Related JP2961203B2 (ja) | 1990-05-18 | 1990-05-18 | スピーカ用磁気回路とその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961203B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-18 JP JP12947890A patent/JP2961203B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0423700A (ja) | 1992-01-28 |
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