JP2903503B2 - 静電画像再生方法及び再生装置 - Google Patents
静電画像再生方法及び再生装置Info
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- JP2903503B2 JP2903503B2 JP2126081A JP12608190A JP2903503B2 JP 2903503 B2 JP2903503 B2 JP 2903503B2 JP 2126081 A JP2126081 A JP 2126081A JP 12608190 A JP12608190 A JP 12608190A JP 2903503 B2 JP2903503 B2 JP 2903503B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電荷保持媒体に記録された静電画像を読み取
ってプリントアウトするようにした静電画像再生方法及
び装置に関するものである。
ってプリントアウトするようにした静電画像再生方法及
び装置に関するものである。
本出願人は電極を有する光導電層と、電極を有する絶
縁層とを対向配置し、両電極間に電圧を印加した状態で
画像露光することにより、絶縁層上に静電潜像を記録す
る方法について既に提案している。
縁層とを対向配置し、両電極間に電圧を印加した状態で
画像露光することにより、絶縁層上に静電潜像を記録す
る方法について既に提案している。
第5図はこのような静電画像記録方法を説明するため
の図であり、図中、1は感光体、3は電荷保持媒体、5
は光導電層支持体、7は感光体電極、9は光導電層、11
は絶縁層、13は電荷保持媒体電極、15は絶縁層支持体、
17は電源である。
の図であり、図中、1は感光体、3は電荷保持媒体、5
は光導電層支持体、7は感光体電極、9は光導電層、11
は絶縁層、13は電荷保持媒体電極、15は絶縁層支持体、
17は電源である。
第5図においては、感光体1側から露光を行う態様で
あり、まず1mm厚のガラスからなる光導電層支持体5上
に1000Å厚のITOからなる透明な感光体電極7を形成
し、この上に10μm程度の光導電層9を形成して感光体
1を構成している。この感光体1に対して、10μm程度
の空隙を介して電荷保持媒体3が配置される。電荷保持
媒体3は1mm厚のガラスからなる絶縁層支持体15上に100
0Å厚のAl電極13を蒸着により形成し、この電極13上に1
0μm厚の絶縁層11を形成したものである。
あり、まず1mm厚のガラスからなる光導電層支持体5上
に1000Å厚のITOからなる透明な感光体電極7を形成
し、この上に10μm程度の光導電層9を形成して感光体
1を構成している。この感光体1に対して、10μm程度
の空隙を介して電荷保持媒体3が配置される。電荷保持
媒体3は1mm厚のガラスからなる絶縁層支持体15上に100
0Å厚のAl電極13を蒸着により形成し、この電極13上に1
0μm厚の絶縁層11を形成したものである。
先ず、第5図(a)に示すように感光体1に対して、
10μm程度の空隙を介して電荷保持媒体3をセットし、
第5図(b)に示すように電源17により電極7、13間に
電圧を印加する。暗所であれば光導電層9は高抵抗体で
あるため、電極間には何の変化も生じない。感光体1側
より光が入射すると、光が入射した部分の光導電層9は
導電性を示し、絶縁層11との間に放電が生じ、絶縁層11
に電荷が蓄積される。
10μm程度の空隙を介して電荷保持媒体3をセットし、
第5図(b)に示すように電源17により電極7、13間に
電圧を印加する。暗所であれば光導電層9は高抵抗体で
あるため、電極間には何の変化も生じない。感光体1側
より光が入射すると、光が入射した部分の光導電層9は
導電性を示し、絶縁層11との間に放電が生じ、絶縁層11
に電荷が蓄積される。
露光が終了したら、第5図(c)に示すように電圧を
OFFにし、次いで、第5図(d)に示すように電荷保持
媒体3を取り出すことにより静電潜像の形成が終了す
る。
OFFにし、次いで、第5図(d)に示すように電荷保持
媒体3を取り出すことにより静電潜像の形成が終了す
る。
なお、感光体1と電荷保持媒体3とは上記のように非
接触でなく接触式でもよく、接触式の場合には、感光体
電極7側から光導電層9の露光部に正または負の電荷が
注入され、この電荷は電荷保持媒体3側の電極13に引か
れて光導電層9を通過し、絶縁層11面に達した所で電荷
移動が停止し、その部位に注入電荷が蓄積される。そし
て、感光体1と電荷保持媒体3とを分離すると、絶縁層
11は電荷を蓄積したままの状態で分離される。
接触でなく接触式でもよく、接触式の場合には、感光体
電極7側から光導電層9の露光部に正または負の電荷が
注入され、この電荷は電荷保持媒体3側の電極13に引か
れて光導電層9を通過し、絶縁層11面に達した所で電荷
移動が停止し、その部位に注入電荷が蓄積される。そし
て、感光体1と電荷保持媒体3とを分離すると、絶縁層
11は電荷を蓄積したままの状態で分離される。
この記録方法は面状アナログ記録とした場合、銀塩写
真法と同様に高解像度が得られ、また形成される絶縁層
11上の表面電荷は空気環境に曝されるが、空気は良好な
絶縁性能を持っているので、明所、暗所に関係なく放電
せず長期間保存される。
真法と同様に高解像度が得られ、また形成される絶縁層
11上の表面電荷は空気環境に曝されるが、空気は良好な
絶縁性能を持っているので、明所、暗所に関係なく放電
せず長期間保存される。
この絶縁層11上の電荷保存期間は、絶縁体の性質によ
って定まり、空気の絶縁性以外に絶縁体の電荷捕捉特性
が影響する。前述の説明では電荷は表面電荷として説明
しているが、注入電荷は単に表面に蓄積させる場合もあ
り、また微視的には絶縁体表面付近内部に侵入し、その
物質の構造内に電子またはホールがトラップされる場合
もあるので長期間の保存が行われる。また電荷保持媒体
の物理的損傷や湿度が高い場合の放電等を防ぐために絶
縁層11の表面を絶縁性フィルム等で覆って保存するよう
にしてもよい。
って定まり、空気の絶縁性以外に絶縁体の電荷捕捉特性
が影響する。前述の説明では電荷は表面電荷として説明
しているが、注入電荷は単に表面に蓄積させる場合もあ
り、また微視的には絶縁体表面付近内部に侵入し、その
物質の構造内に電子またはホールがトラップされる場合
もあるので長期間の保存が行われる。また電荷保持媒体
の物理的損傷や湿度が高い場合の放電等を防ぐために絶
縁層11の表面を絶縁性フィルム等で覆って保存するよう
にしてもよい。
また、第6図(a)に示すように感光体1の前面にカ
ラーフィルタ20を配置して画像露光することにより、カ
ラー画像を記録することが可能であり、第6図(b)に
示すようにR、G、B分解した電荷保持媒体3セットで
1コマを形成するか、あるいは第6図(c)に示すよう
に1平面上にR,G,B像として並べて1セットで1コマと
することもできる。
ラーフィルタ20を配置して画像露光することにより、カ
ラー画像を記録することが可能であり、第6図(b)に
示すようにR、G、B分解した電荷保持媒体3セットで
1コマを形成するか、あるいは第6図(c)に示すよう
に1平面上にR,G,B像として並べて1セットで1コマと
することもできる。
第7図は微細カラーフィルタの例を示す図で、例え
ば、レジストをコーティングしたフィルムをマスクパタ
ーンで露光してR,G,Bストライプパターンを形成し、そ
れぞれR,G,B染色することにより形成する方法、または
プリズム等を使用して色分解した光を、それぞれ細いス
リットに通すことにより生じるR,G,Bの干渉縞をホログ
ラム記録媒体に記録させることにより形成する方法、ま
たは光導電体にマスクを密着させて露光し、静電潜像に
よるR,G,Bストライプパターンを形成し、これをトナー
現像して3回転写することによりカラー合成してトナー
のストライプを形成する方法等により形成する。このよ
うな方法で形成されたフィルタのR,G,B1組で1画素を形
成し、例えば1画素を10μm程度の微細なものにする。
このフィルタを第6図のフィルタ20として使用すること
によりカラー静電潜像を形成することができる。この場
合、フィルタは感光体と離して配置しても、あるいは感
光体と一体に形成するようにしてもよい。
ば、レジストをコーティングしたフィルムをマスクパタ
ーンで露光してR,G,Bストライプパターンを形成し、そ
れぞれR,G,B染色することにより形成する方法、または
プリズム等を使用して色分解した光を、それぞれ細いス
リットに通すことにより生じるR,G,Bの干渉縞をホログ
ラム記録媒体に記録させることにより形成する方法、ま
たは光導電体にマスクを密着させて露光し、静電潜像に
よるR,G,Bストライプパターンを形成し、これをトナー
現像して3回転写することによりカラー合成してトナー
のストライプを形成する方法等により形成する。このよ
うな方法で形成されたフィルタのR,G,B1組で1画素を形
成し、例えば1画素を10μm程度の微細なものにする。
このフィルタを第6図のフィルタ20として使用すること
によりカラー静電潜像を形成することができる。この場
合、フィルタは感光体と離して配置しても、あるいは感
光体と一体に形成するようにしてもよい。
前述したように電荷保持媒体は極めて高解像なアナロ
グ記録が可能であるが、この画像を記録紙に高精細で、
階調表現できる適当な手法が未だ開発されていない。
グ記録が可能であるが、この画像を記録紙に高精細で、
階調表現できる適当な手法が未だ開発されていない。
本発明はかかる事情に鑑みなされたもので、電荷保持
媒体の記録画像を高精細、高階調で記録紙にプリントア
ウトすることができる静電画像再生方法および再生装置
を提供することを目的とする。
媒体の記録画像を高精細、高階調で記録紙にプリントア
ウトすることができる静電画像再生方法および再生装置
を提供することを目的とする。
本発明は電極が設けられた光導電層を有する感光体
と、電極が設けられた絶縁層を有する電荷保持媒体とを
対向配置し、両電極間に電圧を印加して画像露光するこ
とにより電荷保持媒体に静電潜像を記録し、感光体から
分離した単体の電荷保持媒体の像電位を電気的に読み取
り、読み取った画像信号を昇華転写プリンタへ入力し、
記録紙に画像出力することを特徴とする。
と、電極が設けられた絶縁層を有する電荷保持媒体とを
対向配置し、両電極間に電圧を印加して画像露光するこ
とにより電荷保持媒体に静電潜像を記録し、感光体から
分離した単体の電荷保持媒体の像電位を電気的に読み取
り、読み取った画像信号を昇華転写プリンタへ入力し、
記録紙に画像出力することを特徴とする。
本発明は、感光体から分離した単体の電荷保持媒体の
像電位を電気的に読み取り、読み取った画像信号を昇華
転写プリンタまたは溶融転写プリンタに入力し、記録紙
にプリントアウトすることにより、高解像の静電画像に
対応した高精細で高階調の出力画像を得ることができ
る。
像電位を電気的に読み取り、読み取った画像信号を昇華
転写プリンタまたは溶融転写プリンタに入力し、記録紙
にプリントアウトすることにより、高解像の静電画像に
対応した高精細で高階調の出力画像を得ることができ
る。
以下、実施例を図面を参照して説明する。
本発明における静電画像の記録方法は第5図で説明し
たものを使用するので、以下ではその詳細については省
略する。
たものを使用するので、以下ではその詳細については省
略する。
第1図〜第3図は光学的に読み取ったカラー画像を昇
華転写プリンタに出力するようにした例を示す図であ
る。図中、101はレーザ、103aは反射ミラー、103b、103
cはダイクロイックミラー、105は反射ミラー、107は走
査系、109は反射ミラー、111はハーフミラー、113a、11
3bはダイクロイックミラー、113cは反射ミラー、115は
光電変換器、117はメモリ、119は画像処理装置、121は
補色変換器、123は並直変換器、125はドライバ、127は
ヘッド、129はプラテンローラ、131は受像紙である。
華転写プリンタに出力するようにした例を示す図であ
る。図中、101はレーザ、103aは反射ミラー、103b、103
cはダイクロイックミラー、105は反射ミラー、107は走
査系、109は反射ミラー、111はハーフミラー、113a、11
3bはダイクロイックミラー、113cは反射ミラー、115は
光電変換器、117はメモリ、119は画像処理装置、121は
補色変換器、123は並直変換器、125はドライバ、127は
ヘッド、129はプラテンローラ、131は受像紙である。
第1図において、レーザ101からのR、G、B光は、
反射ミラー103a、ダイクロイックミラー103b、103cを介
して一本となり、反射ミラー105、走査系107、反射ミラ
ー109、ハーフミラー111を介して電荷保持媒体3を走査
する。電荷保持媒体3は、例えば微細カラーフィルタに
より形成したR、G、B分解像をトナー現像し、着色さ
れているものとする。走査系107は、X、Y方向の走査
を行うガルバノミラー107a、107bからなっている。こう
して、電荷保持媒体面を走査して得られる反射光は、ハ
ーフミラー111を介してミラー113によりR、G、Bに色
分解されてそれぞれ光電変換器により電気信号に変換さ
れ、メモリ117に記憶される。そして、必要に応じて画
像処理装置119により画素密度変換、色修正、階調修正
等が行われ、印刷用のために補色変換器121でY、M、
Cの色信号に変換され、並直変換器123で各ライン毎の
シリアル信号に変換されてドライバ125に加えられ、サ
ーマルヘッド127をY、M、Cの色信号に応じたデュー
ティ比で駆動制御し、感熱転写フィルム130から受像紙1
31に転写する。必要に応じて補色変換と同時に、Y、
M、Cの他のBK(ブラック)信号を生成してもよい。そ
の場合、感熱消化転写記録においても黒色の感熱転写フ
ィルムを用い、4色で記録することによりハードコピー
のシャドウ側のダイナミックレンジを広げることができ
る。
反射ミラー103a、ダイクロイックミラー103b、103cを介
して一本となり、反射ミラー105、走査系107、反射ミラ
ー109、ハーフミラー111を介して電荷保持媒体3を走査
する。電荷保持媒体3は、例えば微細カラーフィルタに
より形成したR、G、B分解像をトナー現像し、着色さ
れているものとする。走査系107は、X、Y方向の走査
を行うガルバノミラー107a、107bからなっている。こう
して、電荷保持媒体面を走査して得られる反射光は、ハ
ーフミラー111を介してミラー113によりR、G、Bに色
分解されてそれぞれ光電変換器により電気信号に変換さ
れ、メモリ117に記憶される。そして、必要に応じて画
像処理装置119により画素密度変換、色修正、階調修正
等が行われ、印刷用のために補色変換器121でY、M、
Cの色信号に変換され、並直変換器123で各ライン毎の
シリアル信号に変換されてドライバ125に加えられ、サ
ーマルヘッド127をY、M、Cの色信号に応じたデュー
ティ比で駆動制御し、感熱転写フィルム130から受像紙1
31に転写する。必要に応じて補色変換と同時に、Y、
M、Cの他のBK(ブラック)信号を生成してもよい。そ
の場合、感熱消化転写記録においても黒色の感熱転写フ
ィルムを用い、4色で記録することによりハードコピー
のシャドウ側のダイナミックレンジを広げることができ
る。
第2図は転写フィルムから受像紙への転写機構を示し
ている。
ている。
転写フィルムは、耐熱滑性層130a、転写ベース材130
b、昇華転写層130cを、塗工材の基材への接着を良くす
るためにプライマを介在させて積層したものである。耐
熱滑性層130aとしては、ポリビニールブチラール、ポリ
イソシアネート、りん酸エステルの混合物、転写ベース
材130bとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリイミ
ド等、昇華転写層130cとしては、インドアニリン系、ピ
ラゾロン系、アゾ系等の昇華性染料、ポリビニールアセ
タール、セルロース系等のバインダーからなっている。
b、昇華転写層130cを、塗工材の基材への接着を良くす
るためにプライマを介在させて積層したものである。耐
熱滑性層130aとしては、ポリビニールブチラール、ポリ
イソシアネート、りん酸エステルの混合物、転写ベース
材130bとしてはポリエチレンテレフタレート、ポリイミ
ド等、昇華転写層130cとしては、インドアニリン系、ピ
ラゾロン系、アゾ系等の昇華性染料、ポリビニールアセ
タール、セルロース系等のバインダーからなっている。
また受像紙131は、受像層131b、受像紙ベース材131
a、裏面層131cをプライマを介在させて積層したもの
で、受像層131bは飽和ポリエステル、塩化ビニール等、
ベース材131aは合成紙、発泡ポリカステル、発泡ポリプ
ロピレン等、裏面層はバインダ、滑剤、塗工剤等からそ
れぞれなっている。
a、裏面層131cをプライマを介在させて積層したもの
で、受像層131bは飽和ポリエステル、塩化ビニール等、
ベース材131aは合成紙、発泡ポリカステル、発泡ポリプ
ロピレン等、裏面層はバインダ、滑剤、塗工剤等からそ
れぞれなっている。
プラテンロール129の周囲には受像層131b、受像紙ベ
ース材131aからなる受像紙131が巻きつけられ、これに
転写フィルム130が密着した状態で重ねられ、サーマル
ヘッド133を転写フィルム130の背面に当接して加熱する
ことにより、昇華転写染料を加熱昇華させ、受像層131b
に付着させて染めつける。なお、上記例では電荷保持媒
体から読み取った信号をデジタル画像処理しているが、
昇華転写装置は、加えた熱量だけ染料が気化して受像層
へ移るので、各画素ドット毎に熱量に応じた階調の記録
ができ、したがってアナログ記録が行われる電荷保持媒
体の出力に対して網点化処理等を加える必要もなく直接
プリントアウトすることができる。このように、昇華転
写プリンタによれば、高解像度のアナログ記録が行われ
る電荷保持媒体の画像信号をドット単位で階調表現でき
るので、本発明の適用には非常に適している。
ース材131aからなる受像紙131が巻きつけられ、これに
転写フィルム130が密着した状態で重ねられ、サーマル
ヘッド133を転写フィルム130の背面に当接して加熱する
ことにより、昇華転写染料を加熱昇華させ、受像層131b
に付着させて染めつける。なお、上記例では電荷保持媒
体から読み取った信号をデジタル画像処理しているが、
昇華転写装置は、加えた熱量だけ染料が気化して受像層
へ移るので、各画素ドット毎に熱量に応じた階調の記録
ができ、したがってアナログ記録が行われる電荷保持媒
体の出力に対して網点化処理等を加える必要もなく直接
プリントアウトすることができる。このように、昇華転
写プリンタによれば、高解像度のアナログ記録が行われ
る電荷保持媒体の画像信号をドット単位で階調表現でき
るので、本発明の適用には非常に適している。
電荷保持媒体の潜像の記録は、電荷サイズの解像度で
できるので、極めて高精度であるが、これ対して現在の
所では読みだし方法が比肩できる程の精度のものが開発
されていない。しかし、現在においても、1μm×1μ
mで28階調の像が得られている。これは、1cm×1cmの電
荷保持媒体で100MByteの記憶容量に対応し、A4サイズの
カラー印刷画像データ2枚分が十分記憶可能である。な
お、上記例ではトナー現像した電荷保持媒体を光学的に
読むようにしたが、電荷保持媒体の像電位を電気的に読
みだすようしてもよいことは言うまでもない。
できるので、極めて高精度であるが、これ対して現在の
所では読みだし方法が比肩できる程の精度のものが開発
されていない。しかし、現在においても、1μm×1μ
mで28階調の像が得られている。これは、1cm×1cmの電
荷保持媒体で100MByteの記憶容量に対応し、A4サイズの
カラー印刷画像データ2枚分が十分記憶可能である。な
お、上記例ではトナー現像した電荷保持媒体を光学的に
読むようにしたが、電荷保持媒体の像電位を電気的に読
みだすようしてもよいことは言うまでもない。
第3図は昇華転写フィルムのパターンの例を示し、
C、M、Yの各染料が面順次に塗り分けてあり、これを
ドラムに巻きつけて受像層を塗りつけた受像紙にドラム
の1回転で1色、ブラック(Bk)も入れた場合には計4
回塗ることにより印刷が終了する。
C、M、Yの各染料が面順次に塗り分けてあり、これを
ドラムに巻きつけて受像層を塗りつけた受像紙にドラム
の1回転で1色、ブラック(Bk)も入れた場合には計4
回塗ることにより印刷が終了する。
この他、本発明の情報記録再生処理においては、溶融
型感熱転写フィルムを用いてもよい。
型感熱転写フィルムを用いてもよい。
溶融型感熱転写は、第4図に示すように、ゴムロール
141と転写フィルム147間に普通紙145をセットし、サー
マルヘッド143で画像データに応じて転写フィルムを加
熱すると、転写ベースフィルム147bに塗布されている溶
融転写層(ワックス)が、加えられる熱量が所定値以上
の場合は溶融して普通紙145に転写され、所定値以下の
場合は転写されず、画素ドット単位では2値化されて記
録される。したがって、昇華転写の場合と違って、階調
は1画素を構成するドット数に対する記録ドット数の比
率で表されることになる。
141と転写フィルム147間に普通紙145をセットし、サー
マルヘッド143で画像データに応じて転写フィルムを加
熱すると、転写ベースフィルム147bに塗布されている溶
融転写層(ワックス)が、加えられる熱量が所定値以上
の場合は溶融して普通紙145に転写され、所定値以下の
場合は転写されず、画素ドット単位では2値化されて記
録される。したがって、昇華転写の場合と違って、階調
は1画素を構成するドット数に対する記録ドット数の比
率で表されることになる。
これ以外にも、例えばインクを微小な滴にして噴射・
飛翔させ、画像に応じたパターンでインクドットを記録
紙に付着させて記録するインクジェットプリンタを使用
してもよい。
飛翔させ、画像に応じたパターンでインクドットを記録
紙に付着させて記録するインクジェットプリンタを使用
してもよい。
また、マイクロカプセル方式にも適用可能である。こ
れは、モノマー、ロイコ染料、反応開始材を封入したμ
mオーダーのマイクロカプセルを紙の上に薄く塗布して
おき、紫外光または可視光を照射し、酸性白土をコーテ
ィングしたレセプタを重ねたとき、照射光量が所定値以
上あってモノマーの重合が進んだマイクロカプセルはつ
ぶれず、光の照射が少ないマイクロカプセルはつぶれて
ロイコ染料がカプセルから出て酸性白土とくっついて染
色するものである。この場合、マイクロカプセルをR、
G、B色の材料のものを使用し、中に入れるロイコ染料
をカプセルと補色の関係になるようにしておくと、例え
ばR光を照射した場合には、Rのカプセルは中のモノマ
ーが重合してつぶれず、そのためCはカプセルから外に
出ず、一方G、BのカプセルはつぶれてM、Yの染料が
出て混ざるのでRに染色される。したがって、このよう
なマイクロカプセルを使用すればカラー画像を得ること
ができる。
れは、モノマー、ロイコ染料、反応開始材を封入したμ
mオーダーのマイクロカプセルを紙の上に薄く塗布して
おき、紫外光または可視光を照射し、酸性白土をコーテ
ィングしたレセプタを重ねたとき、照射光量が所定値以
上あってモノマーの重合が進んだマイクロカプセルはつ
ぶれず、光の照射が少ないマイクロカプセルはつぶれて
ロイコ染料がカプセルから出て酸性白土とくっついて染
色するものである。この場合、マイクロカプセルをR、
G、B色の材料のものを使用し、中に入れるロイコ染料
をカプセルと補色の関係になるようにしておくと、例え
ばR光を照射した場合には、Rのカプセルは中のモノマ
ーが重合してつぶれず、そのためCはカプセルから外に
出ず、一方G、BのカプセルはつぶれてM、Yの染料が
出て混ざるのでRに染色される。したがって、このよう
なマイクロカプセルを使用すればカラー画像を得ること
ができる。
以上のように本発明によれば、感光体から分離した単
体の電荷保持媒体の像電位を電気的に読み取り、読み取
った画像信号を昇華転写プリンタに入力し、記録紙にプ
リントアウトすることにより、高解像の静電画像に対応
した高精細、高階調の出力画像を得ることができる。
体の電荷保持媒体の像電位を電気的に読み取り、読み取
った画像信号を昇華転写プリンタに入力し、記録紙にプ
リントアウトすることにより、高解像の静電画像に対応
した高精細、高階調の出力画像を得ることができる。
第1図、第2図、第3図は静電画像を昇華転写プリンタ
で出力するようにした一実施例を示す図、第4図は溶融
転写プリンタを使用する他の実施例を示す図、第5図は
静電画像の記録方法を説明するための図、第6図はカラ
ー記録方法を説明するための図、第7図はカラーフィル
タの例を示す図である。 101…レーザ、103a…反射ミラー、103b、103c…ダイク
ロイックミラー、107…走査系、111…ハーフミラー、11
3a、113b…ダイクロイックミラー、115…光電変換器、1
17…メモリ、119…画像処理装置、121…補色変換器、12
3…並直変換器、125…ドライバ、127…ヘッド、129…プ
ラテンローラ、131…受像紙。
で出力するようにした一実施例を示す図、第4図は溶融
転写プリンタを使用する他の実施例を示す図、第5図は
静電画像の記録方法を説明するための図、第6図はカラ
ー記録方法を説明するための図、第7図はカラーフィル
タの例を示す図である。 101…レーザ、103a…反射ミラー、103b、103c…ダイク
ロイックミラー、107…走査系、111…ハーフミラー、11
3a、113b…ダイクロイックミラー、115…光電変換器、1
17…メモリ、119…画像処理装置、121…補色変換器、12
3…並直変換器、125…ドライバ、127…ヘッド、129…プ
ラテンローラ、131…受像紙。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/22 H04N 1/29
Claims (2)
- 【請求項1】電極が設けられた光導電層を有する感光体
と、電極が設けられた絶縁層を有する電荷保持媒体とを
対向配置し、両電極間に電圧を印加して像露光すること
により電荷保持媒体に記録した静電画像を再生する方法
であって、感光体から分離した単体の電荷保持媒体の像
電位を電気的に読み取り、読み取った画像信号を昇華転
写プリンタへ入力し、記録紙に画像出力することを特徴
とする静電画像再生方法。 - 【請求項2】電極が設けられた光導電層を有する感光体
と、電極が設けられた絶縁層を有する電荷保持媒体とを
対向配置し、両電極間に電圧を印加して像露光すること
により電荷保持媒体に記録した静電画像を再生する装置
であって、感光体から分離した単体の電荷保持媒体の像
電位を電気的に読み取る手段と、読み取った画像信号で
昇華転写プリンタの記録ヘッドを駆動制御する手段とを
備えたことを特徴とする静電画像再生装置。
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---|---|---|---|
US07/352,525 US5161233A (en) | 1988-05-17 | 1989-05-16 | Method for recording and reproducing information, apparatus therefor and recording medium |
US352525 | 1989-05-16 |
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---|---|
JPH0315087A JPH0315087A (ja) | 1991-01-23 |
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-
1990
- 1990-05-15 JP JP2126081A patent/JP2903503B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-05-15 JP JP2126084A patent/JP2959636B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1990-05-15 JP JP2126083A patent/JPH0320755A/ja active Pending
- 1990-05-15 JP JP2126082A patent/JPH0354579A/ja active Pending
- 1990-05-15 JP JP02126080A patent/JP3135904B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0354579A (ja) | 1991-03-08 |
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JPH0315087A (ja) | 1991-01-23 |
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JP3135904B2 (ja) | 2001-02-19 |
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