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JP2881983B2 - 光磁気ピックアップ装置 - Google Patents

光磁気ピックアップ装置

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JP2881983B2
JP2881983B2 JP17883890A JP17883890A JP2881983B2 JP 2881983 B2 JP2881983 B2 JP 2881983B2 JP 17883890 A JP17883890 A JP 17883890A JP 17883890 A JP17883890 A JP 17883890A JP 2881983 B2 JP2881983 B2 JP 2881983B2
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magneto
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optical
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objective lens
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渡辺  哲
哲司 川嶌
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Sony Corp
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Sony Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気カー効果やファラデー効果等の磁気光
学効果を利用して光磁気記録媒体に所望の情報信号を記
録し、あるいは上記記録された情報信号を再生する光磁
気ピックアップ装置に関する。
〔発明の概要〕
本発明に係る光磁気ピックアップ装置は、磁界を発生
させるためのコイルパターンが形成するとともにレーザ
光発生手段か発生されるレーザ光を透過させる光透過部
が形成された板状部材をレーザ光集束手段に近接して設
けることにより、光学系と磁気系を光磁気記録媒体の同
一面側に配置し得る構造となすことによって、コイルパ
ターンと光磁気記録媒体との距離を短くなすことを可能
となすとともに、例えば磁界変調方式による両面光磁気
記録媒体に対する情報信号の記録及び再生を可能となす
ものである。
〔従来の技術〕
従来、磁気カー効果やファラデー効果等の磁気光学効
果を利用して光磁気記録媒体に所望の情報信号を記録再
生するようした記録再生装置が提案されている。
そして、上記光磁気記録媒体への情報信号の記録方式
として、光変調方式と磁界変調方式が知られている。こ
れら方式のうち、上記記録媒体に対しオーバーライト
(重ね書き)が可能である磁界変調方式が記録再生装置
に適用して有利であるとされている。
この磁界変調方式に用いられる光磁気ピックアップ装
置として、第6図に示すようにように構成されたものが
提案されている。
この第6図に示す光磁気ピックアップ装置は、一方の
面にのみ信号記録層を設けた片面光磁気記録媒体50を所
定の記録媒体ドライブ装置に装着したとき、レーザ装置
58及び対物レンズ59等からなる光学系が上記光磁気記録
媒体50の一方の面側に対向するように配置され、磁気系
を構成する磁界発生装置60が上記光磁気記録媒体50の他
方の面側に対向するように配置して構成されている。
そして、図示はしないが、光学系側には、対物レンズ
59を光磁気記録媒体50に対するフォーカシング方向及び
トラッキング方向に駆動制御する駆動系が設けられ、磁
気系側には、磁界発生装置60を上記光磁気記録媒体50に
対する第6図中矢印で示す接離方向及びトラッキング方
向に駆動制御する駆動系が設けられている。
ところで、磁界変調方式を採用した光磁気記録方式で
は、磁界発生装置60から光磁気記録媒体50に印加される
磁界を高速で反転制御する必要がある。そのため、上記
磁界発生装置60に十分な励磁電流を供給することができ
ず、発生磁界強度に限界がある。そこで、上記磁界発生
装置60は、片面光磁気記録媒体50の記録磁性層53に近接
し得るように配設される。
一方、片面光磁気記録媒体50は、例えば透明なポリカ
ーボネート樹脂等の合成樹脂からなる透明基板51の一主
面側に、誘電体層52、希土類一遷移金属合金非晶質薄膜
等の磁気光学効果の大きな記録磁性層53、誘電体層54、
反射層55、保護カバー56を順次積層して構成されてい
る。この光磁気記録媒体50において、上記透明基板51
は、1.2mmの厚さに設定されている。
このように構成された片面光磁気記録媒体50に対し、
上述の如く構成された光磁気ピックアップ装置を用いて
磁界変調方式により所望の情報信号を記録するには、ま
ず上記光磁気記録媒体50を記録媒体ドライブ装置に装着
し、所定の回転速度をもって回転駆動させる。ここでレ
ーザ装置58を動作させてレーザ光を対物レンズ59を介し
て上記記録磁性層53に集束させるとともに、磁界発生装
置60に励磁電流を供給して上記光磁気記録媒体50の記録
磁性層53に情報信号に応じた高速反転制御された磁界を
印加することにより、上記レーザ光が集束された上記記
録磁性層53の領域が磁化されることにより、情報信号の
記録が行われる。
ところで、記録情報量の増大に対応するため、両面に
情報信号の記録を可能とするように構成された両面光磁
気記録媒体が提案されている。この両面光磁気記録媒体
70は、第7図に示すように、透明基板71a、誘電体層71
a、記録磁性層73a、誘電体層74a及び反射層75aを順次積
層してなる第1の光磁気記録媒体単体Aと、同じく透明
基板71b、誘電体層71b、記録磁性層73b、誘電体層74b及
び反射層75bを順次積層してなる第2の光磁気記録媒体
単体Bとを接着剤76で接合して形成されてなるものであ
る。なお、この両面光磁気記録媒体70は、機械的強度の
保証を達成するため、各透明基板71a及び71bの厚さをそ
れぞれ数mm程度となし、さらに2枚の第1及び第2の光
磁気記録媒体単体A及びBを接合して形成されてなるの
で前述した片面光磁気記録媒体50に比し厚いものになっ
てしまっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したように両面に情報信号の記録を可
能となす厚さを有する両面光磁気記録媒体70に対し、前
述した如く構成されてなる光磁気ピックアップ装置を用
いて所望する情報信号を記録することは極めて困難であ
る。
すなわち、上記光磁気ピックアップ装置は、両面光磁
気記録媒体70を記録媒体とした場合であっても、上記両
面光磁気記録媒体70の一方の面側に光学系が対向され、
他方に面側に磁気系が対向されるだけであるので、例え
ば両面光磁気記録媒体70の光学系側に位置する第1の光
磁気記録媒体単体Aに情報信号の記録を行う場合には、
この第1の光磁気記録媒体単体Aの記録磁性層73aにレ
ーザ光を集束させることができても、上記第1の光磁気
記録媒体単体Aとは反対側の第2の光磁気記録媒体単体
Bに対向する磁界発生装置60からの磁界が上記第1の光
磁気記録媒体単体Aの記録磁性層73aに十分な強さで印
加されない。これは上記両面光磁気記録媒体70が多面光
磁気記録媒体50に比し極めて厚いことに加え、磁界変調
方式の磁界発生装置においては、高周波の情報信号に応
じた高周波の電流を電磁コイルに供給する必要があるた
めである。特に、電流は高周波になればなるほどコイル
を流れに難くなり、発生磁界に制限があるうえ、磁界発
生装置60から記録磁性層73aまでの距離が大きくなって
しまうためである。よって、従来提案されている技術で
は、磁界変調方式による両面光磁気記録は、極めて困難
である。
そこで、本発明は、磁界変調方式を用いて両面光磁気
記録媒体への情報信号の記録及び再生を可能となす光磁
気ピックアップ装置を提供することを目的に提案された
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光磁気ピックアップ装置は、上述したよ
うな目的を達成するため、レーザ光発生手段から発生さ
れるレーザ光を光磁気記録媒体に集束する対物レンズと
この対物レンズを上記レーザ光発生手段から発生された
レーザ光を上記光磁気記録媒体の記録部に収束させるよ
うに上記対物レンズの光軸方向に変位させる駆動部とを
有するレーザ光集束手段と、上記光磁気記録媒体に磁界
を印可するコイルパターンが設けられているとともに上
記レーザ光発生手段から発生されるレーザ光を通過させ
る光透過部が形成された軟磁性材料からなる板状部材と
を備え、上記板状部材は、上記光磁気記録媒体と上記対
物レンズとの間に位置するように上記レーザ集束手段に
設けたものである。
ここで、対物レンズをこの対物レンズの光軸方向に変
位させる駆動部は、対物レンズが取り付けられる可動部
とこの可動部を上記対物レンズの光軸方向に移動させる
電磁駆動部とを備える。そして、上記板状部材が上記可
動部に上記光磁気記録媒体と上記対物レンズとの間に位
置するように設けられる。
また、上記板状部材は、上記コイルパターンが上記光
磁気記録媒体と対向するように上記レーザ光集束手段に
設けられる。
〔作用〕
本発明に係る光磁気ピックアップ装置は、光磁気記録
媒体に磁界を印可するコイルパターンが設けられている
とともにレーザ光発生手段から発生されるレーザ光を通
過させる光透過部が形成された軟磁性材料からなる板状
部材が、光磁気記録媒体と対物レンズとの間に位置する
ようにレーザ集束手段に設けているので、光学系及び磁
気系とが光磁気記録媒体の一の面側に配置される。そし
て、レーザ光発生手段から発生するレーザ光は、板状部
材に設けた光透過部を透過して光磁気記録媒体に照射さ
れ、コイルパターンからの磁界もレーザ光が照射される
側から光磁気録媒体に印可される。
〔実施例〕
以下、本発明に係る光磁気ピックアップ装置の具体的
な実施例を図面を参照して説明する。
本発明に係る光磁気ピックアップ装置は、第1図に示
すように、レーザ装置1と、このレーザ装置1から照射
されるレーザ光を後述する光磁気記録媒体の記録磁性層
に集束させる対物レンズ2と、フォーカスコイル3a及び
トラッキングコイル3bを巻装したコイルボビン4と、こ
のコイルボビン4の周囲に対向配置されて対物レンズ駆
動装置の磁気回路部を構成するマグネット5とを備えた
光学系である光ピックアップ6と、磁気系である磁界発
生装置9とから構成されてなる。
ところで、光ピックアップ6を構成するコイルボビン
4は円筒形に形成され、その先端側にはレンズ支持部材
2aを介して対物レンズ2が支持されている。そして、上
記対物レンズ2を第1図中矢印f方向の光軸方向に駆動
変位させるためのフォーカスコイル3aは、上記コイルボ
ビン4の外周囲に巻回され、上記フォーカスコイル3a上
には、上記対物レンズ2を上記光軸方向と直交する第1
図中矢印t方向のトラッキング方向に駆動変位させるト
ラッキングコイル3bが接合される如く配設されている。
また、上記磁界発生装置9は、第2図に示すようにフ
ェライト等の軟磁性材料からなる板状部材8の一方の主
面に高周波信号の電流を流して磁界を発生させるための
電気的導体を渦巻き状に被着することによってコイルパ
ターン7を形成することによって構成されてなるもので
ある。この磁界発生装置9を構成する板状部材8には、
上記コイルパターン7の中心にその中心を略一致させて
上記レーザ装置1から照射されるレーザ光を透過させる
光透過部となる開口部10が開設されている。この開口部
10は、レーザ装置1から照射されるレーザ光の光量を制
限しないような大きさに形成されてなるものであって、
対物レンズ2の口径より稍々小さい径をもって円形に形
成されてなる。そして、上記板状部材8は、コイルパタ
ーン7が形成された面と対向する他方の主面をコイルボ
ビン4への取付け面となし、この取付け面を介して上記
コイルボビン4の先端部に接着固定して一体的に取付け
られている。このとき、上記板状部材8は、コイルパタ
ーン7の中心が対物レンズ2の光軸中心に一致するよう
に位置合わせが図られて上記コイルボビン4に取付けら
れてなる。このようになすことによって、上記コイルパ
ターン7から発生する磁界の中心にレーザ光を集束させ
ることが可能となり、ピックアップの組立て時における
コイルパターン7と対物レンズ2との中心合わせの調整
が不要となる。
ところで、コイルパターン7が形成された軟磁性材料
から板状部材8は、上記コイルパターン7から発生する
磁束の対物レンズ2側への漏れを防止して光磁気記録媒
体側に集中させる作用を有するヨークとして機能するも
のである。従って、上記板状部材8は、全体をフェライ
ト等の軟磁性材料で形成する必要はない。例えば、第3
図に示すように、非磁性材料の基材11の一方の主面にス
パッタリングあるいは蒸着により軟磁性膜12を薄膜形成
し、この軟磁性膜12上にコイルパターン7を形成して構
成したものであってもよい。この場合においても、上記
コイルパターン7の中心にその中心を略一致させて、レ
ーザ装置1から照射されるレーザ光を透過させる光透過
部となる開口部10が開設されている。
なお、上記いずれの場合にあっても、上記コイルパタ
ーン7は、プリントコイルあるいは薄膜コイル等を用い
ることができる。
上述のように構成された本発明に係る光磁気ピックア
ップ装置が適用される記録再生装置の記録媒体となる第
1図に示される両面光磁気記録媒体20は、本出願人が特
願平1−142563号の明細書及び図面において先に提案し
たものであって、共通化した基板21の両面にそれぞれ記
録部26、光硬化樹脂層27及び透明保護板28を設け、各面
それぞれに情報信号の記録を可能としたものである。
上記両面光磁気記録媒体20の各記録部26は、それぞれ
反射層25が記録磁気層22よりも基板21側に配されるよう
に積層されており、それぞれ基板21側から反射層25、第
2の誘電体層24、記録磁性層22、第1の誘電体層23の順
に積層されている。
このように形成されてなる両面光磁気記録媒体20は、
基板21を共通化しているため、前述した第1及び第2の
光磁気記録媒体単体A及びBを貼り合わせた両面光磁気
記録媒体70に比し、その厚さを半分に抑えることができ
るようになされている。
次に、上述のように構成された本発明に係る光磁気ピ
ックアップ装置の動作を説明すると、この光磁気ピック
アップ装置は、フォーカスコイル3aにフォーカス制御電
流が供給されることにより、コイルボビン4及びこのコ
イルボビン4に取付けられた磁界発生装置9が第1図中
矢印fで示す上記対物レンズ2の光軸方向であるフォー
カス方向に駆動変位される。また、上記トラッキングコ
イル3bにトラッキング制御電流が供給されることによ
り、コイルボビン4及び磁界発生装置9が第1図中矢印
tで示す対物レンズ2の光軸と直交する方向であるトラ
ッキング方向に駆動変位される。
そして、磁界発生装置9の導体で形成されたコイルパ
ターン7に、記録しようとする信号を増幅した高周波の
電流信号を供給することにより磁界が発生する。この磁
界は記録信号に応じて高速反転されており、上記両面光
磁気記録媒体20の記録磁性層22に印加される。この記録
磁性層22の磁界が印加された領域に、レーザ装置1から
照射されるレーザ光を対物レンズ2及び板状部材8に開
設した開口部10を介して上記記録磁性層22に集束させ、
この記録磁性層22の温度をキュリー点以上に上昇させる
ことにより所望の情報信号の記録が行われる。
上述した説明から明らかなように、本発明に係る光磁
気ピックアップ装置は、レーザ装置1や対物レンズ2等
からなる光ピックアップ6である光学系と、板状部材8
にコイルパターン7を形成してなる磁界発生装置9であ
る磁気系とが共に両面光磁気記録媒体20のいずれか一方
の面側に位置して配置されるこになり、上記コイルパタ
ーン7と光磁気記録媒体20との距離を短くでき、例えば
後述する実施例に示すように、従来困難であるとされて
いた光磁気変調方式により両面光磁気記録媒体に対する
情報信号の記録及び再生が可能となる。
また、光ピックアップ6のコイルボビン4と磁界発生
装置9とを、例えば接着等によって結合固定することに
より、対物レンズ2の中心と磁界発生装置9の磁界の中
心とを合わせることが容易となり、さらにフォーカス制
御を行う際に、光ピックアップ6と磁界発生装置9とが
一体的に駆動変位されるため、両面光磁気記録媒体に印
加される磁界の強度を常に一定にすることができる。従
って、光ピックアップと磁界発生装置を光磁気記録媒体
を挟んで対向配置した従来の光磁気ピックアップ装置で
必要であった磁気系のための制御駆動系が省略できるの
で、上記光磁気ピックアップ装置の設置スペースに余裕
ができ、設計における自由度を増すことができる。
上述した光磁気ピックアップ装置は、両面光磁気記録
媒体20のいずれか一方の片側の面にのみ対向するように
配置される構成であるので、上記両面光磁気記録媒体20
の各面に情報信号の記録を行う場合には、情報信号を記
録する面に応じて上記光磁気記録媒体20を反転させる必
要があるばかりか、両面の各記録部26,26に同時に情報
信号の記録を行うようなことはできない。
ところで、本発明に係る光磁気ピックアップ装置にあ
っては、両面光磁気記録媒体20の各記録部16,16にそれ
ぞれ対向するように第1及び第2の光磁気ピックアップ
装置を配置することが可能であり、上記両面光磁気記録
媒体20に対し種々の態様で情報信号の記録及び再生を行
うことが可能となる。
この両面光磁気記録媒体20の各記録部26,26にそれぞ
れ対向するように第1及び第2の光磁気ピックアップ装
置100及び200を配置した例を挙げて説明する。この場
合、両面光磁気記録媒体20の各面に対向される第1及び
第2の光磁気ピックアップ装置100及び200は、第4図に
示すように前述したものと全く同様の構成をもって構成
されてなるものであってよく、上記第1及び第2の光磁
気ピックアップ装置100及び200は、両面光磁気記録媒体
20を挟んで対称に配置されるだけである。従って、第4
図に示す例では、第2の光磁気ピックアップ装置200に
ついては、各構成部材に第1の光磁気ピックアップ装置
100の構成部材と共通の符号を付して詳細な説明は省力
する。
また、第1及び第2の光磁気ピックアップ装置100及
び200は、前述したものと全く同様の動作を行うもので
あり、さらに上記各光磁気ピックアップ装置100及び200
は、互いに同期して前述したf方向及びt方向に駆動変
位するように構成することもできる。
この第4図に示す如く、両面光磁気記録媒体20の各面
に対向して第1及び第2の光磁気ピックアップ装置100
及び200を配置することにより、例えば各装置のレーザ
装置1,1及び磁気発生装置9,9を同時に用いることによ
り、両面光磁気記録媒体20の各記録部26,26に同時記録
が可能となる。また、上記各レーザ装置1,1を同時に用
いることにより同時再生も可能となる。これによって、
高容量化を達成しながら情報信号のより高速な記録及び
再生が可能となる。
また、両面光磁気記録媒体20の一方の面においてまず
記録又は再生を行った後、上記両面光磁気記録媒体20の
反転操作を行うことなく続けて他方の面において記録又
は再生を行うことが可能となり、高容量の情報信号を長
時間に亘って記録及び再生することが可能となる。
さらにまた、上述した例の場合にあっては、両面光磁
気記録媒体20の一方の面にいおいて情報信号の記録を行
う際に、他方の面側に配置されている第1及び第2の光
磁気ピックアップ装置100及び200の磁界発生装置9を同
時に動作させることにより、一の磁気記録層22に対して
その両面から磁界を加えることができ、より大きな磁界
を印加しながら情報信号の記録が行える。
また、両面光磁気記録媒体20の一方の面において情報
信号の記録を行う際に、一方の面に記録を行う際に、こ
れと対向する他方の面側に配置されている第1及び第2
の光磁気ピックアップ装置100及び200の磁界発生装置9
だけで記録を行うことも可能となる。
上述した第1及び第2の光磁気ピックアップ装置100
及び200を配置した構成により、他の構成を備えた両面
光磁気記録媒体40を用いて情報信号に記録及び再生を行
う第5図に示す例を挙げて説明する。
この例に用いられる両面光磁気記録媒体40は、本願出
願人が特願平1−274734号の明細書及び図面において提
案したものであって、共通化した基板41の両面にそれぞ
れ高透磁率層42、光硬化性樹脂層43、光磁気記録層44、
接着剤層45及び透明保護板46を順次積層して形成してな
るものである。この両面光磁気記録媒体40を構成する上
記高透磁率層42は、例えばFe,Co,Ni等の遷移金属及びこ
れらの合金であるパーマロイ、センダスト又はアモルフ
ァス磁性合金等の高透磁率を有する材料により構成され
てなるものであって、上記両面光磁気記録媒体40の垂直
方向における垂直磁界効率を高めることを可能としたも
のである。
このような高透磁率層42を有する両面光磁気記録媒体
40は、第1及び第2の光磁気ピックアップ装置100及び2
00の各磁界発生装置9,9からの磁束は、例えば第5図中
の破線で示すように、磁気閉ループを構成するので、記
録時における上記両面光磁気記録媒体40に印加される磁
束を効果的に集束してその垂直磁界効率を高めることが
でき、記録特性の向上を達成できる。
また、第5図に示す例においても、両面光磁気記録媒
体40の両面において、同時に記録又は再生を行うことが
可能であり、さらに一方の面での記録又は再生を行って
から続けて他方の面での記録又は再生を行うことが可能
である。
なお、上述したいずれの実施例でも、光磁気ピックア
ップ装置の磁界発生装置は、磁界変調方式によるもので
あったが、本発明はこれに限定されるものではなく、他
の方式である光変調方式によるものにも適用可能であ
り、光学系及び磁気系を光磁気記録媒体の一方の面側に
配置したことから得られる効果を得ることができるもの
である。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係る光磁気ピックアップ装
置は、光磁気記録媒体に磁界を印可するコイルパターン
が設けられているとともにレーザ光発生手段から発生さ
れるレーザ光を通過させる光透過部が形成された軟磁性
材料からなる板状部材が、光磁気記録媒体と対物レンズ
との間に位置するようにレーザ集束手段に設けられてい
るので、光磁気記録装置におけるレーザ光発生手段から
発生されるレーザ光発生手段と磁界発生手段との位置調
整が不要となるばかりか、板状部材が軟磁性材料により
形成されているので効率よく磁界を光磁気記録媒体に供
給することができ、コイルパターンで磁界を発生する際
に生じる熱を効率よく放熱することができる。また、こ
の光磁気ピックアップ装置は、構成が簡単であることか
ら、設置スペースに余裕ができるため、上記装置自体の
設計に自由度を持たせるとができるばかりか、この装置
を用いた記録再生装置の設計に自由度を増すことができ
る。
さらに、両面光磁気記録媒体の両面に光学系及び磁気
系を備えた光磁気ピックアップ装置をそれぞれ対向配置
することができるので、両面光磁気記録媒体の両面にお
ける情報信号の記録又は再生を同時にあるいは一方の面
から他方の面へと連続して行うことができる。これによ
って、より多くの情報信号の記録再生及び高速な記録再
生が可能となる。
さらにまた、上述した実施例では、コイルパターンが
形成される板状体を軟磁性材料もしくは軟磁性材料を被
着したものによって形成してなるので、上記コイルパタ
ーンから発生する磁束を効率良く光磁気記録媒体に効果
的に集束させることができ、効率の良い情報信号の記録
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光磁気ピックアップ装置を示す断
面図であり、第2図は上記光磁気ピックアップ装置を構
成する板状部材を示す斜視図であり、第3図は上記板状
部材のたの例を示す断面図である。 第4図は本発明に係る光磁気ピックアップ装置の他の例
を示す断面図であり、第5図は上記光磁気ピックアップ
装置のさらに他の例を示す断面図である。 第6図は従来の光磁気ピックアップ装置を示す断面図で
あり、第7図は従来の光磁気記録媒体を示す断面図であ
る。 1…レーザ装置 2…対物レンズ 7…コイルパターン 8…板状部材 9…磁界発生装置 10…開口部 20…両面光磁気記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−214438(JP,A) 特開 昭60−214439(JP,A) 特開 平2−232840(JP,A) 特開 昭64−13203(JP,A) 特開 平3−130951(JP,A) 実開 平3−52829(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 11/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光発生手段から発生されるレーザ光
    を光磁気記録媒体に集束する対物レンズとこの対物レン
    ズを上記レーザ光発生手段から発生されたレーザ光を上
    記光磁気記録媒体の記録部に収束させるように上記対物
    レンズの光軸方向に変位させる駆動部とを有するレーザ
    光集束手段と、 上記光磁気記録媒体に磁界を印可するコイルパターンが
    設けられているとともに上記レーザ光発生手段から発生
    されるレーザ光を通過させる光透過部が形成された軟磁
    性材料からなる板状部材とを備え、 上記板状部材は、上記光磁気記録媒体と上記対物レンズ
    との間に位置するように上記レーザ集束手段に設けられ
    る光磁気ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】上記駆動部は、上記対物レンズが取り付け
    られる可動部とこの可動部を上記対物レンズの光軸方向
    に移動させる電磁駆動部とを備えているとともに、上記
    板状部材は上記可動部に上記光磁気記録媒体と上記対物
    レンズとの間に位置するように設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の光磁気ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】上記板状部材は、上記コイルパターンが上
    記光磁気記録媒体と対向するように上記レーザ光集束手
    段に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光
    磁気ピックアップ装置。
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