JP2819216B2 - 排気マニホルド及びその製造方法 - Google Patents
排気マニホルド及びその製造方法Info
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Description
ポートに取付ける板金製の排気マニホルドに関する。
製のものに比して重量及び熱容量が減少し、これにより
車両走向距離が向上し、かつ排気浄化触媒温度の立上り
も早まる利点を有する。この種のものとしては、従来特
公昭63−26254、実開平1−119824等の技
術が知られており、これらは板金をプレス加工して半円
筒部と平面のフランジをもつ半割体を別々に作り、各半
割体を合掌状につき合わせてフランジを溶接し、多岐部
と集合部を形成している。
面及び多岐部の各排気通路の両側面の全体にフランジを
設け、該フランジを重ねて溶接するものであり、このた
め溶接部の長さが大で熱容量が大になり勝ちで溶接費用
もかさみ、溶接部と非溶接部の肉厚の相違による熱歪み
の発生部分も多くなる。
気マニホルドにおいて、溶接長さをなるべく短くするこ
と、及び排気通路が3次元的に曲がっていても簡単に成
形できる手段を得ることを課題とする。
の排気マニホルドは、請求項1に記載したとおり、一端
側に大寸の開口、他端側に小寸の開口をもつメガホン形
で、1枚の板金から形成した中空体の大寸側に、排気流
通方向に伸びる対向したフランジを接合して区画した複
数個の排気通路を設け、小寸側を排気集合部としたこと
を特徴とする。また、製造方法上の手段は、請求項2に
記載したとおり、一端側に大寸の開口、他端側に小寸の
開口をもつメガホン形の中空体を、1枚の板金から形成
する第1工程と、前記大寸部に、排気流通方向に伸び外
側に膨出する複数個の半円筒部と、隣接する半円筒部を
結ぶフランジとを、それぞれ対向状に形成する第2工程
と、対向するフランジ相互を溶接する第3工程と、を備
えることを特徴とする。
の一側面又は両側面のフランジ及び溶接部をなくするこ
とができ、そのため熱容量が小で排気温度の低下が少な
く、溶接部による熱歪みも少ない。また、請求項2の手
段によれば、第1工程で作った中空の大寸部に、3次元
的に湾曲した排気通路及びフランジが第2工程で形成さ
れ、対向するフランジが第3工程で溶接されて、入口側
に複数個の排気通路をもつ排気マニホルドが得られる。
1、2の第1実施例において、1は排気管装置、2は排
気マニホルド、3はエンジンに連結する入口側フラン
ジ、4は触媒ケースに連結する出口側フランジである。
排気マニホルド2は、入口側の多岐部5と出口側の集合
部6からなり、多岐部5には指状に伸びる4本の排気通
路5a、5b、5c、5dを備え、各排気通路5a〜5
dの股部には正面視略U形のフランジ7が設けられてい
る。そして、入口側フランジ3にはエンジンへの取付け
穴3aが穿設され、出口側フランジ4には触媒ケース取
付け用のボルト4aが固定されている。
ルド2は、多岐部5の排気通路5a〜5dの中間に、水
かき状のフランジ8が設けられ、これに前記取付け穴3
aと同心の軽量穴9が設けられている点で第1実施例と
相違するが、その他の点においては同実施例と同一であ
る。
ド1又は8の製造方法を説明する。図4はその1例を示
し、軟鋼板又は不銹鋼板から図4(a)の円形の素材1
0を切取り、この素材10に第1工程で深絞り加工と中
心部の切除を行って、図4(b)に示す大寸部12と小
寸部13をもつメガホン状の中空体11を形成する。
示す如きプレス装置14によって多岐部5を形成する。
該プレス装置14は、4本の半円溝をもつ上下の金型1
5a、15bと、該半円溝に納まる中子16a、16
b、16c、16dとをもつもので、その溝及び中子の
形状は、図1に近い平面視形をもつと共に、図2に近い
側面視形をもった3次元形状をなすものであり、緩やか
な加工をする荒加工用の金型及び中子と、角出しをする
仕上げ加工用の金型及び中子が用いられる。
11に対する多岐部5の荒加工状態を示し、大寸部12
の半部12a側に半円筒部5a1〜5d1とフランジ8が
荒加工されると共に他の半部12b側に半円筒部5a2
〜5d2とフランジ8が荒加工される。次に仕上加工用
の金型を用いて角出しをして図4(d)に示すように多
岐部5を所定形状に仕上げ、上下のずれがないように必
要に応じて簡単な溶接をしたのち、図4(e)に示すよ
うにフランジ8を舌状に打抜いてU字形の前記フランジ
7を残すか、図4(f)に示すようにフランジ8の中央
に軽量穴9を打抜く。
端及び軽量穴9の内周で半部12a、12bを気密に溶
接することにより完成する。
1工程として板金から図6(a)の扇形板20を切抜
き、両端を溶接部21で溶接してメガホン形の中空体2
2を作る。そして、第2工程以降は、図4(c)(d)
(e)又は(c)(d)(f)と同一工程で成形し、溶
接工程に移す。
においては、図7(a)に示すように、板金から1対の
側部フランジ26をもつ扇形板25を切抜き、大寸部2
7を成形加工して大きな拡大率で拡げると共に、両フラ
ンジ26、26が近接はするが溶接されていない略U字
形断面の中空体28を成形し、これを第1工程とする。
27に多岐部5を形成するための第2工程を図4(c)
〜(e)と同じ手段で行いU形フランジ7を形成したの
ち、第3工程の溶接作業によりU形フランジ7と側部フ
ランジ26をそれぞれ溶接する。
は、図8に示す各種の形状のうち任意のものを採用でき
る。図8(a)は第1実施例に示した継目なしの中空体
11のものであり、図8(b)は、図6の第3実施例の
中空体22に施した突合せ溶接によるものである。図8
(d)は、図7の中空体28に施したもので、上下のフ
ランジ26、26のうち下側のフランジが長くしてあ
り、溶接部21を形成するのに便利である。図8(c)
は、重ね溶接部29の例を示す。そして図8(b)
(c)(d)の溶接構造は各実施例に適宜に採用でき
る。
溶接部がなく、図8(b)〜(d)では溶接部21が側
部に1本あるだけであるから、溶接費用が少なくてす
み、多岐部5の成形加工の邪魔になることもない。
を用いたため排気マニホルドを必要最小限の厚さとする
ことができると共に、長い側部に溶接部が全くないか、
あっても1本だけであるため、軽量で熱容量を小さくで
きる。したがってこの排気マニホルドを用いたエンジン
を車両用に使用すると、燃費節減の向上が期待されると
共に、エンジン始動時に排気温の低下が少なく、排気浄
化触媒の温度上昇が速く直ちに浄化作用を開始できる利
点を有する。
半部を同時に成形でき、かつ排気通路が3次元的に曲が
っていても成形することができるから、従来のものに比
べて金型数が少なく溶接も少なくてすむ上に、理想的な
形状をもつ排気マニホルドが得られる利点を有する。ま
た、従来の工程において必要とする、半割体を合わせて
位置決めする工程及びその長い両側部を溶接する工程を
省略できる利点がある。
6 集合部 7、8、26 フランジ 11、22、28 中空体 12 大寸部 12a、12b 半部
Claims (2)
- 【請求項1】 一端側に大寸の開口、他端側に小寸の開
口をもつメガホン形で、1枚の板金から形成した中空体
の大寸側に、 排気流通方向に伸びる対向したフランジを接合して区画
した複数個の排気通路を設け、 小寸側を排気集合部としたことを特徴とする、排気マニ
ホルド。 - 【請求項2】 一端側に大寸の開口、他端側に小寸の開
口をもつメガホン形の中空体を、1枚の板金から形成す
る第1工程と、 前記大寸部に、排気流通方向に伸び外側に膨出する複数
個の半円筒部と、隣接する半円筒部を結ぶフランジと
を、それぞれ対向状に形成する第2工程と、 対向するフランジ相互を溶接する第3工程と、 を備えることを特徴とする、排気マニホルドの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011764A JP2819216B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 排気マニホルド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5011764A JP2819216B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 排気マニホルド及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06221148A JPH06221148A (ja) | 1994-08-09 |
JP2819216B2 true JP2819216B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=11787048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5011764A Expired - Fee Related JP2819216B2 (ja) | 1993-01-27 | 1993-01-27 | 排気マニホルド及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819216B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002188440A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-07-05 | Sakura Kogyo Kk | 集合管の製造方法並びにこの方法によって製造された集合管 |
JP5890257B2 (ja) * | 2012-06-06 | 2016-03-22 | フタバ産業株式会社 | 排気系部品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5590718U (ja) * | 1978-12-18 | 1980-06-23 | ||
JPH0748973Y2 (ja) * | 1989-02-28 | 1995-11-13 | スズキ株式会社 | オートバイ用多気筒エンジンの排気装置 |
-
1993
- 1993-01-27 JP JP5011764A patent/JP2819216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06221148A (ja) | 1994-08-09 |
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