JP2001065340A - 直列4気筒エンジンの排気装置 - Google Patents
直列4気筒エンジンの排気装置Info
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- JP2001065340A JP2001065340A JP24266299A JP24266299A JP2001065340A JP 2001065340 A JP2001065340 A JP 2001065340A JP 24266299 A JP24266299 A JP 24266299A JP 24266299 A JP24266299 A JP 24266299A JP 2001065340 A JP2001065340 A JP 2001065340A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L39/00—Joints or fittings for double-walled or multi-channel pipes or pipe assemblies
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Exhaust Silencers (AREA)
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は直列4気筒エンジンの排気装置に関
し、製造が容易でコストが安く構造の簡単な直列4気筒
エンジンの排気装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 直列4気筒エンジンの排気ポートに接続
される分岐管27,29,31,33を有する排気マニ
ホールド17と、これに接続するフロントチューブ19
からなる排気装置15で、排気マニホールド17を、プ
レス加工した一対の半割れ外筒21,23を最中合わせ
して形成され、エンジンの排気ポートに接続される分岐
管27,29,31,33を有する外筒25と、外筒2
5内に配置され、2,3番排気ポートに接続される外筒
25の分岐管29,31内周に排ガス導入口を溶接した
内筒27で構成すると共に、フロントチューブ19の上
流部を、外筒25に接続する外管53と内筒27に接続
する内管55の二重管構造とした。
し、製造が容易でコストが安く構造の簡単な直列4気筒
エンジンの排気装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 直列4気筒エンジンの排気ポートに接続
される分岐管27,29,31,33を有する排気マニ
ホールド17と、これに接続するフロントチューブ19
からなる排気装置15で、排気マニホールド17を、プ
レス加工した一対の半割れ外筒21,23を最中合わせ
して形成され、エンジンの排気ポートに接続される分岐
管27,29,31,33を有する外筒25と、外筒2
5内に配置され、2,3番排気ポートに接続される外筒
25の分岐管29,31内周に排ガス導入口を溶接した
内筒27で構成すると共に、フロントチューブ19の上
流部を、外筒25に接続する外管53と内筒27に接続
する内管55の二重管構造とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直列4気筒エンジ
ンの排気装置に関する。
ンの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に車両排気系には、エンジンから放
出される排ガスを1本に纏めて下流側に送る排気マニホ
ールドがエンジンのシリンダヘッドに装着されている
が、実開平2−61123号公報に開示されるように、
昨今、複数本の金属製パイプを用いた排気マニホールド
(パイプエキゾーストマニホールド)が多くの車両に装
備されている。
出される排ガスを1本に纏めて下流側に送る排気マニホ
ールドがエンジンのシリンダヘッドに装着されている
が、実開平2−61123号公報に開示されるように、
昨今、複数本の金属製パイプを用いた排気マニホールド
(パイプエキゾーストマニホールド)が多くの車両に装
備されている。
【0003】図4は直列4気筒エンジンに装着されるこ
の種の排気マニホールドを示し、図中、1〜4は三次元
的な曲げ加工が施された金属製のパイプで、各パイプ1
〜4の上流側は夫々ヘッドフランジ5に接続されてお
り、当該ヘッドフランジ5をシリンダヘッドにボルト締
めして各パイプ1〜4がエンジンの排気ポートと連通す
るようになっている。
の種の排気マニホールドを示し、図中、1〜4は三次元
的な曲げ加工が施された金属製のパイプで、各パイプ1
〜4の上流側は夫々ヘッドフランジ5に接続されてお
り、当該ヘッドフランジ5をシリンダヘッドにボルト締
めして各パイプ1〜4がエンジンの排気ポートと連通す
るようになっている。
【0004】そして、各パイプ1〜4は、可及的に等長
であることが背圧対策上好ましいため、極力等長になる
ように設計されている。また、各パイプ1〜4の下流側
は集合管6に接続され、そして、当該集合管6にフラン
ジ7,8を介してフロントチューブ9が接続されている
が、図5に示すように、昨今、フロントチューブ9の上
流部に1枚の板材からなる隔壁10を溶接して排ガス流
路を2分割し、1,4番の排気ポートに接続されたパイ
プ1,4をフロントチューブ9の一方の排ガス流路9a
に開口すると共に、2,3番の排気ポートに接続された
パイプ2,3を他方の排ガス流路9bに開口すること
で、排気干渉を防止した排気装置11が知られており、
エンジンの排気量にもよるが、一般にシリンダヘッドか
ら700〜800mmのフロントチューブ9内に排ガス
の集合部を設けることが、背圧対策の点からも好ましい
とされている。
であることが背圧対策上好ましいため、極力等長になる
ように設計されている。また、各パイプ1〜4の下流側
は集合管6に接続され、そして、当該集合管6にフラン
ジ7,8を介してフロントチューブ9が接続されている
が、図5に示すように、昨今、フロントチューブ9の上
流部に1枚の板材からなる隔壁10を溶接して排ガス流
路を2分割し、1,4番の排気ポートに接続されたパイ
プ1,4をフロントチューブ9の一方の排ガス流路9a
に開口すると共に、2,3番の排気ポートに接続された
パイプ2,3を他方の排ガス流路9bに開口すること
で、排気干渉を防止した排気装置11が知られており、
エンジンの排気量にもよるが、一般にシリンダヘッドか
ら700〜800mmのフロントチューブ9内に排ガス
の集合部を設けることが、背圧対策の点からも好ましい
とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記排気
マニホールド13とフロントチューブ9からなる従来の
排気装置11では、パイプ1〜4を狭小な空間で極力等
長になるように設計するため、パイプ1〜4に三次元的
な複雑な加工を施して排気マニホールド13を製造して
いる。この結果、この加工の複雑化に伴い製造コストが
高くなってしまう欠点が指摘されている。
マニホールド13とフロントチューブ9からなる従来の
排気装置11では、パイプ1〜4を狭小な空間で極力等
長になるように設計するため、パイプ1〜4に三次元的
な複雑な加工を施して排気マニホールド13を製造して
いる。この結果、この加工の複雑化に伴い製造コストが
高くなってしまう欠点が指摘されている。
【0006】また、フロントチューブ9の上流部に1枚
の板材からなる隔壁10を溶接するに当たり、溶接時の
ズレ対策として図5に示すように断面略Z字状または図
示しないが断面S字状の板材が使用されているが、斯か
る板材は強度が偏るため、フロントチューブ9の曲げ加
工時に縦方向に力がかかると、隔壁10が座屈してしま
う虞があった。
の板材からなる隔壁10を溶接するに当たり、溶接時の
ズレ対策として図5に示すように断面略Z字状または図
示しないが断面S字状の板材が使用されているが、斯か
る板材は強度が偏るため、フロントチューブ9の曲げ加
工時に縦方向に力がかかると、隔壁10が座屈してしま
う虞があった。
【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、従来に比し製造が容易でコストも安く、構造の簡単
な直列4気筒エンジンの排気装置を提供することを目的
とする。
で、従来に比し製造が容易でコストも安く、構造の簡単
な直列4気筒エンジンの排気装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、直列4気筒エンジンのシリ
ンダヘッドに装着され、当該エンジンの各排気ポートに
接続される4つの分岐管を有する排気マニホールドと、
当該排気マニホールドに接続されるフロントチューブと
からなる直列4気筒エンジンの排気装置であって、上記
排気マニホールドを、金属板をプレス成形した一対の半
割れ外筒を最中合わせして形成され、エンジンの各排気
ポートに接続される4つの分岐管を有する外筒と、当該
外筒内に配置され、2番及び3番排気ポートに接続され
る外筒の分岐管内周に排ガス導入口を全周溶接した内筒
とで構成して、1番及び4番の排気ポートから排出され
た排ガスが外筒内を流下し、2番及び3番の排気ポート
から排出された排ガスが内筒内を流下する二重管構造と
すると共に、上記フロントチューブの上流部を外管と内
管とからなる二重管構造とし、当該外管に上記外筒を接
続し、フロントチューブの内管に上記内筒を接続したこ
とを特徴とする。
め、請求項1に係る発明は、直列4気筒エンジンのシリ
ンダヘッドに装着され、当該エンジンの各排気ポートに
接続される4つの分岐管を有する排気マニホールドと、
当該排気マニホールドに接続されるフロントチューブと
からなる直列4気筒エンジンの排気装置であって、上記
排気マニホールドを、金属板をプレス成形した一対の半
割れ外筒を最中合わせして形成され、エンジンの各排気
ポートに接続される4つの分岐管を有する外筒と、当該
外筒内に配置され、2番及び3番排気ポートに接続され
る外筒の分岐管内周に排ガス導入口を全周溶接した内筒
とで構成して、1番及び4番の排気ポートから排出され
た排ガスが外筒内を流下し、2番及び3番の排気ポート
から排出された排ガスが内筒内を流下する二重管構造と
すると共に、上記フロントチューブの上流部を外管と内
管とからなる二重管構造とし、当該外管に上記外筒を接
続し、フロントチューブの内管に上記内筒を接続したこ
とを特徴とする。
【0009】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載の直列4気筒エンジンの排気装置に於て、内筒は、
金属板をプレス成形した一対の半割れ内筒からなること
を特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載の直
列4気筒エンジンの排気装置に於て、内筒は、金属製パ
イプからなることを特徴としている。また、請求項4に
係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の直列4気筒エンジンの排気装置に於て、1番及び4
番の排気ポートから排出された排ガスの外筒内に於ける
合流部までのシリンダヘッドからの距離と、2番及び3
番の排気ポートから排出された排ガスの内筒内に於ける
合流部までのシリンダヘッドからの距離は、夫々、略等
長とされていることを特徴としている。
記載の直列4気筒エンジンの排気装置に於て、内筒は、
金属板をプレス成形した一対の半割れ内筒からなること
を特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1記載の直
列4気筒エンジンの排気装置に於て、内筒は、金属製パ
イプからなることを特徴としている。また、請求項4に
係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記
載の直列4気筒エンジンの排気装置に於て、1番及び4
番の排気ポートから排出された排ガスの外筒内に於ける
合流部までのシリンダヘッドからの距離と、2番及び3
番の排気ポートから排出された排ガスの内筒内に於ける
合流部までのシリンダヘッドからの距離は、夫々、略等
長とされていることを特徴としている。
【0010】(作用)各請求項に係る排気装置によれ
ば、エンジンの駆動に伴い、1番及び4番の排気ポート
から順次排出された排ガスが、夫々、分岐管から外筒内
に流入して、内筒との間に形成された間隙で合流し乍ら
外筒,フロントチューブの外管を流下し、また、2番及
び3番の排気ポートから順次排出された排ガスが夫々内
筒内で合流し乍ら、フロントチューブの内管を流下す
る。
ば、エンジンの駆動に伴い、1番及び4番の排気ポート
から順次排出された排ガスが、夫々、分岐管から外筒内
に流入して、内筒との間に形成された間隙で合流し乍ら
外筒,フロントチューブの外管を流下し、また、2番及
び3番の排気ポートから順次排出された排ガスが夫々内
筒内で合流し乍ら、フロントチューブの内管を流下す
る。
【0011】そして、内管の下流側端部から外管内に流
出された排ガスが、外管内を流下してきた排ガスと集合
して下流側の触媒コンバータや消音器へと流下していく
こととなる。また、請求項4に係る排気装置によれば、
1番及び4番の排気ポートから排出された排ガスの外筒
内に於ける合流部までのシリンダヘッドからの距離と、
2番及び3番の排気ポートから排出された排ガスの内筒
内に於ける合流部までのシリンダヘッドからの距離が略
等長とされているため、排気干渉が防止されることとな
る。
出された排ガスが、外管内を流下してきた排ガスと集合
して下流側の触媒コンバータや消音器へと流下していく
こととなる。また、請求項4に係る排気装置によれば、
1番及び4番の排気ポートから排出された排ガスの外筒
内に於ける合流部までのシリンダヘッドからの距離と、
2番及び3番の排気ポートから排出された排ガスの内筒
内に於ける合流部までのシリンダヘッドからの距離が略
等長とされているため、排気干渉が防止されることとな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1乃至図3は請求項1,請求
項2及び請求項4の一実施形態に係る排気装置を示し、
図4に示す従来例と同様、本実施形態に係る排気装置1
5も、直列4気筒エンジンのシリンダヘッドに装着され
る排気マニホールド17と、当該排気マニホールド17
に接続されるフロントチューブ19とで構成されてい
る。
基づき詳細に説明する。図1乃至図3は請求項1,請求
項2及び請求項4の一実施形態に係る排気装置を示し、
図4に示す従来例と同様、本実施形態に係る排気装置1
5も、直列4気筒エンジンのシリンダヘッドに装着され
る排気マニホールド17と、当該排気マニホールド17
に接続されるフロントチューブ19とで構成されてい
る。
【0013】而して、図示するように排気マニホールド
17は、金属板をプレス成形した上下一対の半割れ外筒
21,23を最中合わせして形成された外筒25と、当
該外筒25内に組み込まれた内筒26とで構成されてお
り、外筒25は、エンジンの各排気ポートと連通する断
面円形状の4つの分岐管27,29,31,33が、断
面楕円形状の外筒本体35と一体的に形成された左右対
称な構造となっている。
17は、金属板をプレス成形した上下一対の半割れ外筒
21,23を最中合わせして形成された外筒25と、当
該外筒25内に組み込まれた内筒26とで構成されてお
り、外筒25は、エンジンの各排気ポートと連通する断
面円形状の4つの分岐管27,29,31,33が、断
面楕円形状の外筒本体35と一体的に形成された左右対
称な構造となっている。
【0014】そして、各分岐管27,29,31,33
の上流側にヘッドフランジ37が溶接され、外筒本体3
5の下流側にフロントチューブ19の接続用フランジ3
9が溶接されている。一方、上記内筒26は、同じく金
属板をプレス成形した上下一対の左右対称な略Y字形状
の半割れ内筒41,43を最中合わせして形成されてい
る。そして、図2に示すように内筒26の上流部に形成
された二股管45,47の一方の排ガス導入口が、シリ
ンダヘッドの2番排気ポートと連通する分岐管29の内
周に全周溶接され、また、他方の二股管47の排ガス導
入口が、シリンダヘッドの3番排気ポートと連通する分
岐管31の内周に全周溶接されており、2番及び3番の
排気ポートから排出された排ガスが、分岐管29,31
及び二股管45,47を経て内筒26から下流側に流下
し、そして、1番及び4番の排気ポートから分岐管2
7,33を介して導入された排ガスが、図3に示すよう
に内筒26と外筒本体35との間に形成された間隙49
を介して外筒25内を流下するようになっている。
の上流側にヘッドフランジ37が溶接され、外筒本体3
5の下流側にフロントチューブ19の接続用フランジ3
9が溶接されている。一方、上記内筒26は、同じく金
属板をプレス成形した上下一対の左右対称な略Y字形状
の半割れ内筒41,43を最中合わせして形成されてい
る。そして、図2に示すように内筒26の上流部に形成
された二股管45,47の一方の排ガス導入口が、シリ
ンダヘッドの2番排気ポートと連通する分岐管29の内
周に全周溶接され、また、他方の二股管47の排ガス導
入口が、シリンダヘッドの3番排気ポートと連通する分
岐管31の内周に全周溶接されており、2番及び3番の
排気ポートから排出された排ガスが、分岐管29,31
及び二股管45,47を経て内筒26から下流側に流下
し、そして、1番及び4番の排気ポートから分岐管2
7,33を介して導入された排ガスが、図3に示すよう
に内筒26と外筒本体35との間に形成された間隙49
を介して外筒25内を流下するようになっている。
【0015】そして、排気マニホールド17にフランジ
を51を介して接続されたフロントチューブ19は、そ
の上流部が外管53と内管55からなる二重管構造とさ
れており、外管53が排気マニホールド17の外筒25
に接続され、そして、内管55が排気マニホールド17
の内筒26に接続されており、内管55の下流側端部5
5aから外管53内に流出される排ガスが、外管53内
を流下した排ガスと集合するようになっている。そし
て、エンジンのシリンダヘッドから内管55の下流側端
部55aまでの長さは700〜800mmとされてい
る。
を51を介して接続されたフロントチューブ19は、そ
の上流部が外管53と内管55からなる二重管構造とさ
れており、外管53が排気マニホールド17の外筒25
に接続され、そして、内管55が排気マニホールド17
の内筒26に接続されており、内管55の下流側端部5
5aから外管53内に流出される排ガスが、外管53内
を流下した排ガスと集合するようになっている。そし
て、エンジンのシリンダヘッドから内管55の下流側端
部55aまでの長さは700〜800mmとされてい
る。
【0016】本実施形態に係る排気装置15はこのよう
に構成されているから、エンジンの駆動に伴い、1番及
び4番の排気ポートから順次排出された排ガスが、夫
々、分岐管27,33から外筒25内に流入して、図3
に示すように内筒26との間に形成された間隙49で合
流し乍ら外筒25,フロントチューブ19の外管53を
流下し、また、2番及び3番の排気ポートから順次排出
された排ガスが、夫々、二股管45,47から内筒26
内で合流し乍ら、フロントチューブ19の内管55を流
下する。そして、内管55の下流側端部55aから外管
53内に流出された排ガスが、外管53内を流下してき
た排ガスと集合して下流側の触媒コンバータや消音器へ
と流下していくこととなる。
に構成されているから、エンジンの駆動に伴い、1番及
び4番の排気ポートから順次排出された排ガスが、夫
々、分岐管27,33から外筒25内に流入して、図3
に示すように内筒26との間に形成された間隙49で合
流し乍ら外筒25,フロントチューブ19の外管53を
流下し、また、2番及び3番の排気ポートから順次排出
された排ガスが、夫々、二股管45,47から内筒26
内で合流し乍ら、フロントチューブ19の内管55を流
下する。そして、内管55の下流側端部55aから外管
53内に流出された排ガスが、外管53内を流下してき
た排ガスと集合して下流側の触媒コンバータや消音器へ
と流下していくこととなる。
【0017】そして、従来周知のように4気筒エンジン
の点火順序は、 第1シリンダ→第3シリンダ→第4シリンダ→第2シ
リンダ または、 第1シリンダ→第2シリンダ→第4シリンダ→第3シ
リンダ の2種類であるが、本実施形態は、夫々左右対称に成形
された外筒25と内筒26とが二重管構造をなして排気
マニホールド17を構成しているので、従来の排気マニ
ホールドのように、複数の分岐管が極力等長になるよう
にこれら分岐管を三次元的な複雑な加工を施して配置す
ることなく、1番及び4番の排気ポートから排出された
排ガスの外筒25内に於ける合流部までのシリンダヘッ
ドからの距離と、2番及び3番の排気ポートから排出さ
れた排ガスの内筒26内に於ける合流部までのシリンダ
ヘッドからの距離が、夫々、略等長となり、併せてエン
ジンのシリンダヘッドから内管55の下流側端部55a
までの長さを700〜800mmに設定することによ
り、排気干渉がなく、また、背圧対策上好ましいものと
なる。
の点火順序は、 第1シリンダ→第3シリンダ→第4シリンダ→第2シ
リンダ または、 第1シリンダ→第2シリンダ→第4シリンダ→第3シ
リンダ の2種類であるが、本実施形態は、夫々左右対称に成形
された外筒25と内筒26とが二重管構造をなして排気
マニホールド17を構成しているので、従来の排気マニ
ホールドのように、複数の分岐管が極力等長になるよう
にこれら分岐管を三次元的な複雑な加工を施して配置す
ることなく、1番及び4番の排気ポートから排出された
排ガスの外筒25内に於ける合流部までのシリンダヘッ
ドからの距離と、2番及び3番の排気ポートから排出さ
れた排ガスの内筒26内に於ける合流部までのシリンダ
ヘッドからの距離が、夫々、略等長となり、併せてエン
ジンのシリンダヘッドから内管55の下流側端部55a
までの長さを700〜800mmに設定することによ
り、排気干渉がなく、また、背圧対策上好ましいものと
なる。
【0018】このように本実施形態に係る排気装置15
によっても、図4及び図5に示す従来の排気装置11と
同様、排気干渉を防止してエンジン出力の低下を防止す
ることができ、また、エンジンのシリンダヘッドから内
管55の下流側端部55aまでの長さを700〜800
mmとすることで背圧対策上好ましいものとなるが、本
実施形態は、斯かる従来例のように排気マニホールドを
形成するに当たり複数本のパイプを三次元的に曲げ加工
したり、フロントチューブの上流部に1枚の板材からな
る隔壁を溶接する作業が不要となるため、上記従来例に
比し製造が容易でコストの安い構造の簡単な排気装置を
提供することが可能となった。
によっても、図4及び図5に示す従来の排気装置11と
同様、排気干渉を防止してエンジン出力の低下を防止す
ることができ、また、エンジンのシリンダヘッドから内
管55の下流側端部55aまでの長さを700〜800
mmとすることで背圧対策上好ましいものとなるが、本
実施形態は、斯かる従来例のように排気マニホールドを
形成するに当たり複数本のパイプを三次元的に曲げ加工
したり、フロントチューブの上流部に1枚の板材からな
る隔壁を溶接する作業が不要となるため、上記従来例に
比し製造が容易でコストの安い構造の簡単な排気装置を
提供することが可能となった。
【0019】尚、上記実施形態では、排気マニホールド
17の内筒26を一対の半割れ内筒41,43を最中合
わせして成形したが、図示しない請求項1,請求項3及
び請求項4に係る発明の一実施形態のように、内筒を金
属製パイプで左右対称に成形して、これを上記実施形態
と同様,外筒25内に配置してもよい。而して、斯かる
実施形態によっても、上記実施形態と同様、所期の目的
を達成することが可能である。
17の内筒26を一対の半割れ内筒41,43を最中合
わせして成形したが、図示しない請求項1,請求項3及
び請求項4に係る発明の一実施形態のように、内筒を金
属製パイプで左右対称に成形して、これを上記実施形態
と同様,外筒25内に配置してもよい。而して、斯かる
実施形態によっても、上記実施形態と同様、所期の目的
を達成することが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように各請求項に係る直列4
気筒エンジンの排気装置によれば、従来に比し製造が容
易でコストの安い構造の簡単な排気装置を提供すること
が可能となった。そして、請求項4に係る排気装置によ
れば、排気干渉を防止してエンジン出力の低下を防止す
ることが可能である。
気筒エンジンの排気装置によれば、従来に比し製造が容
易でコストの安い構造の簡単な排気装置を提供すること
が可能となった。そして、請求項4に係る排気装置によ
れば、排気干渉を防止してエンジン出力の低下を防止す
ることが可能である。
【図1】請求項1,請求項2及び請求項4の一実施形態
に係る直列4気筒エンジンの排気装置の要部切欠き平面
図である。
に係る直列4気筒エンジンの排気装置の要部切欠き平面
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】従来の直列4気筒エンジンの排気装置の全体斜
視図である。
視図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
15 排気装置 17 排気マニホールド 19 フロントチューブ 21,23 半割れ外筒 25 外筒 26 内筒 27,29,31,33 分岐管 35 外筒本体 37 ヘッドフランジ 41,43 半割れ内筒 45,47 二股管 53 外管 55 内管
Claims (4)
- 【請求項1】 直列4気筒エンジンのシリンダヘッドに
装着され、当該エンジンの各排気ポートに接続される4
つの分岐管(27,29,31,33)を有する排気マ
ニホールド(17)と、当該排気マニホールド(17)
に接続されるフロントチューブ(19)とからなる直列
4気筒エンジンの排気装置(15)であって、 上記排気マニホールド(17)を、金属板をプレス成形
した一対の半割れ外筒(21,23)を最中合わせして
形成され、エンジンの各排気ポートに接続される4つの
分岐管(27,29,31,33)を有する外筒(2
5)と、 当該外筒(25)内に配置され、2番及び3番排気ポー
トに接続される外筒(25)の分岐管(29,31)の
内周に排ガス導入口を全周溶接した内筒(26)とで構
成して、 1番及び4番の排気ポートから排出された排ガスが外筒
(25)内を流下し、2番及び3番の排気ポートから排
出された排ガスが内筒(26)内を流下する二重管構造
とすると共に、 上記フロントチューブ(19)の上流部を外管(53)
と内管(55)とからなる二重管構造として、 当該外管(53)に上記外筒(25)を接続し、フロン
トチューブ(19)の内管(55)に上記内筒(26)
を接続したことを特徴とする直列4気筒エンジンの排気
装置。 - 【請求項2】 内筒(26)は、金属板をプレス成形し
た一対の半割れ内筒(41,43)からなることを特徴
とする請求項1記載の直列4気筒エンジンの排気装置。 - 【請求項3】 内筒は、金属製パイプからなることを特
徴とする請求項1記載の直列4気筒エンジンの排気装
置。 - 【請求項4】 1番及び4番の排気ポートから排出され
た排ガスの外筒(25)内に於ける合流部までのシリン
ダヘッドからの距離と、2番及び3番の排気ポートから
排出された排ガスの内筒(26)内に於ける合流部まで
のシリンダヘッドからの距離は、夫々、略等長とされて
いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
1項に記載の直列4気筒エンジンの排気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24266299A JP2001065340A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 直列4気筒エンジンの排気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24266299A JP2001065340A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 直列4気筒エンジンの排気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001065340A true JP2001065340A (ja) | 2001-03-13 |
Family
ID=17092386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24266299A Pending JP2001065340A (ja) | 1999-08-30 | 1999-08-30 | 直列4気筒エンジンの排気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001065340A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1999
- 1999-08-30 JP JP24266299A patent/JP2001065340A/ja active Pending
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