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JP2816487B2 - 球面研削機の砥石形状修正装置 - Google Patents

球面研削機の砥石形状修正装置

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JP2816487B2
JP2816487B2 JP9687090A JP9687090A JP2816487B2 JP 2816487 B2 JP2816487 B2 JP 2816487B2 JP 9687090 A JP9687090 A JP 9687090A JP 9687090 A JP9687090 A JP 9687090A JP 2816487 B2 JP2816487 B2 JP 2816487B2
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JP
Japan
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axis
grindstone
cup
shaped
dressing
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JP9687090A
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譲太郎 近藤
芳弘 奥野
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N Tech KK
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N Tech KK
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、カップ状の砥石を用いてレンズ等の球面
加工を行う球面研削機の砥石形状修正装置、いわゆるド
レス装置に関するものである。
《背景技術》 カップ状砥石を用いた球面研削機は、第1図に示すよ
うに、回転するカツプ状砥石1をワーク2の表面に斜め
に当接させ、ワーク2をゆっくり回転させながらその表
面を球面に研削していくものである。カップ状砥石1を
回転駆動する砥石ユニット3は、ワーク2の回転中心軸
Wと直交する傾動軸P(第1図の紙面直角方向)まわり
に傾動かつ固定自在な傾動フレーム4に、Z軸方向(砥
石軸Gと平行な方向)とX軸方向(砥石軸Gおよび傾動
軸Pに直交する方向)とに移動かつ位置決め自在に設け
られている。ワーク2を加工するときには、ワーク2の
頂部が傾動軸Pの延長線上でカップ状砥石1の縁1aに接
触するように位置決めされ、このときのカップ状砥石1
の半径と傾動フレーム4の傾動角とによって加工される
球面の曲率が決定される。
図の装置では、カップ状砥石の縁1aを傾動軸Pの延長
上に正確に位置決めするため、砥石ユニット3をZ軸方
向に移動位置決めするZ軸モータ5及びX軸方向に移動
位置決めするX軸モータ6を有している。NC制御される
球面研削機では、このZ軸モータ5及びX軸モータ6
は、NC装置7によって制御される。
第5図は正常に加工が行われているときのカップ状砥
石1とワーク2との関係を示したもので、カップ状砥石
1の円弧断面の縁1aは、ワーク2の加工面と一点(一
線)で接触している。カップ状砥石の縁1aが摩耗して第
6図に誇張して示すような状態になると、第7図に示す
ようにカップ状砥石の縁1aとワーク2とが帯状に接触
し、加工されるワーク2の面粗さ及び球面精度が低下
し、加工面の中心にリング状のダイヤ目8が発生して加
工不良となる。そこでこのような事態を避けるために、
カップ状砥石の縁1aは、その正確な円弧断面が維持され
るように、定期的に整形してやらねばならない。
《従来の技術》 円筒研削盤や内面研削盤の砥石のドレッシングは、研
削装置に設けたドレス装置で自動的に行うのが普通であ
る。しかし、球面研削機のカップ状砥石は、その縁が円
弧断面であり、またワークの加工面の曲率や砥石幅等に
よって縁の円弧の半径も変わるため、摩耗した砥石を外
し、総形砥石を用いて砥石メーカでドレッシングを行っ
ているのが実情である。
《発明が解決しようとする課題》 そのため、ユーザは多数の砥石を準備しておかねばな
らず、砥石が摩耗する毎に砥石の交換を行わねばならな
いため、研削機を長時間無人運転することが困難であ
り、また砥石を交換する際の砥石の着脱作業に時間と手
数がかかるという問題があった。
この発明は、砥石の縁の円弧断面を正確に整形するこ
とができるドレス装置を内蔵し、カップ状砥石のドレッ
シングを自動的に行うことができる球面研削機を得るこ
とを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この発明の砥石形状修正装置は、ワーク2の回転中心
軸Wに対して砥石軸Gを傾動させる傾動フレーム4を備
えており、カップ状砥石1を備え、このカップ状砥石を
回転駆動する砥石ユニット3が、NC装置7によって制御
されるZ軸モータ5とX軸モータ6とにより、砥石軸G
に平行な方向と砥石軸G及び傾動軸Pに直交する方向と
に移動位置決めされる構造の球面研削機において、傾動
軸PからX軸方向に所定距離離した傾動フレーム4上に
先端を球面またはピンポイントとしたドレス砥石11を砥
石軸Gと平行なドレス砥石軸Dまわりに回転可能に設け
ると共にこれを該軸まわりに回転駆動するドレス砥石駆
動モータ12を設け、Z軸モータ5とX軸モータ6とを連
動させて制御することにより、砥石ユニット3を半径r
+Rの円弧軌跡に沿って移動させる円移動指令手段21を
設けたことを特徴とするものである。
円移動指令手段21は、NC装置7のプログラムによって
構成され、NC旋盤によって球面を旋削するときの刃物の
送り制御プログラムと同様なプログラムにより実現する
ことができる。なお、上記r及びRは、それぞれドレス
砥石11の先端の半径及びカップ状砥石の縁1aの円弧の半
径であり、ピンポイント砥石を用いるときは、r=0で
ある。
《作用》 上記構成の装置を用いたカップ状砥石1のドレス作業
は、次のようにして行われる。
NC装置7は、所定量の研削加工が行われる毎にドレス
動作を指示する。ドレス動作が指示されると、NC装置7
は、X軸モータ6及びZ軸モータ5を駆動してカップ状
砥石の縁1aをドレス砥石11の先端位置に移動させ、更に
所定の切り込み送り量ΔtだけZ軸方向に進出させる。
次いで円移動指令手段21により砥石ユニット3に円弧運
動をさせる。この間ドレス砥石11及びカップ状砥石1は
回転駆動されている。NC装置7は、砥石ユニット3に1
回の円弧運動を行わせた後、Z軸モータ5及びX軸モー
タ6を駆動してカップ状砥石1を原点位置に復帰させ
る。これにより1回のドレス動作は終了し、カップ状砥
石1はワークの加工に移る。
このようにして所定の研削時間毎にカップ状砥石の縁
1aをドレス砥石11で整形してやれば、カップ状砥石の縁
1aに第6図のような摩耗が生ずることなく、ワーク2の
面を常に正確な球面に加工することができる。また上述
のドレス動作はNC装置7に所定のプログラムを組み込ん
でそれを定期的に呼び出すことによって自動的に行わせ
ることができ、砥石の縁の円弧半径の変更も自由にでき
る。更にドレッシング時に砥石1を取り外す必要もない
ので、1個のカップ状砥石で長時間の無人自動運転が可
能になる。
《実施例》 第1図はこの発明の砥石形状修正装置を備えた球面研
削機を模式的に示す図である。図の球面研削機本体部分
の構造及び動作については前述したので、ここでは省略
する。10は傾動フレーム4に固着されたドレスユニット
で、先端が半球面となったドレス砥石11とドレス砥石回
転駆動用のモータ12とドレス砥石11を軸支するケーシン
グ13によって構成されている。ドレス砥石軸Dは、カッ
プ状砥石の砥石軸Gと平行でかつドレス砥石軸Dとカッ
プ状砥石の砥石軸Gとは、傾動軸Pに直交する同一の平
面内に位置している。
Z軸モータ5及びX軸モータ6を制御するNC装置7内
には、ドレス動作指令プログラム20が含まれており、こ
のドレス動作指令プログラム20には、砥石ユニット3を
原点位置からドレス位置まで移動させる移動指令ルーチ
ン22、砥石ユニット3を設定された切り込み量だけ進出
させる切り込み指令ルーチン23、および砥石ユニット3
を円弧軌跡に沿って移動させる円移動指令ルーチン21が
含まれている。
第2図はカップ状砥石1の円弧移動をドレス砥石11と
の関係において示した図で、図に想像線で示す軌跡がカ
ップ状砥石1の、従って砥石ユニット3の移動軌跡であ
り、その軌跡の半径Qは、ドレス砥石11の先端の半径r
にカップ状砥石の線1aの断面の半径Rを加えた半径であ
る。第8図に示すように、ドレス砥石1として先端が1
点となったピンポイント砥石を用いた場合には、砥石ユ
ニット3の円弧軌跡の半径Qは、カップ状砥石の縁1aの
円弧の半径Rと等しくなる。
第3図はこの発明の装置によってカップ状砥石1のド
レス作業が行われるときの動作手順を示したフローチャ
ートである。
ワーク2の連続自動加工中にドレス動作が指示される
と、ドレス砥石駆動モータ12に回転指令が与えられ、Z
軸モータ5及びX軸モータ6に移動指令が与えられてカ
ップ状砥石1の縁1aがドレス砥石11に臨む位置まで砥石
ユニット3を移動させる。次いでZ軸モータ5に切り込
み送りが指令されて所定の切り込み量Δt(例えば1/10
0mm)だけ進出する。そして円移動指令ルーチン21によ
るZ軸モータ5とX軸モータ6との連動制御により、砥
石ユニット3が円弧軌跡(第2図の想像線)に沿って移
動する。この移動により、カップ状砥石の縁1aは、第4
図に示すように前記ドレス量Δtだけ送り込まれた状態
でドレス砥石11に当接し、カップ状砥石の縁1aは同図に
想像線で示すように整形される。次にZ軸モータ5及び
X軸モータ6に原点復帰指令が与えられて砥石ユニット
3を原点位置に復帰させる。そしてドレス砥石11を停止
させ、加工位置における砥石ユニット3のZ軸方向の位
置を前記Δtだけ修正してドレス動作を終了する。
この一連の動作を指令するドレス動作指令プログラム
20は、所定数量のワークの加工が行われる毎に、または
所定時間のワークの加工が行われる毎に呼びだされ、定
期的にカップ状砥石の縁1aを整形してその形状を正常な
状態に維持し、これによってワーク2の加工面が正確で
滑らかな球面に加工されるのを保障している。
《発明の効果》 以上のようにこの発明の装置によれば、カップ状砥石
の縁の円弧形状の整形を自動的に行うことができ、かつ
NC装置に所定のドレス動作プログラムを組み込み、この
ドレス動作プログラムを定期的に呼び出してドレス動作
を行うことができるので、カップ状砥石の縁の形状を常
に正確な円弧断面に維持しておくことができ、従ってワ
ークの正確な球面加工を保証することができ、レンズ表
面等の球面加工の長時間にわたる無人運転が可能にな
り、また砥石の着脱等に要する時間が節約されるので球
面研削機の稼働率も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の一実施例を示す図で、
第1図は装置の構成を模式的に示す図、第2図はドレス
動作の説明図、第3図はドレス動作のフローチャート、
第4図はカップ状砥石とドレス砥石の関係を示す拡大図
である。第5図は正常なカップ状砥石での加工状態を示
す図、第6図は摩耗したカップ状砥石での加工状態を示
す図、第7図は摩耗したカップ状砥石で加工されたワー
クの加工面を模式的に示す図、第8図はピンポイント砥
石を用いたときのドレス動作の説明図である。 図中、 1:カップ状砥石、2:ワーク 3:砥石ユニット、4:傾斜フレーム 5:Z軸モータ、6:X軸モータ 7:NC装置、11:ドレス砥石 12:ドレス砥石駆動モータ 22:円移動指令ルーチン W:ワークの回転中心軸、P:傾動軸 G:砥石軸、D:ドレス砥石軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 53/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワーク(2)の回転中心軸(W)に対して
    砥石軸(G)を傾動させる傾動フレーム(4)を備えて
    おり、カップ状砥石(1)を備え、このカップ状砥石を
    回転駆動する砥石ユニット(3)が、NC装置(7)によ
    って制御されるZ軸モータ(5)とX軸モータ(6)と
    により、砥石軸(G)に平行な方向と砥石軸(G)及び
    傾動軸(P)に直交する方向とに移動位置決めされる構
    造の球面研削機において、 傾動軸(P)からX軸方向に所定距離離した傾動フレー
    ム(4)上に先端を球面またはピンポイントとしたドレ
    ス砥石(11)を砥石軸(G)と平行なドレス砥石軸
    (D)まわりに回転可能に設けると共にこれを該軸まわ
    りに回転駆動するドレス砥石駆動モータ(12)を設け、
    Z軸モータ(5)とX軸モータ(6)とを連動させて制
    御することにより、砥石ユニット(3)を円弧軌跡に沿
    って移動させる円移動指令手段(21)を設けたことを特
    徴とする、球面研削機の砥石形状修正装置。
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