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JP2000084852A - 研削盤用ドレス装置 - Google Patents

研削盤用ドレス装置

Info

Publication number
JP2000084852A
JP2000084852A JP10252943A JP25294398A JP2000084852A JP 2000084852 A JP2000084852 A JP 2000084852A JP 10252943 A JP10252943 A JP 10252943A JP 25294398 A JP25294398 A JP 25294398A JP 2000084852 A JP2000084852 A JP 2000084852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dress
grindstone
dressing
rotary
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10252943A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Takahashi
正紀 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP10252943A priority Critical patent/JP2000084852A/ja
Publication of JP2000084852A publication Critical patent/JP2000084852A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロータリードレスとNCドレスとの双方の欠
点を相互に補完し合うことによって、短時間で高精度の
ドレスが可能となる研削盤用ドレス装置を提供する。 【解決手段】 棒状のワークWを研削する例えば雄ねじ
研削盤の主軸3又は送りテーブル7に、ワークWの軸線
と同方向の軸線回りに回動されるロータリーホイル25
を備えて砥石17の周縁を粗ドレスするロータリードレ
ス21を設ける。また、主軸3又は送りテーブル7に、
柄部の先端にダイヤモンドを設けた単石ドレス工具が砥
石17の軸線に直交する回転軸回りで傾斜可能に保持さ
れ、砥石17の周縁を仕上げドレスするNCドレス23
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、研削盤等に用いら
れる砥石を所望の形状に形成する研削盤用ドレス装置に
関し、特に、セット替えや砥石交換時等に必要となる砥
石のドレス作業を、効率的に且つ高精度に行う技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ボールねじのねじ軸に形成され
る雄ねじは、まずねじ形状に切削された後、研削盤によ
ってねじ研削される。このねじ研削には、例えば一山ね
じ研削砥石を使用することができる。この場合、砥石は
円板状であり周縁部がねじ溝に対応させた形状に形成さ
れている。そして、研削盤によりワークの回転に伴うね
じ山の進みに応じて砥石を送り方向に移動させるトラバ
ース研削が行なわれる。即ち、このトラバース研削にお
いては、砥石の回転運動と、ワークの回転運動、及びワ
ークの軸方向への往復運動によって、ワーク外周がねじ
に沿って螺旋状に研削される。
【0003】従来、このような研削盤に装着される砥石
の曲面形状等のドレスには、例えばロータリードレス、
又はNCドレスが使用されていた。ロータリードレス
は、外周に緻密にダイヤモンドが埋め込まれた回転式の
ドレッサーで、ドレッサーと砥石とを押圧し合うこと
で、砥石にドレッサーの形状を転写するものである。こ
のロータリードレスは、ロータリーホイルに複数の異な
る転写形状を形成しておくことができ、プランジカット
であるために形状変更を短時間で済ませることができ
る。一方、NCドレスは、先端部が鋭利に形成されたダ
イヤモンドが柄部(シャンク)に取り付けられた単石ド
レス工具を用いる。このNCドレスにおいては、砥石に
対する単石ドレス工具の相対位置を制御するNCプログ
ラム装置の制御プログラムを変更することにより、形状
変更にフレキシブルに対応することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たロータリードレスは、形状変更に短時間で対応できる
ものの、砥石交換時やセット替え時等にはロータリーホ
イルを交換する必要がある場合が多く、多種のロータリ
ーホイルを品揃えしておく必要があり、また、作業量が
増大することからもコストアップに繋がる問題があっ
た。また、ロータリードレスによるドレス精度は、NC
ドレスに劣るという欠点があった。一方、NCドレス
は、高精度なドレスが可能であり、形状変更に対してフ
レキシブルに対応できるものの、シングルポイント旋回
であるためドレスに時間がかかると共に、先端ダイヤモ
ンド部分の磨耗が速く進行し、ドレス量が多い場合にド
レス開始時とドレス終了時の形状に誤差が生じ易いとい
う欠点があった。本発明は上記状況に鑑みてなされたも
ので、ロータリードレスとNCドレスとの双方の欠点を
相互に補完し合うことによって、短時間で高精度のドレ
スが可能となる研削盤用ドレス装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明に係る研削盤用ドレス装置は、ワークを回転駆動す
る主軸の軸線方向に移動可能な送りテーブルと、前記主
軸の軸線方向に対する直交方向に移動可能な砥石切込テ
ーブルと、前記砥石切込テーブルに固設され、前記軸線
方向を回転軸として装着した円板状の砥石を回転駆動す
る砥石スピンドルと、前記送りテーブル側に設けられ、
少なくとも1列のドレス用周溝を外周面に形成したロー
タリーホイルを、前記砥石の軸線に対して平行な軸線回
りに回転駆動して前記砥石の周縁部を粗ドレスするロー
タリードレスと、前記送りテーブル側に設けられ、先端
部を鋭利に形成した単石ドレス工具を前記砥石の軸線に
直交する軸回りで傾斜自在に保持して前記砥石の周縁部
を仕上げドレスするNCドレスと、前記砥石のドレス作
業の動作制御を行うNCプログラム装置と、を備えて構
成したことを特徴とする。
【0006】この研削盤用ドレス装置では、砥石交換時
やセット替時において、初期の多量なドレスの必要な時
に、ロータリードレスによって一気に必要な形状に近い
形状までドレスが行える。その後、NCドレスによって
高精度に仕上げドレスが行われる。従って、NCドレス
によるドレス量が少ないため、ドレス時間が短縮され、
単石ドレス工具の先端部の磨耗量低減が可能となる。こ
の結果、短時間で高精度なドレスが可能になると共に、
長時間、所定のドレス形状を維持することができる。
【0007】そして、研削盤用ドレス装置は、前記ロー
タリーホイルが異なる形状のドレス用溝を複数列備えて
いることが好ましい。
【0008】この研削盤用ドレス装置では、ロータリー
ホイルの各ドレス用溝に順次砥石を押し当てることで粗
ドレスを段階的に行うことができるため、1つのドレス
用溝当たりのドレス量が低減し、ロータリーホイルの寿
命を伸ばすと共に、効率よくドレス作業を行うことがで
きる。
【0009】さらに、研削盤用ドレス装置は、前記ロー
タリーホイルが、砥石のサイドドレス面を含めたドレッ
シング形状となっていることが好ましい。
【0010】この研削盤用ドレス装置では、ロータリー
ドレスによって、砥石を必要な形状に近い形状までドレ
スする際、同時にサイドドレスが行われ、後のNCドレ
スによる仕上げドレス時の単石ドレス工具との干渉や、
ワーク加工時に溝以外の部分が研削されることが回避さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る研削盤用ドレ
ス装置の好適な実施形態を図面を参照して詳細に説明す
る。図1に本発明に係る研削盤用ドレス装置の平面図を
示した。本発明に係る研削盤用ドレス装置1は、セット
替えの多い例えば雄ねじ研削盤に対し好適に適用でき
る。そこで、以降は雄ねじ研削盤に適用した研削盤用ド
レス装置を一例として説明する。雄ねじ研削盤の主軸3
には、ワークWを把持するチャック5を備えており、棒
状のワークWは主軸3によりチャック5を介して回転さ
れる。
【0012】また、主軸3は送りテーブル7に固設され
ており、ベッド9に対し不図示の移動機構によって主軸
3の軸線方向(以下、「X方向」という)に移動自在と
なっている。ワークWは、送りテーブル7が移動される
ことで、主軸3と共にX方向に移動される。
【0013】一方、ベッド9には砥石切込テーブル11
が設けられている。砥石切込テーブル11は、ベッド9
に対し不図示の移動機構によってX軸方向と直交する方
向(以下、「Y方向」という)に移動自在となってい
る。砥石切込テーブル11には、ワークWの中心軸に対
して駆動軸13aを平行に設定した砥石スピンドル15
が固設してある。この砥石スピンドル15の駆動軸13
aには、円板状の砥石17が装着されている。
【0014】このような雄ねじ研削機構とすることによ
り、主軸3によるワークWの回転と、送りテーブル7に
よるワークWのX方向の往復運動と、砥石スピンドル1
5による砥石17の回転と、砥石切込みテーブル11の
Y方向の往復運動によって、ワークWの外周を螺旋状に
研削するトラバース研削を行うことができる。
【0015】尚、送りテーブル7及び砥石切込テーブル
11は、ベッド9との摺動部の一部に設けられた位置検
出手段によって移動量が検出されるようになっている。
この位置検出手段としては、例えば磁気スケール等のリ
ニアスケールが好適に用いられる。このリニアスケール
は、磁気目盛りが施されたスケールの上を磁気検出ヘッ
ドが移動することにより得られる電気信号から、その変
位を検出して移動量を検出するものである。これにより
簡便にして高精度で位置検出を行うことができる。
【0016】この雄ねじ研削盤は、砥石17をドレスす
る粗ドレス用としてのロータリードレス21と、仕上げ
ドレス用としてのNCドレス23とを備えている。これ
らロータリードレス21、NCドレス23は、送りテー
ブル7の送り方向に主軸3の砥石17側の側面に並設さ
れている。本実施形態においては、ロータリードレス2
1とNCドレス23とを主軸3の側面に設けているが、
例えば、ロータリードレス21、NCドレス23を、送
りテーブル7に直接固定してもよい。即ち、送りテーブ
ル7のX軸方向の移動によって、砥石17に対してそれ
ぞれのドレス位置が選択可能な構成となっていればよ
い。
【0017】まず、ロータリードレス21の構成を説明
する。図2にロータリードレスの要部拡大図を、図3に
図2の部分拡大図を示した。ロータリードレス21は円
盤状の周面を所望の溝形状に形成したロータリーホイル
25を回転駆動しつつ、砥石17をロータリーホイル2
5の溝に押し当てることで砥石17のドレスを行うもの
である。図2に示すように、ロータリードレス21のロ
ータリーホイル25には、断面略V字状の複数(この例
では3列)のドレス用周溝27a、27b、27cを形
成している。各溝にはサイドカット用の傾斜θ(Y軸と
のなす角)とワークへの溝形状加工用の半径Rの曲面が
形成されている。即ち、それぞれの溝27a、27b、
27cには、傾斜角度θ1、θ2、θ3で溝内壁を形成
すると共に、溝底部に半径R1,R2,R3の半径を有
する曲面を形成している。この傾斜角度θ及び半径R
は、θ1>θ2>θ3、R1>R2>R3なる関係で、
溝の並び方向に徐々に角度及び半径が変化するように形
成されている。尚、この溝表面にはダイヤモンド等の砥
粒が植え付けられている。
【0018】また、各溝の溝開口は砥石17の幅より大
きく設定しており、各溝底部の曲面は、砥石17の側面
に形成される形状(例えば、ゴシックアーチ形状)を形
成するために必要な形状(即ち、ドレス代を含んだ形
状)で形成されている。このような形状のロータリーホ
イル25を備えたロータリードレス21により砥石17
をドレスする際は、砥石17を各溝27a、27b、2
7cに順次挿入することで段階的に行う。ここで、図3
に示すように、ロータリーホイル25の1つの溝に砥石
17の周縁部を挿入する場合を考える。砥石17をロー
タリーホイル25側に送る(切込む)ことで、まず、角
度θの溝内壁により砥石17周縁の角部17aが除去さ
れてサイドカットが徐々に形成されてゆく。さらに切込
みを進めると、砥石17先端部に溝底部の半径Rの曲面
を転写した半円形状部17bが形成される。このように
して、砥石17はロータリーホイルの内壁29の形状が
転写された形状に粗ドレスされる。このサイドカットに
より、後述するNCドレス時の工具の干渉を防止できる
他、ワークのねじ溝加工時における溝以外の部分が研削
されることを防止できる。
【0019】本実施形態におけるロータリードレス21
は、形状の異なる浅、中、深の3つの溝27a、27
b、27cを有しており、砥石17を浅、中、深の溝の
順に挿入することで粗ドレスが完了することになる。従
って、深溝の形状が目的とする溝形状に最も近いものと
なる。しかし、この手順に限らず、目的とする溝形状や
砥石材質に応じて中溝27bからドレスをスタートさせ
たり、浅溝から深溝にスキップする等の適宜変更を行っ
てもよい。このように、ロータリードレス21では、砥
石17のドレスを段階的に異なる溝27a、27b、2
7cにより行うことで、ドレス量の比較的多い粗ドレス
を高速に行うことができると共に、砥石17とは線又は
面で接触するためにロータリーホイルの摩耗を低減する
ことができる。また、段階的に粗ドレスを行うことで、
溝一つ当たりのドレス時間を短縮でき、ロータリーホイ
ル25の寿命をより長く確保することができる。
【0020】このロータリードレス21は、砥石17の
ドレス工程において、上述したように粗ドレスを担って
いる。この粗ドレスの後、後述のNCドレス23によっ
て砥石17の仕上げドレスが行われる。
【0021】次に、NCドレス23の構成を説明する。
図4は図1のA−A矢視図で、NCドレス23の要部構
成を示している。図4によれば、単石の単石ドレス工具
35が先端に設けられた柄部31がコ字状の支持フレー
ム37の中央部に固定され、さらにこの支持フレームの
両腕部37aは、柄部31に直交し軸受41によって回
転自在に支持された軸39に固定されており、軸39は
旋回モータ43によって回転駆動される(以下、この回
転方向を「ψ方向」という)。
【0022】本実施形態においては、軸39が図1の紙
面に垂直な方向(以下、「Z方向」という)で配置され
ている。尚、NCドレス23は、軸39がZ軸方向で配
置されることが好ましいが、これに限定されるものでは
なく、軸39がX軸に直交する任意の方向、即ち、砥石
17周面の接線に対して平行な方向に配置されるもので
あればよい。
【0023】単石ドレス工具35は、軸39によるψ方
向の回転と、送りテーブル7によるX方向の移動と、砥
石切込テーブル11によるY方向の移動動作によって、
図5に示すように、単石ドレス工具35の先端が砥石1
7の曲面形状、或いはゴシックアーチ形状に倣って移動
可能となる。これにより、図6に示すように、粗ドレス
によって砥石17のサイドドレス17c面の先端に形成
された半円形状部17bは、斜線部17dが除去され
て、一例として示すゴシックアーチ形状17eに成形さ
れる。尚、このときのψ方向の回転、X方向、Y方向の
移動は、後述するNCプログラム装置からの指令に基づ
いて行われる。このNCプログラム装置には、任意のド
レス指令(プログラム)を入力することができ、任意の
砥石形状を簡便にして得ることができる。以上の仕上げ
ドレスにより、ワークWに溝加工するための砥石17の
最終的な形状に砥石がドレスされる。
【0024】次に、この研削盤用ドレス装置1の駆動系
及びその動作手順を説明する。研削盤用ドレス装置の駆
動系の概略構成を表すブロック図を図7に示した。図7
に示すように、NCプログラム装置51からは、ワーク
WのY軸方向の位置を示す指令値が砥石切込みテーブル
11のY軸サーボ機構53に送られる。Y軸サーボ機構
53には、砥石切込テーブル11の現在位置を検出する
リニアスケール等のY軸変位検出器55からの変位フィ
ードバック信号が加えられている。これにより、ロータ
リードレス21、NCドレス23に対する砥石17のY
方向の位置決めがなされる。
【0025】また、NCプログラム装置51からは、ワ
ークWのX軸方向の位置を示す指令値が送りテーブル7
のX軸サーボ機構57に送られる。X軸サーボ機構57
には、送りテーブル7の現在位置を検出するX軸変位検
出器59からの変位フィードバック信号が加えられてい
る。これにより、ロータリードレス21、NCドレス2
3に対する砥石17のX方向の位置決めがなされる。
【0026】更に、NCプログラム装置51からは、単
石ドレス工具35のψ方向の回転位置を示す旋回指令値
が旋回モータ43のψ回転サーボ機構61に送られる。
ψ回転サーボ機構61には、単石ドレス工具35の現在
位置を検出するエンコーダ等のψ回転検出器63からの
変位フィードバック信号が加えられている。これによ
り、単石ドレス工具35に対する砥石17のψ方向の位
置決めがなされる。また、NCプログラム装置51から
は、ロータリードレス21のドレス開始に同期して、ロ
ータリーホイル25を回転するための回転指令が送られ
る。
【0027】以上説明した研削盤用ドレス装置による砥
石のドレス作業を図8に示すフローチャートに基づいて
説明する。まず、ロータリーホイル25、NCドレス2
3へのドレス指令がNCプログラム装置51に入力され
ると、送りテーブル7がX方向に、砥石切込テーブル1
1がY方向に移動して、ロータリードレス21の溝27
aの位置に砥石17の被ドレス面が位置決めされる(ス
テップ1、以下S1とする)。その後、ロータリーホイ
ル25に回転指令を送り、ロータリーホイル25を回転
させて(S2)、砥石切込みテーブル11により切込み
を与えながらロータリーホイル25の溝27aの形状に
よる砥石17の粗ドレスを行う。このとき、砥石17は
砥石スピンドル15により回転駆動される。このドレス
動作は、切込みテーブル11のY方向の位置監視により
制御される。溝27aによる粗ドレスの終了後、同様に
して砥石17を、ロータリーホイル25の溝27b、溝
27cに順次位置決めし、これらの溝形状による砥石1
7の粗ドレスを行う(S3、S4)。
【0028】このようにして、ロータリーホイル25の
全溝による粗ドレスが完了すると、NCプログラム装置
51は、送りテーブル7、砥石切込テーブル11に移動
指令を送り、NCドレス23のダイヤモンド33の位置
に砥石17を位置決めする(S5)。
【0029】そして、NCプログラム装置51は、送り
テーブル7、砥石切込テーブル11、旋回モータ43に
移動指令を送る。この移動指令により単石ドレス工具3
5は、軸39の回転と、送りテーブル7の移動と、砥石
切込テーブル11の移動とによって、図5に示すように
仮想中心71を中心として砥石17に対して相対的に旋
回移動される(S6)。この際、砥石17は砥石スピン
ドル15によって回転駆動されている。このステップに
より砥石17に対する仕上げドレスが行われ、所望の形
状に砥石がドレスされる。以上のステップで全ドレス作
業が完了し、砥石17によるワークWの加工準備に移
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る研削
盤用ドレス装置では、ドレス量の多い粗ドレスとしてド
レス用周溝を有するロータリードレスを用い、最終的な
砥石形状に仕上げる仕上げドレスでは、単石ドレス工具
をプログラマブルに動作させるNCドレスを用いてい
る。
【0031】ロータリードレスでは、多量の砥石成形を
要する粗ドレスを一気に行うことができ、また、砥石を
複数の溝を設けることで個々の溝でのドレス量を減少さ
せ、これにより溝の磨耗量を低減させて寿命を長くする
ことができる。仕上げドレスでは、粗ドレス後の砥石に
対し単石ドレス工具を動作させることで、所望の形状に
まで砥石形状を高精度に仕上げることができる。
【0032】このように、本発明に係る研削盤用ドレス
装置によれば、ロータリードレスとNCドレスの欠点を
相互に補完し合うことによって、短時間で且つ高精度な
ドレスが可能となり、砥石交換やセット替え時等の作業
が効率化され、円滑にドレス作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研削盤用ドレス装置を備えた雄ね
じ研削盤の平面図である。
【図2】ロータリードレスのロータリーホイルの要部拡
大図である。
【図3】図2の部分拡大図である。
【図4】図1のA−A矢視図である。
【図5】単石ドレス工具の相対的な旋回動作を示す説明
図である。
【図6】ロータリードレスによりドレスされる砥石周縁
部の拡大図である。
【図7】本発明に係る研削盤用ドレス装置の駆動系の概
略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る研削盤用ドレス装置の主要動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 研削盤用ドレス装置 3 主軸 7 送りテーブル 9 ベッド 11 砥石切込テーブル 15 砥石スピンドル 13a 駆動軸 17 砥石 21 ロータリードレス 23 NCドレス 25 ロータリーホイル 31 柄部 33 ダイヤモンド 35 単石ドレス工具 39 ψ回転軸 W ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを回転駆動する主軸の軸線方向に
    移動可能な送りテーブルと、 前記主軸の軸線方向に対する直交方向に移動可能な砥石
    切込テーブルと、 前記砥石切込テーブルに固設され、前記軸線方向を回転
    軸として装着した円板状の砥石を回転駆動する砥石スピ
    ンドルと、 前記送りテーブル側に設けられ、少なくとも1列のドレ
    ス用周溝を外周面に形成したロータリーホイルを、前記
    砥石の軸線に対して平行な軸線回りに回転駆動して前記
    砥石の周縁部を粗ドレスするロータリードレスと、 前記送りテーブル側に設けられ、先端部を鋭利に形成し
    た単石ドレス工具を前記砥石の軸線に直交する軸回りで
    傾斜自在に保持して前記砥石の周縁部を仕上げドレスす
    るNCドレスと、 前記砥石のドレス作業の動作制御を行うNCプログラム
    装置と、を備えて構成したことを特徴とする研削盤用ド
    レス装置。
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