JP2808193B2 - ラベル・ステッカーの製造方法 - Google Patents
ラベル・ステッカーの製造方法Info
- Publication number
- JP2808193B2 JP2808193B2 JP6570891A JP6570891A JP2808193B2 JP 2808193 B2 JP2808193 B2 JP 2808193B2 JP 6570891 A JP6570891 A JP 6570891A JP 6570891 A JP6570891 A JP 6570891A JP 2808193 B2 JP2808193 B2 JP 2808193B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- layer
- coating layer
- deposition layer
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Making Paper Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンボスの効果を鮮明に
表現できるラベルやステッカーの製造方法に関する。
表現できるラベルやステッカーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より知られているラベルやステッカ
ーの製造技術としては、透明フイルムの片面に図柄を印
刷し、その透明フイルムに金属を真空蒸着した後、該金
属蒸着層を残存させたい部分(例えば図柄の印刷部分)
にメジュウム等の耐アルカリ性物質による被膜層を設
け、次いで、アルカリ液で金属蒸着層を洗うことによ
り、上記被膜層の部分を除いて他の部分の金属蒸着層を
除去し、その後で粘着剤をコーティングする方法があ
る。
ーの製造技術としては、透明フイルムの片面に図柄を印
刷し、その透明フイルムに金属を真空蒸着した後、該金
属蒸着層を残存させたい部分(例えば図柄の印刷部分)
にメジュウム等の耐アルカリ性物質による被膜層を設
け、次いで、アルカリ液で金属蒸着層を洗うことによ
り、上記被膜層の部分を除いて他の部分の金属蒸着層を
除去し、その後で粘着剤をコーティングする方法があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】単に必要な部分のみに
金属蒸着層を残存させるようにした従来の製造方法で
は、製造されたラベルやステッカーは図柄等が平面的で
あり、また、金属蒸着層を設けてあっても光沢感が乏し
く、豪華性の面で劣っているという問題があった。
金属蒸着層を残存させるようにした従来の製造方法で
は、製造されたラベルやステッカーは図柄等が平面的で
あり、また、金属蒸着層を設けてあっても光沢感が乏し
く、豪華性の面で劣っているという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決したもので
あって、その目的はエンボスの効果を鮮明に表現できる
一見豪華なラベル成いはステッカーの製造方法を提供す
ることにある。
あって、その目的はエンボスの効果を鮮明に表現できる
一見豪華なラベル成いはステッカーの製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の特徴とするラベル・ステッカーの製造方法
は図柄が印刷される透明な基材フイルムの片面に金属蒸
着し、その金属蒸着層には該金属蒸着層を残存させたい
部分に耐アルカリ性物質による被膜層を設け、その後で
アルカリ液により金属蒸着層側を洗うことによって上記
被膜層の部分を除いた他の部分の金属蒸着層を除去し、
次いで、上記被膜層側をマイクロエッチング加工した
後、マイクロエッチング加工面に粘着剤をコーティング
して、その粘着剤コーティング層上にセパレーターを被
着するものである。
に、本発明の特徴とするラベル・ステッカーの製造方法
は図柄が印刷される透明な基材フイルムの片面に金属蒸
着し、その金属蒸着層には該金属蒸着層を残存させたい
部分に耐アルカリ性物質による被膜層を設け、その後で
アルカリ液により金属蒸着層側を洗うことによって上記
被膜層の部分を除いた他の部分の金属蒸着層を除去し、
次いで、上記被膜層側をマイクロエッチング加工した
後、マイクロエッチング加工面に粘着剤をコーティング
して、その粘着剤コーティング層上にセパレーターを被
着するものである。
【0006】上記のようにして製造されたラベルやステ
ッカーは、マイクロエッチング加工による微細な凹みは
粘着剤で埋められ、その加工面は平面となる一方、金属
蒸着層が残存している部分のみがエンボスの効果を鮮明
に表現できる。
ッカーは、マイクロエッチング加工による微細な凹みは
粘着剤で埋められ、その加工面は平面となる一方、金属
蒸着層が残存している部分のみがエンボスの効果を鮮明
に表現できる。
【0007】
【実施例】以下に添付図面を参照しながら本発明製造方
法を説明する。第2図に示すように、透明な基材フイル
ム1の片面(内面)上に図柄の印刷層2を設け、この基
材フイルム1には図柄の印刷層2を含めてその片面にア
ルミニウム等の金属を真空蒸着し、その金属蒸着層3に
は該金属蒸着層を残存させたい部分(図示の場合は図柄
の印刷層2を含んでいる)にメジュウム等の耐アルカリ
性物質による被膜層4を設ける。
法を説明する。第2図に示すように、透明な基材フイル
ム1の片面(内面)上に図柄の印刷層2を設け、この基
材フイルム1には図柄の印刷層2を含めてその片面にア
ルミニウム等の金属を真空蒸着し、その金属蒸着層3に
は該金属蒸着層を残存させたい部分(図示の場合は図柄
の印刷層2を含んでいる)にメジュウム等の耐アルカリ
性物質による被膜層4を設ける。
【0008】その後で、アルカリ液により金属蒸着層3
側を洗うことによって上記被膜層4の部分を除いた他の
部分の金属蒸着層を除去し、次いで、上記被膜層4側を
マイクロエッチング加工5した(第3図参照)後、第1
図に示すようにマイクロエッチング加工5面側に粘着剤
をコーティングして、その粘着剤コーティング層6上に
剥離紙等のセパレーター7を被着して本発明を実施す
る。なお、図中の3aは金属蒸着部の残存している部
分、8はセパレーター7の直前位置まで設けられた(半
抜き加工)引き剥がし用の切れ目である。
側を洗うことによって上記被膜層4の部分を除いた他の
部分の金属蒸着層を除去し、次いで、上記被膜層4側を
マイクロエッチング加工5した(第3図参照)後、第1
図に示すようにマイクロエッチング加工5面側に粘着剤
をコーティングして、その粘着剤コーティング層6上に
剥離紙等のセパレーター7を被着して本発明を実施す
る。なお、図中の3aは金属蒸着部の残存している部
分、8はセパレーター7の直前位置まで設けられた(半
抜き加工)引き剥がし用の切れ目である。
【0009】以上のようにして製造されたラベル或いは
ステッカーは、基材フイルム1面のマイクロエッチング
加工5部分は粘着剤により埋められてエンボスが消失
し、例えば透明なフイルムに金属蒸着層の残存した部分
(図柄の印刷部分を含む)のみがエンボスされるもの
で、色彩感に優れていて商品価値を一段と向上できる。
ステッカーは、基材フイルム1面のマイクロエッチング
加工5部分は粘着剤により埋められてエンボスが消失
し、例えば透明なフイルムに金属蒸着層の残存した部分
(図柄の印刷部分を含む)のみがエンボスされるもの
で、色彩感に優れていて商品価値を一段と向上できる。
【0010】本製造方法に用いられるフイルム、印刷用
インキ、耐アルカリ性物質、粘着剤、セパレーター等は
通常のラベルやステッカーと同様な材料を用いることが
できるので、その詳細な説明は省略する。また、粘着剤
コーティング層6の形成に透明な粘着材を用いれば、金
属蒸着層の残存している部分3a以外は透明となり、被
接着物側の地肌を透視できるラベルやステッカーを提供
できる。なお、図示の製造例では図柄の印刷層2が基材
フイルム1の内面側に形成されているが、これは基材フ
イルム1の外面側に設けてもよい。
インキ、耐アルカリ性物質、粘着剤、セパレーター等は
通常のラベルやステッカーと同様な材料を用いることが
できるので、その詳細な説明は省略する。また、粘着剤
コーティング層6の形成に透明な粘着材を用いれば、金
属蒸着層の残存している部分3a以外は透明となり、被
接着物側の地肌を透視できるラベルやステッカーを提供
できる。なお、図示の製造例では図柄の印刷層2が基材
フイルム1の内面側に形成されているが、これは基材フ
イルム1の外面側に設けてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明は上記の如くであって、被接着物
側に光沢感に優れた図柄のみを表示できる利点があり、
幻想的なエッチングの部分金属蒸着面のみが鮮明なエン
ボスの効果を表現できるラベルやステッカーを製造でき
るものである。
側に光沢感に優れた図柄のみを表示できる利点があり、
幻想的なエッチングの部分金属蒸着面のみが鮮明なエン
ボスの効果を表現できるラベルやステッカーを製造でき
るものである。
【図1】本発明の製造方法により製造されたラベル(或
いはステッカー)の断面図である。
いはステッカー)の断面図である。
【図2】図1に示すラベル(或いはステッカー)の製造
時の前半段階における正断面図である。
時の前半段階における正断面図である。
【図3】図1に示すラベル(或いはステッカー)の製造
時の後半段階における正断面図である。
時の後半段階における正断面図である。
1は基材フイルム 2は図柄の印刷層 3は金属蒸着層 4は被膜層 5はマイクロエッチング加工部分 6は粘着剤コーティング層 7はセパレーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 3/10 G09F 3/10 H
Claims (1)
- 【請求項1】 図柄が印刷される透明な基材フイルムの
片面に金属を真空蒸着し、その金属蒸着層には該金属蒸
着層を残存させたい部分に耐アルカリ性物質による被膜
層を設け、その後でアルカリ液により金属蒸着層側を洗
うことによって上記被膜層の部分を除いた他の部分の金
属蒸着層を除去し、次いで、上記被膜層側をマイクロエ
ッチング加工した後、マイクロエッチング加工面に粘着
剤をコーティングして、その粘着剤コーティング層上に
セパレーターを被着することを特徴とするラベル・ステ
ッカーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6570891A JP2808193B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6570891A JP2808193B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241932A JPH04241932A (ja) | 1992-08-28 |
JP2808193B2 true JP2808193B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=13294793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6570891A Expired - Lifetime JP2808193B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2808193B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2987649B2 (ja) | 1991-03-15 | 1999-12-06 | 義陽 板橋 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP6570891A patent/JP2808193B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2987649B2 (ja) | 1991-03-15 | 1999-12-06 | 義陽 板橋 | ラベル・ステッカーの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04241932A (ja) | 1992-08-28 |
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