JP2807050B2 - 密封用蓋 - Google Patents
密封用蓋Info
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- JP2807050B2 JP2807050B2 JP2153713A JP15371390A JP2807050B2 JP 2807050 B2 JP2807050 B2 JP 2807050B2 JP 2153713 A JP2153713 A JP 2153713A JP 15371390 A JP15371390 A JP 15371390A JP 2807050 B2 JP2807050 B2 JP 2807050B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral
- lid
- container
- synthetic resin
- upper opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Closures For Containers (AREA)
Description
なる密封用蓋に関する。この蓋を施す容器は、例えば砂
糖、小麦粉、塩、調味料、洗剤等の粉体、粉粒物を入れ
る容器である。
部と合成樹脂部分を一体的に付着させた複合容器は、そ
の上部開口に蓋を施して用いられる。この蓋はいたずら
などで開けられないように、蓋にタックラベルを貼付し
たり、蓋の上からシュリンクフイルムで覆うなどの方法
が採られているのが実情である。
え、コスト上昇の原因となっている。
できず、かつ低コストで作成できるものとして、例えば
特願昭63−79733号のようなものが考えられている。
物の使用時にいちいち本体から取外すものであるため煩
雑であり、また場合によっては蓋を紛失してしまうこと
がある。
外すタイプのものである。
ができれば、使用時の煩雑さを回避できるとともに、蓋
の紛失を防止することができて都合がよい。
り、密封性に優れかつヒンジ式に折曲自在とすることが
できる密封用蓋を提供することを目的とする。
用蓋において、天板部と、容器の上部開口周縁部の頂部
に密に接触する周縁天部と、周縁天部と一体をなし容器
の上部開口周縁の外面に沿い下方へ延びる周縁スカート
部と、周縁天部と一体をなし容器の上部開口周縁の内面
に沿い下方へ延び連結部を介して前記天板部に連結され
た周縁下降壁とを備え、前記蓋上の任意の直線上の天板
部および周縁天部を連続する薄板状に形成してヒンジ部
とし、前記ヒンジ部上の連結部および周縁下降壁に切欠
部を形成するとともに、前記ヒンジ部上の周縁スカート
部を切断自在としたことを特徴とする密閉用蓋である。
の後蓋の一方側を上方に持上げることにより、ヒンジ部
を境として持上げ側の蓋が上方へ折曲がる。
る。
を示す図である。
る本発明の蓋を示す。この複合容器Rは、例えば家庭用
の洗濯用粉末洗剤を収容するために用いることができる
が、もちろん他のものの収容のために用いることもでき
る。
り構成される。ブランク板2は最初は平板状をなしてお
り、この平板をその両側縁2a,2bが対向するように巻く
か折り曲げて筒状とし、複合容器の胴部を構成する。図
示の例では胴部はほぼ四角筒状をなしているが、四角筒
以外の角筒状または円筒、長円筒等でもよい。
型(図示しない)等によって折り曲げられたブランク板
2は、その両側縁2a,2bの間の間隙3および下方へ開い
ている底部4を埋めかつブランク板上部開口2cの周縁部
を覆うように合成樹脂部分5a,5b,5cが一体的付着状態で
成形される。このように合成樹脂部分5a,5b,5cが一体的
に成形された複合容器Rの状態は第1図に示す通りであ
る。
に形成したブランク板2を図示しない成形金型のキャビ
ティ内にセットする。キャビティの形状は第1図の複合
容器の形状と同じである。そして、キャビティ内にブラ
ンク板2をセットした後、キャビティ内に合成樹脂が射
出され、射出された合成樹脂が前記部分5a,5b,5cを形成
するようにブランク板2に一体的に付着して射出成形が
終る。
ク板2の底部開口を完全に塞ぐようにブランク板2の底
縁およびその内側面に一体的に付着する。そして、第1
図に示す合成樹脂部分5a(間隙3を埋める部分)に対向
するブランク板側壁の中央部には間隙3に相当する隙間
はないが、その隙間のない部分の内面にも、合成樹脂部
分5aとほぼ同じ幅で合成樹脂部分5dが上下方向に帯状に
射出により付着されている。合成樹脂部分5a,5dの内側
には、上下方向の補強兼スタッキング用リブ6aが射出時
に一体的に形成される。
の射出による成形後も図に示すように露出状態を維持し
ている。なお、必要によりブランク板の外周面が合成樹
脂部分により部分的に覆われるようにしてもよく、また
ブランク板の外周面に適当なコーティングを施すことも
できる。
面の外面には、突起8a,8dが一体的に射出成形により形
成されている。この突起8a,8dは先端に拡大頭部を備え
ており、これら突起8a,8dは、可撓性樹脂製の帯状把手
9の両端の孔部を係合させるためのものであり、把手9
は第1図に示すように回動可能な把手として複合容器R
を手で提げて持つ際に用いられる。突起8a,8dを形成し
易いように、合成樹脂部分5a,5dは突起の部分で広幅に
形成されており、このため突起8aに対応する部分で、前
記間隙3は3a(第6図)で示すように拡大されている。
なお、図示の例では、突起8a,8dのある部分で合成樹脂
部分5a,5dは外面が第1図に符号11で示すように突出さ
せており、その分だけ同図に12で示すように内面が凹入
させてある。
端開口縁2cより上方に達するように、上部の合成樹脂部
分5cが形成されている。この合成樹脂部分5cは複合容器
Rの上部開口周縁14を構成する。合成樹脂部分5Cの外面
にはそのほぼ全周にわたって突稜15が一体的に形成され
ている。この突稜15は前記蓋Cとの気密係合手段の一部
を構成する。その詳細は後述する。
その内面にコーティングした合成樹脂層の積層シートに
より構成することができる。合成樹脂層は例えばポリエ
チレン樹脂層とすることができる。また、合成樹脂部分
5aは合成樹脂層と同じポリエチレン樹脂で構成される。
これにより、射出成形時に合成樹脂部分5aは合成樹脂層
を介してブランク板2によく付着する。合成樹脂部分5
b,5c,5dの場合についても同様である。なお、合成樹脂
部分5aの外面は、ブランク板2の外面と同一面をなして
いるのことが好ましい。
ことができる。その積層の一例は例えばポリエチレン
(15μ)/紙(300g/m2)/ポリエチレン(15μ)/ポ
リスチレン(40μ)である。
ンク板2の折り曲げ部または湾曲部には罫線19がその稜
線方向に形成されている。
板2の折り曲げまたは湾曲が容易かつ正確になり、ブラ
ンク板2をしわ、歪み等を発生させないで折り曲げて成
形金型内の正規の位置に正しくセットすることができ
る。
めて複合容器の座屈強度を増大し、また底面樹脂部分5b
の落下強度を向上させるとともに容器の積重ねを容易に
するものである。
取り付けることを可能にするので好ましい。従来は紙箱
に把手をつける方法として、紙テープよりなる把手の両
端部を接着により取つけていたが、最近はプラスチック
テープの把手をリベット止めで取りつける方法も行われ
ている。しかし、この方法も製造工程が複雑で価格、デ
ザイン面でも問題がある。これに対し、突起8a,8dの一
体的射出成形は簡単で、生産性が高くデザイン面でも優
れ安価である。
もできる。次の順序は表側から裏側への順序である。
とが好ましい。
図により説明する。
2図III−III線断面図、第4図は第2図IV−IV線断面
図、第5図は第2図V線方向矢視図である。
開口を覆う天板部21と、この天板部21の周縁に配置され
容器Rの上部開口周縁14の頂部に密に接触する周縁天部
22とを備えている。
の上部開口周縁14の外面に沿い下方へ延びる周縁スカー
ト部25が周縁天部22と一体に設けられている。また周縁
天部22の内側には、容器Rの上部開口周縁14の内面に沿
い下方へ延びる周縁下降壁24が周縁天部22と一体に設け
られ、この周縁下降壁24の下端は傾斜する連結部29を介
して天板部21と一体に連結されている。そして、この周
縁下降部24と周縁スカート部25との間で、容器Rの上部
開口周縁14を挟持し、容器Rの密封性を維持している。
は突起28aによって凹溝28が形成され、この凹溝28内に
上部開口周縁14の突稜15が入り込むことにより、容器R
の密封性を更に向上させている。さらに、周縁スカート
部25には、凹溝28と反対側の面に周縁薄肉部33が設けら
れ、この部分が特に破壊され易いようになっている。
の中央で符号35で示すように切欠かれている(第1
図)。切欠き35は周縁薄肉部33より下側の部分のみにつ
いて形成されており、切欠き35の両側には一対の引き裂
きタブ36が突設されている。また、切欠き35の上部には
つまみ37が一体的に突設されている。
を積重ねる際の位置決めを行なうリブ42が、取付けられ
ている。
び連結部29にヒンジ部29を中断し、天板部21および周縁
天部22を連続する薄板状に形成している。また、ヒンジ
部40上の周縁スカート部25には、第5図に示すように周
縁薄肉部33に連結された切断線25aが設けられ、周縁肉
薄部33に沿って周縁スカート部25が切断される際、周縁
薄肉部33から切断線25aに沿って更に連続して周縁スカ
ート部25我切断されるようになっている。
説明する。
樹脂よりなるため、蓋Cを容器Rに対し第3図および第
4図に示す状態になるように押し下げて蓋Cを容器Rに
対し弾発的に嵌合する。これにより、容器Rと蓋Cは密
封状態で接触することになる。さらにこの場合、上部開
口周縁14の頂部が周縁天部に密に接触する。
つまんで外側へ引き離す。これによって、周縁薄肉部33
より下側の周縁スカート部25は帯状をなして蓋Cの他の
部分から切断されていく。そして、周縁薄肉部33に沿っ
て切断された周縁スカート部25は、ヒンジ部40におい
て、さらに切断線25aに沿って切断され、その後切断終
端34で完全に蓋の他の部分から切離される。
の周縁スカート部25は完全に残り、切断終端34より右方
部分(つまみ37側の部分)の周縁スカート部25は周縁薄
肉部33より下側部分が切り離されることになる。
が切り離された場合においても、蓋Cの周縁突出部24と
周縁スカート部25との間で、容器Rの上部開口縁14を挾
持することにより密封性が確保される。
とにより、蓋Cはヒンジ部40を境として第2図に示す右
方部分がつまみ37によって上方へ折曲がる。
ら上方へ折曲げることにより容器Rから容易かつ簡単に
内容物を取出すことができる。このように、使用時にい
ちいち蓋Cを容器Rから取外す必要がないので、使用時
の繁雑さを回避することができるとともに、蓋の紛失を
確実に防止することができる。
結んだ直線上にヒンジ部40を設けた例を示したが、これ
に限らず対向する短辺部同志または長辺部と短辺部を結
んだ直線上にヒンジ部40を設けてもよい。
から上方へ折曲げることにより、容器Rから容易かつ簡
単に内容物を取出すことができる。このため、使用時に
いちいち蓋を取外す必要がないので、使用時の煩雑さを
回避することができるとともに、蓋の紛失を確実に防止
することができる。
図は本発明の蓋を示す平面図、第3図は第2図III−III
線断面図、第4図は第2図IV−IV線断面図、第5図は第
2図V線方向矢祖図、第6図はブランク板を示す斜視図
である。 R……複合容器、C……蓋、14……上部開口周縁、15…
…突稜、21……天板部、22……周縁天部、24……周縁下
降壁、25……周縁スカート部、25a……切断線、28……
凹溝、36……引き裂きタブ、40……ヒンジ部。
Claims (1)
- 【請求項1】上部開口周縁を有する容器に施される密閉
用蓋において、天板部と、容器の上部開口周縁部の頂部
に密に接触する周縁天部と、周縁天部と一体をなし容器
の上部開口周縁の外面に沿い下方へ延びる周縁スカート
部と、周縁天部と一体をなし容器の上部開口周縁の内面
に沿い下方へ延び連結部を介して前記天板部に連結され
た周縁下降壁とを備え、前記蓋上の任意の直線上の天板
部および周縁天部を連続する薄板状に形成してヒンジ部
とし、前記ヒンジ部上の連結部および周縁下降壁に切欠
部を形成するとともに、前記ヒンジ部上の周縁スカート
部を切断自在としたことを特徴とする密閉用蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153713A JP2807050B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 密封用蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2153713A JP2807050B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 密封用蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444962A JPH0444962A (ja) | 1992-02-14 |
JP2807050B2 true JP2807050B2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=15568474
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2153713A Expired - Lifetime JP2807050B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 密封用蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807050B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5897011A (en) * | 1997-08-19 | 1999-04-27 | Anchor Packaging, Inc. | Clamshell container with tear-away lid |
JP7074552B2 (ja) * | 2018-04-27 | 2022-05-24 | 中央化学株式会社 | 包装用容器の蓋体 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2153713A patent/JP2807050B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444962A (ja) | 1992-02-14 |
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