JP2742725B2 - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
- Publication number
- JP2742725B2 JP2742725B2 JP32369590A JP32369590A JP2742725B2 JP 2742725 B2 JP2742725 B2 JP 2742725B2 JP 32369590 A JP32369590 A JP 32369590A JP 32369590 A JP32369590 A JP 32369590A JP 2742725 B2 JP2742725 B2 JP 2742725B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin film
- pixel
- display device
- liquid crystal
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Description
液晶表示装置に関するもので、それぞれの画素に相補型
にPチャネル型およびNチャネル型の2つの薄膜型絶縁
ゲイト電界効果トランジスタ(以下TFTという)を設け
てピクセルを構成せしめ、そのゲイト電圧と同相の出力
電圧を画素に供給せしめたものである。また、それを補
償するため、画素または/および相補型の薄膜トランジ
スタ(以下C/TFTという)を2つまたはそれ以上とした
ものである。
られている。この場合、TFTにはアモルファスまたは多
結晶構造の半導体を用い、1つの画素にPまたはN型の
いずれか一方の導電型のみのTFTを用いたものである。
即ち、一般にはNチャネル型TFT(NTFTという)を画素
に直列に連結している。その代表例を第1図に示す。
結してNTFT(11)を設け、これをマトリクス配列せしめ
た。一般には640×480または1260×960と多くするが、
この図面ではそれと同意味で単純に2×2のマトリクス
配列をさせた。このそれぞれの画素に対し周辺回路(1
6),(17)より電圧を加え、所定の画素を選択的にオ
ンとし、他の画素をオフとした。するとこのTFT(11)
のオン、オフ特性が一般に良好な場合、コントラストの
大きい液晶表示装置を作ることができる。しかし、実際
にかかる液晶表示装置を製造してみると、TFTの出力即
ち液晶にとっての入力(液晶電位という)の電圧VLC(1
0)は、しばしば“1"(High)となるべき時に“1"(Hig
h)にならず、また、逆に“0"(Low)となるべき時に
“0"(Low)にならない。液晶(12)はその動作におい
て本来絶縁性であり、また、TFTがオフの時に液晶電位
(VLC)は浮いた状態になる。この液晶(12)は等価的
にキャパシタであるため、そこに蓄積された電荷により
VLCが決められる。この電荷は液晶がRLCで比較的小さい
抵抗となったり、ゴミ、イオン性不純物の存在によりリ
ークしたり、またTFTのゲイト絶縁膜のピンホールによ
りRGS(15)が生じた場合にはそこから電荷がもれ、VLC
は中途半端な状態になってしまう。このため1つのパネ
ル中に20万〜500万個の画素を有する液晶表示装置にお
いては、高い歩留まりを成就することができない。特に
液晶(12)は一般にはTN(ツインテッドネマティック)
液晶が用いられる。その液晶の配向のためにそれぞれの
電極上にラビングした配向膜を設ける。このラビング工
程のため発生する静電気により弱い絶縁破壊が起こり、
隣の画素との間または隣の導線との間でリークしたり、
またゲイト絶縁膜が弱く、リークをしたりしてしまう。
1フレームの間はたえず初期値と同じ値として所定のレ
ベルを保つことがきわめて重要である。しかし実際は不
良が多く、必ずしも成就しないのが実情である。
を大とする、即ち応答速度を大とする。また各ピクセル
における画素の電位、即ち液晶電位VLCが“1",“0"に充
分安定して固定され、1フレーム中にそのレベルがドリ
フトしないようにしたものである。
値とすることにより、中間調(グレースケール)を表示
せしめんとしたものである。
液晶表示装置におけるそれぞれのピクセルの一方の画素
を構成する電極、例えば透明導電膜の電極に相補型のTF
Tの出力端を連結せしめたものである。そしてその入力
電圧と同相の出力電圧を画素に供給せしめた駆動方法に
関するものである。即ちPチャネル型のTFT(以下PTFT
という)とNTFTとを相補型(以下C/TFTという)の出力
を画素に連結し、それぞれのピクセルの1つを構成せし
めたものである。
1つのピクセルを構成せしめてもよい。さらに1つのピ
クセルを2つまたはそれ以上に分割し、それぞれにC/TF
Tを1つまたは複数個連結してもよい。
して示す。実際のパターンレイアウト(配置図)の例を
それぞれに対応して第6図、第7図、第8図に示す。
とのゲインを互いに連結し、さらにY軸方向の線Y線と
いう)VGG(22)、またはVGG′(22′)に連結した。ま
たC/TFTの共通出力端を液晶(12)に連結している。NTF
Tの入力端(VDD側)をX軸方向向の線X線という)VDD
(18),VDD′(18′)に連結し、PTFTの入力端(V
SS側)をVss(19),Vss′(19′)に連結させている。
するとVDD(18),VGG(22)が“1"の時液晶電位
(VLC)(10)は“1"となり、またVDD(18)が“1"、V
GG(22)が“0"の時、液晶電位(10)が“0"となる。そ
して液晶(12)の画素(12)は反対の電極(23)(一般
には接地電位(13))に対して“1"となるとき、オンと
なる。逆に液晶電位(10)が“0"のとき液晶はオフとな
る。
はVSS(19)のいずれかに固定させ得るため、フローテ
ィングとなることがない。
VDD′(18′),Vss′(19′)に対し、Y線はVGG(2
2),VGG′(22′)を第1のC/TFTを構成するNTFT(1
1),PTFT(21),第2のC/TFTを構成するNTFT(11′),
PTFT(21′)を共通してVGG(22)に連結せしめた。ま
たその2つのC/TFTの出力を共通にして1つの液晶(1
2)の一方の電極である画素(33)に連結させている。
かくすると、2つのNTFTまたは2つのPTFTのいずれか一
方が多少リークしても同相であるためその画素を駆動さ
せることができる。
(33),(33′)とそのそれぞれに対応してC/TFTを2
つ設けたものである。2つのC/TFTのゲイト電極を共通
とせしめ、第1の入力を行う。またそれぞれのC/TFTの
それぞれのNTFTおよびそれぞれのPTFTの入力をVDD(1
8),Vss(19)に連結したものである。かくすることに
より、1つのピクセルの2つの画素のうち一方がTFTの
リーク等の不良により同相であるため非動作とならず、
遅れた動作となっても、他方が正常動作するため、マト
リクス構成動作において不良が目立ちにくいという特長
を有する。
ためのもので第9図を用いて示す。
9図(A)〜(F)に基づき示す。
製)、LE-30(HOYA製)、バイコール7913(コーニング
製)等の700℃以下、例えば約600℃の熱処理に耐え得る
石英ガラス等の高価でないガラス上にマグネトロンRF
(高周波)スパッタ法を用いてブロッキング層(36)と
しての酸化珪素膜を1000〜3000Åの厚さに作製した。
力400〜800W、圧力0.5Paとした。ターゲットに石英また
は単結晶シリコンを用いた成膜速度は30〜100Å/分で
あった。
タ法またはプラズマCVD法により形成した。
00℃低い450〜550℃、例えば530℃でジシラン(Si2H6)
またはトリシラン(Si3H8)をCVD装置に供給して成膜し
た。反応炉内圧力は30〜300Paとした。成膜速度は50〜2
50Å/分であった。NTETとPTFTとのスレッシュホールド
電圧(Vth)を概略同一に制御するため、ホウ素をジボ
ランを用いて1×1015〜1×1018cm-3の濃度として成膜
中に添加してもよい。
Pa以下とし、単結晶シリコンをターゲットとして、アル
ゴンに水素を20〜80%混入した雰囲気で行った。例えば
アルゴン20%、水素80%とした。成膜温度は150℃、周
波数は13.56MHz、スパッタ出力は400〜800Wとした。圧
力は0.5Paであった。
例えば300℃とし、モノシラン(SiH4)またはジシラン
(Si2H6)を用いた。これらをPCVD装置内に導入し、13.
56MHzの高周波電力を加えて成膜した。
1021cm-3以下であることが好ましい。この酸素濃度が高
いと、結晶化させにくく、熱アニール温度を高くまたは
熱アニール時間を長くしなければならない。また少なす
ぎると、バックライトによりオフ状態のリーク電流が増
加してしまう。そのため4×1019〜4×1021cm-3の範囲
とした。水素は4×1020cm-3であり、珪素4×1022cm-3
として比較すると1原子%であった。
化を助長させるため、酸素濃度を7×1019cm-3以下、好
ましくは1×1019cm-3以下とし、ピクセル構成するTFT
のチャネル形成領域のみに酸素をイオン注入法により5
×1020〜5×1021cm-3となるように添加してもよい。
いため、この酸素の混入をより少なくし、より大きいキ
ャリア移動度を有せしめることは、高周波動作をさせる
ためる有効である。
Å、例えば1500Åの厚さに作製の後、450〜700℃の温度
にて12〜70時間非酸化物雰囲気にて中温の加熱処理し
た。例えば窒素または水素雰囲気にて600℃の温度で保
持した。
膜が形成されているため、この熱処理で特定の核が存在
せず、全体が均一に加熱アニールされる。即ち、成膜時
はアモルファス構造を有し、また水素は単に混入してい
るのみである。
性の高い状態に移り、一部は結晶状態を呈する。特にシ
リコンの成膜時に比較的秩序性の高い領域は特に結晶化
をして結晶状態となろうとする。しかしこれらの領域間
に存在する珪素により互いの結合がなされるため、珪素
同志は互いにひっぱりあう。レーザラマン分光により測
定すると単結晶の珪素のピーク522cm-1より低周波側に
シフトしたピークが観察される。それの見掛け上の粒径
は半値巾から計算すると、50〜500Åとマイクロクリス
タルのようになっているが、実際はこの結晶性の高い領
域は多数あってクラスタ構造を有し、各クラスタ間は互
いに珪素同志で結合(アンカリング)がされたセミアモ
ルファス構造の被膜を形成させることができた。
という)がないといってもよい状態を呈する。キャリア
は各クラスタ間をアンカリングされた個所を通じ互いに
容易に移動し得るため、いわゆるGBの明確に存在する多
結晶珪素よりも高いキャリア移動度となる。即ちホール
移動度(μh)=10〜200cm2/Vsec、電子移動度(μ
e)=15〜300cm2/Vsecが得られる。
200℃の高温アニールにより被膜を多結晶化すると、核
からの固相成長により被膜中の不純物の偏析がおきて、
GBには酸素、炭素、窒素等の不純物が多くなり、結晶中
の移動度は大きいが、GBでのバリア(障壁)を作ってそ
こでのキャリアの移動を阻害してしまう。結果として10
cm2/Vsec以上の移動度がなかなか得られないのが実情で
ある。
ミアモルファスまたはセミクリスタル構造を有するシリ
コン半導体を用いている。
にてフォトエッチングを施し、PTFT用の領域(21)(チ
ャネル巾20μm)を図面の右側に、NTFT用の領域(11)を
左側に作製した。
Å例えば1000Åの厚さに形成した。これはブロッキング
層としての酸化珪素膜の作製と同一条件とした。この成
膜中に弗素を少量添加し、ナトリウムイオンの固定化を
させてもよい。
入ったシリコン膜またはこのシリコン膜とその上にモリ
ブデン(Mo)、タングステン(W),MoSi2またはWSi2
との多層膜を形成した。これを第2のフォトマスクに
てパターニングして第9図(B)を得た。PTFT用のゲイ
ト電極(4),NTFT用のゲイト電極(4′)を形成し
た。例えばチャネル長10μm、ゲイト電極としてリンド
ープ珪素を0.2μm、その上にモリブデンを0.3μmの厚
さに形成した。
ォトマスクを用いて形成し、PTFT用のソース(5),
ドレイン(6)に対し、ホウ素を1〜5×1015cm-2のド
ース量をイオン注入法により添加した。
ォトマスクを用いて形成した。NTFT用のソース
(5′)、ドレイン(6′)としてリンを1〜5×1015
cm-2の量、イオン注入法により添加した。
第6図(B)において、ゲイト電極(4),(4′)を
マスクとしてシリコン膜上の酸化珪素を除去し、その
後、ホウ素、リンを直接珪素膜中にイオン注入してもよ
い。
た。PTFTのソース(5),ドレイン(6),NTFTのソー
ス(5′),ドレイン(6′)を不純物を活性化して
P+、N+として作製した。
領域(7),(7′)がセミアモルファス半導体として
形成されている。
0℃以上にすべての工程で温度を加えることがなくC/TFT
を作ることができる。そのため、基板材料として、石英
等の高価な基板を用いなくてもよく、本発明の大画素の
液晶表示装置にきわめて適したプロセスである。
かし第9図(A)のアニールは求める特性により省略
し、双方を第9図(D)のアニールにより兼ね製造時間
の短縮を図ってもよい。第9図(E)において、層間絶
縁物(8)を前記したスパッタ法により酸化珪素膜の形
成として行った。この酸化珪素膜の形成はLPCVD法、光C
VD法、常圧CVD(TEOS−オゾン)法を用いてもよい。例
えば0.2〜0.6μmの厚さに形成し、その後、フォトマス
クを用いて電極用の窓(32)を形成した。
形成し、リード(9),(9′)およびコンタクト(2
9),(29′)をフォトマスクを用いて作製した。
ド樹脂を塗布形成し、再度の電極穴あけをフォトマスク
にて行った。
その出力端を液晶装置の一方の画素の電極を透明電極と
してそれに連結するため、スパッタ法によりITO(イン
ジューム・スズ酸化膜)を形成した。それをフォトマス
クによりエッチングし、電極(33)を構成させた。こ
のITOは室温〜150℃で成膜し、200〜400℃の酸素または
大気中のアニールにより成就した。
膜の電極(33)とを同一ガラス基板(1)上に作製し
た。
れていたTFTでも大きな移動度を作ることができた。そ
のため、初めて第2図、第3図、第4図に示した液晶表
示装置用の各ピクセルに相補型TFTを構成させるアクテ
ィブ型液晶表示装置を作ることができた。また周辺回路
もオンガラス化(同一基板上に同様のTFTの製造プロセ
スで形成する方法)が可能となった。
としてVDD(18)、VSS(19)、VDD′(18′)、VSS′
(19′)を形成した。なおY線としてVGG(22)、VGG′
(22)を形成した。
図を第6図(B)に示す。またB−B′の縦断面図を第
6図(C)に示す。
部に設け、VDD(18)とVGG′(22′)との交差部にも他
の画素用のNTFT(11′)が同様に設けられている。PTFT
(21)はVSS(19)とVGG(22)との交差部に設けられて
いる。VDD′(18′)とVGG(22)との交差部の下側に
は、他の画素用のNTFTが設けられている。C/TFTを用い
たマトリクス構成を有せしめた。
ト(32)を介しX線VDD(18)に連結され、ゲイト
(4)は多層形成がなされたY線VGG(22)に連結され
ている。ソース(5′)の出力端はコンタクト(29)を
介して画素の電極(33)に連結している。
クト(32′)を介してX線VSS(19)に連結され、ゲイ
ト(4)はY線VGG(22)に、ソース(5)の出力端は
コンタクト(29′)を介して画素(33)に連結してい
る。かくして2本のX線(18),(19)に挟まれた間
(内側)に、透明導電膜よりなる画素(33)とC/TFTと
により1つのピクセルを構成せしめた。
2のマトリクスの1つの例またはそれを拡大した640×4
80、1280×960といった大画素の液晶表示装置を作るこ
とが可能となった。
ている。
をして設けられていること、画素(33)は液晶電位VLC
を有するが、ゲイト電圧がドレイン電圧より大である条
件において、ゲイト電圧−Vthの値に固定されることで
ある。
て、他方の電極(23)を接地電位(13)とし、それに対
してNTFT(11)の入力端が連結したVDD(19)を例えば
+10V、PTFT(21)の入力端が連結したVss(18)を例え
ば−10Vとすると、V1C(10)はVGG‐Vthの電圧で固定と
なる。さらにVGGを20〜10Vと可変し、Vthが5.0Vの時、
出力は同じ極性を有し、かつ15〜5Vに可変する。第1図
に示された従来公知のNTFTのみを用いた液晶装置に比
べ、VGGの値を各ピクセルの駆動の程度に従って変化さ
せることにより、“0",“1"のみでなく、その中間の値
即ちグレースケールが可能であることがわかった。即ち
VDD(18)、Vss(19)、接地(13)と3種類の電位を設
定することができ、制御要素が1つ増えたことがわか
る。
が新たに増えても、Vssの配線がX線として1本増える
のみであり、液晶装置における開口率(全面積(34)に
対する実際に表示する液晶の面積(33)の割合)に関し
ては、従来の第1図の1つのみの導電型をもつTFTを各
画素に連結した場合に比べて大きくは減少せず、それほ
ど不利にはならない。
オーバーライン配線(上側配線)としてのアルミニウム
配線(41)、ゲイト電極と同じ材料によるアンダーライ
ン配線(43)(下側配線)およびそれらのコンタクト
(42)を用いることにより、X線、Y線の交差部での多
層配線のために新たなフォトマスク数を増やす必要がな
くなっている。
処理を施し、さらにこの基板と他方の液晶の電極(第5
図(23))を有する基板との間に一定の間隔をあけて公
知の方法により互いに配設をした。そしてその間に液晶
を注入または配線て完成させた。
m程度とし、透明導電膜双方に配向膜をラビング処理し
て形成させる必要がある。
は、動作電圧を±20Vとし、セルの間隔を1.5〜3.5μm
例えば2.3μmとし、反対電極(第4図)(34)上にの
み配向膜を設けラビング処理を施せばよい。
向膜は不用であり、スイッチング速度を大とするため、
動作電圧は±10〜±15Vとし、セル間隔は1〜10μmと
薄くした。
め、反射型としても、また透過型としても光量を大きく
することができる。そしてその液晶はスレッシュホール
ドがないため、本発明のC/TFTに示す如く、明確なスレ
ッシュホールド電圧が規定されるC/TFT型とすることに
より、大きなコントラストとクロストーク(隣の画素と
の悪干渉)を除くことができた。
る。
に配設し、X線のVDD(18)、Vss(19)に挟まれた部分
を1つのピクセル(34)としている。1つのピクセルは
1つの透明導電膜の画素(33)および2つのNTFT(1
1),(11′)、2つのPTFT(21),(21′)よりなる
2つのC/TFTに連結させている。ゲイト電極はすべてVGG
(22)に連結され、2つのNTFT(11),(11′)はVDD
(18)に、また2つのPTFTの(21),(21′)はVss(1
9)に連結されている。これら2つのNTFTの一方またはP
TFTの一方が、ゲイト電極とチャネル形成領域との間に
リークがあり不良であった場合でも、同相であるためピ
クセルとしての動作をさせることができる。
1を用いた。
る。1つのピクセルが2つのC/TFTと2つの画素よりな
っている。即ちNTFT(11)、PTFT(21)よりなるC/TFT
の出力と連結した液晶12の画素(33)と、他のNTFT(1
1′)とPTFT(21′)よりなるC/TFTの出力に連結した液
晶(12′)の画素(33′)とが1つのピクセル(34)を
構成している。画素(33)と(33′)とが1つのピクセ
ルを構成する合わせた画素(33)に対応する。
しなくなっても、他方の画素が正常動作をし、カラー化
をした時、グレースケールの劣化の程度を下げることが
できた。
に記されたことと同様である。
連結することにより、 1)グレースケール(中間調)の成就 2)C/TFTの出力であり画素の電圧例えば液晶電位をフ
ローティングとしない 3)動作マージンの拡大 4)不良TFTが一部にあっても同相出力であるためその
補償をある程度行うことができる 5)作製に必要なフォトマスク数はNTFTのみの従来例に
比べて第9図(C)および(D)のフォトマスク、
と2回多くなるのみである 6)キャリアの移動度がアモルファス珪素を用いた場合
に比べ10倍以上も大きいため、TFTの大きさを小さくで
き、1つのピクセル内に2つのTFTをつけても開口率の
減少をほとんど伴わない という多くの特長を有する。
T液晶装置に比べて、数段の製造歩留まりと画面の鮮や
かさを成就できるようになった。
ミアモルファスまたはセミクリスタルを用いた。しかし
同じ目的のために可能であるならば他の結晶構造の半導
体を用いてもよい。またセルフアライン型のC/TFTによ
り高速処理を行った。しかしイオン注入法を用いずに非
セルフアライン方式によりTFTを作ってもよい。またス
タが一型でなく逆スタが一型のTFTであってもよいこと
はいうまでもない。
装置または反射型の液晶表示装置として用い得る。また
液晶材料としては前記したTN液晶、FLC液晶、分散型液
晶、ポリマ型液晶を用い得る。
にイオン性ドーパントを添加して電界を印加することに
よってネマチック液晶としコレステリック液晶との混合
体に電界を印加して、ネマチック相とコレステリック相
との間で相変化を生じさせ、透明ないし白濁の表示を実
現する相転移液晶を用いることもできる。また液晶以外
では、例えば染料で着色した有機溶媒中にこれと色の異
なる顔料粒子を分散させたいわゆる電気泳動表示用分散
系を用いることもできることを付記する。
TFTの出力は液晶電位となる。また液晶以外の媒体を用
いることもあるため、一般にC/TFTの出力の電圧と記し
た。
タ)を用いた液晶装置を示す。 第2図、第3図および第4図は本発明の相補型TFTを用
いたアクティブ型液晶装置の回路図を示す。 第5図は相補型TFTの動作を示す図面である。 第6図は第2図に対応した液晶表示装置の一方の基板の
平面図(A)、縦断面図(B),(C)を示す。 第7図は第3図に対応した液晶表示装置の一方の基板の
図面である。 第8図は第4図に対応した液晶表示装置の一方の基板の
図面である。 第9図は本発明の液晶装置に用いた相補型TFTの作製方
法を示す。 (1)……ガラス基板 (2),(2′)……シリコン半導体 (3)……ゲイト絶縁膜 (4),(4′)……ゲイト電極 (5),(5′)……ソース (6),(6′)……ドレイン (7),(7′)……チャネル形成領域 (10)……液晶電位(VLC) (11),(11′),(11A),(11A′),(11B),(1
1B′)……Nチャネル型薄膜トランジスタ(NTFT) (12),(12′),(12A),(12A′),(12B),(1
2B′)……液晶 (14),(15)……リークをさせる抵抗 (16),(17)……周辺回路 (18),(18′)……VDD(X線の1つ) (19),(19′)……Vss(X線の1つ) (21),(21′),(21A),(21A′),(21B),(2
1B′)……Pチャネル型薄膜トランジスタ(PTFT) (22),(22′)……VGG、VGG′(Y線) (23),(33),(33′),(33A),(33A′),(33
B),(33B′)……透明電極で作られた画素 (34)……ピクセル (36)……ブロッキング層 〜……フォトマスクを用いたプロセス
Claims (11)
- 【請求項1】絶縁表面を有する基板と、 前記絶縁表面上に形成された少なくともPチャネル型の
第1の薄膜トランジスタと、Nチャネル型の第2の薄膜
トランジスタとを含む複数の薄膜トランジスタとを有
し、 前記第1および第2の薄膜トランジスタのゲイト電極は
燐ドープ珪素とその上に積層された金属または金属珪化
物からなることを特徴とする表示装置。 - 【請求項2】ゲイト電極を構成する燐ドープ珪素には1
×1021〜5×1021cm-3の燐がドープされている特許請求
の範囲第1項記載の表示装置。 - 【請求項3】ゲイト電極を構成する金属がモリブテンま
たはタングステンを有することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の表示装置。 - 【請求項4】ゲイト電極を構成する金属珪化物が珪化モ
リブテンまたは珪化タングステンを有することを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の表示装置。 - 【請求項5】第1および第2の薄膜トランジスタが相補
トランジスタ対を構成することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の表示装置。 - 【請求項6】表示媒体と 該表示媒体の一面に設けられた1つもしくは複数の画素
電極と、 第1、第2、第3の制御線と、 前記第1乃至第3の制御線に制御信号を供給する制御回
路と、 を有し、 第2の薄膜トランジスタのソースが前記画素電極のうち
の第1の画素電極に接続され、 第1の薄膜トランジスタのソースが前記第1の画素電極
もしくは他の画素電極に接続され、 前記第2の薄膜トランジスタのドレインが前記第1の制
御線に接続され、 前記第1の薄膜トランジスタのドレインに前記第2の制
御線に接続され、 前記第1および第2の薄膜トランジスタのゲイトがとも
に第3の制御線に接続されたことを特徴とする特許請求
の範囲第1項記載の表示装置。 - 【請求項7】表示媒体が液晶であることを特徴とする特
許請求の範囲第6項記載の表示装置。 - 【請求項8】複数の画素電極がマトリクス状に配置さ
れ、1つの画素電極により1つのピクセルが構成されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の表示
装置。 - 【請求項9】表示媒体の他面に該表示媒体に密着した裏
面電極を有し、該裏面電極と画素電極の間で電圧を印加
できる構成を有する特許請求の範囲第6項記載の表示装
置。 - 【請求項10】基板上に表示媒体と 前記表示媒体に密着して形成された画素電極と、 走査信号が供給される第1および第2の制御線と、 データ信号が供給される第3の制御線と、を有し、 第1および第2の薄膜トランジスタによって構成された
相補トランジスタ対をスイッチング素子とし、 前記第1および第2の薄膜トランジスタの全てのゲイト
が前記第3の制御線に接続され、前記第1および第2の
薄膜トランジスタの全ての出力端子が前記画素電極に接
続され、前記第2の薄膜トランジスタのソースもしくは
ドレインのうち、出力端子に接続されていない方が前記
第1の制御線に接続され、 前記第1の薄膜トランジスタのソースもしくはドレイン
のうち、出力端子に接続されていない方が前記第2の制
御線に接続されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の表示装置。 - 【請求項11】基板上に表示媒体と 前記表示媒体の一面に密着して形成された2つの画素電
極よりなる画素電極対と、 走査信号が供給される1行につき2本のX線と、 データ信号が供給されるY線と、 を有し、 第1および第2の薄膜トランジスタは相補トランジスタ
対を構成し、 各画素電極は前記相補トランジスタ対の出力端子に接続
され、 前記X線は、いずれも前記相補トランジスタ対を構成す
る薄膜トランジスタの出力端子以外のソースもしくはド
レインに接続され、前記相補トランジスタ対のゲイトは
前記Y線に接続されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の表示装置。
Priority Applications (18)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32369590A JP2742725B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表示装置 |
KR1019910009128A KR950001360B1 (ko) | 1990-11-26 | 1991-05-31 | 전기 광학장치와 그 구동방법 |
EP19910310870 EP0488643A3 (en) | 1990-11-26 | 1991-11-26 | Electro-optical device and driving method for the same |
US08/224,992 US5495353A (en) | 1990-11-26 | 1994-04-08 | Electro-optical device and driving having an improved electrode and driving arrangement |
KR1019940024057A KR960004152B1 (ko) | 1990-11-26 | 1994-09-24 | 전기 광학 장치 |
US08/542,821 US5612799A (en) | 1990-11-26 | 1995-10-13 | Active matrix type electro-optical device |
KR1019960000184A KR100267386B1 (ko) | 1990-11-26 | 1996-01-08 | 전기광학장치 |
US08/766,709 US5905555A (en) | 1990-11-26 | 1996-12-13 | Active matrix type electro-optical device having leveling film |
US08/964,028 US5946059A (en) | 1990-11-26 | 1997-11-04 | Electro-optical device and driving method for the same |
US08/963,761 US5899547A (en) | 1990-11-26 | 1997-11-04 | Electro-optical device and driving method for the same |
KR1019980013615A KR100289755B1 (ko) | 1990-11-26 | 1998-04-16 | 전기광학장치제작방법 |
US09/323,692 US7154147B1 (en) | 1990-11-26 | 1999-06-02 | Electro-optical device and driving method for the same |
KR1019990030753A KR100522960B1 (ko) | 1990-11-26 | 1999-07-28 | 표시장치 제작방법 |
KR1020050026915A KR100537690B1 (ko) | 1990-11-26 | 2005-03-31 | 전기광학 표시장치 |
KR1020050072677A KR100588597B1 (ko) | 1990-11-26 | 2005-08-09 | 표시장치 |
US11/374,038 US7423290B2 (en) | 1990-11-26 | 2006-03-14 | Electro-optical device and driving method for the same |
US12/206,250 US8026886B2 (en) | 1990-11-26 | 2008-09-08 | Electro-optical device and driving method for the same |
US12/208,836 US8106867B2 (en) | 1990-11-26 | 2008-09-11 | Electro-optical device and driving method for the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32369590A JP2742725B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表示装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10094397A Division JP3651731B2 (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-03 | 表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04190330A JPH04190330A (ja) | 1992-07-08 |
JP2742725B2 true JP2742725B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=18157570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32369590A Expired - Lifetime JP2742725B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742725B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3210307B2 (ja) * | 1990-12-29 | 2001-09-17 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | テレビ受像機 |
US5627557A (en) * | 1992-08-20 | 1997-05-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display apparatus |
US5403762A (en) | 1993-06-30 | 1995-04-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating a TFT |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4977537A (ja) * | 1972-11-27 | 1974-07-26 | ||
JPH02210330A (ja) * | 1981-01-09 | 1990-08-21 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 液晶電気光学装置 |
JPS62126677A (ja) * | 1985-11-27 | 1987-06-08 | Sharp Corp | 薄膜トランジスタアレイ |
JPS63100777A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-05-02 | Fujitsu Ltd | 透明電極のパタ−ン形成法 |
JPS6430272A (en) * | 1987-07-27 | 1989-02-01 | Alps Electric Co Ltd | Thin film transistor |
JP2741769B2 (ja) * | 1989-01-18 | 1998-04-22 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP32369590A patent/JP2742725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04190330A (ja) | 1992-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2999271B2 (ja) | 表示装置 | |
US5500538A (en) | Electro-optical device and method of driving the same | |
KR960004150B1 (ko) | 표시장치 | |
JPH0627484A (ja) | 液晶電気光学装置 | |
JP2916606B2 (ja) | 表示装置 | |
US6369788B1 (en) | Electro-optical device and driving method for the same | |
JP2767495B2 (ja) | 半導体装置および表示装置 | |
JP2742725B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3029288B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3297674B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3029289B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3270485B2 (ja) | 表示装置の駆動方法 | |
JP3013259B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3651731B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3300700B2 (ja) | 薄膜トランジスタ | |
JP3350528B2 (ja) | アクティブマトリクス型表示装置 | |
JP3000177B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3220092B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2852919B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2707157B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3380794B2 (ja) | 電気光学装置 | |
JP3000174B2 (ja) | 表示装置の駆動方法 | |
JP3229938B2 (ja) | 表示装置 | |
JP3476763B2 (ja) | アクティブマトリクス装置 | |
JP3441701B2 (ja) | 電気光学装置の作製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206 Year of fee payment: 13 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |