JP2742690B2 - 鉄道車両用密封軸受の給油装置 - Google Patents
鉄道車両用密封軸受の給油装置Info
- Publication number
- JP2742690B2 JP2742690B2 JP63208092A JP20809288A JP2742690B2 JP 2742690 B2 JP2742690 B2 JP 2742690B2 JP 63208092 A JP63208092 A JP 63208092A JP 20809288 A JP20809288 A JP 20809288A JP 2742690 B2 JP2742690 B2 JP 2742690B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axle box
- outer ring
- circumferential groove
- hole
- bearing
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は鉄道車両の密封軸樹にグリースを給油する装
置に関する。
置に関する。
(従来技術) 従来、鉄道車両用密封軸受の給油装置としては、実公
昭53−10646号公報に示すように前蓋にグリースニップ
ルを取り付けたり、オイルシール、後蓋、軸受外輪中央
から給油したりしていた。
昭53−10646号公報に示すように前蓋にグリースニップ
ルを取り付けたり、オイルシール、後蓋、軸受外輪中央
から給油したりしていた。
給油位置としては軸受外輪中央からが最良であるが、
従来は外輪中央にテーパーネジ加工し、グリース補給す
る時以外は栓をしておき、グリース補給時は栓を取りニ
ップル等をつけ直して補給していた。
従来は外輪中央にテーパーネジ加工し、グリース補給す
る時以外は栓をしておき、グリース補給時は栓を取りニ
ップル等をつけ直して補給していた。
(発明が解決しようとする問題点) ところで上記軸受外輪中央からグリース補給する場合
は、軸受が車輪の内側にあると軸箱を取り外さないと作
業ができないので作業性が悪いという問題点があった。
は、軸受が車輪の内側にあると軸箱を取り外さないと作
業ができないので作業性が悪いという問題点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は軸受が車輪の内側にある場合でも軸受を軸箱
に組み込まれたまゝで軸受の外輪中央から給油できるよ
うにすることを目的とし、軸箱内面に外輪を嵌合し、該
軸箱と外輪の対向面両方又は一方に円周溝を設け、軸箱
外部より該円周溝に通ずる通孔を軸箱に形成し、該通孔
外部にグリースニップルを取り付け、円周溝より外輪と
内輪の空隙部に通ずる通孔を放射状に外輪に形成し、前
記円周溝両側近傍対向面間に環状隙間を形成し、前記円
周溝両側端部に軸箱内周に接触するOリングを装着した
ことを特徴とするものである。
に組み込まれたまゝで軸受の外輪中央から給油できるよ
うにすることを目的とし、軸箱内面に外輪を嵌合し、該
軸箱と外輪の対向面両方又は一方に円周溝を設け、軸箱
外部より該円周溝に通ずる通孔を軸箱に形成し、該通孔
外部にグリースニップルを取り付け、円周溝より外輪と
内輪の空隙部に通ずる通孔を放射状に外輪に形成し、前
記円周溝両側近傍対向面間に環状隙間を形成し、前記円
周溝両側端部に軸箱内周に接触するOリングを装着した
ことを特徴とするものである。
以下、図示した実施例に基づいて具体的に説明する。
1は鉄道車両の筒状軸箱で、その内面に密封軸受の外輪
2を嵌合している。3はコロ、4は内輪、5は車輪軸、
6は前蓋、7は後蓋、8,9はシール、10はベルトであ
る。軸箱1と外輪2の対向面中央部には円周溝11を設
け、軸箱1外部より該円周溝11に通ずる通孔12を軸箱1
の径方向に形成し、通孔12外部にグリースニップル13を
装着し円周溝11より外輪2と内輪3間の空隙部14に通ず
る複数個の通孔15を放射状に形成してある。前記円周溝
11両側近傍対向面間に環状隙間16,17を形成し、両端の
凹溝18,19に軸箱内周に接触し環状隙間16,17を密封する
Oリング20,21を装着してある。
1は鉄道車両の筒状軸箱で、その内面に密封軸受の外輪
2を嵌合している。3はコロ、4は内輪、5は車輪軸、
6は前蓋、7は後蓋、8,9はシール、10はベルトであ
る。軸箱1と外輪2の対向面中央部には円周溝11を設
け、軸箱1外部より該円周溝11に通ずる通孔12を軸箱1
の径方向に形成し、通孔12外部にグリースニップル13を
装着し円周溝11より外輪2と内輪3間の空隙部14に通ず
る複数個の通孔15を放射状に形成してある。前記円周溝
11両側近傍対向面間に環状隙間16,17を形成し、両端の
凹溝18,19に軸箱内周に接触し環状隙間16,17を密封する
Oリング20,21を装着してある。
次に作用について説明する。軸箱を取り外すことなく
軸受を組み込んだまゝの状態でグリースニップル13内の
グリースは通孔12より円周溝11内に流入し、該円周溝11
に沿って流れ、更に放射状に形成されている通孔15より
外輪2と内輪3間の空隙部14に入り軸受内に供給され
る。又外部から外輪2の外周面と軸箱1内周面の接触す
べりによる摩耗粉が発生してもOリング20,21で軸受内
に摩耗粉が浸入するのを防止する。
軸受を組み込んだまゝの状態でグリースニップル13内の
グリースは通孔12より円周溝11内に流入し、該円周溝11
に沿って流れ、更に放射状に形成されている通孔15より
外輪2と内輪3間の空隙部14に入り軸受内に供給され
る。又外部から外輪2の外周面と軸箱1内周面の接触す
べりによる摩耗粉が発生してもOリング20,21で軸受内
に摩耗粉が浸入するのを防止する。
(効 果) 本発明によると、軸箱内面に外輪を嵌合し、該軸箱と
外輪の対向面両方又は一方に円周溝を設け、軸箱外部よ
り該円周溝に通ずる通孔を軸箱に形成し、該通孔外部に
グリースニップルを取り付け、円周溝より外輪と内輪の
空隙部に通ずる通孔を放射状に外輪に形成し、前記円周
溝両側近傍対向面間に環状隙間を形成し、前記円周溝両
側端部に軸箱内周に接触するOリングを装着してあるの
で、軸受が車輪の内側にあって軸箱がとり外せない構造
であっても軸受を軸箱に組み込んだまゝで軸受の外輪中
央から給油することができ、又軸箱内周面と外輪外周面
の接触すべりによる摩耗粉が生じても軸受内への浸入を
防止することができる。
外輪の対向面両方又は一方に円周溝を設け、軸箱外部よ
り該円周溝に通ずる通孔を軸箱に形成し、該通孔外部に
グリースニップルを取り付け、円周溝より外輪と内輪の
空隙部に通ずる通孔を放射状に外輪に形成し、前記円周
溝両側近傍対向面間に環状隙間を形成し、前記円周溝両
側端部に軸箱内周に接触するOリングを装着してあるの
で、軸受が車輪の内側にあって軸箱がとり外せない構造
であっても軸受を軸箱に組み込んだまゝで軸受の外輪中
央から給油することができ、又軸箱内周面と外輪外周面
の接触すべりによる摩耗粉が生じても軸受内への浸入を
防止することができる。
第1図は本発明の一実施例正断面上半図である。 1……軸箱、2……外輪、3……コロ 4……内輪、5……車輪軸、11……円周溝 12……軸箱通孔、13……グリースニップル 14……外輪と内輪間の空隙部、15……外輪通孔 16,17……円周溝両側近傍環状隙間、20,21……Oリング
Claims (1)
- 【請求項1】軸箱内面に外輪を嵌合し、該軸箱と外輪の
対向面両方又は一方に円周溝を設け、軸箱外部より該円
周溝に通ずる通孔を軸箱に形成し、該通孔外部にグリー
スニップルを取り付け、円周溝より外輪と内輪の空隙部
に通ずる通孔を放射状に外輪に形成し、前記円周溝両側
近傍対向面間に環状隙間を形成し、前記円周溝両側端部
に軸箱内周に接触するOリングを装着した鉄道車両用密
封軸受の給油装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208092A JP2742690B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 鉄道車両用密封軸受の給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63208092A JP2742690B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 鉄道車両用密封軸受の給油装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0257468A JPH0257468A (ja) | 1990-02-27 |
JP2742690B2 true JP2742690B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=16550507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63208092A Expired - Lifetime JP2742690B2 (ja) | 1988-08-24 | 1988-08-24 | 鉄道車両用密封軸受の給油装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742690B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004011817A1 (ja) | 2002-07-29 | 2004-02-05 | Nsk Ltd. | 転がり軸受、グリース補給装置、主軸装置、グリース補給方法及びグリース補給プログラム |
JP2006289567A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Honda Motor Co Ltd | 工作機械 |
JP2011231862A (ja) * | 2010-04-28 | 2011-11-17 | Ntn Corp | 転がり軸受 |
JP2015096737A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 株式会社明電舎 | 軸受ユニット |
JP6520449B2 (ja) * | 2015-06-19 | 2019-05-29 | スズキ株式会社 | ディファレンシャル装置 |
-
1988
- 1988-08-24 JP JP63208092A patent/JP2742690B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0257468A (ja) | 1990-02-27 |
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