JP2739052B2 - カメラの自動焦点調節装置 - Google Patents
カメラの自動焦点調節装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラの自動焦点調節装置に係わり、特に、
距離部材が始動位置から撮影レンズを合焦位置へ遷移す
るまでの動作を確認できるカメラの自動焦点調節装置に
関する。
距離部材が始動位置から撮影レンズを合焦位置へ遷移す
るまでの動作を確認できるカメラの自動焦点調節装置に
関する。
[従来技術] 従来のカメラの自動焦点調節装置は第6図に示すよう
に、撮影レンズ焦点調節機構がシャッタユニット側に設
けてある。シャットユニット側の基板に回動し得るよう
に取り付けられた駆動部材1は、周上のセクタギヤ1aと
噛み合うアイドラ3を介してステップモータ4に駆動さ
れ、予め設定されたプログラムに従ってステップモータ
4が合焦、露光、リターンのために正転及び逆転を行な
うのに呼応して正方向及び逆方向に回動するように構成
され、さらにこの駆動部材1の周上には、セクタ開閉レ
バー5に作用して図示しないセクタを開閉するためのセ
クタ開閉用カム1bが突出形成されている。
に、撮影レンズ焦点調節機構がシャッタユニット側に設
けてある。シャットユニット側の基板に回動し得るよう
に取り付けられた駆動部材1は、周上のセクタギヤ1aと
噛み合うアイドラ3を介してステップモータ4に駆動さ
れ、予め設定されたプログラムに従ってステップモータ
4が合焦、露光、リターンのために正転及び逆転を行な
うのに呼応して正方向及び逆方向に回動するように構成
され、さらにこの駆動部材1の周上には、セクタ開閉レ
バー5に作用して図示しないセクタを開閉するためのセ
クタ開閉用カム1bが突出形成されている。
一方、6はレンズ駆動部6aを介して図示しない撮影レ
ンズを作動し、これを合焦位置に移動セットするための
距離部材で、駆動部材1と同様にシャッタユニット側の
基板2に回動し得るように取り付けられている。この距
離部材6にはラチェット車7と一体のピニオン7aと噛み
合うセクタギヤ6bが設けられ、また、バネ6cにより図中
時計回りの回動習性が付与されて、駆動部材1とともに
回動するように構成されている。8は、バネ8aによって
右旋性を付与された状態で基板2上のピンに枢支された
係止レバーで、その一端に結合した鉄片9aを介して電磁
石9に吸引保持されるよう構成され、電磁石9(AFマグ
ネットともいう)が消磁すると図中時計方向に回動し、
その先端の爪をラチェット車7の歯間に係合させて距離
部材6を合焦位置に拘止するよう構成されている。
ンズを作動し、これを合焦位置に移動セットするための
距離部材で、駆動部材1と同様にシャッタユニット側の
基板2に回動し得るように取り付けられている。この距
離部材6にはラチェット車7と一体のピニオン7aと噛み
合うセクタギヤ6bが設けられ、また、バネ6cにより図中
時計回りの回動習性が付与されて、駆動部材1とともに
回動するように構成されている。8は、バネ8aによって
右旋性を付与された状態で基板2上のピンに枢支された
係止レバーで、その一端に結合した鉄片9aを介して電磁
石9に吸引保持されるよう構成され、電磁石9(AFマグ
ネットともいう)が消磁すると図中時計方向に回動し、
その先端の爪をラチェット車7の歯間に係合させて距離
部材6を合焦位置に拘止するよう構成されている。
他方、駆動部材1を駆動するステップモータ4の一端
に固定されたピニオン11aはステップモータ4の逆転に
より駆動部材1、距離部材6を介しラチェット車7を時
計方向に回転させ係止レバー8を押し上げる。そして、
その時点で電磁石9に通電されると係止レバー8は先端
部がラチェット車7の歯部を係止しない位置に保持され
る。
に固定されたピニオン11aはステップモータ4の逆転に
より駆動部材1、距離部材6を介しラチェット車7を時
計方向に回転させ係止レバー8を押し上げる。そして、
その時点で電磁石9に通電されると係止レバー8は先端
部がラチェット車7の歯部を係止しない位置に保持され
る。
ついで、ステップモータ4は合焦動作のための正転に
移って、回転伝達軸に固定されたピニオン11aを介して
この回転を基板2に配設した駆動部材1に伝え、バネ6c
によりこれを追従する距離部材6を図中時計方向に回動
させる、一方、この距離部材6の回動により図示しない
走査用レバーは、保持した発光素子を走査し、また図示
しない受光素子は、発光素子からの光を被写体からの反
射光として受光し、合焦点において合焦信号を出力して
ファインダ内に距離情報を表示する。また、合焦信号に
より電磁石9への通電を断って係止レバー8を右旋さ
せ、ラチェット車7を係止して距離部材6を拘止し、合
焦位置に撮影レンズを位置決めする。
移って、回転伝達軸に固定されたピニオン11aを介して
この回転を基板2に配設した駆動部材1に伝え、バネ6c
によりこれを追従する距離部材6を図中時計方向に回動
させる、一方、この距離部材6の回動により図示しない
走査用レバーは、保持した発光素子を走査し、また図示
しない受光素子は、発光素子からの光を被写体からの反
射光として受光し、合焦点において合焦信号を出力して
ファインダ内に距離情報を表示する。また、合焦信号に
より電磁石9への通電を断って係止レバー8を右旋さ
せ、ラチェット車7を係止して距離部材6を拘止し、合
焦位置に撮影レンズを位置決めする。
ステップモータ4が更に回転すると駆動部材1が時計
方向に回転しカム部1bでセクタ開閉レバー5のピン5aを
左旋回させる。ピン5aが左旋回する時には距離部材6の
回転を支配していたステップモータ4は係止レバー8が
ラチェット車7を係止することによりその支配を切断さ
れ、所定のシャッタ開閉動作を行なう。なお、ステップ
モータ4の正転、逆転はステップモータ駆動回路4aで生
成する位相パルスで行なう。
方向に回転しカム部1bでセクタ開閉レバー5のピン5aを
左旋回させる。ピン5aが左旋回する時には距離部材6の
回転を支配していたステップモータ4は係止レバー8が
ラチェット車7を係止することによりその支配を切断さ
れ、所定のシャッタ開閉動作を行なう。なお、ステップ
モータ4の正転、逆転はステップモータ駆動回路4aで生
成する位相パルスで行なう。
また、距離部材6が始動位置にあるときは、バネ6cの
弾性により距離部材6は常時、時計方向に附勢され、距
離部材位置確認手段として設けられたホームスイッチHS
は開成している。距離部材6が始動位置から合焦動作へ
遷移するとホームスイッチHSは閉成するので距離部材6
の動作が正常であることが判る。
弾性により距離部材6は常時、時計方向に附勢され、距
離部材位置確認手段として設けられたホームスイッチHS
は開成している。距離部材6が始動位置から合焦動作へ
遷移するとホームスイッチHSは閉成するので距離部材6
の動作が正常であることが判る。
[発明が解決しようとする課題] 上記構成のカメラの自動焦点調節装置は距離部材6の
ピン6dにホームスイッチHSが用けてあるのでステップモ
ータ4を逆転させ、かつ、ラチェット車7を時計方向に
回転させ、係止レバー8を押し上げて、係止レバー8の
先端部がラチェット車7の歯部を係止しない位置に保持
される。ラチェット車7の第1の歯部から距離部材6が
ピニオン7aを介して正転し、ホームスイッチHSが閉成す
るまでの間は歯部を設けることのできない最低のストロ
ークが必要である。通常、この歯部は30〜40ステップ設
けられているが歯部を設けないラチェット車7の上記最
低ストロークはパルス数に換算して8パルス必要であ
り、歯部の30〜40の20%程度に達し、このストロークを
合焦動作に利用できない難点がある。
ピン6dにホームスイッチHSが用けてあるのでステップモ
ータ4を逆転させ、かつ、ラチェット車7を時計方向に
回転させ、係止レバー8を押し上げて、係止レバー8の
先端部がラチェット車7の歯部を係止しない位置に保持
される。ラチェット車7の第1の歯部から距離部材6が
ピニオン7aを介して正転し、ホームスイッチHSが閉成す
るまでの間は歯部を設けることのできない最低のストロ
ークが必要である。通常、この歯部は30〜40ステップ設
けられているが歯部を設けないラチェット車7の上記最
低ストロークはパルス数に換算して8パルス必要であ
り、歯部の30〜40の20%程度に達し、このストロークを
合焦動作に利用できない難点がある。
また、歯部と係止レバー8の先頭部との噛み合わせ誤
差は極めて少ないよう精密加工されているので、第1の
歯部と係止レバー8は噛み合わせが正しく行なわれない
まま、つぎの距離部材による動作が実行される等の難点
がある。
差は極めて少ないよう精密加工されているので、第1の
歯部と係止レバー8は噛み合わせが正しく行なわれない
まま、つぎの距離部材による動作が実行される等の難点
がある。
[発明の目的] 本発明は上述した難点に鑑みなされたもので、駆動部
材の作動動作途中に設けた作動監視点における位置を確
認する手段と、この位置確認手段の出力信号に応答して
距離部材の合焦動作の実行を制御する手段とを設けるこ
とにより、レンズ合焦位置に使用することのできる距離
部材の無効ストロークを減少させたカメラの自動焦点調
節装置を提供することを目的とする。
材の作動動作途中に設けた作動監視点における位置を確
認する手段と、この位置確認手段の出力信号に応答して
距離部材の合焦動作の実行を制御する手段とを設けるこ
とにより、レンズ合焦位置に使用することのできる距離
部材の無効ストロークを減少させたカメラの自動焦点調
節装置を提供することを目的とする。
また、距離部材の初期位置における異常拘止を防止す
る手段を設けることにより、正常な合焦動作が期待でき
るカメラの自動焦点調節装置を提供することを目的とす
る。
る手段を設けることにより、正常な合焦動作が期待でき
るカメラの自動焦点調節装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明によるカメラの自動焦点調節装置は、正転、逆
転可能なモータと、前記モータにより作動されシャッタ
露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従して作
動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出す距離
部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定の繰出
し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動部材の
作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆動部材
の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材位置確
認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期位置に
ある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出し位置
で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手段とで
構成する。
転可能なモータと、前記モータにより作動されシャッタ
露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従して作
動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出す距離
部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定の繰出
し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動部材の
作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆動部材
の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材位置確
認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期位置に
ある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出し位置
で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手段とで
構成する。
また、本発明によるカメラの自動焦点調節装置は、正
転、逆転可能なモータと、前記モータにより作動されシ
ャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従
して作動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出
す距離部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定
の繰出し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動
部材の作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆
動部材の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材
位置確認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期
位置にある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出
し位置で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手
段と、前記距離部材の初期位置における異常拘止を防止
する距離部材異常拘止防止手段とで構成する。
転、逆転可能なモータと、前記モータにより作動されシ
ャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従
して作動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出
す距離部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定
の繰出し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動
部材の作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆
動部材の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材
位置確認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期
位置にある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出
し位置で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手
段と、前記距離部材の初期位置における異常拘止を防止
する距離部材異常拘止防止手段とで構成する。
[実施例] 以下、本発明によるカメラの自動焦点調節装置の一実
施例を第1図〜第4図に従って詳述する。
施例を第1図〜第4図に従って詳述する。
第1図〜第4図と第5図で同一のものには同一符号を
付してあるから説明を省略する。
付してあるから説明を省略する。
第1図に示す駆動部材1の外周部に設けた凹部にはピ
ン1cが設けてある。ピン1cは常開接点で構成されるホー
ムスイッチHSの可動接点h1の先端を支承し、駆動部材1
が時計方向に回転すると可動接点h1と固定接点h2は閉成
する。
ン1cが設けてある。ピン1cは常開接点で構成されるホー
ムスイッチHSの可動接点h1の先端を支承し、駆動部材1
が時計方向に回転すると可動接点h1と固定接点h2は閉成
する。
ホームスイッチHSの開閉は第2図に示す制御回路CPU
のデータバス20を介して主制御部19へ入力される。
のデータバス20を介して主制御部19へ入力される。
ホームスイッチHSの開閉は第3図に示す動作確認プロ
グラムANLの動作確認点SOB1、SOB2、SOB3の判断ボック
スFH1、FH2、FH3で判断される。また、動作確認点SOB4
におけるホームスイッチHSの開閉は第4図に示す測光、
露出プログラムEXC3no判断ボックスFH4で判断される。
なお、第3図に示すプロセス実行プログラムEXC2では動
作確認点SOB1を判断ボックスFH′1で判断する。
グラムANLの動作確認点SOB1、SOB2、SOB3の判断ボック
スFH1、FH2、FH3で判断される。また、動作確認点SOB4
におけるホームスイッチHSの開閉は第4図に示す測光、
露出プログラムEXC3no判断ボックスFH4で判断される。
なお、第3図に示すプロセス実行プログラムEXC2では動
作確認点SOB1を判断ボックスFH′1で判断する。
なお、第2図に示す正逆転パルス送出部15、AFマグネ
ット駆動部16、シャッタ速度演算部17、焦点調節演算部
18は測光器17a、測距器18bから測光データ、測距データ
を入力され、前記各種プログラムEXC1〜EXC5及びANLの
制御を受ける。
ット駆動部16、シャッタ速度演算部17、焦点調節演算部
18は測光器17a、測距器18bから測光データ、測距データ
を入力され、前記各種プログラムEXC1〜EXC5及びANLの
制御を受ける。
第3図に示す測距プログラムEXC1は第2図に示すレリ
ーズ釦SWのオン、オフを判断ボックスF1で判断し、レリ
ーズ釦SWがオンのときは処理F2でパワーホールドし、処
理F3で測距する。測距が実行されると動作確認プログラ
ムANLを起動する。動作確認プログラムANLは動作確認点
SOB1、SOB2、SOB3におけるホームスイッチHSの開閉を確
認し、異常のときは処理F7、F8、F16でプロセスインジ
ケータPIを1、2又は3に設定し、プロセス実行プログ
ラムEXC2へ制御を渡す。正常なときには処理15でプロセ
スインジケータPIを8に設定し、測光、露出プログラム
EXC3へ制御を渡す。
ーズ釦SWのオン、オフを判断ボックスF1で判断し、レリ
ーズ釦SWがオンのときは処理F2でパワーホールドし、処
理F3で測距する。測距が実行されると動作確認プログラ
ムANLを起動する。動作確認プログラムANLは動作確認点
SOB1、SOB2、SOB3におけるホームスイッチHSの開閉を確
認し、異常のときは処理F7、F8、F16でプロセスインジ
ケータPIを1、2又は3に設定し、プロセス実行プログ
ラムEXC2へ制御を渡す。正常なときには処理15でプロセ
スインジケータPIを8に設定し、測光、露出プログラム
EXC3へ制御を渡す。
動作確認プログラムANLは判断ボックスFH1で動作確認
点SOB1を確認し、正常なときは処理F4、F5、F6で逆転3
パルス、AFマグネットON、正転3パルスを実行する。
点SOB1を確認し、正常なときは処理F4、F5、F6で逆転3
パルス、AFマグネットON、正転3パルスを実行する。
つぎに、判断ボックスFH2で動作確認点SOB2を確認
し、正常なときは、判断ボックスF9でレンズドライブ行
程が終了するまで処理F14で正転1パルスを送出し、レ
ンズドライブ行程が終了したら先に説明したように処理
15でPI=8とする。レンズドライブ行程の途中の正転5
パルス目で判断ボックスFH3で動作確認点SOB3を確認す
る。正転5パルス目以外は判断ボックスF12、処理F13を
実行してから処理14で正転1パルスを送出する。
し、正常なときは、判断ボックスF9でレンズドライブ行
程が終了するまで処理F14で正転1パルスを送出し、レ
ンズドライブ行程が終了したら先に説明したように処理
15でPI=8とする。レンズドライブ行程の途中の正転5
パルス目で判断ボックスFH3で動作確認点SOB3を確認す
る。正転5パルス目以外は判断ボックスF12、処理F13を
実行してから処理14で正転1パルスを送出する。
プロセス実行プログラムEXC2はPI=1、PI=2、PI=
3で分岐し、処理F17、F21、F23へ遷移する。PI=1の
ときは処理F17、F18、判断ボックスF19を実行して逆転
4パルス送出、カウンタに1を加算、n回繰返したかを
判断し、判断ボックスFH4で動作確認点SOB1を確認す
る。監視の結果、異常がなければ処理20でPI=0とし、
測光、露出プログラムEXC3を起動する。PI=2のときは
処理F21、F22でAFマグネットOFF、逆転4パルス送出を
実行する。PI=3のときは処理F23、F24でAFマグネット
OFF、逆転9パルス送出を実行する。
3で分岐し、処理F17、F21、F23へ遷移する。PI=1の
ときは処理F17、F18、判断ボックスF19を実行して逆転
4パルス送出、カウンタに1を加算、n回繰返したかを
判断し、判断ボックスFH4で動作確認点SOB1を確認す
る。監視の結果、異常がなければ処理20でPI=0とし、
測光、露出プログラムEXC3を起動する。PI=2のときは
処理F21、F22でAFマグネットOFF、逆転4パルス送出を
実行する。PI=3のときは処理F23、F24でAFマグネット
OFF、逆転9パルス送出を実行する。
測光、露光プログラムEXC3は第4図に示すようにPI=
0、PI=8およびPI≠0、PI≠8で分岐し、PI≠0、PI
≠8はイリーガルファンクションILLとなり図示してな
いフローにより警報を送出する。PI=0のときは処理F
25でパワーホールドをLにし、総ての動作を終了する。
PI=8のときは正常な動作であり、処理F26、F27、
F28、F29、F30、F31でAFマグネットOFF、測光、AFマグ
ネットON、露出動作、AFマグネットOFF、初期位置まで
逆転の動作プログラムを実行する。
0、PI=8およびPI≠0、PI≠8で分岐し、PI≠0、PI
≠8はイリーガルファンクションILLとなり図示してな
いフローにより警報を送出する。PI=0のときは処理F
25でパワーホールドをLにし、総ての動作を終了する。
PI=8のときは正常な動作であり、処理F26、F27、
F28、F29、F30、F31でAFマグネットOFF、測光、AFマグ
ネットON、露出動作、AFマグネットOFF、初期位置まで
逆転の動作プログラムを実行する。
動作確認点SOB4は判断ボックスFH4で判断し、正常な
場合は異常拘止防止プログラムEXC4を起動する。異常な
場合は処理F32、判断ボックスF33、処理F34のフローで
動作確認点SOB4の正常性を確認する。
場合は異常拘止防止プログラムEXC4を起動する。異常な
場合は処理F32、判断ボックスF33、処理F34のフローで
動作確認点SOB4の正常性を確認する。
異常拘止防止プログラムEXC4はサブルーチンF35で逆
転1、正転1パルスを送出し、第1図に示すラチェット
車7の第1の歯と係止レバー8の爪の噛み合わせを確実
になるよう制御する。
転1、正転1パルスを送出し、第1図に示すラチェット
車7の第1の歯と係止レバー8の爪の噛み合わせを確実
になるよう制御する。
フィルム送りプログラムEXC5は処理F36でフィルムを
1コマ送り出し、処理37でPI=0とし処理25へジャンプ
する。
1コマ送り出し、処理37でPI=0とし処理25へジャンプ
する。
[発明の作用] 上記構成のカメラの自動焦点調節装置で測距プログラ
ムEXC1から動作確認プログラムANLへフローすると判断
ボックスFH1で第5図に示す動作確認点SOB1を確認す
る。動作確認点SOB1が正常なら処理F4で逆転3パルスを
送出するので、駆動部材1の回転角はθ1からθ2とな
り処理F5ではAFマグネットがONとなる。処理F6で正転3
パルスを送出すると回転角θ1′で再度動作確認点SOB2
になり、回転角θから8パルス目で動作確認点SOB3とな
る。回転角はθ3となる。最終の動作確認点SOB4は第4
図の測光、露出プログラムEXC3の判断ボックスFH4で確
認する。処理F31で初期位置まで逆転してから最終動作
確認点SOB4に至るフローをレンズリターン行程という。
また、判断ボックスF9及びF12で距離部材の初期位置を
起点とするレンズドライブ行程の終了位置の判断を行
う。
ムEXC1から動作確認プログラムANLへフローすると判断
ボックスFH1で第5図に示す動作確認点SOB1を確認す
る。動作確認点SOB1が正常なら処理F4で逆転3パルスを
送出するので、駆動部材1の回転角はθ1からθ2とな
り処理F5ではAFマグネットがONとなる。処理F6で正転3
パルスを送出すると回転角θ1′で再度動作確認点SOB2
になり、回転角θから8パルス目で動作確認点SOB3とな
る。回転角はθ3となる。最終の動作確認点SOB4は第4
図の測光、露出プログラムEXC3の判断ボックスFH4で確
認する。処理F31で初期位置まで逆転してから最終動作
確認点SOB4に至るフローをレンズリターン行程という。
また、判断ボックスF9及びF12で距離部材の初期位置を
起点とするレンズドライブ行程の終了位置の判断を行
う。
なお、回転角θ4が最大の回転角でこの部分は露出作
動行程で図示してないセクタが第1図の駆動部材1のセ
クタ開閉カムで開かれた点である。
動行程で図示してないセクタが第1図の駆動部材1のセ
クタ開閉カムで開かれた点である。
なお、上記実施例におけるホームスイッチは機械接点
に限定せずフォートカプラ等の半導体素子を用いてもよ
い。また、駆動部材、距離部材は直線上に形成してもよ
い。また、モータは起音波モータ等を用いてもよい。
に限定せずフォートカプラ等の半導体素子を用いてもよ
い。また、駆動部材、距離部材は直線上に形成してもよ
い。また、モータは起音波モータ等を用いてもよい。
[発明の効果] 本発明によるカメラの自動焦点調節装置は、正転、逆
転可能なモータと、前記モータにより作動されシャッタ
露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従して作
動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出す距離
部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定の繰出
し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動部材の
作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆動部材
の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材位置確
認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期位置に
ある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出し位置
で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手段で構
成してあるので、動作確認点で駆動部材の位置が確認で
き、かつ、異常動作が防止できる効果がある。また、距
離部材のレンズドライブ停止位置として初期位置よりそ
の停止位置の設定が可能となり、距離部材係止機構に係
わる合焦動作として使用できない無効ストロークを減少
できる効果がある。
転可能なモータと、前記モータにより作動されシャッタ
露出動作を行う駆動部材と、前記駆動部材に追従して作
動し撮影レンズを初期位置にセットし、かつ繰出す距離
部材と、前記距離部材を前記初期位置を含む所定の繰出
し位置に拘止する距離部材係止機構と、前記駆動部材の
作動動作途中に設けた作動監視点における前記駆動部材
の位置を確認し位置確認信号を出力する駆動部材位置確
認手段と、前記位置確認信号に応答して前記初期位置に
ある前記距離部材の始動位置から前記所定の繰出し位置
で拘止されるまでの動作の実行を制御する制御手段で構
成してあるので、動作確認点で駆動部材の位置が確認で
き、かつ、異常動作が防止できる効果がある。また、距
離部材のレンズドライブ停止位置として初期位置よりそ
の停止位置の設定が可能となり、距離部材係止機構に係
わる合焦動作として使用できない無効ストロークを減少
できる効果がある。
また、正転、逆転可能なモータと、前記モータにより
作動されシャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記駆動
部材に追従して作動し撮影レンズを初期位置にセット
し、かつ繰出す距離部材と、前記距離部材を前記初期位
置を含む所定の繰出し位置に拘止する距離部材係止機構
と、前記駆動部材の作動動作途中に設けた作動監視点に
おける前記駆動部材の位置を確認し位置確認信号を出力
する駆動部材位置確認手段と、前記位置確認信号に応答
して前記初期位置にある前記距離部材の始動位置から前
記所定の繰出し位置で拘止されるまでの動作の実行を制
御する制御手段と、前記距離部材の初期位置における異
常拘止を防止する距離部材異常拘止防止手段とを備えて
あるので距離部材の異常拘止を防止できる。
作動されシャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記駆動
部材に追従して作動し撮影レンズを初期位置にセット
し、かつ繰出す距離部材と、前記距離部材を前記初期位
置を含む所定の繰出し位置に拘止する距離部材係止機構
と、前記駆動部材の作動動作途中に設けた作動監視点に
おける前記駆動部材の位置を確認し位置確認信号を出力
する駆動部材位置確認手段と、前記位置確認信号に応答
して前記初期位置にある前記距離部材の始動位置から前
記所定の繰出し位置で拘止されるまでの動作の実行を制
御する制御手段と、前記距離部材の初期位置における異
常拘止を防止する距離部材異常拘止防止手段とを備えて
あるので距離部材の異常拘止を防止できる。
第1図は本発明によるカメラの自動焦点調節装置の一実
施例を示す構成図、第2図は第1図に係わるブロック
図、第3図、第4図は第1図に係わるプログラムのフロ
ーチャート、第5図は第3図、第4図のプログラムの動
作を示すタイムチャート、第6図は従来のカメラの自動
焦点調節装置の構成図である。 1……駆動部材 2……基板 4……ステップモータ 6……距離部材 HS……ホームスイッチ(駆動部材位置確認手段) ANL……動作確認プログラム(制御手段) EXC4……異常拘止防止プログラム(手段)
施例を示す構成図、第2図は第1図に係わるブロック
図、第3図、第4図は第1図に係わるプログラムのフロ
ーチャート、第5図は第3図、第4図のプログラムの動
作を示すタイムチャート、第6図は従来のカメラの自動
焦点調節装置の構成図である。 1……駆動部材 2……基板 4……ステップモータ 6……距離部材 HS……ホームスイッチ(駆動部材位置確認手段) ANL……動作確認プログラム(制御手段) EXC4……異常拘止防止プログラム(手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正 千葉県四街道市鹿渡934―13番地 株式 会社精工舎千葉事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−200337(JP,A) 特開 昭62−156634(JP,A) 特開 平1−252910(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】正転、逆転可能なモータと、前記モータに
より作動されシャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記
駆動部材に追従して作動し撮影レンズを初期位置にセッ
トし、かつ繰出す距離部材と、前記距離部材を前記初期
位置を含む所定の繰出し位置に拘止する距離部材係止機
構と、前記駆動部材の作動動作途中に設けた作動監視点
における前記駆動部材の位置を確認し位置確認信号を出
力する駆動部材位置確認手段と、前記位置確認信号に応
答して前記初期位置にある前記距離部材の始動位置から
前記所定の繰出し位置で拘止されるまでの動作の実行を
制御する制御手段とを備えたことを特徴とするカメラの
自動焦点調節装置。 - 【請求項2】正転、逆転可能なモータと、前記モータに
より作動されシャッタ露出動作を行う駆動部材と、前記
駆動部材に追従して作動し撮影レンズを初期位置にセッ
トし、かつ繰出す距離部材と、前記距離部材を前記初期
位置を含む所定の繰出し位置に拘止する距離部材係止機
構と、前記駆動部材の作動動作途中に設けた作動監視点
における前記駆動部材の位置を確認し位置確認信号を出
力する駆動部材位置確認手段と、前記位置確認信号に応
答して前記初期位置にある前記距離部材の始動位置から
前記所定の繰出し位置で拘止されるまでの動作の実行を
制御する制御手段と、前記距離部材の初期位置における
異常拘止を防止する距離部材異常拘止防止手段とを備え
たことを特徴とするカメラの自動焦点調節装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1166058A JP2739052B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | カメラの自動焦点調節装置 |
US07/798,352 US5175577A (en) | 1989-06-28 | 1991-11-21 | Drive member sensing arrangement for an automatic focusing system of a camera |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1166058A JP2739052B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | カメラの自動焦点調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329933A JPH0329933A (ja) | 1991-02-07 |
JP2739052B2 true JP2739052B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15824190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1166058A Expired - Fee Related JP2739052B2 (ja) | 1989-06-28 | 1989-06-28 | カメラの自動焦点調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739052B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05148908A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-15 | Misawa Homes Co Ltd | 住戸ユニツトおよび住戸ユニツト間の連結構造 |
JPH05171694A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-07-09 | Misawa Homes Co Ltd | 中高層建築物の構造 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60195529A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-04 | Canon Inc | 鏡筒駆動装置 |
JPS62156634A (ja) * | 1985-12-28 | 1987-07-11 | Ricoh Co Ltd | レンズ駆動装置 |
JPH01252910A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-09 | Copal Co Ltd | レンズ繰り出し機構の調整方法 |
JPH0641206Y2 (ja) * | 1988-04-01 | 1994-10-26 | 株式会社コパル | レンズ繰り出し機構 |
-
1989
- 1989-06-28 JP JP1166058A patent/JP2739052B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329933A (ja) | 1991-02-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |