JP2596833B2 - モータ駆動シャッタ - Google Patents
モータ駆動シャッタInfo
- Publication number
- JP2596833B2 JP2596833B2 JP1176146A JP17614689A JP2596833B2 JP 2596833 B2 JP2596833 B2 JP 2596833B2 JP 1176146 A JP1176146 A JP 1176146A JP 17614689 A JP17614689 A JP 17614689A JP 2596833 B2 JP2596833 B2 JP 2596833B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- warning
- exposure
- return position
- step motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Shutters For Cameras (AREA)
- Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラで撮影する際に誤動作や故障などを
検出し常に適正な作動を行なうモータ駆動シャッタに関
する。
検出し常に適正な作動を行なうモータ駆動シャッタに関
する。
従来、レリーズ操作に応じてステップモータが正転し
てシャッタ羽根を閉鎖状態から徐々に開放し、この開口
量が被写体輝度等に対応する値に達したところでステッ
プモータが逆転して、シャッタ羽根によってシャッタ開
口を閉鎖するレンズシャッタがある。
てシャッタ羽根を閉鎖状態から徐々に開放し、この開口
量が被写体輝度等に対応する値に達したところでステッ
プモータが逆転して、シャッタ羽根によってシャッタ開
口を閉鎖するレンズシャッタがある。
このようなレンズシャッタとして、撮影レンズ焦点調
節機構が正しく作動しないときはシャッタ開閉動作を行
なわないカメラの自動焦点調節装置付シャッタを、本出
願人は第5図に示すようなものとして既に出願している
(特願昭63−166397号(特開平2−15248号)。
節機構が正しく作動しないときはシャッタ開閉動作を行
なわないカメラの自動焦点調節装置付シャッタを、本出
願人は第5図に示すようなものとして既に出願している
(特願昭63−166397号(特開平2−15248号)。
レリーズ操作を行うと、被写体輝度情報等に基づいて
制御回路(図示せず)によって絞りやシャッタ速度が算
出され、ステップモータ101の駆動条件が決定される。
駆動条件に基づいて制御回路からステップモータ101へ
パルスが送出され、このステップモータ101は距離リン
グ102を一旦少し左施させた後に右施させて撮影レンズ
(図示せず)を合焦位置へ移動させる。次に駆動リング
103のみをさらに右施させて適正な露出量に対応する時
点で左施させ、開閉レバー104を介してシャッタ羽根
(図示せず)を開閉させて露出を行う。このように、距
離リング102を合焦位置へ回動させた後に駆動リング103
を露出のために回動させている。
制御回路(図示せず)によって絞りやシャッタ速度が算
出され、ステップモータ101の駆動条件が決定される。
駆動条件に基づいて制御回路からステップモータ101へ
パルスが送出され、このステップモータ101は距離リン
グ102を一旦少し左施させた後に右施させて撮影レンズ
(図示せず)を合焦位置へ移動させる。次に駆動リング
103のみをさらに右施させて適正な露出量に対応する時
点で左施させ、開閉レバー104を介してシャッタ羽根
(図示せず)を開閉させて露出を行う。このように、距
離リング102を合焦位置へ回動させた後に駆動リング103
を露出のために回動させている。
ところで、撮影レンズが人為的に押えられて距離リン
グ102が合焦位置へ回動しなくとも、制御回路は回動し
たと判断して、駆動リング103が回動して露出が行われ
ると、撮影画面はピンぼけとなる。
グ102が合焦位置へ回動しなくとも、制御回路は回動し
たと判断して、駆動リング103が回動して露出が行われ
ると、撮影画面はピンぼけとなる。
そこで、距離リング103が合焦位置に回動したかどう
かを、可動接片h1と固定接点h2とからなるホームスイッ
チHSによって確認した後に、露出を行っている。
かを、可動接片h1と固定接点h2とからなるホームスイッ
チHSによって確認した後に、露出を行っている。
しかしながら、このような従来のレンズシャッタにあ
っては、焦点調節機構が適正に作動した後には今度は露
出機構が異常作動することがある。この場合には、撮影
者は気付くことができないので、露出アンダーや露出オ
ーバーになり、撮影画面が不鮮明となる。
っては、焦点調節機構が適正に作動した後には今度は露
出機構が異常作動することがある。この場合には、撮影
者は気付くことができないので、露出アンダーや露出オ
ーバーになり、撮影画面が不鮮明となる。
ここで、仮に撮影者が露出機構の異常作動に気付くこ
とができれば、もう一度レリーズ操作すると、今度は露
出機構が適正に作動して適正露出の鮮明な撮影画面が得
られることがある。また、露出機構の異常作動が直らず
故障となったことが判明すれば、別のカメラで撮影する
ことができ、この場合にも別のカメラによる適正露出の
鮮明な画面が得られる。
とができれば、もう一度レリーズ操作すると、今度は露
出機構が適正に作動して適正露出の鮮明な撮影画面が得
られることがある。また、露出機構の異常作動が直らず
故障となったことが判明すれば、別のカメラで撮影する
ことができ、この場合にも別のカメラによる適正露出の
鮮明な画面が得られる。
したがって、撮影者が露出機構の異常作動や、異常が
直らず故障となったことに気付くことができなければ、
露出アンダーや露出オーバーのままで撮影が継続され、
不鮮明な撮影画面しか得られないという課題があった。
直らず故障となったことに気付くことができなければ、
露出アンダーや露出オーバーのままで撮影が継続され、
不鮮明な撮影画面しか得られないという課題があった。
このような課題を解決するために、本発明にあって
は、正逆転可能なモータと、前記モータにより往復動さ
れる駆動機構と、前記駆動機構が復帰位置に復帰したか
否かを検出する復帰位置検知手段と、前記駆動機構が前
記復帰位置に復帰する前から前記モータの動作に同期し
た所望間隔毎に前記復帰位置検知手段の出力状態を確認
する確認手段と、前記確認手段による確認回数をカウン
トするカウンタ手段と、前記カウンタ手段のカウント値
を所定値と比較することにより前記駆動機構の作動の異
常を判定し、前記駆動機構の作動停止または警告のため
の信号を出力する判別手段を備えている。
は、正逆転可能なモータと、前記モータにより往復動さ
れる駆動機構と、前記駆動機構が復帰位置に復帰したか
否かを検出する復帰位置検知手段と、前記駆動機構が前
記復帰位置に復帰する前から前記モータの動作に同期し
た所望間隔毎に前記復帰位置検知手段の出力状態を確認
する確認手段と、前記確認手段による確認回数をカウン
トするカウンタ手段と、前記カウンタ手段のカウント値
を所定値と比較することにより前記駆動機構の作動の異
常を判定し、前記駆動機構の作動停止または警告のため
の信号を出力する判別手段を備えている。
そして、前記カウンタ手段のカウント値が適正値に相
応する第1の所定値と異なる場合に警告を発する第1警
告手段を備えることが望ましい。
応する第1の所定値と異なる場合に警告を発する第1警
告手段を備えることが望ましい。
そして、前記カウンタ手段のカウント値が前記第1の
所定値よりも多い第2の所定値に達しても前記復帰位置
検知手段が前記駆動機構の復帰位置への復帰を非検出の
場合、警告を発する第2警告手段を備えることが望まし
い。
所定値よりも多い第2の所定値に達しても前記復帰位置
検知手段が前記駆動機構の復帰位置への復帰を非検出の
場合、警告を発する第2警告手段を備えることが望まし
い。
このような構成のモータ駆動シャッタによれば、確認
手段がモータの動作に同期した所望間隔毎に駆動機構が
復帰位置に復帰する前から復帰位置検知手段の出力状態
を確認し、カウンタ手段がこの確認手段の確認回数をカ
ウントし、このカウンタ手段のカウント値を判別手段が
所定値と比較することにより駆動機構の作動の異常を判
別し、駆動機構の作動停止または警告のための信号を出
力するため、ピンぼけや露出異常等の不適正な撮影を未
然に防止、あるいは直ちに撮り直しをすることができる
とともに、カメラが故障の場合には直ちに別のカメラに
交換することが可能となり、不適正な撮影を続行するこ
とを防止することができる。
手段がモータの動作に同期した所望間隔毎に駆動機構が
復帰位置に復帰する前から復帰位置検知手段の出力状態
を確認し、カウンタ手段がこの確認手段の確認回数をカ
ウントし、このカウンタ手段のカウント値を判別手段が
所定値と比較することにより駆動機構の作動の異常を判
別し、駆動機構の作動停止または警告のための信号を出
力するため、ピンぼけや露出異常等の不適正な撮影を未
然に防止、あるいは直ちに撮り直しをすることができる
とともに、カメラが故障の場合には直ちに別のカメラに
交換することが可能となり、不適正な撮影を続行するこ
とを防止することができる。
たとえば、シャッタ羽根が開閉作動して露出が行われ
ると、正逆転パルス送出部からモータへ逆転パルスが送
出される。逆転パルスが送出されると、露出機構は復帰
位置へ復帰移動する。露出作動後にモータの1位相に相
当するパルス毎に復帰位置検知手段の閉成、開成を確認
する。復帰位置検知手段によって閉成、開成を確認する
とともに、カウンタ手段によってカウント値が所定値か
どうかを判断する。ここで、カウント値が所定値と異な
る場合には、前記駆動手段が前記モータの作動を停止す
ることにより撮影者は露出異常に気付くことができ、も
う一度レリーズ操作すれば今度は露出機構が適正に作動
して適正露出の鮮明な撮影画面が得られる。
ると、正逆転パルス送出部からモータへ逆転パルスが送
出される。逆転パルスが送出されると、露出機構は復帰
位置へ復帰移動する。露出作動後にモータの1位相に相
当するパルス毎に復帰位置検知手段の閉成、開成を確認
する。復帰位置検知手段によって閉成、開成を確認する
とともに、カウンタ手段によってカウント値が所定値か
どうかを判断する。ここで、カウント値が所定値と異な
る場合には、前記駆動手段が前記モータの作動を停止す
ることにより撮影者は露出異常に気付くことができ、も
う一度レリーズ操作すれば今度は露出機構が適正に作動
して適正露出の鮮明な撮影画面が得られる。
また、前記カウント値が所定値以下だと露出アンダー
となり所定値以上だと露出オーバーとなり、露出異常と
なる。カウント値が所定値でないときは、第1警告手段
によって露出異常と判断し撮影者に警告する。
となり所定値以上だと露出オーバーとなり、露出異常と
なる。カウント値が所定値でないときは、第1警告手段
によって露出異常と判断し撮影者に警告する。
また、カウント値が所定値に達した後も引き続き復帰
位置検知手段が検知していないならば、カウンタ手段に
よってカウントを加算する。そして、このカウント値が
所定値よりも多い一定値に達しているかどうかを判別手
段が判断し、一定値に達していない場合にはさらにモー
タの1位相に相応する逆転パルスを送出する。このよう
に、前記逆転パルスを送出して、カウント値が一定値に
達すると、第2警告手段によって故障と判断し撮影者に
警告する。
位置検知手段が検知していないならば、カウンタ手段に
よってカウントを加算する。そして、このカウント値が
所定値よりも多い一定値に達しているかどうかを判別手
段が判断し、一定値に達していない場合にはさらにモー
タの1位相に相応する逆転パルスを送出する。このよう
に、前記逆転パルスを送出して、カウント値が一定値に
達すると、第2警告手段によって故障と判断し撮影者に
警告する。
以下、本発明を図面に基づいて説明する。第1図ない
し第4図は本発明に係るモータ駆動シャッタの一実施例
を示す図である。
し第4図は本発明に係るモータ駆動シャッタの一実施例
を示す図である。
まず構成を説明する。
第1図は本実施例の初期状態を示しており、符号1は
固定基板2に回動自在に支持された略円環状の駆動リン
グであり、この駆動リング1の周縁部には開閉カム3が
形成されている。
固定基板2に回動自在に支持された略円環状の駆動リン
グであり、この駆動リング1の周縁部には開閉カム3が
形成されている。
開閉カム3の近傍には開閉レバー4が固定基板2に回
動自在に支持されている。開閉レバー4にはピン5が植
設されており、このピン5はねじりコイルばね6によっ
て開閉カム3に常時当接するように付勢されている。開
閉レバー4には、撮影レンズ開口を覆うように配設さ
れ、絞りとシャッタを兼用するシャッタ羽根(図示せ
ず)が係合しており、この開閉レバー4が右施・左施す
るとシャッタ羽根は開閉する。また、駆動リング1には
歯部7が形成され、歯部7にはアイドラー歯車8が噛合
っている。駆動リング1はアイドラー歯車8等を介し、
ステップモータMによって回動される。なお、駆動リン
グ1、開閉カム3、開閉レバー4、シャッタ羽根および
ステップモータM等は全体として露出機構(駆動機構)
を構成している。
動自在に支持されている。開閉レバー4にはピン5が植
設されており、このピン5はねじりコイルばね6によっ
て開閉カム3に常時当接するように付勢されている。開
閉レバー4には、撮影レンズ開口を覆うように配設さ
れ、絞りとシャッタを兼用するシャッタ羽根(図示せ
ず)が係合しており、この開閉レバー4が右施・左施す
るとシャッタ羽根は開閉する。また、駆動リング1には
歯部7が形成され、歯部7にはアイドラー歯車8が噛合
っている。駆動リング1はアイドラー歯車8等を介し、
ステップモータMによって回動される。なお、駆動リン
グ1、開閉カム3、開閉レバー4、シャッタ羽根および
ステップモータM等は全体として露出機構(駆動機構)
を構成している。
駆動リング1には撮影レンズを合焦位置に移動させる
略円環状の距離リング9が並設されている。距離リング
9にはピン9aが植設され、このピン9aと固定基板2との
間には引張りスプリング11が張設され、距離リング9を
常時時計回り方向に付勢している。また、距離リング9
には突起12が形成され、一方駆動リング1のカム部3に
はピン13が植設されており、引張りスプリング11の引張
り力によって突起12はピン13に当接するように付勢され
ている。
略円環状の距離リング9が並設されている。距離リング
9にはピン9aが植設され、このピン9aと固定基板2との
間には引張りスプリング11が張設され、距離リング9を
常時時計回り方向に付勢している。また、距離リング9
には突起12が形成され、一方駆動リング1のカム部3に
はピン13が植設されており、引張りスプリング11の引張
り力によって突起12はピン13に当接するように付勢され
ている。
また、距離リング9には歯部14が形成され、この歯部
14はラチェット15のピニオン部16と噛合っている。ラチ
ェット15の近傍にはねじりコイルばね17の付勢力によっ
て係合可能な係止レバー18が配設されており、ラチェッ
ト15が時計方向に旋回したとき係止レバー18は係合を解
き電磁石19のアーマチュア20が吸引されることにより、
ラチェット15との係合を解除した状態を保持する。
14はラチェット15のピニオン部16と噛合っている。ラチ
ェット15の近傍にはねじりコイルばね17の付勢力によっ
て係合可能な係止レバー18が配設されており、ラチェッ
ト15が時計方向に旋回したとき係止レバー18は係合を解
き電磁石19のアーマチュア20が吸引されることにより、
ラチェット15との係合を解除した状態を保持する。
ここで、駆動リング1が往復してシャッタ羽根が開閉
し、露出が行われて駆動リング1が初期位置に復帰する
と、この復帰位置(初期位置)に復帰したことを経時的
間隔で確認して検知する復帰位置検知手段としてのホー
ムスイッチHSが配設されている。すなわち、ホームスイ
ッチHSは可動接片h1と固定接点h2とで構成された常閉接
点であり、可動接片h1は距離リング9に設けられたピン
9aに当接可能である。
し、露出が行われて駆動リング1が初期位置に復帰する
と、この復帰位置(初期位置)に復帰したことを経時的
間隔で確認して検知する復帰位置検知手段としてのホー
ムスイッチHSが配設されている。すなわち、ホームスイ
ッチHSは可動接片h1と固定接点h2とで構成された常閉接
点であり、可動接片h1は距離リング9に設けられたピン
9aに当接可能である。
レリーズ操作が行われないときは、距離リング9は復
帰位置にあり、復帰位置では可動接片h1はピン9aに当接
してホームスイッチHSは開成(OFF)している。駆動リ
ング1が復帰位置から第1図中時計回り方向に回動する
と、同期にピン9aが回動して可動接片h1は固定接点h2に
接触してホームスイッチHSは閉成(ON)する。ホームス
イッチHSの可動接片h1は基準電位点に接続され、固定接
点h2は第2図にも示すように制御回路CPU(判別手段、
確認手段)の正逆転パルス送出部21の入力側と接続され
ている。
帰位置にあり、復帰位置では可動接片h1はピン9aに当接
してホームスイッチHSは開成(OFF)している。駆動リ
ング1が復帰位置から第1図中時計回り方向に回動する
と、同期にピン9aが回動して可動接片h1は固定接点h2に
接触してホームスイッチHSは閉成(ON)する。ホームス
イッチHSの可動接片h1は基準電位点に接続され、固定接
点h2は第2図にも示すように制御回路CPU(判別手段、
確認手段)の正逆転パルス送出部21の入力側と接続され
ている。
制御回路CPUは正逆転パルス送出部21(駆動手段)、
カウンタ部22(カウンタ手段)、第1警告部23(第1警
告手段)、第2警告部24(第2警告手段)、シャッタ速
度演算部25、焦点調節演算部26、電磁石シーケンス部2
7、主制御部28等を有している。正逆転パルス送出部21
からステップモータMに送出されるパルスは、シャッタ
速度演算部25および焦点調節演算部26で決定される。カ
ウンタ部22は正逆転パルス送出部21から送出されるパル
スに基づいて、露出終了後に駆動リング1が距離リング
9とともに復帰位置に復帰する前から、復帰位置に復帰
したかどうかを経時的間隔でホームスイッチHSによって
確認し、この確認をカウントする。
カウンタ部22(カウンタ手段)、第1警告部23(第1警
告手段)、第2警告部24(第2警告手段)、シャッタ速
度演算部25、焦点調節演算部26、電磁石シーケンス部2
7、主制御部28等を有している。正逆転パルス送出部21
からステップモータMに送出されるパルスは、シャッタ
速度演算部25および焦点調節演算部26で決定される。カ
ウンタ部22は正逆転パルス送出部21から送出されるパル
スに基づいて、露出終了後に駆動リング1が距離リング
9とともに復帰位置に復帰する前から、復帰位置に復帰
したかどうかを経時的間隔でホームスイッチHSによって
確認し、この確認をカウントする。
このカウント値が適正露出に相応する所定値(例えば
6値)と異なる場合には露出異常であるとして、第1警
告部23によって撮影者に警告する。また、カウンタ部22
のカウント値が前記所定値よりも多い一定値(例えば、
20〜30値)に達しても、駆動リング1が復帰位置に復帰
したことがホームスイッチHSによって検知されない場合
には、故障であるとして第2警告部24によって撮影者に
警告する。
6値)と異なる場合には露出異常であるとして、第1警
告部23によって撮影者に警告する。また、カウンタ部22
のカウント値が前記所定値よりも多い一定値(例えば、
20〜30値)に達しても、駆動リング1が復帰位置に復帰
したことがホームスイッチHSによって検知されない場合
には、故障であるとして第2警告部24によって撮影者に
警告する。
また、正逆転パルス送出部21、シャッタ速度演算部2
5、焦点調節演算部26、および電磁石シーケンス部27
は、主制御部28が有するROM,RAMに内蔵されるプログラ
ムおよびデータに基づいて主制御部28により制御され
る。
5、焦点調節演算部26、および電磁石シーケンス部27
は、主制御部28が有するROM,RAMに内蔵されるプログラ
ムおよびデータに基づいて主制御部28により制御され
る。
次に作用を説明する。
作用を説明するにあたり、第3図に示すフローチャー
トを参照しながら説明する。レリーズスイッチSWを押す
と、第1ストロークで焦点調節作動を実行し、第2スト
ロークで露出作動、フィルム巻上げ等を実行する。ま
ず、レリーズスイッチSWを押すと、電源はONとなり(F
1)、電源のパワーホールドが行われる(F2)。次に、
測距部29で被写体までの距離を測距し(F3)、この測距
情報に基づいて焦点調節演算部26で撮影レンズの焦点調
節のための演算が行われる。次に、正逆転パルス送出部
21からステップモータ駆動回路Maを介してステップモー
タMへ逆転パルスを3回送出する(F4)。その信号によ
って、駆動リング1は距離リング9とともに第1図中反
時計方向へ回転し、ラチェット15を介して係止レバー18
を係合状態から押し上げる。次に、電磁石シーケンス部
27から電磁石19に信号が出力され、電磁石19は通電(O
N)されて係止レバー18は非係合状態に保持される(F
5)。
トを参照しながら説明する。レリーズスイッチSWを押す
と、第1ストロークで焦点調節作動を実行し、第2スト
ロークで露出作動、フィルム巻上げ等を実行する。ま
ず、レリーズスイッチSWを押すと、電源はONとなり(F
1)、電源のパワーホールドが行われる(F2)。次に、
測距部29で被写体までの距離を測距し(F3)、この測距
情報に基づいて焦点調節演算部26で撮影レンズの焦点調
節のための演算が行われる。次に、正逆転パルス送出部
21からステップモータ駆動回路Maを介してステップモー
タMへ逆転パルスを3回送出する(F4)。その信号によ
って、駆動リング1は距離リング9とともに第1図中反
時計方向へ回転し、ラチェット15を介して係止レバー18
を係合状態から押し上げる。次に、電磁石シーケンス部
27から電磁石19に信号が出力され、電磁石19は通電(O
N)されて係止レバー18は非係合状態に保持される(F
5)。
次に、電磁石シーケンス部27の制御で、正逆転パルス
送出部21から正転パルスがステップモータMへ7回送出
される(F6)。その信号によって駆動リング1は第1図
中時計方向に回転され、引張りスプリング11の付勢力に
よって距離リング9は追従して同方向に回転される。距
離リング9が時計方向に回転されると、ピン9aも同時に
回転されるので、撮影レンズの合焦位置への移動が行わ
れていればホームスイッチHSの可動接片h1は固定接点h2
に接触してホームスイッチHSは閉成(ON)される。
送出部21から正転パルスがステップモータMへ7回送出
される(F6)。その信号によって駆動リング1は第1図
中時計方向に回転され、引張りスプリング11の付勢力に
よって距離リング9は追従して同方向に回転される。距
離リング9が時計方向に回転されると、ピン9aも同時に
回転されるので、撮影レンズの合焦位置への移動が行わ
れていればホームスイッチHSの可動接片h1は固定接点h2
に接触してホームスイッチHSは閉成(ON)される。
ここで、焦点調節機構の作動が人為的に押えられて合
焦位置に移動しないときは、正転パルスがステップモー
タMにいくら送出されても、距離リング9は時計方向へ
回動されない。しかし、ステップモータ駆動回路Maを制
御する制御回路CPUは焦点調節機構が適正に作動したも
のとみなして、露出機構が露出作動を行うべくステップ
モータMへパルスを送出する。そうすると、撮影画面は
ピンぼけ等が生じて不鮮明となる。このような不具合が
生じるのを防止するために、制御回路CPUからステップ
モータMへ送出されるパルスに応じて、焦点調節機構が
適正に作動したかどうか、すなわち距離リング9が時計
方向に所定距離だけ回転したかをホームスイッチHSによ
って判断している(F7)。
焦位置に移動しないときは、正転パルスがステップモー
タMにいくら送出されても、距離リング9は時計方向へ
回動されない。しかし、ステップモータ駆動回路Maを制
御する制御回路CPUは焦点調節機構が適正に作動したも
のとみなして、露出機構が露出作動を行うべくステップ
モータMへパルスを送出する。そうすると、撮影画面は
ピンぼけ等が生じて不鮮明となる。このような不具合が
生じるのを防止するために、制御回路CPUからステップ
モータMへ送出されるパルスに応じて、焦点調節機構が
適正に作動したかどうか、すなわち距離リング9が時計
方向に所定距離だけ回転したかをホームスイッチHSによ
って判断している(F7)。
ホーススイッチHSが閉成(ON)されていれば、焦点調
節演算部26で決定された正転パルスが正逆転パルス送出
部21を経由してステップモータMへ送出される(F8)。
ステップモータMによって距離リング9はさらに時計方
向に回転され、撮影レンズが合焦位置へ移動される(F
9)。次に、電磁石シーケンス部27から電磁石19に信号
が出力され、電磁石19は非通電状態となって、係止レバ
ー18が、ラチェット15を係止して距離リング9を保持
し、撮影レンズを合焦位置に固定する(F10)。
節演算部26で決定された正転パルスが正逆転パルス送出
部21を経由してステップモータMへ送出される(F8)。
ステップモータMによって距離リング9はさらに時計方
向に回転され、撮影レンズが合焦位置へ移動される(F
9)。次に、電磁石シーケンス部27から電磁石19に信号
が出力され、電磁石19は非通電状態となって、係止レバ
ー18が、ラチェット15を係止して距離リング9を保持
し、撮影レンズを合焦位置に固定する(F10)。
レリーズスイッチSWが第2ストロークまで押されてい
ると、測光部30で被写体輝度を測定する(F11)。この
被写体輝度の信号が制御回路CPUに出力されると、シャ
ッタ速度演算部25でフィルム感度等の条件を含めて絞り
やシャッタ速度を算出する。絞りやシャッタ速度等の演
算結果に基づいて、正逆転パルス送出部21から同様にス
テップモータMに正転パルスが送出され、適正露出が得
られた時点でステップモータMに逆転パルスが送出され
る。このように、正逆転パルスがステップモータMに送
出されると、距離リング9は係止レバー18によって保持
されているので、駆動リング1のみが正逆転して、開閉
カム3、開閉レバー4を介してシャッタ羽根は開閉作動
し露出が行われる(F12)。
ると、測光部30で被写体輝度を測定する(F11)。この
被写体輝度の信号が制御回路CPUに出力されると、シャ
ッタ速度演算部25でフィルム感度等の条件を含めて絞り
やシャッタ速度を算出する。絞りやシャッタ速度等の演
算結果に基づいて、正逆転パルス送出部21から同様にス
テップモータMに正転パルスが送出され、適正露出が得
られた時点でステップモータMに逆転パルスが送出され
る。このように、正逆転パルスがステップモータMに送
出されると、距離リング9は係止レバー18によって保持
されているので、駆動リング1のみが正逆転して、開閉
カム3、開閉レバー4を介してシャッタ羽根は開閉作動
し露出が行われる(F12)。
ここで、ステップモータMのタイミングチャートを第
4図に示してステップモータMの動作を説明する。レリ
ーズ操作すると、ステップモータMへ逆転パルスが3回
送出されると、このステップモータMは復帰位置のポジ
ションP0から逆転して距離リング9は駆動リング1とと
もに第1図中反時計方向へ回転し、係止レバー18による
係止状態を解除される。ポジションP1でステップモータ
Mは正転パルスによって正転し始め、距離リング9の合
焦位置のポジションP2まで移動する。さらに、ステップ
モータMは正転し続け適正露出が得られた時点のポジシ
ョンP3で逆転し始め、ポジションP4まで逆転すると露出
は終了する。さらにステップモータMの逆転によって駆
動リング1の復帰位置のポジションP5(P0)まで逆転す
る。
4図に示してステップモータMの動作を説明する。レリ
ーズ操作すると、ステップモータMへ逆転パルスが3回
送出されると、このステップモータMは復帰位置のポジ
ションP0から逆転して距離リング9は駆動リング1とと
もに第1図中反時計方向へ回転し、係止レバー18による
係止状態を解除される。ポジションP1でステップモータ
Mは正転パルスによって正転し始め、距離リング9の合
焦位置のポジションP2まで移動する。さらに、ステップ
モータMは正転し続け適正露出が得られた時点のポジシ
ョンP3で逆転し始め、ポジションP4まで逆転すると露出
は終了する。さらにステップモータMの逆転によって駆
動リング1の復帰位置のポジションP5(P0)まで逆転す
る。
ところで、ステップモータMがポジションP2まで正転
するまでに、制御回路CPUによって絞りやシャッタ速度
に応じてポジションP3の位置とポジションP5の位置が決
定される。
するまでに、制御回路CPUによって絞りやシャッタ速度
に応じてポジションP3の位置とポジションP5の位置が決
定される。
ステップモータMの1位相に相当するパルス数、例え
ば4極のステップモータで1位相が4パルスとすると、
制御回路CPUによってホームスイッチHSの閉成、開成をP
4以降で4パルス毎に確認するようになっている。
ば4極のステップモータで1位相が4パルスとすると、
制御回路CPUによってホームスイッチHSの閉成、開成をP
4以降で4パルス毎に確認するようになっている。
ホームスイッチHSの閉成、開成を制御回路CPUによっ
て4パルス毎に確認するが、第1回目の確認を制御回路
CPUのカウンタ部22(カウンタ手段)によって0カウン
トとし、順次確認をカウントする。このときに、ステッ
プモータMがポジションP2,P3,P4を回動して適正露出が
行われたとすると、カウント6(所定値)のときに実線
aで示すようにステップモータMがポジションP5に戻る
ように設定する。
て4パルス毎に確認するが、第1回目の確認を制御回路
CPUのカウンタ部22(カウンタ手段)によって0カウン
トとし、順次確認をカウントする。このときに、ステッ
プモータMがポジションP2,P3,P4を回動して適正露出が
行われたとすると、カウント6(所定値)のときに実線
aで示すようにステップモータMがポジションP5に戻る
ように設定する。
そこで、ステップモータMの位相が何らかの故障によ
って遅れ(ロータ脱調)、ステップモータMはポジショ
ンP6から一点鎖線bで示すように逆転すると、駆動リン
グ1の復帰位置確認はカウンタ部22によってカウント6
未端、例えばこの場合はカウント4で示される。ステッ
プモータMの位相が進んで(ロータ脱調)ステップモー
タMはポジションP7がつ二点鎖線cで示すように、逆転
して駆動リング1の復帰位置確認はカウンタ部22によっ
てカウント6以上、例えばこの場合はカウント8で示さ
れる。
って遅れ(ロータ脱調)、ステップモータMはポジショ
ンP6から一点鎖線bで示すように逆転すると、駆動リン
グ1の復帰位置確認はカウンタ部22によってカウント6
未端、例えばこの場合はカウント4で示される。ステッ
プモータMの位相が進んで(ロータ脱調)ステップモー
タMはポジションP7がつ二点鎖線cで示すように、逆転
して駆動リング1の復帰位置確認はカウンタ部22によっ
てカウント6以上、例えばこの場合はカウント8で示さ
れる。
ここで、再びフローチャートに戻ると、シャッタ羽根
が開閉作動して、露出が行われると、電磁石シーケンス
部27から電磁石19に信号が出力されてラチェット15の停
止状態は解除され、正逆転パルス部21からステップモー
タMへ1位相に相応する数の逆転パルス(例えば4パル
ス)が送出される。逆転パルスが送出されると、駆動リ
ング1とともに距離リング9は復帰位置へ移動する。露
出作動後に、ステップモータMの1位相に相応する4パ
ルス毎に、制御回路CPUによってホームスイッチHSの閉
成、開成を確認する(F14)。ホームスイッチHSが開成
(OFF)したならばフィルム送りを行う(F15)。次に、
ホームスイッチHSによって閉成、開成を7回確認してカ
ウンタ部22によってカウント値が6かどうかを判断する
(F16)。カウント値が6となると露出は適正に行われ
ており、パワーホールドは解除される(F20)。
が開閉作動して、露出が行われると、電磁石シーケンス
部27から電磁石19に信号が出力されてラチェット15の停
止状態は解除され、正逆転パルス部21からステップモー
タMへ1位相に相応する数の逆転パルス(例えば4パル
ス)が送出される。逆転パルスが送出されると、駆動リ
ング1とともに距離リング9は復帰位置へ移動する。露
出作動後に、ステップモータMの1位相に相応する4パ
ルス毎に、制御回路CPUによってホームスイッチHSの閉
成、開成を確認する(F14)。ホームスイッチHSが開成
(OFF)したならばフィルム送りを行う(F15)。次に、
ホームスイッチHSによって閉成、開成を7回確認してカ
ウンタ部22によってカウント値が6かどうかを判断する
(F16)。カウント値が6となると露出は適正に行われ
ており、パワーホールドは解除される(F20)。
ここで、カウント値が6以下だと露出アンダーとな
り、6以上だと露出オーバーとなり、露出異常となる。
このようにカウント値が6でないときは、制御回路CPU
の第1警告部23によって露出異常と判断し撮影者に警告
し(F17)、その後にパワーホールドは解除される。
り、6以上だと露出オーバーとなり、露出異常となる。
このようにカウント値が6でないときは、制御回路CPU
の第1警告部23によって露出異常と判断し撮影者に警告
し(F17)、その後にパワーホールドは解除される。
また、ホームスイッチHSが開成していないならば(F1
4)、カウンタ部22によってカウント値を加算する(F1
8)。このカウント値は所定値(カウント6)よりも遥
かに多い一定値(P値で、約20〜30値)に達しているか
どうかを判断し(F19)、達していない場合にはさらに
ステップモータMの1位相に相応する逆転パルスを送出
する(F13)。このように、前記逆転パルスを送出し
て、カウント値がP値に達すると、制御回路CPUの第2
警告部24によって故障と判断し撮影者に警告し(F1
7)、その後にパワーホールドを解除する。このよう
に、カウント値がP値に達してもホームスイッチHSが閉
成されない場合は、故障と判断してパワーホールドを解
除するので、電力の浪費と時間を節約することができ
る。
4)、カウンタ部22によってカウント値を加算する(F1
8)。このカウント値は所定値(カウント6)よりも遥
かに多い一定値(P値で、約20〜30値)に達しているか
どうかを判断し(F19)、達していない場合にはさらに
ステップモータMの1位相に相応する逆転パルスを送出
する(F13)。このように、前記逆転パルスを送出し
て、カウント値がP値に達すると、制御回路CPUの第2
警告部24によって故障と判断し撮影者に警告し(F1
7)、その後にパワーホールドを解除する。このよう
に、カウント値がP値に達してもホームスイッチHSが閉
成されない場合は、故障と判断してパワーホールドを解
除するので、電力の浪費と時間を節約することができ
る。
さらに、露出機構の復帰位置をホームスイッチHSによ
って、ステップモータMの1位相に相応する数パルス毎
に確認して検知するようにしたので、このホームスイッ
チHSが検知すると、ステップモータMを停止することが
でき、電力と時間の浪費を節約することができる。
って、ステップモータMの1位相に相応する数パルス毎
に確認して検知するようにしたので、このホームスイッ
チHSが検知すると、ステップモータMを停止することが
でき、電力と時間の浪費を節約することができる。
一方、(F7)でホームスイッチHSが閉成(ON)されて
いない場合は、電磁石19には通電させず(OFF)(F2
1)、逆転パルスを8回送出し(F22)、その後にパワー
ホールドを解除する(F20)。
いない場合は、電磁石19には通電させず(OFF)(F2
1)、逆転パルスを8回送出し(F22)、その後にパワー
ホールドを解除する(F20)。
ところで、警告は音声でもLEDでもよいが、露出異常
や故障を警告するので、音声の方が望ましい。この場
合、第1警告部23による異常露出の警告の音声と、第2
警告部24による故障の警告の音声とは当然ながら種類を
変えて行う。
や故障を警告するので、音声の方が望ましい。この場
合、第1警告部23による異常露出の警告の音声と、第2
警告部24による故障の警告の音声とは当然ながら種類を
変えて行う。
なお、露出異常を警告する第1警告部23のみ制御回路
CPUに設けてもよく、この場合にはフローチャートのF14
でホームスイッチHSが開成(OFF)かどうかを判断し、
開成でない場合は、F18の後すぐにF13へ戻ることにな
る。
CPUに設けてもよく、この場合にはフローチャートのF14
でホームスイッチHSが開成(OFF)かどうかを判断し、
開成でない場合は、F18の後すぐにF13へ戻ることにな
る。
また、上記実施例ではホームスイッチHSを常開接点と
したが、常閉接点を使用してもよい。
したが、常閉接点を使用してもよい。
また、上記実施例ではホームスイッチHSを機械接点と
したが、これに限定せず半導体素子による論理回路でホ
ームスイッチを構成してもよい。
したが、これに限定せず半導体素子による論理回路でホ
ームスイッチを構成してもよい。
また、上記実施例ではステップモータを動力として説
明したが、超音波モータ、エンコーダを有する直流モー
タ等を用いても同等の効果が得られる。
明したが、超音波モータ、エンコーダを有する直流モー
タ等を用いても同等の効果が得られる。
また、第4図のタイミングチャートの如く、焦点調節
作動ストロークを動いた後に露出作動を行なう実施例を
説明したが、実願昭63−20793号(実開平2−7629号)
の如く焦点調節作動が行われた直後に露出作動を行なう
ようにした場合においても同様に実施可能である。
作動ストロークを動いた後に露出作動を行なう実施例を
説明したが、実願昭63−20793号(実開平2−7629号)
の如く焦点調節作動が行われた直後に露出作動を行なう
ようにした場合においても同様に実施可能である。
さらに上記実施例ではモータにより往復動される駆動
機構を露出機構について説明したが、合焦機構に本発明
を適用することも可能であり、これによりピンぼけの撮
影を防止することができる。
機構を露出機構について説明したが、合焦機構に本発明
を適用することも可能であり、これによりピンぼけの撮
影を防止することができる。
以上説明したように、本発明によれば、ピンぼけや露
出異常等の不適正な撮影を未然に防止、あるいは直ちに
撮り直しをすることができるとともに、カメラが故障の
場合には直ちに別のカメラに交換することが可能とな
り、不適正な撮影を続行することを防止することができ
る。
出異常等の不適正な撮影を未然に防止、あるいは直ちに
撮り直しをすることができるとともに、カメラが故障の
場合には直ちに別のカメラに交換することが可能とな
り、不適正な撮影を続行することを防止することができ
る。
また、露出機構が復帰位置に復帰する前から、確認手
段により位置復帰検知手段の状態を検知し、カウンタ手
段によってこの確認作業をカウントし、このカウント値
が適正露出に相応する所定値と異なる場合には、駆動回
路によってモータ作動を停止させ、また第1警告手段に
よって露出異常として警告するようにした。このため、
このモータ作動の停止や警告があったときには撮影者は
露出異常に気付くことができ、もう一度レリーズ操作す
れば、今度は露出機構が適正に作動して適正露出の鮮明
な撮影画面が得られる。
段により位置復帰検知手段の状態を検知し、カウンタ手
段によってこの確認作業をカウントし、このカウント値
が適正露出に相応する所定値と異なる場合には、駆動回
路によってモータ作動を停止させ、また第1警告手段に
よって露出異常として警告するようにした。このため、
このモータ作動の停止や警告があったときには撮影者は
露出異常に気付くことができ、もう一度レリーズ操作す
れば、今度は露出機構が適正に作動して適正露出の鮮明
な撮影画面が得られる。
また、カウンタ手段からのカウント値が前記所定値よ
りも多い一定値に達しても、前記復帰位置が検知されな
い場合は、第2警告手段によって故障として警告するよ
うにした。このため、この警告があったときには撮影者
は故障に気付くことができ、別のカメラで撮影して適正
露出の鮮明な画面を得ることができる。
りも多い一定値に達しても、前記復帰位置が検知されな
い場合は、第2警告手段によって故障として警告するよ
うにした。このため、この警告があったときには撮影者
は故障に気付くことができ、別のカメラで撮影して適正
露出の鮮明な画面を得ることができる。
一方、駆動機構の復帰位置を確認手段によりモータの
動作に同期した所望間隔毎に確認するようにしたので、
駆動機構の復帰を検知すると、モータを停止することが
でき、電力と時間の浪費を節約することができる。
動作に同期した所望間隔毎に確認するようにしたので、
駆動機構の復帰を検知すると、モータを停止することが
でき、電力と時間の浪費を節約することができる。
第1図ないし第4図は本発明に係るモータ駆動シャッタ
を示す図であり、第1図はこのシャッタの全体構成図、
第2図はこのシャッタの制御ブロック図、第3図はこの
シャッタの作動手順を示すフローチャート、第4図はこ
のシャッタに用いられたモータの作動タイミングを示す
タイミングチャートである。第5図は従来のモータ駆動
シャッタを示す全体構成図である。 1……駆動リング、3……開閉カム、 21……正逆転パルス送出部(駆動手段)、 22……カウンタ手段、23……第1警告手段、 24……第2警告手段、 CPU……制御回路(判別手段、確認手段)、 M……ステップモータ、 Ma……ステップモータ駆動回路、 HS……復帰位置検知手段。
を示す図であり、第1図はこのシャッタの全体構成図、
第2図はこのシャッタの制御ブロック図、第3図はこの
シャッタの作動手順を示すフローチャート、第4図はこ
のシャッタに用いられたモータの作動タイミングを示す
タイミングチャートである。第5図は従来のモータ駆動
シャッタを示す全体構成図である。 1……駆動リング、3……開閉カム、 21……正逆転パルス送出部(駆動手段)、 22……カウンタ手段、23……第1警告手段、 24……第2警告手段、 CPU……制御回路(判別手段、確認手段)、 M……ステップモータ、 Ma……ステップモータ駆動回路、 HS……復帰位置検知手段。
Claims (3)
- 【請求項1】正逆転可能なモータと、 前記モータにより往復動される駆動機構と、 前記駆動機構が復帰位置に復帰したか否かを検出する復
帰位置検知手段と、 前記駆動機構が前記復帰位置に復帰する前から、前記モ
ータの動作に同期した所望間隔毎に前記復帰位置検知手
段の出力状態を確認する確認手段と、 前記確認手段による確認回数をカウントするカウンタ手
段と、 前記カウンタ手段のカウント値を所定値と比較すること
により前記駆動機構の作動の異常を判別し、前記駆動機
構の作動停止または警告のための信号を出力する判別手
段と を備えたことを特徴とするモータ駆動シャッタ。 - 【請求項2】前記カウンタ手段のカウント値が適正値に
相応する第1の所定値と異なる場合に警告を発する第1
警告手段を備えたことを特徴とする請求項(1)記載の
モータ駆動シャッタ。 - 【請求項3】前記カウンタ手段のカウント値が前記第1
の所定値よりも多い第2の所定値に達しても前記復帰位
置検知手段が前記駆動機構の復帰位置への復帰を非検出
の場合、警告を発する第2警告手段を備えたことを特徴
とする請求項(1)または(2)記載のモータ駆動シャ
ッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1176146A JP2596833B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | モータ駆動シャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1176146A JP2596833B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | モータ駆動シャッタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341424A JPH0341424A (ja) | 1991-02-21 |
JP2596833B2 true JP2596833B2 (ja) | 1997-04-02 |
Family
ID=16008467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1176146A Expired - Fee Related JP2596833B2 (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | モータ駆動シャッタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2596833B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6217810Y2 (ja) * | 1980-05-29 | 1987-05-08 |
-
1989
- 1989-07-07 JP JP1176146A patent/JP2596833B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341424A (ja) | 1991-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |