JP2627168B2 - プログラムシャッタの駆動制御方法 - Google Patents
プログラムシャッタの駆動制御方法Info
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- JP2627168B2 JP2627168B2 JP63108333A JP10833388A JP2627168B2 JP 2627168 B2 JP2627168 B2 JP 2627168B2 JP 63108333 A JP63108333 A JP 63108333A JP 10833388 A JP10833388 A JP 10833388A JP 2627168 B2 JP2627168 B2 JP 2627168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shutter
- blade
- lens
- cam
- drive ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Focusing (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ステップモータを用いてレンズの焦点合わ
せ動作及びシャッタ羽根の開口動作に行わせるプログラ
ムシャッタの駆動制御方法に関するものである。
せ動作及びシャッタ羽根の開口動作に行わせるプログラ
ムシャッタの駆動制御方法に関するものである。
[従来の技術] 先ず、第13図に従来より知られているステップモータ
を駆動源としたレンズ駆動機構付きのプログラムシャッ
タの一例を示す。
を駆動源としたレンズ駆動機構付きのプログラムシャッ
タの一例を示す。
図面において50は羽根駆動リング、51はレンズ駆動リ
ングであり、両リング50,51はアパーチャ52の廻りを回
動自在に同心に支持されている。
ングであり、両リング50,51はアパーチャ52の廻りを回
動自在に同心に支持されている。
羽根駆動リング50にはギア面50aが形成されており、
ギア面50aは歯車53と噛合している。歯車53と同軸の歯
車54は図外のステップモータの軸車55と噛合しており、
ステップモータの回転によって羽根駆動リング50が左右
に回転する。
ギア面50aは歯車53と噛合している。歯車53と同軸の歯
車54は図外のステップモータの軸車55と噛合しており、
ステップモータの回転によって羽根駆動リング50が左右
に回転する。
羽根駆動リング50はカム面50bを有しており、カム面5
0bには連動カム56のボス56aが当接している。従って、
図示の状態から羽根駆動リング50を時計廻りに回転させ
ると、連動カム56は、ボス56aがカム面50bに接しなが
ら、軸56bを中心にして反時計廻りに回転し、この連動
カム56の反時計廻りの回転によってシャッタ羽根は開口
方向に作動し、又、連動カム56の時計廻りの回転によっ
てシッャタ羽根は閉鎖方向に作動する様に関連付けられ
ている。
0bには連動カム56のボス56aが当接している。従って、
図示の状態から羽根駆動リング50を時計廻りに回転させ
ると、連動カム56は、ボス56aがカム面50bに接しなが
ら、軸56bを中心にして反時計廻りに回転し、この連動
カム56の反時計廻りの回転によってシャッタ羽根は開口
方向に作動し、又、連動カム56の時計廻りの回転によっ
てシッャタ羽根は閉鎖方向に作動する様に関連付けられ
ている。
又、レンズ駆動リング51はスプリング57によって時計
廻りに付勢されているが、レンズ駆動リング51に植設さ
れたピン51aがカム面50bの終端の段差50cに当接して時
計廻りの回転を制限されている。従って、レンズ駆動リ
ング51は、羽根駆動リング50が時計廻りに回転すると、
ピン51aが段差50cに当接しながら時計廻りに回転し、こ
のレンズ駆動リング51の回転によって例えばヘリコイド
その他の焦点調節機構が作動する。
廻りに付勢されているが、レンズ駆動リング51に植設さ
れたピン51aがカム面50bの終端の段差50cに当接して時
計廻りの回転を制限されている。従って、レンズ駆動リ
ング51は、羽根駆動リング50が時計廻りに回転すると、
ピン51aが段差50cに当接しながら時計廻りに回転し、こ
のレンズ駆動リング51の回転によって例えばヘリコイド
その他の焦点調節機構が作動する。
レンズ駆動リング51に形成されたギア面51bには歯車5
8が噛合しており、歯車58と同軸にラチェット59が設け
られている。又、60は上記ラチェット59と係合する鉄片
レバーであり、該鉄片レバー60はスプリング61によって
時計廻りに付勢されているが、初期状態ではマグネット
62に吸着されて時計廻りの回転を制限されている。
8が噛合しており、歯車58と同軸にラチェット59が設け
られている。又、60は上記ラチェット59と係合する鉄片
レバーであり、該鉄片レバー60はスプリング61によって
時計廻りに付勢されているが、初期状態ではマグネット
62に吸着されて時計廻りの回転を制限されている。
しかして、羽根駆動リング50の時計廻りの回転に伴っ
てレンズ駆動リング51が時計廻りに回転し、図示せぬ制
御回路が合焦時に発生する信号によってマグネット62が
消磁されると、鉄片レバー60はスプリング61によって時
計廻りに回転してラチェット59に係合し、このラチェッ
ト59との係合によってレンズ駆動リング51が停止して、
図示せぬ撮影レンズが位置決めされる。
てレンズ駆動リング51が時計廻りに回転し、図示せぬ制
御回路が合焦時に発生する信号によってマグネット62が
消磁されると、鉄片レバー60はスプリング61によって時
計廻りに回転してラチェット59に係合し、このラチェッ
ト59との係合によってレンズ駆動リング51が停止して、
図示せぬ撮影レンズが位置決めされる。
レンズ駆動リング51の停止後も羽根駆動リング50は引
き続いて回転を続け、そのカム面50bが連動カム56を反
時計廻りに回転させることによって図示せぬシッャタ羽
根が開口動作を開始する。
き続いて回転を続け、そのカム面50bが連動カム56を反
時計廻りに回転させることによって図示せぬシッャタ羽
根が開口動作を開始する。
そして、所望される露出秒時が経過した後にモータ軸
車55が反転すると、羽根駆動リング50は反時計廻りに回
転し、連動カム56はボス56aがカム面50bに接しながら時
計廻りに回転し、図示せぬシッャタ羽根を閉鎖して露出
動作を終了する。
車55が反転すると、羽根駆動リング50は反時計廻りに回
転し、連動カム56はボス56aがカム面50bに接しながら時
計廻りに回転し、図示せぬシッャタ羽根を閉鎖して露出
動作を終了する。
そして、羽根駆動リング50の段差50cがピン51aに当接
した時点からレンズ駆動リング51も半時計廻りに回転し
てレンズ機構も初期位置に復帰する。
した時点からレンズ駆動リング51も半時計廻りに回転し
てレンズ機構も初期位置に復帰する。
この様な従来のプログラムシャッタの駆動制御方法
は、ステップモータに駆動パルスを印加する事によりス
テップモータを正転ないし逆転せしめ、レンズ駆動リン
グ51と羽根駆動リング50とを回転させ、レンズの焦点合
わせ動作及びシャッタ羽根の開閉動作を行わせていた。
その際、レンズ駆動動作をシャッタ開口動作に先行して
行い、レンズが合焦点に達した後にシャッタ羽根の開口
動作を開始させるのが通常である。
は、ステップモータに駆動パルスを印加する事によりス
テップモータを正転ないし逆転せしめ、レンズ駆動リン
グ51と羽根駆動リング50とを回転させ、レンズの焦点合
わせ動作及びシャッタ羽根の開閉動作を行わせていた。
その際、レンズ駆動動作をシャッタ開口動作に先行して
行い、レンズが合焦点に達した後にシャッタ羽根の開口
動作を開始させるのが通常である。
[発明が解決しようとする課題] さて,第13図に示す様な機構の場合,シャッタ羽根の
開口特性を安定させる為には,羽根駆動リング50に形成
されたカム面50bが連動カム56に対して反時計廻りの回
転力を与えている最中における羽根駆動リング50の回転
速度が安定していることが必要不可欠になる。ところで
ステップモータにより駆動される部材の挙動は,ステッ
プモータに加わる負荷や被駆動部材の慣性モーメントの
影響を受けることは避け難い。そして,羽根駆動リング
50とレンズ駆動リング51とが各々独立したステップモー
タによって駆動される場合には,レンズ駆動リング51の
停止位置(合焦位置)によって羽根駆動リング50の走行
特性が影響を受けることはないが,第13図に示す様に単
一のステップモータが羽根駆動リング50とレンズ駆動リ
ング51の双方の作動に関与する様な機構の場合には,レ
ンズ駆動リング51の停止位置(合焦位置)によってステ
ップモータに加わる負荷や慣性モーメントが変化するた
め,羽根駆動リング50の走行特性が影響を受け易くな
る。例えば第13図の例であればレンズ駆動リング51が停
止する迄はステップモータはスプリング57から段差50c
を介して正転方向の付勢力を受けるが,レンズ駆動リン
グ51が停止した後にはスプリング57の付勢力を受けなく
なり,従って,レンズ駆動リング51の停止位置によって
羽根駆動リング50に形成されたカム面50bが連動カム56
に対して反時計廻りの回転力を与えている最中における
羽根駆動リング50の回転速度がばらつき,シャッタ羽根
の開口特性が変化してしまうという欠点があった。
開口特性を安定させる為には,羽根駆動リング50に形成
されたカム面50bが連動カム56に対して反時計廻りの回
転力を与えている最中における羽根駆動リング50の回転
速度が安定していることが必要不可欠になる。ところで
ステップモータにより駆動される部材の挙動は,ステッ
プモータに加わる負荷や被駆動部材の慣性モーメントの
影響を受けることは避け難い。そして,羽根駆動リング
50とレンズ駆動リング51とが各々独立したステップモー
タによって駆動される場合には,レンズ駆動リング51の
停止位置(合焦位置)によって羽根駆動リング50の走行
特性が影響を受けることはないが,第13図に示す様に単
一のステップモータが羽根駆動リング50とレンズ駆動リ
ング51の双方の作動に関与する様な機構の場合には,レ
ンズ駆動リング51の停止位置(合焦位置)によってステ
ップモータに加わる負荷や慣性モーメントが変化するた
め,羽根駆動リング50の走行特性が影響を受け易くな
る。例えば第13図の例であればレンズ駆動リング51が停
止する迄はステップモータはスプリング57から段差50c
を介して正転方向の付勢力を受けるが,レンズ駆動リン
グ51が停止した後にはスプリング57の付勢力を受けなく
なり,従って,レンズ駆動リング51の停止位置によって
羽根駆動リング50に形成されたカム面50bが連動カム56
に対して反時計廻りの回転力を与えている最中における
羽根駆動リング50の回転速度がばらつき,シャッタ羽根
の開口特性が変化してしまうという欠点があった。
本発明は,従来のプログラムシャッタの駆動制御方法
のこの様な欠点を解消し,レンズ駆動リングの停止位置
に影響されることなく,シャッタ羽根の開口特性を安定
化することができるプログラムシャッタの駆動制御方法
を提供することを目的とする。
のこの様な欠点を解消し,レンズ駆動リングの停止位置
に影響されることなく,シャッタ羽根の開口特性を安定
化することができるプログラムシャッタの駆動制御方法
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的は:駆動パルスを歩進することに伴ってス
テップ回転するステップモータの回転により,シャッタ
羽根を開口駆動させるための羽根駆動部材及びレンズを
駆動するとともに位置決め手段により所望位置で位置決
めされるレンズ駆動部材の双方を作動せしめ,前記レン
ズ駆動部材が前記位置決め手段により所望位置で位置決
めされた後に前記羽根駆動部材を前記ステップモータに
よって駆動する過程で前記シャッタ羽根の開口動作を行
わせるプログラムシャッタの駆動制御方法を前提とし
て:前記レンズ駆動部材が前記位置決め手段により所望
位置で位置決めされた後に前記羽根駆動部材が前記シャ
ッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす直前の位置
まで駆動された地点で前記ステップモータに供給される
駆動パルスの通電状態を維持しながら該駆動パルスの歩
進を停止することにより前記ステップモータのステップ
回転をいったん停止せしめ,このステップモータの停止
の後に前記駆動パルスの歩進を再開させて前記シャッタ
羽根を開口方向に駆動することを特徴とすることによっ
て達成される。
テップ回転するステップモータの回転により,シャッタ
羽根を開口駆動させるための羽根駆動部材及びレンズを
駆動するとともに位置決め手段により所望位置で位置決
めされるレンズ駆動部材の双方を作動せしめ,前記レン
ズ駆動部材が前記位置決め手段により所望位置で位置決
めされた後に前記羽根駆動部材を前記ステップモータに
よって駆動する過程で前記シャッタ羽根の開口動作を行
わせるプログラムシャッタの駆動制御方法を前提とし
て:前記レンズ駆動部材が前記位置決め手段により所望
位置で位置決めされた後に前記羽根駆動部材が前記シャ
ッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす直前の位置
まで駆動された地点で前記ステップモータに供給される
駆動パルスの通電状態を維持しながら該駆動パルスの歩
進を停止することにより前記ステップモータのステップ
回転をいったん停止せしめ,このステップモータの停止
の後に前記駆動パルスの歩進を再開させて前記シャッタ
羽根を開口方向に駆動することを特徴とすることによっ
て達成される。
[作用] 本発明のプログラムシャッタの駆動制御方法によれ
ば,前記レンズ駆動部材が前記位置決め手段により所望
位置で位置決めされた後に前記羽根駆動部材が前記シャ
ッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす直前の位置
まで駆動された地点で前記ステップモータに供給される
駆動パルスの通電状態を維持しながら該駆動パルスの歩
進を停止することにより前記ステップモータのステップ
回転をいったん停止せしめることにより,実際にシャッ
タ羽根の開口作動がなされる直前でシャッタ駆動部材の
挙動を確実に安定化させ,しかる後の駆動パルスの歩進
再開によってシャッタ羽根を開口作動させているので,
シャッタ羽根が開口作動する最中における羽根駆動部材
の走行速度が安定化し,安定したシャッタ羽根の開口特
性が得られる。
ば,前記レンズ駆動部材が前記位置決め手段により所望
位置で位置決めされた後に前記羽根駆動部材が前記シャ
ッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす直前の位置
まで駆動された地点で前記ステップモータに供給される
駆動パルスの通電状態を維持しながら該駆動パルスの歩
進を停止することにより前記ステップモータのステップ
回転をいったん停止せしめることにより,実際にシャッ
タ羽根の開口作動がなされる直前でシャッタ駆動部材の
挙動を確実に安定化させ,しかる後の駆動パルスの歩進
再開によってシャッタ羽根を開口作動させているので,
シャッタ羽根が開口作動する最中における羽根駆動部材
の走行速度が安定化し,安定したシャッタ羽根の開口特
性が得られる。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は、本発明の駆動制御方法を実現するための制
御回路の構成の一実施例を示すブロック図である。第2
図は、第1図の実施例の制御方法を示すフローチャート
であり、第3図は、同実施例のタイムチャートである。
第4図ないし第10図は、本発明の駆動制御方法を適用す
るプログラムシャッタの構成の一実施例を示す一部省略
平面図である。
御回路の構成の一実施例を示すブロック図である。第2
図は、第1図の実施例の制御方法を示すフローチャート
であり、第3図は、同実施例のタイムチャートである。
第4図ないし第10図は、本発明の駆動制御方法を適用す
るプログラムシャッタの構成の一実施例を示す一部省略
平面図である。
先ず、本実施例のプログラムシャッタの構成につき説
明する。
明する。
第4図は初期状態を、第5図はシャッタ全開時を、第
6図はシャッタ閉鎖時を各々示している。尚、第5図,
第6図では、図面の煩雑化を避けるために、第4図に示
した要素中の一部を図面上では省略している。
6図はシャッタ閉鎖時を各々示している。尚、第5図,
第6図では、図面の煩雑化を避けるために、第4図に示
した要素中の一部を図面上では省略している。
第4図ないし第6図において、アパーチャ2の周囲に
沿って回動自在に支持された羽根駆動部材の一例たる羽
根駆動リング1はギア面1aを有しており、ステップモー
タの軸車3の回転は、歯車4及び該歯車4と同軸支持さ
れた歯車5を介してギア面1aに伝達される。尚、本実施
例は羽根駆動リング1の時計廻りの回転によりシャッタ
羽根が開口する様になされたものを想定している。
沿って回動自在に支持された羽根駆動部材の一例たる羽
根駆動リング1はギア面1aを有しており、ステップモー
タの軸車3の回転は、歯車4及び該歯車4と同軸支持さ
れた歯車5を介してギア面1aに伝達される。尚、本実施
例は羽根駆動リング1の時計廻りの回転によりシャッタ
羽根が開口する様になされたものを想定している。
次に、6はヘリコイドその他の焦点調節機構に連結さ
れたレンズ駆動部材の一例たるレンズ駆動リングであ
り、レンズ駆動リング6はスプリング26によって時計廻
りに付勢されているが、段差6aが羽根駆動リング1に植
設された係止部材1bに当接して上記回転を規制されてい
る。
れたレンズ駆動部材の一例たるレンズ駆動リングであ
り、レンズ駆動リング6はスプリング26によって時計廻
りに付勢されているが、段差6aが羽根駆動リング1に植
設された係止部材1bに当接して上記回転を規制されてい
る。
レンズ駆動リング6はギア面6bを有しており、ギア面
6bと噛合する歯車7と同軸に位置決め手段を構成するラ
チェットホイール8が軸支されている。
6bと噛合する歯車7と同軸に位置決め手段を構成するラ
チェットホイール8が軸支されている。
次に、9は軸10に揺動可能に支持されたラチェットク
リックであり、該ラチェットクリック9の一端に形成さ
れた爪部9aは初期状態においてラチェットホイール8の
棚部8aに乗り上げている。該棚部8aの半径はラチェット
部8bの半径よりも大きい。
リックであり、該ラチェットクリック9の一端に形成さ
れた爪部9aは初期状態においてラチェットホイール8の
棚部8aに乗り上げている。該棚部8aの半径はラチェット
部8bの半径よりも大きい。
ラチェットクリック9の他の一端には係合突起9bが形
成され、この係合突起9bは可動鉄片12の一端に形成され
た係合溝12aに挿入されている。該可動鉄片12は鉄片レ
バー13に移動可能に挟持されている。
成され、この係合突起9bは可動鉄片12の一端に形成され
た係合溝12aに挿入されている。該可動鉄片12は鉄片レ
バー13に移動可能に挟持されている。
第7図の斜視図に示す様に、鉄片レバー13は、軸14に
揺動可能に支持されており、長手方向の端部の上下に鉤
状の挟持部13aを有している。この挟持部13aには可動鉄
片12が矢示A方向に移動可能に挿入されている。そし
て、可動鉄片12に形成された係合溝12aにラチェットク
リック9の係合突起9bが挿入され、ラチェットクリック
9はスプリング11によって時計廻りに付勢されている。
揺動可能に支持されており、長手方向の端部の上下に鉤
状の挟持部13aを有している。この挟持部13aには可動鉄
片12が矢示A方向に移動可能に挿入されている。そし
て、可動鉄片12に形成された係合溝12aにラチェットク
リック9の係合突起9bが挿入され、ラチェットクリック
9はスプリング11によって時計廻りに付勢されている。
又、可動鉄片13から延出された腕13bの先端部分には
羽根駆動リング1に対するカム連動レバー15の相対位置
を固定するためのボス13cが形成されている。
羽根駆動リング1に対するカム連動レバー15の相対位置
を固定するためのボス13cが形成されている。
第4図〜第6図に示す様に円弧状のカム連動レバー15
は羽根駆動リング1上の軸16に揺動自在に支持されてお
り、その裏面には略同心の円弧状に隆起したカム面15a
と、傾斜して隆起したカム面15bとが形成されている。
そして、羽根駆動リング1の時計廻りの回転に伴ってカ
ム連動レバー15の先端がボス13cの位置に達すると、上
記カム面15aがボス13cと係合して、カム連動レバー15の
反時計廻りの回転が制限され、カム連動レバー15の羽根
駆動リング1に対する相対位置が固定される。
は羽根駆動リング1上の軸16に揺動自在に支持されてお
り、その裏面には略同心の円弧状に隆起したカム面15a
と、傾斜して隆起したカム面15bとが形成されている。
そして、羽根駆動リング1の時計廻りの回転に伴ってカ
ム連動レバー15の先端がボス13cの位置に達すると、上
記カム面15aがボス13cと係合して、カム連動レバー15の
反時計廻りの回転が制限され、カム連動レバー15の羽根
駆動リング1に対する相対位置が固定される。
又、17は羽根駆動カムであり、該羽根駆動カム17はカ
メラボディに対して固定された軸18に回動自在に軸支さ
れ、スプリング19によって時計廻りに付勢されている
が、図外の係止機構によって第4図や第6図に示す状態
で時計廻りの回転を制限されている。この羽根駆動カム
17の表面にはボス17aが植設されており、羽根駆動リン
グ1の時計廻りの回転に伴ってカム連動レバー15の後端
のカム面15bがボス17aの位置に達すると、カム面15bは
スプリング19に抗して羽根駆動カム17を反時計廻りに回
転させる。そして、羽根駆動カム17はシャッタ羽根と連
結されているので、該羽根駆動カム17の反時計廻りの回
転によりシッャタ羽根が開口し、羽根駆動カム17の時計
廻りの回転によりシャッタ羽根が閉鎖する。
メラボディに対して固定された軸18に回動自在に軸支さ
れ、スプリング19によって時計廻りに付勢されている
が、図外の係止機構によって第4図や第6図に示す状態
で時計廻りの回転を制限されている。この羽根駆動カム
17の表面にはボス17aが植設されており、羽根駆動リン
グ1の時計廻りの回転に伴ってカム連動レバー15の後端
のカム面15bがボス17aの位置に達すると、カム面15bは
スプリング19に抗して羽根駆動カム17を反時計廻りに回
転させる。そして、羽根駆動カム17はシャッタ羽根と連
結されているので、該羽根駆動カム17の反時計廻りの回
転によりシッャタ羽根が開口し、羽根駆動カム17の時計
廻りの回転によりシャッタ羽根が閉鎖する。
尚、20は鉄片レバー13を駆動するためのマグネット、
21は該マグネット20の鉄心を各々示す。
21は該マグネット20の鉄心を各々示す。
第8図ないし第10図は、シャッタ羽根の動作状態と該
シャッタ羽根の動作に応じてシャッタ秒時の計数の開始
を指示するフォトインタラプタ(以下PIと略記する)を
示す平面図である。なお、第8図ないし第10図において
も、シャッタ羽根の動作とPIの位置関係を理解するのに
不要な要素はその図示を省略している。
シャッタ羽根の動作に応じてシャッタ秒時の計数の開始
を指示するフォトインタラプタ(以下PIと略記する)を
示す平面図である。なお、第8図ないし第10図において
も、シャッタ羽根の動作とPIの位置関係を理解するのに
不要な要素はその図示を省略している。
第8図ないし第10図において、シャッタ地板30の中央
部にはアパーチャ2が開口されている。また、該シャッ
タ地板30には、羽根駆動カム17の軸18,シャッタ羽根31,
32の軸33,34が植設されている。該シャッタ羽根31,32に
は、開口35,36が設けられ、羽根駆動カム17に植設され
たボス17bにそれぞれ係合している。
部にはアパーチャ2が開口されている。また、該シャッ
タ地板30には、羽根駆動カム17の軸18,シャッタ羽根31,
32の軸33,34が植設されている。該シャッタ羽根31,32に
は、開口35,36が設けられ、羽根駆動カム17に植設され
たボス17bにそれぞれ係合している。
シャッタ地板30の右上部にはPI37が固設されている。
該PI37には、第11図にその側面図、第12図にその等価回
路図を示すように、前記シャッタ羽根31の端部31aが入
る凹溝37aが設けられ、該凹溝37aを挟んで発光素子38と
受光素子39とが設けられている。
該PI37には、第11図にその側面図、第12図にその等価回
路図を示すように、前記シャッタ羽根31の端部31aが入
る凹溝37aが設けられ、該凹溝37aを挟んで発光素子38と
受光素子39とが設けられている。
第8図に示すシャッタ羽根の全閉状態では、PI37の発
光素子38と受光素子39との間にはシャッタ羽根31の端部
31aが介在するので、発光素子38の光は受光素子39に届
かず、該受光素子39の出力端子Aの電位は低電位Lに保
たれている。次にシャッタ羽根31,32が、前述したステ
ップモータの回転動作により開口動作を開始し、第9図
の状態になると、シャッタ羽根31の端部31aがPI37の凹
溝37aから外れるので、発光素子38の光を受光素子39が
受光し、該受光素子39が導通して出力端子Aの電位が高
電位Hとなる。以後、シャッタ羽根31,32が開口動作を
継続し、第10図の全開状態になってもPI37の出力電位は
Hレベルを保ち、前述した如く、羽根駆動カム17がスプ
リング19(第4図〜第6図に図示)の作用によって時計
方向に旋回し、該羽根駆動カム17のボス17bに係合する
開口35,36の作用により、シャッタ羽根31,32が閉成し第
8図の状態に復帰すると、PI37の発光素子38の光がシャ
ッタ羽根31の端部31aで再び遮断され、PI37の出力端子
Aの電位は再びLレベルとなる。
光素子38と受光素子39との間にはシャッタ羽根31の端部
31aが介在するので、発光素子38の光は受光素子39に届
かず、該受光素子39の出力端子Aの電位は低電位Lに保
たれている。次にシャッタ羽根31,32が、前述したステ
ップモータの回転動作により開口動作を開始し、第9図
の状態になると、シャッタ羽根31の端部31aがPI37の凹
溝37aから外れるので、発光素子38の光を受光素子39が
受光し、該受光素子39が導通して出力端子Aの電位が高
電位Hとなる。以後、シャッタ羽根31,32が開口動作を
継続し、第10図の全開状態になってもPI37の出力電位は
Hレベルを保ち、前述した如く、羽根駆動カム17がスプ
リング19(第4図〜第6図に図示)の作用によって時計
方向に旋回し、該羽根駆動カム17のボス17bに係合する
開口35,36の作用により、シャッタ羽根31,32が閉成し第
8図の状態に復帰すると、PI37の発光素子38の光がシャ
ッタ羽根31の端部31aで再び遮断され、PI37の出力端子
Aの電位は再びLレベルとなる。
次に、以上に述べたプログラムシャッタを駆動制御す
る制御回路について述べる。
る制御回路について述べる。
第1図において、20は既述のマグネット、22は図外の
シャッタボタンに連動してレリーズ信号RSを発生するレ
リーズスイッチ、23は撮影レンズが合焦位置に達した時
に合焦検出信号AFを発生する公知の合焦検出部、24は受
光素子や光積分器を内蔵しており、前述したPI37から露
出積算動作の開始点を示すAE開始信号AESを受付けた後
の積算受光量が所定値に達したタイミングで露出終了点
を示すAE終了信号AEEを発生する公知の露出制御部、25
は既述の軸車3に連結されたステップモータ、27は上記
要素を制御するマイクロコンピュータを有する制御装置
を各々示す。尚、制御装置27の制御動作の詳細に関して
は後述する。
シャッタボタンに連動してレリーズ信号RSを発生するレ
リーズスイッチ、23は撮影レンズが合焦位置に達した時
に合焦検出信号AFを発生する公知の合焦検出部、24は受
光素子や光積分器を内蔵しており、前述したPI37から露
出積算動作の開始点を示すAE開始信号AESを受付けた後
の積算受光量が所定値に達したタイミングで露出終了点
を示すAE終了信号AEEを発生する公知の露出制御部、25
は既述の軸車3に連結されたステップモータ、27は上記
要素を制御するマイクロコンピュータを有する制御装置
を各々示す。尚、制御装置27の制御動作の詳細に関して
は後述する。
次に、上記事項及び第2図のフローチャート,第3図
のタイムチャートを参照して本実施例の動作を説明す
る。
のタイムチャートを参照して本実施例の動作を説明す
る。
先ず、初期状態において、本発明の機構は第4図に示
す状態にある。
す状態にある。
この状態において、シャッタボタンのオンに連動して
レリーズスイッチ22がレリーズ信号RSを発生すると、制
御装置27はマグネット20を励磁しMg信号がHレベルにな
るとともに、ステップモータ25を正転させる。尚、ステ
ップモータ25の回転方向はA相パルスφaとB相パルス
φbの位相により決定され、又、ステップモータ25の回
転速度は両パルスのパルス周期によって決定される。
レリーズスイッチ22がレリーズ信号RSを発生すると、制
御装置27はマグネット20を励磁しMg信号がHレベルにな
るとともに、ステップモータ25を正転させる。尚、ステ
ップモータ25の回転方向はA相パルスφaとB相パルス
φbの位相により決定され、又、ステップモータ25の回
転速度は両パルスのパルス周期によって決定される。
先ず、マグネット20の励磁に伴って可動鉄片12は鉄片
レバー13とともに鉄心21が磁着される。又、ラチェット
クリック9の係合突起9bは可動鉄片12の係合溝12aと係
合しているので、ラチェットクリック9も第4図の状態
で固定される。
レバー13とともに鉄心21が磁着される。又、ラチェット
クリック9の係合突起9bは可動鉄片12の係合溝12aと係
合しているので、ラチェットクリック9も第4図の状態
で固定される。
一方、ステップモータ25の正転動作によって軸車3は
時計廻りに1ピッチずつ回転し、歯車4,5は反時計廻り
に回転する。そして、歯車5の回転がギア面1aに伝達さ
れて、羽根駆動リング1は1ピッチづつ時計廻りに回転
する。
時計廻りに1ピッチずつ回転し、歯車4,5は反時計廻り
に回転する。そして、歯車5の回転がギア面1aに伝達さ
れて、羽根駆動リング1は1ピッチづつ時計廻りに回転
する。
但し、この様にして羽根駆動リング1が時計廻りの回
転を開始しても、カム連動レバー15のカム面15bが羽根
駆動カム17のボス17aの位置に到達するまでは羽根駆動
カム17はスプリング19の張力によって第4図の状態を維
持するので、シャッタ羽根は第8図の如く閉鎖状態にあ
り、PI37は、第11図の如くシャッタ羽根31の端部31aが
凹溝37a中にあり、出力端子Aの出力レベルがLレベル
の状態になっている。
転を開始しても、カム連動レバー15のカム面15bが羽根
駆動カム17のボス17aの位置に到達するまでは羽根駆動
カム17はスプリング19の張力によって第4図の状態を維
持するので、シャッタ羽根は第8図の如く閉鎖状態にあ
り、PI37は、第11図の如くシャッタ羽根31の端部31aが
凹溝37a中にあり、出力端子Aの出力レベルがLレベル
の状態になっている。
さて、レンズ駆動リング6を係止している係止部材1b
は羽根駆動リング1上に植設されているので、レンズ駆
動リング6は羽根駆動リング1の回転に伴って段差6aが
係止部材1bに当接しながらスプリング26の張力によって
時計廻りに回転する。そして、レンズ駆動リング6の回
転によって図示せぬ焦点調節機構は駆動され、撮影レン
ズが合焦位置に移動した地点で合焦検出部23は合焦検出
信号AFを発生し、制御装置27は合焦検出信号AFを受け付
けると、マグネット20を消磁し、Mg信号がLレベルとな
る。
は羽根駆動リング1上に植設されているので、レンズ駆
動リング6は羽根駆動リング1の回転に伴って段差6aが
係止部材1bに当接しながらスプリング26の張力によって
時計廻りに回転する。そして、レンズ駆動リング6の回
転によって図示せぬ焦点調節機構は駆動され、撮影レン
ズが合焦位置に移動した地点で合焦検出部23は合焦検出
信号AFを発生し、制御装置27は合焦検出信号AFを受け付
けると、マグネット20を消磁し、Mg信号がLレベルとな
る。
一方、レンズ駆動リング6の時計廻りの回転によっ
て、そのギア面6bと噛合している歯車7は反時計廻りに
回転し、歯車7と同軸のラチェットホイール8も反時計
廻りに回転している。
て、そのギア面6bと噛合している歯車7は反時計廻りに
回転し、歯車7と同軸のラチェットホイール8も反時計
廻りに回転している。
そして、マグネット20が消磁されたタイミングで駆動
パルスφa,φbは所定時間(本実施例では20msec)Hレ
ベルの通電状態を維持して歩進が停止され、ステップモ
ータ25が停止し、ラチェットホイール8も停止する。
パルスφa,φbは所定時間(本実施例では20msec)Hレ
ベルの通電状態を維持して歩進が停止され、ステップモ
ータ25が停止し、ラチェットホイール8も停止する。
可動鉄片12はマグネット20の鉄心21から解放されるの
で、ラチェットクリック9はスプリング11によって時計
廻りに回転して、その爪部9aが、停止したラチェットホ
ール8のラチェット部8bの何れかの爪と係合してラチェ
ットホイール8の回転を不能にする。従って、その時点
以後はレンズ駆動リング6の回転も不能となり、図示せ
ぬ撮影レンズはその位置で位置決めされる。
で、ラチェットクリック9はスプリング11によって時計
廻りに回転して、その爪部9aが、停止したラチェットホ
ール8のラチェット部8bの何れかの爪と係合してラチェ
ットホイール8の回転を不能にする。従って、その時点
以後はレンズ駆動リング6の回転も不能となり、図示せ
ぬ撮影レンズはその位置で位置決めされる。
この様にして撮影レンズの位置決めが終了した時点
で、カム連動レバー15のカム面15bが羽根駆動カム17の
ボス17aの位置に到達しておらず、羽根駆動カム17は第
4図の状態にあるのでシャッタ羽根は第8図の状態を保
っている。
で、カム連動レバー15のカム面15bが羽根駆動カム17の
ボス17aの位置に到達しておらず、羽根駆動カム17は第
4図の状態にあるのでシャッタ羽根は第8図の状態を保
っている。
さて、ステップモータ25は更に正転動作を続行して、
やがてカム連動レバー15の先端がボス13cの位置に達す
る。そして、カム連動レバー15の先端がボス13cの位置
に到達する直前において制御装置27はマグネット20を励
磁し、Mg信号がHレベルとなって、鉄片レバー13は鉄心
21に磁着される。従って、カム連動レバー15はそのカム
面15aがボス13cの内側(アパーチャ2の中心に面した
側)に当接しながら回転を続けることになり、カム連動
レバー15は、反時計廻りの回転運動をボス13cによって
規制されて、羽根駆動リング1に対する相対位置を固定
される。この時可動鉄片12も鉄心21に磁着されるが、ラ
チェットクリック9はスプリング11によって時計廻りに
付勢されているので、ラチェットホイール8を係止した
ままの状態を維持する。
やがてカム連動レバー15の先端がボス13cの位置に達す
る。そして、カム連動レバー15の先端がボス13cの位置
に到達する直前において制御装置27はマグネット20を励
磁し、Mg信号がHレベルとなって、鉄片レバー13は鉄心
21に磁着される。従って、カム連動レバー15はそのカム
面15aがボス13cの内側(アパーチャ2の中心に面した
側)に当接しながら回転を続けることになり、カム連動
レバー15は、反時計廻りの回転運動をボス13cによって
規制されて、羽根駆動リング1に対する相対位置を固定
される。この時可動鉄片12も鉄心21に磁着されるが、ラ
チェットクリック9はスプリング11によって時計廻りに
付勢されているので、ラチェットホイール8を係止した
ままの状態を維持する。
ステップモータ25が更に正転動作を続行し,カム連動
レバー15のカム面15bがボス17aに作用を及ぼす直前の位
置まで羽根駆動リング1が時計廻りに回転すると、制御
回路27はステップモータ25の回転を所定の時間(本実施
例では約30msec)だけ停止せしめる。即ち、第3図のタ
イムチャートにおいて、A相パルスφa及びB相パルス
φbが共にHレベルの通電状態を保って歩進が停止され
る。この様に駆動パルスを通電状態を保って歩進停止す
ることによりステップモータ25や羽根駆動駆動リング1
は安定した停止状態になる。
レバー15のカム面15bがボス17aに作用を及ぼす直前の位
置まで羽根駆動リング1が時計廻りに回転すると、制御
回路27はステップモータ25の回転を所定の時間(本実施
例では約30msec)だけ停止せしめる。即ち、第3図のタ
イムチャートにおいて、A相パルスφa及びB相パルス
φbが共にHレベルの通電状態を保って歩進が停止され
る。この様に駆動パルスを通電状態を保って歩進停止す
ることによりステップモータ25や羽根駆動駆動リング1
は安定した停止状態になる。
その後,所定の停止時間が経過してA相パルスφa及
びB相パルスφbの歩進が再開することによりステップ
モータ25がその回転を再開し、カム連動レバー15のカム
面15bがボス17aの位置に到達すると、羽根駆動カム17
は、ボス17aがカム面15bに当接しながら、スプリング19
に抗して反時計廻りに回転し、シャッタ羽根を開口方向
に作動させるが,このシャッタ羽根の開口駆動は羽根駆
動リング1が安定した停止状態を得た後になされるの
で,レンズ駆動リング6の停止位置の影響を受けること
なく,安定した開口特性を得ることが可能となる。
びB相パルスφbの歩進が再開することによりステップ
モータ25がその回転を再開し、カム連動レバー15のカム
面15bがボス17aの位置に到達すると、羽根駆動カム17
は、ボス17aがカム面15bに当接しながら、スプリング19
に抗して反時計廻りに回転し、シャッタ羽根を開口方向
に作動させるが,このシャッタ羽根の開口駆動は羽根駆
動リング1が安定した停止状態を得た後になされるの
で,レンズ駆動リング6の停止位置の影響を受けること
なく,安定した開口特性を得ることが可能となる。
そして、シャッタ羽根がピンホールになる直前のAE開
始位置(露出制御部24を作動させる位置)になると、第
9図に示すようにPI37の凹溝37aからシャッタ羽根31の
端部31aが退避してPI37の出力端Aの電位はHレベルと
なる。そのため、制御位置27はAE開始信号AESを露出制
御部24に加えて、被写界光の積算動作を開始させる。
始位置(露出制御部24を作動させる位置)になると、第
9図に示すようにPI37の凹溝37aからシャッタ羽根31の
端部31aが退避してPI37の出力端Aの電位はHレベルと
なる。そのため、制御位置27はAE開始信号AESを露出制
御部24に加えて、被写界光の積算動作を開始させる。
露出制御部24の作動開始後、被写界光の積算値が所定
値に達すると露出制御部24はAE終了信号AEEを発生し、
制御装置27は該AE終了信号AEEを受け付けると、Mg信号
をLレベルとしてマグネット20を消磁する。又、低輝度
下の場合にはAE終了信号AEEが発生する以前にシャッタ
羽根31,32が第10図の状態となり、アパーチャ2が全開
になる。それ以上の長時間露出は手振れの原因となるの
で、制御装置27はAE開始信号AESの発生後、所定時間が
経過するとAE終了信号AEEの有無に関わりなくMg信号を
Lレベルとしてマグネット20を消磁する。
値に達すると露出制御部24はAE終了信号AEEを発生し、
制御装置27は該AE終了信号AEEを受け付けると、Mg信号
をLレベルとしてマグネット20を消磁する。又、低輝度
下の場合にはAE終了信号AEEが発生する以前にシャッタ
羽根31,32が第10図の状態となり、アパーチャ2が全開
になる。それ以上の長時間露出は手振れの原因となるの
で、制御装置27はAE開始信号AESの発生後、所定時間が
経過するとAE終了信号AEEの有無に関わりなくMg信号を
Lレベルとしてマグネット20を消磁する。
第5図はアパーチャ2の全開位置まで羽根駆動リング
1が回転した状態を示しており、カム面15bは羽根駆動
カム17を左限位置まで回転させている。
1が回転した状態を示しており、カム面15bは羽根駆動
カム17を左限位置まで回転させている。
この第5図の状態で上記の様にしてマグネット20が消
磁されると、鉄片レバー13は鉄心21による磁着から解放
され、ボス13cによるカム連動レバー15の固定も解除さ
れる。
磁されると、鉄片レバー13は鉄心21による磁着から解放
され、ボス13cによるカム連動レバー15の固定も解除さ
れる。
従って、羽根駆動カム17は、ボス17aがカム連動レバ
ー15を反時計廻りに回転させながら、スプリング19によ
って瞬時に時計廻りに回転し、この羽根駆動カム17の時
計廻りの回転によってシャッタ羽根31,32は閉鎖方向に
作動する。尚、第6図はこの様にしてシャッタ羽根の閉
鎖動作が終了した状態を示す。
ー15を反時計廻りに回転させながら、スプリング19によ
って瞬時に時計廻りに回転し、この羽根駆動カム17の時
計廻りの回転によってシャッタ羽根31,32は閉鎖方向に
作動する。尚、第6図はこの様にしてシャッタ羽根の閉
鎖動作が終了した状態を示す。
そして、マグネット20のオフからシャッタの閉鎖遅延
時間が経過した後に制御装置27はA相パルスφaとB相
パルスφbの位相を入れ換えてステップモータ25を逆転
させる。
時間が経過した後に制御装置27はA相パルスφaとB相
パルスφbの位相を入れ換えてステップモータ25を逆転
させる。
ステップモータ25が逆転すると、この時点では既にラ
チェットクリック9がマグネット鉄心21から解放されて
いるので、係止部材1bがレンズ駆動リング6を反時計廻
りに回転させながら、羽根駆動リング1も反時計廻りに
回転して第4図に示す初期位置に復帰する。
チェットクリック9がマグネット鉄心21から解放されて
いるので、係止部材1bがレンズ駆動リング6を反時計廻
りに回転させながら、羽根駆動リング1も反時計廻りに
回転して第4図に示す初期位置に復帰する。
[発明の効果] 本発明になるプログラムシャッタの駆動制御方法を採
用すれば,レンズの焦点合わせ動作終了後に,羽根駆動
部材がシャッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす
直前の位置まで羽根駆動部材が駆動された地点でステッ
プモータに供給される駆動パルスの通電状態を維持しな
がら駆動パルスの歩進を停止させることによりステップ
モータを停止させているので,羽根駆動部材は確実に安
定停止した状態からシャッタ羽根を開口作動させるの
で,レンズ駆動部材の停止位置による慣性モーメント等
の変動要因の影響を受けることなく,シャッタ羽根の開
口特性を安定化することができる。
用すれば,レンズの焦点合わせ動作終了後に,羽根駆動
部材がシャッタ羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす
直前の位置まで羽根駆動部材が駆動された地点でステッ
プモータに供給される駆動パルスの通電状態を維持しな
がら駆動パルスの歩進を停止させることによりステップ
モータを停止させているので,羽根駆動部材は確実に安
定停止した状態からシャッタ羽根を開口作動させるの
で,レンズ駆動部材の停止位置による慣性モーメント等
の変動要因の影響を受けることなく,シャッタ羽根の開
口特性を安定化することができる。
第1図は本発明のプログラムシャッタの駆動制御方法を
実現するための回路構成の一例を示すブロック図、第2
図は本発明のプログラムシャッタの駆動制御方法の一実
施例を示すフローチャート、第3図は第2図の実施例の
タイムチャート、第4図は本発明のプログラムシャッタ
の駆動制御方法を適用するプログラムシッャタの一例の
初期状態を示す平面図、第5図は第4図に示すプログラ
ムシャッタの全開状態を示す平面図、第6図は第4図に
示すプログラムシャッタの閉鎖状態を示す平面図、第7
図は上記シャッタ機構中の鉄片レバーと可動鉄片とラチ
ェットクリックの部分を示す斜視図、第8図は第4図な
いし第7図に示したシャッタのシャッタ羽根の初期状態
を示す平面図、第9図は第7図のシャッタ羽根の開口動
作開始時点を示す平面図、第10図は第7図のシャッタの
開口状態を示す平面図、第11図は第4図ないし第10図の
シャッタに用いられるPIの側面図、第12図は第11図のPI
の等価回路図、第13図は従来のプログラムシャッタの駆
動制御方法により駆動されるプログラムシャッタの一例
を示す平面図である。 1,50……羽根駆動リング 1a,50a,51b……ギア面 1b……係止部材 2,52……アパーチャ 3,55……モータ軸車 4,5,7,53,54,58……歯車 6,51……レンズ駆動リング 6b……ギア面 8……ラチェットホイール 9……ラチェットクリック 9b……係合突起 11,19,26,57,61……スプリング 12……可動鉄片 13,60……鉄片レバー 13c,17a,17b,56a……ボス 15……カム連動レバー 15a,15b,50b……カム面 17……羽根駆動カム 20,62……マグネット 21……鉄心 22……レリーズスイッチ 23……合焦検出部 24……露出制御部 25……ステップモータ 27……制御装置 30……シャッタ地板 31,32……シャッタ羽根 35,36……開口 37……PI 38……発光素子 39……受光素子
実現するための回路構成の一例を示すブロック図、第2
図は本発明のプログラムシャッタの駆動制御方法の一実
施例を示すフローチャート、第3図は第2図の実施例の
タイムチャート、第4図は本発明のプログラムシャッタ
の駆動制御方法を適用するプログラムシッャタの一例の
初期状態を示す平面図、第5図は第4図に示すプログラ
ムシャッタの全開状態を示す平面図、第6図は第4図に
示すプログラムシャッタの閉鎖状態を示す平面図、第7
図は上記シャッタ機構中の鉄片レバーと可動鉄片とラチ
ェットクリックの部分を示す斜視図、第8図は第4図な
いし第7図に示したシャッタのシャッタ羽根の初期状態
を示す平面図、第9図は第7図のシャッタ羽根の開口動
作開始時点を示す平面図、第10図は第7図のシャッタの
開口状態を示す平面図、第11図は第4図ないし第10図の
シャッタに用いられるPIの側面図、第12図は第11図のPI
の等価回路図、第13図は従来のプログラムシャッタの駆
動制御方法により駆動されるプログラムシャッタの一例
を示す平面図である。 1,50……羽根駆動リング 1a,50a,51b……ギア面 1b……係止部材 2,52……アパーチャ 3,55……モータ軸車 4,5,7,53,54,58……歯車 6,51……レンズ駆動リング 6b……ギア面 8……ラチェットホイール 9……ラチェットクリック 9b……係合突起 11,19,26,57,61……スプリング 12……可動鉄片 13,60……鉄片レバー 13c,17a,17b,56a……ボス 15……カム連動レバー 15a,15b,50b……カム面 17……羽根駆動カム 20,62……マグネット 21……鉄心 22……レリーズスイッチ 23……合焦検出部 24……露出制御部 25……ステップモータ 27……制御装置 30……シャッタ地板 31,32……シャッタ羽根 35,36……開口 37……PI 38……発光素子 39……受光素子
Claims (1)
- 【請求項1】駆動パルスを歩進することに伴ってステッ
プ回転するステップモータの回転により,シャッタ羽根
を開口駆動させるための羽根駆動部材及びレンズを駆動
するとともに位置決め手段により所望位置で位置決めさ
れるレンズ駆動部材の双方を作動せしめ,前記レンズ駆
動部材が前記位置決め手段により所望位置で位置決めさ
れた後に前記羽根駆動部材を前記ステップモータによっ
て駆動する過程で前記シャッタ羽根の開口動作を行わせ
るプログラムシャッタの駆動制御方法において, 前記レンズ駆動部材が前記位置決め手段により所望位置
で位置決めされた後に前記羽根駆動部材が前記シャッタ
羽根に対して開口方向の駆動力を及ぼす直前の位置まで
駆動された地点で前記ステップモータに供給される駆動
パルスの通電状態を維持しながら該駆動パルスの歩進を
停止することにより前記ステップモータのステップ回転
をいったん停止せしめ,このステップモータの停止の後
に前記駆動パルスの歩進を再開させて前記シャッタ羽根
を開口方向に駆動することを特徴とするプログラムシャ
ッタの駆動制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63108333A JP2627168B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | プログラムシャッタの駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63108333A JP2627168B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | プログラムシャッタの駆動制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01277830A JPH01277830A (ja) | 1989-11-08 |
JP2627168B2 true JP2627168B2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=14482036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63108333A Expired - Lifetime JP2627168B2 (ja) | 1988-04-30 | 1988-04-30 | プログラムシャッタの駆動制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2627168B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6853810B1 (en) | 2002-07-10 | 2005-02-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Quantity-of-light adjusting device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0169215U (ja) * | 1987-10-27 | 1989-05-08 |
-
1988
- 1988-04-30 JP JP63108333A patent/JP2627168B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6853810B1 (en) | 2002-07-10 | 2005-02-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Quantity-of-light adjusting device |
US6904235B2 (en) | 2002-07-10 | 2005-06-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Quantity-of-light adjusting device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01277830A (ja) | 1989-11-08 |
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