JP2730771B2 - エンジンの吸入空気量制御装置 - Google Patents
エンジンの吸入空気量制御装置Info
- Publication number
- JP2730771B2 JP2730771B2 JP22382489A JP22382489A JP2730771B2 JP 2730771 B2 JP2730771 B2 JP 2730771B2 JP 22382489 A JP22382489 A JP 22382489A JP 22382489 A JP22382489 A JP 22382489A JP 2730771 B2 JP2730771 B2 JP 2730771B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- intake air
- amount
- air amount
- increase
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アイドル運転状態に移行する際のエンジン
の吸入空気量を制御するエンジンの吸入空気量制御装置
の改良に関する。
の吸入空気量を制御するエンジンの吸入空気量制御装置
の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、この種のエンジンの吸入空気量制御装置と
して、例えば特開昭55−60636号公報に開示されるよう
に、エンジンの吸気通路にスロットル弁をバイパスする
通路を設け、エンジンの減速運転によりアイドル運転に
移行する時には、上記のバイパス通路を流れる吸入空気
量を増量することにより、減速運転に伴うエンジン回転
数の急低下を抑えて、ショックを低減すると共にいわゆ
るエンストを有効に防止するようにしたものが知られて
いる。
して、例えば特開昭55−60636号公報に開示されるよう
に、エンジンの吸気通路にスロットル弁をバイパスする
通路を設け、エンジンの減速運転によりアイドル運転に
移行する時には、上記のバイパス通路を流れる吸入空気
量を増量することにより、減速運転に伴うエンジン回転
数の急低下を抑えて、ショックを低減すると共にいわゆ
るエンストを有効に防止するようにしたものが知られて
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかるに、エンジンの減速運転時には、そのエンジン
に接続した変速機においてダウン変速が行われる場合が
ある。このため、上記従来のものでは、減速運転中に吸
入空気量の増量制御とダウン変速とが重なることが生
じ、その結果、エンジン回転数は緩やかに低下するに留
まらずに上昇してしまい、回転数の一時的な吹上りを招
く欠点が生じる。
に接続した変速機においてダウン変速が行われる場合が
ある。このため、上記従来のものでは、減速運転中に吸
入空気量の増量制御とダウン変速とが重なることが生
じ、その結果、エンジン回転数は緩やかに低下するに留
まらずに上昇してしまい、回転数の一時的な吹上りを招
く欠点が生じる。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は、減速運転時での吸入空気量の増量制御中に変速
機でダウン変速があった場合にも、回転数の一時的な吹
上りを生じることなくエンジン回転数を緩やかに低下さ
せる点にある。
目的は、減速運転時での吸入空気量の増量制御中に変速
機でダウン変速があった場合にも、回転数の一時的な吹
上りを生じることなくエンジン回転数を緩やかに低下さ
せる点にある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するため、本発明では、減速運転時
での吸入空気量の増量分を、ダウン変速があった場合と
ダウン変速の無い場合とで異なる値とする。
での吸入空気量の増量分を、ダウン変速があった場合と
ダウン変速の無い場合とで異なる値とする。
つまり、本発明の具体的な解決手段は、第1図に示す
ように、エンジンの吸入空気量を調整する空気量調整手
段30と、上記エンジンの減速運転時を検出する減速検出
手段35と、該減速検出手段35で検出した減速運転時にシ
ョックを低減するようにエンジンの吸入空気量を増量す
るよう上記空気量調整手段30を制御する増量制御手段36
とを備えたエンジンの吸入空気量制御装置を前提とす
る。そして、上記エンジンに連結した変速機の変速状態
を検出する変速検出手段29と、上記増量制御手段36によ
る吸入空気量の増量制御中に上記変速検出手段29により
変速比が減速側になるダウン変速時を検出した時に、吸
入空気量の増量分を少なく制限する制限手段37とを設け
る構成としている。
ように、エンジンの吸入空気量を調整する空気量調整手
段30と、上記エンジンの減速運転時を検出する減速検出
手段35と、該減速検出手段35で検出した減速運転時にシ
ョックを低減するようにエンジンの吸入空気量を増量す
るよう上記空気量調整手段30を制御する増量制御手段36
とを備えたエンジンの吸入空気量制御装置を前提とす
る。そして、上記エンジンに連結した変速機の変速状態
を検出する変速検出手段29と、上記増量制御手段36によ
る吸入空気量の増量制御中に上記変速検出手段29により
変速比が減速側になるダウン変速時を検出した時に、吸
入空気量の増量分を少なく制限する制限手段37とを設け
る構成としている。
(作用) 以上の構成により、本発明では、エンジンの減速運転
時には、基本的に吸入空気量が増量制御手段36により所
定量だけ増量されるので、エンジン回転数の急低下が抑
えられ、ショックが低減される。
時には、基本的に吸入空気量が増量制御手段36により所
定量だけ増量されるので、エンジン回転数の急低下が抑
えられ、ショックが低減される。
その際、変速機においてダウン変速があった場合に
は、吸入空気量の増量分が制限手段37によりダウン変速
の無い場合よりも少なく制限され、このことによりエン
ジン回転数の急低下を抑える程度が適度になるので、エ
ンジン回転数が一時的に上昇することがなく、回転数の
一時的な吹上りが有効に防止される。
は、吸入空気量の増量分が制限手段37によりダウン変速
の無い場合よりも少なく制限され、このことによりエン
ジン回転数の急低下を抑える程度が適度になるので、エ
ンジン回転数が一時的に上昇することがなく、回転数の
一時的な吹上りが有効に防止される。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のエンジンの吸入空気量
制御装置によれば、減速運転時に吸入空気量の増量制御
を行った状態においてダウン変速があった場合にも、エ
ンジン回転数の急低下を抑える程度を適当にできるの
で、エンジン回転数を緩やかに低下させることができ、
エンジン回転数の一時的な吹上りを防止することができ
る。
制御装置によれば、減速運転時に吸入空気量の増量制御
を行った状態においてダウン変速があった場合にも、エ
ンジン回転数の急低下を抑える程度を適当にできるの
で、エンジン回転数を緩やかに低下させることができ、
エンジン回転数の一時的な吹上りを防止することができ
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第2図以下の図面に基いて説
明する。
明する。
第2図は本発明に係るエンジンの吸入空気量制御装置
の全体構成を示す。同図において、1はエンジン、2は
該エンジン1のシリンダ3に摺動自在に嵌通したビスト
ン4により容積可変に形成される燃焼室、5は一端がエ
アクリーナ6を介して大気に連通し、他端が上記燃焼室
2に連通して吸気をエンジン1に供給する吸気通路、7
は一端が上記燃焼室2に連通し、他端が大気に連通して
排気を排出する排気通路である。上記吸気通路5の途中
には、吸入空気量を制御するスロットル弁8と、該スロ
ットル弁8の下流側でエンジン1に燃料を噴射供給する
燃料噴射弁9とが各々配設されている。また、吸気通路
5の燃焼室2への開口部には吸気弁10が、排気通路7の
燃焼室2への開口部には排気弁11が各々配設されてい
る。
の全体構成を示す。同図において、1はエンジン、2は
該エンジン1のシリンダ3に摺動自在に嵌通したビスト
ン4により容積可変に形成される燃焼室、5は一端がエ
アクリーナ6を介して大気に連通し、他端が上記燃焼室
2に連通して吸気をエンジン1に供給する吸気通路、7
は一端が上記燃焼室2に連通し、他端が大気に連通して
排気を排出する排気通路である。上記吸気通路5の途中
には、吸入空気量を制御するスロットル弁8と、該スロ
ットル弁8の下流側でエンジン1に燃料を噴射供給する
燃料噴射弁9とが各々配設されている。また、吸気通路
5の燃焼室2への開口部には吸気弁10が、排気通路7の
燃焼室2への開口部には排気弁11が各々配設されてい
る。
また、上記吸気通路5のスロットル弁8の上下流に
は、該スロットル弁8をバイパスするバイパス通路15が
設けられ、該バイパス通路15の途中にはバイパス通路15
の通路面積を増減変更する制御弁16が配置されていて、
該制御弁16によるバイパス通路15の通路面積の調整によ
り、バイパス通路15を流れるバイパス空気量を増減補正
して、エンジン1への吸入空気量を調整するようにした
空気量調整手段30を構成している。そして、エンジン1
の減速運転時には上記バイパス空気量を増量補正するこ
と(以下、ダッシュポットという)によりエンジン回転
数の急低下を抑えるようにする。
は、該スロットル弁8をバイパスするバイパス通路15が
設けられ、該バイパス通路15の途中にはバイパス通路15
の通路面積を増減変更する制御弁16が配置されていて、
該制御弁16によるバイパス通路15の通路面積の調整によ
り、バイパス通路15を流れるバイパス空気量を増減補正
して、エンジン1への吸入空気量を調整するようにした
空気量調整手段30を構成している。そして、エンジン1
の減速運転時には上記バイパス空気量を増量補正するこ
と(以下、ダッシュポットという)によりエンジン回転
数の急低下を抑えるようにする。
さらに、17は上記エンジン1の出力軸1aに連結された
自動変速機であった。該自動変速機17は、内部に、ポン
プ18aとステータ18bとタービン18cとを有するトルクコ
ンバータ18と、該コンバータ18の出力軸(タービン軸18
d)に連結された例えば前進4段,後退1段の変速歯車
機構19を備える。
自動変速機であった。該自動変速機17は、内部に、ポン
プ18aとステータ18bとタービン18cとを有するトルクコ
ンバータ18と、該コンバータ18の出力軸(タービン軸18
d)に連結された例えば前進4段,後退1段の変速歯車
機構19を備える。
加えて、20はエンジン1の吸気通路5のスロットル弁
8上流側で吸入空気量を計測するエアフローセンサ、21
は、該エアフローセンサ20の近傍で吸気温度を検出する
吸気温度センサ、22はスロットル弁8の開度を検出する
開度センサ、23はスロットル弁8の全閉時を検出するア
イドルスイッチ、24はエンジン1のクランク角を検出す
るクランク角センサ、25はエンジン冷却水温度を検出す
る冷却水温度センサ、26は爆発行程にある気筒に高電圧
を配電するディストリビュータの作動状態からエンジン
回転数を検出する回転数センサである。而して、上記各
センサ20〜26の検出信号は、内部にCPU等を備えたエン
ジン用コントローラ27に入力されていて、該コントロー
ラ27により、上記制御弁16によりバイパス通路15の通路
面積、つまりバイパス空気量を制御するようにしてい
る。
8上流側で吸入空気量を計測するエアフローセンサ、21
は、該エアフローセンサ20の近傍で吸気温度を検出する
吸気温度センサ、22はスロットル弁8の開度を検出する
開度センサ、23はスロットル弁8の全閉時を検出するア
イドルスイッチ、24はエンジン1のクランク角を検出す
るクランク角センサ、25はエンジン冷却水温度を検出す
る冷却水温度センサ、26は爆発行程にある気筒に高電圧
を配電するディストリビュータの作動状態からエンジン
回転数を検出する回転数センサである。而して、上記各
センサ20〜26の検出信号は、内部にCPU等を備えたエン
ジン用コントローラ27に入力されていて、該コントロー
ラ27により、上記制御弁16によりバイパス通路15の通路
面積、つまりバイパス空気量を制御するようにしてい
る。
加えて、同図において、28は自動変速機17を制御する
自動変速機用コントローラであって、該コントローラ28
は、上記変速機構19の有する油圧制御回路(図示せず)
の複数個の電磁弁SOLを制御して車速及びスロットル弁
8の開度に応じた自動変速を行う機能を有する。そし
て、該コントローラ28は、内部で行う変速制御によって
変速機構19のとる変速状態を自己検出する変速検出手段
29としての機能を有し、その変速状態信号をエンジン用
コントローラ27に送信する機能をも備える。
自動変速機用コントローラであって、該コントローラ28
は、上記変速機構19の有する油圧制御回路(図示せず)
の複数個の電磁弁SOLを制御して車速及びスロットル弁
8の開度に応じた自動変速を行う機能を有する。そし
て、該コントローラ28は、内部で行う変速制御によって
変速機構19のとる変速状態を自己検出する変速検出手段
29としての機能を有し、その変速状態信号をエンジン用
コントローラ27に送信する機能をも備える。
次に、上記エンジン用コントローラ27による制御弁16
の作動制御を第3図の制御フローに基いて説明する。
の作動制御を第3図の制御フローに基いて説明する。
スタートして、ステップS1でエンジン回転数、アイド
ルスイッチの状態及び自動変速機用コントローラ28から
の変速状態信号を読込んだ後、ステップS2でダッシュポ
ット実行可能フラグFIDP(当初はFIDP=0に初期設定す
る)の値を判別し、当初はFIDP=0であるので、ステッ
プS3及びS4で各々エンジン回転数Ne及びアイドルスイッ
チ23の状態を判別し、Ne<A(Aはダッシュポットを開
始する設定回転数)であり、且つアイドルスイッチ23が
今回始めてONに切換わった場合には、スロットル弁開度
が全閉の減速運転時であると判断して、ステップS5でダ
ッシュポット実行可能フラグFIDP=1に設定する。
ルスイッチの状態及び自動変速機用コントローラ28から
の変速状態信号を読込んだ後、ステップS2でダッシュポ
ット実行可能フラグFIDP(当初はFIDP=0に初期設定す
る)の値を判別し、当初はFIDP=0であるので、ステッ
プS3及びS4で各々エンジン回転数Ne及びアイドルスイッ
チ23の状態を判別し、Ne<A(Aはダッシュポットを開
始する設定回転数)であり、且つアイドルスイッチ23が
今回始めてONに切換わった場合には、スロットル弁開度
が全閉の減速運転時であると判断して、ステップS5でダ
ッシュポット実行可能フラグFIDP=1に設定する。
しかる後、ステップS6で再びエンジン回転数Neを判別
し、回転数低下によりA>Neになった時点で、更にステ
ップS7で自動変速機用コントローラ28からの変速状態信
号が第2速から第1速へのダウン変速時でないことを示
す信号である時(変速実行フラグFAT=0)に限り、ス
テップS8でダッシュポット実行フラグFDPをFDP=1に設
定した後、ステップS9でダッシュポット量(バイパス通
路15を流れる空気量の増量分)を所定値xに初期設定す
る。
し、回転数低下によりA>Neになった時点で、更にステ
ップS7で自動変速機用コントローラ28からの変速状態信
号が第2速から第1速へのダウン変速時でないことを示
す信号である時(変速実行フラグFAT=0)に限り、ス
テップS8でダッシュポット実行フラグFDPをFDP=1に設
定した後、ステップS9でダッシュポット量(バイパス通
路15を流れる空気量の増量分)を所定値xに初期設定す
る。
その後、ステップS10でアイドルスイッチ23がON状態
を維持しスロットル弁開度が全閉の場合に限り、ステッ
プS11で変速実行フラグFAT=0の変速時でない場合に
は、ステップS12でダッシュポット量を当初の値xから
微小の減衰量KIDGDPを減算して、ステップS13でダッシ
ュポット量xがx=0になるまでステップS10〜S13を繰
返した後、ステップS14でダッシュポット実行可能フラ
グFIDP及びダッシュポット実行フラグFDPをFIDP=0,FDP
=0に戻してステップS1に戻る。
を維持しスロットル弁開度が全閉の場合に限り、ステッ
プS11で変速実行フラグFAT=0の変速時でない場合に
は、ステップS12でダッシュポット量を当初の値xから
微小の減衰量KIDGDPを減算して、ステップS13でダッシ
ュポット量xがx=0になるまでステップS10〜S13を繰
返した後、ステップS14でダッシュポット実行可能フラ
グFIDP及びダッシュポット実行フラグFDPをFIDP=0,FDP
=0に戻してステップS1に戻る。
一方、上記ステップS9でダッシュポット量をx値に設
定した場合でも、ステップS10でアイドルスイッチ23がO
FFでスロットル弁開度が全閉でなくなった時、又は変速
実行フラグFAT=1であって変速機17で第2速から第1
速へのダウン変速が行われた時には、ステップS15でダ
ッシュポット量を零値にリセットする。
定した場合でも、ステップS10でアイドルスイッチ23がO
FFでスロットル弁開度が全閉でなくなった時、又は変速
実行フラグFAT=1であって変速機17で第2速から第1
速へのダウン変速が行われた時には、ステップS15でダ
ッシュポット量を零値にリセットする。
よって、上記第3図の制御フローにおいて、ステップ
S3及びS4により、エンジン回転数がNe>Aで且つスロッ
トル弁開度が全閉になったことを判別して、エンジンの
減速運転時を検出する減速検出手段35を構成している。
また、ステップS6,S8〜S10,S12,S13により、上記減速検
出手段35で検出した減速運転時には空気量調整手段30の
制御弁16を制御しバイパス通路15のバイパス空気量を増
量させて、エンジンの吸入空気量を増量するようにした
増量制御手段36を構成している。さらに、同制御フロー
のステップS11及びS15により、増量制御手段36にてダッ
シュポット量を所定値xに初期設定して吸入空気量を増
量制御している最中に、変速検出手段29により変速比が
減速側になる第2速から第1速へのダウン変速時を検出
して変速実行フラグFATがFAT=1となった時には、ダッ
シュポット量を強制的に零値に設定して、吸入空気量の
増量分を少なく制限するようにした制限手段37を構成し
ている。
S3及びS4により、エンジン回転数がNe>Aで且つスロッ
トル弁開度が全閉になったことを判別して、エンジンの
減速運転時を検出する減速検出手段35を構成している。
また、ステップS6,S8〜S10,S12,S13により、上記減速検
出手段35で検出した減速運転時には空気量調整手段30の
制御弁16を制御しバイパス通路15のバイパス空気量を増
量させて、エンジンの吸入空気量を増量するようにした
増量制御手段36を構成している。さらに、同制御フロー
のステップS11及びS15により、増量制御手段36にてダッ
シュポット量を所定値xに初期設定して吸入空気量を増
量制御している最中に、変速検出手段29により変速比が
減速側になる第2速から第1速へのダウン変速時を検出
して変速実行フラグFATがFAT=1となった時には、ダッ
シュポット量を強制的に零値に設定して、吸入空気量の
増量分を少なく制限するようにした制限手段37を構成し
ている。
したがって、上記実施例においては、第4図に示すよ
うに、エンジン回転数Neがダッシュポット実行回転数A
を越えている状況でスロットル弁開度が全閉となりアイ
ドルスイッチ23がOFF作動した減速運転時には、エンジ
ン回転数Neがダッシュポット実行回転数Aにまで低下し
た時点でダッシュポット量が所定値xに初期設定され
る。そして、スロットル弁開度がそのまま全閉を保持し
た状態で且つ自動変速機17で変速が行われない限りは、
ダッシュポット量は初期値xから減衰量KIDGDPづつ減衰
してゆく。その結果、スロットル弁開度が全閉となって
もバイパス空気量が増大する分だけエンジン回転数Neは
その急低下が抑制されて滑かに低下することになる。
うに、エンジン回転数Neがダッシュポット実行回転数A
を越えている状況でスロットル弁開度が全閉となりアイ
ドルスイッチ23がOFF作動した減速運転時には、エンジ
ン回転数Neがダッシュポット実行回転数Aにまで低下し
た時点でダッシュポット量が所定値xに初期設定され
る。そして、スロットル弁開度がそのまま全閉を保持し
た状態で且つ自動変速機17で変速が行われない限りは、
ダッシュポット量は初期値xから減衰量KIDGDPづつ減衰
してゆく。その結果、スロットル弁開度が全閉となって
もバイパス空気量が増大する分だけエンジン回転数Neは
その急低下が抑制されて滑かに低下することになる。
今、上記の減速運転時には、その減速に応じて自動変
速機17でダウン変速が行われ、上記のダッシュポット量
の減衰時において例えば第2速から第1速へのダウン変
速があった場合には、従来では図中破線で示すようにダ
ッシュポット量は徐々に減衰することを継続するために
このダッシュポット量の存在とダウン変速との双方によ
って図中破線で示すようにエンジン回転数の一時的な吹
上りが生じるが、本実施例では、第1速へのダウン変速
時以後のダッシュポット量が強制的に零値に設定される
ので、第1速へのダウン変速があってもエンジン回転数
は一時的な吹上りを生じずに図中実線で示すように滑ら
かに低下することになる。
速機17でダウン変速が行われ、上記のダッシュポット量
の減衰時において例えば第2速から第1速へのダウン変
速があった場合には、従来では図中破線で示すようにダ
ッシュポット量は徐々に減衰することを継続するために
このダッシュポット量の存在とダウン変速との双方によ
って図中破線で示すようにエンジン回転数の一時的な吹
上りが生じるが、本実施例では、第1速へのダウン変速
時以後のダッシュポット量が強制的に零値に設定される
ので、第1速へのダウン変速があってもエンジン回転数
は一時的な吹上りを生じずに図中実線で示すように滑ら
かに低下することになる。
尚、上記実施例では、ダウン変速時にダッシュポット
量を強制的に零値に設定したが、本発明はこれに限定さ
れず、要は減速運転時の吸入空気量の増量分を少なく制
限するようにすればよい。
量を強制的に零値に設定したが、本発明はこれに限定さ
れず、要は減速運転時の吸入空気量の増量分を少なく制
限するようにすればよい。
また、上記実施例では、変速機が自動変速機17である
場合について説明したが、その他、手動変速機であって
もよいのは勿論である。
場合について説明したが、その他、手動変速機であって
もよいのは勿論である。
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
ないし第4図は本発明の実施例を示し、第2図は全体構
成図、第3図はコントローラによるバイパス空気量の制
御を示すフローチャート図、第4図は作動説明図であ
る。 1……エンジン、8……スロットル弁、15……バイパス
通路、16……制御弁、17……自動変速機、19……変速機
構、23……アイドルスイッチ、27……エンジン用コント
ローラ、28……自動変速機用コントローラ、29……変速
検出手段、30……空気量調整手段、35……減速検出手
段、36……増量制御手段、37……制限手段。
ないし第4図は本発明の実施例を示し、第2図は全体構
成図、第3図はコントローラによるバイパス空気量の制
御を示すフローチャート図、第4図は作動説明図であ
る。 1……エンジン、8……スロットル弁、15……バイパス
通路、16……制御弁、17……自動変速機、19……変速機
構、23……アイドルスイッチ、27……エンジン用コント
ローラ、28……自動変速機用コントローラ、29……変速
検出手段、30……空気量調整手段、35……減速検出手
段、36……増量制御手段、37……制限手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−200026(JP,A) 特開 昭62−223431(JP,A) 特開 昭62−247139(JP,A) 特開 昭62−271946(JP,A) 特開 昭63−29034(JP,A) 特開 昭63−65145(JP,A) 特開 昭63−268947(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの吸入空気量を調整する空気量調
整手段と、上記エンジンの減速運転時を検出する減速検
出手段と、該減速検出手段で検出した減速運転時にショ
ックを低減するようにエンジンの吸入空気量を増量する
よう上記空気量調整手段を制御する増量制御手段と、上
記エンジンに連結した変速機の変速状態を検出する変速
検出手段と、上記増量制御手段による吸入空気量の増量
制御中に上記変速検出手段により変速比が減速側になる
ダウン変速時を検出した時、吸入空気量の増量分を少な
く制限する制限手段とを備えたことを特徴とするエンジ
ンの吸入空気量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22382489A JP2730771B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22382489A JP2730771B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0388928A JPH0388928A (ja) | 1991-04-15 |
JP2730771B2 true JP2730771B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=16804296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22382489A Expired - Lifetime JP2730771B2 (ja) | 1989-08-30 | 1989-08-30 | エンジンの吸入空気量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2730771B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05106484A (ja) * | 1991-10-17 | 1993-04-27 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関制御装置及び方法 |
KR100245855B1 (ko) * | 1995-12-29 | 2000-04-01 | 정몽규 | 대쉬 포트 제어 방법 |
KR100331624B1 (ko) * | 2000-05-12 | 2002-04-09 | 이계안 | 자동변속기 차량의 엔진 스톨 방지방법 |
KR100369160B1 (ko) * | 2000-10-13 | 2003-01-24 | 현대자동차주식회사 | 아이들 제어방법 |
-
1989
- 1989-08-30 JP JP22382489A patent/JP2730771B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0388928A (ja) | 1991-04-15 |
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