JP2694200B2 - マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置 - Google Patents
マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N21/00—Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
- G01N21/62—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light
- G01N21/63—Systems in which the material investigated is excited whereby it emits light or causes a change in wavelength of the incident light optically excited
- G01N21/64—Fluorescence; Phosphorescence
- G01N21/6408—Fluorescence; Phosphorescence with measurement of decay time, time resolved fluorescence
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、試料へ照射した励起光パルスに応答して、
該試料から放出される蛍光のフォトンを光電子パルスに
変換し、クロックパルスによりシフトされるシフトレジ
スタに該変換された光電子パルスを供給して、該フォト
ンの発生時刻に対応した情報を有する光電子パルス列の
パターンを該シフトレジスタに作成し、該パターンを読
み出して統計的な積算処理を施すことにより蛍光減衰波
形を測定するマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置に
関する。
該試料から放出される蛍光のフォトンを光電子パルスに
変換し、クロックパルスによりシフトされるシフトレジ
スタに該変換された光電子パルスを供給して、該フォト
ンの発生時刻に対応した情報を有する光電子パルス列の
パターンを該シフトレジスタに作成し、該パターンを読
み出して統計的な積算処理を施すことにより蛍光減衰波
形を測定するマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置に
関する。
[従来の技術] 蛍光減衰波形測定手法として、蛍光強度が微弱な場合
には、感度、分解時間の観点から単一光子遅延一致法
(以下TAC法と略記)が広く用いられている。TAC法は数
ピコ秒という分解時間が達成できるものの、その測定原
理上、信号利用率が非常に低い。波形歪みなく信号を得
るためには、1回の試料励起に対して高々1個のフォト
ンの発生しか許されず、通常を数十回の励起に対して平
均1個のフォトンが発生するような光量にしなければな
らない。したがって、ある程度“明るい”試料に対して
は減光という好ましくない手段を使用しなければならな
い。
には、感度、分解時間の観点から単一光子遅延一致法
(以下TAC法と略記)が広く用いられている。TAC法は数
ピコ秒という分解時間が達成できるものの、その測定原
理上、信号利用率が非常に低い。波形歪みなく信号を得
るためには、1回の試料励起に対して高々1個のフォト
ンの発生しか許されず、通常を数十回の励起に対して平
均1個のフォトンが発生するような光量にしなければな
らない。したがって、ある程度“明るい”試料に対して
は減光という好ましくない手段を使用しなければならな
い。
このTAC法に対して、分解時間をある程度犠牲にして
も、信号利用率を向上させようというのが光電子パルス
列同時検出法である。光電子パルス列同時検出法では、
1回の励起に対して複数個のフォトンが発生した場合、
それらをすべて計測する。その原理を第3図に示す。
(イ)は試料への励起光パルスであり、(ロ)は試料か
らの光量が非常に強い場合の蛍光減衰波形である。光量
が弱くなると、これを光電変換する光電子増倍管からの
出力は、フォトン1個1個に対応した光電子パルスにな
り、そのパルス発生時刻の確率密度関数は、(ロ)の強
度に比例したものになる。各励起後の光電子パルス発生
状況は毎回異なり、これを(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)に
示す。したがって、(ト)に示すように(時間区分され
た各領域がカウンタに対応し、○は1個のフォトンを示
す)、各フォトンの発生時刻に対応するカウンタを用意
しておき、光電子パルス1個の発生につき対応するカウ
ンタの内容を1だけ加算すれば、多数回励起による積算
を行うことにより、最終的に(ロ)の波形と相似な波形
が得られる。この場合の分解時間は、(ト)に示したΔ
tである。
も、信号利用率を向上させようというのが光電子パルス
列同時検出法である。光電子パルス列同時検出法では、
1回の励起に対して複数個のフォトンが発生した場合、
それらをすべて計測する。その原理を第3図に示す。
(イ)は試料への励起光パルスであり、(ロ)は試料か
らの光量が非常に強い場合の蛍光減衰波形である。光量
が弱くなると、これを光電変換する光電子増倍管からの
出力は、フォトン1個1個に対応した光電子パルスにな
り、そのパルス発生時刻の確率密度関数は、(ロ)の強
度に比例したものになる。各励起後の光電子パルス発生
状況は毎回異なり、これを(ハ)(ニ)(ホ)(ヘ)に
示す。したがって、(ト)に示すように(時間区分され
た各領域がカウンタに対応し、○は1個のフォトンを示
す)、各フォトンの発生時刻に対応するカウンタを用意
しておき、光電子パルス1個の発生につき対応するカウ
ンタの内容を1だけ加算すれば、多数回励起による積算
を行うことにより、最終的に(ロ)の波形と相似な波形
が得られる。この場合の分解時間は、(ト)に示したΔ
tである。
この原理に基づく最も簡単なマルチチャンネル蛍光減
衰波形測定装置を第4図に示す。このマルチチャンネル
蛍光減衰波形測定装置では、1回の励起光パルスによる
試料励起後の光電子増倍管10からのパルス列をアンプ・
ディスクリミネータ12を通して高速動作可能なNビット
のシフトレジスタ14に供給し、クロックパルス発生器16
からのクロックパルスによりΔt毎に1ビットシフトさ
れるシフトレジスタ14上にビットパターンを作成し、N
Δt後にタイミングコントローラ18から制御パルスを受
けてシフトレジスタ14の内容をバッファレジスタ20に読
み出し、バッファレジスタ20の各ビットに対応して設け
られたカウンタ22によりこのビットデータを計数する。
試料励起毎に生じるビットパターンを逐時、カウンタ22
に加算していく。この場合の分解時間は、クロックパル
ス発生器16からのクロックパルスの周期Δtである。
衰波形測定装置を第4図に示す。このマルチチャンネル
蛍光減衰波形測定装置では、1回の励起光パルスによる
試料励起後の光電子増倍管10からのパルス列をアンプ・
ディスクリミネータ12を通して高速動作可能なNビット
のシフトレジスタ14に供給し、クロックパルス発生器16
からのクロックパルスによりΔt毎に1ビットシフトさ
れるシフトレジスタ14上にビットパターンを作成し、N
Δt後にタイミングコントローラ18から制御パルスを受
けてシフトレジスタ14の内容をバッファレジスタ20に読
み出し、バッファレジスタ20の各ビットに対応して設け
られたカウンタ22によりこのビットデータを計数する。
試料励起毎に生じるビットパターンを逐時、カウンタ22
に加算していく。この場合の分解時間は、クロックパル
ス発生器16からのクロックパルスの周期Δtである。
この構成のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置
は、ビットパターンの積算処理という観点からは理想的
であるが、多くのカウンタを要し、またデータ処理のた
めにカウンタの内容を読み出そうとすると、多くのマル
チプレクサや、繁雑な配線を必要とする。
は、ビットパターンの積算処理という観点からは理想的
であるが、多くのカウンタを要し、またデータ処理のた
めにカウンタの内容を読み出そうとすると、多くのマル
チプレクサや、繁雑な配線を必要とする。
本発明者は、分解時間を2倍にし、しかも構成を簡単
化した第5図に示すマルチチャンネル蛍光減衰波形測定
装置を案出し、製作した。2段のフトレジスタ14A、14B
を、クロックパルス発生器16′から出力される、位相が
180度異なったクロックパルスでそれぞれΔt毎に交互
にシフトし、光電子パルスのビットパターンをシフトレ
ジスタ14A、14B上に作成する。一方、タイミングコント
ローラ18′による制御の下で、このΔt毎に、各シフト
レジスタ14A、14Bの各ビットに対応するアドレスを有す
る、RAM24A、24Bの内容をバッファレジスタ26A、26Bを
介しカウンタ28A、28Bに逐時読み出しては、シフトレジ
スタ14A、14Bの最上位ビットから直列に取り出されるビ
ットデータを加算し、当該アドレスにストアする。この
ような一連の時系列的な処理で蛍光減衰波形のヒストグ
ラムの作成が行えるようにした。
化した第5図に示すマルチチャンネル蛍光減衰波形測定
装置を案出し、製作した。2段のフトレジスタ14A、14B
を、クロックパルス発生器16′から出力される、位相が
180度異なったクロックパルスでそれぞれΔt毎に交互
にシフトし、光電子パルスのビットパターンをシフトレ
ジスタ14A、14B上に作成する。一方、タイミングコント
ローラ18′による制御の下で、このΔt毎に、各シフト
レジスタ14A、14Bの各ビットに対応するアドレスを有す
る、RAM24A、24Bの内容をバッファレジスタ26A、26Bを
介しカウンタ28A、28Bに逐時読み出しては、シフトレジ
スタ14A、14Bの最上位ビットから直列に取り出されるビ
ットデータを加算し、当該アドレスにストアする。この
ような一連の時系列的な処理で蛍光減衰波形のヒストグ
ラムの作成が行えるようにした。
この製作した装置の性能は、分解時間2.5n sec、測定
可能な時間スパン100n sec、繰り返し周波数25KHZであ
る。
可能な時間スパン100n sec、繰り返し周波数25KHZであ
る。
本発明者は、光電子パルス列同期検出法を実現する他
のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置として、バー
ニアクロノトロンを利用したものを案出し、製作した。
のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置として、バー
ニアクロノトロンを利用したものを案出し、製作した。
第6図はバーニアクロノトロンを示しており、伝播遅
延時間τ、τ+Δτの2本の同軸ケーブル30A、30Bと、
波形整形のための2つのリフレッシュアンプ32A、32B
と、2つのパルスの合致を検出するコインシデンス回路
34と、パルスの周回数を数えるスケーラ36で構成されて
いる。その原理は以下のようである。今、時間差tを有
する2つのパルスA,Bをそれぞれ図のように入力する
と、各々のパルスは、それぞれ周期τ+Δτとτでそれ
ぞれの径路を循環する。ここで、パルスBはパルスAよ
りもΔτだけ短い周期となるので、パルスBは循環1回
につきΔτだけパルスAに相対的に接近することにな
る。したがって、パルスBはt/Δτ回目にパルスAに追
いつき、合致が検出される。一方、パルスBの周回数は
スケーラ36で計数されており、合致が検出されたときに
この計数を停止する。Δτは既知であるので、周回数n
を計数することにより、最初のパルス間隔tは、t=n
Δτで求められる。このバーニアクロノトロンは、微分
直線性が極めて安定で、分解時間はケーブルの長さの差
に比例したΔτで決定される。
延時間τ、τ+Δτの2本の同軸ケーブル30A、30Bと、
波形整形のための2つのリフレッシュアンプ32A、32B
と、2つのパルスの合致を検出するコインシデンス回路
34と、パルスの周回数を数えるスケーラ36で構成されて
いる。その原理は以下のようである。今、時間差tを有
する2つのパルスA,Bをそれぞれ図のように入力する
と、各々のパルスは、それぞれ周期τ+Δτとτでそれ
ぞれの径路を循環する。ここで、パルスBはパルスAよ
りもΔτだけ短い周期となるので、パルスBは循環1回
につきΔτだけパルスAに相対的に接近することにな
る。したがって、パルスBはt/Δτ回目にパルスAに追
いつき、合致が検出される。一方、パルスBの周回数は
スケーラ36で計数されており、合致が検出されたときに
この計数を停止する。Δτは既知であるので、周回数n
を計数することにより、最初のパルス間隔tは、t=n
Δτで求められる。このバーニアクロノトロンは、微分
直線性が極めて安定で、分解時間はケーブルの長さの差
に比例したΔτで決定される。
バーニアクロノトロンは2つのパルスの時間差しか測
定できない。これはマルチチャンネル化するためには、
本発明者により案出された第7図に示す構成にすればよ
い。パルスAとパルス列Bを図のように入力すれば、A
が試料への励起光パルスに同期したパルス、Bが光電子
増倍管からの光電子パルス列に対応する。第6図のスケ
ーラ36の代わりに、シフトレジスタ14を用意し、スケー
ラ36で計数していた周回パルスでシフトレジスタ14のシ
フト動作をさせ、コインシデンス回路34からの合致検出
パルスをシフトレジスタ14への直列データ入力パルスと
する。このようにすれば、パルス列Bが同軸ケーブル30
Bを循環している間に、このパルス列Bがシフトレジス
タ14上のビットパターンに変換される。
定できない。これはマルチチャンネル化するためには、
本発明者により案出された第7図に示す構成にすればよ
い。パルスAとパルス列Bを図のように入力すれば、A
が試料への励起光パルスに同期したパルス、Bが光電子
増倍管からの光電子パルス列に対応する。第6図のスケ
ーラ36の代わりに、シフトレジスタ14を用意し、スケー
ラ36で計数していた周回パルスでシフトレジスタ14のシ
フト動作をさせ、コインシデンス回路34からの合致検出
パルスをシフトレジスタ14への直列データ入力パルスと
する。このようにすれば、パルス列Bが同軸ケーブル30
Bを循環している間に、このパルス列Bがシフトレジス
タ14上のビットパターンに変換される。
試料励起毎に生じるシフトレジスタ14上のビットパタ
ーンの処理は、第4図または第5図に示す回路を用いて
行うことができ、本発明者は第5図に示す回路を用いた
ものを製作した。
ーンの処理は、第4図または第5図に示す回路を用いて
行うことができ、本発明者は第5図に示す回路を用いた
ものを製作した。
以上説明したマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置
のダイナミックレンジは、アンプ・ディスクリミネータ
12のパルス対分解能で制限される。一方、分解時間は、
シフトレジスタ方式の場合はシフトレジスタへのクロッ
ク周波数、バーニアクロノトロンの場合はケーブル長差
で決定される。
のダイナミックレンジは、アンプ・ディスクリミネータ
12のパルス対分解能で制限される。一方、分解時間は、
シフトレジスタ方式の場合はシフトレジスタへのクロッ
ク周波数、バーニアクロノトロンの場合はケーブル長差
で決定される。
したがって、前者の場合にはクロック周波数を上げれ
ば、また後者の場合にはケーブル長差を短くすれば、電
気系のジッタの程度まで分解時間を向上させることがで
きる筈である。
ば、また後者の場合にはケーブル長差を短くすれば、電
気系のジッタの程度まで分解時間を向上させることがで
きる筈である。
しかしながら、実際には、光電子増倍管10からの光電
子パルスが1.5〜3.0n sec程度の幅を有し、一個のパル
スが複数個のチャンネルにわたって計数されるために、
分解時間は光電子増倍管10の出力パルス幅程度が下限で
あると一般に考えられていた。
子パルスが1.5〜3.0n sec程度の幅を有し、一個のパル
スが複数個のチャンネルにわたって計数されるために、
分解時間は光電子増倍管10の出力パルス幅程度が下限で
あると一般に考えられていた。
そこで、本発明者は、この問題点を解決すたマルチチ
ャンネル蛍光減衰波形測定装置を案出した(昭和63年2
月29日付の特許出願)。
ャンネル蛍光減衰波形測定装置を案出した(昭和63年2
月29日付の特許出願)。
これを第8図について説明する。なお、第5図と同一
構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
コントローラ18は、スイッチ38をクロックパルス発生
器16側にした後、励起パルスを励起光源(不図示)に供
給して試料に励起光パルスを照射する。この励起光パル
スは光センサ(不図示)で検出され、この検出信号に同
期してクロックパルス発生器16からクロックパルスが発
生開始される。コントローラ18はこのクロックパルスを
計数する。クロックパルスは、シフトパルスとしてシフ
トレジスタ14へも供給され、クロックパルスの周期Δt1
毎にシフトレジスタ14を1ビット第8図右方向にシフト
する。試料から放出された蛍光のフォトンは、光電子増
倍管10により光電子パルスに変換され、アンプ・ディス
クリミネータ12を通ってシフトレジスタ14へ供給され
る。したがって、試料励起後、時間NΔt1経過すると、
蛍光寿命を示す光電子パルス列のパターンがシフトレジ
スタ14に作成される。
器16側にした後、励起パルスを励起光源(不図示)に供
給して試料に励起光パルスを照射する。この励起光パル
スは光センサ(不図示)で検出され、この検出信号に同
期してクロックパルス発生器16からクロックパルスが発
生開始される。コントローラ18はこのクロックパルスを
計数する。クロックパルスは、シフトパルスとしてシフ
トレジスタ14へも供給され、クロックパルスの周期Δt1
毎にシフトレジスタ14を1ビット第8図右方向にシフト
する。試料から放出された蛍光のフォトンは、光電子増
倍管10により光電子パルスに変換され、アンプ・ディス
クリミネータ12を通ってシフトレジスタ14へ供給され
る。したがって、試料励起後、時間NΔt1経過すると、
蛍光寿命を示す光電子パルス列のパターンがシフトレジ
スタ14に作成される。
第9図(A)はアンプ・ディスクリミネータ12から出
力される光電子パルス列であり、(B)はこのパルス列
によりシフトレジスタ14に作成されたビットパターンで
ある。図中、斜線部は光電子パルスに対応した部分のビ
ットであって、“1"が格納され、他は“0"が格納されて
いる。
力される光電子パルス列であり、(B)はこのパルス列
によりシフトレジスタ14に作成されたビットパターンで
ある。図中、斜線部は光電子パルスに対応した部分のビ
ットであって、“1"が格納され、他は“0"が格納されて
いる。
コントローラ18は試料励起パルス出力後、N個のクロ
ックパルスを計数すると、スイッチ38を分周器40側に切
り換え、クロックパルス発生器16からのクロックパルス
を分周器40で分周したものをシフトパルスとしてシフト
レジスタ14へ供給する。すなわち、その後のデータ処理
速度との関係から、シフトレジスタ14からの直列データ
の読み出しを比較的遅く行う。
ックパルスを計数すると、スイッチ38を分周器40側に切
り換え、クロックパルス発生器16からのクロックパルス
を分周器40で分周したものをシフトパルスとしてシフト
レジスタ14へ供給する。すなわち、その後のデータ処理
速度との関係から、シフトレジスタ14からの直列データ
の読み出しを比較的遅く行う。
この直列データは第9図(B)に示す如くなっいる
が、有効データ抽出回路42を通ると、(E)に示す如
く、光電子パルスに対応した連続する複数ビットのう
ち、最初の1ビットのデータが有効データとして抽出さ
れる。
が、有効データ抽出回路42を通ると、(E)に示す如
く、光電子パルスに対応した連続する複数ビットのう
ち、最初の1ビットのデータが有効データとして抽出さ
れる。
すなわち、(C)に示すパルスがオンディレイ回路46
を通ると、(D)に示す如く、分周器40の出力パルスの
1周期Δt2に等しい時間だけ立ち上がりが遅れた波形に
され、次いでインバータ48で反転され、アンドゲート44
に供給されて、シフトレジスタ14からのパルスとの論理
積がアンドゲート44から出力され、(E)に示す如くな
る。オンディレイ回路46は図示の如く抵抗器Rおよびコ
ンデンサCからなる積分回路を使用できる。
を通ると、(D)に示す如く、分周器40の出力パルスの
1周期Δt2に等しい時間だけ立ち上がりが遅れた波形に
され、次いでインバータ48で反転され、アンドゲート44
に供給されて、シフトレジスタ14からのパルスとの論理
積がアンドゲート44から出力され、(E)に示す如くな
る。オンディレイ回路46は図示の如く抵抗器Rおよびコ
ンデンサCからなる積分回路を使用できる。
一方、分周器40からパルスが1個出力される毎に、次
のような一連の処理が行なわれる。
のような一連の処理が行なわれる。
すなわち、RAM24のアドレスAのデータDAが、バッフ
ァレジスタ26を介してカウンタ28へ供給され、アンドゲ
ート44から出力されるビットデータがカウンタ28により
計数(ビットデータが“1"のときのみ1を加算)され、
次いでバッファレジスタ26を介してRAM24の元のアドレ
スAに格納される。次いでRAM24のアドレスがインクリ
メントされる。
ァレジスタ26を介してカウンタ28へ供給され、アンドゲ
ート44から出力されるビットデータがカウンタ28により
計数(ビットデータが“1"のときのみ1を加算)され、
次いでバッファレジスタ26を介してRAM24の元のアドレ
スAに格納される。次いでRAM24のアドレスがインクリ
メントされる。
このような一連の処理がN回繰り返して行われると、
RAM24へのデータ書き込み処理が一旦停止され、スイッ
チ38がクロックパルス発生器16側へ切り換えられ、上述
のシフトレジスタ14への光電子パルス列パターンの作成
が行われる。
RAM24へのデータ書き込み処理が一旦停止され、スイッ
チ38がクロックパルス発生器16側へ切り換えられ、上述
のシフトレジスタ14への光電子パルス列パターンの作成
が行われる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、測定時間を短縮するために励起光パル
スを強くすると、第10図(A)に示す如く、アンプディ
スクリミネータ12から出力される複数の光電子パルスが
オーバーラップした状態で現れる頻度が多くなり、シフ
トレジスタ14には(B)に示す如く多数のビットが連続
したパターンが形成される。
スを強くすると、第10図(A)に示す如く、アンプディ
スクリミネータ12から出力される複数の光電子パルスが
オーバーラップした状態で現れる頻度が多くなり、シフ
トレジスタ14には(B)に示す如く多数のビットが連続
したパターンが形成される。
この場合、第8図に示す装置では、第10図(C)に示
す如く最初のビットのみが有効ビットとして42から抽出
されるので、時間的に最初の光電子パルスP1についての
み、カウントされ、後の光電子パルスP2についてはカウ
ントされない。したがって、入射蛍光の光量に対しフォ
トンの平均計数が比例する該入射光量の範囲、すなわち
ダイナミックレンジは、アンプ・ディスクリミネータ12
のパルス対分解能により制限され、これをさらに拡大す
ることができなかった。
す如く最初のビットのみが有効ビットとして42から抽出
されるので、時間的に最初の光電子パルスP1についての
み、カウントされ、後の光電子パルスP2についてはカウ
ントされない。したがって、入射蛍光の光量に対しフォ
トンの平均計数が比例する該入射光量の範囲、すなわち
ダイナミックレンジは、アンプ・ディスクリミネータ12
のパルス対分解能により制限され、これをさらに拡大す
ることができなかった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、分解時間を光電
子パルス幅以下に向上させることができるとともに、入
射光量に対するダイナミックレンジを拡大できるマルチ
チャンネル蛍光減衰波形測定装置を提供することにあ
る。
子パルス幅以下に向上させることができるとともに、入
射光量に対するダイナミックレンジを拡大できるマルチ
チャンネル蛍光減衰波形測定装置を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、本発明に係るマルチチャ
ンネル蛍光減衰波形測定装置では、試料へ照射した励起
光パルスに応答して、該試料から放出される蛍光のフォ
トンを光電子パルスに変換し、クロックパルスによりシ
フトされるシフトレジスタに該変換された光電子パルス
を供給して、該フォトンの発生時刻に対応した情報を有
する光電子パルス列のパターンを該シフトレジスタに作
成し、該パターンを読み出して統計的な積算処理を施す
ことにより蛍光減衰波形を測定するマルチチャンネル蛍
光減衰波形測定装置において、該シフトレジスタに格納
されている、光電子パルスに対応した連続する複数ビッ
トデータのうち、一定間隔毎のビットデータを有効なビ
ットデータとして抽出する有効データ抽出手段を設けた
ことを特徴としている。
ンネル蛍光減衰波形測定装置では、試料へ照射した励起
光パルスに応答して、該試料から放出される蛍光のフォ
トンを光電子パルスに変換し、クロックパルスによりシ
フトされるシフトレジスタに該変換された光電子パルス
を供給して、該フォトンの発生時刻に対応した情報を有
する光電子パルス列のパターンを該シフトレジスタに作
成し、該パターンを読み出して統計的な積算処理を施す
ことにより蛍光減衰波形を測定するマルチチャンネル蛍
光減衰波形測定装置において、該シフトレジスタに格納
されている、光電子パルスに対応した連続する複数ビッ
トデータのうち、一定間隔毎のビットデータを有効なビ
ットデータとして抽出する有効データ抽出手段を設けた
ことを特徴としている。
[実施例] 以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図にはマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置の
ブロック回路が示されており、第8図と同一構成要素に
は同一符号を付して説明を省略する。
ブロック回路が示されており、第8図と同一構成要素に
は同一符号を付して説明を省略する。
スイッチ38の実線図示状態で試料励起後、時間NΔt1
経過すると、蛍光寿命を示す光電子パルス列のパターン
がシフトレジスタ14に形成されることは上記と同様であ
る。第2図(A)に示す如き光電子パルスP1およびP2が
アンプ・ディスクリミネータ12から得られたとき、シフ
トレジスタ14には(B)に示すパルス列が形成される。
経過すると、蛍光寿命を示す光電子パルス列のパターン
がシフトレジスタ14に形成されることは上記と同様であ
る。第2図(A)に示す如き光電子パルスP1およびP2が
アンプ・ディスクリミネータ12から得られたとき、シフ
トレジスタ14には(B)に示すパルス列が形成される。
この時間NΔt1経過後、コントローラ18からの指令に
よりスイッチ38は点線図示状態に切り換えられ、シフト
レジスタ14から比較的遅い速度で直列データが読み出さ
れる。
よりスイッチ38は点線図示状態に切り換えられ、シフト
レジスタ14から比較的遅い速度で直列データが読み出さ
れる。
この直列データはアンドゲート50の一方の入力端子に
供給される。アンドゲート50の他方の入力端子は後述す
る如く、常時ハイレベルになっており、該直列データは
アンドゲート50を通ってモノステーブルマルチバイブレ
ータ(以下モノマルチという)52に入力され、これがト
リガされる。このモノマルチ52の非安定(オン)時間
は、分周器40の出力パルスの1周期Δt2に等しく選ばれ
ている。したがって、モノマルチ52のQ出力は、第2図
(C)に示す如く、光電子パルスP1に関する最初のビッ
トデータと対応する時間だけオンし、その出力がカウン
タ28に供給される。
供給される。アンドゲート50の他方の入力端子は後述す
る如く、常時ハイレベルになっており、該直列データは
アンドゲート50を通ってモノステーブルマルチバイブレ
ータ(以下モノマルチという)52に入力され、これがト
リガされる。このモノマルチ52の非安定(オン)時間
は、分周器40の出力パルスの1周期Δt2に等しく選ばれ
ている。したがって、モノマルチ52のQ出力は、第2図
(C)に示す如く、光電子パルスP1に関する最初のビッ
トデータと対応する時間だけオンし、その出力がカウン
タ28に供給される。
一方、この出力は、インバータ54を通じてモノマルチ
56に供給される。モノマルチ56は、モノマルチ52の出力
パルスの立ち下がり(後縁)によってトリガされる。モ
ノマルチ56の出力は、(D)に示す如く、常時“1"を
出力しており、上記トリガにより出力が“0"になる。こ
の非安定(オフ)時間Δt3は、一個の光電子パルスに対
応した連続するビット数をnとするとき、Δt3=nΔt2
−Δt2に選ばれている。モノマルチ56のこのオフ時間Δ
t3では、アンドゲート50が閉じているので、シフトレジ
スタ14からのデータはモノマルチ52に供給されない。
56に供給される。モノマルチ56は、モノマルチ52の出力
パルスの立ち下がり(後縁)によってトリガされる。モ
ノマルチ56の出力は、(D)に示す如く、常時“1"を
出力しており、上記トリガにより出力が“0"になる。こ
の非安定(オフ)時間Δt3は、一個の光電子パルスに対
応した連続するビット数をnとするとき、Δt3=nΔt2
−Δt2に選ばれている。モノマルチ56のこのオフ時間Δ
t3では、アンドゲート50が閉じているので、シフトレジ
スタ14からのデータはモノマルチ52に供給されない。
上記オン時間Δt3後、モノマルチ56の出力はオン
し、アンドゲート50が開かれるので、シフトレジスタ14
からのビットデータがモノマルチ52に供給される。この
ビットデータは、(A)に示す光電子パルスP2に関する
ものである。これにより、モノマルチ52は再びトリガさ
れ、上記の如く時間Δt2だけオンし、この出力がカウン
タ28に供給される。モノマルチ52の出力パルスの立ち下
がりにより、モノマルチ56が再びトリガされ、アンドゲ
ート50はこれより時間Δt3閉じられた後、再び開かれ
る。
し、アンドゲート50が開かれるので、シフトレジスタ14
からのビットデータがモノマルチ52に供給される。この
ビットデータは、(A)に示す光電子パルスP2に関する
ものである。これにより、モノマルチ52は再びトリガさ
れ、上記の如く時間Δt2だけオンし、この出力がカウン
タ28に供給される。モノマルチ52の出力パルスの立ち下
がりにより、モノマルチ56が再びトリガされ、アンドゲ
ート50はこれより時間Δt3閉じられた後、再び開かれ
る。
これらアンドゲート50、モノマルチ52、インバータ5
4、モノマルチ56をもって、データ抽出回路58が構成さ
れている。
4、モノマルチ56をもって、データ抽出回路58が構成さ
れている。
なお、モノマルチ52からカウンタ28への2値データ入
力後は、第8図の説明と同様に動作するので省説する。
力後は、第8図の説明と同様に動作するので省説する。
上記動作により、比較的強い励起光パルスを試料に照
射することにより、オーバラップした2つの光電子パル
スP1及びP2がシフトレジスタ14に入力され、シフトレジ
スタ14に連続した“1"のパターンが形成された場合であ
っても、各光電子パルスP1及びP2を正確に計数すること
ができる。
射することにより、オーバラップした2つの光電子パル
スP1及びP2がシフトレジスタ14に入力され、シフトレジ
スタ14に連続した“1"のパターンが形成された場合であ
っても、各光電子パルスP1及びP2を正確に計数すること
ができる。
パルスP1、P2を識別可能なオーバラップの程度は、両
パルスのピーク間距離が略Δt2以上である。したがっ
て、n=3であっても殆どのオーバラップを分離識別可
能であり、ダイナミックレンジを大幅に広げることがで
きる。
パルスのピーク間距離が略Δt2以上である。したがっ
て、n=3であっても殆どのオーバラップを分離識別可
能であり、ダイナミックレンジを大幅に広げることがで
きる。
また、本実施例装置は第8図に示す装置の機能をも併
せて有しており、分解時間が1個の光電子パルスの幅以
下に向上する。
せて有しており、分解時間が1個の光電子パルスの幅以
下に向上する。
さらに、本実施例装置は3個以上の光電子パルスがオ
ーバラップしても入力された場合にも各パルスを計数す
ることができる。しかし、正確な計数値を得るようにす
るためには、最大3個程度になるよう励起光の強さを調
整した方が好ましい。
ーバラップしても入力された場合にも各パルスを計数す
ることができる。しかし、正確な計数値を得るようにす
るためには、最大3個程度になるよう励起光の強さを調
整した方が好ましい。
(2)拡張 なお、本発明は、第4図、第5図および第7図で説明
した各種マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置に適用
することができることは勿論である。
した各種マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置に適用
することができることは勿論である。
また、マイクロコンピュータのソフトウエア構成によ
り、シフトレジスタ14に格納されている、光電子パルス
に対応した連続する複数ビットデータのうち、一定間隔
毎のビットデータを有効なビットデータとして抽出して
もよい。
り、シフトレジスタ14に格納されている、光電子パルス
に対応した連続する複数ビットデータのうち、一定間隔
毎のビットデータを有効なビットデータとして抽出して
もよい。
[発明の効果] 本発明に係るマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置
では、シフトレジスタに格納されている、光電子パルス
に対応した連続する複数ビットデータのうち、一定間隔
毎のビットデータを有効なビットデータとして抽出する
ので、分解時間を光電子パルス幅以下に向上させること
ができるとともに、入射蛍光の光量に対しフォトンの平
均計数が比例する該入射光量の範囲、すなわちダイナミ
ックレンジを大幅に広げることができるという優れた効
果がある。
では、シフトレジスタに格納されている、光電子パルス
に対応した連続する複数ビットデータのうち、一定間隔
毎のビットデータを有効なビットデータとして抽出する
ので、分解時間を光電子パルス幅以下に向上させること
ができるとともに、入射蛍光の光量に対しフォトンの平
均計数が比例する該入射光量の範囲、すなわちダイナミ
ックレンジを大幅に広げることができるという優れた効
果がある。
第1図は本発明の実施例に係り、マルチチャンネル蛍光
減衰波形測定装置の構成を示すブロック回路図、第2図
は第1図に示すデータ抽出回路58の動作説明図である。 第3図乃至第7図は従来例に係り、第3図は光電子パル
ス列同時検出法の原理説明図、第4図はこの原理を実現
する第1のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置のブ
ロック回路図、第5図は同じく第2のマルチチャンネル
蛍光減衰波形測定装置のブロック回路図、第6図はバー
ニアンクロノトロンの原理構成図、第7図は第6図の回
路を用いた第3のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装
置の回路図である。 第8図は先に提案した蛍光減衰波形測定装置の構成を示
すブロック回路図、第9図は第8図に示す有効データ抽
出回路42の動作説明図、第10図は第9図において、
(A)に示す光電子パルスが重畳して得られる場合の説
明図である。 10:光電子増倍管 12:アンプ・ディスクリミネータ 14:シフトレジスタ 16:クロックパルス発生器 18:コントローラ 22:カウンタ 24:RAM 30:同軸ケーブル 32:リフレッシュアンプ 34:コインシデンス回路 36:スケーラ 42、42A、58:有効データ抽出回路 46:オンディレイ回路 50:アンドゲート 52、56:モノステーブルマルチバイブレータ
減衰波形測定装置の構成を示すブロック回路図、第2図
は第1図に示すデータ抽出回路58の動作説明図である。 第3図乃至第7図は従来例に係り、第3図は光電子パル
ス列同時検出法の原理説明図、第4図はこの原理を実現
する第1のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置のブ
ロック回路図、第5図は同じく第2のマルチチャンネル
蛍光減衰波形測定装置のブロック回路図、第6図はバー
ニアンクロノトロンの原理構成図、第7図は第6図の回
路を用いた第3のマルチチャンネル蛍光減衰波形測定装
置の回路図である。 第8図は先に提案した蛍光減衰波形測定装置の構成を示
すブロック回路図、第9図は第8図に示す有効データ抽
出回路42の動作説明図、第10図は第9図において、
(A)に示す光電子パルスが重畳して得られる場合の説
明図である。 10:光電子増倍管 12:アンプ・ディスクリミネータ 14:シフトレジスタ 16:クロックパルス発生器 18:コントローラ 22:カウンタ 24:RAM 30:同軸ケーブル 32:リフレッシュアンプ 34:コインシデンス回路 36:スケーラ 42、42A、58:有効データ抽出回路 46:オンディレイ回路 50:アンドゲート 52、56:モノステーブルマルチバイブレータ
Claims (1)
- 【請求項1】試料へ照射した励起光パルスに応答して、
該試料から放出される蛍光のフォトンを光電子パルスに
変換し、クロックパルスによりシフトされるシフトレジ
スタ(14)に該変換された光電子パルスを供給して、該
フォトンの発生時刻に対応した情報を有する光電子パル
ス列のパターンを該シフトレジスタ(14)に作成し、該
パターンを読み出して統計的な積算処理を施すことによ
り蛍光減衰波形を測定するマルチチャンネル蛍光減衰波
形測定装置において、 該シフトレジスタ(14)に格納されている、光電子パル
スに対応した連続する複数ビットデータのうち、一定間
隔毎のビットデータを有効なビットデータとして抽出す
る有効データ抽出手段(58) を設けたことを特徴とするマルチチャンネル蛍光減衰波
形測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63054278A JP2694200B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63054278A JP2694200B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01227948A JPH01227948A (ja) | 1989-09-12 |
JP2694200B2 true JP2694200B2 (ja) | 1997-12-24 |
Family
ID=12966101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63054278A Expired - Lifetime JP2694200B2 (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | マルチチャンネル蛍光減衰波形測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2694200B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022507037A (ja) * | 2018-11-14 | 2022-01-18 | 11093568 カナダ エルティーディー. | 高分解能多重化システム |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0743939U (ja) * | 1993-11-12 | 1995-10-03 | 株式会社ワイアンドワイ | 高速掃引機能を有する光干渉計を用いた微弱光パルス 計測装置 |
DE19634873A1 (de) * | 1996-08-29 | 1998-03-12 | Boehringer Mannheim Gmbh | System zur Unterscheidung fluoreszierender Molekülgruppen durch zeitaufgelöste Fluoreszenzmessung |
JP4074136B2 (ja) | 2002-05-29 | 2008-04-09 | 浜松ホトニクス株式会社 | 蛍光寿命分布画像測定装置およびその測定方法 |
JP4188653B2 (ja) * | 2002-10-01 | 2008-11-26 | 浜松ホトニクス株式会社 | 蛍光測定装置 |
DE102011114874B4 (de) * | 2011-09-30 | 2024-09-26 | Carl Zeiss Microscopy Gmbh | Mikroskop umfassend eine Auswerteschaltung für einen optoelektronischen Detektor zum Aufzeichnen insbesondere von Fluoreszenzereignissen |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP63054278A patent/JP2694200B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022507037A (ja) * | 2018-11-14 | 2022-01-18 | 11093568 カナダ エルティーディー. | 高分解能多重化システム |
JP7531915B2 (ja) | 2018-11-14 | 2024-08-13 | 11093568 カナダ エルティーディー. | 高分解能多重化システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01227948A (ja) | 1989-09-12 |
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