JP2594767Y2 - 光ディスク - Google Patents
光ディスクInfo
- Publication number
- JP2594767Y2 JP2594767Y2 JP1992081436U JP8143692U JP2594767Y2 JP 2594767 Y2 JP2594767 Y2 JP 2594767Y2 JP 1992081436 U JP1992081436 U JP 1992081436U JP 8143692 U JP8143692 U JP 8143692U JP 2594767 Y2 JP2594767 Y2 JP 2594767Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disk
- stamper
- optical
- clamping plate
- optical disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、光ディスク,光磁気デ
ィスクなどの光学式または光磁気式手段によって情報を
記録,再生する光ディスクに関するものである。
ィスクなどの光学式または光磁気式手段によって情報を
記録,再生する光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、情報記録担体としての光ディス
ク又は光磁気ディスクなどの情報ディスクの製品は、デ
ィスク用金型でスタンパを用いて射出成型される円盤状
の成形品となっていて、ディスク内周面は、リング状の
キャビティ金型部材、即ち内周リング部材としてのスタ
ンパ押えで形成されている。
ク又は光磁気ディスクなどの情報ディスクの製品は、デ
ィスク用金型でスタンパを用いて射出成型される円盤状
の成形品となっていて、ディスク内周面は、リング状の
キャビティ金型部材、即ち内周リング部材としてのスタ
ンパ押えで形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ディスクでは図6に示すように、グルーブやピットの情
報形成面aは基板平坦面に形成され、ディスク基板b
は、中心部の孔外周部を駆動装置側のクランプで挟持し
て回転駆動されるようになっている。そのために中央部
の孔外周部は規格上所定の厚みが必要であり、しかもス
タンパ押え溝cがないとスタンパを押えられないため、
スタンパ押え溝cは前記挟持部分の外周にリング状に形
成していた。このスタンパ押え溝cがあると、該スタン
パ押え溝cと中心孔dとの間が巾狭くなってディスク基
板の組立取扱作業時において吸着パットを用いて吸着作
業する際に、巾狭のために不安定であり、操作上厳格な
位置規制が要求されて作業を煩雑化し、少しでも外れる
と吸着できずに作業取扱上問題があった。本考案は、こ
れら従来の欠点を容易に除去しようとするもので、中央
部にクランピングプレートのある円盤状ディスク基板の
スタンパ押えも簡単な構造にでき、ディスク基板の吸着
作業による取扱い作業性も安定して行なえ、信頼性も大
巾に高められ、生産性を著しく向上できる情報ディスク
とすることを目的とするものである。
ディスクでは図6に示すように、グルーブやピットの情
報形成面aは基板平坦面に形成され、ディスク基板b
は、中心部の孔外周部を駆動装置側のクランプで挟持し
て回転駆動されるようになっている。そのために中央部
の孔外周部は規格上所定の厚みが必要であり、しかもス
タンパ押え溝cがないとスタンパを押えられないため、
スタンパ押え溝cは前記挟持部分の外周にリング状に形
成していた。このスタンパ押え溝cがあると、該スタン
パ押え溝cと中心孔dとの間が巾狭くなってディスク基
板の組立取扱作業時において吸着パットを用いて吸着作
業する際に、巾狭のために不安定であり、操作上厳格な
位置規制が要求されて作業を煩雑化し、少しでも外れる
と吸着できずに作業取扱上問題があった。本考案は、こ
れら従来の欠点を容易に除去しようとするもので、中央
部にクランピングプレートのある円盤状ディスク基板の
スタンパ押えも簡単な構造にでき、ディスク基板の吸着
作業による取扱い作業性も安定して行なえ、信頼性も大
巾に高められ、生産性を著しく向上できる情報ディスク
とすることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、中央部にクラ
ンピングプレートのある円盤状のディスク基板からなる
光学式または光磁気式光ディスクにおいて、該ディスク
基板上にあるクランピングプレートの支承部外周と情報
形成面の最内周との間をスタンパ押えで形成されるスタ
ンパ押え面をディスク基板上面より凹んだ平面に形成し
て、該スタンパ押え面を吸着パット用吸着面としたこと
を特徴とする光ディスクである。
ンピングプレートのある円盤状のディスク基板からなる
光学式または光磁気式光ディスクにおいて、該ディスク
基板上にあるクランピングプレートの支承部外周と情報
形成面の最内周との間をスタンパ押えで形成されるスタ
ンパ押え面をディスク基板上面より凹んだ平面に形成し
て、該スタンパ押え面を吸着パット用吸着面としたこと
を特徴とする光ディスクである。
【0005】
【作用】ディスク基板は、クランピングプレートの支承
部の外周から情報形成面の最内周まで平面でスタンパ押
え面が形成してあるので、スタンパ押えの構造も簡単で
成形性をよくし、かつ吸着パットの吸着面巾が広くとれ
て、安定した取扱い作業が保証され、吸着パットが多少
ずれても安全に組立製作することができ生産性をも著し
く向上できる信頼性のある光ディスクとして用いられる
ものである。
部の外周から情報形成面の最内周まで平面でスタンパ押
え面が形成してあるので、スタンパ押えの構造も簡単で
成形性をよくし、かつ吸着パットの吸着面巾が広くとれ
て、安定した取扱い作業が保証され、吸着パットが多少
ずれても安全に組立製作することができ生産性をも著し
く向上できる信頼性のある光ディスクとして用いられる
ものである。
【0006】
【実施例】本考案の実施例を図1乃至図5で説明する
と、ポリカーボネート,ポリオレフィン,ポリメチルメ
タクリレート等の樹脂で、ディスク状情報媒体を成形す
るが、光学式又は光磁気式などによって再生または記録
・再生可能なピット及び/またはグルーブからなる情報
形成面1を平坦部に有し、中央部に中心孔2とクランピ
ングプレート支承部4とのある円盤状のディスク基板3
とするのに、該ディスク基板3の内周面をスタンパ押え
5で形成し、かつランナー18のあるゲートパンチ19
と金型20とで成形して光ディスクとしてある。
と、ポリカーボネート,ポリオレフィン,ポリメチルメ
タクリレート等の樹脂で、ディスク状情報媒体を成形す
るが、光学式又は光磁気式などによって再生または記録
・再生可能なピット及び/またはグルーブからなる情報
形成面1を平坦部に有し、中央部に中心孔2とクランピ
ングプレート支承部4とのある円盤状のディスク基板3
とするのに、該ディスク基板3の内周面をスタンパ押え
5で形成し、かつランナー18のあるゲートパンチ19
と金型20とで成形して光ディスクとしてある。
【0007】この場合、ディスク基板3の中心孔2より
成形用スタンパ押え5を経てスタンパ51にかけて形成
される樹脂流路で成形される部分で、成形用スタンパ押
え面を兼ねた吸着パット用吸着面52を情報形成面側に
形成されるものであって、この情報形成面1に対向した
ディスク裏側面に突出してディスク基板の中心部に段差
をつけたクランピングプレート支承部4を備えてあっ
て、該吸着面52を前記クランピングプレート6の取付
部となる支承部4の外周に形成し、該スタンパ押え面が
吸着パット12の吸着面52として巾広に形成してい
る。即ち、スタンパ押え面が、吸着パット用吸着面52
として情報形成面1側に凹んだ巾広の平面で成形されて
いる。
成形用スタンパ押え5を経てスタンパ51にかけて形成
される樹脂流路で成形される部分で、成形用スタンパ押
え面を兼ねた吸着パット用吸着面52を情報形成面側に
形成されるものであって、この情報形成面1に対向した
ディスク裏側面に突出してディスク基板の中心部に段差
をつけたクランピングプレート支承部4を備えてあっ
て、該吸着面52を前記クランピングプレート6の取付
部となる支承部4の外周に形成し、該スタンパ押え面が
吸着パット12の吸着面52として巾広に形成してい
る。即ち、スタンパ押え面が、吸着パット用吸着面52
として情報形成面1側に凹んだ巾広の平面で成形されて
いる。
【0008】このディスク基板3は、クランピングプレ
ート支承部4にクランピングプレート6を取付け、ケー
ス11の内部に情報媒体として収納し、ヘッド挿入孔な
どの開口13を形成したケース11に、該開口13を開
開するための断面略コ字状のシャッタ10を摺動自在に
備えたカートリッジとして用いられるようにしてあっ
て、前記ケース11は上ケースと下ケースとからなり、
該ケース11における前記シャッタ10は凹面のシャッ
タエリア14に摺動させるもので、前記クランピングプ
レート6に対設される軸挿入孔7がケース11にあり、
また誤消去防止用プラグ8,シャッタロック9を付設し
てディスク収納部17が形成されていて、このケース1
1の外表面にラベルエリア15が設けられている。
ート支承部4にクランピングプレート6を取付け、ケー
ス11の内部に情報媒体として収納し、ヘッド挿入孔な
どの開口13を形成したケース11に、該開口13を開
開するための断面略コ字状のシャッタ10を摺動自在に
備えたカートリッジとして用いられるようにしてあっ
て、前記ケース11は上ケースと下ケースとからなり、
該ケース11における前記シャッタ10は凹面のシャッ
タエリア14に摺動させるもので、前記クランピングプ
レート6に対設される軸挿入孔7がケース11にあり、
また誤消去防止用プラグ8,シャッタロック9を付設し
てディスク収納部17が形成されていて、このケース1
1の外表面にラベルエリア15が設けられている。
【0009】なお、前記ケース11は、コンパクトディ
スクやビデオディスク,光ディスクなどのディスク状媒
体を収納した各種のカートリッジ形態のシェルに選んで
構成される。また、ディスク基板3のスタンパ押え面、
すなわちパット吸着面52としては、比較的巾の広いエ
リアを持たせて吸着パットでの取扱い操作を安定して行
えるように配慮されているが、図4に示すようにクラン
ピングプレート支承部4の段差部内外周はθ,θ1、例
えば、1.0〜3.0度の角度をつけた抜きテーパー面
で形成し、吸着面52も外周にテーパー面(角度20〜
25度好ましくは22.5度)の浅い傾斜面53を経て
垂直面54を形成した凹面に形成するのがよく、上下ケ
ース11内の中央部分に配置されて金型の寿命を長く
し、量産体勢に有用に用いられる(図5)。
スクやビデオディスク,光ディスクなどのディスク状媒
体を収納した各種のカートリッジ形態のシェルに選んで
構成される。また、ディスク基板3のスタンパ押え面、
すなわちパット吸着面52としては、比較的巾の広いエ
リアを持たせて吸着パットでの取扱い操作を安定して行
えるように配慮されているが、図4に示すようにクラン
ピングプレート支承部4の段差部内外周はθ,θ1、例
えば、1.0〜3.0度の角度をつけた抜きテーパー面
で形成し、吸着面52も外周にテーパー面(角度20〜
25度好ましくは22.5度)の浅い傾斜面53を経て
垂直面54を形成した凹面に形成するのがよく、上下ケ
ース11内の中央部分に配置されて金型の寿命を長く
し、量産体勢に有用に用いられる(図5)。
【0010】
【考案の効果】本考案は、中央部にクランピングプレー
トのある円盤状のディスク基板からなる光学式または光
磁気式光ディスクにおいて、該ディスク基板上にあるク
ランピングプレートの支承部外周と情報形成面の最内周
との間を凹んだ平面に形成して、スタンパ押え面を吸着
パット用吸着面として利用したことにより、ディスク基
板は、吸着パットの吸着面巾が広くとれて安定した組立
などの取扱い作業が保証され、吸着パットが多少ずれて
も安全に組立製作することができ生産性をも著しく向上
できるし、ディスク基板の成形性も良くて品質をも著し
く高め、信頼性のある商品価値の高い光ディスクとする
ことができる。
トのある円盤状のディスク基板からなる光学式または光
磁気式光ディスクにおいて、該ディスク基板上にあるク
ランピングプレートの支承部外周と情報形成面の最内周
との間を凹んだ平面に形成して、スタンパ押え面を吸着
パット用吸着面として利用したことにより、ディスク基
板は、吸着パットの吸着面巾が広くとれて安定した組立
などの取扱い作業が保証され、吸着パットが多少ずれて
も安全に組立製作することができ生産性をも著しく向上
できるし、ディスク基板の成形性も良くて品質をも著し
く高め、信頼性のある商品価値の高い光ディスクとする
ことができる。
【図1】本考案の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線における拡大縦断面図である。
【図3】ディスクの成形時の縦断面図である。
【図4】図3の例の一部の拡大詳細図である。
【図5】図4の例の一使用状態の縦断面図である。
【図6】従来例の一部の拡大詳細図である。
1 情報形成面 2 中心孔 3 ディスク基板 4 クランピングプレート支承部 5 スタンパ押え 51スタンパ 52スタンパ押え面 6 クランピングプレート 10 シャッタ 11 ケース 13 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 23/00 601 G11B 7/24 571 G11B 11/10 536
Claims (1)
- 【請求項1】 中央部にクランピングプレートのある円
盤状のディスク基板からなる光学式または光磁気式光デ
ィスクにおいて、該ディスク基板上にあるクランピング
プレートの支承部外周と情報形成面の最内周との間をス
タンパ押えで形成されるスタンパ押え面をディスク基板
上面より凹んだ平面に形成して、該スタンパ押え面を吸
着パット用吸着面としたことを特徴とする光ディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081436U JP2594767Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992081436U JP2594767Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光ディスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643876U JPH0643876U (ja) | 1994-06-10 |
JP2594767Y2 true JP2594767Y2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=13746347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992081436U Expired - Lifetime JP2594767Y2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 光ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594767Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP1992081436U patent/JP2594767Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0643876U (ja) | 1994-06-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990119 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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