JP2580424Y2 - 物品収納容器の車体取付構造 - Google Patents
物品収納容器の車体取付構造Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばカセットデッ
キ、CDプレーヤ或いは飲料容器の冷却・加熱部材等の
物品収納容器を自動車の左右のシート間に取り付ける物
品収納容器の車体取付構造に関する。
キ、CDプレーヤ或いは飲料容器の冷却・加熱部材等の
物品収納容器を自動車の左右のシート間に取り付ける物
品収納容器の車体取付構造に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】この種の物品収納容器
として、例えば2種類の金属の接合部に電流を流すと該
電流の方向に応じて前記接合部に吸熱または発熱が起こ
る現象(ペルチェ効果)を応用した冷却・加熱部材を車
載の物品収納容器に取り付け、飲料容器等の物品の冷却
及び加熱を可能としたものは従来周知である(例えば、
特開平2−57878号公報、特開平4−257678
号公報参照)。
として、例えば2種類の金属の接合部に電流を流すと該
電流の方向に応じて前記接合部に吸熱または発熱が起こ
る現象(ペルチェ効果)を応用した冷却・加熱部材を車
載の物品収納容器に取り付け、飲料容器等の物品の冷却
及び加熱を可能としたものは従来周知である(例えば、
特開平2−57878号公報、特開平4−257678
号公報参照)。
【0003】ところで、かかる物品収納容器を自動車の
運転席シート及び助手席シート間に設けたセンターコン
ソールボックスの内部に搭載する場合、従来は該物品収
納容器をセンターコンソールボックス自体に支持させて
いた(実開昭54−127335号公報参照)。
運転席シート及び助手席シート間に設けたセンターコン
ソールボックスの内部に搭載する場合、従来は該物品収
納容器をセンターコンソールボックス自体に支持させて
いた(実開昭54−127335号公報参照)。
【0004】しかしながら、ペルチェ素子を応用した物
品収納容器は重量が大きいため、それを直接センターコ
ンソールボックスに取り付けるには該センターコンソー
ルボックスを補強する必要ある。また、運転席シート及
び助手席シート間の空間は狭隘であるため、前述のよう
にセンターコンソールボックスを補強すると前記空間が
一層狭くなり、物品収納容器を搭載するスペースが確保
できなくなる問題がある。
品収納容器は重量が大きいため、それを直接センターコ
ンソールボックスに取り付けるには該センターコンソー
ルボックスを補強する必要ある。また、運転席シート及
び助手席シート間の空間は狭隘であるため、前述のよう
にセンターコンソールボックスを補強すると前記空間が
一層狭くなり、物品収納容器を搭載するスペースが確保
できなくなる問題がある。
【0005】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、自動車の左右のシート間の狭い空間に重量の大きい
物品収納容器をコンパクト且つ強固に取り付けることを
目的とする。
で、自動車の左右のシート間の狭い空間に重量の大きい
物品収納容器をコンパクト且つ強固に取り付けることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載された考案は、物品収納容器を自動
車の左右のシート間に取り付ける物品収納容器の車体取
付構造において、枠状フレームを物品収納容器の周囲を
取り囲むように固定し、枠状フレームと接する物品収納
容器の周壁部分にフレーム嵌合溝を凹設し、このフレー
ム嵌合溝に枠状フレームを面一に嵌合させるとともに、
車体のフロアパネルに立設した取付ブラケットの上端に
枠状フレームの一部を結合したことを特徴とする。
に、請求項1に記載された考案は、物品収納容器を自動
車の左右のシート間に取り付ける物品収納容器の車体取
付構造において、枠状フレームを物品収納容器の周囲を
取り囲むように固定し、枠状フレームと接する物品収納
容器の周壁部分にフレーム嵌合溝を凹設し、このフレー
ム嵌合溝に枠状フレームを面一に嵌合させるとともに、
車体のフロアパネルに立設した取付ブラケットの上端に
枠状フレームの一部を結合したことを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載された考案は、請求項
1の構成に加えて、前記物品収納容器の周囲を取り囲む
枠状フレームを、左フレーム、右フレーム、前部フレー
ム及び後部フレームより構成し、物品収納容器の左右両
側面に凹設したフレーム嵌合溝に左フレーム及び右フレ
ームをそれぞれ面一に嵌合させるとともに、車体のフロ
アパネルに立設した前部取付ブラケットの上端及び後部
取付ブラケットの上端に前部フレーム及び後部フレーム
をそれぞれ結合したことを特徴とする。
1の構成に加えて、前記物品収納容器の周囲を取り囲む
枠状フレームを、左フレーム、右フレーム、前部フレー
ム及び後部フレームより構成し、物品収納容器の左右両
側面に凹設したフレーム嵌合溝に左フレーム及び右フレ
ームをそれぞれ面一に嵌合させるとともに、車体のフロ
アパネルに立設した前部取付ブラケットの上端及び後部
取付ブラケットの上端に前部フレーム及び後部フレーム
をそれぞれ結合したことを特徴とする。
【0008】また請求項3に記載された考案は、請求項
1又は2の構成に加えて、前記物品収納容器が、ペルチ
ェ素子を用いた冷却・加熱部材によって飲料容器の冷却
・加熱を行うカップホルダであることを特徴とする。
1又は2の構成に加えて、前記物品収納容器が、ペルチ
ェ素子を用いた冷却・加熱部材によって飲料容器の冷却
・加熱を行うカップホルダであることを特徴とする。
【0009】また請求項4に記載された考案は、請求項
3の構成に加えて、前記カップホルダが2個の飲料容器
を収納する2個の開口を前後に備えたことを特徴とす
る。
3の構成に加えて、前記カップホルダが2個の飲料容器
を収納する2個の開口を前後に備えたことを特徴とす
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
【0011】図1〜図9は本考案の一実施例を示すもの
で、図1は自動車の室内の斜視図、図2は図1の2方向
拡大矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2
の4−4線断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図、
図6はカップホルダの部分破断断面図、図7はカップホ
ルダの全体斜視図、図8は枠状フレームの分解斜視図、
図9は電気回路図である。
で、図1は自動車の室内の斜視図、図2は図1の2方向
拡大矢視図、図3は図2の3−3線断面図、図4は図2
の4−4線断面図、図5は図2の5−5線拡大断面図、
図6はカップホルダの部分破断断面図、図7はカップホ
ルダの全体斜視図、図8は枠状フレームの分解斜視図、
図9は電気回路図である。
【0012】図1に示すように、自動車の運転席シート
(図示せず)と助手席シートSとの間に形成される空間
には、後述する物品収納容器としてのカップホルダHを
内部に収納したセンターコンソールボックスBが配設さ
れる。
(図示せず)と助手席シートSとの間に形成される空間
には、後述する物品収納容器としてのカップホルダHを
内部に収納したセンターコンソールボックスBが配設さ
れる。
【0013】図2及び図3に示すように、車体のフロア
パネルPに取り付けらたセンターコンソールボックスB
は、内部にカップホルダHを収納するボックス本体1
と、このボックス本体1の後端にヒンジ2で枢支された
開閉可能なアームレスト3とを備える。またボックス本
体1の前部上面には、シフトレバー4、一対のパワーウ
インドウ操作スイッチ5,6及びドアミラー操作スイッ
チ7が設けられる。
パネルPに取り付けらたセンターコンソールボックスB
は、内部にカップホルダHを収納するボックス本体1
と、このボックス本体1の後端にヒンジ2で枢支された
開閉可能なアームレスト3とを備える。またボックス本
体1の前部上面には、シフトレバー4、一対のパワーウ
インドウ操作スイッチ5,6及びドアミラー操作スイッ
チ7が設けられる。
【0014】次に、図2〜図8に基づいてカップホルダ
Hの構造を詳述する。
Hの構造を詳述する。
【0015】カップホルダHは合成樹脂製の左ケース半
体11と、右ケース半体12と、上部カバー13とを備
えており、左ケース半体11及び右ケース半体12は複
数本のボルト14…で結合され、その上面に上部カバー
13が複数本のボルト15…で結合される。左ケース半
体11及び右ケース半体12の外表面にはフレーム嵌合
溝111 ,121 が刻設されており、これらフレーム嵌
合溝111 ,121 に金属製の左フレーム16及び右フ
レーム17が嵌合する。
体11と、右ケース半体12と、上部カバー13とを備
えており、左ケース半体11及び右ケース半体12は複
数本のボルト14…で結合され、その上面に上部カバー
13が複数本のボルト15…で結合される。左ケース半
体11及び右ケース半体12の外表面にはフレーム嵌合
溝111 ,121 が刻設されており、これらフレーム嵌
合溝111 ,121 に金属製の左フレーム16及び右フ
レーム17が嵌合する。
【0016】左フレーム16及び右フレーム17の下部
は、左ケース半体11及び右ケース半体12の下面にそ
れぞれ突設した各2個のボス部112 ,112 ;1
22 ,122 (図5及び図6参照)にボルト18…で結
合される。また左フレーム16及び右フレーム17は、
左ケース半体11及び右ケース半体12の前面において
2本のボルト19,19(図8参照)で金属製の前部フ
レーム20に結合されるとともに、左ケース半体11及
び右ケース半体12の後面において2本のボルト21,
21(図8参照)で金属製の後部フレーム22に結合さ
れる。
は、左ケース半体11及び右ケース半体12の下面にそ
れぞれ突設した各2個のボス部112 ,112 ;1
22 ,122 (図5及び図6参照)にボルト18…で結
合される。また左フレーム16及び右フレーム17は、
左ケース半体11及び右ケース半体12の前面において
2本のボルト19,19(図8参照)で金属製の前部フ
レーム20に結合されるとともに、左ケース半体11及
び右ケース半体12の後面において2本のボルト21,
21(図8参照)で金属製の後部フレーム22に結合さ
れる。
【0017】この実施例では、図8から明らかなよう
に、前記左フレーム16、右フレーム17、前部フレー
ム20及び後部フレーム22は、カップホルダHの左ケ
ース半体11及び右ケース半体12の外周を取り囲む枠
状フレームFを構成する。
に、前記左フレーム16、右フレーム17、前部フレー
ム20及び後部フレーム22は、カップホルダHの左ケ
ース半体11及び右ケース半体12の外周を取り囲む枠
状フレームFを構成する。
【0018】フロアパネルPには門型の前部取付ブラケ
ット23がボルト24,24を介して立設されており、
この前部取付ブラケット23の上端に前部フレーム20
が2本のボルト25,25で固定される。またフロアパ
ネルPにボルト26,26を介して立設された門型の後
部取付ブラケット27の上端に、後部フレーム22が2
本のボルト28,28で固定される。
ット23がボルト24,24を介して立設されており、
この前部取付ブラケット23の上端に前部フレーム20
が2本のボルト25,25で固定される。またフロアパ
ネルPにボルト26,26を介して立設された門型の後
部取付ブラケット27の上端に、後部フレーム22が2
本のボルト28,28で固定される。
【0019】図5から明らかなように、左ケース半体1
1のフレーム嵌合溝111 に左フレーム16を嵌合させ
たことにより、左ケース半体11の外面と左フレーム1
6の外面とは面一になり、同様に右ケース半体12のフ
レーム嵌合溝121 に右フレーム17を嵌合させたこと
により、右ケース半体12の外面と右フレーム17の外
面とは面一になる。
1のフレーム嵌合溝111 に左フレーム16を嵌合させ
たことにより、左ケース半体11の外面と左フレーム1
6の外面とは面一になり、同様に右ケース半体12のフ
レーム嵌合溝121 に右フレーム17を嵌合させたこと
により、右ケース半体12の外面と右フレーム17の外
面とは面一になる。
【0020】カップホルダHの上部にはペルチェ素子よ
りなる冷却・加熱部材30が2本のボルト31,31に
よって固定される。冷却・加熱部材30はジュースや茶
等の飲料容器Cを冷却又は加熱するもので、上部カバー
13に形成した前後一対の開口131 ,131 から挿入
された飲料容器Cの側面の一部が、その冷却・加熱部材
30に当接するように形成されている。上部カバー13
の開口131 ,131から挿入された飲料容器Cのガタ
つきを抑えるために、飲料容器Cを冷却・加熱部材30
に向けて付勢する一対の板バネ32,32が設けられ
る。
りなる冷却・加熱部材30が2本のボルト31,31に
よって固定される。冷却・加熱部材30はジュースや茶
等の飲料容器Cを冷却又は加熱するもので、上部カバー
13に形成した前後一対の開口131 ,131 から挿入
された飲料容器Cの側面の一部が、その冷却・加熱部材
30に当接するように形成されている。上部カバー13
の開口131 ,131から挿入された飲料容器Cのガタ
つきを抑えるために、飲料容器Cを冷却・加熱部材30
に向けて付勢する一対の板バネ32,32が設けられ
る。
【0021】カップホルダHの下部には、左ケース半体
11及び右ケース半体12間に挟まれるように金属製の
熱交換器33が配設される。熱交換器33はボルト34
で冷却・加熱部材30の下面に結合される基板33
1 と、この基板331 の底面に前後方向に沿って突設さ
れた多数のフィン332 …とを備える。熱交換器33の
前端に対向する左ケース半体11及び右ケース半体12
の前面には吸気口35…が形成されるとともに、熱交換
器33の後端に対向する左ケース半体11及び右ケース
半体12の後端にはファンユニット36が設けられる。
11及び右ケース半体12間に挟まれるように金属製の
熱交換器33が配設される。熱交換器33はボルト34
で冷却・加熱部材30の下面に結合される基板33
1 と、この基板331 の底面に前後方向に沿って突設さ
れた多数のフィン332 …とを備える。熱交換器33の
前端に対向する左ケース半体11及び右ケース半体12
の前面には吸気口35…が形成されるとともに、熱交換
器33の後端に対向する左ケース半体11及び右ケース
半体12の後端にはファンユニット36が設けられる。
【0022】ファンユニット36は、筒状のガイド部材
37と、このガイド部材37の中央に支持されたブラシ
レスモータ38と、このブラシレスモータ38によって
回転駆動されるファン39とから構成されており、前記
ガイド部材37のフランジの上部が前記2本のボルト2
1,21によって左ケース半体11及び右ケース半体1
2の後端に固定されるとともに、そのフランジの下部が
他の2本のボルト40,40によって左ケース半体11
及び右ケース半体12の後端に固定される。
37と、このガイド部材37の中央に支持されたブラシ
レスモータ38と、このブラシレスモータ38によって
回転駆動されるファン39とから構成されており、前記
ガイド部材37のフランジの上部が前記2本のボルト2
1,21によって左ケース半体11及び右ケース半体1
2の後端に固定されるとともに、そのフランジの下部が
他の2本のボルト40,40によって左ケース半体11
及び右ケース半体12の後端に固定される。
【0023】カップホルダHの上部カバー13の前部に
は、電源スイッチ41と冷却・加熱切換スイッチ42と
が設けられており、これら電源スイッチ41、冷却・加
熱切換スイッチ42、冷却・加熱部材30、ブラシレス
モータ38及びサーモスタット43に接続されたプリン
ト基板44がカップホルダHの前部上方空間に配設され
る(図6参照)。
は、電源スイッチ41と冷却・加熱切換スイッチ42と
が設けられており、これら電源スイッチ41、冷却・加
熱切換スイッチ42、冷却・加熱部材30、ブラシレス
モータ38及びサーモスタット43に接続されたプリン
ト基板44がカップホルダHの前部上方空間に配設され
る(図6参照)。
【0024】図9から明らかなように、電源スイッチ4
1をONするとファンユニット36のブラスレスモータ
38及び冷却・加熱部材30に通電され、その際に冷却
・加熱切換スイッチ42の操作方向によって冷却・加熱
部材30に供給される電流の極性が変化する。
1をONするとファンユニット36のブラスレスモータ
38及び冷却・加熱部材30に通電され、その際に冷却
・加熱切換スイッチ42の操作方向によって冷却・加熱
部材30に供給される電流の極性が変化する。
【0025】而して、センターコンソールボックスBの
アームレスト3を開いてカップホルダHの開口131 ,
131 の飲料容器Cを挿入し、電源スイッチ41をON
するとともに冷却・加熱切換スイッチ42を冷却位置に
操作すると、冷却・加熱部材30の飲料容器Cに当接す
る面の温度が低下し、これにより飲料容器Cの冷却が行
われる。
アームレスト3を開いてカップホルダHの開口131 ,
131 の飲料容器Cを挿入し、電源スイッチ41をON
するとともに冷却・加熱切換スイッチ42を冷却位置に
操作すると、冷却・加熱部材30の飲料容器Cに当接す
る面の温度が低下し、これにより飲料容器Cの冷却が行
われる。
【0026】飲料容器Cの冷却に伴って、冷却・加熱部
材30の熱交換器33側の面が加熱され、その熱は熱交
換器33に伝達される。このとき、ファンユニット36
によって生起された冷却風がカップホルダHの前側の吸
気口35…から吸入されて熱交換器33のフィン332
…間を通過することにより、前記熱が効果的に発散され
る。そして、飲料容器Cの冷却温度が所定値を越えて下
降した場合には、サーモスタット43が作動して冷却・
加熱部材30に対する通電が遮断される。
材30の熱交換器33側の面が加熱され、その熱は熱交
換器33に伝達される。このとき、ファンユニット36
によって生起された冷却風がカップホルダHの前側の吸
気口35…から吸入されて熱交換器33のフィン332
…間を通過することにより、前記熱が効果的に発散され
る。そして、飲料容器Cの冷却温度が所定値を越えて下
降した場合には、サーモスタット43が作動して冷却・
加熱部材30に対する通電が遮断される。
【0027】一方、飲料容器Cを加熱すべく冷却・加熱
切換スイッチ42を加熱位置に操作すると、冷却・加熱
部材30の飲料容器Cに当接する面の温度が上昇して該
飲料容器Cが加熱される。このとき、冷却・加熱部材3
0に接続された熱交換器33は冷却される。そして、飲
料容器Cの加熱温度が所定値を越えて上昇した場合に
は、サーモスタット43によって冷却・加熱部材30に
対する通電が遮断される。
切換スイッチ42を加熱位置に操作すると、冷却・加熱
部材30の飲料容器Cに当接する面の温度が上昇して該
飲料容器Cが加熱される。このとき、冷却・加熱部材3
0に接続された熱交換器33は冷却される。そして、飲
料容器Cの加熱温度が所定値を越えて上昇した場合に
は、サーモスタット43によって冷却・加熱部材30に
対する通電が遮断される。
【0028】前述したように、重量の大きいカップホル
ダHを直接センターコンソールボックスBに支持するこ
となく、フロアパネルPに立設した前部取付ブラケット
23及び後部取付ブラケット27の上端に枠状フレーム
Fを介して支持したことにより、センターコンソールボ
ックスBを補強せずともカップホルダHを強固に支持す
ることができる。しかも、カップホルダHの左ケース半
体11及び右ケース半体12に枠状フレームFの左フレ
ーム16及び右フレーム17が面一に嵌合するフレーム
嵌合溝111 ,121 を凹設しているので、カップホル
ダHの全幅が小さく抑えられ、左右のシート間に配設さ
れたセンターコンソールボックスB内の狭隘な空間にカ
ップホルダHを容易に収納することができる。
ダHを直接センターコンソールボックスBに支持するこ
となく、フロアパネルPに立設した前部取付ブラケット
23及び後部取付ブラケット27の上端に枠状フレーム
Fを介して支持したことにより、センターコンソールボ
ックスBを補強せずともカップホルダHを強固に支持す
ることができる。しかも、カップホルダHの左ケース半
体11及び右ケース半体12に枠状フレームFの左フレ
ーム16及び右フレーム17が面一に嵌合するフレーム
嵌合溝111 ,121 を凹設しているので、カップホル
ダHの全幅が小さく抑えられ、左右のシート間に配設さ
れたセンターコンソールボックスB内の狭隘な空間にカ
ップホルダHを容易に収納することができる。
【0029】また、左ケース半体11及び右ケース半体
12に設けたフレーム嵌合溝111,121 を案内ガイ
ドとして枠状フレームFの左フレーム16及び右フレー
ム17を沿わせて組み付けることが可能となり、各ケー
ス半体11,12に対する枠状フレームFの取付位置合
わせを簡便に行うことができる。
12に設けたフレーム嵌合溝111,121 を案内ガイ
ドとして枠状フレームFの左フレーム16及び右フレー
ム17を沿わせて組み付けることが可能となり、各ケー
ス半体11,12に対する枠状フレームFの取付位置合
わせを簡便に行うことができる。
【0030】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
案は前記実施例に限定されるものでなく、種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0031】例えば、実施例では枠状フレームFを左フ
レーム16、右フレーム17、前部フレーム20及び後
部フレーム22の4個の部材から構成しているが、その
枠状フレームFを3個以下の部材、或いは5個以上の部
材から構成しても良く、また実施例ではカップホルダH
を左ケース半体11、右ケース半体12及び上部カバー
13によって構成しているが、上下に2分割したもので
あっても良い。この際、枠状フレームFに接するカップ
ホルダHの周壁部分の全周、若しくはその主要部分にフ
レーム嵌合溝を凹設し、このフレーム嵌合溝に前記枠状
フレームFを面一に嵌合させることによって全体構成を
コンパクトにし、且つ取付強度を確保しつつ組付作業性
を高めることができる。
レーム16、右フレーム17、前部フレーム20及び後
部フレーム22の4個の部材から構成しているが、その
枠状フレームFを3個以下の部材、或いは5個以上の部
材から構成しても良く、また実施例ではカップホルダH
を左ケース半体11、右ケース半体12及び上部カバー
13によって構成しているが、上下に2分割したもので
あっても良い。この際、枠状フレームFに接するカップ
ホルダHの周壁部分の全周、若しくはその主要部分にフ
レーム嵌合溝を凹設し、このフレーム嵌合溝に前記枠状
フレームFを面一に嵌合させることによって全体構成を
コンパクトにし、且つ取付強度を確保しつつ組付作業性
を高めることができる。
【0032】
【考案の効果】以上のように、請求項1に記載された考
案によれば、枠状フレームを物品収納容器の周囲を取り
囲むように固定し、枠状フレームと接する物品収納容器
の周壁部分にフレーム嵌合溝を凹設し、このフレーム嵌
合溝に枠状フレームを面一に嵌合させるとともに、車体
のフロアパネルに立設した取付ブラケットの上端に枠状
フレームの一部を結合しているので、物品収納容器の周
壁部分から枠状フレームが突出することを極力抑えるこ
とができ、これにより左右のシート間の狭い空間に物品
収納容器を容易に搭載することができるばかりか、物品
収納容器が重量物であっても車体のフロアパネルに強固
に支持することができ、しかも物品収納容器に枠状フレ
ームを簡便に組み付け固定することができる。
案によれば、枠状フレームを物品収納容器の周囲を取り
囲むように固定し、枠状フレームと接する物品収納容器
の周壁部分にフレーム嵌合溝を凹設し、このフレーム嵌
合溝に枠状フレームを面一に嵌合させるとともに、車体
のフロアパネルに立設した取付ブラケットの上端に枠状
フレームの一部を結合しているので、物品収納容器の周
壁部分から枠状フレームが突出することを極力抑えるこ
とができ、これにより左右のシート間の狭い空間に物品
収納容器を容易に搭載することができるばかりか、物品
収納容器が重量物であっても車体のフロアパネルに強固
に支持することができ、しかも物品収納容器に枠状フレ
ームを簡便に組み付け固定することができる。
【0033】また請求項2に記載された考案によれば、
枠状フレームを物品収納容器の周囲を囲むように固定
し、車体のフロアパネルに立設した前部取付ブラケット
の上端及び後部取付ブラケットの上端に枠状フレームの
前部フレーム及び後部フレームをそれぞれ結合している
ので、物品収納容器の重量を車体のフロアパネルによっ
て強固に支持することができる。しかも、物品収納容器
の左右両側面に凹設したフレーム嵌合溝に枠状フレーム
の左フレーム及び右フレームをそれぞれ面一に嵌合させ
ているので、枠状フレームが物品収納容器の左右両側面
から突出することがない。これにより、左右のシート間
に狭い空間に物品収納容器を容易に搭載することができ
る。
枠状フレームを物品収納容器の周囲を囲むように固定
し、車体のフロアパネルに立設した前部取付ブラケット
の上端及び後部取付ブラケットの上端に枠状フレームの
前部フレーム及び後部フレームをそれぞれ結合している
ので、物品収納容器の重量を車体のフロアパネルによっ
て強固に支持することができる。しかも、物品収納容器
の左右両側面に凹設したフレーム嵌合溝に枠状フレーム
の左フレーム及び右フレームをそれぞれ面一に嵌合させ
ているので、枠状フレームが物品収納容器の左右両側面
から突出することがない。これにより、左右のシート間
に狭い空間に物品収納容器を容易に搭載することができ
る。
【0034】また請求項3に記載された考案によれば、
物品収納容器がペルチェ素子を用いた冷却・加熱部材に
よって飲料容器の冷却・加熱を行うカップホルダである
ため、飲料容器を簡単に冷却・加熱することができるだ
けでなく、飲料容器を安定良く支持して飲料の溢れを確
実に防止することができる。
物品収納容器がペルチェ素子を用いた冷却・加熱部材に
よって飲料容器の冷却・加熱を行うカップホルダである
ため、飲料容器を簡単に冷却・加熱することができるだ
けでなく、飲料容器を安定良く支持して飲料の溢れを確
実に防止することができる。
【0035】また請求項4に記載された考案によれば、
カップホルダが2個の飲料容器を収納する2個の開口を
前後に備えているので、カップホルダの左右方向幅を細
く形成することができる。
カップホルダが2個の飲料容器を収納する2個の開口を
前後に備えているので、カップホルダの左右方向幅を細
く形成することができる。
【図1】自動車の室内の斜視図
【図2】図1の2方向拡大矢視図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線拡大断面図
【図6】カップホルダの部分破断断面図
【図7】カップホルダの全体斜視図
【図8】枠状フレームの分解斜視図
【図9】電気回路図
111 フレーム嵌合溝 121 フレーム嵌合溝 131 開口 16 左フレーム 17 右フレーム 20 前部フレーム 22 後部フレーム 23 前部取付ブラケット(取付ブラケット) 27 後部取付ブラケット(取付ブラケット) 30 冷却・加熱部材 32 板バネ(弾性部材) C 飲料容器(物品) F 枠状フレーム H カップホルダ(物品収納容器) P フロアパネル S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西本 和基 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 小室 祐一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 内金崎 文也 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)考案者 牧 和男 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日 本精機株式会社内 (72)考案者 野々村 均 新潟県長岡市東蔵王2丁目2番34号 日 本精機株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−77541(JP,U) 実開 昭58−192152(JP,U) 実開 平4−125913(JP,U) 実開 平4−339014(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/16 B60N 3/00 B60N 3/10 B60R 7/04 F25B 21/02
Claims (4)
- 【請求項1】 物品収納容器(H)を自動車の左右のシ
ート(S)間に取り付ける物品収納容器の車体取付構造
において、 枠状フレーム(F)を物品収納容器(H)の周囲を取り
囲むように固定し、枠状フレーム(F)と接する物品収
納容器(H)の周壁部分にフレーム嵌合溝(111 ,1
21 )を凹設し、このフレーム嵌合溝(111 ,1
21 )に枠状フレーム(F)を面一に嵌合させるととも
に、車体のフロアパネル(P)に立設した取付ブラケッ
ト(23,27)の上端に枠状フレーム(F)の一部を
結合したことを特徴とする、物品収納容器の車体取付構
造。 - 【請求項2】 前記物品収納容器(H)の周囲を取り囲
む枠状フレーム(F)を、左フレーム(16)、右フレ
ーム(17)、前部フレーム(20)及び後部フレーム
(22)より構成し、物品収納容器(H)の左右両側面
に凹設したフレーム嵌合溝(111 ,121 )に左フレ
ーム(16)及び右フレーム(17)をそれぞれ面一に
嵌合させるとともに、車体のフロアパネル(P)に立設
した前部取付ブラケット(23)の上端及び後部取付ブ
ラケット(27)の上端に前部フレーム(20)及び後
部フレーム(22)をそれぞれ結合したことを特徴とす
る、請求項1記載の物品収納容器の車体取付構造。 - 【請求項3】 前記物品収納容器が、ペルチェ素子を用
いた冷却・加熱部材(30)によって飲料容器(C)の
冷却・加熱を行うカップホルダ(H)であることを特徴
とする、請求項1又は2記載の物品収納容器の車体取付
構造。 - 【請求項4】 前記カップホルダ(H)が2個の飲料容
器(C)を収納する2個の開口(131 )を前後に備え
たことを特徴とする、請求項3記載の物品収納容器の車
体取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5539393U JP2580424Y2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 物品収納容器の車体取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5539393U JP2580424Y2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 物品収納容器の車体取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723643U JPH0723643U (ja) | 1995-05-02 |
JP2580424Y2 true JP2580424Y2 (ja) | 1998-09-10 |
Family
ID=33156485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5539393U Expired - Fee Related JP2580424Y2 (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 物品収納容器の車体取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580424Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4485582B2 (ja) | 2008-07-11 | 2010-06-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両の荷重伝達体 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP5539393U patent/JP2580424Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0723643U (ja) | 1995-05-02 |
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Legal Events
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