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JPH09273846A - 可搬式冷蔵庫 - Google Patents

可搬式冷蔵庫

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Publication number
JPH09273846A
JPH09273846A JP7913196A JP7913196A JPH09273846A JP H09273846 A JPH09273846 A JP H09273846A JP 7913196 A JP7913196 A JP 7913196A JP 7913196 A JP7913196 A JP 7913196A JP H09273846 A JPH09273846 A JP H09273846A
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JP
Japan
Prior art keywords
unit
portable
refrigerating compartment
refrigerating
evaporator
Prior art date
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Application number
JP7913196A
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English (en)
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JP3713798B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Furumoto
嘉宏 古本
Susumu Wakuta
進 和久田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP07913196A priority Critical patent/JP3713798B2/ja
Publication of JPH09273846A publication Critical patent/JPH09273846A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬式冷蔵庫を小型化する。 【解決手段】 内部に第1冷蔵室24を備える固定ユニ
ット2と、内部に第2冷蔵室36を備える可搬ユニット
3とから構成される可搬式冷蔵庫において、この可搬式
冷蔵庫の固定ユニット2に可搬ユニット3を装着した状
態では、固定ユニット2の第1冷蔵室24内に、可搬ユ
ニット3が収納される。このため、第1冷蔵室24と第
2冷蔵室36とが独立して備えられる可搬式冷蔵庫に比
べて、可搬式冷蔵庫の大きさを小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部に搬出可能な
可搬式冷蔵庫に関するもので、特に、自動車のような狭
い場所に搭載される可搬式冷蔵庫に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平6−23893号公報に
は、図9に示すような可搬式冷蔵庫1が提案されてい
る。この可搬式冷蔵庫1は、エバポレータ6および第1
冷蔵室24を内蔵する固定ユニット2と、第2冷蔵室3
6を内蔵する可搬ユニット3とからなる。そして、固定
ユニット2に可搬ユニット3を積層した状態で、固定ユ
ニット2に可搬ユニット3を装着することで、第1冷蔵
室24および第2冷蔵室36が、エバポレータ6により
冷却される。なお、図9は、固定ユニット2から可搬ユ
ニット3を取り外した状態の可搬式冷蔵庫1を示すもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
可搬式冷蔵庫1は、第1冷蔵室24および第2冷蔵室3
6の2つのスペースが、それぞれ独立に備えられている
ので、この可搬式冷蔵庫1は必然的に大型となり、例え
ば車室内のような狭い場所に設置する場合、その設置が
困難となる。
【0004】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
可搬式冷蔵庫を小型化することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし4に記載の発明では、第1、第2ユ
ニット(2)、(3)の第1、第2冷蔵室(24)、
(36)内を冷却する冷却手段(6)が備えられた可搬
式冷蔵庫(1)において、第1ユニット(2)の第1冷
蔵室(24)内に第2ユニット(3)を収納した状態
で、第2ユニット(3)を第1ユニット(2)に脱着可
能に装着することを特徴としている。
【0006】このような構成によれば、上記両ユニット
(2)、(3)の装着状態において、第1ユニット
(2)の第1冷蔵室(24)内に第2ユニット(3)を
収納することで、第1冷蔵室(24)と第2冷蔵室(3
6)とが独立した従来技術に比べて、可搬式冷蔵庫
(1)の大きさを小型化できる。また、第1ユニット
(2)から第2ユニット(2)を外した可搬状態では、
第1、第2ユニット(2)、(3)のそれぞれに、第1
冷蔵室(24)および第2冷蔵室(36)を形成できる
ので、上記装着状態に比べて被冷却物の収納空間を拡大
できる。
【0007】また、請求項2に記載の発明では、冷却手
段(6)を第2冷蔵室(36)の外周部に筒形状に設け
ているため、冷却手段(6)により第2冷蔵室(36)
の外周部を、周方向に全面的に冷却でき、第2冷蔵室
(24)内を効果的に冷却できる。また、請求項3に記
載の発明では、蓄冷材(35a)を備えた蓄冷手段(3
5)を冷却手段(6)の近傍に配設しているので、上記
装着状態のときは、冷却手段(6)の冷熱を蓄冷手段
(35)に蓄えることができ、上記可搬状態のときは、
蓄冷手段(35)により保冷でき、第2冷蔵室(24)
内をより長時間にわたって保冷できる。
【0008】また、請求項4に記載の発明では、上記装
着状態とするときは、露出面(325)を露出させ、こ
の露出面(325)の近傍に冷却手段(6)を配置させ
ることで、冷却手段(6)により第2冷蔵室(36)を
冷却できるようにしている。これに対して、上記可搬状
態においては、第1ユニット(2)の第1開口部(21
2f)を第1蓋部材(212e)にて閉じるとともに、
被覆部材(316)にて露出面(325)を被覆するこ
とで、第1、第2冷蔵室(24)、(36)と外部との
熱交換を抑制でき、第1、第2冷蔵室(24)、(3
6)を長時間にわたって保冷できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の可搬式冷蔵庫1の
外観を示す斜視図であり、図1中上下方向が可搬式冷蔵
庫1の天地方向と一致している。この可搬式冷蔵庫1
は、車室内において、後部座席側の乗員の足元近傍に配
置される。
【0010】この可搬式冷蔵庫1は、車両に固定される
固定ユニット(第1ユニット)2と、この固定ユニット
2の内部に脱着可能に収納される可搬ユニット(第2ユ
ニット)3とから構成される。なお、固定ユニット2に
は、ロック部材20が図中手前側および図中奥側(図示
せず)に設けられており、このロック部材20の爪部2
01を、可搬ユニット3の蓋部315に形成された爪受
け部(図示せず)に係止して、可搬ユニット3を固定ユ
ニット2に固定している。
【0011】以下に、固定ユニット2の構造について詳
しく説明する。図3に示すように、固定ユニット2は、
略直方体状のケース21を備え、このケース21は、コ
ンデンサ4およびコンプレッサ5の各機能部品を内蔵す
る機能ケース部211と、その内部に第1冷蔵室24を
形成する冷蔵ケース部212とを備えている。機能ケー
ス部211と冷蔵ケース部212との間には断熱材料か
らなる断熱仕切り板22が配置されている。
【0012】なお、コンプレッサ5は図示しない電動モ
ータにより駆動されるものであり、この電動モータの電
源は、例えば、車室内前面に一般に設けられているシガ
レット用電源(図示しない)から取るようにしてある。
そして、イグニッションスイッチがオンされると同時に
コンプレッサ5は駆動を開始する。機能ケース部211
は樹脂製で、図1中手前側および図1中奥側の側面部に
スリット状の連通孔211aがそれぞれ5箇所ずつ形成
されている。この連通孔211aを介して外部の空気を
機能ケース部211内部に取り込んでコンデンサ4の周
囲を冷却したり、コンデンサ4にて加熱された空気を外
部に放出する。
【0013】図3において、冷蔵ケース部212は、4
つの側面部212a、212b、212c、212d
(側面部212c、212dは図4参照)と、蓋部(第
1蓋部材)212eとを備えている。これら側面部21
2a、212b、212c、212d、および蓋部21
2eは、断熱材料、例えば、板状の発泡スチロールの両
面を樹脂製の板部材にてはさんだものにて構成されてい
る。
【0014】固定ユニット2の蓋部212eは、この固
定ユニット2の側面部212aの上端面に、ヒンジ等に
て回動可能に取り付けられている。そして、固定ユニッ
ト2の蓋部212eを、図3中実線で示す位置から図3
中一点鎖線で示す位置側へ回動させることで、冷蔵ケー
ス部212を外部に開口させる第1開口部212fが形
成される。また、蓋部212eにおいて側面部212b
に当接する辺は、側面部212bの上端側および側面部
212aの下端側に係止できるようになっている。そし
て、冷蔵ケース部212の側面部212a、212b、
212c、212dの内面に沿って、エバポレータ6が
配置されている。
【0015】エバポレータ6の外形状は、図4および図
5(a)、(b)に示すように、平面形状が長方形状の
筒状部材で、この筒状部材の一角に冷媒の入口タンク6
cと出口タンク6dとが近接して設けられ、この入口タ
ンク6cから出口タンク6dにかけて複数本(本実施形
態では7本)の冷媒通路6aが、上記長方形状に沿って
並列に形成されている。そして、冷媒通路6aの間に
は、上記長方形状に沿ってフィン部材6bがそれぞれ配
設されている。なお、図2ないし図4においては、エバ
ポレータ6の断面形状を省略して図示している。
【0016】そして、冷媒がエバポレータ6の入口61
から入口タンク6cを経て冷媒通路6aに供給され、冷
媒通路6aを通過する間に、フィン部材6bにより熱交
換を促進されて冷媒が蒸発し、出口タンク6dにて冷媒
通路6aからの冷媒が集められて、出口62からコンプ
レッサ5に供給される。ここで、図3に示すように、エ
バポレータ6の入口61とコンデンサ4の出口42、エ
バポレータ6の出口62とコンプレッサ5の入口51、
コンプレッサ5の出口52とコンデンサ4の入口41と
が、それぞれ接続されており、コンプレッサ5により圧
縮された冷媒がコンデンサ4を通過後、エバポレータ6
に入って蒸発する際に冷熱を放つ。
【0017】そして、熱伝導性に優れた材料、例えばア
ルミニウムからなるカバー部材23により、エバポレー
タ6が覆われている。このカバー部材23は、第1筒状
部231と、第2筒状部232と、長方形状の枠部材2
33とからなり、この枠部材233により第1、第2筒
状部231、232の上方側端面が閉塞されている。そ
して、断熱仕切り板22には枠状の切欠部221が形成
されており、この切欠部221と第1、第2筒状部23
1、232の下方側端面とを合わせた状態で、断熱仕切
り板22にカバー部材23が固定されている。冷蔵ケー
ス部212とカバー部材23との間には第1溝部26が
形成され、冷蔵ケース部212と断熱仕切り板22とで
囲まれる空間は、エバポレータ6により冷却される第1
冷蔵室24を形成している。
【0018】機能ケース部211の内壁面には、略く字
状に折り曲げられた長尺形状のステー25(図4も参
照)が数カ所(本実施形態では4カ所)ネジ止め固定さ
れており、このステー25に断熱仕切り板22がネジ止
め固定されている。ここで、ステー25は、断熱仕切り
板22の辺部から切欠部221を越える位置まで延びて
おり、その先端部にて断熱仕切り板22がネジ止め固定
されている。
【0019】以下に、可搬ユニット3の構造について詳
しく説明する。図3において、可搬ユニット3は、略直
方体状のケース31を備えており、固定ユニット2の第
1冷蔵室24内に収納可能な大きさで、4つの側面部3
11、312、313、314(側面部313、314
は図1参照)と、蓋部(第2蓋部材)315と、底部
(被覆部材)316とを備えている。これら側面部31
1、312、313、314、蓋部315、および底部
316は、断熱材料にて構成されており、蓋部315の
外面には、使用者が可搬ユニット3を持ち運ぶ際に握る
把手315aが形成されている。
【0020】そして、可搬ユニット3の蓋部315は、
側面部311の上端面に回動可能に取り付けられてお
り、この蓋部315を、図2に示す状態から図1に示す
状態とすることで、第2冷蔵室36を外部に開口させる
第2開口部317が形成される。なお、図1に示すよう
に、蓋部315の係止片315bと側面部312の上端
面の係止受け孔312aとにより、蓋部315が側面部
312に係止できるようになっている。
【0021】ケース31の内部には、熱伝導性に優れた
材料からなる略椀形状の椀状部材(熱交換部)32が配
置されている。この椀状部材32は、その開口部32a
側が上方に、その底部32bが下方に位置するように配
置されており、この椀状部材32の側面部は、第1筒状
部321および第2筒状部322からなる二重構造であ
る。第1、第2筒状部321、322の水平断面形状は
長方形状であり、第1、第2筒状部321、322およ
び底部32aにより、第2溝部33が形成される。この
第2溝部33には蓄冷パック35が配置されている。こ
の蓄冷パック35は、樹脂で成形された薄肉の袋状部材
の内部に蓄冷材35aを封入したものである。
【0022】第1筒状部321の他端側には鍔状部32
4が形成されており、この鍔状部324の外周端はケー
ス31の内壁面に固定されている。そして、ケース31
の側面部311、312、313、314と、第1筒状
部321と、鍔状部324とにより、第3溝部34が形
成される。図3において、可搬ユニット3の底部316
は、側面部311の下端面に回動可能に取り付けられて
おり、この底部316を、図3中実線で示す位置から図
3中一点鎖線で示す位置側へ回動させることで、椀状部
材32においてエバポレータ6(図2参照)が配置する
側の表面部(露出面)325を外部に対して露出させる
ようにしている。具体的には、第1筒状部321、鍔状
部324、底部32bの図3中下方側の表面部325か
らなる。
【0023】そして、上記表面部325を露出させた状
態で、図2に示すように、可搬ユニット3を固定ユニッ
ト2に取り付けることで、第1筒状部321および鍔状
部324の表面部325近傍にエバポレータ6が配置さ
れる。そして、椀状部材32と蓋部材315にて囲まれ
る空間は、椀状部材32を介してエバポレータ6にて冷
却されて第2冷蔵室36を構成する。なお、蓋部315
において側面部312に当接する辺が、側面部312の
下端側および側面部311の上端側に係止できるように
なっている。
【0024】以下に、可搬式冷蔵庫1の組付方法を図2
および図3に基づいて説明する。まず、図3において、
固定ユニット2の蓋部212eを図3中一点鎖線位置に
配置して開口部212fを開口した状態とする。その
後、ステー25を固定ユニット2の機能ケース部211
に固定し、コンデンサ4、コンプレッサ5およびエバポ
レータ6のそれぞれの入口41、51、61、出口4
2、52、62を接続した状態にしてから、機能ケース
部211内に、コンデンサ4およびコンプレッサ5を配
置し、ステー25上にエバポレータ6を配置する。そし
て、仕切り部材22に一体のカバー部材23をエバポレ
ータ6にかぶせつつ、仕切り部材22をステー25上に
配置し、この仕切り部材22をステー25に固定する。
【0025】次に、可搬ユニット3の底部316を図3
中一点鎖線位置に配置して、上記表面325を露出させ
る。その後、エバポレータ6を内蔵するカバー部材23
を、可搬ユニット3の第3溝部34に挿嵌させるととも
に、可搬ユニット3の側面部311、312、313、
314(側面部313、314は図1参照)を固定ユニ
ット2の第1溝部26に挿嵌させつつ、固定ユニット2
内部に可搬ユニット3を配置させる。この結果、図2に
示すように、椀状部材32の第1筒状部321および鍔
状部324の表面部325に沿ってエバポレータ6が配
置した状態で、固定ユニット2に可搬ユニット3が装着
される。
【0026】なお、可搬式冷蔵庫1を、図2に示す装着
状態から図3に示す可搬状態とする際は、上記組付作業
の逆の手順を行えばよい。そして、可搬式冷蔵庫1が図
2に示す装着状態のときは、エバポレータ6の冷熱がカ
バー部材23を介して椀状部材32全体および蓄冷パッ
ク35に伝わり、さらに第2冷蔵室36に伝わること
で、第2冷蔵室36が冷却される。このとき、可搬ユニ
ット3が固定ユニット2の第1冷蔵室24内に収納され
るので、従来技術のような、固定ユニット2に可搬ユニ
ット3を積層したものに比べて、可搬ユニット3の分だ
け可搬式冷蔵庫1の大きさを小型化できる。
【0027】また、エバポレータ6が可搬ユニット3の
側面部311、312、313、314に沿った形状
で、第2冷蔵室36の外周部に筒形状に配置されるの
で、可搬ユニット3の内部を全面的に冷却でき、ひいて
は、第2冷蔵室36を効率よく冷却できる。ここで、一
般に、周囲空気に比べて温度の低い空気は下方側に移動
するため、特に、可搬ユニット3の内部の上方部を冷却
することで、内部の空気の対流を効率よく行わせること
ができ、内部をより効率よく冷却できる。
【0028】また、蓄冷パック35が第1筒状部321
を介してエバポレータ6の内周面に沿って配置されてい
るので、エバポレータ6の冷熱を効率的に蓄冷パック3
5に保存でき、しかも、図3に示す可搬状態において
は、この蓄冷パック35により、より長時間にわたって
第2冷蔵室36を保冷できる。また、熱交換部としての
椀状部材32は熱伝導性に優れているので、エバポレー
タ6の冷熱を椀状部材32の第1、第2筒状部321、
322から第2冷蔵室36に伝えるとともに、エバポレ
ータ6の冷熱を椀状部材32の底部32bにも伝え、こ
の底部32bから第2冷蔵室36に伝えることができ
る。この結果、第2冷蔵室36を効率よく冷却できる。
【0029】そして、上記装着状態から可搬状態とする
ときは、第2ユニット3の底部316を図3中実線位置
に配置することで、椀状部材32の表面325が被覆さ
れ、第2冷蔵室36と外部との熱交換が遮断されるの
で、冷却された第2冷蔵室36を長時間にわたって保冷
できる。また、第1ユニット2の蓋部212eを図3中
実線位置に配置して第1ユニット2の開口部212fを
閉じることで、第1冷蔵室24と外部との熱交換が遮断
され、しかも、第1冷蔵室24がエバポレータ6により
冷却されるので、第2冷蔵室36に加えて第1冷蔵室2
4も被冷却物の収納空間となる。
【0030】(第2の実施形態)図6ないし図8
(a)、(b)に示す第2の実施形態は、上記第1の実
施形態の可搬式冷蔵庫1に関して、エバポレータ6の形
状および配置を変えたものである。図8(a)、(b)
に示すように、エバポレータ6は、上記第1の実施形態
のものを、その冷媒通路6aの長手方向に沿って略U字
状に折り曲げて形成されている。そして、図6に示す装
着状態において、可搬ユニット3の椀状部材32の底部
32b側に位置するように、エバポレータ6が配置され
ている。
【0031】そして、可搬ユニット3の椀状部材32に
関して、蓄冷パック35を配置させるための第2溝部3
3のみを形成するため、第1筒状部321および鍔状部
324を廃止し、底部32bをケース31に固定してい
る。なお、請求項でいう露出面とは、図6において底部
32bのエバポレータ6側の表面部325のことであ
る。また、断熱仕切り板22は、板状部材にエバポレー
タ6の外形状に沿った長方形状の凹み部222を設けた
ものからなり、カバー部材23は、この凹み部222を
覆うような長方形状の板状部材からなる。
【0032】この結果、図6に示す装着状態では、エバ
ポレータ6が椀状部材32の表面部325に沿うように
配置されて、エバポレータ6の冷熱を底部32bを介し
て第2冷蔵室24に伝えるとともに、底部32bから第
2筒状部322に上記冷熱を伝え、さらにこの第2筒状
部322から第2冷蔵室24および蓄冷パック35に上
記冷熱を伝えることができる。
【0033】(他の実施形態)上記実施形態では、コン
プレッサ5の駆動源は、シガレット用電源から取られて
いたが、コンプレッサ5の駆動源をエンジンとしてもよ
い。さらに、上記実施形態におけるコンデンサ4および
コンプレッサ5を、空調装置における冷凍サイクルのも
のと共有してもよい。このとき、固定ユニット2には、
エバポレータ6のみ配置される。
【0034】この結果、コンデンサ4およびコンプレッ
サ5の配置スペース分だけ、上記実施形態よりも固定ユ
ニット2内部の容積が小さくてすみ、固定ユニット2の
小型化、ひいては、可搬式冷蔵庫1の小型化をさらに図
ることができる。あるいは、可搬式冷蔵庫1の体格をそ
のままとすると、コンデンサ4およびコンプレッサ5の
配置スペース分だけ、上記実施形態よりも第1冷蔵室2
4の容積を拡大できる。
【0035】また、上記実施形態では固定ユニット2の
第1冷蔵室24内に可搬ユニット3全体が収納されてい
たが、可搬ユニット3の一部分が第1冷蔵室24内に収
納されるようにしてもよい。また、上記実施形態のエバ
ポレータ6のカバー部材23および断熱仕切り板22に
相当する部分を熱伝導性に優れた材料にて形成し、上記
部分とコンプレッサ5との間に、機能ケース部211の
内形状と同程度の長方形状板部材を、断熱仕切り板とし
て配置してもよい。この結果、熱伝導性に優れる上記部
分にもエバポレータ6の冷熱を伝え、この部分から第1
冷蔵室24に上記冷熱を伝えることができるので、より
第1冷蔵室24を効率よく冷却できる。
【0036】また、可搬式冷蔵庫は車室内に搭載するだ
けでなく、他の種々の場所に搭載してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可搬式冷蔵庫の概略的な斜視図であ
る。
【図2】第1の実施形態における、可搬式冷蔵庫の装着
状態の概略断面図である。
【図3】第1の実施形態における、可搬式冷蔵庫の可搬
状態の概略断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】(a)は第1の実施形態におけるエバポレータ
の概略的な斜視図で、(b)は(a)のB−B断面の部
分拡大図である。
【図6】第2の実施形態における、可搬式冷蔵庫の装着
状態の断面図である。
【図7】第2の実施形態における、可搬式冷蔵庫の可搬
状態の断面図である。
【図8】(a)は第2の実施形態におけるエバポレータ
の概略的な斜視図で、(b)は(a)のC−C断面の部
分拡大図である。
【図9】従来技術における可搬式冷蔵庫の可搬状態の断
面図である。
【符号の説明】
2…固定ユニット(第1ユニット)、3…可搬ユニット
(第2ユニット)、24…第1冷蔵室、36…第2冷蔵
室、6…エバポレータ(冷却手段)、32…椀状部材
(熱交換部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に第1冷蔵室(24)を備える箱状
    の第1ユニット(2)と、 前記第1冷蔵室(24)内に備えられ、前記第1冷蔵室
    (24)を冷却する冷却手段(6)と、 前記第1冷蔵室(24)に収納可能に構成され、内部に
    第2冷蔵室(36)を備える箱状の第2ユニット(3)
    とを備え、 前記第2ユニット(3)には、前記第2冷蔵室(36)
    の内部と外部との間の熱交換を可能にする熱交換部(3
    2)が備えられ、 前記第2ユニット(3)が前記第1冷蔵室(24)に収
    納された状態では、前記熱交換部(32)を介して、前
    記第2冷蔵室(36)が前記冷却手段(6)にて冷却さ
    れ、 また、前記第2ユニット(3)は、前記第1ユニット
    (2)に脱着可能に装着され、外部に搬出可能であるこ
    とを特徴とする可搬式冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記冷却手段(6)は、前記第2冷蔵室
    (36)の外周部に筒形状に配置するように、前記第1
    冷蔵室(24)内に備えられていることを特徴とする請
    求項1に記載の可搬式冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 蓄冷材(35a)を備えた蓄冷手段(3
    5)が、前記冷却手段(6)の近傍に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の可搬式冷蔵
    庫。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2ユニット(2)、(3)
    には、前記第1、第2冷蔵室(24)、(36)を外部
    に開口させる第1、第2開口部(212f)、(31
    7)が備えられ、 また、前記第1、第2ユニット(2)、(3)には、前
    記第1、第2開口部(212f)、(317)を開閉す
    る第1、第2蓋部材(212e)、(315)が設けら
    れ、 前記熱交換部(32)には、外部に露出する露出面(3
    25)が備えられ、 また、前記第2ユニット(3)には、前記露出面(32
    5)を被覆可能な被覆部材(316)が設けられ、 前記第1ユニット(2)に前記第2ユニット(3)を収
    納するときには、前記第1開口部(212f)を外部に
    開口させる方向に前記蓋部材(212e)を移動させる
    とともに、前記露出面(325)を外部に露出させる方
    向に前記被覆部材(316)を移動させた後、前記露出
    面(325)近傍に前記冷却手段(6)が配置されるよ
    うに、前記第1冷蔵室(24)内に前記第2ユニット
    (36)を装着し、 前記第1ユニット(2)から前記第2ユニット(3)を
    取り外し、前記第2ユニット(3)を外部に搬出すると
    きには、前記第1開口部(212f)を閉じる方向に前
    記蓋部材(212e)を移動させるとともに、前記露出
    面(325)を被覆する方向に前記被覆部材(316)
    を移動させることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1つに記載の可搬式冷蔵庫。
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