JP2549852B2 - 車輌用前照灯の照射角修正装置 - Google Patents
車輌用前照灯の照射角修正装置Info
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明車輌用前照灯の照射角修正装置を以下の項目に
従って説明する。
従って説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術 a.一般的背景[第14図乃至第17図] b.従来の車輌用前照灯の照射角修正装置 D.発明が解決しようとする問題点[第15図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.前照灯の照射角修正装置の概要[第1図、第2図、第
6図、第8図、第13図] b.車体傾斜検知器[第2図乃至第5図] b−1.ケース[第3図乃至第5図] b−2.ジンバル[第2図乃至第5図] b−3.モータ、回転体[第2図乃至第5図] b−4.ポテンショメータ[第2図乃至第5図] b−5.動作 c.前照灯装置[第6図乃至第12図] c−1.ランプボディ、反射鏡[第6図乃至第8図] c−2.制御用レンズ、連結体[第8図、第9図] c−3.バルブ[第6図、第8図乃至第11図] c−4.配光[第11図、第12図] c−5.上下傾動手段[第6図乃至第8図] c−5−a.ランプボディの車体に対する支持 c−5−b.第1のモータ、第1の傾動角検出器 c−5−c.動作 c−6.左右傾動手段[第8図、第9図] c−6−a.構成 c−6−b.動作 d.速度検出手段[第13図] d−1.構成 d−2.動作 e.照射角制御部[第1図] f.照射角修正量規定手段[第1図] g.動作速度制御部[第1図] h.照射角修正動作 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な車輌用前照灯の照射角修正装置に関す
る。詳しくは、例えば、二輪自動車等進行方向を変更す
るときは車体を左右に傾けることを要する車輌の前照灯
の照射角修正装置に関するものであり、少なくとも、車
体が左右に傾くことによって生ずる照射角の左右方向に
おける傾きを自動的に修正することができると共に、そ
の修正の速度と修正量が車体の走行速度に応じて調節さ
れるようにし、それによって、前照灯の照射角をそのと
きどきの走行速度に応じた最も望ましい配光を為す角度
に修正することができるようにした新規な車輌用前照灯
の照射角修正装置を提供しようとするものである。
6図、第8図、第13図] b.車体傾斜検知器[第2図乃至第5図] b−1.ケース[第3図乃至第5図] b−2.ジンバル[第2図乃至第5図] b−3.モータ、回転体[第2図乃至第5図] b−4.ポテンショメータ[第2図乃至第5図] b−5.動作 c.前照灯装置[第6図乃至第12図] c−1.ランプボディ、反射鏡[第6図乃至第8図] c−2.制御用レンズ、連結体[第8図、第9図] c−3.バルブ[第6図、第8図乃至第11図] c−4.配光[第11図、第12図] c−5.上下傾動手段[第6図乃至第8図] c−5−a.ランプボディの車体に対する支持 c−5−b.第1のモータ、第1の傾動角検出器 c−5−c.動作 c−6.左右傾動手段[第8図、第9図] c−6−a.構成 c−6−b.動作 d.速度検出手段[第13図] d−1.構成 d−2.動作 e.照射角制御部[第1図] f.照射角修正量規定手段[第1図] g.動作速度制御部[第1図] h.照射角修正動作 G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規な車輌用前照灯の照射角修正装置に関す
る。詳しくは、例えば、二輪自動車等進行方向を変更す
るときは車体を左右に傾けることを要する車輌の前照灯
の照射角修正装置に関するものであり、少なくとも、車
体が左右に傾くことによって生ずる照射角の左右方向に
おける傾きを自動的に修正することができると共に、そ
の修正の速度と修正量が車体の走行速度に応じて調節さ
れるようにし、それによって、前照灯の照射角をそのと
きどきの走行速度に応じた最も望ましい配光を為す角度
に修正することができるようにした新規な車輌用前照灯
の照射角修正装置を提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明車輌用前照灯の照射角修正装置は、進行方向を
変更するときは車体を左右に傾けることを要する車輌に
設けられる前照灯の照射角修正装置において、車体の傾
斜を検知する車体傾斜検知手段と車体の走行速度を検出
する速度検出手段を設けると共に前照灯の照射角を変更
する照射角変更手段を上記車体傾斜検知手段からの信号
と速度検出手段からの信号の2つの信号によりその修正
量と修正速度を調節しながら駆動して前照灯の照射角の
傾きを修正するようにし、それによって、照射角をその
ときどきの走行速度に応じた最も望ましい配光を為す角
度に修正することができるようにしたものである。
変更するときは車体を左右に傾けることを要する車輌に
設けられる前照灯の照射角修正装置において、車体の傾
斜を検知する車体傾斜検知手段と車体の走行速度を検出
する速度検出手段を設けると共に前照灯の照射角を変更
する照射角変更手段を上記車体傾斜検知手段からの信号
と速度検出手段からの信号の2つの信号によりその修正
量と修正速度を調節しながら駆動して前照灯の照射角の
傾きを修正するようにし、それによって、照射角をその
ときどきの走行速度に応じた最も望ましい配光を為す角
度に修正することができるようにしたものである。
(C.従来技術) (a.一般的背景)[第14図乃至第17図] 車輌用灯具には当該灯具が果すべき照射機能に応じた
所定の配光が要求され、例えば、自動車用の前照灯にお
ける所謂すれ違い用ビームの配光は、通常、第14図に示
す配光aのような配光であることが要求される。尚、
b、bは路肩、Cはセンターライン、dは走行車線、e
は対向車線である。
所定の配光が要求され、例えば、自動車用の前照灯にお
ける所謂すれ違い用ビームの配光は、通常、第14図に示
す配光aのような配光であることが要求される。尚、
b、bは路肩、Cはセンターライン、dは走行車線、e
は対向車線である。
尚、同図及びその他の配光を示す図において、V−V
は走行路に垂直な垂直線、H−Hは水平線である。
は走行路に垂直な垂直線、H−Hは水平線である。
ところで、自動二輪等の二輪車輌はカーブした走行路
を通過するときや所謂進路変更を行なうとき、即ち、進
行方向を変更するときは、車体に生ずる遠心力に抗する
ために車体を左右に傾けて走行することになるので、こ
の車体の傾きに伴なって前照灯装置も同じ方向へ傾くこ
とになり、このため、前照灯装置による配光、例えば、
前記配光aが左右に傾くことになる。
を通過するときや所謂進路変更を行なうとき、即ち、進
行方向を変更するときは、車体に生ずる遠心力に抗する
ために車体を左右に傾けて走行することになるので、こ
の車体の傾きに伴なって前照灯装置も同じ方向へ傾くこ
とになり、このため、前照灯装置による配光、例えば、
前記配光aが左右に傾くことになる。
即ち、二輪車輌が、例えば、第15図に示すような左に
カーブした道路を太い実線矢印で示すように通過すると
きは、少なくともカーブに入る直前のA地点から運転者
がその重心を移動して車体を第16図に2点鎖線で示すよ
うに左に角度α傾けることになり、車体がこのように左
に傾くと、前照灯装置による配光も第17図に実線で示す
配光fのように左下がりに傾くことになる。また、第17
図に2点鎖線で示すような右にカーブした道路を通過す
るときは、車体を第16図に1点鎖線で示すように右に角
度β傾けることになり、これによって、前照灯装置によ
る配光も第17図に2点鎖線で示す配光gのように右下が
りに傾くことになる。
カーブした道路を太い実線矢印で示すように通過すると
きは、少なくともカーブに入る直前のA地点から運転者
がその重心を移動して車体を第16図に2点鎖線で示すよ
うに左に角度α傾けることになり、車体がこのように左
に傾くと、前照灯装置による配光も第17図に実線で示す
配光fのように左下がりに傾くことになる。また、第17
図に2点鎖線で示すような右にカーブした道路を通過す
るときは、車体を第16図に1点鎖線で示すように右に角
度β傾けることになり、これによって、前照灯装置によ
る配光も第17図に2点鎖線で示す配光gのように右下が
りに傾くことになる。
そして、前照灯装置による配光が前記配光fのように
左下がりに傾くと、その配光は走行車線に対してはより
手前の地点を照明することになるため良好な視界を得ら
れないことになると共に、対向車線に対しては水平線H
−Hより高いところを照明することになるため対向車に
眩感を与えることになり、また、前照灯装置による配光
が前記配光gのように右下がりに傾いた場合も、その配
光は走行車線に対してより手前の地点を照明することに
なるため良好な視界を得られないことになる。
左下がりに傾くと、その配光は走行車線に対してはより
手前の地点を照明することになるため良好な視界を得ら
れないことになると共に、対向車線に対しては水平線H
−Hより高いところを照明することになるため対向車に
眩感を与えることになり、また、前照灯装置による配光
が前記配光gのように右下がりに傾いた場合も、その配
光は走行車線に対してより手前の地点を照明することに
なるため良好な視界を得られないことになる。
(b.従来の車輌用前照灯の照射角修正装置) そこで、従来から、二輪車輌の車体の左右の傾きを検
知すると共に車体が傾いたときは照射角を規定する部材
の姿勢を補正して前照灯装置による配光の傾きを補正す
るようにすることが提案されており、例えば、特公昭56
−18430号公報に示されたものがある。これは、光学ブ
ロック(前照灯ユニット)の反射鏡及び制御用レンズ等
をライト用ケーシング内においてその光軸の軸回り方向
へ回転自在なるように支持すると共に、車体が左右に傾
くことにより車体に対して傾動する重力体の動きにより
反射鏡及び制御用レンズ等を回動し、それによって、前
照灯装置による配光の傾きを補正するようにしたもので
ある。
知すると共に車体が傾いたときは照射角を規定する部材
の姿勢を補正して前照灯装置による配光の傾きを補正す
るようにすることが提案されており、例えば、特公昭56
−18430号公報に示されたものがある。これは、光学ブ
ロック(前照灯ユニット)の反射鏡及び制御用レンズ等
をライト用ケーシング内においてその光軸の軸回り方向
へ回転自在なるように支持すると共に、車体が左右に傾
くことにより車体に対して傾動する重力体の動きにより
反射鏡及び制御用レンズ等を回動し、それによって、前
照灯装置による配光の傾きを補正するようにしたもので
ある。
(D.発明が解決しようとする問題点)[第15図] ところで、二輪車輌がカーブした道路を通過するとき
に必要な車体の左右の傾き、即ち、前記した角度α又は
角度βは、上記カーブの回転半径R(第15図参照)の大
きさと車体の走行速度Vによって次式のように規定され
る。
に必要な車体の左右の傾き、即ち、前記した角度α又は
角度βは、上記カーブの回転半径R(第15図参照)の大
きさと車体の走行速度Vによって次式のように規定され
る。
即ち、走行速度が一定である場合、カーブの回転半径
Rが大きければ、即ち、緩やかなカーブであれば車体に
生ずる遠心力F(第15図参照)がより小さいので車体の
左右の傾きは小さくて済むが、カーブの回転半径Rが小
さければ、即ち、急なカーブであれば、上記遠心力Fが
より大きくなるので車体を左右に大きく傾ける必要があ
り、また、カーブの回転半径が同じである場合、走行速
度が遅ければ車体に生ずる遠心力Fがより小さいので、
車体の左右の傾きは小さくて済むが、走行速度が早けれ
ば早い程上記遠心力Fが大きくなるので車体をより大き
く傾ける必要がある。
Rが大きければ、即ち、緩やかなカーブであれば車体に
生ずる遠心力F(第15図参照)がより小さいので車体の
左右の傾きは小さくて済むが、カーブの回転半径Rが小
さければ、即ち、急なカーブであれば、上記遠心力Fが
より大きくなるので車体を左右に大きく傾ける必要があ
り、また、カーブの回転半径が同じである場合、走行速
度が遅ければ車体に生ずる遠心力Fがより小さいので、
車体の左右の傾きは小さくて済むが、走行速度が早けれ
ば早い程上記遠心力Fが大きくなるので車体をより大き
く傾ける必要がある。
従って、車体の左右の傾きが同じであっても走行する
道路のカーブの回転半径の大きさが同じであるとは限ら
ず、また、そのときの走行速度も同じであるとは限らな
い。
道路のカーブの回転半径の大きさが同じであるとは限ら
ず、また、そのときの走行速度も同じであるとは限らな
い。
車体の左右方向における傾きが同じであっても、その
ときの走行速度がより速い場合は走行速度が遅い場合に
較べてより直線に近い進行方向へ走行していることにな
り、しかも、走行速度が速いのであるから、前照灯装置
による配光は比較的遠くを照明する配光であることが望
ましく、従って、前記配光f又はgのような傾いた配光
の補正はできるだけ速かに為されることが好ましい場合
が多い。また、逆に、車体の傾きの大きさが同じであっ
ても、そのときの走行速度がより遅い場合は走行速度が
速い場合に較べてより急なカーブを走行していることに
なるので、前照灯装置による配光は比較的近いところを
照明する配光であることが望ましく、従って、傾いた配
光の傾きの補正は比較的ゆっくりと為される方が好まし
い場合が多い。
ときの走行速度がより速い場合は走行速度が遅い場合に
較べてより直線に近い進行方向へ走行していることにな
り、しかも、走行速度が速いのであるから、前照灯装置
による配光は比較的遠くを照明する配光であることが望
ましく、従って、前記配光f又はgのような傾いた配光
の補正はできるだけ速かに為されることが好ましい場合
が多い。また、逆に、車体の傾きの大きさが同じであっ
ても、そのときの走行速度がより遅い場合は走行速度が
速い場合に較べてより急なカーブを走行していることに
なるので、前照灯装置による配光は比較的近いところを
照明する配光であることが望ましく、従って、傾いた配
光の傾きの補正は比較的ゆっくりと為される方が好まし
い場合が多い。
即ち、車体が傾くことによって生ずる配光の傾きを補
正するための動作速度は、車体の走行速度の違いにより
速い方が望ましい場合もあれば遅い方が望ましい場合も
ある。
正するための動作速度は、車体の走行速度の違いにより
速い方が望ましい場合もあれば遅い方が望ましい場合も
ある。
しかるに、配光の傾きを補正するための傾動部材、即
ち、反射鏡やバルブあるいは制御用レンズ等をモータの
回転によって動かす場合、これら傾動部材の動作速度は
モータの回転速度によって一義的に決まることになるた
め、配光の傾きを補正するための動作速度が車体の走行
速度に係わりなく常に一定となってしまうという問題が
ある。
ち、反射鏡やバルブあるいは制御用レンズ等をモータの
回転によって動かす場合、これら傾動部材の動作速度は
モータの回転速度によって一義的に決まることになるた
め、配光の傾きを補正するための動作速度が車体の走行
速度に係わりなく常に一定となってしまうという問題が
ある。
また、前記したように、車体の傾斜角が同じであって
も、走行速度がより速い場合はより緩やかなカーブを走
行しているのであるから、それに応じた照射角の修正が
必要であり、走行速度が比較的遅い場合は比較的急なカ
ーブを走行しているのであるから、それに応じた照射角
の修正が必要となる。しかしながら、配光の傾きの修正
量、即ち、照射角の修正量を単に、車体の傾きの大きさ
に応じて決めるようにすると、その修正量は走行速度に
係わりなく車体の傾きの大きさによって一義的に規定さ
れてしまうという問題が生じる。
も、走行速度がより速い場合はより緩やかなカーブを走
行しているのであるから、それに応じた照射角の修正が
必要であり、走行速度が比較的遅い場合は比較的急なカ
ーブを走行しているのであるから、それに応じた照射角
の修正が必要となる。しかしながら、配光の傾きの修正
量、即ち、照射角の修正量を単に、車体の傾きの大きさ
に応じて決めるようにすると、その修正量は走行速度に
係わりなく車体の傾きの大きさによって一義的に規定さ
れてしまうという問題が生じる。
従って、照射角を修正しようとするとき、その修正量
や修正速度を走行速度に関わりなく決めてしまうと、例
えば、車体の前方の直ぐ近くを注意して見ながら比較的
ゆっくりとした走行速度で急カーブを走行する場合、車
体は左右いずれかに大きく傾くことになるため照射角の
修正量が大きくなり、しかもその動作速度が速過ぎる
と、カーブに入った途端前照灯装置による配光がより遠
くを照明する配光に補正されて車体の近くの視界が全く
利かなくなるという極めて重大な問題が生ずることにな
る。また、例えば、車体の前方の遠くを見ながら比較的
速い走行速度で緩やかなカーブを走行する場合、修正の
速度が遅いとカーブに入っても配光の傾きが直ぐには補
正されないため、一時遠くの視界が利かない状態になる
ということが起り得る。
や修正速度を走行速度に関わりなく決めてしまうと、例
えば、車体の前方の直ぐ近くを注意して見ながら比較的
ゆっくりとした走行速度で急カーブを走行する場合、車
体は左右いずれかに大きく傾くことになるため照射角の
修正量が大きくなり、しかもその動作速度が速過ぎる
と、カーブに入った途端前照灯装置による配光がより遠
くを照明する配光に補正されて車体の近くの視界が全く
利かなくなるという極めて重大な問題が生ずることにな
る。また、例えば、車体の前方の遠くを見ながら比較的
速い走行速度で緩やかなカーブを走行する場合、修正の
速度が遅いとカーブに入っても配光の傾きが直ぐには補
正されないため、一時遠くの視界が利かない状態になる
ということが起り得る。
(E.問題点を解決するための手段) 本発明車輌用前照灯の照射角修正装置は、上記した問
題点を解決するために、前照灯にその照射角を変更する
照射角変更手段を設けると共に、車体の傾斜を検知する
車体傾斜検知手段と、走行速度を検出する速度検出手段
と、前記車体傾斜検知手段の検知信号を受けて前記照射
角変更手段を駆動する照射角制御部と、前記速度検出手
段の信号を受けて照射角変更手段の動作速度を変更する
動作速度制御部と、前記速度検出手段の信号を受けて照
射角変更手段による照射角の修正量を規定する照射角修
正量規定手段を設けたものである。
題点を解決するために、前照灯にその照射角を変更する
照射角変更手段を設けると共に、車体の傾斜を検知する
車体傾斜検知手段と、走行速度を検出する速度検出手段
と、前記車体傾斜検知手段の検知信号を受けて前記照射
角変更手段を駆動する照射角制御部と、前記速度検出手
段の信号を受けて照射角変更手段の動作速度を変更する
動作速度制御部と、前記速度検出手段の信号を受けて照
射角変更手段による照射角の修正量を規定する照射角修
正量規定手段を設けたものである。
従って、本発明によれば、車体に傾きが生じたときは
前照灯の照射角が傾くことになるが、このような場合
は、車体の傾きが車体傾斜検知手段により検知されて照
射角制御部により照射角変更手段が駆動され傾いた照射
角が修正されると共に、その修正量が照射角修正量規定
手段によって走行速度に応じた量、即ち、そのときどき
の走行速度において最も望ましい配光を為す照射角とな
る量に規定され、しかも、照射角変更手段の動作速度、
即ち、傾いた照射角を修正するための動作速度が動作速
度制御部によってそのときどきの走行速度に応じた望ま
しい速度に随時調節されることになるので、前照灯の照
射角を、常に、そのときの運転状況に応じた良好な配光
が得られる角度にすることができる。
前照灯の照射角が傾くことになるが、このような場合
は、車体の傾きが車体傾斜検知手段により検知されて照
射角制御部により照射角変更手段が駆動され傾いた照射
角が修正されると共に、その修正量が照射角修正量規定
手段によって走行速度に応じた量、即ち、そのときどき
の走行速度において最も望ましい配光を為す照射角とな
る量に規定され、しかも、照射角変更手段の動作速度、
即ち、傾いた照射角を修正するための動作速度が動作速
度制御部によってそのときどきの走行速度に応じた望ま
しい速度に随時調節されることになるので、前照灯の照
射角を、常に、そのときの運転状況に応じた良好な配光
が得られる角度にすることができる。
(F.実施例) 以下に、本発明車輌用前照灯の照射角修正装置の詳細
を添附図面に示した実施例に従って説明する。
を添附図面に示した実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は、本発明を所謂「ハロゲン
H4ヘッドライトバルブ」と称されるバルブを使用した前
照灯の照射角修正装置に適用したものであり、また、こ
の実施例においては車体の左右の傾きのみならず前後方
向における傾きをも検知して照射角の上下方向に対する
角度も修正されるように構成してある。
H4ヘッドライトバルブ」と称されるバルブを使用した前
照灯の照射角修正装置に適用したものであり、また、こ
の実施例においては車体の左右の傾きのみならず前後方
向における傾きをも検知して照射角の上下方向に対する
角度も修正されるように構成してある。
先ず、この装置の概要について説明し、その後で、車
体傾斜検知器、前照灯装置、照射角制御部、照射角修正
量規定手段及び動作速度制御部についてこの順序で説明
する。
体傾斜検知器、前照灯装置、照射角制御部、照射角修正
量規定手段及び動作速度制御部についてこの順序で説明
する。
(a.前照灯の照射角修正装置の概要)[第1図、第2
図、第6図、第8図、第13図] 1は前照灯の照射角修正装置であり、該装置1は前照
灯装置2、車体の前後及び左右方向における傾斜を検知
する車体傾斜検知器3、車輌の走行速度を検出する速度
検出手段4、車体傾斜検知器3による検知信号を受けて
前照灯2の照射角を変更する手段の駆動制御を行う照射
角制御部5、速度検出手段4の信号を受けて前照灯2の
照射角を変更する手段の動作速度を制御する動作速度制
御部6、そして、車輌の走行速度に応じて前照灯2の照
射角に係る修正量を規定する照射角修正量規定手段7か
ら成る。
図、第6図、第8図、第13図] 1は前照灯の照射角修正装置であり、該装置1は前照
灯装置2、車体の前後及び左右方向における傾斜を検知
する車体傾斜検知器3、車輌の走行速度を検出する速度
検出手段4、車体傾斜検知器3による検知信号を受けて
前照灯2の照射角を変更する手段の駆動制御を行う照射
角制御部5、速度検出手段4の信号を受けて前照灯2の
照射角を変更する手段の動作速度を制御する動作速度制
御部6、そして、車輌の走行速度に応じて前照灯2の照
射角に係る修正量を規定する照射角修正量規定手段7か
ら成る。
そして、前照灯装置2は、制御用レンズ8とバルブ9
がこれらの光軸の軸回り方向へ傾動自在なるように支持
されたランプボディ10が車体に対して略上下方向へ傾動
自在なるように支持されると共に、ランプボディ10を傾
動させるための第1のモータ11及びランプボディ10の傾
動角を検出するための第1の傾動角検出器12と、制御用
レンズ8とバルブ9とを一体的に連結した連結体13を回
動させるための第2のモータ14及び上記連結体13の回動
角、即ち、制御用レンズ8及びバルブ9の左右方向にお
ける傾動角を検出するための第2の傾動角検出器5を備
えており、上記第1のモータ11が回転することにより照
射角が略上下方向に修正され、また、第2のモータ14が
回転することにより照射角の左右方向における傾きが修
正されるように構成されている。
がこれらの光軸の軸回り方向へ傾動自在なるように支持
されたランプボディ10が車体に対して略上下方向へ傾動
自在なるように支持されると共に、ランプボディ10を傾
動させるための第1のモータ11及びランプボディ10の傾
動角を検出するための第1の傾動角検出器12と、制御用
レンズ8とバルブ9とを一体的に連結した連結体13を回
動させるための第2のモータ14及び上記連結体13の回動
角、即ち、制御用レンズ8及びバルブ9の左右方向にお
ける傾動角を検出するための第2の傾動角検出器5を備
えており、上記第1のモータ11が回転することにより照
射角が略上下方向に修正され、また、第2のモータ14が
回転することにより照射角の左右方向における傾きが修
正されるように構成されている。
また、車体傾斜検知器3は、車体が左右方向に傾いて
も左右方向には一定の姿勢を保持する重力体(以下、
「外側ジンバル」と言う。)16と、該外側ジンバル16に
前後方向へ回動自在に支持されたもう一つの重力体(以
下、「内側ジンバル」と言う。)17と、該内側ジンバル
17の軸を常時重力方向に沿うように保持するための回転
体18と、外側ジンバル16と内側ジンバル17との間の角度
差、即ち、車体の前後方向における傾きを検知するため
の第1のポテンショメータ19と、外側ジンバル16と車体
との間の角度差、即ち、車体の左右方向における傾きを
検知するための第2のポテンショメータ20とを備えてお
り、これらによって車体の傾き方向等が検出されるよう
になっている。
も左右方向には一定の姿勢を保持する重力体(以下、
「外側ジンバル」と言う。)16と、該外側ジンバル16に
前後方向へ回動自在に支持されたもう一つの重力体(以
下、「内側ジンバル」と言う。)17と、該内側ジンバル
17の軸を常時重力方向に沿うように保持するための回転
体18と、外側ジンバル16と内側ジンバル17との間の角度
差、即ち、車体の前後方向における傾きを検知するため
の第1のポテンショメータ19と、外側ジンバル16と車体
との間の角度差、即ち、車体の左右方向における傾きを
検知するための第2のポテンショメータ20とを備えてお
り、これらによって車体の傾き方向等が検出されるよう
になっている。
そして、照射角制御部5は、車体傾斜検知器3により
検知された車体の傾き信号と所定の基準信号、即ち、車
体がいずれの方向へも傾いていない状態における前記ポ
テンショメータ19、20の端子電圧と同じ値の基準電圧と
を比較して車体の傾き方向に応じた駆動信号を前記第1
のモータ11及び/又は第2のモータ14へ出力してランプ
ボディ10や制御用レンズ8、バルブ9を傾動せしめると
共に、前記第1の傾動角検出器12及び/又は第2の傾動
角検出器15によって検出された傾動角を示す信号が所定
の制御信号、即ち、ランプボディ10や制御用レンズ8、
バルブ9が前照灯装置2の照射角を所定の角度にする位
置まで傾動されたとき第1の傾動角検出器12及び/又は
第2の傾動角検出器15から出力されるべき信号と同じ値
の信号と一致したときモータ11及び/又は14に停止指令
を出すように構成されており、モータ11、14の回転速度
は前記速度検出手段4によって検出された走行速度に応
じて動作速度制御部6により変更されるようになってお
り、また、照射角の修正量は速度検出手段によって検出
された走行速度に応じて照射角修正量規定手段により規
定されるようになっている。
検知された車体の傾き信号と所定の基準信号、即ち、車
体がいずれの方向へも傾いていない状態における前記ポ
テンショメータ19、20の端子電圧と同じ値の基準電圧と
を比較して車体の傾き方向に応じた駆動信号を前記第1
のモータ11及び/又は第2のモータ14へ出力してランプ
ボディ10や制御用レンズ8、バルブ9を傾動せしめると
共に、前記第1の傾動角検出器12及び/又は第2の傾動
角検出器15によって検出された傾動角を示す信号が所定
の制御信号、即ち、ランプボディ10や制御用レンズ8、
バルブ9が前照灯装置2の照射角を所定の角度にする位
置まで傾動されたとき第1の傾動角検出器12及び/又は
第2の傾動角検出器15から出力されるべき信号と同じ値
の信号と一致したときモータ11及び/又は14に停止指令
を出すように構成されており、モータ11、14の回転速度
は前記速度検出手段4によって検出された走行速度に応
じて動作速度制御部6により変更されるようになってお
り、また、照射角の修正量は速度検出手段によって検出
された走行速度に応じて照射角修正量規定手段により規
定されるようになっている。
しかして、車体が前後方向及び/又は左右方向に傾く
と前照灯装置2の照射角が傾くことになるが、ランプボ
ディ10や制御用レンズ8、バルブ9が車体の傾き方向に
応じた方向へそのときの走行速度に応じた速さで、か
つ、該走行速度に応じた量傾動されて照射角の傾きが修
正されることになる。
と前照灯装置2の照射角が傾くことになるが、ランプボ
ディ10や制御用レンズ8、バルブ9が車体の傾き方向に
応じた方向へそのときの走行速度に応じた速さで、か
つ、該走行速度に応じた量傾動されて照射角の傾きが修
正されることになる。
(b.車体傾斜検知器)[第2図乃至第5図] 第2図乃至第5図は車体傾斜検知器3を示すものであ
る。尚、第2図は車体傾斜検知器3を原理的に示すもの
であり、同図に示す各部のうち他の図面に示す各部と機
能的に同じ部分については同じ符号を付してある。
る。尚、第2図は車体傾斜検知器3を原理的に示すもの
であり、同図に示す各部のうち他の図面に示す各部と機
能的に同じ部分については同じ符号を付してある。
(b−1.ケース)[第3図乃至第5図] 21は車体傾斜検知器3のケースであり、該ケース21は
車体の略中央部に固定されている。そして、該ケース21
は蓋体22と該蓋体22が被着される基板23とから成り、基
板23の外周縁寄りの部分のうちその中心を挟んだ前後の
位置から支持壁24、24′が平行に対向する状態で立設さ
れると共に、これら支持壁24、24′の上端寄りの位置に
前後方向に延びる支持孔25、25′が形成されている。
車体の略中央部に固定されている。そして、該ケース21
は蓋体22と該蓋体22が被着される基板23とから成り、基
板23の外周縁寄りの部分のうちその中心を挟んだ前後の
位置から支持壁24、24′が平行に対向する状態で立設さ
れると共に、これら支持壁24、24′の上端寄りの位置に
前後方向に延びる支持孔25、25′が形成されている。
(b−2.ジンバル)[第2図乃至第5図] 外側ジンバル16は上下方向にある程度の幅を有する略
円環状に形成され、その外周面の前後両端の位置、即
ち、外側ジンバル16の中心を通って前後方向に延びる直
線が通る位置から軸26、26′が外方へ向けて水平に突出
されると共に、左右両端の位置、即ち、外側ジンバル16
の中心を通って左右方向に延びる直線が通る位置に支持
孔27、27′が形成されており、また、その下面のうち左
側の支持孔27の下方から突片28が突設されている。
円環状に形成され、その外周面の前後両端の位置、即
ち、外側ジンバル16の中心を通って前後方向に延びる直
線が通る位置から軸26、26′が外方へ向けて水平に突出
されると共に、左右両端の位置、即ち、外側ジンバル16
の中心を通って左右方向に延びる直線が通る位置に支持
孔27、27′が形成されており、また、その下面のうち左
側の支持孔27の下方から突片28が突設されている。
そして、外側ジンバル16はその軸26、26′が前記支持
壁24、24′に形成された支持孔25、25′に回動自在に支
持されている。
壁24、24′に形成された支持孔25、25′に回動自在に支
持されている。
内側ジンバル17は外側ジンバル16の内径より稍小さい
直径を有する底板部17aと該底板部17aの外周から立ち上
げられた外周壁17bとが一体に形成されて成ると共に、
その中心部に下方に開口し、かつ、上面が閉塞された略
円筒状を成す突部29が形成されており、また、外周壁17
bの左右両端の位置、即ち、内側ジンバル17の中心を通
って左右方向に延びる直線が通る位置から軸30、30′が
外方へ向けて突出されており、該軸30、30′が外側にジ
ンバル16に形成された前記支持孔25、25′に回動自在に
支持されている。
直径を有する底板部17aと該底板部17aの外周から立ち上
げられた外周壁17bとが一体に形成されて成ると共に、
その中心部に下方に開口し、かつ、上面が閉塞された略
円筒状を成す突部29が形成されており、また、外周壁17
bの左右両端の位置、即ち、内側ジンバル17の中心を通
って左右方向に延びる直線が通る位置から軸30、30′が
外方へ向けて突出されており、該軸30、30′が外側にジ
ンバル16に形成された前記支持孔25、25′に回動自在に
支持されている。
(b−3.モータ、回転体)[第2図乃至第5図] 31はモータであり、該モータ31はその略上側半分が内
側ジンバル17に設けられた前記突部19内に内嵌状に位置
すると共に、その略下側半分が内嵌状に位置するモータ
取付金具32が内側ジンバル17の底板部17aの下面に取着
されることによって、内側ジンバル17に固定されてお
り、その回転軸31aは前記突部29の上端部に形成された
孔29aを通して突部29から上方へ突出されている。
側ジンバル17に設けられた前記突部19内に内嵌状に位置
すると共に、その略下側半分が内嵌状に位置するモータ
取付金具32が内側ジンバル17の底板部17aの下面に取着
されることによって、内側ジンバル17に固定されてお
り、その回転軸31aは前記突部29の上端部に形成された
孔29aを通して突部29から上方へ突出されている。
また、回転体18は内側ジンバル17の外周壁17bの内径
より稍小さい直径を有する略円板状に形成されると共
に、その下面の中央部に開口する比較的大きな凹部33が
形成され、また、該凹部33の天面の中央部に圧入孔34が
形成されており、回転体18は、その凹部33内に内側ジン
バル17の突部29が稍余裕を有して位置された状態で、そ
の圧入孔34にモータ31の回転軸31aの上端部が圧入され
ることによって該回転軸31aに固定されている。
より稍小さい直径を有する略円板状に形成されると共
に、その下面の中央部に開口する比較的大きな凹部33が
形成され、また、該凹部33の天面の中央部に圧入孔34が
形成されており、回転体18は、その凹部33内に内側ジン
バル17の突部29が稍余裕を有して位置された状態で、そ
の圧入孔34にモータ31の回転軸31aの上端部が圧入され
ることによって該回転軸31aに固定されている。
従って、モータ31が回転すると、回転体18がモータ31
の回転軸31aの軸心を中心として回転されることにな
る。
の回転軸31aの軸心を中心として回転されることにな
る。
そこで、前記したように、内側ジンバル17はケース21
に対して、即ち、車体に対して前後方向及び左右方向に
回動自在なるように設けられており、モータ31はこのよ
うに設けられた内側ジンバル17に固定されているので、
回転体18が回転することによって生ずる遠心力がモータ
31の回転軸31aを、常時、重力を方向に沿って延びる姿
勢、即ち、鉛直な姿勢に保持する力として作用すること
になる。従って、回転体18が回転している状態におい
て、モータ31はその軸心が常に鉛直方向に沿って延びる
姿勢に保持されることになり、それによって、車体に傾
きが生じても内側ジンバル17の姿勢は、常時、水平に保
持されることになる。
に対して、即ち、車体に対して前後方向及び左右方向に
回動自在なるように設けられており、モータ31はこのよ
うに設けられた内側ジンバル17に固定されているので、
回転体18が回転することによって生ずる遠心力がモータ
31の回転軸31aを、常時、重力を方向に沿って延びる姿
勢、即ち、鉛直な姿勢に保持する力として作用すること
になる。従って、回転体18が回転している状態におい
て、モータ31はその軸心が常に鉛直方向に沿って延びる
姿勢に保持されることになり、それによって、車体に傾
きが生じても内側ジンバル17の姿勢は、常時、水平に保
持されることになる。
(b−4.ポテンショメータ)[第2図乃至第5図] 第1のポテンショメータ19は外側ジンバル16に形成さ
れた前記突片28に固定されると共に、そのロータ軸35の
先端部にギヤ36が固定されており、該ギヤ36が内側ジン
バル17の一方の軸30のうち外側ジンバル16の支持孔27か
ら突出した部分に固定されたギヤ37と噛合されている。
れた前記突片28に固定されると共に、そのロータ軸35の
先端部にギヤ36が固定されており、該ギヤ36が内側ジン
バル17の一方の軸30のうち外側ジンバル16の支持孔27か
ら突出した部分に固定されたギヤ37と噛合されている。
また、第2のポテンショメータ20は一方の支持壁24′
に固定されると共に、そのロータ軸38の先端部にギヤ39
が固定されており、該ギヤ39が外側ジンバル16の一方の
軸26′のうち支持壁24′に形成された支持孔25′から突
出した部分に固定されたギヤ40と噛合されている。
に固定されると共に、そのロータ軸38の先端部にギヤ39
が固定されており、該ギヤ39が外側ジンバル16の一方の
軸26′のうち支持壁24′に形成された支持孔25′から突
出した部分に固定されたギヤ40と噛合されている。
そして、ポテンショメータ19、20はそのケーシング内
に抵抗体41、42(第2図参照)が設けられると共に、ロ
ータ軸35、38に設けられた接点43、44(第2図参照)が
上記抵抗体41、42と摺接する状態で設けられている。
に抵抗体41、42(第2図参照)が設けられると共に、ロ
ータ軸35、38に設けられた接点43、44(第2図参照)が
上記抵抗体41、42と摺接する状態で設けられている。
(b−5.動作) そこで、このように構成された車体傾斜検知器3によ
る車体の傾き角検出動作は次のように行なわれる。
る車体の傾き角検出動作は次のように行なわれる。
即ち、回転体18が回転している状態、即ち、内側ジン
バル17の姿勢が常に水平に保持されている状態から、車
体が前後方向に傾く、即ち、車体が前上がりもしくは前
下がりの姿勢になると、外側ジンバル16が前後方向に傾
くことになるため、内側ジンバル17の軸30に固定された
ギヤ37が外側ジンバル16に対して相対的に回転すること
になり、それによって、上記ギヤ37が第1のポテンショ
メータ19のロータ軸35に固定されたギヤ36を回転させる
ことになる。これにより、上記ロータ軸35に固定された
接点43の抵抗体41に対する接触位置が変化するため、該
抵抗体41による抵抗値が変化して第1のポテンショメー
タ19の端子電圧が変化することになり、従って、その電
圧値を検出することにより車体の前後の傾き方向とその
傾き角とが検出されることになる。
バル17の姿勢が常に水平に保持されている状態から、車
体が前後方向に傾く、即ち、車体が前上がりもしくは前
下がりの姿勢になると、外側ジンバル16が前後方向に傾
くことになるため、内側ジンバル17の軸30に固定された
ギヤ37が外側ジンバル16に対して相対的に回転すること
になり、それによって、上記ギヤ37が第1のポテンショ
メータ19のロータ軸35に固定されたギヤ36を回転させる
ことになる。これにより、上記ロータ軸35に固定された
接点43の抵抗体41に対する接触位置が変化するため、該
抵抗体41による抵抗値が変化して第1のポテンショメー
タ19の端子電圧が変化することになり、従って、その電
圧値を検出することにより車体の前後の傾き方向とその
傾き角とが検出されることになる。
また、車体が左右に傾いたときは、外側ジンバル16も
水平な姿勢に保持されるので、この場合は、外側ジンバ
ル16の軸26′に固定されたギヤ40がケース21に対して相
対的に回転することになり、それによって、上記ギヤ40
が第2のポテンショメータ20のロータ軸38に固定された
ギヤ39を回転させることになる。これにより、上記ロー
タ軸38に固定された接点44の抵抗体42に対する接触位置
が変化するため、該抵抗体42による抵抗値が変化して第
2のポテンショメータ20の端子電圧が変化することにな
り、従って、その電圧値を検出することにより車体の左
右の傾き方向とその傾き角とが検出されることになる。
水平な姿勢に保持されるので、この場合は、外側ジンバ
ル16の軸26′に固定されたギヤ40がケース21に対して相
対的に回転することになり、それによって、上記ギヤ40
が第2のポテンショメータ20のロータ軸38に固定された
ギヤ39を回転させることになる。これにより、上記ロー
タ軸38に固定された接点44の抵抗体42に対する接触位置
が変化するため、該抵抗体42による抵抗値が変化して第
2のポテンショメータ20の端子電圧が変化することにな
り、従って、その電圧値を検出することにより車体の左
右の傾き方向とその傾き角とが検出されることになる。
尚、車体が前後及び左右共に傾いたときはその両方の
傾きについての方向と傾き角の検出がポテンショメータ
19、20によって同時に為されることになる。
傾きについての方向と傾き角の検出がポテンショメータ
19、20によって同時に為されることになる。
(c.前照灯装置)[第6図乃至第12図] 次に、前照灯装置2について説明する。
(c−1.ランプボディ、反射鏡)[第6図乃至第8図] ランプボディ10は開口面が前方を向いた略横倒腕形を
成す主部46と該主部46の前側開口部に結合された略円環
状のリム47とから成り、主部46の前側開口部から稍後側
へ寄った位置の両側部に側方から見て略円形を成す突部
48、48′が形成されると共に、該突部48、48′から後方
へ向けて略水平に突出した腕49、49′が形成されてお
り、該腕49、49′の先端面に上下方向に沿って延びるギ
ヤ50、ウォールホィール50′が形成されている。
成す主部46と該主部46の前側開口部に結合された略円環
状のリム47とから成り、主部46の前側開口部から稍後側
へ寄った位置の両側部に側方から見て略円形を成す突部
48、48′が形成されると共に、該突部48、48′から後方
へ向けて略水平に突出した腕49、49′が形成されてお
り、該腕49、49′の先端面に上下方向に沿って延びるギ
ヤ50、ウォールホィール50′が形成されている。
尚、ランプボディ10の車体に対する取着構造について
は後述する。
は後述する。
51は回転放物面を成す反射面51aを有する反射鏡であ
り、該反射鏡51の前端部にはこの部分を連続して2段階
に拡径することにより形成された略環状のレンズ支持部
52、53が設けられると共に、その頂部には円形の支持孔
54が形成されており、該支持孔54の開口縁に後方へ向け
て突出した環状の突縁55が形成されている。
り、該反射鏡51の前端部にはこの部分を連続して2段階
に拡径することにより形成された略環状のレンズ支持部
52、53が設けられると共に、その頂部には円形の支持孔
54が形成されており、該支持孔54の開口縁に後方へ向け
て突出した環状の突縁55が形成されている。
56は略環状を成すマウンティングリングであり、該マ
ウンティングリング56の前側縁の周方向における数箇所
の位置に結合片57、57、・・・(図面では1個のみ示し
てある。)が形成されている。
ウンティングリング56の前側縁の周方向における数箇所
の位置に結合片57、57、・・・(図面では1個のみ示し
てある。)が形成されている。
また、58は上記マウンティングリング56と略同じ大き
さを有しこれも略環状を成すリテーニングリングであ
り、該リテーニングリング58はその前端部にこの部分を
内側に向けて屈曲して成るレンズ押え片59が形成される
と共に、その前端部が反射鏡51の前側のレンズ支持部52
に外嵌された状態で反射鏡51に固定されている。
さを有しこれも略環状を成すリテーニングリングであ
り、該リテーニングリング58はその前端部にこの部分を
内側に向けて屈曲して成るレンズ押え片59が形成される
と共に、その前端部が反射鏡51の前側のレンズ支持部52
に外嵌された状態で反射鏡51に固定されている。
従って、反射鏡51の前側のレンズ支持部52とリテーニ
ングリング58のレンズ押え片59とによって環状に延びる
溝60が形成されることになり、この溝60にカバーレンズ
61の外周縁が嵌合されている。
ングリング58のレンズ押え片59とによって環状に延びる
溝60が形成されることになり、この溝60にカバーレンズ
61の外周縁が嵌合されている。
そして、前記マウンティングリング56は反射鏡51の前
端寄りの部分に外嵌された状態でその結合片57、57、・
・・がリテーニングリング58の後端部に溶着等により固
定され、カバーレンズ61が前記リム47の開口面、即ち、
ランプボディ10の前側開口面を塞ぐように位置する状態
で、マウンティングリング46が図示しない固定手段によ
りリム47に固定される。
端寄りの部分に外嵌された状態でその結合片57、57、・
・・がリテーニングリング58の後端部に溶着等により固
定され、カバーレンズ61が前記リム47の開口面、即ち、
ランプボディ10の前側開口面を塞ぐように位置する状態
で、マウンティングリング46が図示しない固定手段によ
りリム47に固定される。
尚、リム47はこれにマウンティングリング56が取着さ
れた後ランプボディ10の主部46に結合される。
れた後ランプボディ10の主部46に結合される。
(c−2.制御用レンズ、結合体)[第8図、第9図] 連結体13は制御用レンズ8とバルブ9とを連結するた
めの部材であり、該連結体13はその中心部に孔62が形成
された円板部63と該円板部63の外周縁の互いに略90゜離
間した位置から前方へ向けて湾曲しながら、即ち、前記
反射鏡51の反射面51aに近接して略平行に延びるように
突設された4本の腕64、64、・・・と円板部63に形成さ
れた孔62の縁から後方へ向けて突出した円筒部65とが一
体に形成されて成ると共に、該円筒部65に、その後端寄
りの部分が上記円筒部65から後方へ突出するように位置
するバルブ取着筒66が内嵌された状態で溶着等により固
定されており、また、前記腕64、64、・・・の先端部が
制御用レンズ8の稍厚肉に形成された外周縁部8aにアウ
トサート成形により固着されている。
めの部材であり、該連結体13はその中心部に孔62が形成
された円板部63と該円板部63の外周縁の互いに略90゜離
間した位置から前方へ向けて湾曲しながら、即ち、前記
反射鏡51の反射面51aに近接して略平行に延びるように
突設された4本の腕64、64、・・・と円板部63に形成さ
れた孔62の縁から後方へ向けて突出した円筒部65とが一
体に形成されて成ると共に、該円筒部65に、その後端寄
りの部分が上記円筒部65から後方へ突出するように位置
するバルブ取着筒66が内嵌された状態で溶着等により固
定されており、また、前記腕64、64、・・・の先端部が
制御用レンズ8の稍厚肉に形成された外周縁部8aにアウ
トサート成形により固着されている。
そして、制御用レンズ8及び連結体13は、反射鏡51と
カバーレンズ61とにより画成された空間内に、制御用レ
ンズ8の中心と連結体13の円筒部65の中心とを含む軸が
反射鏡51の光軸x−xと一致し、かつ、上記光軸x−x
の軸回り方向へ回転自在な状態で設けられている。即
ち、制御用レンズ8は、その外周縁部8aが反射鏡51に形
成された後側のレンズ支持部53とカバーレンズ61の外周
部後面とによって形成される環状に延びる溝67に摺動自
在に係合され、かつ、その前面の中心部に形成された凹
部8bにカバーレンズ61の中心部後面に形成された突起61
aが回転自在に係合されることによって、反射鏡51及び
カバーレンズ61に回転自在に支持され、また、連結体13
の円筒部65は反射鏡51の頂部に形成された突縁55に回転
自在に挿通される。
カバーレンズ61とにより画成された空間内に、制御用レ
ンズ8の中心と連結体13の円筒部65の中心とを含む軸が
反射鏡51の光軸x−xと一致し、かつ、上記光軸x−x
の軸回り方向へ回転自在な状態で設けられている。即
ち、制御用レンズ8は、その外周縁部8aが反射鏡51に形
成された後側のレンズ支持部53とカバーレンズ61の外周
部後面とによって形成される環状に延びる溝67に摺動自
在に係合され、かつ、その前面の中心部に形成された凹
部8bにカバーレンズ61の中心部後面に形成された突起61
aが回転自在に係合されることによって、反射鏡51及び
カバーレンズ61に回転自在に支持され、また、連結体13
の円筒部65は反射鏡51の頂部に形成された突縁55に回転
自在に挿通される。
尚、連結体13のバルブ取着筒66の円筒部65から突出し
た部分には3つの切欠68a、68b及び68cが形成されてお
り、これら切欠68a、68b、68cのうち上側のもの68aは他
の2つの切欠68b、68cより幅広に形成されている。
た部分には3つの切欠68a、68b及び68cが形成されてお
り、これら切欠68a、68b、68cのうち上側のもの68aは他
の2つの切欠68b、68cより幅広に形成されている。
69は連結体13の円筒部65に外嵌状に溶着等により固定
された円板状の回転板であり、その外周縁の上下両端部
に該外周縁に沿って延びる円弧形を成し、かつ、その外
周面にギヤ歯が形成された円弧ギヤ70、70′が取着され
ている。
された円板状の回転板であり、その外周縁の上下両端部
に該外周縁に沿って延びる円弧形を成し、かつ、その外
周面にギヤ歯が形成された円弧ギヤ70、70′が取着され
ている。
(c−3.バルブ)[第6図、第8図乃至第11図] バルブ9はEC規格の所謂「ハロゲンH4ヘッドランプバ
ルブ」と称されるバルブであり、このバルブ9は口金71
から前方へ突出するように位置されたガラス球72内にす
れ違い用ビームの光源たるサブフィラメント73と走行用
ビームの光源たるメインフィラメント74がこの順序で同
一の軸上に前後に配列された状態で設けられると共に、
サブフィラメント73の略下半分と前方を覆う略皿状の遮
光キャップ75が設けられている。
ルブ」と称されるバルブであり、このバルブ9は口金71
から前方へ突出するように位置されたガラス球72内にす
れ違い用ビームの光源たるサブフィラメント73と走行用
ビームの光源たるメインフィラメント74がこの順序で同
一の軸上に前後に配列された状態で設けられると共に、
サブフィラメント73の略下半分と前方を覆う略皿状の遮
光キャップ75が設けられている。
76は口金71に固定されたフランジ部で、該フランジ部
73は連結体13のバルブ取付筒66の内径により僅かに小径
な筒部76aと該筒部76aの後端から放射状に突出した3つ
の位置決片77a、77b及び77cが形成されており、その前
端部が口金71の前端寄りの位置に溶着等により固定され
ている。
73は連結体13のバルブ取付筒66の内径により僅かに小径
な筒部76aと該筒部76aの後端から放射状に突出した3つ
の位置決片77a、77b及び77cが形成されており、その前
端部が口金71の前端寄りの位置に溶着等により固定され
ている。
尚、上記3つの位置決片77a、77b、77cの互いの位置
関係及び幅の違いは連結体13のバルブ取着筒66に形成さ
れた前記3つの切欠68a、68b及び68cの互いの位置関係
及び幅の違いと同じになっている。
関係及び幅の違いは連結体13のバルブ取着筒66に形成さ
れた前記3つの切欠68a、68b及び68cの互いの位置関係
及び幅の違いと同じになっている。
また、バルブ9が幅の他のものの幅より稍広い位置決
片77aが真上に来ている向き、即ち、第10図に示す向き
となっている状態において、前記遮光キャップ75の左肩
線75aは、第10図(B)を見て良く解るように、軸を中
心とする15゜の角度上記軸を含む水平面h−hより下側
となるように形成されている。
片77aが真上に来ている向き、即ち、第10図に示す向き
となっている状態において、前記遮光キャップ75の左肩
線75aは、第10図(B)を見て良く解るように、軸を中
心とする15゜の角度上記軸を含む水平面h−hより下側
となるように形成されている。
そして、バルブ9は位置決片77a、77b及び77cが連結
体13のバルブ取着筒66に形成された切欠68a、68b、68c
のうちその付加符号に共通するものにそれぞれ係合され
ることによって連結体13及び制御用レンズ8に対する軸
回り方向における位置が規定され、かつ、バルブ取着筒
66に取着されたバルブ押78(第8図にのみ示してあ
る。)によって後方から保持された状態で連結体13に取
着される。
体13のバルブ取着筒66に形成された切欠68a、68b、68c
のうちその付加符号に共通するものにそれぞれ係合され
ることによって連結体13及び制御用レンズ8に対する軸
回り方向における位置が規定され、かつ、バルブ取着筒
66に取着されたバルブ押78(第8図にのみ示してあ
る。)によって後方から保持された状態で連結体13に取
着される。
尚、バルブ9がこのようにして連結体13に取着される
と、メインフィラメント74が反射鏡51の焦点F(第8図
参照)に位置され、従って、サブフィラメント73は上記
焦点Fより稍前方に位置されることになる。
と、メインフィラメント74が反射鏡51の焦点F(第8図
参照)に位置され、従って、サブフィラメント73は上記
焦点Fより稍前方に位置されることになる。
(c−4.配光)[第11図、第12図] しかして、バルブ9が連結体13に取着されると、その
遮光キャップ75は反射鏡51に対して次のような姿勢で位
置することになる。
遮光キャップ75は反射鏡51に対して次のような姿勢で位
置することになる。
即ち、第11図を見て良く解るように、遮光キャップ75
は、その左肩線75aが反射鏡51の光軸x−xを含む水平
面上に位置され、その右肩線75bが上記水平面より中心
角で略15゜下側に来る姿勢で位置することになる。
は、その左肩線75aが反射鏡51の光軸x−xを含む水平
面上に位置され、その右肩線75bが上記水平面より中心
角で略15゜下側に来る姿勢で位置することになる。
従って、このようなバルブ9と反射鏡51との位置関係
におけるサブフィラメント73による配光は、第12図に示
すように、バルブ9の光軸を含む水平線H−Hより上方
で、かつ、垂直線V−Vより左側において略15゜の中心
角をもつ上向き配光部分79がある配光になる。即ち、サ
ブフィラメント73の位置が反射鏡51の光軸x−x上で焦
点Fより稍前方にあるので、遮光キャップ75の中心角で
15゜下方になる右肩線75bの付近を通って反射鏡51の反
射面51aの下半分に向った光が上向きにかつ左右反転し
て反射されることになり、この反射光により上記上向き
配光部分79が出来ることになる。
におけるサブフィラメント73による配光は、第12図に示
すように、バルブ9の光軸を含む水平線H−Hより上方
で、かつ、垂直線V−Vより左側において略15゜の中心
角をもつ上向き配光部分79がある配光になる。即ち、サ
ブフィラメント73の位置が反射鏡51の光軸x−x上で焦
点Fより稍前方にあるので、遮光キャップ75の中心角で
15゜下方になる右肩線75bの付近を通って反射鏡51の反
射面51aの下半分に向った光が上向きにかつ左右反転し
て反射されることになり、この反射光により上記上向き
配光部分79が出来ることになる。
(c−5.上下傾動手段)[第6図乃至第8図] 80はランプボディ10を略上下方向に傾動させて前照灯
装置2による照射角を上下方向において変更するための
上下傾動手段である。
装置2による照射角を上下方向において変更するための
上下傾動手段である。
(c−5−a.ランプボディの車体に対する支持) 81、81′は図示しない車体フレームの前端部から前方
へ向けて互いに略平行にかつ左右に離間した状態で突設
された支持アームであり、該支持アーム81、81′の先端
部の対向面に軸方向が左右方向に沿う支持軸82、82′が
突設されており、ランプボディ10はその左右両側部に設
けられた突設48、48′が上記支持軸82、82′に回動自在
に支持されることにより車体に対して略上下方向へ傾動
自在なるように支持されている。
へ向けて互いに略平行にかつ左右に離間した状態で突設
された支持アームであり、該支持アーム81、81′の先端
部の対向面に軸方向が左右方向に沿う支持軸82、82′が
突設されており、ランプボディ10はその左右両側部に設
けられた突設48、48′が上記支持軸82、82′に回動自在
に支持されることにより車体に対して略上下方向へ傾動
自在なるように支持されている。
(c−5−b.第1のモータ、第1の傾動角検出器) そして、上記右側の支持アーム81′の左側面に第1の
モータ11がその回転軸83が上下方向に沿って延びる向き
で固定されると共に、該回転軸83にウォーム84が固定さ
れており、このウォーム84がランプボディ10に設けられ
た右側の腕49′に形成されたウォームホィール50′と噛
合されている。
モータ11がその回転軸83が上下方向に沿って延びる向き
で固定されると共に、該回転軸83にウォーム84が固定さ
れており、このウォーム84がランプボディ10に設けられ
た右側の腕49′に形成されたウォームホィール50′と噛
合されている。
また、左側の支持アーム81の右側面に第1の傾動角検
出器12が固定されると共に、該第1の傾動角検出器12の
ロータ軸85の先端部に固定されたギヤ86がランプボディ
10に設けられた左側の腕49に形成されたラック50と噛合
されている。尚、この傾動角検出器12には、ロータ軸の
回転に応じて抵抗値が変わるポテンショメータが使用さ
れている。
出器12が固定されると共に、該第1の傾動角検出器12の
ロータ軸85の先端部に固定されたギヤ86がランプボディ
10に設けられた左側の腕49に形成されたラック50と噛合
されている。尚、この傾動角検出器12には、ロータ軸の
回転に応じて抵抗値が変わるポテンショメータが使用さ
れている。
(c−5−c.動作) しかして、第1のモータ11が回転すると、ランプボデ
ィ10の右側の腕49′の先端部が上下方向へ移動されるた
め、ランプボディ10が制御用レンズ8、バルブ9、連結
体13及び反射鏡51等と一体的に上下方向へ傾動されるこ
とになり、それによって、制御用レンズ8、バルブ9及
び反射鏡51の光軸x−xの延びる方向が上下方向に傾く
ことになり、従って、照射角が上下方向において変更さ
れることになる。
ィ10の右側の腕49′の先端部が上下方向へ移動されるた
め、ランプボディ10が制御用レンズ8、バルブ9、連結
体13及び反射鏡51等と一体的に上下方向へ傾動されるこ
とになり、それによって、制御用レンズ8、バルブ9及
び反射鏡51の光軸x−xの延びる方向が上下方向に傾く
ことになり、従って、照射角が上下方向において変更さ
れることになる。
そして、ランプボディ10がこのように上下方向に傾動
すると、左側の腕49のギヤ50がその傾動量に応じた量第
1の傾動角検出器12のギヤ86を回転させることになるた
め、例えば、該第1の傾動角検出器12に設けられた低抗
体と可動接点との接触位置が変化して端子電圧が変化す
ることになり、従って、その端子電力を検出することに
より前照灯装置2の車体に体する上下方向の傾動角が検
出されたことになる。
すると、左側の腕49のギヤ50がその傾動量に応じた量第
1の傾動角検出器12のギヤ86を回転させることになるた
め、例えば、該第1の傾動角検出器12に設けられた低抗
体と可動接点との接触位置が変化して端子電圧が変化す
ることになり、従って、その端子電力を検出することに
より前照灯装置2の車体に体する上下方向の傾動角が検
出されたことになる。
(c−6.左右傾動手段)[第8図、第9図] 87は前記連結体13を反射鏡51の光軸x−x軸回り方向
へ回転させて前照灯装置2による照射角を左右方向にお
いて変更するための左右傾動手段である。
へ回転させて前照灯装置2による照射角を左右方向にお
いて変更するための左右傾動手段である。
(c−6−a.構成) 88は反射鏡51の後部を後側から覆うように取着された
支持板であり、バルブ9の口金71の後端部はこの支持板
88の略中央部に形成された孔89を通して支持板88から後
方へ突出するように位置されている。
支持板であり、バルブ9の口金71の後端部はこの支持板
88の略中央部に形成された孔89を通して支持板88から後
方へ突出するように位置されている。
そして、支持板88の下端部は後方へ向けて稍突出する
ように形成され、この部分に第2のモータ14がその回転
軸90が前後方向に沿って延びる向きで取着されており、
該回転軸90に固定されたギヤ91が連結体13に設けられた
前記回転板69に取着された下側の円弧ギヤ70′と噛合さ
れている。
ように形成され、この部分に第2のモータ14がその回転
軸90が前後方向に沿って延びる向きで取着されており、
該回転軸90に固定されたギヤ91が連結体13に設けられた
前記回転板69に取着された下側の円弧ギヤ70′と噛合さ
れている。
また、支持板88の上端部の内面には第2の傾動角検出
器15が取着されており、該第2の傾動角検出器15のロー
タ軸92に固定されたギヤ93が上記回転板69に取着された
上側の円弧ギヤ70′と噛合されている。尚、この傾動角
検出器にも、ロータ軸の回転に応じて抵抗値が変わるポ
テンショメータが使用されている。
器15が取着されており、該第2の傾動角検出器15のロー
タ軸92に固定されたギヤ93が上記回転板69に取着された
上側の円弧ギヤ70′と噛合されている。尚、この傾動角
検出器にも、ロータ軸の回転に応じて抵抗値が変わるポ
テンショメータが使用されている。
(c−6−b.動作) しかして、第2のモータ14が回転すると、回転板69が
下側の円弧ギヤ70′が送られることによって回転される
ので、連結体13がバルブ9及び制御用レンズ8等と一体
的に光軸x−xの軸回り方向へ傾動されることになり、
それによって、照射角が左右方向において変更されるこ
とになる。
下側の円弧ギヤ70′が送られることによって回転される
ので、連結体13がバルブ9及び制御用レンズ8等と一体
的に光軸x−xの軸回り方向へ傾動されることになり、
それによって、照射角が左右方向において変更されるこ
とになる。
そして、回転板69が回転すると、上側の円弧ギヤ70が
第2の傾動角検出器15のギヤ93を回転させることになる
ため、該第2の傾動角検出器15の端子電圧が変化するこ
とになり、従って、その端子電圧を検出することにより
バルブ9及び制御用レンズ8等の左右方向における傾動
角が検出されることになる。
第2の傾動角検出器15のギヤ93を回転させることになる
ため、該第2の傾動角検出器15の端子電圧が変化するこ
とになり、従って、その端子電圧を検出することにより
バルブ9及び制御用レンズ8等の左右方向における傾動
角が検出されることになる。
(d.速度検出手段)[第13図] (d−1.構成) 94は速度検出手段4のケーシングであり、該ケーシン
グ94はそれぞれ略漏斗状に形成された2つの分割ケース
94aと94bとがその開口面を互いに突き合わせられた状態
で一体的に結合されて成ると共に、その軸方向における
中間部に大きな空間95が形成されており、また、その軸
心部に、ケーシング94を軸方向に貫通するように延びる
挿通孔96、96が形成されている。
グ94はそれぞれ略漏斗状に形成された2つの分割ケース
94aと94bとがその開口面を互いに突き合わせられた状態
で一体的に結合されて成ると共に、その軸方向における
中間部に大きな空間95が形成されており、また、その軸
心部に、ケーシング94を軸方向に貫通するように延びる
挿通孔96、96が形成されている。
97は該挿通孔96に回転自在に挿通された回転軸であ
り、該回転軸97の一端寄りの部分に入力軸98の一端部が
連結されており、該入力軸98は、例えば、車輪の回転と
同期して回転されるようになっている。
り、該回転軸97の一端寄りの部分に入力軸98の一端部が
連結されており、該入力軸98は、例えば、車輪の回転と
同期して回転されるようになっている。
尚、回転軸97の他端部はスピートメータに連結されて
いる。
いる。
99は側方から見て略クランク状に屈曲されたマグネッ
ト取付片であり、該マグネット取付片99はその基端部が
回転軸97に固定されると共に、そのクランク形の中間部
にマグネット100が取着されている。
ト取付片であり、該マグネット取付片99はその基端部が
回転軸97に固定されると共に、そのクランク形の中間部
にマグネット100が取着されている。
101はスイッチ取付片であり、該スイッチ取付片101は
その一端寄りの部分が2つの分割ケース94aと94bとの突
合部においてケーシング94に支持されると共に、その余
の部分が空間95内に突出するように位置されており、空
間95に突出した部分のマグネット100に対向した位置に
リードスイッチ102が取着されている。
その一端寄りの部分が2つの分割ケース94aと94bとの突
合部においてケーシング94に支持されると共に、その余
の部分が空間95内に突出するように位置されており、空
間95に突出した部分のマグネット100に対向した位置に
リードスイッチ102が取着されている。
(d−2.動作) しかして、車輪が回転する、即ち、車体が走行する
と、入力軸98が回転するので、それによって回転軸97、
マグネット取付片99及びマグネット100が一体的に回転
することになり、従って、マグネット100が入力軸98の
回転速度に応じた周期でリードスイッチ102と対向する
ことになり、それによって、該リードスイッチ102から
車体の走行速度に応じた周波数のパルス信号が出力する
ことになる。
と、入力軸98が回転するので、それによって回転軸97、
マグネット取付片99及びマグネット100が一体的に回転
することになり、従って、マグネット100が入力軸98の
回転速度に応じた周期でリードスイッチ102と対向する
ことになり、それによって、該リードスイッチ102から
車体の走行速度に応じた周波数のパルス信号が出力する
ことになる。
(e.照射角制御部)[第1図] 次に、照射角制御部5について説明する。尚、照射角
制御部5は、車体傾斜検知器3のポテンショメータ19、
20及び前照灯2の傾動角検出器12、15からの信号を受け
て前照灯2の照射角を変更する手段(本実施例では、前
記した上下傾動手段や左右傾動手段)の駆動制御を行
う。
制御部5は、車体傾斜検知器3のポテンショメータ19、
20及び前照灯2の傾動角検出器12、15からの信号を受け
て前照灯2の照射角を変更する手段(本実施例では、前
記した上下傾動手段や左右傾動手段)の駆動制御を行
う。
103は第1の比較回路であり、第1のポテンショメー
タ19の端子電圧、即ち、車体の前後方向の傾きを示す信
号と基準電圧発生回路104から出力された基準電圧、即
ち、車体が前後方向に傾いていないときの第1のポテン
ショメータ19の端子電圧と同じ値の電圧とがこの第1の
比較回路103において比較されると共に、そこに差があ
れば、その差の方向に応じた駆動信号が前記第1のモー
タ11を駆動する第1のモータ駆動回路105に出力され、
それにより、第1のモータ11が正転方向又は逆転方向の
いずれかの方向へ回転されて前照灯装置2が前記したよ
うに上下のいずれかの方向へ傾動せしめられることにな
る。
タ19の端子電圧、即ち、車体の前後方向の傾きを示す信
号と基準電圧発生回路104から出力された基準電圧、即
ち、車体が前後方向に傾いていないときの第1のポテン
ショメータ19の端子電圧と同じ値の電圧とがこの第1の
比較回路103において比較されると共に、そこに差があ
れば、その差の方向に応じた駆動信号が前記第1のモー
タ11を駆動する第1のモータ駆動回路105に出力され、
それにより、第1のモータ11が正転方向又は逆転方向の
いずれかの方向へ回転されて前照灯装置2が前記したよ
うに上下のいずれかの方向へ傾動せしめられることにな
る。
106は第2の比較回路であり、第1の傾動角検出器12
の端子電圧、即ち、前照灯装置2の車体に対する上下方
向における傾動角を示す信号と後述する制御電圧発生回
路から出力される制御電圧、即ち、修正されるべき角度
に応じた電圧とがこの第2の比較回路106において比較
されると共に、2つの電圧が一致したところで前記第1
のモータ駆動回路105に停止信号が出力され、それによ
って第1のモータ11の回転が停止することになる。
の端子電圧、即ち、前照灯装置2の車体に対する上下方
向における傾動角を示す信号と後述する制御電圧発生回
路から出力される制御電圧、即ち、修正されるべき角度
に応じた電圧とがこの第2の比較回路106において比較
されると共に、2つの電圧が一致したところで前記第1
のモータ駆動回路105に停止信号が出力され、それによ
って第1のモータ11の回転が停止することになる。
即ち、車体が前後方向に傾いたときは、第1のモータ
11が回転されて前照灯装置2の上下方向に対する向きが
修正されることになる。
11が回転されて前照灯装置2の上下方向に対する向きが
修正されることになる。
また、107は第3の比較回路であり、第2のポテンシ
ョメータ20の端子電圧、即ち、車体の左右方向における
傾き角を示す信号と基準電圧発生回路104から出力され
た基準電圧、即ち、車体が左右方向に傾いていないとき
の第2のポテンショメータ20の端子電圧と同じ値の電圧
とがこの第3の比較回路107において比較されると共
に、そこに差があれば、その差の方向に応じた駆動信号
が第2のモータ駆動回路108に出力され、それにより、
第2のモータ14が正転方向又は逆転方向に回転されて連
結体13、バルブ9及び制御用レンズ8等が左右いずれか
の方向へ傾動せしめられることになる。
ョメータ20の端子電圧、即ち、車体の左右方向における
傾き角を示す信号と基準電圧発生回路104から出力され
た基準電圧、即ち、車体が左右方向に傾いていないとき
の第2のポテンショメータ20の端子電圧と同じ値の電圧
とがこの第3の比較回路107において比較されると共
に、そこに差があれば、その差の方向に応じた駆動信号
が第2のモータ駆動回路108に出力され、それにより、
第2のモータ14が正転方向又は逆転方向に回転されて連
結体13、バルブ9及び制御用レンズ8等が左右いずれか
の方向へ傾動せしめられることになる。
109は第4の比較回路であり、第2の傾動角検出器15
の端子電圧と、後述する照射角修正量規定手段7の制御
電圧発生回路から出力される制御電圧、即ち、バルブ
9、制御用レンズ8等の左右方向における修正角度を規
定する電圧とがこの第4の比較回路109において比較さ
れると共に、これら2つの電圧が一致したところで前記
第2のモータ駆動回路108へ停止信号が出力され、それ
によって第2のモータ14の回転が停止されることにな
る。
の端子電圧と、後述する照射角修正量規定手段7の制御
電圧発生回路から出力される制御電圧、即ち、バルブ
9、制御用レンズ8等の左右方向における修正角度を規
定する電圧とがこの第4の比較回路109において比較さ
れると共に、これら2つの電圧が一致したところで前記
第2のモータ駆動回路108へ停止信号が出力され、それ
によって第2のモータ14の回転が停止されることにな
る。
即ち、車体が左右に傾いたときは、第2のモータ14が
回転されてバルブ9及び制御用レンズ8等の左右方向に
対する向きが修正されることになるが、その修正量は制
御電圧発生回路から出力される制御電圧の値により規定
されることになる。
回転されてバルブ9及び制御用レンズ8等の左右方向に
対する向きが修正されることになるが、その修正量は制
御電圧発生回路から出力される制御電圧の値により規定
されることになる。
(f.照射角修正量規定手段)[第1図] 照射角修正量規定手段7はF/V変換回路と制御電圧発
生回路とから成り、車輌の走行速度に応じて前照灯2の
照射角の修正量を規定するための信号を照射角制御部5
に送出する。
生回路とから成り、車輌の走行速度に応じて前照灯2の
照射角の修正量を規定するための信号を照射角制御部5
に送出する。
即ち、110は速度検出手段4のリードスイッチ102に接
続されたF/V変換回路であり、リードスイッチ102から出
力されたパルス信号はこのF/V変換回路110においてその
周波数に応じた値の電圧に変換される。
続されたF/V変換回路であり、リードスイッチ102から出
力されたパルス信号はこのF/V変換回路110においてその
周波数に応じた値の電圧に変換される。
また、111は上記F/V変換回路110に接続された制御電
圧発生回路であり、この制御電圧発生回路111はF/V変換
回路110から出力された電圧に応じた制御電圧を第4の
比較回路109に出力するものである。
圧発生回路であり、この制御電圧発生回路111はF/V変換
回路110から出力された電圧に応じた制御電圧を第4の
比較回路109に出力するものである。
即ち、第4の比較回路109にはそのときどきの車体の
走行速度に応じた制御電圧が入力されることになり、こ
の制御電圧と傾動角検出器12、15から出力される電圧と
が比較されてモータ11、14の回転量、即ち、照射角の修
正量が制御されることになる。
走行速度に応じた制御電圧が入力されることになり、こ
の制御電圧と傾動角検出器12、15から出力される電圧と
が比較されてモータ11、14の回転量、即ち、照射角の修
正量が制御されることになる。
従って、照射角の上下方向における修正量及び左右方
向における修正量は車体の傾きの大きさのみによって規
定されるものではなく、車体の走行速度との関係によっ
ても規定されることになる。
向における修正量は車体の傾きの大きさのみによって規
定されるものではなく、車体の走行速度との関係によっ
ても規定されることになる。
尚、このように、制御電圧は走行速度に応じて規定さ
れるが、そうかと言って、上記値が走行速度と一定の解
析式による関数関係を有するとは限らず、実際の走行テ
ストで得られたデータ等を考慮してそのときどきの走行
速度に適した最も望ましい配光が得られる修正量となる
値とするべきである。
れるが、そうかと言って、上記値が走行速度と一定の解
析式による関数関係を有するとは限らず、実際の走行テ
ストで得られたデータ等を考慮してそのときどきの走行
速度に適した最も望ましい配光が得られる修正量となる
値とするべきである。
(g.動作速度制御部)[第1図] 動作速度制御部6はF/V変換回路110と電圧増幅回路と
から成る。
から成る。
112は電圧増幅回路であり、モータ11及び14の駆動電
源となるもので、F/V変換回路110から出力された電圧は
この電圧増幅回路112においては増幅された後モータ1
1、14へこれらモータの駆動電圧として出力されること
になる。
源となるもので、F/V変換回路110から出力された電圧は
この電圧増幅回路112においては増幅された後モータ1
1、14へこれらモータの駆動電圧として出力されること
になる。
従って、第1のモータ11及び第2のモータ14の回転速
度は、そのときどきの車体の走行速度に応じた速さに制
御されることになり、これによって、照射角の修正速度
は走行速度に応じて変更されることになる。
度は、そのときどきの車体の走行速度に応じた速さに制
御されることになり、これによって、照射角の修正速度
は走行速度に応じて変更されることになる。
尚、モータ11、14の回転速度が車体の走行速度に応じ
て変更されると言っても、前記した照射角修正量規定手
段と走行速度との関係について述べたのと同様、モータ
11、14の回転速度と走行速度との間についても一定の解
析式による関数関係を持たせるべきものとは限らない。
て変更されると言っても、前記した照射角修正量規定手
段と走行速度との関係について述べたのと同様、モータ
11、14の回転速度と走行速度との間についても一定の解
析式による関数関係を持たせるべきものとは限らない。
(h.照射角修正動作) しかして、このように構成された前照灯の照射角修正
装置1による照射角修正動作は次のように行なわれる。
装置1による照射角修正動作は次のように行なわれる。
即ち、車体が前後方向及び左右方向のいずれにも傾い
ていないときは、車体傾斜検知器3のポテンショメータ
19、20の端子電圧と照射角制御部5の基準電圧発生回路
104から出力される電圧とが同じ値であるため、第1の
モータ11及び第2のモータ14はいずれも回転することは
ない。
ていないときは、車体傾斜検知器3のポテンショメータ
19、20の端子電圧と照射角制御部5の基準電圧発生回路
104から出力される電圧とが同じ値であるため、第1の
モータ11及び第2のモータ14はいずれも回転することは
ない。
そして、車体が前後方向に傾くと、このままでは照射
角が上向き又は下向きに変化してその配光が上下方向に
移動してしまうことになるが、この場合は、車体傾斜検
知器3の外側ジンバル16が前後方向に傾くため、第1の
ポテンショメータ19の端子電圧が基準電圧と異なる値と
なり、それによって第1の比較回路103から第1のモー
タ駆動回路105へ駆動信号が出力されると共に、制御電
圧発生回路111から第2の比較回路106へ当該走行速度に
対応した値の制御電圧が出力され、かつ、電圧増幅回路
112から第1のモータ11へ当該走行速度に対応した値の
駆動電圧が出力されることになる。これにより、第1の
モータ11が車体の傾き方向の前後いずれかの方向と対応
した方向へ回転されることになり、それによって前照灯
装置2が上下方向へ傾動されると共に、その傾動が当該
制御電圧に対応た量為されたところで第1のモータ回転
が停止することになる。
角が上向き又は下向きに変化してその配光が上下方向に
移動してしまうことになるが、この場合は、車体傾斜検
知器3の外側ジンバル16が前後方向に傾くため、第1の
ポテンショメータ19の端子電圧が基準電圧と異なる値と
なり、それによって第1の比較回路103から第1のモー
タ駆動回路105へ駆動信号が出力されると共に、制御電
圧発生回路111から第2の比較回路106へ当該走行速度に
対応した値の制御電圧が出力され、かつ、電圧増幅回路
112から第1のモータ11へ当該走行速度に対応した値の
駆動電圧が出力されることになる。これにより、第1の
モータ11が車体の傾き方向の前後いずれかの方向と対応
した方向へ回転されることになり、それによって前照灯
装置2が上下方向へ傾動されると共に、その傾動が当該
制御電圧に対応た量為されたところで第1のモータ回転
が停止することになる。
しかして、上下方向に傾いた前照灯装置2の照射角の
修正にあたっては、動作速度制御部6により走行速度に
対応した適切な動作速度でもって前記上下傾動手段の動
作制御が行われるとともに、照射角修正量規定手段7に
より走行速度に対応して規定される角度をもって照射角
が修正されることになる。
修正にあたっては、動作速度制御部6により走行速度に
対応した適切な動作速度でもって前記上下傾動手段の動
作制御が行われるとともに、照射角修正量規定手段7に
より走行速度に対応して規定される角度をもって照射角
が修正されることになる。
また、車体が左右方向に傾くと、このままでは配光が
例えば、第17図に示すように左右方向に傾くことになる
が(配光f、g参照。)、この場合は、車体傾斜検知器
3の外側ジンバル16がケース21に対して相対的に左右方
向に傾くため、第2のポテンショメータ20の端子電圧が
基準電圧と異なることになり、それによって第3の比較
回路107から第2のモータ駆動回路108に駆動信号が出力
されると共に、制御電圧発生回路111から第4の比較回
路109へ当該走行速度に対応した値の制御電圧が出力さ
れ、かつ、電圧増幅回路112から第2のモータ14へ当該
走行速度に対応した値の駆動電圧が出力されることにな
る。これによって、バルブ9及び制御用レンズ8が当該
走行速度と対応した速さで左右方向へ傾動されると共
に、その傾動が当該制御電圧に対応した量為されたとこ
ろで第2のモータ14の回転が停止するとこになる。
例えば、第17図に示すように左右方向に傾くことになる
が(配光f、g参照。)、この場合は、車体傾斜検知器
3の外側ジンバル16がケース21に対して相対的に左右方
向に傾くため、第2のポテンショメータ20の端子電圧が
基準電圧と異なることになり、それによって第3の比較
回路107から第2のモータ駆動回路108に駆動信号が出力
されると共に、制御電圧発生回路111から第4の比較回
路109へ当該走行速度に対応した値の制御電圧が出力さ
れ、かつ、電圧増幅回路112から第2のモータ14へ当該
走行速度に対応した値の駆動電圧が出力されることにな
る。これによって、バルブ9及び制御用レンズ8が当該
走行速度と対応した速さで左右方向へ傾動されると共
に、その傾動が当該制御電圧に対応した量為されたとこ
ろで第2のモータ14の回転が停止するとこになる。
しかして、左右方向に傾いた前照灯装置2の照射角の
修正にあたっては、動作速度制御部6により走行速度に
対応した適切な動作速度てもって前記左右傾動手段の動
作制御が行われるとともに、照射角修正量規定手段7に
より走行速度に対応して規定される角度をもって照射角
が修正されることになる。
修正にあたっては、動作速度制御部6により走行速度に
対応した適切な動作速度てもって前記左右傾動手段の動
作制御が行われるとともに、照射角修正量規定手段7に
より走行速度に対応して規定される角度をもって照射角
が修正されることになる。
尚、車体が前後方向及び左右方向に同時に傾いたとき
は第1のモータ11及び第2のモータ14が同時に回転され
て照射角の上下方向に対する傾きと左右方向に対する傾
きが同時に修正されることになる。
は第1のモータ11及び第2のモータ14が同時に回転され
て照射角の上下方向に対する傾きと左右方向に対する傾
きが同時に修正されることになる。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明車
輌用前照灯の照射角修正装置は、前照灯の左右方向にお
ける照射角を変更する照射角変更手段と、車体の左右方
向における傾斜を検知する車体傾斜検知手段と、走行速
度を検出する速度検出手段と、前記車体傾斜検知手段の
検知信号を受けて前記照射角変更手段を駆動する照射角
制御部と、前記速度検出手段の信号を受けて照射角変更
手段の動作速度を変更する動作速度制御部と、前記速度
検出手段の信号を受けて照射角変更手段による照射角の
修正量を規定する照射角修正量規定手段を備えたことを
特徴とする。
輌用前照灯の照射角修正装置は、前照灯の左右方向にお
ける照射角を変更する照射角変更手段と、車体の左右方
向における傾斜を検知する車体傾斜検知手段と、走行速
度を検出する速度検出手段と、前記車体傾斜検知手段の
検知信号を受けて前記照射角変更手段を駆動する照射角
制御部と、前記速度検出手段の信号を受けて照射角変更
手段の動作速度を変更する動作速度制御部と、前記速度
検出手段の信号を受けて照射角変更手段による照射角の
修正量を規定する照射角修正量規定手段を備えたことを
特徴とする。
従って、本発明によれば、車体に傾きが生じたときは
前照灯の照射角が傾くことになるが、このような場合
は、車体の傾きが車体傾斜検知手段により検知されて照
射角制御部により照射角変更手段が駆動され、それによ
って、傾いた照射角が修正されると共に、その修正量が
照射角修正量規定手段によって走行速度に応じた量、即
ち、そのときどきの走行速度において最も望ましい配光
を為す照射角となる量に随時規定され、しかも、照射角
変更手段の動作速度、即ち、傾いた照射角を修正するた
めの動作の速度が動作速度制御部によってそのときどき
の走行速度に応じた望ましい速さに調節されることにな
るので、前照灯の照射角を、常に、そのときの運転状況
に応じた良好な配光が得られる角度にすることができ
る。
前照灯の照射角が傾くことになるが、このような場合
は、車体の傾きが車体傾斜検知手段により検知されて照
射角制御部により照射角変更手段が駆動され、それによ
って、傾いた照射角が修正されると共に、その修正量が
照射角修正量規定手段によって走行速度に応じた量、即
ち、そのときどきの走行速度において最も望ましい配光
を為す照射角となる量に随時規定され、しかも、照射角
変更手段の動作速度、即ち、傾いた照射角を修正するた
めの動作の速度が動作速度制御部によってそのときどき
の走行速度に応じた望ましい速さに調節されることにな
るので、前照灯の照射角を、常に、そのときの運転状況
に応じた良好な配光が得られる角度にすることができ
る。
尚、前記した実施例においては、車体が前後方向に傾
くことによって生ずる前照灯の照射角の上下方向に対す
る傾きについても修正されるようにしたが、このように
することによって、前照灯の照射角をより良好な配光を
為す角度に修正することができる。
くことによって生ずる前照灯の照射角の上下方向に対す
る傾きについても修正されるようにしたが、このように
することによって、前照灯の照射角をより良好な配光を
為す角度に修正することができる。
また、前記した実施例においては、車体傾斜検知手段
として所謂ジャイロメータ構造を有するものを使用する
ようにしたが、この車体傾斜検知手段は少なくとも車体
の左右方向における傾斜を検知し得るものであればどの
ような構造のものでも良い。
として所謂ジャイロメータ構造を有するものを使用する
ようにしたが、この車体傾斜検知手段は少なくとも車体
の左右方向における傾斜を検知し得るものであればどの
ような構造のものでも良い。
そして、前記実施例においては、本発明を左右方向に
対する照射角が光源及び制御用レンズのこれらの光軸の
軸回り方向における傾きにより規定される前照灯に適用
し、従って、照射角変更手段はこれら光源及び制御用レ
ンズを上記光軸の軸回り方向へ移動させることによって
照射角を変更する構造としたが、本発明における照射角
変更手段は当該前照灯を有する左右方向に対する照射角
を規定する部材如何によって適宜な構造に構成すれば良
い。
対する照射角が光源及び制御用レンズのこれらの光軸の
軸回り方向における傾きにより規定される前照灯に適用
し、従って、照射角変更手段はこれら光源及び制御用レ
ンズを上記光軸の軸回り方向へ移動させることによって
照射角を変更する構造としたが、本発明における照射角
変更手段は当該前照灯を有する左右方向に対する照射角
を規定する部材如何によって適宜な構造に構成すれば良
い。
更に、本発明を実施するに当り、照射角修正量規定手
段及び/又は動作速度制御部は適宜なスイッチを操作す
ることにより動作状態となるように、即ち、運転者が道
路状況等を見て任意に作動させることができるようにし
ても良いし、あるいはこの装置全体についても適宜なス
イッチを操作することにより作動状態となるようするこ
とも考えられる。
段及び/又は動作速度制御部は適宜なスイッチを操作す
ることにより動作状態となるように、即ち、運転者が道
路状況等を見て任意に作動させることができるようにし
ても良いし、あるいはこの装置全体についても適宜なス
イッチを操作することにより作動状態となるようするこ
とも考えられる。
第1図乃至第13図は本発明車輌用前照灯の照射角修正装
置の実施の一例を示すものであり、第1図は回路を示す
ブロック図、第2図乃至第5図は車体傾斜検知器を示す
もので、第2図は原理図、第3図は垂直断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は要部の一部
切欠拡大斜視図、第6図乃至第12図は前照灯装置を示し
第6図は平面図、第7図は側面図、第8図は第6図のVI
II−VIII線に沿う断面図、第9図は要部の一部切欠斜視
図、第10図(A)はバルブの拡大斜視図、第10図(B)
は第10図(A)のB−B線に沿う遮光板の断面図、第11
図は要部の拡大背面図、第12図は配光図、第13図は速度
検出手段の縦断面図、第14図は車輌用前照灯に要求され
る基本的な配光を示す図、第15図はカーブした道路を通
過する二輪車輌の車体の傾きを説明するための図、第16
図は二輪車輌の背面図、第17図は二輪車輌の車体が左右
方向に傾いたときの配光を示す図である。 符号の説明 1……車輌用前照灯の照射角修正装置、 2……前照灯、 3……車体傾斜検知手段、 4……速度検出手段、 5……照射角制御部、 6……動作速度制御部、 7……照射角修正量規定手段、 8、9、13、14、69、70′、91……照射角変更手段
置の実施の一例を示すものであり、第1図は回路を示す
ブロック図、第2図乃至第5図は車体傾斜検知器を示す
もので、第2図は原理図、第3図は垂直断面図、第4図
は第3図のIV−IV線に沿う断面図、第5図は要部の一部
切欠拡大斜視図、第6図乃至第12図は前照灯装置を示し
第6図は平面図、第7図は側面図、第8図は第6図のVI
II−VIII線に沿う断面図、第9図は要部の一部切欠斜視
図、第10図(A)はバルブの拡大斜視図、第10図(B)
は第10図(A)のB−B線に沿う遮光板の断面図、第11
図は要部の拡大背面図、第12図は配光図、第13図は速度
検出手段の縦断面図、第14図は車輌用前照灯に要求され
る基本的な配光を示す図、第15図はカーブした道路を通
過する二輪車輌の車体の傾きを説明するための図、第16
図は二輪車輌の背面図、第17図は二輪車輌の車体が左右
方向に傾いたときの配光を示す図である。 符号の説明 1……車輌用前照灯の照射角修正装置、 2……前照灯、 3……車体傾斜検知手段、 4……速度検出手段、 5……照射角制御部、 6……動作速度制御部、 7……照射角修正量規定手段、 8、9、13、14、69、70′、91……照射角変更手段
Claims (1)
- 【請求項1】前照灯の左右方向における照射角を変更す
る照射角変更手段と、 車体の左右方向における傾斜を検知する車体傾斜検知手
段と、 走行速度を検出する速度検出手段と、 前記車体傾斜検知手段の検知信号を受けて前記照射角変
更手段を駆動する照射角制御部と、 前記速度検出手段の信号を受けて照射角変更手段の動作
速度を変更する動作速度制御部と、 前記速度検出手段の信号を受けて照射角変更手段による
照射角の修正量を規定する照射角修正量規定手段を備え
た ことを特徴とする車輌用前照灯の照射角修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61310665A JP2549852B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 車輌用前照灯の照射角修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61310665A JP2549852B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 車輌用前照灯の照射角修正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63166672A JPS63166672A (ja) | 1988-07-09 |
JP2549852B2 true JP2549852B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=18007981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61310665A Expired - Fee Related JP2549852B2 (ja) | 1986-12-27 | 1986-12-27 | 車輌用前照灯の照射角修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549852B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825417B2 (ja) * | 1987-08-17 | 1996-03-13 | 株式会社小糸製作所 | 二輪車輌用前照灯の照射角修正装置 |
JP2672843B2 (ja) * | 1988-09-19 | 1997-11-05 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車の前照灯配光調整装置 |
JP3128610B2 (ja) * | 1996-02-01 | 2001-01-29 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具の照射方向制御装置 |
DE69705921T2 (de) * | 1996-12-13 | 2001-12-06 | Denso Corp | Einrichtung zur Regelung der Leuchtweite von Scheinwerfern von Fahrzeugen |
JP4943182B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-05-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動二輪車用ヘッドライト制御装置 |
JP2009189165A (ja) * | 2008-02-06 | 2009-08-20 | Denso Corp | モータ駆動用集積回路、およびライト制御装置 |
-
1986
- 1986-12-27 JP JP61310665A patent/JP2549852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63166672A (ja) | 1988-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |