JP2548033B2 - ロジン誘導体及びその製造方法並びにホットメルト接着剤組成物及びその製造方法 - Google Patents
ロジン誘導体及びその製造方法並びにホットメルト接着剤組成物及びその製造方法Info
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- JP2548033B2 JP2548033B2 JP1071040A JP7104089A JP2548033B2 JP 2548033 B2 JP2548033 B2 JP 2548033B2 JP 1071040 A JP1071040 A JP 1071040A JP 7104089 A JP7104089 A JP 7104089A JP 2548033 B2 JP2548033 B2 JP 2548033B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はホットメルト接着剤組成物に関するものであ
って、特にポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレ
ンブロック共重合体(SIS)又は、ポリスチレン−ポリ
ブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SBS)等
のブロックゴムと、ロジン系粘着付与樹脂と可塑剤とよ
りなる感圧性ホットメルト接着剤組成物における、粘着
付与樹脂の改良に関するものである。
って、特にポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレ
ンブロック共重合体(SIS)又は、ポリスチレン−ポリ
ブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SBS)等
のブロックゴムと、ロジン系粘着付与樹脂と可塑剤とよ
りなる感圧性ホットメルト接着剤組成物における、粘着
付与樹脂の改良に関するものである。
ホットメルト接着剤は、常温では固体状であって、加
熱することにより溶融して液状をなし、これを各種基材
に塗布して接合する。そして冷却することにより再度固
化して接着力を発現するものである。
熱することにより溶融して液状をなし、これを各種基材
に塗布して接合する。そして冷却することにより再度固
化して接着力を発現するものである。
而して特にブロックゴム系のホットメルト接着剤は、
冷却して固化した状態においても高度の粘着力を有して
おり、感圧性接着剤として使用されている。
冷却して固化した状態においても高度の粘着力を有して
おり、感圧性接着剤として使用されている。
従来の技術 従来一般に感圧性接着剤としては、天然ゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム、アクリル系樹脂などのゴム系の高
分子物質に、粘着付与樹脂及び可塑剤を配合し、さらに
老化防止剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤等を適宜配合
したものが知られている。そしてこれを溶液又はエマル
ジョンの状態で紙や布等の基材に塗布して乾燥し、粘着
テープやラベル等として使用されていた。
ン−ブタジエンゴム、アクリル系樹脂などのゴム系の高
分子物質に、粘着付与樹脂及び可塑剤を配合し、さらに
老化防止剤、酸化防止剤、充填剤、着色剤等を適宜配合
したものが知られている。そしてこれを溶液又はエマル
ジョンの状態で紙や布等の基材に塗布して乾燥し、粘着
テープやラベル等として使用されていた。
しかしながら近年、環境の保全、省資源、生産性の向
上などの見地から、溶剤や分散剤を使用するものに代え
て、いわゆるブロックゴムをベースポリマーとするホッ
トメルト型の感圧性接着剤が広く利用されるようになっ
ている。
上などの見地から、溶剤や分散剤を使用するものに代え
て、いわゆるブロックゴムをベースポリマーとするホッ
トメルト型の感圧性接着剤が広く利用されるようになっ
ている。
而して一般にこの種のホットメルト型の感圧性接着剤
は、ブロックゴムと、粘着付与樹脂と、可塑剤とを主成
分とするものであって、ブロックゴム100重量部に対し
て、粘着付与樹脂を70〜150重量部、可塑剤を20〜30重
量部配合して構成されている。そして前記粘着付与樹脂
としては、耐老化性や熱安定性に優れたロジン系の樹脂
が広く使用されている。
は、ブロックゴムと、粘着付与樹脂と、可塑剤とを主成
分とするものであって、ブロックゴム100重量部に対し
て、粘着付与樹脂を70〜150重量部、可塑剤を20〜30重
量部配合して構成されている。そして前記粘着付与樹脂
としては、耐老化性や熱安定性に優れたロジン系の樹脂
が広く使用されている。
さらに、このロジン系粘着付与樹脂を改良したものと
して、特開昭60−20977号公報に記載されたホットメル
ト接着剤組成物が知られている。このホットメルト接着
剤組成物は、粘着付与樹脂として、部分フマール化及び
/又は部分マレイン化した不均斉化ロジンエステルを使
用するものである。而してここに示されたホットメルト
接着剤組成物においては、可塑剤の移行がなく、段ボー
ルシール性に優れ、ラベルの基材への可塑剤の浸透がな
いということが、効果として挙げられている。
して、特開昭60−20977号公報に記載されたホットメル
ト接着剤組成物が知られている。このホットメルト接着
剤組成物は、粘着付与樹脂として、部分フマール化及び
/又は部分マレイン化した不均斉化ロジンエステルを使
用するものである。而してここに示されたホットメルト
接着剤組成物においては、可塑剤の移行がなく、段ボー
ルシール性に優れ、ラベルの基材への可塑剤の浸透がな
いということが、効果として挙げられている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記ホットメルト接着剤組成物において
は、感圧性接着剤としての接着力が充分とは言えず、特
にポリエチレンに対する接着力が弱い。
は、感圧性接着剤としての接着力が充分とは言えず、特
にポリエチレンに対する接着力が弱い。
元来ポリエチレンは極性がなく、どのような接着剤で
も接着が困難な素材である。前記ホットメルト接着剤組
成物においても同様であり、ポリエチレンに強力に接着
することのできる接着剤の出現が望まれている。
も接着が困難な素材である。前記ホットメルト接着剤組
成物においても同様であり、ポリエチレンに強力に接着
することのできる接着剤の出現が望まれている。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、接
着性能に優れており、接着力が大きく、特にポリエチレ
ンに対する接着性に優れたホットメルト接着剤組成物を
提供することを目的とするものである。
着性能に優れており、接着力が大きく、特にポリエチレ
ンに対する接着性に優れたホットメルト接着剤組成物を
提供することを目的とするものである。
また本発明の他の目的は、上記のようなホットメルト
接着剤組成物における粘着付与剤としての用途を有す
る、新規なロジン誘導体を提供することにある。
接着剤組成物における粘着付与剤としての用途を有す
る、新規なロジン誘導体を提供することにある。
問題点を解決する手段 而して本発明のロジン誘導体は、部分的にアクリル酸
を付加した不均斉化ロジンの多価アルコールエステルで
ある。
を付加した不均斉化ロジンの多価アルコールエステルで
ある。
このロジン誘導体においては、前記不均斉化ロジンに
対するアクリル酸の付加率が2.3〜45モル%であること
が好ましい。
対するアクリル酸の付加率が2.3〜45モル%であること
が好ましい。
また前記ロジン誘導体の製造方法の発明は、ロジンに
対し、アクリル酸の付加反応及び不均斉化反応を行い、
然る後、その反応生成物に多価アルコールを添加して、
脱水しながらエステル化反応を行うことを特徴とするも
のである。
対し、アクリル酸の付加反応及び不均斉化反応を行い、
然る後、その反応生成物に多価アルコールを添加して、
脱水しながらエステル化反応を行うことを特徴とするも
のである。
次に本発明のホットメルト接着剤組成物は、ブロック
ゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤を主成分とする感圧性ホ
ットメルト接着剤組成物において、前記粘着付与樹脂
が、部分的にアクリル酸を付加した不均斉化ロジンの多
価アルコールエステルであることを特徴とするものであ
る。
ゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤を主成分とする感圧性ホ
ットメルト接着剤組成物において、前記粘着付与樹脂
が、部分的にアクリル酸を付加した不均斉化ロジンの多
価アルコールエステルであることを特徴とするものであ
る。
このホットメルト接着剤組成物において、前記ブロッ
クゴムとしては、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリ
スチレンブロック共重合体又は、ポリスチレン−ポリブ
タジエン−ポリスチレンブロック共重合体が適当であ
る。
クゴムとしては、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリ
スチレンブロック共重合体又は、ポリスチレン−ポリブ
タジエン−ポリスチレンブロック共重合体が適当であ
る。
また前記ホットメルト接着剤組成物における粘着付与
樹脂の原料となるロジンは、精製されたものであるのが
好ましい。
樹脂の原料となるロジンは、精製されたものであるのが
好ましい。
さらに前記ホットメルト接着剤組成物において、粘着
付与樹脂における原料ロジンに対するアクリル酸の付加
率が2.3〜45モル%であり、当該粘着付与樹脂の軟化点
が100〜140℃であることが好ましい。
付与樹脂における原料ロジンに対するアクリル酸の付加
率が2.3〜45モル%であり、当該粘着付与樹脂の軟化点
が100〜140℃であることが好ましい。
また前記ホットメルト接着剤組成物の製造方法の発明
は、ロジンに対し、アクリル酸の付加反応を行い、次い
でそのロジンのアクリル酸付加物に多価アルコールを添
加して、脱水しながらエステル化反応を行い、これらの
反応のいずれかの段階においてロジンの不均斉化反応を
行い、得られたロジン誘導体を、ブロックゴム及び可塑
剤と混合することを特徴とするものである。
は、ロジンに対し、アクリル酸の付加反応を行い、次い
でそのロジンのアクリル酸付加物に多価アルコールを添
加して、脱水しながらエステル化反応を行い、これらの
反応のいずれかの段階においてロジンの不均斉化反応を
行い、得られたロジン誘導体を、ブロックゴム及び可塑
剤と混合することを特徴とするものである。
本発明のロジン誘導体は、部分的にアクリル酸を付加
した不均斉化ロジンの多価アルコールエステルである。
この原料となるロジンとしては、ガムロジン、ウッドロ
ジン又はトール油ロジンを使用することかできる。
した不均斉化ロジンの多価アルコールエステルである。
この原料となるロジンとしては、ガムロジン、ウッドロ
ジン又はトール油ロジンを使用することかできる。
またこのロジン誘導体は、原料ロジンにアクリル酸を
付加し、次いでこれを不均斉化し、然る後に多価アルコ
ールとエステル化反応を行うことにより得ることができ
る。
付加し、次いでこれを不均斉化し、然る後に多価アルコ
ールとエステル化反応を行うことにより得ることができ
る。
前記原料ロジンにアクリル酸を部分付加するのである
が、その付加率は原料ロジンに対して2.3〜45モル%が
適当である。さらに好ましくは4〜25モル%程度が好ま
しい。アクリル酸の付加率が低いと、タック性には優れ
ているものの、接着力が不十分となる。また付加率が高
過ぎると、タック性が劣り、ブロックゴムに対する相溶
性に劣る。
が、その付加率は原料ロジンに対して2.3〜45モル%が
適当である。さらに好ましくは4〜25モル%程度が好ま
しい。アクリル酸の付加率が低いと、タック性には優れ
ているものの、接着力が不十分となる。また付加率が高
過ぎると、タック性が劣り、ブロックゴムに対する相溶
性に劣る。
原料ロジンへのアクリル酸の付加反応は、公知の方法
で行うことができる。例えば原料ロジンを加熱溶融し、
これにアクリル酸を添加することにより、ディールズア
ルダー型付加反応により行うことができる。また加圧下
でも、常圧下でもいずれで行ってもよい。
で行うことができる。例えば原料ロジンを加熱溶融し、
これにアクリル酸を添加することにより、ディールズア
ルダー型付加反応により行うことができる。また加圧下
でも、常圧下でもいずれで行ってもよい。
ロジンの不均斉化反応は、これも公知の方法により行
うことができる。例えば原料ロジンにアクリル酸の付加
反応を行った後、加熱溶融下に不均斉化触媒を添加する
ことにより行うことができる。不均斉化触媒としては、
パラジウムカーボン、ニッケル、白金などの貴金属、ヨ
ウ素、ヨウ化鉄などのヨウ素化合物、二酸化硫黄、硫化
鉄等の硫黄化合物などが挙げられる。
うことができる。例えば原料ロジンにアクリル酸の付加
反応を行った後、加熱溶融下に不均斉化触媒を添加する
ことにより行うことができる。不均斉化触媒としては、
パラジウムカーボン、ニッケル、白金などの貴金属、ヨ
ウ素、ヨウ化鉄などのヨウ素化合物、二酸化硫黄、硫化
鉄等の硫黄化合物などが挙げられる。
不均斉化の反応は、ロジン中の共役ジエン酸が0.5%
以下になるまで行うのが好ましい。不均斉化反応が不十
分であると、加熱安定性が充分でない。
以下になるまで行うのが好ましい。不均斉化反応が不十
分であると、加熱安定性が充分でない。
なおこの不均斉化反応は、反応のいずれの段階におい
て行ってもよい。すなわち予め不均斉化したロジンに対
してアクリル酸を付加してもよく、またロジンのアクリ
ル酸付加物を不均斉化してもよい。さらに後述するエス
テル化反応の後に不均斉化することもできる。
て行ってもよい。すなわち予め不均斉化したロジンに対
してアクリル酸を付加してもよく、またロジンのアクリ
ル酸付加物を不均斉化してもよい。さらに後述するエス
テル化反応の後に不均斉化することもできる。
本発明におけるロジンをエステル化する対象となる多
価アルコールとしては、得られるロジン誘導体の分子
量、軟化点等を考慮し、三価以上のアルコールであるこ
とが好ましい。具体的例としては、グリセリン、ジグリ
セリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ルなどが挙げられるが、特にグリセリン又はペンタエリ
スリトールが好ましい。
価アルコールとしては、得られるロジン誘導体の分子
量、軟化点等を考慮し、三価以上のアルコールであるこ
とが好ましい。具体的例としては、グリセリン、ジグリ
セリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトー
ルなどが挙げられるが、特にグリセリン又はペンタエリ
スリトールが好ましい。
エステル化反応は、原料ロジンに対して少くともアク
リル酸を付加したものに対して行う。このエステル化反
応は、通常のロジンのエステル化反応と同様に行うこと
ができる。すなわちロジンとアルコールとを混合して、
加熱溶融下脱水しながら反応させることができ、また溶
剤に溶融して適当な触媒の存在下、脱水しながら反応さ
せることもできる。
リル酸を付加したものに対して行う。このエステル化反
応は、通常のロジンのエステル化反応と同様に行うこと
ができる。すなわちロジンとアルコールとを混合して、
加熱溶融下脱水しながら反応させることができ、また溶
剤に溶融して適当な触媒の存在下、脱水しながら反応さ
せることもできる。
エステル化におけるロジンとアルコールとの比率は、
ロジンのアクリル酸付加物中のカルボン酸1当量に対
し、アルコール中の水酸基を約1当量とするのが適当で
ある。
ロジンのアクリル酸付加物中のカルボン酸1当量に対
し、アルコール中の水酸基を約1当量とするのが適当で
ある。
本発明のホットメルト接着剤組成物は、ブロックゴム
と、粘着付与樹脂と、可塑剤との三者を主成分とするも
のである。
と、粘着付与樹脂と、可塑剤との三者を主成分とするも
のである。
ブロックゴムは、非結晶性の分子鎖の両端末に、結晶
性の分子鎖を結合したブロック共重合体であって、その
具体例として、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリス
チレンブロック共重合体(SIS)又は、ポリスチレン−
ポリブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SB
S)などが挙げられる。またそれらの市販品としては、
シェル化学株式会社製カリフレックスTR−1107(SIS)
や、カリフレックスTR−4113(SBS)を挙げることがで
きる。
性の分子鎖を結合したブロック共重合体であって、その
具体例として、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリス
チレンブロック共重合体(SIS)又は、ポリスチレン−
ポリブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体(SB
S)などが挙げられる。またそれらの市販品としては、
シェル化学株式会社製カリフレックスTR−1107(SIS)
や、カリフレックスTR−4113(SBS)を挙げることがで
きる。
またこのホットメルト接着剤組成物における粘着付与
樹脂としては、前記ロジン誘導体が使用される。
樹脂としては、前記ロジン誘導体が使用される。
またホットメルト接着剤組成物に配合される可塑剤と
しては、従来からこの種の接着剤組成物に対して汎用さ
れるものを使用することができ、例えばDOP、ナフテン
系鉱油、ポリブテン、塩素化ビフェニール等が挙げられ
る。
しては、従来からこの種の接着剤組成物に対して汎用さ
れるものを使用することができ、例えばDOP、ナフテン
系鉱油、ポリブテン、塩素化ビフェニール等が挙げられ
る。
本発明のホットメルト接着剤組成物における、ブロッ
クゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤の三者の配合割合は、
接着剤組成物の用途や要求される特性によっても多少異
るが、ブロックゴムを100重量部に対して、粘着付与樹
脂を70〜150重量部、可塑剤を40〜120重量部とするのが
適当である。
クゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤の三者の配合割合は、
接着剤組成物の用途や要求される特性によっても多少異
るが、ブロックゴムを100重量部に対して、粘着付与樹
脂を70〜150重量部、可塑剤を40〜120重量部とするのが
適当である。
本発明のホットメルト接着剤組成物は、前記ブロック
ゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤を混合することにより製
造される。混合の手段としては、通常のミキシングロー
ルなどを使用することができる。そして得られたホット
メルト接着剤組成物をそのまま加熱溶融して、紙、布、
プラスチックなどの基材に塗布することにより、感圧性
接着シートを得ることができる。
ゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤を混合することにより製
造される。混合の手段としては、通常のミキシングロー
ルなどを使用することができる。そして得られたホット
メルト接着剤組成物をそのまま加熱溶融して、紙、布、
プラスチックなどの基材に塗布することにより、感圧性
接着シートを得ることができる。
実施例 以下本発明の実施例に基いて説明する。
ロジン誘導体の調整 実施例1 攪拌機、冷却管付き水抜き管、温度計及び窒素注入管
を備えた四つ口フラスコにガムロジン100重量部を仕込
み、窒素雰囲気下180℃に加熱し、攪拌溶融した。次い
でアクリル酸1重量部(対ロジン4.6モル%)を同温度
下で滴下した後200℃に昇温し、還流しながらアクリル
酸付加反応を行った。
を備えた四つ口フラスコにガムロジン100重量部を仕込
み、窒素雰囲気下180℃に加熱し、攪拌溶融した。次い
でアクリル酸1重量部(対ロジン4.6モル%)を同温度
下で滴下した後200℃に昇温し、還流しながらアクリル
酸付加反応を行った。
さらにパラジウムカーボン(5%Pd−C)0.07重量部
を添加し、260℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下
になるまで不均斉化反応を行った。
を添加し、260℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下
になるまで不均斉化反応を行った。
その後溶融過を行い、触媒を除去した後、生成物10
0重量部とペンタエリスリトール11.1重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
0重量部とペンタエリスリトール11.1重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は110℃、酸価は15.8、ガードナー
色調は7であった。
色調は7であった。
実施例7 ガムロジンに対するアクリル酸の添加量を3.5重量部
(対ロジン16.1モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を12.3重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
(対ロジン16.1モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を12.3重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は118℃、酸価は15.8、ガードナー
色調は7.5であった。
色調は7.5であった。
実施例3 ガムロジンに対するアクリル酸の添加量を4.9重量部
(対ロジン22.6モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を13.0重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
(対ロジン22.6モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を13.0重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は125℃、酸価は15.6、ガードナー
色調は7.5であった。
色調は7.5であった。
実施例4 実施例3におけるペンタエリスリトールに代えて、グ
リセリン11.8重量部を添加し、その他は実施例3と同様
に操作して、ロジン誘導体を得た。
リセリン11.8重量部を添加し、その他は実施例3と同様
に操作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は110℃、酸価は8.0、ガードナー色
調は6であった。
調は6であった。
実施例5 温度計及び空冷管を付した2容量の蒸溜フラスコ
に、ガムロジン1200gを仕込み、窒素雰囲気下180℃まで
昇温して、原料ガムロジンを完全に溶解し、然る後120
℃まで冷却した。次いで系を3mmHgまで減圧し、フラス
コ内を280℃にまで昇温して減圧蒸溜し、1130g(収率9
4.2%)の蒸溜精製ロジンを得た。蒸溜残渣は3.8%、ロ
スは2.0%であった。
に、ガムロジン1200gを仕込み、窒素雰囲気下180℃まで
昇温して、原料ガムロジンを完全に溶解し、然る後120
℃まで冷却した。次いで系を3mmHgまで減圧し、フラス
コ内を280℃にまで昇温して減圧蒸溜し、1130g(収率9
4.2%)の蒸溜精製ロジンを得た。蒸溜残渣は3.8%、ロ
スは2.0%であった。
得られた精製ロジンの軟化点は76℃、酸価は170であ
った。
った。
前記実施例1の操作において、ガムロジンに代えて上
記精製ロジンを使用し、アクリル酸の添加量を3重量部
(対ロジン13.7モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を12.3重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
記精製ロジンを使用し、アクリル酸の添加量を3重量部
(対ロジン13.7モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を12.3重量部とし、その他は実施例1と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は118℃、酸価は15.8、ガードナー
色調は6であった。
色調は6であった。
実施例6 精製ロジンに対するアクリル酸の添加量を4.9重量部
(対ロジン22.6モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を11.8重量部とし、その他は実施例5と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
(対ロジン22.6モル%)とし、ペンタエリスリトールの
添加量を11.8重量部とし、その他は実施例5と同様に操
作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は126℃、酸価は15.5、ガードナー
色調は6であった。
色調は6であった。
実施例7 多価アルコールとしてペンタエリスリトールに代えて
グリセリンを使用した他は実施例6と同様に操作して、
ロジン誘導体を得た。
グリセリンを使用した他は実施例6と同様に操作して、
ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は112℃、酸価は7.0、ガードナー色
調は5.5であった。
調は5.5であった。
比較例1 実施例1において述べたと同様に反応装置にガムロジ
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。次いで無水マレイン酸3.0重量部(対ロジ
ン10.1モル%)を添加し、220℃にまで昇温してマレイ
ン化反応を行った。
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。次いで無水マレイン酸3.0重量部(対ロジ
ン10.1モル%)を添加し、220℃にまで昇温してマレイ
ン化反応を行った。
さらにパラジウムカーボン(5%Pd−C)0.07重量部
を添加し、280℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下
になるまで不均斉化反応を行った。
を添加し、280℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下
になるまで不均斉化反応を行った。
その後溶融過を行って触媒を除去した後、生成物10
0重量部とペンタエリスリトール11.9重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
0重量部とペンタエリスリトール11.9重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は110℃、酸価は15.8、ガードナー
色調は7であった。
色調は7であった。
比較例2 比較例1における無水マレイン酸に代えてフマール酸
を2.5重量部(対ロジン8.5モル%)添加し、ペンタエリ
スリトールの添加量を11.7重量部とし、その他は実施例
1と同様に操作して、ロジン誘導体を得た。
を2.5重量部(対ロジン8.5モル%)添加し、ペンタエリ
スリトールの添加量を11.7重量部とし、その他は実施例
1と同様に操作して、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は118℃、酸価は15.8、ガードナー
色調は7+であった。
色調は7+であった。
比較例3 実施例1において述べたと同様に反応装置にガムロジ
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。
次いで、アクリル酸などの付加反応を行うことなく、
パラジウムカーボン(5%Pd−C)0.07重量部を添加
し、280℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下になる
まで不均斉化反応を行った。
パラジウムカーボン(5%Pd−C)0.07重量部を添加
し、280℃に昇温して、共役ジエン酸が0.5%以下になる
まで不均斉化反応を行った。
その後溶融過を行って触媒を除去した後、当該不均
斉化ロジン100重量部とグリセリン9.5重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
斉化ロジン100重量部とグリセリン9.5重量部とを前記反
応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間エステル
化を行い、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は98℃、酸価は7.5、ガードナー色
調は8であった。
調は8であった。
比較例4 比較例3の操作におけるグリセリンに代えてペンタエ
リスリトールを使用した他は、比較例3と同様に操作し
てロジン誘導体を得た。
リスリトールを使用した他は、比較例3と同様に操作し
てロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は105℃、酸価は15.4、ガードナー
色調は9であった。
色調は9であった。
比較例5 実施例1において述べたと同様の反応装置にガムロジ
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。次いでアクリル酸3.5重量部(対ロジン16.
1モル%)同温度下で滴下し、200℃にまで昇温し、還流
しながらアクリル酸の付加反応を行った。
ン100重量部を仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪
拌溶融した。次いでアクリル酸3.5重量部(対ロジン16.
1モル%)同温度下で滴下し、200℃にまで昇温し、還流
しながらアクリル酸の付加反応を行った。
次いで生成物に対して不均斉化反応を行うことなく、
生成物100重量部とペンタエリスリトール12.5重量部と
を前記反応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間
エステル化を行い、ロジン誘導体を得た。
生成物100重量部とペンタエリスリトール12.5重量部と
を前記反応装置に仕込み、窒素気流下に280℃で15時間
エステル化を行い、ロジン誘導体を得た。
この樹脂の軟化点は113℃、酸価は16.0、ガードナー
色調は8であった。
色調は8であった。
比較例6 実施例1と同様の反応装置に25%重合ロジン(理化ハ
ーキュレス株式会社製ポリペールレジン)100重量部を
仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪拌溶融した。
次いでペンタエリスリトール9.9重量部を添加し、窒素
気流下に280℃で15時間エステル化を行い、ロジン誘導
体を得た。
ーキュレス株式会社製ポリペールレジン)100重量部を
仕込み、窒素雰囲気下180℃に加熱して攪拌溶融した。
次いでペンタエリスリトール9.9重量部を添加し、窒素
気流下に280℃で15時間エステル化を行い、ロジン誘導
体を得た。
この樹脂の軟化点は120℃、酸価は15.5、ガードナー
色調は7.5であった。
色調は7.5であった。
ホットメルト接着剤組成物の調製 各実施例及び比較例で得られたロジン誘導体を粘着付
与樹脂として、下記の配合でホットメルト接着剤組成物
を調製した。
与樹脂として、下記の配合でホットメルト接着剤組成物
を調製した。
SISベース SIS(シェル化学株式会社製商品名カリフレックスTR−1
107) 100重量部 粘着付与樹脂(各実施例及び比較例のロジン誘導体)10
0重量部 ナフテン系鉱油(シェル化学株式会社製、商品名シェル
フレックス7−371) 50重量部 SBSベース SBS(商品名カリフレックスTR−4113) 100重量部 粘着付与樹脂(同前) 100重量部 ナフテン系鉱油(同前) 50重量部 試験方法 上記各実施例及び比較例により得られた各ロジン誘導
体を使用したホットメルト接着剤組成物について、これ
を180℃にてポリエステルフィルムに塗工した試験片を
使用して、次の性能試験を行った。
107) 100重量部 粘着付与樹脂(各実施例及び比較例のロジン誘導体)10
0重量部 ナフテン系鉱油(シェル化学株式会社製、商品名シェル
フレックス7−371) 50重量部 SBSベース SBS(商品名カリフレックスTR−4113) 100重量部 粘着付与樹脂(同前) 100重量部 ナフテン系鉱油(同前) 50重量部 試験方法 上記各実施例及び比較例により得られた各ロジン誘導
体を使用したホットメルト接着剤組成物について、これ
を180℃にてポリエステルフィルムに塗工した試験片を
使用して、次の性能試験を行った。
相溶性 上記試験片の透明性を、目視にて観察した。
○:透明に相溶する。
△:少し濁りがあり、相溶性が劣る。
×:濁りがあり、相溶しない。
タック性 J.Dow法により、傾斜角30度、糊面長さ10cm、助走距
離10cmにて、1〜32/32インチの鋼球を転がし、糊面内
にて停止する最大鋼球No.を表示した。
離10cmにて、1〜32/32インチの鋼球を転がし、糊面内
にて停止する最大鋼球No.を表示した。
ピール強度 前記試験片を、ステンレス板(耐水研磨紙#280によ
り縦方向に研磨)及びポリエチレン板に貼付け、引張り
強度300mm/minにて、180度剥離強度を測定した。ステン
レス板については、貼付け直後及び、65℃で25時間放置
後の剥離強度を測定した。
り縦方向に研磨)及びポリエチレン板に貼付け、引張り
強度300mm/minにて、180度剥離強度を測定した。ステン
レス板については、貼付け直後及び、65℃で25時間放置
後の剥離強度を測定した。
クリープ 前記試験片とステンレス板とを、各実施例及び比較例
のホットメルト接着剤組成物で、25mm×25mmの範囲を接
着し、1kgの静荷重をかけた状態で、40℃で3時間放置
し、その間のずれ幅を測定した。
のホットメルト接着剤組成物で、25mm×25mmの範囲を接
着し、1kgの静荷重をかけた状態で、40℃で3時間放置
し、その間のずれ幅を測定した。
試験結果 以上の各試験の結果を、表に示す。
発明の効果 本発明によれば、試験の結果からも明らかなように、
前記従来例のものに比べて、感圧性接着剤として、接着
強度に優れていることが理解できる。特にポリエチレン
に対する接着強度が、大巾に改善されている。
前記従来例のものに比べて、感圧性接着剤として、接着
強度に優れていることが理解できる。特にポリエチレン
に対する接着強度が、大巾に改善されている。
また原料ロジンとして精製ロジンを使用したものは、
精製しないガムロジンを使用したものに比べて、ポリエ
チレンに対する接着性がさらに改善されている。特に多
価アルコールとしてペンタエリスリトールを使用したも
のにおいて、特に顕著である。
精製しないガムロジンを使用したものに比べて、ポリエ
チレンに対する接着性がさらに改善されている。特に多
価アルコールとしてペンタエリスリトールを使用したも
のにおいて、特に顕著である。
またアクリル酸を付加しないものは、比較例3,4に示
されるように、タック性においては優れているものの、
接着性に劣り、またクリープが弱く、接着状態がずれ易
い。また色調においても劣っている。
されるように、タック性においては優れているものの、
接着性に劣り、またクリープが弱く、接着状態がずれ易
い。また色調においても劣っている。
またロジンの不均斉化をしていないものについては、
比較例5に示されるように、接着直後の接着性は良好で
あるが、加熱状態に放置した後に接着力が低下してお
り、熱安定性において劣っていることが判る。
比較例5に示されるように、接着直後の接着性は良好で
あるが、加熱状態に放置した後に接着力が低下してお
り、熱安定性において劣っていることが判る。
従って本願発明においては、ロジンに対し、アクリル
酸の付加、不均斉化及び多価アルコールとのエステル化
の三つの要件が不可欠であることが理解できる。
酸の付加、不均斉化及び多価アルコールとのエステル化
の三つの要件が不可欠であることが理解できる。
Claims (8)
- 【請求項1】部分的にアクリル酸を付加した不均斉化ロ
ジンの多価アルコールエステル - 【請求項2】原料ロジンに対するアクリル酸の付加率が
2.3〜45モル%であることを特徴とする、請求項1に記
載のロジン誘導体 - 【請求項3】ロジンに対し、アクリル酸の付加反応を行
い、次いでそのロジンのアクリル酸付加物に多価アルコ
ールを添加して、脱水しながらエステル化反応を行い、
これらの反応のいずれかの段階においてロジンの不均斉
化反応を行うことを特徴とする、ロジン誘導体の製造方
法 - 【請求項4】ブロックゴム、粘着付与樹脂及び可塑剤を
主成分とする感圧性ホットメルト接着剤組成物におい
て、前記粘着付与樹脂が、部分的にアクリル酸を付加し
た不均斉化ロジンの多価アルコールエステルであること
を特徴とする、ホットメルト接着剤組成物 - 【請求項5】ブロックゴムがポリスチレン−ポリイソプ
レン−ポリスチレンブロック共重合体又は、ポリスチレ
ン−ポルブタジエン−ポリスチレンブロック共重合体で
あることを特徴とする、請求項4に記載のホットメルト
接着剤組成物 - 【請求項6】請求項4に記載のホットメルト接着剤組成
物において、粘着付与樹脂の原料となるロジンが精製さ
れたものであることを特徴とする、ホットメルト接着剤
組成物 - 【請求項7】請求項4に記載のホットメルト接着剤組成
物において、粘着付与樹脂における原料ロジンに対する
アクリル酸の付加率が2.3〜45モル%であり、当該粘着
付与樹脂の軟化点が100〜140℃であることを特徴とす
る、ホットメルト接着剤組成物 - 【請求項8】ロジンに対し、アクリル酸の付加反応を行
い、次いでそのロジンのアクリル酸付加物に多価アルコ
ールを添加して、脱水しながらエステル化反応を行い、
これらの反応のいずれかの段階においてロジンの不均斉
化反応を行い、得られたロジン誘導体を、ブロックゴム
及び可塑剤と混合することを特徴とする、ホットメルト
接着剤組成物の製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071040A JP2548033B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | ロジン誘導体及びその製造方法並びにホットメルト接着剤組成物及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071040A JP2548033B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | ロジン誘導体及びその製造方法並びにホットメルト接着剤組成物及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02248481A JPH02248481A (ja) | 1990-10-04 |
JP2548033B2 true JP2548033B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=13449012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1071040A Expired - Fee Related JP2548033B2 (ja) | 1989-03-22 | 1989-03-22 | ロジン誘導体及びその製造方法並びにホットメルト接着剤組成物及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2548033B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07286139A (ja) * | 1994-04-15 | 1995-10-31 | Harima Chem Inc | 色調安定性に優れるロジンエステルの製造法 |
CN1040123C (zh) * | 1996-11-14 | 1998-10-07 | 杨江 | 食品袋复合膜粘合剂及其制造方法 |
US6583263B2 (en) | 2001-01-05 | 2003-06-24 | Sun Chemical Corporation | Acrylated maleic-modified rosin esters and methods of preparing same |
DE10205893A1 (de) * | 2002-02-13 | 2003-08-21 | Henkel Kgaa | Emissionsarmer, wässriger Dispersions-Klebstoff |
RU2569081C2 (ru) * | 2011-04-11 | 2015-11-20 | Аризона Кемикал Компани, Ллс | Сложные эфиры канифоли для нетканых материалов |
JP6031640B2 (ja) * | 2014-02-21 | 2016-11-24 | 株式会社Moresco | ホットメルト接着剤 |
US9303195B2 (en) * | 2014-08-26 | 2016-04-05 | Ingevity South Carolina, Llc | Aliphatically modified rosin resin and tackified adhesive |
JP6756122B2 (ja) * | 2016-03-11 | 2020-09-16 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | ホットメルト粘着剤、およびホットメルト粘着剤付きシート |
-
1989
- 1989-03-22 JP JP1071040A patent/JP2548033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH02248481A (ja) | 1990-10-04 |
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