JP2541472B2 - 微小電圧変化検出回路 - Google Patents
微小電圧変化検出回路Info
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- JP2541472B2 JP2541472B2 JP5248928A JP24892893A JP2541472B2 JP 2541472 B2 JP2541472 B2 JP 2541472B2 JP 5248928 A JP5248928 A JP 5248928A JP 24892893 A JP24892893 A JP 24892893A JP 2541472 B2 JP2541472 B2 JP 2541472B2
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- differential amplifier
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微小電圧変化検出回路に
関し、特にD/Aコンバータの単調性試験等を行う微小
電圧変化検出回路に関する。
関し、特にD/Aコンバータの単調性試験等を行う微小
電圧変化検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるD/Aコンバータの単調性
試験回路としては、微分利得測定回路がある。この測定
回路はD/Aコンバータを1ステップずつ変化させ、出
力電圧の変化量を測定するものであるが、一般的にはサ
ンプル&ホールド回路と差動増幅回路とにより電圧の変
化量のみを取り出し、それを判定することで行われてい
る。
試験回路としては、微分利得測定回路がある。この測定
回路はD/Aコンバータを1ステップずつ変化させ、出
力電圧の変化量を測定するものであるが、一般的にはサ
ンプル&ホールド回路と差動増幅回路とにより電圧の変
化量のみを取り出し、それを判定することで行われてい
る。
【0003】図2は従来の一例を示す微小電圧変化検出
回路のブロック図である。図2に示すように、この検出
回路6aは被測定デバイスであるD/Aコンバータ1へ
入力端子INからディジタル信号を入力し、そのアナロ
グ出力をサンプル&ホールド(以下、S/Hと称す)す
るS/H回路2と、D/Aコンバータ1のアナログ出力
電圧およびS/H回路2の出力電圧の差を増幅し、その
増幅信号を出力端子OUTに出力する差動増幅回路3と
を備えている。実際の測定にあたっては、D/Aコンバ
ータ1の出力を初期値V0に設定してからS/H回路2
をサンプリング状態にし、しかる後出力が安定した時点
でホールド状態に戻す。この状態で、D/Aコンバータ
1を1ステップ分ΔV変化させると、差動増幅回路3の
入力の一方にはV0+ΔVが入力されるが、もう一方の
入力はS/H回路2により保持されるので、初期値V0
に固定されている。このため、差動増幅回路3の出力O
UTは(V0+ΔV)−V0、すなわちΔVのみを増幅
した値が得られる。
回路のブロック図である。図2に示すように、この検出
回路6aは被測定デバイスであるD/Aコンバータ1へ
入力端子INからディジタル信号を入力し、そのアナロ
グ出力をサンプル&ホールド(以下、S/Hと称す)す
るS/H回路2と、D/Aコンバータ1のアナログ出力
電圧およびS/H回路2の出力電圧の差を増幅し、その
増幅信号を出力端子OUTに出力する差動増幅回路3と
を備えている。実際の測定にあたっては、D/Aコンバ
ータ1の出力を初期値V0に設定してからS/H回路2
をサンプリング状態にし、しかる後出力が安定した時点
でホールド状態に戻す。この状態で、D/Aコンバータ
1を1ステップ分ΔV変化させると、差動増幅回路3の
入力の一方にはV0+ΔVが入力されるが、もう一方の
入力はS/H回路2により保持されるので、初期値V0
に固定されている。このため、差動増幅回路3の出力O
UTは(V0+ΔV)−V0、すなわちΔVのみを増幅
した値が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の微小電
圧変化検出回路は、1つのS/H回路を用いるため、全
体の誤差がこのS/H回路によって左右される。このS
/H回路の誤差としては、サンプリング状態からホール
ド状態に変化する時、制御信号の迴り込み等によって生
じる誤差がある。通常、この誤差はステップホールド誤
差と呼ばれている。
圧変化検出回路は、1つのS/H回路を用いるため、全
体の誤差がこのS/H回路によって左右される。このS
/H回路の誤差としては、サンプリング状態からホール
ド状態に変化する時、制御信号の迴り込み等によって生
じる誤差がある。通常、この誤差はステップホールド誤
差と呼ばれている。
【0005】しかも、一般に安価なモノリシック集積回
路を使用する場合のステップホールド誤差とオフセット
電圧は、数百μV〜1mV程度になる。このため、従来
の試験回路としての微小電圧変化検出回路は、1ステッ
プ当りの変化量が前述したステップホールド誤差よりも
充分に大きい場合にしか使用できないという欠点があ
る。
路を使用する場合のステップホールド誤差とオフセット
電圧は、数百μV〜1mV程度になる。このため、従来
の試験回路としての微小電圧変化検出回路は、1ステッ
プ当りの変化量が前述したステップホールド誤差よりも
充分に大きい場合にしか使用できないという欠点があ
る。
【0006】本発明の目的は、かかるステップホールド
誤差の影響が小さく、高精度の試験を可能にする微小電
圧変化検出回路を提供することにある。
誤差の影響が小さく、高精度の試験を可能にする微小電
圧変化検出回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の微小電圧変化検
出回路は、入力信号をサンプル&ホールドするサンプル
&ホールド回路およびその入出力間の差電圧を増幅する
差動増幅回路を複数組直列接続し、最終段の差動増幅回
路の増幅率を前段の差動増幅回路の増幅率よりも小さく
するとともに、前段のサンプル&ホールド回路から順に
ホールド状態にするように構成される。
出回路は、入力信号をサンプル&ホールドするサンプル
&ホールド回路およびその入出力間の差電圧を増幅する
差動増幅回路を複数組直列接続し、最終段の差動増幅回
路の増幅率を前段の差動増幅回路の増幅率よりも小さく
するとともに、前段のサンプル&ホールド回路から順に
ホールド状態にするように構成される。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の一実施例を示す微小電圧
変化検出回路のブロック図である。図1に示すように、
本実施例の検出回路6は被測定デバイスとしてのD/A
コンバータ1の出力を2組の直列接続した電圧変化検出
部により検出する例である。すなわち、第1の電圧変化
検出部は、D/Aコンバータ1の出力電圧をサンプル&
ホールドする第1のS/H回路2およびその入力間の差
電圧を増幅するための増幅率の高い第1の差動増幅回路
3で構成される。また、この第1の電圧変化検出部に直
列に接続される第2の電圧変化検出部は第1の差動増幅
回路3の出力をサンプル&ホールドする第2のS/H回
路4およびその入出力間の差電圧を増幅するための増幅
率の低い第2の差動増幅回路5で構成される。しかも、
これら第1,第2のS/H回路2,4はD/Aコンバー
タ1に近い方より順次ホールド状態にする。尚、ここで
は、仮に第1の差動増幅回路3の増幅率を1000倍と
し、第2の差動増幅回路5の増幅率を1倍として説明す
る。
て説明する。図1は、本発明の一実施例を示す微小電圧
変化検出回路のブロック図である。図1に示すように、
本実施例の検出回路6は被測定デバイスとしてのD/A
コンバータ1の出力を2組の直列接続した電圧変化検出
部により検出する例である。すなわち、第1の電圧変化
検出部は、D/Aコンバータ1の出力電圧をサンプル&
ホールドする第1のS/H回路2およびその入力間の差
電圧を増幅するための増幅率の高い第1の差動増幅回路
3で構成される。また、この第1の電圧変化検出部に直
列に接続される第2の電圧変化検出部は第1の差動増幅
回路3の出力をサンプル&ホールドする第2のS/H回
路4およびその入出力間の差電圧を増幅するための増幅
率の低い第2の差動増幅回路5で構成される。しかも、
これら第1,第2のS/H回路2,4はD/Aコンバー
タ1に近い方より順次ホールド状態にする。尚、ここで
は、仮に第1の差動増幅回路3の増幅率を1000倍と
し、第2の差動増幅回路5の増幅率を1倍として説明す
る。
【0009】まず、D/Aコバータ1の出力を初期値V
0に設定し、第1のS/H回路2および第2のS/H回
路を一定時間サンプリング状態にする。しかる後、第1
のS/H回路2を先にホールド状態に戻し、一定時間経
過してから第2のS/H回路4をホールド状態に戻す。
この時、第1のS/H回路2のステップホールド誤差
は、第1の差動増幅回路3により増幅されるが、第2の
S/H回路4はこの誤差を含んだ値を保持するため、第
2の差動増幅回路5の出力には第2のS/H回路4のス
テップホールド誤差しか現われない。
0に設定し、第1のS/H回路2および第2のS/H回
路を一定時間サンプリング状態にする。しかる後、第1
のS/H回路2を先にホールド状態に戻し、一定時間経
過してから第2のS/H回路4をホールド状態に戻す。
この時、第1のS/H回路2のステップホールド誤差
は、第1の差動増幅回路3により増幅されるが、第2の
S/H回路4はこの誤差を含んだ値を保持するため、第
2の差動増幅回路5の出力には第2のS/H回路4のス
テップホールド誤差しか現われない。
【0010】次に、D/Aコンバータ1の出力を1ステ
ップ分ΔVだけ変化させる。この時、第1の差動増幅回
路3の出力はΔV×1000倍だけ変化し、第2の差動
増幅回路5の入力に供給される。このため、第2の差動
増幅回路5の出力はΔV×1000+第2のS/H回路
4のステップホールド電圧になる。すなわち、従来の検
出回路に比べ、ステップホールド誤差が1/1000に
なっており、16bitクラスのオーディオD/Aコン
バータに対しても使用可能になる。
ップ分ΔVだけ変化させる。この時、第1の差動増幅回
路3の出力はΔV×1000倍だけ変化し、第2の差動
増幅回路5の入力に供給される。このため、第2の差動
増幅回路5の出力はΔV×1000+第2のS/H回路
4のステップホールド電圧になる。すなわち、従来の検
出回路に比べ、ステップホールド誤差が1/1000に
なっており、16bitクラスのオーディオD/Aコン
バータに対しても使用可能になる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は第1のS
/H回路と増幅率の大きい第1の差動増幅回路の後に、
第2のS/H回路と増幅率が低い第2の差動増幅回路を
直列接続し、各S/H回路を前段より順次S/Hするこ
とにより、最終段以外のS/H回路のステップホールド
誤差の影響を排除できるので、ステップホールド誤差の
影響の小さい微小電圧変化の検出を可能にするととも
に、高精度試験を実現することができるという効果があ
る。
/H回路と増幅率の大きい第1の差動増幅回路の後に、
第2のS/H回路と増幅率が低い第2の差動増幅回路を
直列接続し、各S/H回路を前段より順次S/Hするこ
とにより、最終段以外のS/H回路のステップホールド
誤差の影響を排除できるので、ステップホールド誤差の
影響の小さい微小電圧変化の検出を可能にするととも
に、高精度試験を実現することができるという効果があ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す微小電圧変化検出回路
のブロック図である。
のブロック図である。
【図2】従来の一例を示す微小電圧変化検出回路のブロ
ック図である。
ック図である。
1 D/Aコンバータ 2,4 S/H回路 3 第1の差動増幅回路 5 第2の差動増幅回路 6 微小電圧変化検出回路
Claims (1)
- 【請求項1】 入力信号をサンプル&ホールドするサン
プル&ホールド回路およびその入出力間の差電圧を増幅
する差動増幅回路を複数組直列接続し、最終段の差動増
幅回路の増幅率を前段の差動増幅回路の増幅率よりも小
さくするとともに、前段のサンプル&ホールド回路から
順にホールド状態にすることを特徴とする微小電圧変化
検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248928A JP2541472B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 微小電圧変化検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5248928A JP2541472B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 微小電圧変化検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106966A JPH07106966A (ja) | 1995-04-21 |
JP2541472B2 true JP2541472B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=17185506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5248928A Expired - Lifetime JP2541472B2 (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 微小電圧変化検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541472B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP5248928A patent/JP2541472B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07106966A (ja) | 1995-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960604 |